JP3032537U

JP3032537U - ネガカートリッジの収納トレイ

Info

Publication number: JP3032537U
Application number: JP1996006444U
Authority: JP
Inventors: 幸雄中村
Original assignee: 株式会社ジュピター
Priority date: 1996-06-17
Filing date: 1996-06-17
Publication date: 1996-12-24
Anticipated expiration: 2002-06-17

Abstract

(57)【要約】【課題】コンパクトにネガカートリッジを整理収容
し、内容も見易く、保存にスペースをとることもなく、
必要に応じて目的とするネガカートリッジの出し入れも
簡単に行なうことができるネガカートリッジの収納トレ
イとする。【解決手段】平皿状とした本体を有し、その本体を弾
性を保有した仕切壁で複数の収納部に区切り、その仕切
壁にはネガカートリッジの摘み出し用の切り欠きを形成
するとともに内壁面に挟圧支持用のボッチを形成してあ
ることとし、前記した収納トレイは見開きボックス内に
固着されていること、あるいは前記した収納トレイは、
アルバムの表紙内面に固着されていることとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はネガカートリッジの収納トレイに関し、特にアドバンスド・フォト・システム（以下、ＡＰＳと称する）において使用され、複数のネガカートリッジを整然と保存するための収納トレイに関する。

【０００２】

【考案の背景】

近時、ＡＰＳの開発が進められており、このＡＰＳにおけるフィルムは約２４ｍｍ程の幅で４０コマ程度のものとされ、フィルム画面の上下端や画面部分には複数の記録用の磁気ストライプが設けられ、事前にメーカー側でフィルムの種類や感度等が記録され、カメラに装填後その使用カメラ、使用ＩＳＯ等や撮影毎に各コマに対し日時や露出データをはじめ、焦点距離、フラッシュ閃光の有無、標準／パノラマ／ワイド、トリミング情報等が記録できるものとなっている。

【０００３】また、このＡＰＳにおけるフィルムは先端までマガジン内に巻き込まれており、そのマガジンはカメラへドロップインするのみで自動的に巻き取り軸へ装着されるオートローディングとされ、装填の失敗の虞は一切ないものとなっている。

【０００４】そして、現像は専門のラボにて行なわれることとなるが、現像済のフィルムは前記したマガジンと同様のカートリッジに長巻き状態で入れられて返却されることとなり、ポジは一枚のシートに並列的に印刷されることとなる。また、前記したカートリッジにはバーコード群が付けられ、そのバーコードによって一般サイズのポジの焼き付けあるいは焼き増し、大伸ばし等が指定される。

【０００５】

【考案の目的】

上記したＡＰＳにあっては従来とは異なった新規の整理用品が必要となるもので、本考案はコンパクトにネガカートリッジを整理収容し、内容も見易く、保存にスペースをとることもなく、必要に応じて目的とするネガカートリッジの出し入れも簡単に行なうことができるネガカートリッジの収納トレイを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために、本考案に係るネガカートリッジの収納トレイは平皿状とした本体を有し、その本体を弾性を保有した仕切壁で複数の収納部に区切り、その仕切壁にはネガカートリッジの摘み出し用の切り欠きを形成するとともに内壁面に挟圧支持用のボッチを形成してあることを特徴とし、前記した収納トレイは見開きボックス内に固着されていること、あるいは前記した収納トレイは、アルバムの表紙内面に固着されていることとを特徴としている。

【０００７】

【作用】

かかる構成としたことにより、ネガカートリッジは整然と収納されることとなり、しかも着脱作業も行い易く、外的な衝撃からもより良く防護することができ、しかも、着脱作業もクリック感を保有させながらアジャストできることとなるのである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図１は本考案を実施したネガカートリッジの収納トレイを示す部分斜視図、図２は同じく部分縦断面図、図３は同じく別方向からの部分縦断面図、図４はネガカートリッジの斜視図、図５は装備状態を示す斜視図、図６は他の装備状態を示す部分斜視図である。

【０００９】これらの図にあって１はプラスチックで成形されたネガカートリッジの収納トレイ本体である。この収納トレイ本体１は平皿状とされており、その開口部は縦横に一体的な仕切壁２、２…が設けられ、ネガカートリッジ３、３…が一個づつ収納される収納部４、４…が形成されている。

【００１０】また、前記した仕切壁２、２…の頂縁にはネガカートリッジ３、３…を取り出す際に、指がネガカートリッジ３、３を摘み出すことができるように摘み出し用の切り欠き５、５…が形成されており、さらに前記した収納部４、４…の長手方向に沿った対向内壁面にはネガカートリッジ３、３…を挟圧支持するためのボッチ６、６…が突出形成されている。

【００１１】ネガカートリッジ３は収納部４に対して嵌着収納されるが、その際にボッチ６、６がネガカートリッジ３を両端で挟圧支持することとなり、このボッチ６、６を支点として図１に示す二態のように回動させることで着脱がより一層容易なものとなる。

【００１２】また、ネガカートリッジ３の側壁面には形状の異なった四つの孔７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄが形成されており、その各孔７ａ〜７ｄの閉塞状況で現像済の状況も判別できるものとしている。

【００１３】さらに、前記した収納トレイ本体１の底面には貼着用のフランジもしくは底板８が設けられており、図５として示す見開きボックス９の内部や図６として示すアルバム１０の一方の表紙１１の内面に貼着あるいは融着等の手段により固着される。

【００１４】そして、図５として示す見開きボックス９の場合、その見開きボックス９内に複数の透明な可撓性プラスチック袋１２、１２…が収容されて備えられ、このプラスチック袋１２、１２…内にはネガカートリッジ３内のフィルムの内容を示すインデックスシートが収納されることとなる。

【００１５】また、図６として示すアルバム１０の表紙１１の内面に収納トレイ本体１が固着された場合、インデックスシートを収納するプラスチック袋（図示せず）はアルバム１０の背表紙内面に装備されたバインダー用綴具１３に綴じられる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案に係るネガカートリッジの収納トレイは上述のように構成され、使用される。そのため、ネガカートリッジの整理が整然と行え、また、着脱作業も容易となるもので、従来のアルバム的な効果を保有しつつ、新規なＡＰＳに対応することができるものとなっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を実施したネガカートリッジの収納トレ
イを示す部分斜視図である。

【図２】部分縦断面図である。

【図３】別方向からの部分縦断面図である。

【図４】ネガカートリッジの斜視図である。

【図５】収納トレイの装備状態を示す斜視図である。

【図６】収納トレイの他の装備状態を示す部分斜視図で
ある。

【符号の説明】

１収納トレイ本体２仕切壁３ネガカートリッジ４収納部５切り欠き６ボッチ７ａ孔７ｂ孔７ｃ孔７ｄ孔８底板９見開きボックス１０アルバム１１表紙１２プラスチック袋１３バインダー用綴じ具

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０３Ｃ 3/00 ５８０Ｇ０３Ｃ 3/00 ５８０Ｂ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】平皿状とした本体を有し、その本体を弾
性を保有した仕切壁で複数の収納部に区切り、その仕切
壁にはネガカートリッジの摘み出し用の切り欠きを形成
するとともに内壁面に挟圧支持用のボッチを形成してあ
ることを特徴とするネガカートリッジの収納トレイ。
【請求項２】前記した収納トレイは見開きボックス内
に固着されていることを特徴とする請求項１に記載のネ
ガカートリッジの収納トレイ。
【請求項３】前記した収納トレイは、アルバムの表紙
内面に固着されていることを特徴とする請求項１に記載
のネガカートリッジの収納トレイ。