JPS5820149A - 青果物の鮮度保持剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は青果物の鮮度保持剤に関する。

従来、青果物特に完熟採取後の保存性の乏しい青果物は
流通過程で追熟、変色、軟化、悪臭発生、腐敗などの現
象を一起し問題とされている。そのため、青果物によっ
ては未熟物を採取後、流通過程で成熟させる方法を採っ
ている。しかしこの場合、青果物本来の味覚が慣なわれ
、又、流通過程で効果的に成熟を制御することは極めて
困難である。

青果物の貯蔵流通時における鮮度保持は青果物の置かれ
た状態からして、鮮度保持の方法として一般にいわれて
いる加熱、冷温保持、乾燥１人工空気中での保持、化学
薬品又は放射線処理などの貯蔵加工法をそのまま適用す
ることが困難である。

そこで、その対策として青果物の包装にポリエチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体などのフィルムを使用す
るなどの包装方法の改良により青果物を適度な密閉状態
に保つことが提案されている。確かにこの方法によれば
、青果物への酸素供給が抑制され、ある程度鮮度は保た
れるが、青果物の種類によっては貯蔵中に青果物から発
生する追熟促進物質として知られているエチレンあるい
　・は炭酸ガスなどの濃度が必要以上に高ま９．その結
果青果物の生理障害が発生し、かえって青果物の色相、
成熟度の変化を早める場合があるので、その効果は必ず
しも光分なものとはいえない。

しかし、ここで発生するエチレン、炭酸ガスなどの追熟
促進物質をもし効果的に除去できれば青果物の熟成を制
御できるので貯蔵期間の延長が可能となる。

近年、吸着剤を使用して前記したエチレンを除去する方
法も提案されている。しかしながら、この方法において
も包装容器中のエチレン、炭酸ガスは一時的には除去さ
れるが一旦吸着剤に吸着されたエチレン、炭酸ガスは条
件によっては脱着するためエチレン、炭酸ガス＃Ｉ度は
漸次高まり、やがて青果物の鮮度保持としての効果は消
滅するという欠点がある。

一般に物理吸着の場合、容易に吸脱着サイクルを繰り返
すことが特徴であるが、精製度においては化学吸着に比
べて劣ることが多い。父、青果物から発生する程度の童
のエチレンは吸着した後これを回収する必要もなく、む
しろ順境の変化によるエチレンの再放出のない状態が好
ましいと考えられる。

本発明者等は、このような観点から種々の鮮度保持剤に
ついて検討した結果、過マンガン酸カリウムの持つエチ
レン分解能力を利用することに着目し、これをアルミン
酸マグネシウムに担持させることによシ極めて効果的な
青果物の鮮度保持剤が得られることを見出した。

本発明の鮮度保持剤を以下に詳細に説明する。

アルミン酸マグネシウムは通常の方法即ち塩化マグネジ
９ム（Ｍ　ｙｃＬ１６　Ｈｔ　Ｏ）とアルミン酸ナート
リクムの水溶液を常温又Ｆｉ、’−ｓ　ｏ〜９０℃好ま
しくは６０〜８０℃で注入混合し、　ＰＨｔ−調節（７
，５〜１１．０の範凶、好ましくは８．５〜１０　）す
ることによシ生シタケ”　（Ｍｙ　Ｏ／Ａ４０ｍ　（Ｄ
　％　ル比が２〜８の範＃ＩＭ。

好ましくは２〜６０＃［比、Ｎａ＊０／ムＡｔｏｍのモ
ル　　。

比が１．５〜４．好ましくは２．０〜３．０）をｆ過水
洗。

乾燥して得る。

得られ友アルミン酸マグネシクム粉末をバインダーと共
に混練し、成形したのち乾燥し高温度例えば６００℃で
焼成を行なう。父、乾燥したアルミン酸マグネシウム粉
末をそのまま高１ｉｉｔ：で焼成して得ることができる
。

得られた焼成アルミン酸マグネシウムは過マンガン酸カ
リクムｆ＃液と接触させ、過マンガン酸カリウムをアル
ミン酸マグネジ９ムに担持させる。

アルミン酸マグネシウムを含む過マンガン酸カリ９ム溶
液は、好ましくは、加温下に、アルミン酸マグオシクム
１００３ｉｊ！Ｉｔ部当り、０．１〜３０重量り行なう
。この際過マンガン酸カリウム溶液の濃度は、担持させ
る量によって決められ１通常ｌ′ｉＭ量９６〜２０重童
％である。

この様にして、過マンガン酸カリウムを充分担持させた
後、固液分離し乾燥する。

こうして得られた鮮度保持剤は包装し、青果物と共に包
装、梱包する。

包装、梱包形態は特に限定するも２のではない。

たとえば本発明の剤を通気性不絨布、紙、布、軟質ポリ
エチレンなどの袋に充填し、この袋ｔＷ果物と共に適当
なフィルムで包装する。すなわち。

たとえば２５℃における縦酸ガス透過度がｓ、ｏｏ。

〜１０，０００　ｍＩｔ／ｒｆ／　２４　Ｈｒｓである
ような適性を有するポリエチレン、ポリプロピレン、Ｅ
ＶＡ、などのプラスチ、クフィルムを用いて包装、もし
くは梱包する。

以上特電された本発明の条件下で得られる剤は。

低濃度エチレン除去および青果物の鮮度保持においてず
ぐれ九効果を発揮する。すなわち１本発明はガス中の微
量エチレンの除去ならびに、すべての青果物の鮮度保持
に適用することが出来る。

以下の実施例により本発明をさらに説明する。

実施例−１ 塩化マグネシウム（Ｍｆ　ＣＬ＃　・６ＨｔＯ）　７１
．５　ｔ　ｒと。

Ａｔｇｏｓとして１２．３ｔｒｆ含むアルンン酸ナトリ
クム２３．２ｔｒを各々水に溶かし３５０１１１ｔとし
１両数を、２ｔビーカー中の水３００１ｕｔに、攪拌し
ながらＰＨを８．５に保ち、定量ポンプを用いて約１２
　ｍｌ　／Ｍｉ　ｎの装置で３０分間にわ友って注入し
た（　ＭｆＯ／ＡＡｔ　ｏｎモル比＝３．全Ｎａ２０モ
ル比＝２．３）。生じたゲルを１過水流径６００℃で焼
成し、アルミン酸マグネシウムを得喪。

得られたアルミン酸マグネシウム（ＡＭ）１００ｆ１に
３座過マンガン酸カリ９ム水溶液５００鋼ｔに仕て鮮度
保持剤（ＡＭＫ）を得た。

同じ方法で過マンガン酸カリウムを担持させた市販のＮ
ａ　−Ａ型ゼ第２イ）（Ｚ）、及び天然ゼオライトー二
ツ井産Ｃ１１ｎｏｐｔｉｒｏ　ｌｉ’ｔ＠、　（Ｎ　Ｚ
　）の鮮度保持剤をＩｌｌ整した。

上記の剤を相対湿［１００％の容器に容器空量器中ノエ
テレン′ａ＆の経時変化をガスクロマトクラフによ逆追
跡し友、結果を表−１に示す。

表−１ （冑数字Ｆｉ１０００ｓｓｊ中のｐｐｍを示す。以下同
じ）実施例−２ 実施例−１で得られた剤、ＡＭとＡＭＫの各々・・・約
１０ｆｆを、２５℃縦酸ガス透過度１０ρ００ｗａ４Ａ
ｎ”、々４Ｈｒｓの性能を有する厚さ３０μのポリエチ
レンフィルム製袋に夫々別々に入れ、収穫直後の巨峰２
房（約ＩＫｄｌ）と共にポリエチレンフィルムに入れ、
フィルムの端にビニールテープを貼シ半密封状緒に包装
した。

これを常温（２５℃〜３０℃）において保存し。

脱粒率、緑色保持の検ｆを経時的に行ない、又。

味覚について５日後に観察した。その結果ｔ−表一２に
示す。

表−２ 秦脱粒率　○印：５０粒中脱粒なし Δ印：　　１　１〜ｌＯ粒説粒 Ｘ印：　　　＃　　　１１粒以上脱粒 ＊壷緑色保持率　○印：５０粒中変色なしΔ印：　　Ｉ
　　ｌ〜１０粒変色 大変色　　Ｉ　　１１粒以上変色 実施例−３ 実施例−１で得られた剤、ＡＭとＡＭＫの各々約ｌＯｆ
を２５℃炭酸ガス透過度ｉ　ｏ、ｏ　ｏ　ｏ溝ｔ／ビ／
２４Ｈｒｓの性能を有する厚さ３０μのポリエチレンフ
ィルム製袋に夫々別々に入れ、収穫したマスクメロン４
果と共に剤入袋５個をポリエチレンフィルムに入れ、フ
ィルムの端にビニールテープを貼）半密封状態に包装し
た。これを常温（２５℃〜３０℃に於いて５日間保存し
、朱色、果肉軟化疲、味覚を観察した。その結果を表−
３に示す。

表−３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミン酸マグネシクムに過マンガン酸カリクムを担持
   させたことを特徴とする青果物の鮮度保持剤。