JP6926845B2 - 硬貨処理装置、及び、当該硬貨処理装置に取り付けるカバー部材 - Google Patents

硬貨処理装置、及び、当該硬貨処理装置に取り付けるカバー部材 Download PDF

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Description

本発明は、硬貨処理装置、及び、当該硬貨処理装置に取り付けるカバー部材に関する。
硬貨処理装置は、投入された複数の硬貨を硬貨受入部で一括で受け入れ、硬貨認識部で各硬貨の真贋判別及び金種判別を行い、その結果に応じて各硬貨を振り分けて任意の場所に収容する。硬貨処理装置は、硬貨受入部の下部にベルトが実装されている構造のものと、回転円盤が実装されている構造のものとがある。ベルトや回転円盤は、硬貨受入部で受け入れられた硬貨を硬貨認識部等に搬送する機構である。
ところで、硬貨処理装置では、例えばクリップやステープラの芯等の異物が硬貨とともに投入されることがある。このような現象は、例えば、紙幣や伝票等がクリップやステープラの芯等で留められて硬貨と一緒に袋の中に雑多に入れられており、投入者がその袋の中から硬貨を手で取り出して硬貨処理装置に投入する際に、クリップやステープラの芯等の異物が混入してしまい、投入者が異物の混入を見逃した状態で硬貨を投入することにより発生する。このような現象は、例えば、金融業や流通業等においてATMやキャッシュレジスタ等の現金取扱装置から現金を回収する場合や、運送業等において取引先で現金を渡される場合等で発生し易い。
そこで、硬貨処理装置の中には、硬貨と一緒に異物が投入された場合に、異物を除去する構造の装置があった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された硬貨処理装置は、異物を除去するための異物除去孔を硬貨搬送路に設けたものである。
特許4877275号公報
しかしながら、従来の硬貨処理装置は、異物の除去性能が十分でなく、改善する余地があった。そのため、従来の硬貨処理装置は、異物を除去しきれずに、異物が硬貨受入部に投入されてしまう場合があった。その結果、従来の硬貨処理装置は、入金時に硬貨の取り込みエラーが発生したり、出金時に硬貨の放出エラーが発生したりすることがあった。なお、「硬貨の取り込みエラー」とは、入金時に硬貨受入部に投入された硬貨が異物に引っ掛かることで硬貨の取り込みが阻害される現象である。また、「硬貨の放出エラー」とは、出金時に硬貨出金部まで搬送された硬貨が異物に引っ掛かることで硬貨の放出が阻害される現象である。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、異物が装置内に投入される前に、異物を効率よく除去する硬貨処理装置、及び、当該硬貨処理装置に取り付けるカバー部材を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、硬貨処理装置であって、硬貨を装置内に受け入れる硬貨受入部と、前記硬貨受入部を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前
記硬貨が投入される第1硬貨投入部と、異物が前記硬貨の中に混入して前記硬貨と一緒に前記第1硬貨投入部に投入された場合に、その異物を除去する複数の異物除去孔と、前記異物除去孔で除去された前記異物を収容する異物収容部と、前記第1硬貨投入部に投入されて前記異物除去孔で前記異物が除去された後の前記硬貨が投入される第2硬貨投入部と、スライド機構と、を有するとともに、前記スライド機構でスライド移動することにより前記異物収容部に収容された前記異物を外部に排出する構成になっており、前記第1硬貨投入部は、仕切り部材によって前記硬貨受入部から仕切られており、前記第2硬貨投入部は、前記硬貨受入部に連通している構成とする。
また、第2発明は、硬貨を装置内に受け入れる硬貨受入部を覆うように、硬貨処理装置に取り付けられるカバー部材であって、前記硬貨が投入される第1硬貨投入部と、異物が前記硬貨の中に混入して前記硬貨と一緒に前記第1硬貨投入部に投入された場合に、その異物を除去する複数の異物除去孔と、複数の紙幣の間に挟まった硬貨又は異物を取り除く硬貨取り除き部と、前記第1硬貨投入部に投入されて前記異物除去孔で前記異物が除去された後の前記硬貨が投入される第2硬貨投入部と、を有し、前記第1硬貨投入部は、仕切り部材によって前記硬貨受入部から仕切られており、前記第2硬貨投入部は、前記硬貨受入部に連通するように開口している構成とする。
本発明によれば、異物が装置内に投入される前に、異物を効率よく除去することができる。
実施形態1に係る硬貨処理装置の構成を示す図である。 実施形態1に係る硬貨処理装置の金種別一時保留部の構成を模式的に示す図である。 実施形態1に係る硬貨処理装置の硬貨出金箱の構成を模式的に示す図である。 実施形態1に係るカバー部材の斜視図である。 実施形態1に係るカバー部材の上面図である。 実施形態1に係るカバー部材の側面図である。 実施形態1に係るカバー部材の断面図である。 実施形態1に係るカバー部材の硬貨処理装置への取付例の説明図である。 実施形態1に係るカバー部材の運用例の説明図である。 実施形態1に係るカバー部材の運用例の説明図である。 実施形態1に係るカバー部材の運用例の説明図である。 実施形態2に係るカバー部材の構成を示す図である。 実施形態2に係るカバー部材の運用例の説明図である。 変形例に係るカバー部材の構成及び運用例の説明図である。 実施形態3に係るカバー部材の斜視図である。 実施形態3に係るカバー部材の開放時の斜視図である。 実施形態3に係るカバー部材の上部カバーの上面図である。 実施形態3に係るカバー部材の下部カバーの上面図である。 実施形態3に係るカバー部材の側面図である。 実施形態3に係るカバー部材の断面図である。 実施形態3に係るカバー部材の運用例の説明図である。 実施形態3に係るカバー部材の運用例の説明図である。 実施形態3に係るカバー部材の運用例の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
本実施形態1は、異物除去トレー20(図4参照)を硬貨処理装置100(図1参照)に適用するものである。以下、まず、硬貨処理装置100について説明し、次に、異物除去トレー20について説明する。
<硬貨処理装置の構成>
以下、図1乃至図3を参照して、硬貨処理装置100の構成につき説明する。図1は、硬貨処理装置100の構成を示す図である。図1(a)は、正面方向から見た硬貨処理装置100の構成を示しており、図1(b)は、右方向から見た硬貨処理装置100の構成を示している。図2は、硬貨処理装置100の金種別一時保留部の構成を模式的に示す図である。図3は、硬貨処理装置100の硬貨出金箱の構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、硬貨処理装置100は、装置正面(前面)上部に、硬貨を装置内に一括して受け入れる硬貨受入部1を備えている。硬貨受入部1の上面は、硬貨を一括して投入できるように開口している。硬貨受入部1の上方には、異物除去トレー20が取り付けられている。異物除去トレー20は、硬貨受入部1を覆うカバー部材である。異物除去トレー20は、硬貨受入部1に対して着脱可能に構成されている。異物除去トレー20は、硬貨受入部1に投入される硬貨への異物の混入を防止する異物混入防止部材として機能する。
硬貨処理装置100の内部において、硬貨受入部1の下方には、硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰出部2が配置されている。硬貨繰出部2の硬貨送出口は、搬送路によって、硬貨を認識する硬貨認識部3につながっている。硬貨認識部3は、搬送路によって、硬貨を選別して所望の場所に搬送する選別搬送部4につながっている。
選別搬送部4には、硬貨の搬送方向の上流側から、リジェクト口5、及び金種別の受入口6a〜6fが設けられている。選別搬送部4は、リジェクト口5に対応するリジェクトシュート、及び金種別の受入口6a〜6fに対応する硬貨落下シュート8a〜8fを備えている。
リジェクト口5の下方には、再使用が不能な硬貨が収容されるリジェクト硬貨収容部9が配置されている。また、金種別の受入口6a〜6fの下方には、再使用が可能な硬貨が金種別に収容される金種別一時保留部11a〜11fが配置されている。リジェクト硬貨は、リジェクトシュートによってリジェクト口5からリジェクト硬貨収容部9に導かれる。一方、再使用が可能な硬貨は、金種に応じて、硬貨落下シュート8a〜8fによって金種別の受入口6a〜6fから金種別一時保留部11a〜11fに導かれる。
図2に模式的に示すように、金種別一時保留部11a〜11fは、それぞれ、前後左右の四方向が壁面で仕切られることにより、金種別に硬貨を収容する空間として形成されている。金種別一時保留部11a〜11fは、直線状に並べて配置されている。金種別一時保留部11a〜11fの底部は、開口しており、初期位置においてガイド12の上に配置されることによりガイド12で封鎖されている。金種別一時保留部11a〜11fは、一時保留部移動モータ(図示せず)によって左右方向(矢印H方向又は矢印S方向)に移動可能な構造になっている。
金種別一時保留部11a〜11fが左方向(矢印H方向)に移動した場合に、その移動先の場所の下方には、硬貨返却箱13が配置されている。一方、金種別一時保留部11a〜11fが右方向(矢印S方向)に移動した場合に、その移動先の場所の下方には、金種別出金ホッパ15a〜15fが配置されている。
硬貨返却箱13は、利用者(投入者)に返却される返却硬貨が一時的に収容される箱である。硬貨返却箱13は、装置正面から装置外へ引き出し可能になっている。硬貨返却箱13の内部には、返却硬貨を金種別に収容する金種別硬貨返却小箱14が配置されている。
金種別出金ホッパ15a〜15fは、再利用可能な硬貨が一時的に収容される場所である。金種別出金ホッパ15a〜15fは、金種別一時保留部11a〜11fのそれぞれの底部に設けられた開口に対応している。金種別出金ホッパ15a〜15fは、直線状に配置されている。金種別出金ホッパ15a〜15fの下部には、硬貨を1枚ずつ繰り出す硬貨繰出手段が設けられている。
図3に模式的に示すように、金種別出金ホッパ15a〜15fの下方には、出金用の硬貨が収容される硬貨出金箱16が配置されている。硬貨出金箱16の内部には、出金用の硬貨を金種別に収容する金種別硬貨出金小箱17が配置されている。金種別硬貨出金小箱17は、それぞれの金種別出金ホッパ15a〜15fの出口に対応している。金種別硬貨出金小箱17は、直線状に配置されている。硬貨出金箱16は、装置前面から引き出すことができる。金種別硬貨出金小箱17a〜17fは、その硬貨出金箱16から取り出すことができる。
<異物除去トレーの構成>
以下、図4乃至図8を参照して、異物除去トレー20の構成につき説明する。図4乃至図7は、それぞれ、異物除去トレー20の斜視図、上面図、側面図、及び断面図である。図7は、図5に示すX1−X1線に沿って切断した異物除去トレー20の断面を、側面方向から見た形状を示している。図8は、異物除去トレー20の硬貨処理装置100への取付例の説明図である。
図4及び図5に示すように、異物除去トレー20は、上面側に、第1硬貨投入部21と、第2硬貨投入部22と、複数の異物除去孔23と、を備えている。また、異物除去トレー20の両側面には、後端部の下端付近に、開閉支点28が設けられている。
第1硬貨投入部21は、硬貨が投入される部位である。
第2硬貨投入部22は、第1硬貨投入部21に投入されて異物除去孔23で異物が除去された後の硬貨が投入される部位である。
異物除去孔23は、異物が硬貨の中に混入して硬貨と一緒に第1硬貨投入部21に投入された場合に、その異物を後記する異物収容部25(図7参照)に落下させて、異物を除去する構成要素である。
開閉支点28は、異物除去トレー20を回動させて硬貨受入部1を開閉する軸部である。
第1硬貨投入部21は、上方に広がる皿状の形状を呈している。したがって、第1硬貨投入部21は、底面部の面積よりも開口部の面積の方が広い形状を呈している。第1硬貨投入部21は、第2硬貨投入部22よりも広く形成されており、比較的大量の硬貨を投入することができる。第1硬貨投入部21の内部には、底面部21aと傾斜部21bとが形成されている。第1硬貨投入部21の傾斜部21bは、底面部21aの前後左右の四方向を囲むように配置されている。傾斜部21bは、底面部21aに向かって硬貨を集めるように傾斜している。特に、底面部21aの後方に配置された傾斜部21bは、後方から手前に向かって硬貨を集めるように、底面部21aと一体に形成されている。
第2硬貨投入部22は、上方に広がる形状を呈している。したがって、第2硬貨投入部22は、底面部の面積よりも開口部の面積の方が広い形状を呈している。第2硬貨投入部22の内部には、開口部22aと傾斜部22bとが形成されている。開口部22aは、第2硬貨投入部22の底部に形成されている。開口部22aは、好ましくは、硬貨が1枚ずつ通過するように、スリット状の形状に形成されているとよい。第2硬貨投入部22の傾斜部22bは、開口部22aの前後左右の四方向を囲むように配置されている。傾斜部22bは、開口部22aに向かって硬貨を集めるように傾斜している。
異物除去孔23は、異物を通し、硬貨を通さない機能を有している。異物除去孔23は、少なくとも第1硬貨投入部21の底面部21aに形成されている。本実施形態1では、複数の異物除去孔23が、底面部21aに加え、傾斜部21bにも複数形成されている。
異物除去孔23は、好ましくは、円形状又は楕円形状に形成されているとよい。ここでは、異物除去孔23が円形状に形成されているものとして説明する。異物除去孔23の大きさは、流通している最小硬貨の直径よりも小さいサイズにするとよい。例えば、日本では、流通している最小硬貨が1円硬貨であり、1円硬貨の直径が20mmであるため、異物除去孔23の大きさは、20mm未満にするとよい。
ただし、異物除去孔23は、異物を通し、硬貨を通さない形状及び大きさであれば、四角形などの多角形状に形成されていてもよい。異物除去孔23が多角形状に形成されている場合に、異物除去孔23の2つの頂点を結ぶ対角線の長さは、流通している最小硬貨の直径よりも小さいサイズにするとよい。
第1硬貨投入部21の後方の傾斜部21bには、紙幣突当部24が形成されている。紙幣突当部24は、複数の紙幣の一辺に対して部分的に突き当てられる部位である(図10参照)。紙幣突当部24は、複数の紙幣を突き当てさせることによって、複数の紙幣を整列させる紙幣の整列部として機能する。また、紙幣突当部24は、硬貨や異物が複数の紙幣の間に挟まっている場合に、複数の紙幣の間から硬貨や異物を取り除く硬貨取り除き部として機能する。
紙幣突当部24は、紙幣受け部24aと、立設部24bと、通路部24cと、を備えている。
紙幣受け部24aは、紙幣が突き当てられる部位である。
立設部24bは、紙幣受け部24aとともに、紙幣が突き当てられる部位である。
通路部24cは、硬貨や異物が間に挟まれた複数の紙幣が紙幣突当部24に突き当てられたときに、複数の紙幣の間から分離した硬貨や異物が通過する部位である。
紙幣受け部24aは、第1硬貨投入部21の後方の傾斜部21bの頂上付近において、左右両側に2つ形成されている。
立設部24bは、第1硬貨投入部21の後方の傾斜部21bの面上において、左右両側の紙幣受け部24aの間に1乃至複数(図示例では、2つ)形成されている。
通路部24cは、第1硬貨投入部21の後方の傾斜部21bの面上において、各立設部24bの間に1乃至複数(図示例では、3つ)形成されている。
通路部24cは、硬貨や異物が間に挟まれた複数の紙幣が紙幣突当部24に突き当てられたときに、複数の紙幣の間から分離した硬貨や異物を第1硬貨投入部21の底面部21aに向けて落下させる。通路部24cは、第1硬貨投入部21の後方の傾斜部21bに形成されている。そのため、通路部24cは、紙幣突当部24から第1硬貨投入部21の底面部21aに向けて硬貨や異物を斜め方向に落下させる傾斜面部を備えた構造になっている。
異物除去トレー20の後端部の下端付近には、開閉支点28が設けられている。異物除去トレー20の後端部の下端は、異物除去トレー20が開閉支点28を中心にして回動する際に、円滑に回動することが可能な形状を呈している。本実施形態では、異物除去トレー20の後端部の下端が面取りされているものとして説明する。
図6及び図7に示すように、第1硬貨投入部21の下方には、異物収容部25が設けられている。異物収容部25は、異物除去孔23で除去された異物を収容する空間である。異物収容部25の底面には、床面部26が配置されている。床面部26は、異物収容部25と硬貨受入部1(図9(a)参照)との間を仕切る仕切り部材として機能する。
第1硬貨投入部21は、異物除去孔23を介して異物収容部25に連通しているものの、仕切り部材である床面部26によって、異物収容部25とともに硬貨受入部1(図9(a)参照)から仕切られている。一方、第2硬貨投入部22は、開口部22aを介して硬貨受入部1(図9(a)参照)に連通している。
異物除去トレー20の後面の下端部には、開口部27が形成されている。したがって、異物収容部25の内部は、開口部27を介して外部に部分的に開放されている。
図8に示すように、硬貨処理装置100の天井部19には、硬貨受入部1を囲むようにカバー取付枠19aが形成されている。カバー取付枠19aの内周の後端部付近には、開閉支点挿入穴19bが形成されている。開閉支点挿入穴19bは、異物除去トレー20の開閉支点28と係合するように形成されている。開閉支点挿入穴19bと開閉支点28とは、異物除去トレー20を回動させる回動手段を構成している。
異物除去トレー20は、開閉支点28を中心にして後方向に回動することにより、硬貨受入部1を外部に開放する。その際に、異物除去トレー20は、異物収容部25に収容された異物を天井部19の上に排出する。したがって、異物除去トレー20は、開閉支点28を中心にして回動することにより、異物収容部25に収容された異物を異物除去トレー20の外部に排出することができる。
<異物除去トレーの運用例>
以下、図9乃至図11を参照して、異物除去トレー20の運用例につき説明する。図9乃至図11は、それぞれ、異物除去トレー20の運用例の説明図である。
ここでは、異物除去トレー20の運用例について、以下の3通りのパターンを例にして説明する。
(1)異物Foが複数の硬貨Coの中に混入しており、複数の硬貨Coの中から異物Foを分離させる場合の運用例。
(2)硬貨Coや異物Foが複数の紙幣Biの間に挟まっており、複数の紙幣Biの間から硬貨Coや異物Foを分離させる場合の運用例。
(3)異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去する場合の運用例。
(1)異物Foが複数の硬貨Coの中に混入しており、複数の硬貨Coの中から異物Foを分離させる場合の運用例。
この場合に、例えば、図9(a)に示すように、利用者(投入者)は、複数の硬貨Coを第1硬貨投入部21に投入する(矢印A11参照)。
すると、図9(b)に示すように、各硬貨Coは、傾斜部21b(図4参照)に沿って滑落して、主に底面部21a(図4参照)に集まった状態で、第1硬貨投入部21の内部に保持される。一方、異物Foは、異物除去孔23を通って第1硬貨投入部21から異物収容部25に落下して、異物収容部25に収容される(矢印A12参照)。これにより、硬貨Coと異物Foとが分離される。したがって、異物除去トレー20は、複数の硬貨Coの中から異物Foを除去することができる。
この後、図9(c)に示すように、利用者は、第1硬貨投入部21の内部に保持されている硬貨Coを第1硬貨投入部21から適量ずつ手で取り出して、取り出した硬貨Coの中に異物Foが混入していないかを確認する。そして、利用者は、異物Foが混入していない場合に、そのまま硬貨Coを第2硬貨投入部22に投入し、一方、異物Foが混入している場合に、異物Foを手で取り除いてから硬貨Coを第2硬貨投入部22に投入する(矢印A13参照)。すると、硬貨Coは、開口部22aを通って第2硬貨投入部22から硬貨受入部1に落下する。このようにして、異物除去トレー20は、異物Foが除去された硬貨Coのみを硬貨受入部1に投入することができる。
図1に示すように、硬貨Coが硬貨受入部1に投入されると、硬貨処理装置100は、硬貨繰出部2で硬貨Coを1枚ずつ硬貨認識部3に繰り出し、硬貨認識部3で図示せぬセンサによって検出された硬貨Coの特徴に基づいて硬貨Coの真贋判別及び金種判別を行う。そして、硬貨処理装置100は、硬貨Coの枚数を計数しながら、判別結果に応じて、選別搬送部4で硬貨Coをリジェクト口5又は金種別の受入口6a〜6fまで搬送する。リジェクト口5又は金種別の受入口6a〜6fには、ソレノイド(図示せず)によって開閉される選別ブレート(図示せず)が設けられている。
その後、硬貨処理装置100は、選別ブレート(図示せず)を開けて、リジェクト口5又は金種別の受入口6a〜6fに対応するリジェクトシュート又は硬貨落下シュート8a〜8fに硬貨Coを落とす。硬貨Coは、リジェクトシュート又は硬貨落下シュート8a〜8fを経由してリジェクト硬貨収容部9又は金種別一時保留部11a〜11fに落下する。
金種別一時保留部11a〜11fに落下した硬貨Coは、金種別一時保留部11a〜11fの底部に配置されたガイド12の上に集積される。硬貨処理装置100は、金種別一時保留部11a〜11fの中のいずれかの集積量(集積枚数)が、予め定められた設定量(設定枚数)に達するか、又は、硬貨繰出部2内に残留する硬貨Coがなくなると、硬貨繰出部2の繰り出し処理を停止して、処理を一旦終了する。
その後、硬貨処理装置100は、計数された硬貨Coの金種別金額や合計金額等を表示部(図示せず)に表示して、利用者に確認させる。そして、硬貨処理装置100は、実行中の処理が入金処理である場合に、表示部(図示せず)に表示された画面の中の操作ボタンで、硬貨Coの収納の可否を選択入力させる。
ここで、「収納可」(つまり、収納の実行)が入力された場合に、図2に示すように、硬貨処理装置100は、一時保留部移動モータ(図示せず)を駆動して金種別一時保留部11a〜11fをガイド12の上から矢印Sの方向に移動させる。これにより、ガイド12の上に集積されていた硬貨Coが自由落下して金種別に出金ホッパ15a〜15fの内部に収納される。
一方、「収納否」(つまり、収納の取り消し)が入力された場合に、図2に示すように、硬貨処理装置100は、一時保留部移動モータ(図示せず)を駆動して金種別一時保留部11a〜11fをガイド12の上から矢印Hの方向に移動させる。これにより、ガイド12の上に集積されていた硬貨Coが自由落下して硬貨返却箱13に収納される。
なお、実行中の処理が計数処理である場合や、入金処理中にジャム(硬貨Coの搬送不良)等が生じた場合に、硬貨処理装置100は、「収納否」(つまり、収納の取り消し)が入力された場合と同様の動作を行う。
(2)硬貨Coや異物Foが複数の紙幣Biの間に挟まっており、複数の紙幣Biの間から硬貨Coや異物Foを分離させる場合の運用例。
この場合に、例えば、図10(a)に示すように、利用者は、複数の紙幣Biの一辺を紙幣突当部24に複数回繰り返し突き当てる(矢印A21参照)。
すると、図10(b)に示すように、硬貨Coや異物Foは、複数の紙幣Biの間から分離して落下する。そして、硬貨Coや異物Foは、通路部24cを通過して、傾斜部21b(図4参照)に沿って滑落する(矢印A22参照)。硬貨Coは、傾斜部21b(図4参照)に沿って滑落して、主に底面部21a(図4参照)に集まった状態で、第1硬貨投入部21の内部に保持される。一方、異物Foは、傾斜部21b(図4参照)に沿って滑落する際に、異物除去孔23を通って第1硬貨投入部21から異物収容部25に落下して、異物収容部25に収容される(矢印A23参照)。これにより、硬貨Coと異物Foとが分離される。したがって、異物除去トレー20は、紙幣Biから硬貨Coや異物Foを除去することができるとともに、硬貨Coと異物Foとを分離させることができる。
この後、利用者は、第1硬貨投入部21の内部に保持されている硬貨Coを第1硬貨投入部21から適量ずつ手で取り出して、取り出した硬貨Coの中に異物Foが混入していないかを確認する。そして、図10(b)に示すように、利用者は、異物Foが混入していない場合に、そのまま硬貨Coを第2硬貨投入部22に投入し、一方、異物Foが混入している場合に、異物Foを手で取り除いてから硬貨Coを第2硬貨投入部22に投入する(矢印A24参照)。すると、硬貨Coは、開口部22aを通って第2硬貨投入部22から硬貨受入部1に落下する。このようにして、異物除去トレー20は、紙幣Biから硬貨Coや異物Foを分離させるとともに、異物Foが除去された硬貨Coのみを硬貨受入部1に投入することができる。
なお、運用例(2)において硬貨Coが硬貨受入部1に投入された場合に、硬貨処理装置100は、前記した運用例(1)で硬貨Coが硬貨受入部1に投入された場合と同様の動作を行う。
(3)異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去する場合の運用例。
この場合に、例えば、図11に示すように、利用者は、異物除去トレー20の前端部を把持して持ち上げる(矢印A31参照)。すると、異物除去トレー20は、開閉支点28を中心にして後方向に回動する。このとき、異物収容部25に収容された異物Foは、床面部26に沿って滑落する(矢印AFo参照)。その結果、異物Foは、開口部27を通過して、異物除去トレー20の外部(具体的には、硬貨処理装置100の天井部19の上)に排出される。これにより、異物除去トレー20は、異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去することができる。利用者は、天井部19の上に排出された異物Foを手で取り除く。
この運用例(3)は、前記した運用例(1)又は運用例(2)の動作が1回行われる都度行うようにしてもよいし、前記した運用例(1)又は運用例(2)の動作が複数回行われた後に行ってもよい。
<異物除去トレーの主な特徴>
(1)異物除去トレー20は、第1硬貨投入部21と、第2硬貨投入部22と、を有している。第1硬貨投入部21には、複数の異物除去孔23が形成されている。第1硬貨投入部21は、仕切り部材(床面部26)によって硬貨受入部1から仕切られている。一方、第2硬貨投入部22は、硬貨受入部1に連通している。
このような異物除去トレー20は、第1硬貨投入部21で複数の硬貨Coの中から異物Foを除去することができる。また、異物除去トレー20は、複数の硬貨Coを一時的に保持する場所として第1硬貨投入部21を用いることができる。これにより、異物除去トレー20は、仮に第1硬貨投入部21で除去しきれなかった異物Foがあったとしても、硬貨Coの中に異物Foが混入していないかを利用者に確認させながら第2硬貨投入部22に投入させることができる。そのため、異物除去トレー20は、異物Foが装置内に投入される前に、異物Foを効率よく積極的に除去することができる。
そして、硬貨処理装置100は、例えば、紙幣や伝票等がクリップやステープラの芯等で留められて硬貨Coと一緒に袋の中に雑多に入れられており、利用者がその袋の中からクリップやステープラの芯等の異物Foが混入した状態で硬貨Coを取り出して投入することがあったとしても、硬貨受入部1の上に異物除去トレー20が配置されているため、異物Foが装置内に投入されることを防止することができる。
(2)利用者は、第1硬貨投入部21の中に保持されている複数の硬貨Coを手でかき混ぜることにより、硬貨Coと異物Foとの分離を促進させて、異物Foを異物収容部25に効率よく落下させることができる。そのため、この点でも異物除去トレー20は、異物Foを効率よく除去することができる。
(3)異物除去トレー20は、硬貨取り除き部として機能する紙幣突当部24を有している。このような異物除去トレー20は、硬貨Coや異物Foが複数の紙幣Biの間に挟まっている場合であっても、複数の紙幣Biの一辺を紙幣突当部24に複数回繰り返し突き当てることにより、複数の紙幣Biの間から硬貨Coや異物Foを分離させることができる。
(4)異物除去トレー20は、開閉支点28を中心にして後方向に回動させることにより、異物収容部25に収容された異物Foを一括して廃棄することができる。
以上の通り、本実施形態1によれば、硬貨処理装置100は、硬貨受入部1の上に異物除去トレー20を配置することで、異物が装置内に投入される前に、異物を効率よく除去することができる。
[実施形態2]
実施形態1に係る異物除去トレー20は、開閉支点28を中心にして回動することで、硬貨受入部1を開放する構造になっている。これに対し、本実施形態2では、スライド移動(摺動)することで、硬貨受入部1を開放する異物除去トレー20Aを提供する。
以下、図12及び図13を参照して、本実施形態2に係る異物除去トレー20Aの構成につき説明する。図12は、異物除去トレー20Aの構成を示す図である。図12(a)は、上方向から見た異物除去トレー20Aの構成を示しており、図12(b)は、右方向から見た異物除去トレー20Aの構成を示している。図13は、異物除去トレー20Aの運用例の説明図である。
図12に示すように、本実施形態2に係る異物除去トレー20Aは、実施形態1に係る異物除去トレー20(図4参照)と比較すると、スライド移動(摺動)することで硬貨受入部1を開放する構造になっている点、及び、異物収容部25の外部に硬貨を押し出す硬貨押出機構30を備える点で相違している。
硬貨押出機構30は、異物除去トレー20Aの本体の移動をガイドするレール31と、レール31に沿って回動するローラ32と、異物除去トレー20Aの本体を付勢するスプリング33と、スプリング33の両端部が係合される係合部34a,34bとを有している。これらの部材は、異物除去トレー20Aの本体の両側面に設けられている。異物除去トレー20Aの本体は、レール31の延在方向である硬貨処理装置100の前後方向に移動可能な構造になっている。なお、ここで、「異物除去トレー20Aの本体」とは、異物除去トレー20Aの各構成要素のうち、硬貨押出機構30を除外した部分を意味している。
異物除去トレー20Aの本体の底には、硬貨受入部1の上を部分的に覆うように、載置板35が敷設されている。異物収容部25に収容された異物Foは、載置板35の上に載置される。
図13に示すように、異物除去トレー20Aは、内部に、押出板36を有している。押出板36の下端部は、載置板35の上面に当接している。押出板36の下端部は、異物除去トレー20Aの本体が前後方向に移動する際に、載置板35の上面との間に隙間を形成することなく、載置板35の上面に当接した状態で移動する。
異物Foが複数の硬貨Coの中に混入しており、複数の硬貨Coから異物Foを分離する場合や、硬貨Coや異物Foが複数の紙幣Biの間に挟まっており、複数の紙幣Biの間から硬貨Coや異物Foを分離する場合において、異物除去トレー20Aは、実施形態1の異物除去トレー20と同様の手順で、運用される。
一方、異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去する場合において、異物除去トレー20Aは、以下の手順で運用される。
図13(a)に示すように、異物除去トレー20Aの異物収容部25には、異物Foが収容されている。異物Foは、載置板35の上に載っている。
図13(b)に示すように、利用者は、異物除去トレー20Aを後方に押し込む(矢印A41参照)。このとき、異物除去トレー20Aが移動した分だけスプリング33が伸びるとともに、押出板36の下端部が載置板35の上に載っている異物Foに当接して異物Foを後方に押す。これにより、異物除去トレー20Aは、異物Foを後方に移動させる。
図13(c)に示すように、利用者は、異物除去トレー20Aから手を放すと、スプリング33の復元力で、異物除去トレー20Aが初期位置に戻る(矢印A42参照)。このとき、異物Foは、押出板36の上に取り残される。その結果、異物Foは、異物除去トレー20Aの外部に排出される。これにより、異物除去トレー20Aは、異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去することができる。利用者は、天井部19の上に排出された異物Foを手で取り除く。
<変形例の異物除去トレーの構成>
実施形態2に係る異物除去トレー20Aは、例えば、図14に示す異物除去トレー20Aaのように変形することができる。以下、図14を参照して、変形例に係る異物除去トレー20Aaの構成につき説明する。なお、図14では、スプリング33(図12参照)を省略して、異物除去トレー20Aaの構成を示す。
図14に示すように、変形例に係る異物除去トレー20Aaは、実施形態2に係る異物除去トレー20A(図12及び図13参照)と比較すると、載置板35と押出板36の代わりに、載置シート37と巻取機構38を備える点で相違している。
載置シート37は、異物収容部25に収容された異物Foが載置される部材である。載置シート37は、柔軟なシート状の部材で構成されており、繰り返し巻いたり開いたりすることができる。
巻取機構38は、載置シート37を巻き取ったり巻き戻したりする機構である。巻取機構38は、ローラ32の回転に連動して、稼動する。
図14(a)に示すように、異物除去トレー20Aaの異物収容部25には、異物Foが収容されている。異物Foは、載置シート37の上に載っている。
図14(b)に示すように、利用者は、異物除去トレー20Aaを後方に押し込む(矢印A41参照)。このとき、異物除去トレー20Aaが移動した分だけ、スプリング33(図12参照)が伸びるとともに、ローラ32が回転し、ローラ32の回転に連動して、巻取機構38が載置シート37を巻き取る。巻取機構38は、載置シート37を巻き取ることにより、載置シート37の巻き取っている部分で載置シート37の上に載っている異物Foを後方に押す。これにより、異物除去トレー20Aaは、異物Foを後方に移動させる。
利用者が移動可能な最後方の位置まで異物除去トレー20Aaを押し込むと、巻取機構38が載置シート37を限界近くまで巻き取る。その結果、異物Foは、開口部27を通過して、異物除去トレー20Aaの外部(具体的には、硬貨処理装置100の天井部19の上)に排出される。
図14(c)に示すように、利用者は、異物除去トレー20Aaから手を放すと、スプリング33(図12参照)の復元力で、異物除去トレー20Aaが初期位置に戻る(矢印A42参照)。このとき、異物Foは、天井部19の上に取り残される。これにより、異物除去トレー20Aaは、異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去することができる。利用者は、天井部19の上に排出された異物Foを手で取り除く。
以上の通り、本実施形態2やその変形例によれば、硬貨処理装置100は、硬貨受入部1の上に異物除去トレー20A(又は異物除去トレー20Aa)を配置することで、異物が装置内に投入される前に、異物を効率よく除去することができる。
[実施形態3]
前記した実施形態に係る異物除去トレー20,20A,20Aaは、単一の成型部材で構成されている。これに対し、本実施形態3では、複数の部材で構成された異物除去トレー20Bを提供する。
以下、図15乃至図20を参照して、本実施形態3に係る異物除去トレー20Bの構成につき説明する。図15は、異物除去トレー20Bの斜視図である。図16は、異物除去トレー20Bの開放時の斜視図である。図17は、異物除去トレー20Bの上部を構成する上部カバー41の上面図である。図18は、異物除去トレー20Bの下部を構成する下部カバー51の上面図である。図19及び図20は、それぞれ、異物除去トレー20Bの側面図及び断面図である。図20は、図17に示すX3−X3線に沿って切断した異物除去トレー20Bの断面を、側面方向から見た形状を示している。
図15乃至図20に示すように、本実施形態3に係る異物除去トレー20Bは、実施形態1に係る異物除去トレー20(図4参照)と比較すると、上部カバー41と下部カバー51とこれらを連結する連結部材61との3つの部材で構成されている点で相違している。
図15及び図19に示すように、異物除去トレー20Bは、上部カバー41と、下部カバー51と、連結部材61と、を備えている。つまり、異物除去トレー20Bは、上部カバー41と、下部カバー51とに分割された構造になっている。
上部カバー41は、異物除去トレー20Bの上部分を構成する部材である。
下部カバー51は、異物除去トレー20Bの下部分を構成する部材である。
連結部材61は、上部カバー41と下部カバー51とを連結する部材である。
連結部材61の下端部は、下部カバー51の後端部に設けられた軸部材(図示せず)で回動可能に軸支されている。連結部材61の上端部は、上部カバー41を支持している。上部カバー41は、連結部材61が後方に回動することにより、下部カバー51の上から外れる。これにより、下部カバー51の上面が開放される。
図15及び図17に示すように、上部カバー41は、紙幣が挿入される紙幣挿入部42を有している(図21参照)。紙幣挿入部42は、上部カバー41の内側に凹むように形成されている。紙幣挿入部42の下面は、平坦な面として形成されており、上部カバー41の後側に進むにつれて斜め下向きに傾斜している。
紙幣挿入部42の内部の奥側には、複数の紙幣突当部43が設けられている。紙幣突当部43は、複数の紙幣の一辺に対して部分的に突き当てられる部位である。紙幣突当部43同士の間には、隙間部44が設けられている。紙幣挿入部42は、隙間部44を介して下部カバー51の第1硬貨投入部21(図16参照)に連通している。
図16に示すように、異物除去トレー20Bは、上部カバー41を後方に回動させることで、下部カバー51の上面が開放される構造になっている。
図16及び図18に示すように、下部カバー51は、実施形態1の異物除去トレー20と同様の構造になっている。ただし、下部カバー51は、実施形態1の異物除去トレー20(図4参照)と比較すると、後端部に設けられた軸部材(図示せず)で連結部材61を回動可能に軸支している点、及び、上方に配置された上部カバー41を開閉させることができる形状に形成されている点で相違している。
以下、図21乃至図23を参照して、異物除去トレー20Bの運用例につき説明する。図21乃至図23は、それぞれ、異物除去トレー20Bの運用例の説明図である。
ここでは、異物除去トレー20Bの運用例について、以下の3通りのパターンを例にして説明する。
(1)硬貨Coや異物Foが複数の紙幣Biの間に挟まっており、複数の紙幣Biの間から硬貨Coや異物Foを分離させる場合の運用例。
(2)異物Foが複数の硬貨Coの中に混入しており、複数の硬貨Coの中から異物Foを分離させる場合の運用例。
(3)異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去する場合の運用例。
(1)硬貨Coや異物Foが複数の紙幣Biの間に挟まっており、複数の紙幣Biの間から硬貨Coや異物Foを分離させる場合の運用例。
この場合に、例えば、図21(a)に示すように、利用者は、異物除去トレー20Bを閉鎖させた状態(図15参照)で、複数の紙幣Biの一辺を上部カバー41の紙幣挿入部42に挿入し、複数の紙幣Biの一辺を紙幣突当部43に複数回繰り返し突き当てる(矢印A51参照)。
すると、図21(b)に示すように、硬貨Coや異物Foは、複数の紙幣Biの間から分離して落下する。そして、硬貨Coや異物Foは、隙間部44を通過して、下部カバー51の第1硬貨投入部21の内部に落下する(矢印A52参照)。硬貨Coは、主に底面部21a(図4参照)に集まった状態で、第1硬貨投入部21の内部に保持される。一方、異物Foは、異物除去孔23を通って第1硬貨投入部21から異物収容部25に落下して、異物収容部25に収容される(矢印A53参照)。これにより、硬貨Coと異物Foとが分離される。したがって、異物除去トレー20Bは、紙幣Biから硬貨Coや異物Foを除去することができるとともに、硬貨Coと異物Foとを分離させることができる。
(2)異物Foが複数の硬貨Coの中に混入しており、複数の硬貨Coの中から異物Foを分離させる場合の運用例。
この場合に、例えば、図22(a)に示すように、利用者は、異物除去トレー20Bを開放させた状態(図16参照)で、複数の硬貨Coを上部カバー41の第1硬貨投入部21に投入する(矢印A61参照)。
すると、図22(b)に示すように、各硬貨Coは、傾斜部21b(図16参照)に沿って滑落して、主に底面部21a(図16参照)に集まった状態で、第1硬貨投入部21の内部に保持される。一方、異物Foは、異物除去孔23を通って第1硬貨投入部21から異物収容部25に落下して、異物収容部25に収容される(矢印A62参照)。これにより、硬貨Coと異物Foとが分離される。したがって、異物除去トレー20Bは、複数の硬貨Coの中から異物Foを除去することができる。
この後、図22(c)に示すように、利用者は、第1硬貨投入部21の内部に保持されている硬貨Coを第1硬貨投入部21から適量ずつ手で取り出して、取り出した硬貨Coの中に異物Foが混入していないかを確認する。そして、利用者は、異物Foが混入していない場合に、そのまま硬貨Coを第2硬貨投入部22に投入し、一方、異物Foが混入している場合に、異物Foを手で取り除いてから硬貨Coを第2硬貨投入部22に投入する(矢印A63参照)。すると、硬貨Coは、開口部22aを通って第2硬貨投入部22から硬貨受入部1に落下する。このようにして、異物除去トレー20Bは、異物Foが除去された硬貨Coのみを硬貨受入部1に投入することができる。
(3)異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去する場合の運用例。
この場合に、例えば、図23に示すように、利用者は、異物除去トレー20Bを閉鎖させた状態(図15参照)で、異物除去トレー20Bの前端部を把持して持ち上げる(矢印A71参照)。すると、異物除去トレー20Bは、開閉支点28を中心にして後方向に回動する。このとき、異物収容部25に収容された異物Foは、床面部26に沿って滑落する(矢印AFo参照)。その結果、異物Foは、開口部27を通過して、異物除去トレー20Bの外部(具体的には、硬貨処理装置100の天井部19の上)に排出される。これにより、異物除去トレー20Bは、異物収容部25に収容された異物Foを異物収容部25から除去することができる。利用者は、天井部19の上に排出された異物Foを手で取り除く。
このような異物除去トレー20Bは、他の実施形態の異物除去トレー20,20A,20Aaと同様に、第1硬貨投入部21で複数の硬貨Coの中から異物Foを除去することができる。また、異物除去トレー20Bは、複数の硬貨Coを一時的に保持する場所として第1硬貨投入部21を用いることができる。これにより、異物除去トレー20Bは、仮に第1硬貨投入部21で除去しきれなかった異物Foがあったとしても、硬貨Coの中に異物Foが混入していないかを利用者に確認させながら第2硬貨投入部22に投入させることができる。そのため、異物除去トレー20Bは、異物Foが確実に除去された硬貨Coのみを硬貨受入部1に投入することができる。
また、異物除去トレー20Bは、紙幣突当部24が第1硬貨投入部21の上方に配置されているため、他の実施形態の異物除去トレー20,20A,20Aaよりも設置面積のサイズを小型化することができる。
以上の通り、本実施形態3によれば、硬貨処理装置100は、他の実施形態と同様に、硬貨受入部1の上に異物除去トレー20Bを配置することで、異物が装置内に投入される前に、異物を効率よく除去することができる。
しかも、本実施形態3によれば、他の実施形態に比べて、異物除去トレー20Bのサイズを小型化することができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、ある実施形態の構成要素に他の構成要素を追加したり、ある実施形態の一部の構成要素を他の実施形態の構成要素に変更したりすることができる。また、本発明は、ある実施形態の一部の構成要素を削除することもできる。
1 硬貨受入部
2 硬貨繰出部
3 硬貨認識部
4 選別搬送部
5 リジェクト口
6(6a〜6f) 受入口
8(8a〜8f) 硬貨落下シュート
9 硬貨収容部
11(11a〜11f) 金種別一時保留部
12 ガイド
13 硬貨返却箱
14(14a〜14f) 金種別硬貨返却小箱
15(15a〜15f) 金種別出金ホッパ
16 硬貨出金箱
17 金種別硬貨出金小箱
18(18a〜18f) 回収庫
19 天井部
19a カバー取付枠
19b 開閉支点挿入穴
20,20A,20Aa,20B 異物除去トレー(カバー部材)
21 第1硬貨投入部
21a 底面部
21b,22b 傾斜部
22 第2硬貨投入部
22a 開口部
23 異物除去孔
24 紙幣突当部(硬貨取り除き部)
24a 紙幣受け部
24b 立設部
24c 通路部
25 異物収容部
26 床面部(仕切り部材)
27 開口部
28 開閉支点
30 硬貨押出機構
31 レール
32 ローラ
33 スプリング
34a,34b 係合部
35 載置板
36 押出板
37 載置シート
38 巻取機構
41 上部カバー
42 紙幣挿入部
43 紙幣突当部
44 隙間部
51 下部カバー
61 連結部材
100 硬貨処理装置
Bi 紙幣
Co 硬貨
Fo 異物

Claims (12)

  1. 硬貨を装置内に受け入れる硬貨受入部と、
    前記硬貨受入部を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、
    前記硬貨が投入される第1硬貨投入部と、
    異物が前記硬貨の中に混入して前記硬貨と一緒に前記第1硬貨投入部に投入された場合に、その異物を除去する複数の異物除去孔と、
    前記異物除去孔で除去された前記異物を収容する異物収容部と、
    前記第1硬貨投入部に投入されて前記異物除去孔で前記異物が除去された後の前記硬貨が投入される第2硬貨投入部と、
    スライド機構と、を有するとともに、
    前記スライド機構でスライド移動することにより前記異物収容部に収容された前記異物を外部に排出する構成になっており、
    前記第1硬貨投入部は、仕切り部材によって前記硬貨受入部から仕切られており、
    前記第2硬貨投入部は、前記硬貨受入部に連通している
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨処理装置において、
    前記カバー部材は、前記硬貨受入部に対して着脱可能に構成されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の硬貨処理装置において、
    前記第1硬貨投入部は、上方に広がる皿状の形状を呈しており、
    前記異物除去孔は、少なくとも前記第1硬貨投入部の底面部に形成されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 請求項3に記載の硬貨処理装置において、
    前記第1硬貨投入部は、前記底面部の周囲に斜面部が形成されており、
    前記異物除去孔は、前記底面部に加え、前記斜面部にも形成されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の硬貨処理装置において、
    前記異物除去孔の大きさは、流通している最小硬貨の直径よりも小さい
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  6. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記カバー部材は、前記スライド機構でスライド移動することにより前記硬貨受入部を開放する
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  7. 硬貨を装置内に受け入れる硬貨受入部と、
    前記硬貨受入部を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、
    前記硬貨が投入される第1硬貨投入部と、
    異物が前記硬貨の中に混入して前記硬貨と一緒に前記第1硬貨投入部に投入された場合に、その異物を除去する複数の異物除去孔と、
    複数の紙幣の間に挟まった硬貨又は異物を取り除く硬貨取り除き部と、
    前記第1硬貨投入部に投入されて前記異物除去孔で前記異物が除去された後の前記硬貨が投入される第2硬貨投入部と、を有し、
    前記第1硬貨投入部は、仕切り部材によって前記硬貨受入部から仕切られており、
    前記第2硬貨投入部は、前記硬貨受入部に連通している
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  8. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨取り除き部は、
    前記第1硬貨投入部の上部又は前記第1硬貨投入部の上方に配置され、かつ、前記複数の紙幣の一辺に対して部分的に突き当てられる紙幣突当部と、
    硬貨又は異物が間に挟まれた前記複数の紙幣が前記紙幣突当部に突き当てられたときに、前記複数の紙幣の間から分離した硬貨又は異物が通過する通路部と、を備えており、
    前記通路部は、前記複数の紙幣の間から分離した硬貨又は異物を前記第1硬貨投入部の底面部に向けて落下させる
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  9. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記硬貨取り除き部は、
    前記第1硬貨投入部の上部又は前記第1硬貨投入部の上方に配置され、かつ、前記複数の紙幣が挿入される紙幣挿入部と、
    前記紙幣挿入部の内部に配置され、かつ、前記複数の紙幣の一辺に対して部分的に突き当てられる紙幣突当部と、
    硬貨又は異物が間に挟まれた前記複数の紙幣が前記紙幣突当部に突き当てられたときに、前記複数の紙幣の間から分離した硬貨又は異物が通過する通路部と、を備えており、
    前記通路部は、前記複数の紙幣の間から分離した硬貨又は異物を前記第1硬貨投入部の底面部に向けて落下させる
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  10. 請求項又は請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記通路部は、前記紙幣突当部から前記第1硬貨投入部の底面部に向けて硬貨を斜め方向に落下させる傾斜面部を備えている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  11. 請求項乃至請求項10のいずれか一項に記載の硬貨処理装置において、
    前記カバー部材は、前記硬貨取り除き部が設けられた上部カバーと、前記異物除去孔が設けられた下部カバーとに分割されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  12. 硬貨を装置内に受け入れる硬貨受入部を覆うように、硬貨処理装置に取り付けられるカバー部材であって、
    前記硬貨が投入される第1硬貨投入部と、
    異物が前記硬貨の中に混入して前記硬貨と一緒に前記第1硬貨投入部に投入された場合に、その異物を除去する複数の異物除去孔と、
    複数の紙幣の間に挟まった硬貨又は異物を取り除く硬貨取り除き部と、
    前記第1硬貨投入部に投入されて前記異物除去孔で前記異物が除去された後の前記硬貨が投入される第2硬貨投入部と、を有し、
    前記第1硬貨投入部は、仕切り部材によって前記硬貨受入部から仕切られており、
    前記第2硬貨投入部は、前記硬貨受入部に連通するように開口している
    ことを特徴とするカバー部材。
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