JPS5847430A - 鮮魚、鯨肉、畜肉等の肉類の鮮度保持方法 - Google Patents

鮮魚、鯨肉、畜肉等の肉類の鮮度保持方法

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JPS5847430A
JPS5847430A JP56145915A JP14591581A JPS5847430A JP S5847430 A JPS5847430 A JP S5847430A JP 56145915 A JP56145915 A JP 56145915A JP 14591581 A JP14591581 A JP 14591581A JP S5847430 A JPS5847430 A JP S5847430A
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JP
Japan
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meat
carbon dioxide
oxygen
fish
permeability
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JP56145915A
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English (en)
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JPS5951243B2 (ja
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Norio Nakazawa
則夫 中沢
Kiyotaka Omote
清隆 表
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、肉類の赤身の肉色を新鮮に保持する方法に関
するものである。
例えば赤身の鮮魚類特にマグロ、カツオ等は新鮮な状態
では鮮紅色であるが、鮮度を失なうに従い、褐変し、商
品価値がなくなってしまうものである。このように鮮魚
類は、冷蔵保存しても一般に2〜3日の保存が限度で、
それ以上の長期保存は不可能であった。
この為、鮮魚類の販売に当っては、市場より冷凍のまま
購入した小売店が、その日に販売する量だけ解凍し、販
売していた。この為、流通機構の改善が困難であり、ブ
リパッケージが、不可能か又は数時間以内に配送可能な
地域に限定されていた。又、その日売れ残ったものは翌
日商品として販売することはできない。
新鮮な鮮魚類特にマグロ等は、普通空気中では鮮紅色を
呈している。これは主に内申の色素であるミオグロビン
が酸素にふれ、オキシミオグロビンとな−っている為で
ある。これが経時により、ミオグロビンの持っている鉄
が酸化してメトミオグロビンが出き、褐色を呈するよう
になる。又、一方、ミオグロビンの構造中のポルフィリ
ン環の酸化が起こると肉色が緑色を呈するようになる。
このような鮮魚類の赤身を保持する為には酸素のない雰
囲気で保存すれば、長期保存が可能と考えられるが、ミ
オグロビンのメトミオグロビンへの変化は′、空気中よ
りも酸素濃度0.005%付近の方が早く、かならずし
も低酸素が良いとはかぎらない。そこで酸素を5〜15
%程度残したガス置換包装を行なうこと′も鮮魚類の赤
身を保持するのに適してはいるが、この場合、ある程度
ガス透過性の低い包装材料とガスパック装置が必要であ
り、又、一つ一つ小売用の小さな包装体をガス置換する
ことは容易でなく、実用上極めて困難である。
又、より重要なことは解凍石層にガスパック等により、
鮮魚類のまわりの雰囲気の酸素濃度を極端に低く例えば
6%以下に下げてしまうとミオグロビンのオキシミオグ
ロビンへの変化カ緩慢トなり、発色が遅れ好ましい肉色
になるのに10時間以上かかり、その間は゛商品として
店頭に出すことが出きす、不利である。そこで包装后、
徐々に酸素濃度を低下させることが出きれば、作業性が
改良され極−めて有利である。
以上、魚肉を例にして述べたが、鯨肉あるいは牛肉等の
畜肉においても同様である。
本発明は、上記の点を鑑み、酸素を吸収し、炭酸ガスを
発生する薬剤と肉類な同時に酸素透過率5、 OD O
〜30.000CC/771″” 24hrs 、at
m。
かつ炭酸ガス透過率10.poO〜2 o 0.000
cc/7yII。
24hrs、atmの包装材料に包装し、保存温度0〜
10℃に於て8時間以内に包装内酸素濃度を15チ以下
、炭酸ガス濃度を4%以上にし、かつ保存中の酸素濃度
を5〜15%に、炭酸ガス濃度を4〜15%にすること
により、簡便に長期保存可能な鮮魚、鯨肉、畜肉等の肉
類の鮮度保持方法を提供するものである。
本発明に於ては保存温度は10℃以下であり、10℃以
上では赤身の変色よりも腐敗が早く1〜2日で腐敗して
しまい、赤身を保持する意味がな(、又、変色自体も2
0℃では、2日程度で起こり、本発明の目的からして不
適当である。
本発明に於て炭酸ガスを発生する薬剤を用いるのは包装
内の酸素の減少により、包装内が減圧し、包装が変形す
ることを防ぐと同時に炭酸ガスによる静菌効果を期待す
るものである。
本発明に使用する酸素を吸収し、炭酸ガスを発生する薬
剤は下記の組成が考えられる。
(組成1) (組成2ン (組成3) 尚、この薬剤を実際に使用する場合は、適当な通気性を
有する包材、例えば紙と穴を開けたポリエチレンフィル
ムを貼合せた包材等に密封し使用する。
本発明に使用する包装材料としては、ポリ塩化ビニル系
ストレッチフィルム、ポリ塩化ビニリデン/ポリ塩化ビ
ニル共重合体系ストレッチフィルム、ポリエチレン系ス
トレッチフィルム、ポリエチレン/酢酸ビニル共重合体
系ストレッチフィルムを用いてストレッチ包装をしたり
、ポリエチレンやポリプロピレン又はポリエチレン/酢
酸ビニル共重合体のフィルムの袋に密封するか、更には
トレーのフタ材としてポリエチレンやポリプロピレン又
は酢酸ビニル共重合体のフィルムを使用して包装するこ
とが可・能である。
次に本発明の実施例について説明する。
〈実施例1〉 使用した酸素を吸収し炭酸ガスを発生する薬剤の組成は
下記の通りである。
上記薬剤を透気度400〜500秒/ID0ccの和紙
と穴を開けたポリエチレンフィルムを貼合せた包材の袋
に充填密封する。この薬剤を充填した袋を、発泡スチロ
ールのトレイ(サイズ50×170X40m)に入れ、
不織布(サイズ50×17011111+)を敷く、そ
の上にマグロの刺身(サイズ40X150X35■約2
0054)を置き全体をポリ塩化ビニル糸ストレッチフ
ィルム20μ(酸素透過率10,000cc/7727
e24hrs、atm、炭酸ガス透過率40,000c
c/77/・24hrs、atm)  でストレッチ包
装した。これを5〜10℃で保存し、尚比較の為、薬剤
を充填した袋を入れずに他は全く同様に包装したものを
作り対照とした。
尚マグロは市場より冷凍のまま入手したものを解凍(品
温−3〜0℃)後、直ちに使用した。
その結果を下表に示す。
0赤色は鮮紅色を5とし、白っぽく褐色がかった色を1
として段階的に採点した。
0緑変は全くないものを−と1、魚肉の端が部分的に緑
変したものを士、それ以上緑変したものは全て十とした
この時の包装内の酸素及び炭酸ガスの濃度は、下表の通
りである。
単位 チ (注)対照区の3目抜以降及び本発明の方法の6日後で
は、菌の繁殖による包装内の酸素及び炭酸ガスの濃度へ
の影響が出ている。
以上のように従来の包装方法ではせいぜい1〜2日程度
までしか保存できなかった鮮魚類が本発明の方法で包装
することにより、同じ保存温度条件で4〜5日程度まで
保存が可能となった。
〈実施例2〉 実施例1と同様に牛肉2001をブロック肉よりスライ
ス後直ちに包装し、同じく5〜10℃で2日間保存後、
包装したまま室温(26〜27℃)に放置し、肉色の変
化を観察した。
また、実施例1と同様に、比較のため、薬剤を充填した
袋を入れずに他は全く同様に包装したものを作り、対照
とした。
その結果を下表に示す。
この時の包装内の酸素及び炭酸ガス濃度は下表の通りで
ある。
包装内酸素濃度及び炭酸ガス濃度(単位%)以上のよう
に本発明の方法で包装することにより冷蔵で2日間保存
層も良好な肉色を示し、従来スライスした肉はその日の
内に売り切らないと、商品価値が落ちてしまったが、こ
れにより、翌日売り等が可能となり、その効果は極めて
営業上火である。
この゛ように本発明は、従来の包装方法と比較し、肉類
の赤身を極めて長期間に保存することが可能であり、し
かも特別な装置や作業が不必要で単に酸素を吸収し、炭
酸ガスを発生する薬剤を肉類と共に包装するだけでよく
簡便で品質の良い赤身を長期間鮮度保持でき、極めて優
れた肉類の鮮度保持方法である。
特許出願人 凸版印刷株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 酸素を吸収し、炭酸ガスを発生する薬剤と肉類な同時に
    酸素透過率!1. Oo o〜50.000CC/ゴ5
    24hrs、atmかつ炭酸ガス透過率i o、o o
     。 〜200,000cc/77/・24hrs@aimの
    包装材料に包装し、保存温度0〜10℃に於て8時間以
    内に包装内酸素濃度が15%以下炭酸ガス濃度が4%以
    上にし、保存中の酸素濃度を5〜15%に炭酸ガス濃度
    を4〜15%に保持することを特徴とする鮮魚、鯨肉、
    畜肉等の肉類の鮮度保持方法。
JP56145915A 1981-09-16 1981-09-16 鮮魚、鯨肉、畜肉等の肉類の鮮度保持方法 Expired JPS5951243B2 (ja)

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ID=15396012

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134061A (ja) * 1984-06-29 1986-02-18 アモコ、コ−ポレ−ション ポリ(アミドイミド)とポリ(アリ−ルエ−テルケトン)とのブレンド
US4762722A (en) * 1984-04-16 1988-08-09 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Sealed package of raw meat or fish and method of preserving raw meat or fish
JP2020174620A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 日本ピュアフード株式会社 精肉の保存方法、及び精肉パック

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JPS6134061A (ja) * 1984-06-29 1986-02-18 アモコ、コ−ポレ−ション ポリ(アミドイミド)とポリ(アリ−ルエ−テルケトン)とのブレンド
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