JP3024716U - フィルムカートリッジとインデックスプリントシートの保管筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像済みのネガフィルムが入っているカート
リッジと該ネガフィルムに撮影された複数のポジ画像が
プリントされたインデックスプリントシートが常に一体
に保管出来る容器を提供する。 【構成】 略角筒本体８に透明な弾性プラスチック等の
材料で形成され、仕切板12と上下蓋９，９′から成って
いる。該仕切板12によってカートリッジ収納部13とイン
デックスプリントシート収納部14とから成り、該カート
リッジ収納部13の容積はカートリッジ５の寸法21×30×
39mmが入れるのに充分な大きさがあり、インデックスプ
リント収納部14はインデックスプリントシート１の平面
寸法 89×127〜254mmを丸めて入れるのに充分な大きさ
に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、現像済みのネガフィルムが入ったカートリッジと、該ネガフィルム に撮影された複数のポジ画像が縮小されて１枚の記録シートにプリントされたイ ンデックスプリントシートを収納する保管筒に関する。

【０００２】

【従来の技術】

最近では、撮影状況等を記録できる磁気情報記録帯を設けたネガフィルムが検 討されている。該磁気情報記録帯が設けてあるので、従来のネガフィルムより豊 富な情報処理が可能となり、コンピュータの組み込まれた自動写真プリンターや フィルム画像入力装置等においてコンピュータ処理が行われる。そのため、ネガ フィルムを使用する機器等には、ネガフィルムを切断せずに取り扱うようにした ものが種々検討されており、これに伴ってネガフィルムをフィルムカートリッジ 内にロール状に収納してＤＰＥ取扱店から顧客に返却することが提案されている 。

【０００３】 また、ネガフィルムをフィルムカートリッジに収納した場合、顧客は焼増しプ リントを注文する際に、ネガフィルムで確認することが出来ないための対策とし て、インデックスプリントシートがフィルムカートリッジと共に返却することが 検討されている。前記インデックスプリントシートには１本のネガフィルムに撮 影された複数のポジ画像が縮小されて１枚の記録シートに撮影順でプリントされ ており、全てのポジ画像が一目で分かるようになっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

顧客は写真の注文をＤＰＥ取次店に依頼すると、現像済みのネガフィルムが入 っているカートリッジとインデックスプリントシートが返却される。後で焼増し プリントを行う場合にはカートリッジの中に入っているネガフィルムを直接見る ことが出来ないためインデックスプリントシートを見て注文コマ番号を決めなけ ればならない。しかし、カートリッジとインデックスプリントシートが別々にな っていたり、片方が行方不明になってしまうと焼増しプリントの注文が困難にな る。本考案は、このような前記欠点を解決するために、顧客が焼増しプリントの 注文の際に便利なカートリッジとインデックスプリントシートが一体に保管出来 る容器を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、現像済みの長尺状ネガフィルムを巻き込んだカートリッジと該ネガ フィルムに撮影された複数の画像が縮小されて記録シートに所定順にプリントさ れたインデックスプリントシートを収納する保管筒に於いて、透明性プラスチッ クから成る略角筒型本体の内部に仕切板を設け、カートリッジ収納部とインデッ クスプリントシート収納部を設けたことを特徴としている。

【０００６】

【作用】

本考案の保管筒は略角筒型本体の内部に仕切板を設けてあるので、カートリッ ジとインデックスプリントシートが別々に収納することが出来る。又略角筒型に なっているので横倒ししても転がることがなく、多数あっても保管整理にも便利 である。更に、透明なプラスチックで形成されているので中味が外観から良く見 える。

【０００７】

【実施例】

以下添付図面に従って、本考案に係わるカートリッジとインデックスプリント シートの保管筒の実施例について説明する。 図１はネガフィルムに撮影された複数のポジ画像が縮小されて記録シートに撮 影順にプリントされたインデックスプリントシートの平面図である。前記インデ ックスプリントシート１には、１本のネガフィルムに撮影された複数のポジ画像 ２、２…が所定のサイズに縮小されて普通紙、又は印画紙の記録シート３にプリ ントされている。インデックスプリントシート１の縁部には、フィルムカートリ ッジと同一のＩＤ番号４がプリント時に予め印字されている。

【０００８】 図２はフィルムカートリッジを説明する斜視図である。フィルムカートリッジ ５の表面には、ラベル６が接着される。このラベル６にはネフィルムカートリッ ジ５に装着されたネガフィルムのＩＳＯレンジ、ネガ枚数、及び該フィルムカー トリッジ５のＩＤ番号７等が印刷されている。このＩＤ番号７は、インデックス プリントシート１側のＩＤ番号４と同一の符号が付けられている。

【０００９】 図３は、本考案に係わる保管筒の一実施例を説明する分解斜視図である。 角筒本体８は透明な弾性プラスチック等材料で形成され、仕切板12と上下に蓋９ 、９′からなっている。蓋９、９′には凸部10、10′が、角筒本体８の上下端部 付近には凹部11、11′があり、凸部10、10′と凹部11、11′は押圧で嵌合出来る ようになっている。角筒本体８は仕切板12によってカートリッジ収納部13とイン デックスプリントシート収納部14に分かれている。該カートリッジ収納部13の容 積はカートリッジ５の寸法21×30×39mmが入るに充分な大きさであり、インデッ クスプリントシート収納部14はインデックスプリントシート１の平面寸法89×12 7〜254mmを丸めて入るのに充分な大きさがあれば良い。

【００１０】 前記の如く構成されたカートリッジとインデックスプリントシートの保管筒は 、写真の現像所からＤＰＥ取次店に返送する如く、顧客に渡す流通経路中に使用 すればカートリッジやインデックスプリントシートの破損や分離が防止できる。 必要に応じては撮影内容やタイトルを表示するシールを保管筒やカートリッジ 等に貼付けてもよい。

【００１１】

【考案の効果】

本考案では、透明性プラスチックから成る略角筒型本体の内部に仕切板を設け 、カートリッジ収納部とインデックスプリントシート収納部が構成されており、 常にネガフィルムが入っているカートリッジとインデックスプリントシートが同 じ容器に入っているので顧客が焼増し注文をする際に、簡単に所望のコマ指定が 出来、即カートリッジが見つかるので便利である。又角筒型になっているので横 倒ししても転がることがなく、多数あっても保管整理にも便利である。更に、透 明なプラスチックで形成されているので中味が外観から良く見える。

【図面の簡単な説明】

【図１】インデックスプリントシートを説明する平面図
である。

【図２】フィルムカートリッジを説明する斜視図であ
る。

【図３】本考案の一実施例であるフィルムカートリッジ
とインデックスプリントシートを収納する保管筒を説明
する分解斜視図である。

【符号の説明】

１ インデックスプリントシート ２ ポジ画像 ３ 記録シート ４ ＩＤ番号 ５ フィルムカートリッジ ６ ラベル ７ ＩＤ番号 ８ 保管筒本体 ９ ９′蓋 10 10′凸部 11 11′凹部 12 仕切板 13 カートリッジ収納部 14 インデックスプリント収納部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 現像済みの長尺状ネガフィルムを巻き込
   んだカートリッジと該ネガフィルムに撮影された複数の
   画像が縮小されて記録シートに所定順にプリントされた
   インデックスプリントシートを収納する保管筒に於い
   て、透明性プラスチックから成る略角筒形本体の内部に
   仕切板を設け、カートリッジ収納部とインデックスプリ
   ントシート収納部を設けたことを特徴とするフィルムカ
   ートリッジとインデックスプリントシートの保管筒。