JPS5823361B2 - 顆粒状農薬の製造法 - Google Patents

顆粒状農薬の製造法

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JPS5823361B2
JPS5823361B2 JP12870876A JP12870876A JPS5823361B2 JP S5823361 B2 JPS5823361 B2 JP S5823361B2 JP 12870876 A JP12870876 A JP 12870876A JP 12870876 A JP12870876 A JP 12870876A JP S5823361 B2 JPS5823361 B2 JP S5823361B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鉱物質粉末と補助剤を加え混合したのち、造
粒した粒体の一部に凹部を有する粒状物を核にし、これ
に農薬原体を直接又は希釈して吸着せしめるか、又はこ
れに農薬原体を吸着若しくは付着せしめたものを被覆剤
と結合剤を用いて定着させることを特徴とする顆粒状農
薬の製造法に関するものである。
従来、農薬粒剤の製造法としては、練込押出法、転勤造
粒法、圧縮造粒法などが用いられているが、これらの製
造法による粒剤は、粒状物の各単位が円筒状を呈してお
り、不揃ろいの粒径を有するため、粒数が少なくなり、
薬剤の撒きむらが生じ、これが薬効の不安定及び薬害の
出やすくなる原因になる場合がある。
また、他の製造法として、被覆造粒法が知られている(
特公昭39−18859号、特公昭40−8920号)
が、ここで用いられる粒剤の核は、構成する成分が硬い
ため、比重の大きいものしかできなく、単位面積当りの
粒数が少ないため、練込押出法、転動造粒法及び圧縮造
粒法が有する上記と同様の欠点を有する他、吸着又は付
着しうる有効成分量が極めて少なく、また被覆層の定着
が悪いという欠点を有する。
この結果、有効成分が核から剥離して粒剤の表面に析出
したり、製造中又は輸送中におけるトラブルが絶えない
本発明者らは、上記欠点を克服すべく種々研究した結果
、核を構成する成分として、例えば、鉱物質粉末のよう
に比較的柔かいものを使用し、これに補助剤を加え混合
したスラリーを、例えば、加圧下に微粒化して熱風中に
噴射された液滴群は熱風から熱を受けて急速に水分を蒸
発させて、極く短時間で乾燥粒子群となり、球体の一部
に凹部を有する粒径0.5rlt11L以上の粒状物を
得ることを見出した。
凹部は、穴又は溝状でもよく、これらは粒体の内部にゆ
くに従がって拡大されるのが好ましいものである。
この粒状物は、その形及び成分等よりみて、吸油能が非
常に高く、これに有効成分である農薬原体を吸着又は付
着させることが従来法に比べて能率的であることがわか
り、更に、吸着又は付着させたものを被覆剤及び結合剤
を用いて定着させることによって顕著な効果を奏するこ
とを見出して発明を完成したものである。
本発明の顆粒状農薬は、次のような利点を有する。
1 核が粒体の一部に凹部を有する粒状物であるため、
吸着又は付着しつる農薬有効成分の量が極めて多い点に
ある。
このことは除早剤などの比較的単位面積当りの投下薬量
の多い薬剤の場合は、特に有効ということができる。
2 吸着又は付着させたのち、被覆剤と結合剤を用いて
、農薬有効成分を構成する層を定着させるため、特に生
産工程における振動や、散布作業あるいは運搬輸送中に
おける摩擦などに強く、核を包む農薬有効成分を構成す
る層が剥離することがない。
3 核を構成する粒子が球状であるために、製造装置に
対する摩擦が小さく、また装置の損傷が少なく、更に散
布に於いても、同様に散布装置への影響、とくに多口ホ
ース噴頭を装着させて散布する場合には、公知の粒剤で
は、ホースの破損が著しいのが欠点であるが、本発明の
農薬では全く破損の恐れがない。
4 農薬有効成分が液体である場合に、特に起こる現象
として、時間の経過とともに、液体が粒剤の表面に析出
したり、浸出したりすることがあるが、本発明の農薬に
は、それが全くみられない。
5 核を構成する粒状物が、球体であるため、すべりや
すいものであるため、安息角が小さくなり、吐出時間が
短かくなる。
6 粒状物の同一粒径に於ける単位重量当りの粒数が多
くなる。
これは少ない場合に比較して、面積当りの投下粒数が増
加し、散布がより均一に行なわれるため、薬害が少なく
なり、生物効果が顕著に出てくるという利点につながる
ものである。
これらの物理的、生物的効果については、後記する試験
例1〜試験例3において明らかである。
以下に本発明の顆粒状農薬の核となる粒状物の製造方法
を順を追って述べる。
まず、核を構成する粒状物の成分としては、鉱物質粉末
及び粘結剤がある。
鉱物質粉末として使用できるものの例を挙げるが、これ
らはいずれも300メツシユ以下のものが好ましく、本
発明の目的とする粒体の一部に凹部を有する粒状物を容
易に製造することができる。
鉱物質粉末として具体的には、ロウ石、タルク、カオリ
ン、炭酸カルシュラム、ベントナイト、硅石粉、石灰石
粉末、酸性白土、珪藻土類粉末、石こう、軽石粉末、貝
から類粉末、雲母粉末、コロイド性含水硅酸ソーダなど
がある。
これらから選ばれた1種又は2種以上を混合したものに
水溶性のアラビアゴム、デンプン類、デキストリン、糖
類、メチルセルローズ、ハイドロキシメチルセルローズ
、カーボキシメチルセルローズ、ポリビニールアルコー
ル、ポリビニールピロリドン、ニカワ、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム又はカルシュラム、ロジン石鹸のナトリ
ウム塩又はカリウム塩水溶液などの粘結剤の1種又は2
種以上を添加し、混合したのち加水を行いスラリー状と
する。
場合によっては親水性を付加する目的をもって非イオン
性又はアニオン性界面活性剤の少量を添加するのでもよ
い、また、核の水中での崩壊性を付与するため、これら
の粘結剤や界面活性剤の他に、硫安、塩化アンモニウム
、塩化カリウム、炭酸ナトリウム、硅酸ナトリウム、リ
ン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、メタリン
酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなどと併用
して用いるのもよい。
これらの配合比率、スラリーの粘度、圧力、温度、ノズ
ルの口径は製品の要求する物理化学性によって適宜調量
するのがよい。
これらの組成を有するスラリーをノズルより熱風中に加
圧噴霧して乾燥造粒し、本発明の粒剤の製造に用いる核
とする。
しかし、核の粒径は一定の大きさを有することが必要で
あり、微粒剤または0.3 mm以下の粒剤に於いては
凹部を有することなく単なる球形を呈してしまう。
従って、本発明の粒状物を製造するためには、粒径とし
て0.5 mm以上の大きさを必要とする。
次に粒剤の核の製造例を示す。
製造例 1 0つ石粉末55部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部
、ヘキサメタリン酸ナトリウム1部、メチルセルローズ
0.5に水41.5部を加え、ボールミルで2時間回転
し破砕混合を行なう。
このスラリーの粘度は420cpであった。
このスラリーをスプレー圧力9.7 ky/i、ノズル
口径3.Q mm、熱風温度390℃の条件下噴霧乾燥
により造粒し、最小径0.5 mmから最大径1.2m
mの粒径に大部分が入る粒状物を得る。
製造例 2 0つ石粉末40部、炭酸カルシュラム粉末15部、硫安
10部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム1部
、ポリビニルアルコール1部を加え混合したのち、水3
3部を加えて混合、後ドローミルで3時間回転し粉砕混
合を行なう。
このときのスラリーの粘度は390cpであった。
このスラリーを420℃の熱風中で口径3.5 mmの
ノズルより10.5 kg/cr?tの圧力で噴霧させ
、粒径0.5 mu〜L2mrnに大部分が入る粒状物
を得る。
製造例 3 0つ石粉末45部、ベントナイト5部、硅酸ソーダ5部
、メタリン酸ソーダ0.5部、ポリビニールアルコール
1.0部を混合したのち、水33.5部を加えてスラリ
ー状態とする。
この時のスラリーの粘度は651cpである。
このスラリーを噴霧乾燥機を用いて410℃の熱風中で
口径3.2 mmのノズルより8.0kg/crAの圧
力で噴霧させ乾燥造粒し、粒径0.5 mm〜1.、2
mmに大部分が入る粒状物を得る。
製造例 4 硅藻土粉末10部、ロウ石粉末37部、尿素20部、ロ
ジン石鹸ナトリウム塩10部を混合粉砕したのち、水2
2部を加えて混合攪拌し、スラリー状とした。
このときの粘度は1060cpであった。このスラリー
を420℃の熱風中で口径3.8mmのノズルにより、
7.0に9/iの圧力で噴霧させ乾燥造粒を行ない、0
.51n7+!〜2.0m7ILに大部分が入る粒状物
を得る。
次に、この核に農薬原体を、これが液体の状態であれば
そのまま、又は溶剤に溶かして噴霧吸着させる。
固体の農薬原体の場合は適当な溶媒で溶解するか、微粉
砕後に液体中に拡散混合し、スラリー液状としたのち、
付着させるかあるいは溶剤類と同時に混合付着させる。
更に、農薬原体が固体の場合は、粉砕し粉末化したもの
を、核に前もって溶剤あるいは界面活性剤の如き補助剤
を処理したものに付着させることもできる。
又、分散性、乳化性、その他の必要な性質を付与するた
めに界面活性剤を用いてもよい。
更に農薬原体の結晶析出の防止のためには、適当な固結
防止剤、結晶防止剤、融点降下剤などを用いることもで
きる。
本発明に用いられる農薬原体としては、例えば0.0−
ジイソプロピル−8−ベンジルチオホスフェート(IB
P)、0.0 ジエチル−S−<エチルチオエチル)
ジチオホスフェート、0,0−ジメチル−5−(エチル
チオエチル)ジチオホスフェート、0,0−ジプロピル
−〇−(4−メチルチオフェニル)ホスフェート、0.
S−ジメチルアセチルホスフォロアミドチオエート、2
−メトキシ−4H−l、3.2−ベンゾジオキサホスフ
ォリン−2−スルフィド、0,0−ジメチル−〇−(2
,2,2−トリクロロ−1−ハイドロキシエチル)ホス
フェート、0,0−ジエチル−〇−(2−イソプロピル
−4−メチル−6−ピリミジニル)チオホスフェート〔
ダイアジノン〕、0,0−ジメチル−8−〔メトキシ−
2−オキソ−2,3−シバイドロー1.3.4−チアジ
アゾイールー(3)−メチル〕ジチオホスフェート、ジ
メチル−3−(2−エチルスルフィニールイソプロピル
)チオホスフェート 2−sec−ブチルフェニル−N−メチルカーバメート
(B PMC)、1−ナフチル−N−メチルカーバメー
ト〔NAC〕、2−イソプロピルフェニル−N−メチル
カーバメート(MI PC)、3,5−ジメチルフェニ
ル−N−メチルカーバメート1.3−ビス(カーバモイ
ルチオ) −2−(N、N−ジメチルアミノ)プロパン N’−(2−メチル−4−クロロフェニル)N’、N−
ジメチルフォルムアミジン〔クロロツェナミジン〕 1、4.5.6.7.8.8−へブタクロロ−3a 、
4.7.7a −テトラバイドロー4,7−エンド−メ
タノインデンS−メチル−N−(メチルカーバモイルオ
キシ)チオアセトイミデート 1.2−ジブロモ−3−クロロプロパン テトラクロロイソフタロニトリル N−()ジクロルメチルチオ)−4−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボシイミド 2.4−ジクロロ−6−(0−クロルアニリノ)−1、
3,5−t−リアジン N、N−ジエチル−8−4−クロロベンジルチオカーバ
メート〔ベンチオカーブ〕 1−(4−ジフルオロクロロメチルメルカプト−3−ク
ロロフェニル)−3,3−ジメチルウレア(KUE) 2.4−ジクロルフェニル−4−ニトロフェニルエーテ
ル、2,4.6−ドリクロルフエニルー4−ニトロフェ
ニルエーテル 3.4−ジクロロプロピオンアニライド(DCPA)2
−メチルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−8−ト
リアジン〔シメトリン〕 3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチアジアジノン
−C4)−2,2−ジオキサイド〔ペンタシン〕2−ク
ロル−2,′6′−ジエチル−N−(ブトオキシメチル
)−アセドアニライド S−エチル−N、N−へキサメチレンチオカーバメート
〔モリネート〕 γ−(2−メチル−4−クロロフェノキシ)酪酸エチル
(MCPB) などが挙げられる。
これら(ま1種類を使用することも、また2種類以上を
使用し混合製剤とすることも可能である。
溶剤類として用いられるものの例を挙げれば、キシレン
、ナフサ類などの芳香族炭化水素系、イソプロピルアル
コールなどのアルコール類、シクロヘキサノン、イソホ
ロンなどのケトン類、酢酸エチルなどのエステル類、エ
チレンクリコールなどの多価アルコール類などから選ば
れる。
分散性、乳化性及びその他の必要な性質を付与する界面
活性剤として選ばれたものの例を挙げれば、ノニルフェ
ノールエチレンオキサイド附加物の如きポリブチレング
IJ −1−ル型非イオン界面活性剤、天然アルコール
、エチレンオキサイド付加物、あるいは合成アルコール
エチレンオキサイド付加物などの高級アルコールのエチ
レンオキサイド付加物型非イオン界面活性剤、ステアリ
ン酸など脂肪酸のエチレンオキサイド付加物などのポリ
エチレングライコールエステル型非イオン界面活性剤、
オレイン酸アミドなど高級脂肪酸アミン類のエチレンオ
キサイド付加物、ポリプロピレングライコールにエチレ
ンオキサイドを付加させたプルロニック型非イオン界面
活性剤、ソルビット系多価アルコール型非イオン界面活
性剤、ソルビタン脂肪酸エルテル型非イオン界面活性剤
などのほか高級アルコール硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、高級アルコールリン酸エステル塩
、リグニンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン
酸塩などが用いられる。
これらの界面活性剤は単独で用いられる場合もあるが、
多くの場合混合して用いる。
次に核に吸着又は付着した農薬有効成分を被覆するもの
としては、硅藻土、コロイド性含水硅酸塩、パーライト
、ゼオライト、アタパルガスクレー、セルロースパウダ
ーあるいはカオリンクレー等が挙げられる。
これらの被覆剤は単独で用いることもでき、また混合し
て用いることもできる。
この被覆層の核への付着を補強するために用いる結合剤
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン若しくはポリ
ブチレン等の共重合体、ポリビニールアセテート等のポ
リビニールエステル、ポリビニールクロライド若しくは
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニルと酢酸ビニルとの
共重合体、酢酸ビニルとエチレンとの共重合体、ポリビ
ニルエーテル、ポリビニールアセタール、ポリアクリル
酸エステル、ポリメタフリル酸エステル樹脂、セルロー
スアセテート、ポリエステル樹弓旨、ポリアミド樹脂、
エポキシ樹脂、エポキシエステルエマルジョン、キシレ
ンホルムアルデヒド樹脂、アルキルケイ素樹脂、アセチ
ールセルロース、石油樹脂、プロピオン酸ビニル樹脂、
ポリアセタール樹脂、ポリエチレンオキサイド樹脂、ポ
リビニールアルコール、ポリビニールホルマリン樹脂が
挙げられる。
これらの結合剤には必要により公知の可塑剤を加えるこ
とができる。
更に場合によっては天然、又は合成のロウのような光沢
付与剤又は顔料若しくは染料を添加して外観状の変化を
与えることもよい。
また、これらの結合剤には溶剤を加えて核に定着させ、
工程を容易ならしめることもできる。
その溶剤の例を示せば、ベンゼン、ヘキサン、キシレン
、トルエン、メチルエチルケトン、イソホロン、シクロ
ヘキサノン、アセトン、エチルアルコール、メチルアル
コール、イソプロピルアルコール、水、塩化メチレンジ
クロルメタン、酢酸メチル、酢酸エチル、アセトニトリ
ル、石油エーテル、四塩化炭素、クロロホルム、エチル
セロソルブ、ジメチルホルムアミド、トリエタノールア
ミン及びこれらの混合物などが挙げられる。
次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例 1 製造例1で造粒の粒状物91.5部を核として、ベンチ
オカーブ7部、シフト9フ1.5部を混合機を用いて核
に吸着せしめる。
実施例 2 製造例2で造粒の粒状物77.8部を核とじてIBP1
7部を核に混合機を用いて吸着せしめる。
これに硅藻土粉末3部、コロイド性含水硅酸ナトリウム
(商品名:カープレツクス#80.塩野義製薬株式会社
製)2部を添加し、核に被覆せしめたのち結合剤として
ポリビニールアセテートのメタノール溶液0.5部を攪
拌させなから噴霧吸着せしめ核の被膜を定着させる。
実施例 3 製造例3で造粒の粒状物82.6部を核として、ベンチ
オカーブ10部、KUE3部、MCP80.8部を混合
吸着し、コロイド性含水硅酸ナトリウム(商品名:カー
プレックス#=80)3部を添加し、混合しながら核に
被覆を行ったのち、ポリアクリル酸エステル共重体のト
ルエン溶液0.6部を噴霧しながら攪拌吸着させ被膜を
定着させる。
実施例 4 製造例4に記載の粒状物70部を核として、IBP17
部、ダイアジノン4部を混合したのち、噴霧吸着させな
がらコロイド性含水硅酸カルシュウム(カープレックス
#1120塩野義製薬株式会社製)を6.5部加え攪拌
しながら被覆し、ポリアクリル酸エステル・トルエン溶
液0.5部を噴霧しながら攪拌吸着せしめ核の被膜を定
着させる。
実施例 5 製造例2で得た粒状物を核として、この94部にダイア
ジノン5部を均一に吸着せしめたのち、コロイド性含水
硅酸カルシュウム(カープレックス#1120)0.5
部を粉衣被覆せしめながら、ポリビニールアセテートの
アルコール溶液0.5部を噴霧しながら攪拌吸着させ核
の被覆を定着させる。
次に本発明の詳細な説明するために、試験例を挙げる。
なお、試験例に用いた比較例は次の如くして製造した。
比較例 1 被覆造粒法 0.3〜1.211℃mの粒度分布を有する粒状ケイ石
85部を回転混合機に入れ、ポリオキシエチレンラウレ
ート2部、ポリエチレングリコール(400)2部、ベ
ンゼン1部の混合物を噴霧し均等にしめらせた後、殺虫
剤である濃厚ダイアジノン10部(ダイアジノン原体5
0部、増量剤50部よりなる微粉末)を添加し粒表面に
被覆せしめたのち、通風により乾燥し殺虫粒剤を得る。
比較例 2 被覆造粒法 0.4〜1,0朋の粒度分布を有する粒状ケイ石73部
を回転混合機に入れ、ポリエチレングリコール(400
)2部を噴霧し均等にしめらせる。
ついで殺菌剤であるIBP17部を投入したのちコロイ
ド性含水硅酸カルシュウム(カープレックス#1120
)8部を粒状ケイ石粒に被覆せしめた後乾燥し、殺菌粒
剤を得る。
比較例 3 被覆造粒法 粒径0.3〜1.2朋の粒度分布を有する粒状ベントナ
イト89.5部にベンチオカーブ7部、シフト9フ1.
5部の混合物を噴霧しながら混合攪拌させて、吸着後コ
ロイド性含水硅酸ナトリウム(カープレックス#80)
20部を加えて混合し、粒状ベントナイトに粉衣させて
粒剤を得る。
比較例 4 練込押出法 ベントナイト粉末30部、タルク66部、アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム1部、リグニンスルホン酸ナ
トリウム3部に水15部を加えて混練したのち、0.8
mmのスクリーンを装着させた押出し造粒機を用いて造
粒を行い、120℃の熱風で乾燥させ無成分基剤を得る
これにベンチオカーブ7部、シフト9フ1.5部の混合
物を噴霧吸着させ、粒剤を得る。
試験例 1 吐出試験 1 試験方法 (1)吐出時間 試料3kgを共立農機■DM−9型散粉粒兼用機に入れ
、これに散粒用多口ホース(20m)を装着させ、エン
ジン回転数7.000回/分で開度4/10で吐出時間
をはかり、併せて多口ホース内への付着を調べた。
(2)安息角 直径80龍の金属円板上に試料をスプーンで高さ2〜3
crrLより落すことにより少量ずつのせる。
もはや試料がそれ以上に堆積しなくなったときの高さく
him)を測定し、次式によりtanθを求め、ついで
安息角θを数表から求める。
(3)見掛比重 内径50mm、容量100ydの金属円筒の上縁から正
しく 20cmの上に12メツシユの標準篩の網目を保
持し、試料を篩網上に乗せ、ハケで軽くはたき落す。
円筒の上縁より円錐状に盛り上るまで続ける。
スライドグラスで盛り上り部分を落して除き、円筒内の
試料の重量を測定する。
2 試験結果 第1表の通りである。
試験例 2 粒度及び凹部確認試験 1 試験方法 (1)粒度 試料をよくかきまぜたのち上皿天秤で100gを容量3
00rIllのビーカーにはかりとり、下蓋をつけた標
準綱篩(14メツシユ又は9メツシユ)の中に少しずつ
試料を入れてハケで軽くはき落して、網上に残った残渣
がもはやほとんど落ちなくなったら残渣の全部を秤量し
、その残量をA、?とする。
次に標準篩(32メツシユ)に下蓋をっけ、前の通過試
料を同様に少しずつハケで軽くはき落して行き、通過量
をBNとする。
次式により粒度を算出する。
(2)凹部確認試験 14メツシユ又は9メツシユから32メツシユの篩で篩
別した粒状物担体1001n9を時計器に採取し、実体
顕微鏡を用いて100倍で粒状物の表面を観察し、凹部
を確認する。
100粒中9O粒に凹部を確認したら合格とする。
2 試験結果 第2表の通りである。
試験例 3 除草試験 5000分の1アールのワグネルポットに水田土壌を入
れ、水深3cInになるよう水田水を入れ混合静置後、
マツバイ、ノビエを播種し、水稲苗(品種:全南風)を
植え付け、14日後に実施例1及び比較例4に従って調
製した粒剤を10アール当り3ゆ及び2kg相当量を処
理し、水深3cfrLの湛水状態に2週間保ち雑草の発
生及び薬害の発生を観察した。
結果を第3表に示す。試験例 4 殺虫試験 ニカメイチュウニ化期防除試験 水稲苗(品種:全南風)を5,000分の1アールのワ
グネルポットに3本1株植えとじたもの(接種時平均草
丈38crfL)に郷化直後のニカメイガ幼虫を1ポッ
ト当り20匹を接種し、接種7日後に実施例5及び比較
例1に従って調製した粒剤を水深3crrLを保って1
0アール当り3kg相当量を散布し、散布7日後に稲を
分解調査し、生死虫数を調べた。
結果を第4表に示す。試験例 5 単位重量当りの粒数測定試験 本発明の顆粒状農薬と、公知の方法によって製造した農
薬の単位重量当りの粒数を測定した。
粒数の測定法は次の通りである。
14メツシユ(1,19mm)から24メツシユ(0,
71mm)の篩で篩別した試料1gを天秤で計量し、こ
の粒数を測定する。
結果を第5表に示す。本試験における粒数の大小は、効
果及び薬害の発現に対して重要な因子となるものであり
、同一粒径に於いて、単位重量の粒数が多い場合は、少
ない場合に比較して、面積当りの投下粒数が増加し、散
布がより均一に行なわれる。
ここに本発明の利点が明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粒体の一部に凹部を有する粒径0.5 mm以上の
    粒状物を核に農薬原体を吸着せしめることを特徴とする
    顆粒状農薬の製造法。 2 粒体の一部に凹部を有する粒径0.5朋以上の粒状
    物を核に農薬原体を吸着若しくは付着せしめたものを被
    覆剤と結合剤を用いて定着させることを特徴とする顆粒
    状農薬の製造法。 3 粒状物原料スラリーを熱風中に噴霧し、乾燥させて
    得た粒体の一部に凹部を有する粒径0.51rLTIL
    以上の粒状物を使用する特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の顆粒状農薬の製造法。
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