JP6338992B2 - 紙幣収納庫、紙幣取扱装置及び自動取引装置 - Google Patents

紙幣収納庫、紙幣取扱装置及び自動取引装置 Download PDF

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Description

本発明は、紙幣収納庫、紙幣取扱装置及び自動取引装置に関する。
金融機関の窓口、およびキャッシュコーナーに設置されている自動取引装置(ATM)には、紙幣取扱装置が実装されている。この紙幣取扱装置は、利用者が紙幣の投入・取り出しを行う紙幣入出金口と、入金された紙幣もしくは出金される紙幣を判別する紙幣判別部と、入金された紙幣を取引成立までの間一時的に収納する一時保管庫と、紙幣を収納・保管する紙幣収納庫と、上記の各部に紙幣を搬送する紙幣搬送路とが備えられている。
紙幣収納庫の例としては、例えば、入出金兼用の紙幣を金種別に収納するリサイクル庫、リサイクル庫に対する紙幣の補充およびリサイクル庫から紙幣の回収をする装填庫、紙幣判別部において所定の基準を満たさないと判別した紙幣を収納するリジェクト庫などがある。これらの内、リジェクト庫に収納される紙幣は、出金に供されることは無いため、特許文献1に記載されたような簡素化された構成にすることが可能である。
特開平8−30835号公報
上記特許文献1の場合、リジェクト庫の内部に取り込まれた紙幣の状態によっては、紙幣が整列せずに集積されたり、静電気で紙幣が側面に張り付いてしまって倒立した状態にで収納される可能性がある。この場合、リジェクト庫に設けられたセンサによって、紙幣の有無を正常に検出できず、ATMにおいて紙幣の存在を誤って認識するおそれがある。更に、紙幣の紛失に繋がる可能性もある。
本発明は上記の点を考慮してなされたもので、リジェクト庫の内部に取り込まれた紙幣の状態によらず、内部の紙幣を確実に検出することが可能な紙幣収納庫及び紙幣取扱装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、外部に対して紙幣を出し入れする紙幣出入口と、紙幣を収納する複数の紙幣収納部と、前記紙幣収納部の各々に対して、紙幣の集積動作を行う紙幣集積部と、前記紙幣収納部の各々に紙幣を搬送する内部搬送路と、前記内部搬送路の接続状態を切り替える切替部とを複数備え、紙幣取扱装置に搭載される紙幣収納庫であって、第1の発光センサと、第1の受光センサと、前記第1の発光センサから発射された光を反射する第1の反射板と、第2の発光センサと、第2の受光センサと、前記第2の発光センサから発射された光を反射する第2の反射板と、を備え、前記第1の発光センサ又は前記第1の受光センサの内、一方のセンサを板の下側に配置し、前記第1の発光センサ又は前記第1の受光センサの内、他方のセンサを、紙幣収納庫の第1の側面側、かつ前記第1の反射板より高い位置に配置し、前記第1の反射板を、該紙幣収納庫の第2の側面側、かつ前記底板の位置を基準とした前記第1の反射板の高さが、前記紙幣取扱装置で取り扱う紙幣の内、短手方向の長さが最短である紙幣の長さ以下となる位置に配置し、前記第2の発光センサと、前記第2の受光センサとを、前記底板の下側に配置し、前記第2の反射板を、前記第1の側面側、かつ前記底板の位置を基準とした前記第2の反射板の高さが、前記紙幣取扱装置で取り扱う紙幣の内、短手方向の長さが最短である紙幣の長さ以下となる位置に配置することを特徴とする。
本発明によれば、リジェクト庫の内部に取り込まれた紙幣の状態によらず、内部の紙幣を確実に検出することが可能となり、ATMにおいて紙幣の存在のご認識や、紙幣紛失のリスクを低減することが可能となる。
ATMを前面側から見た外観斜視図である。 ATMを背面側から見た外観斜視図である。 ATMの制御関係を示す制御ブロック図である(第1の実施形態)。 紙幣取扱装置の内部構成図である。 紙幣取扱装置の制御関係を示す制御ブロック図である。 下リジェクト庫の側面図である(第1の実施形態)。 扉が開いた状態の下リジェクト庫の斜視図である。 下リジェクト庫の下底板を示す図である。 入金計数処理時における、紙幣搬送の流れを示す図である。 入金収納処理時における、紙幣搬送の流れを示す図である。 紙幣が集積された状態における、下リジェクト庫の側面図である。 紙幣が集積された状態における、下リジェクト庫の側面図である。 紙幣が集積された状態における、下リジェクト庫の側面図である。 下リジェクト庫の側面図である(第2の実施形態)。 ATMの制御関係を示す制御ブロック図である(第3の実施形態)。 係員操作部に表示される画面を示す図である。
(1)第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2はそれぞれ、ATMを前面側及び背面側から見た外観斜視図である。ATM101の上方右部内部には、カードスロット102aと連通し、利用者のカードを処理し、取引明細票を印字して放出するカード・明細票処理装置102が備えられている。ATM101の上方左部内部には、通帳スロット103aと連通し、利用者の通帳を処理し、取引明細を印字して放出する通帳処理装置103が備えられている。
また、ATM101の下方右部内部には、紙幣を処理する紙幣取扱装置1が備えられている。この紙幣取扱装置1は、利用者が紙幣の投入・取り出しを行う紙幣入出金口がシャッタ20aに連通しており、紙幣の入金取引および出金取引を処理する。ATM101の下方左部内部には、硬貨を処理する硬貨処理装置104が備えられている。この硬貨処理装置104は、入出金口がシャッタ104aに連通しており、硬貨の入金取引および出金取引を処理する。なお、ATM101は、硬貨処理装置104を備えない構成としても良い。また、ATM101の正面には、取引の内容を表示および入力する顧客操作部105が備えられている。
紙幣取扱装置1は、下部に紙幣収納庫の装着部としてのトレイ110を備えている。トレイ110には、装填庫70、紙幣収納庫71、72、73、下リジェクト庫80がATM101の前後方向に一列に配置した状態で着脱可能に搭載されている。装填庫70、紙幣収納庫71、72、73、下リジェクト庫80に収納される紙幣については、後述する。なお、図2では、背面の扉200aを開いてトレイ111を引き出す構成であるが、図1に示す前面の扉200bを開いてトレイ111を引き出す構成としても良い。
図3は、ATM101の制御関係を示す制御ブロック図である。ATM101には、カード・明細票処理装置102、通帳処理装置103、紙幣入出金機1、硬貨処理装置104、顧客操作部105、および本体制御部106と、を備えている。これらのカード・明細票処理装置102、通帳処理装置103、紙幣入出金機1、硬貨処理装置104および顧客操作部105は、本体制御部106の制御の下に必要な動作を行う。
図4は紙幣取扱装置1の内部構成を示す側面図である。紙幣取扱装置1の上部には、その前面側(利用者に面する側:図4の上部右側)には、紙幣入出金口20が配置される。また、中央部には、入金された紙幣もしくは出金される紙幣の判別を行う紙幣判別部30が配置され、背面側(前面側の反対側:図4の上部左側)の上側には入金された紙幣を取引成立までの間、一時的に収納する一時保管庫35が配置される。一時保管庫35の下側には、顧客により紙幣入出金口20から抜き取り忘れられた紙幣を収納するための上リジェクト庫75が配置される。
ここで、紙幣判別部30は前方から後方へ搬送する紙幣、および後方から前方へ搬送する紙幣のどちらであっても金種判別および真偽判別を行うことができる。つまり、紙幣判別部30は、双方向に搬送される紙幣を金種判別および真偽判別でき、紙幣をリジェクトするか否か判別することができる。
紙幣取扱装置1の下部において、その前側から後側に向かって、紙幣を収納する紙幣収納庫73、72、71と、入金取引や出金取引に供しない紙幣を収納する下リジェクト庫80と、紙幣収納庫71〜73に対して紙幣を装填する紙幣装填部として機能する装填庫70とが配置される。なお、装填庫70は、紙幣収納庫71〜73から紙幣を回収して収納することも可能である。
これらの各機構は、紙幣を双方向に搬送する双方向搬送路10a〜10f、および紙幣を一方向に搬送する一方向搬送路10g、10h、及び各搬送路の接続状態を切り替える紙幣振り分けゲートG1〜G9により接続される。また、下リジェクト庫80の内部には、下リジェクト庫80の内部搬送路の接続状態を切り替える内部ゲート(切替部)G10を備える。下リジェクト庫80の詳細な構成については、後述する。
図5は、紙幣取扱装置1の制御関係を示す制御ブロック図である。紙幣取扱装置1の制御部2は、ATM101の本体制御部106と接続され、本体制御部106からの指令及び紙幣取扱装置1の状態検出に応じて紙幣取扱装置1の制御を行う。また、制御部2は、紙幣取扱装置1に関する情報を、必要に応じてATM101の本体制御部106に送る。
この紙幣取扱装置1は、各ユニット(搬送路10、紙幣入出金口20、紙幣判別部30、一時保管庫35、装填庫70、紙幣収納庫71、72、73、上リジェクト庫75、下リジェクト庫80)を駆動させるためのモータ、ソレノイド、センサ等を有しており、センサで装置の状態を監視しながら、モータ及びソレノイド等を駆動制御する。特に、下リジェクト庫80には、後述する内部搬送路84、内部搬送路84の接続状態を切り替える内部ゲートG10、及び各種センサ90D、90T、91D、91Tを有しており、下リジェクト庫80に収納される紙幣の搬送先を切り替えたり、紙幣の状態を検出することが可能となる。
続いて、図6〜図8を用いて、下リジェクト庫80の詳細な構造について説明する。下リジェクト庫80は、上部収納部81と、下部収納部82と、外部の搬送路との紙幣の受渡しを行うために、下リジェクト庫80の上面に設けられ、かつ下リジェクト庫80の一方の側面側である、第1の側面側に偏在して設けられた紙幣出入口83iと、上部収納部81、下部収納部82のそれぞれに紙幣を集積する紙幣集積機構83a1、83a2と、上部収納部81及び下部収納部82と紙幣出入口83との間を接続する内部搬送路84と、上部収納部81と下部収納部82との一方に紙幣を収納するように切り替える内部ゲートG10と、を備えている。
上部収納部81の底面、下部収納部82の底面は、それぞれ、上底板85、下底板86を備えている。これらの内、上底板85は、紙幣出入口83、内部搬送路84及び内部ゲートG10が設けられた側が上側になるように傾斜した構成であり、上部収納部81の内部に集積された紙幣x1の一端を揃えた状態で集積させることが可能となる。
また、下リジェクト庫80の第1の側面側と反対側である、第2の側面側には、上部収納部81及び下部収納部82内の紙幣の装填及び取出しを行うための扉87を備えている。図7に示すように、紙幣出入口83及び接続搬送路84を経由して、上部収納部81(又は下部収納部82)に集積された紙幣x1(又は紙幣x2)は、扉87を矢印A方向に開け、その開口部から利用者の手が挿入されることにより、下リジェクト庫80から取り出される。なお、上部収納部81の扉と、下部収納部82の扉とを別々の構成にし、上部収納部81に集積された紙幣x1又は下部収納部82に集積された紙幣x2の一方のみを取り出すことが可能な状態としても良い。
以下、下部収納部82の構成について詳細に説明する。下部収納部82の下底板86には、センサ光軸用穴86a(第1の穴部)が設けられており、下底板86の下側に、下部収納部82に集積された紙幣の有無を検出する、光(赤外光等)を発射する発光センサ90D(第1の発光センサ)が配置されている。発光センサ90Dから発射された光(赤外光等)を受光する受光センサ90T(第1の受光センサ)は、下リジェクト庫80の第1の側面側に設けられており、下底板86及び後述する反射板92より高い位置に配置されている。なお、発光センサ90Dの配置と受光センサ90Tの配置とを入れ替えても良い。
扉87には、発光センサ90Dから発射された光を反射する反射板92が設けられており、反射板92の反射面により、発光センサ90Dから発射された光が、受光センサ90Tに到達することが可能となる(光軸p、qを参照)。なお、図7の破線部で示す反射板92aは、扉87を閉じた状態での反射板92の位置を示している。
下部収納部82の下底板86には、別のセンサ光軸用穴86b、86c(第2の穴部、第3の穴部)が設けられており、下底板86の下部に、光(赤外光等)を発射する発光センサ91D(第2の発光センサ)と、発光センサ91Dから発射された光(赤外光等)を受光する受光センサ91T(第2の受光センサ)を備えている。センサ光軸用穴86aと86b(又は86c)との間の、紙幣の短手方向の距離d1は、紙幣取扱装置1で取り扱う紙幣の内、短手方向の長さが最短である紙幣の長さ以下である。これにより、受光センサ90Tにおける光の受光の有無と、受光センサ91Tにおける光の受光の有無とを合わせて、下底板86に紙幣が正常な状態で集積されているか否かを判断することが可能となる。また、センサ光軸用穴86aと、第1の側面側の壁面との、紙幣の短手方向の距離d2と、センサ光軸用穴86b(又は86c)と第2の側面側の壁面との、紙幣の短手方向の距離d3とは、紙幣が壁面に寄り掛かることが不可能な距離である必要がある。
下底板86のセンサ光軸用穴86a〜86cは、図8に示すように、下底板86に略直交する面Lを対称面として、略対称となるように設けられており、特に、センサ光軸用穴86aは、面Lと交差するように設けられている。
下リジェクト庫80の第1の側面側には、発光センサ91Dから発射された光を反射する反射板93が設けられており、反射板93の反射面により、発光センサ91Dから発射された光が、受光センサ91Tに到達することが可能となる(光軸r、sを参照)。
なお、発光センサ91Dの配置と受光センサ91Tの配置とを入れ替えても良いが、図7では、発光センサ91Dから発射された光(光軸rを参照)はセンサ光軸用穴86bを通過し、センサ光軸用穴86cを通過した光(光軸sを参照)を受光センサ91Tで受光する構成となっている。
下底板86の位置を基準とした反射板92、93の高さm、nは、紙幣取扱装置1で取り扱う紙幣の内、短手長さが最短の紙幣の長さ以下とする。これにより、下部収納部82の壁面に寄り掛かり倒立した紙幣を検出することが可能となる。
なお、上記の説明においては、発光センサ90D、91Dと、受光センサ90T、91Tと、反射板92、93を備えた構成について説明したが、これらの構成のうち、発光センサ91Dと、受光センサ91Tと、反射板93は必須の構成では無い。この場合、下底板86には、センサ光軸用穴86aのみが設けられていることになる。
以上のように構成された紙幣処理装置1により、紙幣の入金取引及び出金取引等を実行することが可能になる。以下、図9、図10を参照して、紙幣処理装置1における入金取引の処理動作について説明する。入金取引は、入出金口20に投入された紙幣の真偽判別、金種判別、および計数を行う入金計数処理と、利用者により入金された金額と、入金計数処理において計数された金額とが一致し、利用者によって顧客操作部105より入金取引確定が指示入力された後に、紙幣を紙幣収納庫71〜73、リジェクト庫80へ搬送して収納する入金収納処理とに分かれる。なお、入金収納処理において、紙幣を装填庫70に収納する構成としても良い。
図9は、入金計数処理時における紙幣搬送の流れを示す図である。紙幣入出金口20にセットされた複数枚の紙幣は、一枚ずつ分離して下方の搬送路10hへ繰り出される。搬送路10hへ繰出された紙幣は、搬送路10aより紙幣判別部30内の搬送路を前方から後方へ通過する。紙幣判別部30では、その内部に実装されたセンサによって、通過する紙幣の画像が取得され、その紙幣の真偽、金種、および正損状態が判別される。紙幣判別部30を通過した紙幣は、紙幣判別部30の後部から搬送路10bを通って一旦上方へ搬送される。この搬送路10bで搬送している間に、紙幣判別部30による判別が完了し、その判別結果に応じて紙幣振り分けゲートG1の切り替えが行われる。すなわち、紙幣判別部30により、ATM101に受け入れることが可能な紙幣であると判別された場合、紙幣振り分けゲートG1は搬送路10cに接続するように切り替えられ、その紙幣は搬送路10cにより搬送されて一時収納部35内に集積される。一方、紙幣判別部30により、ATM101に受け入れることが不可能な紙幣であると判別された場合、紙幣振り分けゲートG1は搬送路10gに接続するように切り替えられ、紙幣入出金口20に戻されて集積し、利用者に返却される。なお、搬送路上の紙幣の搬送動作の起動や停止、搬送方向の切り替え、ゲートの切り替え等の動作の制御は、図5に示す制御部2の制御により行われる(以下の説明でも同様である)。
図10は、入金収納処理時における紙幣搬送の流れを示す図である。最初に、紙幣振り分けゲートG1、G2を一時収納部35と紙幣判別部30を接続するように切り替え、紙幣振り分けゲートG3を紙幣判別部30と搬送路10aを接続するように切り替える。また、紙幣振り分けゲートG4は搬送路10fへ接続するように切り替える。一時収納部35から一枚ずつ繰出された紙幣は、搬送路10c、10b、紙幣判別部30、搬送路10a、10fを搬送される。紙幣判別部30で判別された金種に応じて紙幣振り分けゲートG5、G6、G7、G8、G9が切り替えられて、紙幣収納庫71〜73(又は装填庫70)のいずれかに収納される。ここで、紙幣判別部30によって、出金処理に供することのできない紙幣であると判別された場合、紙幣振り分けゲートG9を切り替えることにより、当該紙幣は下リジェクト庫80に収納される。なお、下リジェクト庫80の上部収納部81に、顧客により紙幣入出金口20から抜き取り忘れられた紙幣を収納しても良い。その場合、上リジェクト庫75は必須の構成では無い。
紙幣処理装置1における処理動作として、利用者に対して、紙幣収納庫71〜73に収納された紙幣を出金する出金動作、装填庫70から紙幣収納庫71〜73に対して紙幣を装填する装填動作、紙幣収納庫71〜73に収納された紙幣を装填庫70に回収する回収動作等もあるが、詳細な紙幣搬送の流れについては、説明を割愛する。
続いて、図11〜図13を用いて、下リジェクト庫80の下部収納部82に紙幣が搬送された場合の動作について説明する。通常、下部収納部82に収納される紙幣xは、図1!に示すように、下部収納部82の壁面に寄り掛からずに、下底面86に集積される。このような場合、発光センサ90Dから発光された光と、発光センサ91Dから発光された光とがいずれも紙幣xにより遮光されることにより、受光センサ90T及び受光センサ91Tは光を受光することができない。そのため、下底面86に集積された紙幣が検出される。
一方、図12に示すように、紙幣の集積不良や、静電気力による紙幣の壁面への張り付き等により、紙幣xが下リジェクト庫80の第2の側面側の壁面に寄り掛かる場合、発光センサ90Dから発光された光のみが紙幣xにより遮光されるため、受光センサ90Tは光を受光することができず、受光センサ91Tのみ光を受光する。そのため、紙幣xが、第2の側面側の壁面へ寄り掛かっていることを検出することが可能となる。同様に、図13に示すように、下リジェクト庫80の第1の側面側の壁面に寄り掛かる場合、発光センサ91Dから発光された光のみが紙幣xにより遮光されるため、受光センサ91Tは光を受光することができず、受光センサ90Tのみ光を受光する。そのため、紙幣xが、第1の側面側の壁面へ寄り掛かっていることを検出することが可能となる。
上述した受光センサ90T、91Tの検出結果は、制御部2により本体制御部106に報告される。本体制御部106は、受光センサ90T、91Tの検出結果に応じて、様々な処理(ATM101内の記憶部(RAM等のメモリ等)の更新等)を実行する。
以上説明したように、本構成によれば、リジェクト庫の内部に取り込まれた紙幣の状態によらず、内部の紙幣を確実に検出することが可能となり、ATMにおいて紙幣の存在のご認識や、紙幣紛失のリスクを低減することが可能となる。
特に、底面に配置したセンサと反射板を併用することにより、底面に集積された紙幣のみならず、壁面に寄り掛かり倒立した紙幣も検出することが可能となる。そのため、ため、センサの数を増やさずに、低コストで信頼性の高い装置を提供することが可能となる。
また、リジェクト庫80の扉にセンサや、センサの配線を実装することが不要となる。そのため、扉80の開閉によるケーブルの断線のおそれが少ない、信頼性のよい装置を提供することが可能となる。
なお、上記説明においては、2つの収納部を設けた下リジェクト庫について説明したが、3つ以上の収納部を設けた下リジェクト庫においても、収納部の底板が下リジェクト庫の底面と略平行である場合に、同様の構成を採用することが可能である。
(2)第2の実施形態
続いて、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。第1の実施形態におけるATM101の構成と異なる点は、下リジェクト庫80の下部収納部82のみであり、他の構成については、第1の実施形態と共通しているため、詳細な説明は省略する。
図14は、第2の実施形態における、下リジェクト庫80の側面図である。第2の実施形態における下リジェクト庫80は、下底板86の位置を基準とした反射板92、93の高さm、nを、紙幣取扱装置1で取り扱う紙幣の内、短手長さが最短の紙幣の長さの半分以下とした点において、第1の実施形態と異なる。これにより、紙幣が半分に折れ曲がった状態で、下部収納部82の壁面に寄り掛かり倒立した紙幣であっても検出することが可能となる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の場合に比べて、さらに紙幣が半分に折れ曲がった状態で壁面に寄り掛かり倒立した紙幣も検出することが可能となる。そのため、より信頼性の高い装置を提供することが可能となる。
(3)第3の実施形態
続いて、本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。第1の実施形態におけるATM101の構成と異なる点は、ATM101の構成であるが、第1の実施形態と共通しているため、詳細な説明は省略する。なお、第2の実施形態における下リジェクト庫80と、本実施形態とを組み合わせても良い。
図15は、第3の実施形態における、ATM101の制御関係を示す制御ブロック図である。ATM101には、カード・明細票処理装置102、通帳処理装置103、紙幣入出金機1、硬貨処理装置104、顧客操作部105、および本体制御部106の他に、ATM101の保守情報等の入力や表示を行う係員操作部107を備える。
図16は、第3の実施形態において、係員操作部107に表示される画面の例を示す図である。第1の実施形態における受光センサ90T又は受光センサ91Tの一方のみが受光していない状態が一定時間経過した場合、制御部2は、係員操作部107に通知画面200を表示する。通知画面200には、受光センサ90T又は受光センサ91Tの受光状態に対応した、下リジェクト庫80における紙幣の収納状態を示す状態図201と、通知文202とを表示する。
図15に示す場合、受光センサ90Tは光を受光しない一方で、受光センサ91Tは光を受光しており、紙幣が扉87側の壁面に寄り掛かって収納された状態と判断された状態を示す。このような場合、状態図201として、紙幣が第2の側面側の壁面に寄り掛かって収納された状態を示す図を用いる。また、通知文202として、例えば、「扉面側に紙幣が倒立している可能性があります。ジャムが発生するおそれがありますので、確認をお願いします。」というように、下リジェクト庫80における、紙幣のジャムが発生するおそれを警告する文を用いる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態の場合に比べて、紙幣の収納状態を係員に対して通知することが可能となる。そのため、紙幣のジャムが発生しやすい状態であることを示す情報を容易に提供することが可能となる。
(4)その他の変形例
上記の実施形態の他に、下部収納部82の壁面に突起部を設けたり、下部収納部82の壁面を振動させることにより、下部収納部82の壁面に寄り掛かった紙幣を、下底板86の方向に移動させるように構成しても良い。これにより、下部収納部82の壁面に寄り掛かった紙幣が発生した場合であっても、確実に集積させることを可能とする。
1:紙幣取扱装置、80:下リジェクト庫、81:上部収納部、82:下部収納部、83i:紙幣出入口、83a1、83a2:紙幣集積機構、84:内部搬送路、85:上底板、86:下底板、86a〜86c:センサ光軸用穴、87:扉、90D、91D:発光センサ、90T、91T:受光センサ、92、92a、93:反射板

Claims (7)

  1. 外部に対して紙幣を出し入れする紙幣出入口と、紙幣を収納する複数の紙幣収納部と、前記紙幣収納部の各々に対して、紙幣の集積動作を行う紙幣集積部と、前記紙幣収納部の各々に紙幣を搬送する内部搬送路と、前記内部搬送路の接続状態を切り替える切替部とを複数備え、紙幣取扱装置に搭載される紙幣収納庫であって、
    第1の発光センサと、第1の受光センサと、前記第1の発光センサから発射された光を反射する第1の反射板と、
    第2の発光センサと、第2の受光センサと、前記第2の発光センサから発射された光を反射する第2の反射板と、を備え、
    前記第1の発光センサ又は前記第1の受光センサの内、一方のセンサを板の下側に配置し、前記第1の発光センサ又は前記第1の受光センサの内、他方のセンサを、紙幣収納庫の第1の側面側、かつ前記第1の反射板より高い位置に配置し、前記第1の反射板を、該紙幣収納庫の第2の側面側、かつ前記底板の位置を基準とした前記第1の反射板の高さが、前記紙幣取扱装置で取り扱う紙幣の内、短手方向の長さが最短である紙幣の長さ以下となる位置に配置し、
    前記第2の発光センサと、前記第2の受光センサとを、前記底板の下側に配置し、前記第2の反射板を、前記第1の側面側、かつ前記底板の位置を基準とした前記第2の反射板の高さが、前記紙幣取扱装置で取り扱う紙幣の内、短手方向の長さが最短である紙幣の長さ以下となる位置に配置することを特徴とする、紙幣収納庫。
  2. 請求項に記載された紙幣収納庫であって、
    前記底板は、該底板に略直交する面を対称面として、略対称となるように、前記第1の発光センサ又は前記第1の受光センサの内、一方のセンサの光軸が通過する第1の穴部と、前記第2の発光センサの光軸が通過する第2の穴部と、前記第2の受光センサの光軸が通過する第3の穴部と、を備えることを特徴とする、紙幣収納庫。
  3. 請求項に記載された紙幣収納庫であって、
    前記第1の穴部と、前記第2の穴部又は前記第3の穴部との間の、紙幣の短手方向の距離を、前記紙幣取扱装置で取り扱う紙幣の内、短手方向の長さが最短である紙幣の長さ以下となるように配置することを特徴とする、紙幣収納庫。
  4. 請求項または請求項に記載された紙幣収納庫であって、
    前記第1の穴部と、前記紙幣収納部の壁面との紙幣の短手方向の距離と、前記第2の穴部又は前記第3の穴部と、前記紙幣収納部の壁面との紙幣の短手方向の距離とは、いずれも紙幣が壁面に寄り掛かることが不可能な距離であることを特徴とする、紙幣収納庫。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載された紙幣収納庫であって、
    前記底板の位置を基準とした前記第1の反射板及び前記第2の反射板の高さを、前記紙幣取扱装置で取り扱う紙幣の内、短手方向の長さが最短である紙幣の長さの半分以下となるように配置することを特徴とする、紙幣収納庫。
  6. 請求項1から請求項5のいすれか1項に記載の紙幣収納庫と、自動取引装置と情報の送受信を行う制御部と、を備える紙幣取扱装置であって
    前記制御部は、
    前記第1の受光センサの検出結果を前記自動取引装置に送信する、
    ことを特徴とする、紙幣取扱装置。
  7. 請求項1から請求項5のいすれか1項に記載の紙幣収納庫を備えた紙幣取扱装置と、保守情報等の入力や表示を行う係員操作部とを備えた自動取引装置であって
    前記係員操作部は、
    前記第1の受光センサの検出結果に基づいた、紙幣の収納状態を示す画面を表示する、
    ことを特徴とする、自動取引装置。
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