JPS5823379B2 - N,n−ジアリルジクロロアセトアミドの製法 - Google Patents

N,n−ジアリルジクロロアセトアミドの製法

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JPS5823379B2
JPS5823379B2 JP50010560A JP1056075A JPS5823379B2 JP S5823379 B2 JPS5823379 B2 JP S5823379B2 JP 50010560 A JP50010560 A JP 50010560A JP 1056075 A JP1056075 A JP 1056075A JP S5823379 B2 JPS5823379 B2 JP S5823379B2
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ジユールズ・カルブフエルド
ジヨン(ジヤツク)アルバート・コステツキ
ドナルド・ローレンス・セイツ
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/18Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing the group —CO—N<, e.g. carboxylic acid amides or imides; Thio analogues thereof

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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジアリルアミンとジクロロアセチルクロライド
の反応によりN、N−ジアリルジクロロアセトアミドを
効率的に製造する方法に関するものである。
この方法は、過剰量のジアリルアミンを十分な節水酸化
ナトリウム水溶液と混合して反応の全期間中反応混合物
のpHが10以上にあるようにし、ついで激しい攪拌下
でこの混合物にジクロロアセチルクロライドを添加し、
その間反応温度を約−10から約100℃までに維持し
て80%以上の収率でN、N−ジアリルジクロロアセト
アミドの生成を行なわせ、他方副生成物としてのアミン
塩の生成をなくす方法である。
アミドを生成するためのアミンと酸塩化物化合物との反
応は古くから知られている。
この反応は発熱的であるから、反応熱を除き、反応中の
温度増加を最小にするため、時に水浴又は類似の冷却装
置の中で行なわれていた。
かような反応はまた、反応中に生成する塩酸を中和し、
かつ反応混合物が余りに酸性になるのを防ぐため、水酸
化ナトリウムのような苛性物の存在下で行なわれていた
米国特許第2,864,683号の実施例は、アミンと
酸塩化物とからアミドを生成するための種々の反応技術
を開示している。
しかし在来の反応法は2つの大きな問題に悩んでいる。
第1に、これらの方法はアミンハイドロクロライド、ア
ミンジクロ酢酸等のようなアミン塩が多量副生成物とし
て生成し易いし、第2に酸塩化物が水と反応して酸を生
成し、その結果アミンも酸塩化物も望まれていない副生
成物の形成により反応系からそれぞれ除かれてしまい、
従って全体的収率を理論的収率から低下させてしまう。
しかるに、本発明によれば、適量のジアリルアミンを十
分な量の水酸化すt−IJウム(5〜80%)水溶液と
混合して、反応中の全時点で反応混合物がpH約10以
上であるようにし、ついで反応混合物の温度を約−10
から約100℃までに維持しつつジアリルアミンと水酸
化ナトリウム水溶液との混合物を激しく攪拌しながらこ
れにジクロロアセチルクロライドを添加することから成
る方法の使用によって、副生成物及び汚染分としてのア
ミン塩又はジクロロ酢酸を本質的に含まないN、N−ジ
アリルジクロロアセトアミドが80%9」二の収率で先
成されるから、目的生成物はほぼ理論的収率で生成され
うるのである。
詳説すれば、化合物N、N−ジアリルジクロロアセトア
ミドは、米国特許第2,913,327号、第3,07
3,853号、第3,175,897号、第3.185
,720号、第3,198,786号及び第3.582
,314号に例示されているようなチオカーバメート除
草剤の適用に起因する薬害から成る有用作物を守るため
の解毒剤として有効である。
チオカーバメートとN、N−ジアリルジクロロアセトア
ミド解毒剤とを含む市販製剤の調剤配合の際、現におき
ている困難な問題は、非常に安定で破壊しにくいゲルを
形成することである。
このゲル形成の原因は、N、N−ジアリルジクロロアセ
トアミド生成反応における副生成物および製剤調製溶剤
ならびにチオカーバメート除草剤用表面活性添加剤との
間の相互作用によることが見出された。
さらに該副生成物は、種々のアミン塩であって、その主
要成分をN、N−ジアリルアミンジクロロアセテートが
占めていることが判明した。
このゲル形成を防ぐには、チオカーバメート除草剤とN
、N−ジアリルジクロロアセトアミド解毒剤を配合する
に当り、N、N−ジアリルジクロロアセトアミド生成の
ための反応工程中にアミン塩の形成を、完全に除去しな
いまでも、最小にすることが必要である。
本発明によれば、アミン塩を含まないN、N −ジアリ
ルジクロロアセトアミドは次の方法によってえられるこ
とを見出した。
すなわち過剰量のジアリルアミン(略称DAA)を十分
な水酸化ナトリウム5〜80%水溶液と混合して、前記
アミド生成反応中の全時点において反応混合物のpHが
10以上であるようにし、続いて前記水酸化ナトリウム
とアミンの混合物に、反応混合物の温度を約−10から
約100℃までに維持しつつ、激しい攪拌条件下でジク
ロロアセチルクロライド(略称DCAC)を添加するこ
とにより、本質的にアミン塩を含まないN、N−ジアリ
ルジクロロアセトアミドを理論値の80%以上の収率で
製造することができる。
従来技術において、アミンと酸塩化物との反応用混合物
は、エチレンジクロライド又はベンゼンなどの適当な有
機溶剤中で、pHを約8に維持するため十分な稀釈水酸
化ナトリウムを用いて形成されていた。
本発明の方法は、反応混合物中の水を最小にするため約
5%から約80%水性水酸化ナトリウムと混合した過剰
量のジアリルアミンを用いることにより反応混合物総量
を最小にし、かつ攪拌及び運搬問題を最小にすると共に
pHを10以上に維持するものである。
水性NaOHは、いくつかの等量又は不等量の分量にわ
けてジアリルアミンに添加することができ、続いて等量
ずつのジクロロアセチルクロライドを反応混合物に添加
すると、全反応系中の水を更に減少でき、これはまた加
水分解によるDCACの損失を最小にさせることができ
る。
水酸化ナトリウム濃度は約15〜約50%水酸化ナトリ
ウム水溶液とすることが好適であるが、最も好適には約
17〜約20%であり、この結果の反応混合物のpHは
11〜130間に維持することが好ましい。
反応は約−10〜約100℃で実行されつるが、好適に
は約O〜約70℃、さらに好適には約20〜70℃、最
も好適には約20〜50℃、特に約30℃がよい。
反応温度は上昇するので、所望の反応条件を維持するた
めには、余り精巧でない冷却装置を必要とする。
全反応混合物からの最終的なN、N−ジアリルジクロロ
アセトアミドの分離にとって特に重要なことは、反応容
器への最初の装入である。
反応完1時の反応混合物の適切な相分離を実現するには
モル装入比が重要である。
反応容器へ装入されるDCACとDAAのモル比が化学
量論により表わされるであろうように等しい時は、反応
完了後に反応混合物の有機部分と水性部分の間に相分離
がなく、2相のエマルジョンのために混合物の最終分離
を複雑化させる。
他の問題は、もし水酸化ナトリウム濃度が余りに高いと
、第3の不溶性相が反応混合物から沈殿し、さらに分離
技術を複雑化させる。
この沈殿塩の相は反応完了後に多量の水を添加すること
により溶解しうる。
もしジクロロアセチルクロライド対ジアリルアミンのモ
ル比が約07:1.OOから約0.95:1.00まで
であると、過量のジアリルアミンは反応過程で形成され
るN、N−ジアリルジクロロアセトアミドにとって稀釈
剤及び溶剤として作用し、反応混合物は少なくと62相
に分離することが認められた。
反応器へ装入される苛性物(NaOH)は、100%N
a OHとして計算して約1.05〜約1.25、好
適には約1.09〜1.2の範囲でありうる。
最も好適な装入比は次の通りである。競合する副反応と
してジクロロアセチルクロライドが水酸化ナトリウム水
溶液中に存在する水と反応するため、ジアリルアミン−
水酸化ナトリウム混合物の十分な激しい混合を行ない。
ジクロロアセチルクロライドの添加中、水との副反応を
最小にするようにしなければならない。
産業的に実施しうるためには、ジクロロアセチルクロラ
イドの添加は、きわめて迅速でなければならず、本発明
によれば高能力遠心ポンプの使用によるジアリルアミン
水酸化ナトリウム混合物の混合が所望の混合効果を達成
すると共に他方遠心ポンプの取入口を経てジクロロアセ
チルクロライドを迅速に添加することが可能となること
が認められた。
この技術はジクロロアセチルクロライドとジアリルアミ
ンとの迅速完全な反応を実現し、他方pHを10に維持
し、かつアミンノhイドロクロライドを形成するジアリ
ルアミンの副反応をを除土する。
産業的にはDCACの添加の速さは、所望反応温度とp
Hを維持しつつ、なるべく早いものとすべきである。
DCACのいかなる添加速さであっても、すぐれた収率
をあげる臨界的要因は、きわめて良好な混合の維持にあ
る。
相分離が完了した後、水性相は廃棄され、他方有機相は
好適に約100龍水銀絶対圧で、好適に80℃の温度に
おいて約1時間又はそれ以下の間ストリッピングされて
、可溶性の又は捕捉された水及び過剰ジアリルアミン稀
釈分を粗N、N−ジアリルジクロロアセトアミドから除
去する。
N。N−ジアリルジクロロアセトアミドは95%以上・
の純度で回収され、これは主たる汚染分としてはジアリ
ルアミンを含み、本質的にアミン塩を含まない。
N、N−ジアリルジクロロアセトアミドは、装入ジアリ
ルアミンに基づいて理論的収量の80%以上の割合で、
また通常装入ジクロロアセチルクロライドに基づいて理
論量の80%以上で回収される。
スl−IJツピング工程は消費されなかった過剰DAA
を回収し、N、N−ジアリルジクロロアセトアミドを商
業的用途用にさらに精製するため行われる。
ストリッピングは、DAAと水の除去を最大限にし、他
方スl−IJツピングの行なわれた温度を最低にしスt
−IJツピング工程の保持時間を最短にする、在来のス
トリッピング機器で実行しうる。
例1 外部の殻体と管から成る熱交換器(反応熱を奪うため)
を含むループの周りにポンプを有する、よく分散攪拌さ
れる1、8931(500ガロン)反応器の中に、72
2.91(191ガロン)の水を装入した。
ついで攪拌機とポンプを始動させた。次に264.9A
(70ガロン)の50%NaOHを装入した。
稀釈熱は外部の熱交換器により除去された。
温度が30°Cより下った時、71%(重)のジアリル
アミンと20%(重)の水(これは前回のバッチから回
収したもの)とから成る109.71(29ガロン)の
ジアリルアミンを反応器に装入した。
次に387.2kg(853ポンド)の新しいジアリル
アミンを添加し、ついで590.2kg(1300ポン
ド)のDCACをポンプ吐出側での反応温度が30℃又
はそれ以下に維持されるのに十分な割合でポンプ吸込側
から添加した。
DCACの装入が終った時pHは13であった。
次に、生成した水性及び無機の2相混合物を1時間放置
分離させた。
ついで水性相を吸出して廃棄する。粗生成物を含有して
いる上方の有機相は少量の可溶性の捕捉された水と過剰
ジアリルアミンとを含んでいるもので、これはストリッ
ピング工程の前に中間保存器へ移された。
ついで粗生成物は1007nrfLH&絶対圧で動作し
ている落下フィルム蒸発機へ連続的に送られ、この結果
出口温度は80℃となった。
この結果の液気混合物は充填床コラムへ連続して送られ
、この中で残っている水とジアリルアミンは5℃の冷凍
剤を使って約100mm、Hg絶対圧のコラム圧で窒素
と向流接触することによりN、N−ジアリルジクロロア
セトアミドから除去され、主として水とジアリルアミン
とを含有する凝縮液は次の反応装入物として回収される
コラム底部を出た生成物は最初の水の温度に冷却され、
固形物除去のため濾過され、貯えられる。
生成物を分析すると97%のN、N−ジアリルジクロロ
アセトアミド、0.06%の水及び1.0%のジアリル
アミンを含んでいた。
全工程収率は各出発材料につき82%であった。
生成物は下記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
調剤試験 試料20m1にソーカル42 (5ocal 42 )
〔(サイレン範囲芳香族系溶剤;スタンダード・オイル
・カンパニー・オブ・カルホルニア)〕110mおよび
スポフト−221(5ponto−221)〔(陰イオ
ン・非イオン表面活性剤混合物二つイトコ・カンパニー
))2.5gを混合してゲル形成状態を観察した。
例2 じゃま板をつけた31丸底ガラスフラスコを氷水浴中に
置き、その中へ1450グラムの17%NaOHを装入
した。
次に545グラムのジアリルアミンを装入した。
反応フラスコ中の氷水浴の双方内で攪拌を始めた。
NaOHとジアリルアミン混合物の温度が所望反応温度
(29℃)より低い時、ジクロロアセチルクロライドを
目盛つき点滴漏斗と液面に浸漬させた管を経て反応温度
を29℃に維持するのに十分な割合で導入した。
この方法で748gのジクロロアセチルクロライドを反
応器に装入した。
ジクロロアセチルクロライド:ジアリルアミン=100
%NaOHのモル装入比(以下モル装入比と記す)は0
.947二1.00 : 1.09であった。
ジクロロアセチルクロライドの装入が完了した時、水性
相のpHは13.0〜13.5であった。
生成した水性及び有機の2相混合物は放置分離させた。
分離後、下方の水性相を取出して廃棄し、上方の有機相
(粗生成物)は三日11丸底ガラスフラスコへストリッ
ピングのため移された。
粗生成物は定温浴により70℃に加熱された。
フラスコを10〜20mmH,9絶対圧に減圧し、スト
リッピング用窒素を高速で、しかし排出ガスに液体を増
りこまない速さで1時間添加する。
可溶性の捕捉された水はこの工程で過剰反応性ジアリル
アミンと共に粗生成物から除去される。
塔頂からの蒸気は水との熱交換により、続いてインプロ
パツールアルコール溶液に浸漬したドライアイスによる
熱交換で凝縮された、凝縮液は水とジアリルアミンであ
り、これは次の反応装入物に再循環させるか、廃棄しう
る。
ストリッピング後の生成物は室温に冷却され、/165
ワットマン濾紙で沖過され、固形分を除去される。
沖過後の生成物は97.8%(重)のN、N−ジアリル
ジクロロアセトアミド、0.3%のジアリルアミン、0
.04%の水と分析された。
装入反応材料に対する全工程収率は装入ジクロロアセチ
ルクロライドに基き80,6%(重)、ジアリルアミン
に基き91.1%(重)であった。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例3 この例は、1580.8gの17%NaOH。
545.9gのジアリルアミン、573.16gのジク
ロロアセチルクロライドを反応器へ装入した点を除き、
例2と同様に準備された。
モル装入比は0.7 : 1.0 : 1.2であった
反応温度は28°Cに維持され、最終点のpHは13.
5〜14であった。
窒素ストリッピングは67°Cで1時間行なわれた。
生じた生成物の分析は97%(重)のN、N−ジアリル
ジクロロアセトアミド、1.1%のジアリルアミン、0
.04%の水であった。
装入ジクロロアセチルクロライドに基く全工程収率は7
1.8%、ジアリルアミンに基いては87.4%であっ
た。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例4 この例は、1550.9gの16%NaOH。
544.8gのジアリルアミン、710.4.!ii’
のジクロロアセチルクロライドを反応器に装入したこと
を除き、例2と同じに行なった。
モル装入比は086:1.0:1.10であった。
反応温度は29℃で、最終点のpHは13〜13.5で
あった。
生成した粗生成物は70°Cで1時間窒素によりストリ
ッピングされた。
ストリッピング後の生成物分析は、94%(重)のN、
N−ジアリルジクロロアセトアミド、4.3%のジアリ
ルアミン、004%の水であった。
装入ジクロロアセチルクロライドに基く全工程収率は8
04%であった。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例5 この例は、1552.1gの16%NaOH。
546.19のジアリルアミン、709.9gのジクロ
ロアセチルクロライドを反応器に装入した点を除き、例
2と同様に行なわれた。
モル装入比は086 : 1.0 : 1.09であっ
た。
反応温度は510Cに維持され、最終点のpHは13〜
13.5であった。
粗生成物は30分間71℃で窒素によりストリッピング
された。
この結果の生成物は98%(重)のN、N−ジアリルジ
クロロアセトアミド、1.1%のジアリルアミン、00
1%の水と分析された。
装入ジアリルアミンに基づく全工程収率は95.1%で
あった。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例に の例は、1551.5gの17.6%NaOH。
546.0gのジアリルアミン、710.7gのジクロ
ロアセチルクロライドを反応器に装入したことを除き、
例2と同様に行なわれた。
モル装入比は086 : 1.0 : 1.21であっ
た。
温度は70℃に維持され、最終点のpHは13〜13.
5であった。
粗生成物は72℃で30分間窒素によりストリッピング
された。
生成物分析は95%(重)のN。N−ジアリルジクロロ
アセトアミド、2%のジアリルアミン、004%の水で
あった。
ジクロロアセチルクロライドに基づく全工程収率は88
.2%であった。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例7 この例は、1449.7gの16.6%NaOH。
545.2gのジアリルアミン、785.(Bli’の
ジクロロアセチルクロライドを反応器に装入したことを
除き、例2と同様に行なわれた。
モル装入比は095二1.0 : 1.10であった。
反応温度は0°Cに維持され、最終点のpHは11〜1
1.5であった。
粗生成物は1時間67℃で窒素によりストリッピングさ
れた。
生成物分析は、98%(重)のN。N−−ジアリルジク
ロロアセトアミド、02%のジアリルアミン、001%
の水という収率を示した。
装入ジクロロアセチルクロライドに基づく全工程収率は
74.7%、装入ジアリルアミンに基づいては92.5
%であった。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例8 この例は、半分だけの苛性物をジアリルアミンに添加し
、ついでジクロロアセチルクロライドの半分を反応器に
添加し、続いて苛性物の残りの半分と、ついでジクロロ
アセチルクロライドの半分を添加することを除いて、例
2と同様に行なわれたo’ 511 Fの48.5%N
aOH,544,4gのジアリルアミン、786.98
gのジクロロアセチルクロライドが反応器に装入された
モル装入比は095二1.00 : 1.11であった
反応温度は30℃に維持され、最終点のpHは13〜1
3.5であった。
949.9 gの水を添加して沈殿塩を溶解させ、2相
混合物を形成させた。
粗生成物を1時間70℃で窒素によりストリッピングし
た。
分析の結果、97%(重)のN、N−ジアリルジクロロ
アセトアミド、06%のジアリルアミン、004%の水
という収率が示された。
装入ジクロロアセチルクロライドに基づく全工程収率は
88.2%であった。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例9 この例は、508.9gの48.5%NaOH。
544.5gのジアリルアミン、784.Flのジクロ
ロアセチルクロライドを反応器へ装入したことを除いて
、例8と同様に行なわれた。
モル装入比は095 : 1.00 : 1.10であ
った。
反応温度は50℃に維持され、最終点のpHは13.0
〜13.5であった。
941.2gの水が粗生成物に添加された。
粗生成物はついでストリッピングされた。生成物分析は
96%(重)のN、N−ジアリルジクロロアセトアミド
と0.01%の水という収率ヲ示した。
装入ジクロロアセチルクロライドに基づく全工程収率は
87.2%であった。
生成物は前記の調剤試験の結果ゲル形成は認められなか
った。
例10 この例は、種々のpH水準で生成される生成物に付随し
たゲル化問題を例証するためのものである。
例2の器具の中に595gのジアリルアミンと、5.9
6.!il’の50%(重)NaOH(7,45モル)
を蒸留水で1420gに稀釈して21%(重)NaOH
溶液としたものを入れる。
この混合物を約25℃に冷やした。
ジクロロアセチルクロライド(DCAC)の段階的な添
加を攪拌しながら始めた。
DCACの添加は、反応のためpHが下がるので、種種
のpH値で停止させ、各pH値の所で反応混合物の試料
を採取した。
各試料をMgSO4で乾燥し、沖過した。
各pH値での生成物を試料として前記の調剤試験を行な
いゲル化を観察した。
結果は下表の通りである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジアリルアミンとジクロロアセチルクロライドとの
    反応によりN、N−ジアリルジクロロアセトアミドを製
    造する方法であって、過剰ジアリルアミンと5〜80%
    NaOH水溶液との混合物を形成し、反応の全期間中反
    応混合物のpHが10以上であるようにし、この混合物
    に攪拌条件下でジクロロアセチルクロライドを添加し、
    その間該反応混合物の温度を一10°Cと100°Cの
    間に維持することから成るN、N−ジアリルジクロロア
    セトアミドの製法。
JP50010560A 1974-01-31 1975-01-27 N,n−ジアリルジクロロアセトアミドの製法 Expired JPS5823379B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US438304*A US3914302A (en) 1974-01-31 1974-01-31 Process for the production of N,N-diallyldichloroacetamide

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50106916A JPS50106916A (ja) 1975-08-22
JPS5823379B2 true JPS5823379B2 (ja) 1983-05-14

Family

ID=23740112

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