JP3128041U - 硬貨搬送装置および硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨収納庫内の搬送ベルト上に収納された硬貨が、その姿勢に関わらず残留しないで確実に払い出されるようにした硬貨搬送装置を提供する。
【解決手段】一時保留部の側壁を形成する硬貨収納フレーム12の中間位置には、滞留防止手段25が設けられている。滞留防止手段25は、硬貨収納フレーム12に固定され、一時保留部の空間に突出する取付板26と、先端が略球状で円錐形状に形成された棒状部材が、引張り方向で作用する押さえばね27を介して取付板26に支持されてなる逆流阻止棒28とから構成されている。逆流阻止棒28は、搬送ベルト13の傾斜面に対する鉛直方向から下流側に所定の傾斜角度をもって支持されており、押さえばね27によって逆流阻止棒28が前後左右で自在に振れるようになっている。
【選択図】図5

Description

本考案は、フレーム内に収納された硬貨を搬送する硬貨搬送装置および硬貨処理装置に関し、とくに形状を大型化しないで硬貨の収納容量を増大した硬貨処理装置に関する。
近年、スーパーマーケットやコンビニエンスストアのレジには、POS(販売時点情報管理)システムのような上位装置に接続され、客から受け取った硬貨を釣銭として再利用できる硬貨処理装置(釣銭払出機)が紙幣処理装置とともに導入されている。
硬貨処理装置は、概略的にはつぎの3つの機能を備えている。すなわち、硬貨投入口に入金された硬貨の真偽および金種を鑑別した後、内部に自動的に取り込んで、それらを硬貨収納庫に収納する硬貨収納機能と、外部の上位装置に硬貨の入金情報を送信する硬貨保管機能と、外部の上位装置からの釣銭払出要求に応じて該当する金額の釣銭を保管している硬貨によって硬貨払出部に払い出すリサイクル機能である。
図7には、このような硬貨処理装置に用いられる硬貨搬送装置の一例を示している。
硬貨処理装置の硬貨収納庫としては、硬貨収納フレーム100の底面に敷設された搬送ベルト101の上に落下口102から硬貨を落下させて収納し、回転動作する搬送ベルト101によって、そこに収納された硬貨を繰出しローラ103側に搬送するとともに、この繰出しローラ103により1枚ずつ分離して払い出す構造のものが一般的に知られている。
硬貨処理装置の搬送ベルト101は、硬貨の収納枚数を確保するために硬貨が搬送路から落下する領域Aで低く、硬貨払出部に向かうにしたがって高くなるように傾斜している。また、硬貨を1枚ずつ払い出すために設けた繰出しローラ103により分離された硬貨は、繰出しローラ103の回転で搬送ベルト101の下方位置に跳ね返されるので、硬貨は落下口102の直下、すなわち領域Aに集まりやすい。
そこで、例えば特許文献1に記載されている硬貨収納庫では、搬送路104から硬貨が落下する位置を含む領域Aと、硬貨を1枚ずつ分離して払い出す機構を含む硬貨収納領域Bが、逆流防止板105によって二分割されている。この逆流防止板105は、硬貨収納フレーム100の搬送路104からの立上片106に、フック107によって着脱自在に取り付けられている。この逆流防止板105は、搬送ベルト101の面と対向して配置され、逆流防止板105の下端の搬送ベルト101との間を硬貨が通過するのに妨げにならない広さとなるように設けられている。
このような硬貨収納庫では、その落下口102より落下した硬貨は、搬送ベルト101の回転で逆流防止板105との隙間を通過して上流側に運ばれ、繰出しローラ103により1枚ずつ分離される。また、繰出しローラ103で跳ね返された硬貨は、逆流防止板105の壁面に当たって搬送ベルト101上に落下し、硬貨収納庫の落下口102側に戻ることがない。
特開2005−56210号公報(段落番号[0016]〜[0025]および図3)
ところが、硬貨収納庫を二分割する逆流防止板105を硬貨収納フレーム100に取り付けた構造では、繰出しローラ103で跳ね返された複数の硬貨が、必ずしも搬送ベルト101と平行に積層されて収納されるとは限らない。例えば、搬送ベルト101と直交して並んだ状態(すなわち、俵立ち状態)や、あるいは硬貨収納フレーム100と逆流防止板105の間に整列して収納されるなど、多様な収納状況が想定される硬貨収納庫内の硬貨の姿勢を制御することは極めて困難であった。
とりわけ、硬貨が俵立ちの状態で整列した場合には、硬貨収納フレーム100と逆流防止板105がいずれも剛体で形成されていることから、搬送ベルト101の回転方向を正転と逆転を繰り返す動作を行ったとしても、硬貨の姿勢を容易には崩せない。
このように、従来の硬貨搬送装置では、多数の硬貨が払い出せない状態で硬貨収納庫内に残留するという問題が生じていた。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、硬貨収納庫内の搬送ベルト上に収納された硬貨が、その姿勢に関わらず残留しないで確実に払い出されるようにした硬貨搬送装置を提供することを目的とする。
また、本考案の別の目的は、硬貨収納庫のスペースを広げることなく、硬貨の収納枚数を確保できる硬貨処理装置を提供することである。
本考案では、上記問題を解決するために、フレーム内に収納された硬貨を搬送する硬貨搬送装置において、前記フレームにより構成された搬送路の側壁と、前記側壁に挟まれて敷設され下流側が高位に傾斜する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの下流側で前記硬貨を1枚ずつ分離する繰出しローラと、前記搬送ベルトの逆転駆動と連携して、前記搬送ベルトの上流側で前記硬貨が滞留しないように設けられた滞留防止手段と、を備え、前記滞留防止手段は、前記搬送ベルトに対向して先端部が前後左右に揺動可能な状態であって、かつ所定の復元力を有する弾性部材によって支持された逆流阻止棒からなることを特徴とする硬貨搬送装置が提供される。
また、本考案によれば、投入口に投入された硬貨の真偽および金種を識別する鑑別部を備えた入金用搬送手段と、前記入金用搬送手段から搬送された正貨を収納する一時保留手段と、を備えた硬貨処理装置であって、前記一時保留手段が上述したような硬貨搬送装置によって構成されていることを特徴とする硬貨処理装置が提供される。
さらに、本考案によれば、投入口に投入された硬貨の真偽および金種を識別する鑑別部を備えた入金用搬送手段と、前記入金用搬送手段から正貨として識別された硬貨を収納する一時保留手段と、前記一時保留手段に収納された硬貨を金種別に選別する硬貨振分手段と、前記硬貨振分手段で選別された硬貨を金種別に収容し、所定の出金指令に基づいて払い出す複数の硬貨収納払出部からなる硬貨収納手段と、前記硬貨収納手段から払い出された硬貨を1枚ずつ分離しながら釣銭として払出口へ出金する硬貨払出手段と、を備えた硬貨処理装置であって、前記硬貨収納手段が上述したような硬貨搬送装置によって構成されていることを特徴とする硬貨処理装置が提供される。
本考案に係る硬貨処理装置によれば、落下口から搬送ベルト上に落下した硬貨が下流側に搬送される際に、硬貨が繰出しローラの回転で上流側に跳ね返されたとしても、滞留防止手段によって落下口直下まで移動しないように阻止できる。
また、収納庫に収納された硬貨の収納枚数が多くなって、搬送ベルトに対して硬貨が鉛直に俵立ち状態で整列しても、所定の復元力を有する弾性部材によって滞留防止手段の逆流阻止棒が前後左右に自在に動くため、搬送ベルトの回転方向を正転から逆転に切り替えることで、硬貨の姿勢を容易に崩すことができる。したがって、硬貨収納フレームの側面でバランスよく整列した場合でも、多量の硬貨を滞留させることなく、確実に払い出すことが可能である。
また、硬貨収納手段に収納された硬貨を精査する場合、一時保留部には複数金種の硬貨が搬送されることになるが、棒状部分が円錐形であって、搬送ベルトに対向する先端部が球状に形成された逆流阻止棒によって滞留防止手段を構成すれば、各金種の硬貨搬送においても確実に滞留を防止できる。
さらに、一時保留手段を上述したような硬貨搬送装置によって構成した硬貨処理装置では、硬貨収納庫のスペースを広げることなく硬貨の一時収納枚数を確保できるので、釣銭払出機などの小型化に効果がある。
同様に、硬貨収納手段を上述したような硬貨搬送装置によって構成した硬貨処理装置では、硬貨収納庫のスペースを広げることなく硬貨の収納枚数を確保できるので、釣銭払出機などの小型化に効果がある。
以下、図面を参照してこの考案の実施の形態について説明する。図1は、本考案の実施の形態に係る硬貨処理装置の外観構成を示す斜視図である。
硬貨処理装置1は、筐体2の上面前方右側に、複数枚の硬貨が同時に投入可能な硬貨投入口3を備えている。この筐体2の上面には、硬貨投入口3の左側にディスプレイ4aと複数の操作ボタン4bとを備えた操作パネル5が配置されている。また、筐体2の前面には釣銭硬貨などの硬貨払出部6が設けられており、この硬貨払出部6には図示されていない返却口も設けられて、投入硬貨を返却できるようになっている。
ここで、硬貨投入口3から投入された硬貨は筐体2の内部で一時保留され、その金額が確定された後に、金種別収納庫などに収容される。そのとき、投入金額がディスプレイ4aなどに表示される。なお、硬貨処理装置1のディスプレイ4aには投入金額とともに、その動作状態や操作指示なども表示することができる。また、硬貨払出部6には、釣銭として払い出される硬貨が搬送されるだけでなく、収納された硬貨を回収する際などにもここに搬送される。
図2は、硬貨処理装置1に入金された硬貨の流れを示す説明図であり、図3は、硬貨処理装置1の内部構成を示す全体平面図である。ここでは、硬貨処理装置1の主要な構成部分だけを示している。
硬貨処理装置1に硬貨投入口3から投入された硬貨は、矢印Aに示すように、硬貨鑑別処理部7に送りこまれる。硬貨鑑別処理部7では、投入硬貨が鑑別部7aで鑑別された後、鑑別不能とされたものについては硬貨払出部6へ排出され(矢印B)、鑑別部7aによって正常硬貨とされれば一時保留部8に搬送される(矢印C)。一時保留部8の硬貨は、硬貨振分機構9に送り込まれて選別される(矢印D)か、あるいはキャンセル口などから現物返却される(矢印E)。硬貨振分機構9では、硬貨を矢印F方向に搬送することによって金種別に選別され、金種別の収納庫10として配置された6つの硬貨収納庫10a〜10fにそれぞれ収納される。
金種別の収納庫10では、出金指令あるいは精査の指令に基づいて、出金用の硬貨搬送機構11に取り出すことができる(矢印G1〜G6)。すなわち、この硬貨搬送機構11に取り出された硬貨は、精査が指令されたときには、一時保留部8に搬送され(矢印H)、その後に再び金種別の収納庫10に戻される。また、出金指令であれば硬貨払出部6に釣銭などとして出金される(矢印I)。
したがって、レジ担当者は受け取った硬貨を硬貨投入口3に投入することで、矢印A、矢印C、矢印D、矢印Fの経路で入金された硬貨が、硬貨振分機構9から収納庫10に収納される。
また、レジ担当者が顧客に支払う釣銭を硬貨処理装置1から出金するには、それぞれの金種別の硬貨収納庫10a〜10fから指定された枚数の硬貨を硬貨搬送機構11に出金し(矢印G1〜G6)、硬貨搬送機構11からさらに矢印Iの経路で硬貨払出部6に出金する。
次に、本考案の実施の形態に係る硬貨処理装置1の一時保留部8の構成について、図4および図5を用いて詳細に説明する。
図4は、硬貨処理装置1の一時保留部8に適用された硬貨搬送装置の構成を示す斜視図であり、図5は、図4の硬貨搬送装置の内部構成を示す縦断面図である。
一時保留部8を構成する硬貨収納フレーム12の底部には、下流の硬貨振分機構9側が高位に傾斜する搬送ベルト13が敷設されている。この搬送ベルト13は、駆動プーリ14が硬貨振分機構9側に設けられて、常時は硬貨を下流側に搬送するように正転駆動されている。硬貨が搬送される下流側の搬送ベルト13上には、硬貨を1枚ずつ送出するための繰出しローラ15が設けられており、搬送ベルト13の下面には、繰出しローラ15と対応する位置に中間プーリ16が配置されている。
繰出しローラ15の下流には、図示されていない制御部からの指令で動作するストッパソレノイド17aが備えられており、このストッパソレノイド17aの先端にはストッパ弁17が設けられている。ストッパ弁17は、搬送ベルト13上で鉛直方向に上下する。すなわち、ストッパ弁17が下方の位置にある場合は、繰出しローラ15からの硬貨が搬送ベルト13によって送出されないように搬送路が封止され、ストッパ弁17を上方に持ち上げた状態にすれば搬送ベルト13上の硬貨搬送路が開放される。
搬送ベルト13の上流側は従動プーリ18に巻かれていて、硬貨搬送機構11から矢印H方向に搬送された硬貨が搬送ベルト13上に落下する。なお、硬貨搬送機構11から矢印I方向に搬送される硬貨は、硬貨処理装置1の払出しシュート19から硬貨払出部6に出金される。
駆動プーリ14の下方には、駆動モータ20が配置され、その出力軸に取り付けられた駆動ギヤ21と接するように第一のギヤ22が配置されている。第一のギヤ22は、駆動プーリ14を支持する軸の端部に取り付けられていて、駆動モータ20の回転力で駆動ギヤ21を介して第一のギヤ22を回転させることにより、この一時保留部8に収納された硬貨を搬送ベルト13上で搬送することができる。
また、繰出しローラ15を支持する軸の端部には、第二のギヤ23と接するように第三のギヤ24が取り付けられ、第一のギヤ22が第二のギヤ23を介して接続されている。したがって、駆動モータ20が搬送ベルト13を搬送する方向に回転を始めると、繰出しローラ15が一時保留部8に収納された硬貨を分離する方向に回転する。
一時保留部8の側壁を形成する硬貨収納フレーム12の中間位置には、滞留防止手段25が設けられている。この滞留防止手段25は、硬貨収納フレーム12に固定され、一時保留部8の空間に突出する取付板26と、先端が略球状で、かつ円錐形状に形成された棒状部材が、引張り方向で作用する押さえばね27を介して取付板26に支持されてなる逆流阻止棒28とから構成されている。この逆流阻止棒28は、搬送ベルト13の傾斜面に対する鉛直方向から下流側に所定の傾斜角度をもって支持されており、押さえばね27によって逆流阻止棒28が前後左右で自在に振れるようになっている。さらに、押さえばね27は複数の金種の硬貨に対応できる所定の復元力を有している。
ここで、逆流阻止棒28は硬貨収納フレーム12内を落下口29から硬貨が落下する領域Aと硬貨収納領域Bとに区分している。この逆流阻止棒28は、硬貨収納フレーム12の側壁面に平行に配置されている。そのため、そこに硬貨が挟み込まれてしまうと硬貨詰まりが発生しやすい。そこで、逆流阻止棒28を先端が略球状であって、先端に行くほど細くなるテーパをなす円錐形状とし、逆流阻止棒28を前後左右に振動させることで、硬貨収納フレーム12の側壁と逆流阻止棒28の間に挟み込まれた硬貨が容易に離脱するように構成している。しかも、逆流阻止棒28がこのような形状であれば、その先端に孔の開いた硬貨が突き刺さった場合でも、硬貨は自重で搬送ベルト13上に自由落下するから、滞留防止手段25としての機能が損なわれることはない。
次に、収納庫10に収納されている硬貨を精査する際の硬貨状態について説明する。図6は、本考案の実施の形態に係る硬貨搬送装置における硬貨の状態を示す図であって、(a)は搬送ベルト13の回転方向を正転した場合、(b)は搬送ベルト13の回転方向を逆転した場合である。
一時保留部8の上流側、すなわち硬貨搬送機構11側には図示しない切換え弁が設けられており、収納庫10から払い出された硬貨の搬送方向を、払出しシュート19側から一時保留部8側に切り替えることによって、精査が開始される。また、同時に収納庫10に収納された硬貨がすべて排出されるまで、ストッパ弁17が下方位置で閉じられる。
その後、一時保留部8の硬貨搬送機構11側の落下口29から硬貨Cが搬送ベルト13上に落下して、繰出しローラ15側に搬送される。硬貨Cが繰出しローラ15の回転により上流側に跳ね飛ばされる。このとき、硬貨が滞留防止手段25の逆流阻止棒28に当たって、滞留防止手段25より上流側には行かない。すなわち、硬貨Cは硬貨収納領域Bに収納されることになって、一時保留部8の落下口29から硬貨Cが落下する領域Aが確保される。
こうして、収納庫10に収納される硬貨Cの収納枚数が多くなると、この滞留防止手段25の逆流阻止棒28は、図6(b)に示すように上流側に押し上げられた状態で硬貨Cが整列されることになる。そして、整列した硬貨Cが逆流阻止棒28を上流側に押し上げた状態で、搬送ベルト13の回転方向を逆転すると、逆流阻止棒28を支持する押さえばね27はさらに引き伸ばされる。したがって、この滞留防止手段25の押さえばね27が有する復元力によって、逆流阻止棒28はたとえ硬貨Cが俵立ち状態となっても、そのバランスを崩すことができ、一時保留部8内に硬貨Cを滞留させることなく払い出すことができる。
以上、硬貨搬送装置を一時保留部8に適用して、その精査の動作について説明したが、本考案は硬貨処理装置1の金種別の収納庫10として配置された6つの硬貨収納庫10a〜10fに適用することで、それらのスペースを広げることなく硬貨の収納枚数を確保できるなど、硬貨処理装置1の小型化に効果がある。
本考案の実施の形態に係る硬貨処理装置の外観構成を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る硬貨処理装置に入金された硬貨の流れを示す説明図である。 本考案の実施の形態に係る硬貨処理装置の内部構成を示す全体平面図である。 本考案の実施の形態に係る硬貨処理装置の一時保留部に適用された硬貨搬送装置の構成を示す斜視図である。 図4の硬貨搬送装置の内部構成を示す縦断面図である。 本考案の実施の形態に係る硬貨搬送装置における硬貨の状態を示す図であって、(a)は搬送ベルトの回転方向を正転した場合、(b)は搬送ベルトの回転方向を逆転した場合である。 従来の硬貨処理装置に用いられる硬貨搬送装置の概略構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 硬貨処理装置
2 筐体
3 硬貨投入口
4a ディスプレイ
4b 操作ボタン
5 操作パネル
6 硬貨払出部
7 硬貨鑑別処理部
8 一時保留部
9 硬貨振分機構
10 収納庫
10a〜10f 硬貨収納庫
11 硬貨搬送機構
12 硬貨収納フレーム
13 搬送ベルト
14 駆動プーリ
15 繰出しローラ
16 中間プーリ
17 ストッパ弁
17a ストッパソレノイド
18 従動プーリ
19 払出しシュート
20 駆動モータ
21 駆動ギヤ
22 第一のギヤ
23 第二のギヤ
24 第三のギヤ
25 滞留防止手段
26 取付板
27 押さえばね
28 逆流阻止棒
29 落下口

Claims (5)

  1. フレーム内に収納された硬貨を搬送する硬貨搬送装置において、
    前記フレームにより構成された搬送路の側壁と、
    前記側壁に挟まれて敷設され下流側が高位に傾斜する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの下流側で前記硬貨を1枚ずつ分離する繰出しローラと、
    前記搬送ベルトの逆転駆動と連携して、前記搬送ベルトの上流側で前記硬貨が滞留しないように設けられた滞留防止手段と、
    を備え、
    前記滞留防止手段は、前記搬送ベルトに対向して先端部が前後左右に揺動可能な状態であって、かつ所定の復元力を有する弾性部材によって支持された逆流阻止棒からなることを特徴とする硬貨搬送装置。
  2. 前記逆流阻止棒は棒状部分が円錐形であって、前記搬送ベルトに対向する先端部が球状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の硬貨搬送装置。
  3. 前記逆流阻止棒は、前記搬送ベルトの傾斜面に対する鉛直方向から下流側に所定の傾斜角度をもって支持されていることを特徴とする請求項1記載の硬貨搬送装置。
  4. 投入口に投入された硬貨の真偽および金種を識別する鑑別部を備えた入金用搬送手段と、
    前記入金用搬送手段から搬送された正貨を収納する一時保留手段と、
    を備えた硬貨処理装置であって、
    前記一時保留手段が請求項1記載の硬貨搬送装置によって構成されていることを特徴とする硬貨処理装置。
  5. 投入口に投入された硬貨の真偽および金種を識別する鑑別部を備えた入金用搬送手段と、
    前記入金用搬送手段から正貨として識別された硬貨を収納する一時保留手段と、
    前記一時保留手段に収納された硬貨を金種別に選別する硬貨振分手段と、
    前記硬貨振分手段で選別された硬貨を金種別に収容し、所定の出金指令に基づいて払い出す複数の硬貨収納払出部からなる硬貨収納手段と、
    前記硬貨収納手段から払い出された硬貨を1枚ずつ分離しながら釣銭として払出口へ出金する硬貨払出手段と、
    を備えた硬貨処理装置であって、
    前記硬貨収納手段が請求項1記載の硬貨搬送装置によって構成されていることを特徴とする硬貨処理装置。
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