JP3022650U - ネガカートリッジとポジシートの収納ケース - Google Patents

ネガカートリッジとポジシートの収納ケース

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Publication number
JP3022650U
JP3022650U JP1995010676U JP1067695U JP3022650U JP 3022650 U JP3022650 U JP 3022650U JP 1995010676 U JP1995010676 U JP 1995010676U JP 1067695 U JP1067695 U JP 1067695U JP 3022650 U JP3022650 U JP 3022650U
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JP
Japan
Prior art keywords
main body
storage case
positive sheet
negative
lid
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995010676U
Other languages
English (en)
Inventor
美博 佐藤
正則 中村
幸雄 中村
Original Assignee
日本コダック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】APSにあっては従来にはない新規なカートリ
ッジ及びポジシートの整理用品、特にラボにおいて整理
し、顧客に返却するための従来の袋等に代る用品が必要
となるもので、コンパクトにネガカートリッジ及びポジ
シートを整理収容して、しかも内容を見易く、また、保
存にスペースもとらずに済むネガカートリッジとポジシ
ートの収納ケースとする。 【解決手段】平皿状とした本体1の側縁にヒンジ部4を
介して本体と略同サイズとした蓋体5を備え、蓋体5は
本体1に形成された凹穴10a,10bに嵌合して係止
する突部11a,11bを備え、かつ、本体1の一部に
はネガカートリッジ用のポケット部9を設けるととも
に、段部7によってポジシートの収容部8を区切ってあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はネガカートリッジとポジシートの収納ケースに関し、特にアドバン スド・フォト・システム(以下、APSと称する)において使用され、主として ラボから顧客への引き渡しに際して使用されるネガカートリッジとポジシートの 収納ケースに関する。
【0002】
【考案の背景】
近時、APSが開発されており、このAPSにおけるフィルムは約24mm 程の幅で40コマ程度のものとされ、フィルム画面の上下端や画面部分には複数 の記録用の磁気ストライプが設けられ、事前にメーカー側でフィルム種類や感度 等が記録され、カメラに装填後その使用カメラ、使用ISO等や撮影毎に各コマ に対し日時や露出データをはじめ、焦点距離、フラッシュ閃光の有無、標準/パ ノラマ/ワイド、トリミング情報等が記録できるものとなっている。
【0003】 また、このAPSにおけるフィルムは先端までマガジン内に巻き込まれてお り、そのマガジンはカメラへドロップインするのみで自動的に巻き取り軸へ装着 されるオートローディングとされ、装填の失敗の虞は一切なくなる。
【0004】 そして、現像は専門のラボにて行なわれることとなるが、現像済のフィルム は前記したマガジンと同様のカートリッジに長巻き状態で入れられて返却される こととなり、ポジは一枚のシートに並列的に印刷されることとなる。また、前記 したカートリッジはバーコード群が付けられ、そのバーコードによって一般サイ ズのポジの焼き付けあるいは焼き増し、大伸ばし等が指定される。
【0005】
【考案の目的】
上記したようなAPSにあっては従来にはない新規なカートリッジ及びポジ シートの整理用品、特にラボにおいて整理し、顧客に返却するための従来の袋等 に代る用品が必要となるもので、本考案はコンパクトにネガカートリッジ及びポ ジシートを整理収容して、しかも内容を見易く、また、保存にスペースもとらず に済むネガカートリッジとポジシートの収納ケースを提供することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係るネガカートリッジとポジシートの 収納ケースは、平皿状とした本体の側縁にヒンジ部を介して前記本体と略同サイ ズとした蓋体を備え、その蓋体は本体に形成された凹穴に嵌合して係止する突部 を備え、かつ、前記した本体の一部にはネガカートリッジ用のポケット部を設け るとともに、段部によってポジシートの収容部を区切ってあることを特徴として いる。
【0007】
【作用】
かかる構成としたことにより、ネガカートリッジとその内容となるポジシー トのセットが整然と収納されることとなり、ラボにおいても顧客に返却するまで の時間大きなスペースを必要とすることもなく、バラ付きや紛失あるいはまぎれ 込み等々のミスの発生も防ぐことができ、内部に収納されるネガカートリッジや ポジシートの外的な力からの防護も十分なものとなる。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案を実施 したネガカートリッジとポジシートの収納ケースを示す斜視図、図2は同じく施 蓋状態の断面図、図3は同じく連続積合状態を示す要部側面図、図4はネガカー トリッジの斜視図、図5はポジシートの平面図である。
【0009】 これらの図にあって1は本考案を実施した収納ケース本体であり、この収納 ケース本体1はポリプロピレン等の透明なプラスチックで成形された略長方形を した平皿状のものとされている。また、この収納ケース本体1の周縁は断面略L 字状とされた立壁2が形成されており、その立壁2の四隅コーナーは取り扱い時 における衝撃を和らげるためアール状とされている。
【0010】 前記した立壁2に囲まれた部分は収納部3となるもので、また、立壁2の一 方の長手方向に沿った外縁にはヒンジ部4を介して蓋体5が一体に連結されて備 えられている。このヒンジ部4は蓋体5の開閉動作を軽くするためその上下部分 に切り欠き4a、4aが形成されたものとなっている。
【0011】 この蓋体5は収納ケース本体1と略同一サイズに形成されており、収納ケー ス本体1の収納部3にわずかな上下の空隙をもって密に嵌合する凸体部6が一体 形成されている。
【0012】 さらに、収納ケース本体1の収納部3は上方寄りに1mm程度の高さとした 段部7によって後述するポジシート収納部8が構成され、最上端寄りには一方に 片寄せてやはり後述するネガカートリッジの収納ポケット9が形成されている。
【0013】 また、収納ケース本体1の立壁3の下端部分及び収納部3のポジシート収納 部8と収納ポケット9との中間位置には各々一対の円形とした凹穴10a、10 a,10b、10bが形成され、これと対応する蓋体5の位置には略十字状に形 成した嵌合作業の着脱容易性を図った突部11a、11a,11b、11bが形 成されている。
【0014】 そして、収納ケース本体1の立壁3の上端部分には一対の透孔12、12が 穿設されており、それと対応する蓋体5の位置にも重合して貫通する透孔13、 13が穿設されている。この透孔12、12,13、13により、ネガカートリ ッジとポジシートを収納した収納ケース本体1は図示しないバー等に吊持させる ことが可能となる。
【0015】 さらに、図3に示すように、この透孔12、12,13、13に他の収納ケ ース本体1の凹穴10b、10bを嵌合することで連続した積合も可能となり、 使用前のストックや運搬あるいは吊持に代えての台上保管等も容易となりスペー スを省略することができる。
【0016】 前記した収納ポケット9内には現像済のフィルムが長巻き状態で入れられて いるネガカートリッジ14が一個収納される。このネガカートリッジ14は図4 として示すようにフィルムの出入口15が形成され、表面にはバーコード16が 付けられる。なお、17はメーカー名等の表記部であり、裏面には製品ナンバー 等が記載される。
【0017】 一方、前記したネガカートリッジ14内に収められた現像済のフィルムの内 容は一枚のポジシート18に各コマごとに並設状態で表わされ、その各コマ19 、19…の隅にナンバー20、20…が表わされる。即ち、このナンバー20に より必要なコマ19、19…を指定して一般サイズのポジの焼き付け等を行なう こととなり、従来のように不要なコマや失敗したコマ等も全て焼き付けをしてし まう無駄も省けることとなる。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係るネガカートリッジとポジシートの収納ケースは上述のように構 成され、使用される。そのため、使い勝手がよく、保存、保管するのにスペース も取らず、各フィルムごとにきちんと整理されるので紛失、まぎれ込み等もなく なる。そして、その構造、素材等から大量生産にも適し、安価にて需要者への供 給をすることができるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施したネガカートリッジとポジシー
トの収納ケースを示す斜視図である。
【図2】施蓋状態の断面図である。
【図3】連続積合状態を示す要部側面図である。
【図4】ネガカートリッジの斜視図である。
【図5】ポジシートの平面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース本体 2 立壁 3 収納部 4 ヒンジ部 4a 切り欠き 5 蓋体 6 凸体部 7 段部 8 ポジシート収納部 9 収納ポケット 10a 凹穴 10b 凹穴 11a 突部 11b 突部 12 透孔 13 透孔 14 ネガカートリッジ 18 ポジシート
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03D 15/10 C

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平皿状とした本体の側縁にヒンジ部を介
    して前記本体と略同サイズとした蓋体を備え、その蓋体
    は本体に形成された凹穴に嵌合して係止する突部を備
    え、かつ、前記した本体の一部にはネガカートリッジ用
    のポケット部を設けるとともに、段部によってポジシー
    トの収容部を区切ってあることを特徴とするネガカート
    リッジとポジシートの収納ケース。
  2. 【請求項2】 本体と蓋体には重合時に貫通する透孔を
    備えて吊持可能とするとともに、その透孔に他の収納ケ
    ースの凹穴外径を嵌め付け位置をずらせての連続積重を
    可能としてあることを特徴とする請求項1に記載のネガ
    カートリッジとポジシートの収納ケース。
JP1995010676U 1995-09-13 1995-09-13 ネガカートリッジとポジシートの収納ケース Expired - Lifetime JP3022650U (ja)

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