JPS62249840A - Ｘ線シートフィルムをカセットに装填、排出する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カセットからＸ線シートフィルムを排出し装
填する装置、さらに詳細には遮光性の収納室に挿入され
たカセットからＸ線シートフィルムを取り出し、またデ
ィスペンサ容器から取り出された新しいシートフィルム
をカセットに装填する装置に関する。

［従来の技術］ 従来のこのような排出装填装置は、種々の形のものが知
られており、ディスペンサ容器はそれぞれ容器室におい
て開放され、容器に収納された積層シートフィルムは、
対応した吸引装置により吸引されその容器室に関連した
移送ローラのところに排出される。この移送面はディス
ペンサマガジンの積層シートフィルム面に平行になって
いるので、シートフィルムは続いてその方向を変えなけ
ればならない。

［発明が解決しようとする問題点］ ドイツ特許第２８０７８７６号ではこのシートフィルム
の方向転換はそれぞれディスペンサ容器室に固有の通路
を設けることによって行なわれており、非常に複雑な構
成となる。

また例えばドイツ特許第３２３２１４８号に記載されて
いるような他の装置では、この方向の切り換えは移送ロ
ーラと分岐した通路によって行なわれている。その場合
各方向の切り換わるところは、問題となる箇所であり、
移送すべきシートフィルムが実際に次の移送ローラ間に
確実に挿入されるような手段を設けなければならない。

従って本発明は、多数の隣接した通路を設けず、ディス
ペンサ容器にシート移送路に方向を変化させる箇所を少
なくし確実にシートフィルムをカセットに移送可能なＸ
線シートフィルムを排出し装填する装置を提供すること
を目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上述したような問題点を解決するために、 カセットを収納する遮光性の収納室と、収納室に挿入さ
れたカセットからＸ線シートフィルムを排出し新しいフ
ィルムを装填する手段と、 挿入されたカセットのフォーマットを検出する手段と、 種々のフォーマットの積層シートフィルムを収納シたデ
ィスペンサ容器室と、 フィルムフォーマットが挿入されたカセットのものに対
応するディスペンサ容器を駆動し、ディスペンサ容器か
らシートフィルムを取り出す制御装置と、 ディスペンサ容器から取り出されたシートフィルムをカ
セットに移送する移送手段とを備えた、カセットからＸ
線シートフィルムを排出し装填する装置において、 各容器室（１１）に配置されたディスペンサ容器（１２
）を容器室からシートフィルム移送手段の領域に移動さ
せ容器室に戻す駆動手段（２０゜３０．３４．３６）を
各容器室に配置し、挿入されたカセット（２）のフォー
マットに対応するディスペンサ容器（１２）の駆動手段
（２０）のみを制御手段（１４）により作動させるよう
な構成を採用した。

［作　用］ このような構成では、それぞれ必要なディスペンサ容器
をシートフィルムの移送路領域に移動させることができ
るので、取り出すべきシートフィルムを吸引装置により
直接シートフィルム移送路の直線部分に送り込むことが
可能になる。このような構成により種々のディスペンサ
容器からシートフィルムを取り出すのに一個の吸収装置
のみを設ければよく、この吸収装置はそれぞれのディス
ペンサ容器の８１層されたシートフィルムに対向するよ
うに制御が行なわれる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に従い本発明の詳細な説明する
。

第１図において符号１で示すものは、Ｘ線シートフィル
ムをカセットから排出し、装填する装置（以下排出装填
装置という）であり、３は装填すべき、あるいは排出す
べきカセット２を挿入する遮光性の収納室を示す、５は
収納室３で開放されたカセットからシートフィルム４を
取り出す吸引装置であり、また６は収納室の端部に配置
され、シートフィルム４を移送させる移送ローラを示す
。カセット収納室３と現像装Ｗ１７（あるいは関連する
シートフィルム８ないしフィルム移送ヲ乞１りするフォ
トインタラプタ９）の間に垂直に延びるシートフィルム
移送通路１０が設けられている。シートフィルムを貯蔵
ないし分配するディスペンサ容器１２を収納した容器室
１１もこの移送通路につながっている。このディスペン
サ容器１２は異なるフォーマットのカセット２に用いら
れる異なる大きさのシートフィルムを積層した積層シー
トフィルム１３を収納している０図示していないが公知
のカセット２の大きさを判別する装置により挿入された
カセット２ないしそこに収納されているシートフィルム
の種類が判別され、概略符号１４で示したコンピュータ
（比較装置ないし電子制御装Ｍ）にその信号が送られる
。

このようなフォーマットの検出はリード線１５により概
略図示されている。

移送ローラ６の前方で移送通路１０において３つのグル
ープのシート移送路ないし、移送ローラが設けられてい
る。湾曲した移送路１６は受け皿１７のところに導かれ
る。この受け皿１７は、制御装置１４と接続されており
、カセットのフォーマットを検出したあと、ローラ６．
１６により移送されるシートを受け取る高さまで持ち上
げられる。その場合、シートフィルム４の上端はまだ移
送ローラ６のいずれかにはさまっているので、フォトイ
ンタラプタ９から制御装置１４に通路がまだ開いている
信号が送られたときには、シートフィルムは再び上方に
持ち上げられ移送通路１８を通って移送ローラ８のとこ
ろに行き、現像装置７のところに送られる。

移送ローラ１９は、同様に制御装置１４と接続されたモ
ータ２０により駆動され移送通路１ｏを垂直にディスペ
ンサ容器１２の容器室１１に沿って延びている。移送ロ
ーラ１９は常に２つのディスペンサ容器１２間に位置す
るので、２つの移送ローラ１９間の領域にあるマガジン
１２を移送通路１０に移送させることができる。各容器
室１１の前方に容器室１１に配置されたディスペンサ容
器１２の前面をつかむクランプ装置２０が取り付けられ
ており、各クランプ装置２ｏは制御装置１４と接続され
ている。収納室３に収納されていたカセット２のフォー
マットないしはそれに関連したフィルムの種類が検出さ
れ、そのフィルムが排出されたあとそのディスペンサ容
器１２に対応し、その大きさのシートフィルムを収納し
たディスペンサ容器のクランプ装置２０が制御装置１４
により駆動される。第１図に図示した実施例ではこれは
下から２番目のディスペンサ容器１２であり、このディ
スペンサ容器は対応したクランプ装置２０により捕獲さ
れ第１図には図示していないがこのクランプ装置に対応
した駆動手段により移送通路１０のところに引き出され
完全に開放した状態となる。ここで適当な手段により開
放したディスペンサ容器１２から一番上のシートフィル
ムが取り出され移送ローラ１９により空となったカセッ
ト２に運ばれる。移送ローラ１９は制御装置１４により
同期して駆動される。シートフィルムが取り出されたあ
と制御装置１４により移送通路１０に引き出されたディ
スペンサ容器１２が再びその容器室１１にもどされる。

移送通路１０に引き出されたディスペンサ容器１２から
シートフィルムを取り出すのに、同様に制御装置１４に
よって作動される吸引装置が各容器に設けられる。また
各容器にこのような吸引装置を設けるかわりに第１図に
図示したように単一の吸引装置２１を揺動可能にまた垂
直にのびる案内装置２２に沿って配置し、この吸引装置
を同様に移送通路１０に引き出されるディスペンサ容器
１２を駆動するギア付きモータ２３を介して摺動可能に
構成することも可能である。吸引装置２１を対応する積
層シートフィルム１３の最上シートに配置し吸引装置２
１を駆動することにより、そのシートを持ち上げ約９０
０揺動させてシートフィルムの前端を引き出されたディ
スペンサ容器１２上に位置する移送ローラ１９のところ
に移動させる。これによりカセット２に供給すべきシー
トフィルムが捕獲され移送ローラ１９に挿入され、続い
て空となったカセット２に挿入される。

通常少なくとも２つの吸引二ニー２トから構成される装
置 ２０およびディスペンサ容器ｌ２の上端に接触しないよ
うにするために，積層シート１３に対し、内部に向けて
かつ下方に湾曲した部材２４ａ。

２４ｂからなる、ディスペンサ容器ｌ２側部に位置した
アーム２４に吸引装置２４を支持するのが好ましい。

第２図から第７図にはディスペンサ容器１２並びにクラ
ンプ装置２０の構成並びに各ディスペンサ容器の連動機
構が図示されているので、各図を参照して以下に説明を
行なう．ディスペンサ容器はよく知られている様にグリ
ップを有する容器として構成される．このディスペンサ
容器ｌ２の表面には積層シー｝１３を挿入し各シートフ
ィルムを取り出すことのできる充分な大きさを有する開
口部１２ａが形成される．容器１２の一方の側面には突
出した端部１２ｂが形成される．開口部１２ａは摺動力
バー２５により開閉することができ、好ましくは筒状に
形成され，容器ｌ２は摺動力バーが閉じた状態では端部
１２ｂと当接して遮光状態となる．容器ｌ２の開口部１
２ａが閉じた状態では摺動力バー２５に取り付けられた
バネ性の係合部材２６の一方の端部が容器１２の係合穴
１２ｃと、また他方の端部が摺動力バー２５に形成され
た貫通口２５ａとそれぞれ係合する。各容器室の壁２７
には貫通口２７ａが形成され、この貫通口は容器’１２
が開放した状態では貫通口２５ａと整合する．この貫通
口２７ａにバネ性の爪２８が嵌合する。爪２８の弾性力
は爪２８が貫通口２５ａに入った場合係合部材２６をそ
の弾性力に抗して揺動させ摺動カバー２５を容器１２か
ら外すだけの強さを持っている。このとき摺動カバー２
５は遮光状態で容器のストッパー２７ｂと当接しそこに
保持される。

容器１２を更に移動させると、容器１２はその突出端部
１２ｂがクランプ装置２０の好ましくは２つアームのバ
ネ性の爪２９と係合するまで前進する。各クランプ装置
２０には電動モータ３０が結合されている０本実施例で
はモータ３０のピニオン３１がギア３２と噛み合う、こ
のギア３２は容器の面に平行なロッド３３に固定されて
いる。

各ロッドの端部には容器の挿入方向３５と平行に伸びる
本体に固定されたラック３６と噛み合うギア３４が取り
付けられている。ロッド３３はラック３６に平行に伸び
る装置側に固定された溝３６ａに沿って案内される。制
御装置１４を介して対応した容器室１１ないしそのクラ
ンプ装置２０が駆動される。容器１２が第４図に図示し
た位置まで駆動されるとモータ３０が作動してギア３１
．３２．３４が駆動され、クランプ装置２０は容器１２
全体を第１図に図示したように移送通路１０のところに
引き出し、シートフィルムが取り出せるような状態にな
る。この状態が第５図および第６図に図示されている。

第１図に従いシートフィルムが取り出されたあと、制御
装置１４を介してモータ３０が逆方向に作動され容器１
２は挿入方向３５とは反対方向に第４図に図示した位置
までもどされる。容器を交換する場合には、容器１２は
手動により、あるいはキーにより操作されるモータによ
り、摺動方向３５と反対方向に第７図ないし第２図に図
示した位置に移動されるので、爪２９は装置に固定され
た斜面３６ｂのところで容器端部１２ｂとの係合がはず
される。同時にたとえば電磁スイッチを介して爪２８が
持ち上げられるので、爪２８は貫通口２５ａと係合しな
くなる。ここで容器１２が手により容器室１１から取り
出される。この場合突出端部１２ｂは摺動カバー２５と
遮光状態で当接し２、摺動カバ−２５の爪２６は再び切
り欠は穴１２ｃと係合し、容器１２はロックされる。

簡単にするために図には一実施例のみを図示したが、モ
ータ３０を装置側に取り付はビニオンを介してクランプ
装置２０と結合されたラックを駆動するようにしてもよ
い、また爪２６，２８゜２９を係合あるいは脱会するの
に図示した以外に既に知られている方向を用いることも
できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、ディスペンサ容器
から取り出すべきシートフィルムを直接吸引装置により
シートフィルム移送路の直線部分に導くことが可能にな
り、また種々のディスペンサ容器からシートフィルムを
取り出すのに一個の吸引装置だけで済むという利点が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はディスペンサ容器を備えた本発明装置の一部破
断概略構成図、第２図は第１図装置に用いられるディス
ペンサ容器の断面図、第３図は第２図に図示した容器の
挿入方向と平行な方向における断面図、第４図はディス
ペンサ容器を開放したときの第２図に沿った断面図、第
５図はディスペンサ容器が完全に開放したときの第２図
に従った断面図、第６図は第５図のディスペンサ容器の
位置における断面図、第７図はディスペンサ容器を再び
閉じる時の状態を示す断面図である。 ｌ・・・排出装填装置　　２・・・Ｘ線シートカセット
３・・・［５１１４・・・シートフィルム５・・・吸引
装置　　　　６・・・移送ローラ７・・・現像装置　　
　　９・・・フォトインタラプタ１０・・・シートフィ
ルム移送通路 １１・・・容器室　　　　１２・・・ディスペンサ容器
１３・・・積層シートフィルム １４・・・制御装置 ＦＩＧ、１ ＦＩＧ、３ 日Ｇ、２ −Ｌ ＦＩＧ、４ ＦＩＧ、６ 日Ｇ、５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）カセットを収納する遮光性の収納室と、収納室に挿
   入されたカセットからＸ線シートフィルムを排出し新し
   いフィルムを装填する手段と、 挿入されたカセットのフォーマットを検出する手段と、 種々のフォーマットの積層シートフィルムを収納したデ
   ィスペンサ容器室と、 フィルムフォーマットが挿入されたカセットのものに対
   応するディスペンサ容器を駆動し、ディスペンサ容器か
   らシートフィルムを取り出す制御装置と、 ディスペンサ容器から取り出されたシートフィルムをカ
   セットに移送する移送手段とを備えた、カセットからＸ
   線シートフィルムを排出し装填する装置において、 各容器室（１１）に配置されたディスペンサ容器（１２
   ）を容器室からシートフィルム移送手段の領域に移動さ
   せ容器室に戻す駆動手段（２０、３０、３４、３６）を
   各容器室に配置し、 挿入されたカセット（２）のフォーマットに対応するデ
   ィスペンサ容器（１２）の駆動手段（２０）のみを制御
   手段（１４）により作動させるようにしたことを特徴と
   するカセットからＸ線シートフィルムを排出し装填する
   装置。 ２）吸引装置（２１）により容器室（１１）から引き出
   されたディスペンサ容器（１２）内の最上シートフィル
   ムを吸引するようにした特許請求の範囲第１項に記載の
   装置。 ３）各ディスペンサ容器にそれぞれ少なくとも１つの吸
   引装置を設けるようにした特許請求の範囲第２項に記載
   の装置。 ４）制御手段（１４）によりそれぞれディスペンサ容器
   の高さに調節できる１個の吸引装置（２１）を設けるよ
   うにした特許請求の範囲第２項に記載の装置。 ５）吸引装置（２１）を上方側方からディスペンサ容器
   （１２）に接近させるようにした特許請求の範囲第４項
   に記載の装置。 ６）吸引装置（２１）から持ち上げられたシートフィル
   ムを受け取りカセット（２）に移動させる移送ローラ（
   １９）を設けるようにした特許請求の範囲第２項から第
   ５項までのいずれか１項に記載の装置。 ７）各ディスペンサ容器（１２）に前記移送ローラ（１
   ９）を設け、シートフィルム移送通路を形成するように
   した特許請求の範囲第６項に記載の装置。 ８）ディスペンサ容器にフィルム取り出し開口部を形成
   し、この開口部を摺動カバーにより遮光状態で閉じるこ
   とができるようにし、ディスペンサ容器を容器室に挿入
   した場合前記摺動カバーを自動的に開放させ、各容器室
   （１１）にディスペンサ容器（１２）をつかむクランプ
   装置（１２）を設け、このクランプ装置を制御手段（１
   ４）によって駆動されるモータ（３０）によりシートフ
   ィルム移送ローラ（１９）の方向に移動させるようにし
   た特許請求の範囲第１項から第７項までのいずれか１項
   に記載の装置。 ９）モータ（３０）とこれに結合されたギア（３１）が
   クランプ装置（２０）に固定され、このギア（３１）が
   ロッド（３３）、ギア（３４）を介して容器室壁（２７
   ）に固定されたラック（３６）と係合する特許請求の範
   囲第８項に記載の装置。 １０）容器室（１１）の両側にラック（３６）を設け、
   このラックとモータに結合されたギア（３４）をかみ合
   わせるようにした特許請求の範囲第９項に記載の装置。 １１）容器室の後方側に容器（１２）が閉じたとき摺動
   カバー（２５）と当接する突出端部（１２ｂ）を形成し
   、ディスペンサ容器（１２）が開放したときクランプ装
   置（２０）の係合部材（２９）が前記突出端部（１２ｂ
   ）と係合する特許請求の範囲第８項から第１０項までの
   いずれか１項に記載の装置。 １２）前記係合部材（２９）はディスペンサ容器が挿入
   された場合前記突出端部（１２ｂ）と弾性的に係合し、
   ディスペンサ容器（１２）が取り出された場合係合がは
   ずされる特許請求の範囲第１１項に記載の装置。