JPS5817942B2 - Ｘ線フイルムの装填排出装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はＸ線フィルムの装填排出装置、更に詳細にはカ
セットを遮光状態で収納しカセットを開閉できるカセッ
ト収納部と、フィルムを開放したカセットから取り出し
またカセットに挿入させる手段と、フィルムの束を収納
する貯蔵マガジンを収納する複数の収納部と、貯蔵マガ
ジンからフィルムを取り出す前記収納部と同数の取り出
し手段と、取り出されたフィルムを貯蔵マガジンからカ
セット収納部に移送させる第１の移送装置と、カセット
から取り出されたフィルムを移送させる第２の移送装置
とを備えたＸ線フィルムをカセットに装填しまたカセッ
トから排出させるＸ線フィルムの装填排出装置に関する
。

従来このような装置ではカセットにフィルムを装填しま
たカセットからフィルムを取り出すことか昼光状態でも
出来るようになっている。

例えばこのような装置はドイツ特許公開公報第２６０７
８７６号に記載されている。

このような従来の装置ではフィルムの大きさが決ってお
り扱えるフォーマットの数が限られている。

しかし今日ではＸ線フィルム技術分野では種々のフィル
ムフォーマットがあり、上述したような約５種類のフォ
ーマットしか扱えない装置では十分でなくなっている。

一方装置を多数のフォーマットが扱えるように大きくす
ることは構造上不可能であり、更に複雑な装置としても
使用可能性が少ない場合（例えばフォーマットの数が少
ない場合）には無駄なものとなってしまうという欠点が
ある。

従って本発明はこのような従来の欠点を除去するもので
更にコストをかけることなく汎用性をもって使用するこ
とができるＸ線フィルムの装填排出装置を提供すること
を目的とする。

本発明によれば装置がモジュール化されており、従来の
同じ大きさで能力をもった装置と比較してフィルムのフ
ォーマットを自由に選択し組み合わせることもでき、更
にフォーマットの数も自由に選択できるようになる。

その場合又同じフォーマットのものを何重にも利用する
ことができ、又いつでも貯蔵マガジンを交換することに
よりフォーマットを取り替えることが可能となる。

本発明の好ましい実施例では収納マガジンとして構成さ
れたモジュールが設けられるので装置を排出装置として
のみ利用することもでき、又同様に装填装置としてにだ
け用いることも可能になる。

以下添付図面を参照して本発明の実施例ネ詳細に説明す
る。

第１図において符号１で示すものは枠台であり、この枠
台１にはカセットユニット３並びに複数のマガジンユニ
ット５を収納するための空洞部２が設けられている。

マガジンユニットはカセットユニット３よりも幾分子た
く形成されている。

カセットユニット３はカセットを遮光状態で収納し、ま
たカセットを開閉できる手段並びにカセットからフィル
ムを取り出す取り出し手段を有する。

このような構成は上述したドイツ特許公開公報第２６０
７８７６号に記載されており、ここでは詳細に説明する
のを省略する。

カセットユニット３には空洞状の開口部６が形成されて
おり、この開口部には種々の大きさのカセツ）７ａ〜７
ｎが差し込まれる。

カセットユニット３の開口部６と反対側には上から下に
延びる空洞部８が形成されており、この空洞部８は枠台
１に形成された対応する切り取り部９と整合している。

枠台１の切り取り部９並びにカセットユニット３の空洞
部８には収納ユニット１０か差し込まれ、この収納ユニ
ット１０には上に突出したスリット１１を介して収納マ
ガジン１２が差し込まれる。

収納マガジン１２は例えばヨーロッパ特許出願第１７２
６９号に詳細に記載されたような構成を有する。

収納ユニット１０には方向切り替え部材が設けられ、そ
れにより側部から開口部１０ａを経て挿入されたフィル
ムは上方に向って開口部１１を通り収納マガジン１２に
差し込まれる。

マガジンユニット５は互いに同様に構成されており、そ
れぞれ空洞状の挿入開口部１３を有すると共に、その上
側及び下側には排出ないし導通口１４が設けられている
。

マガジンユニット５には同様に各フィルムシートを取り
出す取り出し手段並びに取り出されたフィルムを導通口
１４を介して移送させる移送手段がそれぞれマガジン収
納部と同数だけ設けられている。

マガジンユニット５の挿入開口部１３はこの開口部１３
を介して貯蔵マガジン１５が差し込むことができるよう
に構成される。

更にマガジンユニット５内には貯蔵マガジンを開放させ
る手段が設けられる。

本発明によれば貯蔵マガジン１５にモジュール化された
マガジン素子１６ａ〜１６ｎが設けられ、これらのマカ
シン素子ははゾ処理されるフィルムの束の厚すに等しい
プレートから構成され、そのプレートにはそれぞれ同じ
角に矩形状の切り取り部１７ａ〜１７ｎが形成されてお
り、これらの大きさはそれぞれ処理されるフィルム１８
ａ〜１８ｎのフォーマットの大きさに対応している。

プレートの厚さは少なくさもこのフィルムの積層の厚さ
にはゾ等しくされる。

収納ユニット１０の代りにカセットユニット３の空洞部
８に中間部材２７を挿入することもでき、その場合その
中間部材には上から収納ユニット１０を、又下から方向
切り替え部材２８を挿入することができる。

側部に開口部２７′を有する中間部材２７は現像機２６
の入口に装着することができる。

このように構成された装置ではカセット７から取り出さ
れたフィルムは直接現像機に送り込まれるかあるいは収
納マガジン１２内に送り込まれるようになる。

次に使用例を説明すると、まず貯蔵マガジン１５に所望
のマガジン素子１６ａ〜１６ｎを挿入し、暗室において
それぞれ対応したフィルムの積層１８ａ〜１８ｎを装填
する。

続いて貯蔵マガジン１５を任意の順序でマガジンユニッ
ト５の開口部１３に挿入する。

又カセットユニット３の開口部６を経て最初のカセット
を挿入することができ、その場合そのカセットの大きさ
は従来の方法で検出することができる。

第２図には中間部材２７を備えた装置の構成並びにフィ
ルムの流れが概略図示されており、その場合枠台１はそ
の中味だけが図示されており逆側から観察されている。

それぞれ重なり合って配置されたマガジンユニット５に
は貯蔵マガジン１５が収納されている。

貯蔵マガジン１５の出口側にはそれぞれ第１の移送ロー
ラ１９と導通口１４の下側に第２の移送ローラ２０が設
けられている。

各移送ローラ１９，２０間にはそれぞれ図示されていな
いが方向切り替え部材が設けられる。

カセットユニット３には開放したカセット７が図示され
ており、そのカセットの取り出し口には挿入ローラ２１
と排出ローラ２２が配置される。

排出ローラは収納マガジン１２の挿入側に導かれており
、この収納マガジンの排出側には取り出し手段２３が配
置されており、それにより取り出されたフィルムが排出
ローラ２４を経て現像機２６の挿入ローラ２５に導かれ
る。

上述したようにカセットのフォーマット即ち大きさが検
出され、フィルムが取り出された後、検出信号に従って
貯蔵マガジン１５からフィルムが取り出され移送ローラ
１９並びに２０を介して導通口１４を通りフィルムが開
放したカセット７内に送り込まれる。

続いてカセットが閉じられ図示していない手段によりゲ
ートが開かれカセットが外に取り出される。

続いて新しいカセットが挿入されフイ゛ルムは上述した
ようにカセットが開放した後取り出される。

□この場合重要なフィルムが時間的にみて早く処理しな
ければならないという事態が発生することもあり得る。

この場合には切り替え部材３０を切り替えることが可能
であるので、フィルムシートは逆方向に駆動されるロー
ラ２１から収納マガジン１２を迂回したローラ２９に導
かれ、続いてフィルムはローラ２４を介して現像機２６
の挿入ローラ２５に導かれる。

上述したように本発明は各ユニットないし部材はモジュ
ール化されており、種々のシステムと組み合わせること
ができ、例えば既に述べたように装填排出装置ＢＥを各
ユニット３，５と組み合わせることもでき、又カセット
ユニット３だけを枠台１に挿入するようにすることもで
きる。

この場合には収納マガジン１２と共に純粋な排出装置と
して本発明を利用することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置のモジュールを分解した形で示した
概略斜視図、第２図は本発明装置の縦断面を概略図示し
た断面図である。 、１・・・枠台、３・・・カセットユニット、５・・・
マガジンユニット、７ａ〜７ｎ・・・カセット、１０・
・・収納ユニット、１２・・・収納マガジン、１５・・
・貯蔵マガジン、１６ａ〜１６ｎ・・・マガジン素子、
１８ａ〜１８ｎ・・・フィルム、２６・・・現像機、２
７・・・切り替え部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ カセットを遮光状態で収納しカセットを開閉できる
   カセット収納部と、フィルムを開放した力。 セットから取り出しまたカセットに挿入させる手段と、
   フィルムの束を収納する貯蔵マガジンを収納する複数の
   収納部と、貯蔵マガジンからフィルムを取り出す前記収
   納部と同数の取り出し手段と、取り出されたフィルムを
   貯蔵マガジンからカセット収納部に移送させる第１の移
   送装置と、カセットから取り出されたフィルムを移送さ
   せる第２の移送装置とを備えたＸ線フィルムをカセット
   に装填しまたカセットから排出されるＸ線フィルムの装
   填排出装置において、枠台１に挿入される同じ。 大きさの各マガジン収納部を備えた複数のマガジンユニ
   ット５と、このマガジンユニットに収納される貯蔵マガ
   ジン１５と、この貯蔵マガジンに挿入される複数のマガ
   ジン素子１６ａ〜１６ｎが設けられ、このマガジン素子
   が貯蔵マガジン１５に。 挿入された時それぞれ所定の大きさのフォーマットを有
   するフィルム１８ａ〜１８ｎを収納する区画が形成され
   るＸ線フィルムの装填排出装置。 ２ 前記マガジン素子１６ａ〜１６ｎははゾフイルムの
   積層１８ａ〜１８ｎの厚さと同じ厚さのプレートから構
   成され、またそのプレートにはフィルムの大きさに対応
   する矩形部１７ａ〜１７ｎが形成され、各矩形部が全て
   共通の角を共有する特許請求の範囲第１項記載のＸ線フ
   ィルムの装填排出装置。 ３ 前記マガジンユニット５には貯蔵マガジン１５の挿
   入方向を横切る方向で垂直に延びる導通口１４が設けら
   れる特許請求の範囲第１項又は第２項記載のＸ線フィル
   ムの装填排出装置。 ４ 前記カセット収納部は枠台１に挿入可能なカセット
   ユニット３から形成され、そのカセットユニットには更
   に処理を行なう中間ユニット１０゜２７．２８を収納す
   るための空洞部８が設けられる特許請求の範囲第１項、
   第２項又は第３項記載のＸ線フィルムの装填排出装置。 ５ 前記カセットユニット３に形成された空洞部８及び
   マガジンユニット５に形成された導通口１４が互いに整
   合する特許請求の範囲第４項に記載のＸ線フィルムの装
   填排出装置。 ６ 前記中間ユニットは収納マガジン１２を収納する収
   納ユニット１０である特許請求の範囲第４項又は第５項
   に記載のＸ線フィルムの装填排出装置。 ７ 前記中間ユニットは現像機２６と結合可能な中間部
   材２７を有し、この中間部材２７にはカセットユニット
   ３と現像機２６を結ぶ方向切り替えユニット２８並びに
   収納マガジン１２を収納する収納ユニット１０が差し込
   まれる特許請求の範囲第４項又は第５項に記載のＸ線フ
   ィルムの装填排出装置。 ８ 前記中間部材２７には方向切り替え部材３０が設け
   られる特許請求の範囲第７項に記載のＸ線フィルムの装
   填排出装置。