JPS5824117Y2 - 温風機用燃焼器 - Google Patents

温風機用燃焼器

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JPS5824117Y2
JPS5824117Y2 JP1976174646U JP17464676U JPS5824117Y2 JP S5824117 Y2 JPS5824117 Y2 JP S5824117Y2 JP 1976174646 U JP1976174646 U JP 1976174646U JP 17464676 U JP17464676 U JP 17464676U JP S5824117 Y2 JPS5824117 Y2 JP S5824117Y2
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JP
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heat transfer
transfer chamber
chamber
heat
hot air
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JP1976174646U
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JPS5390250U (ja
Inventor
正博 引頭
博明 渡辺
和男 藤下
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松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は温風機用燃焼器に関するものである。
従来、この種の熱交換器における材料としてはステンレ
ス鋼等にて構成されるものが殆んどである。
ステンレス鋼等の材料の場合は熱伝導率が低いので伝熱
量の増大を図るために、吸熱フィンを多量設ける手段を
講じている。
従って、熱交換器としては、小型化と軽量化が難しく、
シかも、加工性、構成的に複雑なものとなる。
金属材料を用いた従来の温風機用熱交換器の代表的具体
例を第3図に示す。
例えば第3図a(実公出50−25392号公報に記載
)においては、燃焼室21、第1伝熱室22、第2伝熱
室23により構成されている。
また他の例の第3図すにおいては、燃焼室24、第1伝
熱室25、第2伝熱室26により構成されている。
これらの構成では、燃焼室の部分は燃焼ガス温度が10
00〜1200℃程度に達し、第1伝熱室の部分で50
0〜700℃程度、第2伝熱室の部分で150〜250
℃程度が一般的である。
これらの従来例における共通な技術課題を述べると、次
の通りである。
(1)燃焼ガス温度の高い燃焼室では輻射主体の伝熱が
主体をなし、伝熱室では対流伝熱が主体をなし、従って
、燃焼ガス温度の低い伝熱室にて多量の伝熱量を得るに
は従来例に示すように多大の伝熱面積を必要とすること
になり、伝熱室部分の構成および加工が極めて複雑にな
ることは前述の通りである。
(2)燃焼量に対する伝熱面積の割合(伝熱面積負荷)
は、金属材料の場合には熱伝導率の関係もあり、通常0
.5〜0.8 X 10’Kcal/m2h程度で低い
熱交換器の大きさく容積負荷)としては3〜5×103
cnn2/1000 Kcal程度で大きい。
(3)燃焼室、第1伝熱室、第2伝熱室の熱交換器壁温
の差があることで、温風の温度分布が発生し易く、均一
化にいろいろと工夫する必要が生じる。
(4)熱交換器の材料として金属を用いるとともに、溶
接等にて接合することも多く、加熱・冷却(オン・オフ
運転)下において、歪音(ピチピチ音)が膨張・収縮の
繰り返しにより発生し、不快感がある。
上記課題を解決する手段として熱交換器材料にアルミを
用いる手段がある。
アルミ材料を用いた従来の温風機用熱交換器の代表的具
体例を第4図に示す。
例えば、第4図aにおいては、燃焼室27と伝熱室28
は一体型に構成されている。
また第4図b(実開昭51−39861号公報に記載)
においては、上記と同様、燃焼室29と伝熱室30が一
体型となっている。
このようにアルミ材料を用いると、次のような利点があ
る。
(1)アルミ押出材、ダイカストを用いると、いろいろ
な形状が簡単に構成でき、従って伝熱面積の確保が極め
て容易である。
(2)アルミは熱伝導率からSUSに比べて10倍以上
も良いことと、伝熱面積の確保が容易であることから、
伝熱面積負荷が0.5〜1.lX104Kcal/m2
h程度を可能とするとともに、熱交換器の容積負荷も1
.5〜2 、OX 10”cnn3/1000 Kca
lとなってSUS主体のものの約÷が可能である。
(3)容接部分が極めて少ないので、オン・オフ運転時
の歪音が殆んどない。
アルミ材料のものは上記の如き利点があるものの、耐熱
性という点で難がある。
すなわち、(1)燃焼室の部分は燃焼ガス温度が高いの
で、過熱しやすく溶ける危険性がある。
(2)熱の影響により変形する場合があり、これにより
接合部に悪影響を及ぼし、例えば隙間が発生した燃焼ガ
スが室内に洩れる等の危険がある。
このように、アルミ材料を用いた温風機用熱交換器は実
用面では温度的に難しいものであり、また材料コストが
高くつくものである。
本考案は、近年の新しい指向である小型化、コンパクト
化においてアルミの利点を活かすとともに、コストも含
めた欠点を解消することを目的とするものであり、バー
ナと、燃焼室及び伝熱室とからなる熱交換器と排気室と
で構成される温風機用燃焼器において、伝熱室を第1伝
熱室と第2伝熱室で構成し、第1伝熱室を、燃焼ガス通
路と温風通路とが直交して熱交換する構造となし、第2
伝熱室を、筒状のアルミ伸展材にて構成し、内外面に多
数のフィンを有するとともに、内部フィンは燃焼ガスの
通路を形成した構造となしたことを特徴とするものであ
る。
これにより、第1伝熱室で多量の伝熱量が得られるとと
もに、第2伝熱室の入口燃焼ガス温度が低くなり、第2
伝熱室にアルミ材料の適用が可能となるものであり、し
かも、第2伝熱室における伝熱量の増大も遠戚できるも
のである。
以下、本考案の一実施例を図面を用いて説用する。
第1図において1は混合室、2はバーナ、3は燃焼室、
4は第1伝熱室、5は第2伝熱室、そして6は排気室で
ある。
燃焼用ファン(図示せず)よりの空気7と、燃料とする
ガス8は混合室1に通じている。
バーナ2は円筒状のもので、多数の小孔9を有するもの
である。
燃焼室3は、その外面に多数の放熱ファン10を有して
、前記バーナ2と混合室1に通じている。
第1伝熱室4は円筒状とし、その内周面に沿って燃焼室
3から第2伝熱室5に通ずる数個のパイプ11を空隙1
8をもって設けるとともに、外周面19に前記空隙18
に連通する丸孔12を数個設け、前者のパイプ11の中
に燃焼ガスを通過させ、後者の丸孔12からパイプ11
に直交する方向の温風を通過させる。
第1伝熱室4は高温ガスが通過するので耐熱性金属材料
を用いて、一方の側面を燃焼室3にのぞませるとともに
、他方を第2伝熱室5にのぞませている。
この第2伝熱室5は円筒状とし、その軸心部に該第2伝
熱室に続いて設けられる排気室6の一部が筒状に挿入さ
れる構造とされ、この排気室6の筒状部により第2伝熱
室5内部の燃焼ガス通路は周壁に沿った環状の筒状通路
となる。
また、前記排気室6の筒状部は第2伝熱室5側端部で第
1伝熱室4に接続され、その内部は空隙18に連通ずる
とともに排気室6側で外部に開放される温風通路13に
構成され、丸(L12より第1伝熱室4内に流れ込んだ
温風の一部をパイプ11の間隙18から通路13を経て
外部に流出させる。
従ってこの場合、中心一部に通路13を形成された排気
管6は耐熱性金属材料を使用することが望ましい。
第2伝熱室5は、外部の温風側に放熱フィン14を有す
るとともに、内部の燃焼ガスの筒状通路側にも軸心方向
に配置された吸熱フィン15を多数有している。
この第2伝熱室5はアルミの伸展材を用いることで容易
に内側の吸熱フィン15を作製することができる。
また、吸熱フィン15は周方向に等間隔に設けている。
排気室6は第2伝熱室5の内部フィン15の内側に挿入
した筒状部と一体に形成され、更に排気筒16を有して
いる。
17は温風が流れる方向を示す。
次に燃焼ガス及び温風の流れ状態を説明する。
燃焼用空気7とガス8の混合気がバーナ部2に送り込ま
れて燃焼する。
まず、燃焼ガスは燃焼室3を経て第1伝熱室4のパイプ
11に流れ込み、そこで丸孔12を通過して空隙18に
流れ込んだ温風と熱交換が行なわれる。
ここでは、燃焼ガス温度が高いことと、輻射率の高い材
料を用いることで、輻射熱伝達が主体をなすものである
次に、燃焼ガスは第2伝熱室5の燃焼ガスが通過する側
に設けた多数の吸熱フィン15の間隙を通過する。
この時、通過する燃焼ガスは温度が低いことから、対流
を主体とする熱伝達となる。
従って、燃焼ガス流速を増すことを兼ねて吸熱フィン1
5を多数設けている。
一方温風は、温風ファン(図示せず)より燃焼室3およ
び第2伝熱室5のフィン10.14表面の壁を伝って流
れると共に、第1伝熱室14の円周方向に複数個設けた
丸孔12から流入した温風は燃焼ガスが通過するパイプ
11の間の空隙18を通り通路管13を経て流出してゆ
く。
第2図は他の実施例を示すもので、数本の温風通路管2
0が第1伝熱室4を貫通しており、燃焼ガス通路と温風
通路が直交するようになっている。
上記の構成の如く、従来のように熱交換器の外面のみ温
風を通過させ熱交換する方式ではなく、第1伝熱室にお
いて、燃焼ガス通路と温風通路とが直交する構成にする
ことで、多量の伝熱量が得られるとともに、第2伝熱室
の入口燃焼ガス温度は第1伝熱室における前記多量の熱
交換により低くなり、これにより、アルミ材料の適用が
可能となる。
しかも第2伝熱室で燃焼ガスの流速を向上させ、熱伝達
係数を増大させて伝熱量の増大を図る必要から内外面に
多数のフィンを設けることもアルミ伸展材の場合は容易
である。
しかも、第2伝熱室の内部の燃焼ガス通路は、内部フィ
ンの内側に挿入される排気室の筒状部により周壁に沿っ
た環状の筒状通路となるので、伝熱量の増大にさらに効
果がある。
以上のように、本考案によれば温風機用燃焼器の熱交換
器において、ステンレス等の材料で形成した燃焼ガスの
高温部にて、多量の伝熱量が得られる構成とし、低温部
をアルミ材料にて、しかも第2伝熱室内部の燃焼ガスの
筒状通路や内部フィンの配置による伝熱量増大のための
構成にすることで小型化が図れると共に、軽量化が図れ
る等の効果が得られる。
このような構成のものは、狭いスペースを有効に利用し
なければならない家庭用温風機において特に有効である
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案の一実施例におけ
る温風機用燃焼器の要部断面図、第3図および第4図は
金属材料およびアルミ材料を用いた従来の温風機用熱交
換器の代表的具体例を示す図である。 1・・・・・・混合室、2・・・・・・バーナ、3・・
・・・・燃焼室、4・・・・・・第1伝熱室、5・・・
・・・第2伝熱室、6・・・・・・排気室、10゜14
・・・・・・フィン、11・・・・・・パイプ、12・
・・・・・丸孔、13・・・・・・温風通路管、15・
・・・・・吸熱フィン、18・・・・・・空隙、20・
・・・・・温風通路管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バーナと、燃焼室及び伝熱室とからなる熱交換器と排気
    室とで構成される温風機用燃焼器において、伝熱室を第
    1伝熱室と第2伝熱室で構成し、第1伝熱室を、耐熱性
    金属材料にて構成し、燃焼ガス通路と温風通路とが直交
    する熱交換器構造とし、第2伝熱室を、筒状のアルミ伸
    展材にて、内外面に多数のフィンを有するとともに構成
    し、内部フィンを軸心方向に配置し、その内部フィンの
    内側に排気室の一部を筒状に挿入して、前記内部フィン
    に沿う燃焼ガスの筒状通路を有する構造としたことを特
    徴とする温風機用燃焼器。
JP1976174646U 1976-12-24 1976-12-24 温風機用燃焼器 Expired JPS5824117Y2 (ja)

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JPS5390250U JPS5390250U (ja) 1978-07-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025392U (ja) * 1973-06-29 1975-03-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025392U (ja) * 1973-06-29 1975-03-24

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