JP4964405B2 - 貨幣払出し装置 - Google Patents

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本発明は、例えば硬貨釣銭機や紙幣釣銭機のように、複数金種の貨幣を内部に収納すると共に、それらの貨幣を必要に応じて払出口へ放出する貨幣払出し装置に関する。
上記のような貨幣払出し装置としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。
特許文献1には、払出口へ放出された硬貨の合計金額を素早く確認できるように工夫された硬貨払出し装置が記載されている。その硬貨払出し装置は、平面視で横長矩形状の払出口を備え、硬貨が(払出口の横方向へ額面順に並ぶよう)金種ごとに払出口の異なる個所へ放出されるように構成されている。
また、特許文献2には、利用者の手による払出口からの硬貨の取り出しを容易にするよう、放出される貨幣を傾斜案内面によって一個所に集める構造の払出口を備えた硬貨入出金装置が記載されている。
特開2003−91758号公報(図1、図2、図5、図6および要約書等) 実用新案登録第2509366号公報([0048]欄、図1、図3等)
上述したような従来の貨幣払出し装置には、次のような問題点がある。
まず、特許文献1の硬貨払出し装置は、払出口へ放出された硬貨の合計金額を素早く確認できるようにはなっている。しかし、硬貨が払出口の異なる個所へ広範囲に放出されてしまうので、払出口の硬貨を手で拾い集めて取り出すのに手間が掛かり、取り出し易さの点で問題がある。
一方、特許文献2の硬貨入出金装置は、放出される貨幣を一個所に集める構造の払出口を備えているので、払出口から硬貨を手で取り出すのは容易である。しかし、全金種の硬貨が一度に一個所へ集められてしまうので、放出された硬貨の合計金額を確認するのは容易ではない。
なお、貨幣払出し装置から払い出される貨幣の合計金額は本来、確認するまでもなく正確なはずである。しかし、スーパーのレジ等で自動釣銭機として使用される貨幣払出し装置においては、係員が顧客に釣銭額の確認をしてもらうよう指導されているという実情等も考慮する必要がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、利用者の手による払出口からの貨幣の取り出しを容易にすると同時に、払出口に放出される貨幣の合計金額を一目で簡単に確認できるような貨幣払出し装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、貨幣を金種別に収納する貨幣収納部と、この収納部から貨幣を金種別に必要枚数だけ放出させる放出手段と、この放出手段によって放出される貨幣を一個所に集めて利用者の手による取り出しに供するための払出口と、前記放出手段の動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、特定金種の貨幣ごとに順次、時間を置いて放出するよう前記放出手段を制御する、ことを特徴とする貨幣払出し装置である。
この第1の発明によれば、放出される貨幣を一個所に集める払出口により、利用者の手による払出口からの貨幣の取り出しを容易にすることができる。また、特定金種の貨幣ごとに順次、時間を置いて放出することで、放出される貨幣を一個所に集める払出口にあっても、貨幣の合計金額を一目で簡単に確認することが可能となる。
なお、ここでいう「利用者」には、装置を操作する係員の他、放出される貨幣を受け取る顧客も含まれ得る。
第2の発明は、第1の発明において、前記貨幣として硬貨を用いる硬貨払出し装置として構成されると共に、前記制御手段は、ある特定金種の硬貨の放出から所定の待機時間の経過後に次の特定金種の硬貨を放出するよう前記放出手段を制御するものである。
なお、所定の待機時間は、それぞれ(硬貨の放出枚数等に拘わらず)一定の値であってもよいし、硬貨の放出枚数等に応じて変動する値であってもよい。
第3の発明は、第2の発明において、前記制御手段は、さらに金額の桁数が同じ金種の硬貨は同一の特定金種に属する硬貨として同時に放出するよう前記放出手段を制御するものである。
この第3の発明によれば、直感的な金額の確認のし易さはそれほど損なうことなく、全ての貨幣を放出し終えるまでの合計時間を短縮することができる。
第4の発明は、第1の発明において、前記貨幣として紙幣を用いる紙幣払出し装置として構成されると共に、前記払出口からの紙幣の取り出しを検知する検知手段をさらに備え、前記制御手段は、ある特定金種の紙幣の取り出しが前記検知手段によって検知されてから所定の待機時間の経過後に次の特定金種の紙幣を放出するよう前記放出手段を制御するものである。
なお、所定の待機時間は、それぞれ(紙幣の放出枚数等に拘わらず)一定の値であってもよいし、紙幣の放出枚数等に応じて変動する値であってもよい。
第5の発明は、第2又は第3の発明の硬貨払出し装置として構成された貨幣払出し装置と、第4の発明の紙幣払出し装置として構成された貨幣払出し装置とを組み合わせたものである。
この第5の発明によれば、紙幣と硬貨の両方を払い出す場合においても、利用者の手による各々の払出口からの貨幣の取り出しを容易にすると同時に、各々の払出口に放出される紙幣と硬貨についての合計金額を一目で簡単に確認することが可能となる。
第6の発明は、第2乃至第5の発明のいずれかにおいて、前記待機時間を任意に変更可能に構成されているものである。
この第6の発明によれば、利用者の個別の事情やニーズに応じて待機時間を変更して、利用者の便宜を図ることができる。
なお、この場合も、所定の待機時間は、それぞれ(貨幣の放出枚数等に拘わらず)一定の値であってもよいし、貨幣の放出枚数等に応じて変動する値であってもよい。すなわち、一定の待機時間の値をそれぞれ変更してもよく、また貨幣の放出枚数等に応じて変動する待機時間の個々の値や基準となる値等をそれぞれ変更してもよい。
第7の発明は、第1乃至第6の発明のいずれかにおいて、前記特定金種どうしの間での放出順序についての優先順位を任意に変更可能に構成されているものである。
この第7の発明によれば、利用者の個別の事情やニーズに応じて優先順位を変更して、利用者の便宜を図ることができる。例えば、(高額硬貨→低額硬貨)→(高額紙幣→低額紙幣)の優先順位としたり、(高額紙幣→低額紙幣)→(高額硬貨→低額硬貨)の優先順位としたりすることができる。
第8の発明は、第1乃至第7の発明のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記放出手段によって放出すべき貨幣の合計枚数が所定の基準枚数以下となる場合には、全金種の貨幣を同時に放出するよう前記放出手段を制御するものである。
この第8の発明によれば、放出すべき貨幣の合計枚数が比較的少ない場合には、全金種の貨幣を同時に放出することで、全ての貨幣を放出し終えるまでの時間を最小限にすることができる。この場合、所定の基準枚数は、例えば、払出口へ同時に放出されても合計金額の確認に支障がない程度の枚数に設定すればよい。
上述したように、本発明によれば、利用者の手による払出口からの貨幣の取り出しを容易にすると同時に、払出口に放出される貨幣の合計金額を一目で簡単に確認できるようにすることができる。
次に、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1乃至図5は本発明による貨幣払出し装置の実施の形態を示す図である。以下、本実施形態の構成、動作、作用効果、および変形例について順次説明する。
[構 成]
(1)全体構成
図1には、本発明による貨幣払出し装置の一実施形態としての硬貨釣銭機(硬貨払出し装置)1Aと紙幣釣銭機(紙幣払出し装置)1Bとを組み合わせた貨幣払出し装置に加えて、さらに制御端末機(例えばPOSレジスター)Tを備えたシステムの例が示されている。
硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bは、それぞれ制御ユニット(制御手段)C1,C2を備えており、これらの制御ユニットC1,C2同士が互いに接続されている。また、制御端末機Tは、操作部t1および表示部t2と、紙幣釣銭機1Bの制御ユニットC2に接続される制御ユニットC3とを備えている。
硬貨釣銭機1Aと紙幣釣銭機1Bは、それぞれ:
外部から貨幣(硬貨と紙幣)を受け入れる貨幣受入部(硬貨受入口114と紙幣受入口214);
この受入部から受け入れた受入貨幣の金種を識別する貨幣識別手段(硬貨識別センサ101と紙幣識別センサ201);
この識別手段による識別結果に応じて、受入貨幣を金種別に収納する貨幣収納部(硬貨収納部106と紙幣収納部206);
この貨幣収納部から貨幣を金種別に必要枚数だけ放出させる放出手段(硬貨放出手段108と紙幣放出手段203a,203b,208);および
この放出手段によって放出される貨幣を一個所に集めて利用者の手による取り出しに供するための払出口(硬貨払出口116と紙幣払出口216)を備えている。
なお、ここでいう「利用者」には、装置を操作する係員の他、放出される貨幣を受け取る顧客も含まれ得る。
制御端末機Tの制御ユニットC3は、各釣銭機1A,1Bに対して釣銭貨幣の払出指示を行うなどの機能を有している。そして、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの制御ユニットC1,C2は、制御端末機Tからの払出指示に基づいて、各収納部106,206に収納されている貨幣を、特定金種の貨幣ごとに順次、時間を置いて放出するよう各放出手段を制御する。
具体的には、硬貨釣銭機1Aの制御ユニットC1は(例えば図4および図5の硬貨払出しパターンP1;P3に示すように)、ある特定金種の硬貨の放出から所定の待機時間t,t;t〜tの経過後に次の特定金種の硬貨を放出するよう硬貨放出手段108を制御する。この場合、制御ユニットC1は(例えば図4の硬貨払出しパターンP1に示すように)、金額の桁数が同じ金種(500円と100円、50円と10円、5円と1円)の硬貨は、同一の「特定金種」に属する硬貨として同時に放出するような制御を行うことができる。
一方、紙幣釣銭機1Bは、払出口216からの紙幣の取り出し(抜き取り)を検知する検知手段S(図1)を備えている。そして、紙幣釣銭機1Bの制御ユニットC2は(例えば図4の紙幣払出しパターンP2に示すように)ある特定金種の紙幣の取り出しが検知手段Sによって検知されてから所定の待機時間tの経過後に次の特定金種の紙幣を放出するよう紙幣放出手段203a,203b,208を制御する。
また、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの制御ユニットC1,C2は(例えば図4に示すように)、全ての硬貨/紙幣の放出が終了してから、所定の待機時間t/t’の経過後に、紙幣/硬貨の放出が開始されるように、各放出手段108;203a,203b,208を制御する。
なお、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの制御ユニットC1,C2は、各放出手段108;203a,203b,208によって放出すべき硬貨および/または紙幣の合計枚数がそれぞれ所定の基準枚数以下となる場合には、全金種の硬貨および/または紙幣をそれぞれ同時に放出するよう当該放出手段を制御する。この場合、所定の基準枚数は、例えば、払出口116,216へ同時に放出されても合計金額の確認に支障がない程度の枚数(例えば、硬貨にあっては5枚)に設定すればよい(「硬貨および/または紙幣」は「硬貨と紙幣の少なくとも一方」を意味する)。
ここで、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bは、上記待機時間t〜tを任意に変更可能に構成されている。この場合、所定の待機時間t〜tは、それぞれ(貨幣の放出枚数等に拘わらず)一定の値であってもよいし、貨幣の放出枚数等に応じて変動する値であってもよい。すなわち、一定の待機時間の値をそれぞれ変更してもよく、また硬貨の放出枚数等に応じて変動する待機時間の個々の値や基準となる値等をそれぞれ変更してもよい。なお、待機時間t〜tの長さは、確認のし易さ等を考慮して定められるが、数秒間程度が一つの目安となる。
また、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bは、特定金種どうしの間での放出順序についての優先順位を任意に変更可能に構成されている。この放出順序についての優先順位には、例えば図4(図5)の硬貨払出しパターンP1(P3)と紙幣払出しパターンP2のいずれを優先するかの順序の他、各払出しパターンP1(P3),P2内において高額金種と低額金種のいずれを優先するかの順序も含まれる。
以上の待機時間t〜tや優先順位の変更は、例えば、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの操作・表示部112,212(図2)と制御端末機Tの操作部t1のうち少なくとも1つに設けられた操作ボタン等によって行うように構成することができる。
以下、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの具体的な構成について、より詳細に説明する。
(2)硬貨釣銭機の構成
図1および図2に示すように、硬貨釣銭機1Aは、前部上面に操作・表示部112(図2)を有する筐体110を備えている。筐体110の前部には、硬貨受入口114および硬貨払出口116が設けられている。
また、図1に示すように、受入口114から受け入れた硬貨を一層一列状態で繰り入れるための硬貨繰入機構102が備えられている。繰入機構102の後方には、この繰入機構102によって繰り入れられた硬貨を搬送する硬貨搬送路103が延びている。この搬送路103の途中には、硬貨の金種等を識別する硬貨識別センサ101と、後述するリジェクト硬貨等を排出するための硬貨排出部109とが設けられている。排出部109の下方には、排出されたリジェクト硬貨等を収納する機内収納箱104が、筐体110に対して着脱自在に取り付けられている。
硬貨搬送路103の下流側には、硬貨を金種によって選別する金種選別部105が設けられている。また、選別部105によって選別された硬貨を金種別に収納する硬貨収納部106と、この硬貨収納部106に収納された硬貨を選択的に繰り出して払出口116へ放出する硬貨放出手段108とが備えられている。なお、硬貨収納部106から回収した回収硬貨も、同様にして払出口116に放出されるようになっている。
図1乃至図3に示す硬貨払出口116は、放出される硬貨を(例えば前後方向および左右方向に傾斜した案内面によって)一個所に集めて、利用者の手による取り出し(掻き出し)に供するように構成されている。なお、硬貨払出口116において「一個所に集める」とは、複数の硬貨を硬貨払出口116の中央付近で互いにランダムに重なり合うように集めるような概念である(偶発的に重なり合わずに並んでしまう場合を含む)。
次に、図3を参照して、硬貨放出手段108関係の具体的な構成例について説明する。図3に示すように、硬貨収納部106は、金種別の収納部6a〜6fで構成されているが、各収納部6a〜6fは、前後方向で一列に配置された複数の収納体60を有している。各収納体60は、収納すべき硬貨Cの直径よりも僅かに大きい内径を有する円筒形状をなし、内部に複数の硬貨Cを重積状態で収納する。
各収納部6a〜6fの下には、それぞれ第1搬送ベルト80aが設けられている。各収納部6a〜6fと第1搬送ベルト80aとの間には、上流側の収納体60から順に自重で進出した硬貨Cを一層一列状態で搬送するための搬送路が形成されている。第1搬送ベルト80aは、各収納部6a〜6fより少しだけ前方まで延びている。また、第1搬送ベルト80aの下流側に、第2搬送ベルト80bが設けられている。この第2搬送ベルト80bは、第1搬送ベルト80aの先端部から前上方に延びて、硬貨払出口16の後部上方で終端している。第2搬送ベルト80bの上方には、硬貨案内板88が配置されている。
また、各収納部6a〜6fの前方に、第1搬送ベルト80aの動作に拘わらず硬貨Cの進行を選択的に停止させるための、ピン状の硬貨停止手段82が設けられている。硬貨停止手段82は、図示しないソレノイド等によってレバー84を介して昇降駆動される。以上の第1および第2搬送ベルト80a,80bと、硬貨停止手段82とで、各収納部6a〜6fから硬貨Cを選択的に繰り出して払出口116へ放出するための硬貨放出手段108が構成されている。なお、停止手段82よりも下流側には、硬貨Cの通過を検知するセンサ86が設けられている。
その他の繰入機構102、排出部109および選別部105等の具体的な構成としては周知ないし公知のものを用いることができるので、詳細な説明は省略する。
(3)紙幣釣銭機の構成
図1に示す紙幣釣銭機1Bは、筐体210と、この筐体210内の略中央部に設けられた環状の周回搬送路203aとを備えている。また、筐体210内には、紙幣繰込ユニット202、紙幣収納部206、紙幣放出ユニット208、出金リジェクト部204および紙幣回収カセット207が、周回搬送路203aの外周を取り囲むようにして配置されている。
また、繰込ユニット202、各収納部206、放出ユニット208、出金リジェクト部204および回収カセット207と、周回搬送路203aとの間を接続する紙幣の接続搬送路203bがそれぞれ形成されている。周回搬送路203aの右側部分には、そこを通過する紙幣の金種等を識別するための紙幣識別センサ201が設けられている。なお、周回搬送路203aと各接続搬送路203bとの間で紙幣の搬送経路を切り換える経路切換手段(図示せず)が、周回搬送路203aに沿って配置されている。
図1および図2に示すように、筐体210の前面には、繰込ユニット202に対応した紙幣受入口214と、放出ユニット208に対応した紙幣払出口216とが設けられている。回収カセット207は、筐体210に対して着脱自在に取り付けられている。また、筐体210の前部上面に操作・表示部212(図2)が設けられている。
図1において、繰込ユニット202は、受入口214に挿入された入金紙幣を導入して、それらの紙幣を周回搬送路203a側へ繰り出すためのものである。また、各紙幣収納部206は、識別センサ201による識別結果に応じて紙幣を金種別に収納するためのものであり、ここでは千円紙幣用、5千円紙幣用および万円紙幣用の3つの収納部206に分けて用いられる。そして、放出ユニット208は、各収納部206から搬送路203a,203bを通じて送り込まれた紙幣を払出口216へ送り出すためのものである。
以上の周回搬送路203a、接続搬送路203bおよび放出ユニット208によって、紙幣収納部206から紙幣を金種別に必要枚数だけ放出させる紙幣放出手段が構成されている(但し、収納部206内に紙幣の繰出し機構が設けられる場合は、当該機構も紙幣放出手段に含まれ得る)。
放出ユニット208は、内部に送り込まれる紙幣を集積し、集積した複数枚の紙幣を束の状態で(1枚の場合はそのまま)払出口216から外部へ一部突出するように送り出す。これにより、紙幣払出口216は、放出手段203a,203b,208によって放出される紙幣を一個所に集めて利用者の手による取り出し(抜き取り)に供するための払出口として機能する。
出金リジェクト部204は、後述する「出金リジェクト紙幣」を収納するためのものである。また、回収カセット207は、各収納部206から回収した紙幣を収納するためのものである。この回収カセット207は、後述する「オーバーフロー紙幣」を収納するためにも用いられる。なお、上記放出ユニット208は、後述する「入金リジェクト紙幣」が放出される入金リジェクト部をも兼ねている。
なお、以上の繰込ユニット202、各収納部206、放出ユニット208、出金リジェクト部204および回収カセット207等の具体的な構成としては周知ないし公知のものを用いることができるので、詳細な説明は省略する。
[動 作]
次に、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの基本動作と、釣銭払出し時の具体的動作(払出しパターン)について順次説明する。
(1)硬貨釣銭機の基本動作
(1-1) 入金/リジェクト動作
図1において、受入口114に投入された硬貨は、繰入機構102によって一層一列状態で繰り入れられる。繰り入れられた硬貨(受入硬貨)は、硬貨搬送路103に沿って搬送されて行き、その途中で、識別センサ101によって金種等を識別される。
その結果、金種識別等のできない硬貨があった場合、その硬貨は「リジェクト硬貨」として硬貨排出部109で排出され、機内収納箱104に収納される。また、硬貨収納部106において満杯となっている金種であると識別された硬貨も、「オーバーフロー硬貨」として硬貨排出部109で排出され、機内収納箱104に収納される。なお、場合によっては、硬貨排出部109で排出されたリジェクト硬貨等を、払出口116に放出するようにしてもよい。
その他の硬貨は、金種選別部105で選別され、硬貨収納部106に金種別に収納される。この選別の過程において、選別部105に設けられた計数センサ(図示せず)によって入金硬貨が計数され、これに基づいて入金額が算出される。
(1-2) 払出し/回収動作
硬貨釣銭機は、払い出すべき特定金種の釣銭硬貨を、放出手段108によって硬貨収納部106から選択的に繰り出して払出口116へ放出する。この釣銭払出し時における、本発明に基づいた具体的動作については下記(3)の項目にて説明する。
また、例えば、1日の営業が終了して、収納部106内の硬貨を全て、或いは売上金相当額だけ回収したい場合等には、それらの硬貨を放出手段108によって収納部106から繰り出して払出口116へ一括して放出することができる。
(2)紙幣釣銭機の基本動作
(2-1) 入金動作
図1において、受入口214に挿入された紙幣は、繰込ユニット202から接続搬送路203bを通じて周回搬送路203aへ1枚ずつ繰り出される。周回搬送路203aへ繰り出された紙幣(受入紙幣)は、当該搬送路203aに沿って反時計回り方向に搬送される。周回搬送路203aを搬送される紙幣は、1周する間に識別センサ201によって金種を識別され、対応する金種の収納部206に収納される。
(2-2) 払出し動作
紙幣釣銭機は、払い出すべき特定金種の釣銭紙幣を、対応する収納部206から接続搬送路203bを通じて周回搬送路203aへ繰り出す。周回搬送路203aへ繰り出された紙幣は、周回搬送路203aに沿って時計回り方向に搬送され、接続搬送路203bを通じて紙幣放出ユニット208へ送り込まれる。放出ユニット208は、特定金種の紙幣が必要枚数だけ送り込まれた時点で、当該紙幣を束の状態で(1枚の場合はそのまま)払出口216から外部へ一部突出するように送り出す。そして、当該紙幣が利用者の手によって抜き取られたことを検知手段Sで検知したら、同様の動作により、次の特定金種の釣銭紙幣の払出しを行う。
この釣銭払出し時における、本発明に基づいた具体的動作については下記(3)の項目にて説明する。
(2-3) 回収動作
例えば、1日の営業が終了して、収納部206内の紙幣を全て、或いは売上金相当額だけ回収したい場合等には、収納部206から繰り出された紙幣を順次、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて紙幣回収カセット207に収納することができる。なお、いずれかの収納部206が満杯であるにも拘わらず、対応する金種の紙幣が更に受け入れられた場合、その紙幣は「オーバーフロー紙幣」として、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて回収カセット207に収納される。
(2-4) リジェクト動作
受入紙幣の中に汚損等により識別センサ201による金種識別のできない紙幣があった場合、その紙幣は「入金リジェクト紙幣」として、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて紙幣放出ユニット208へ送り込まれる。また、収納部206から繰り出された紙幣の中に斜行等により識別センサ201による金種識別のできない紙幣があった場合、その紙幣は「出金リジェクト紙幣」として、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて出金リジェクト部204へ送り込まれる。
(3)釣銭払出し時の具体的動作(払出しパターン)
次に、図4および図5に例示した貨幣の払出しパターンに基づいて、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの釣銭払出し時における具体的な動作について説明する。
まず、図4は、9999円の釣銭を、硬貨払出しパターンP1→紙幣払出しパターンP2の順で払い出す場合を示している。この場合、硬貨釣銭機1Aにおいて[500円硬貨1枚+100円硬貨4枚]が払出口116へ放出されてから待機時間tの経過後に、[50円硬貨1枚+10円硬貨4枚]が払出口116へ放出され、それから更に待機時間tの経過後に、[5円硬貨1枚+1円硬貨4枚]が払出口116へ放出される。それから更に待機時間tの経過後に、紙幣釣銭機1Bにおいて[5千円紙幣1枚]が払出口216へ放出される。そして、払出口216より5千円紙幣が抜き取られてから待機時間tの経過後に、[千円紙幣4枚]が払出口216へ放出される。
また、図4は、同じく9999円の釣銭を、上記とは逆の紙幣払出しパターンP2→硬貨払出しパターンP1の順で払い出す場合も示している。この場合は、紙幣釣銭機1Bにおいて最後に[千円紙幣4枚]が払出口216へ放出されてから待機時間t’の経過後に、硬貨釣銭機1Aにおいて最初に[500円硬貨1枚+100円硬貨4枚]が払出口116へ放出されることになる。
一方、図5は、図4の硬貨払出しパターンP1に代わる別の硬貨払出しパターンP3を例示している。図4の払出しパターンP1では、金額の桁数が同じ金種の硬貨は同一の「特定金種」に属する硬貨として同時に放出しているのに対して、図5の払出しパターンP3では、各金種の硬貨をそれぞれ別個の「特定金種」の硬貨として順次、時間を置いて放出している。
具体的には、硬貨釣銭機1Aにおいて[500円硬貨1枚]が払出口116へ放出されてから待機時間tの経過後に、[100円硬貨4枚]が払出口116へ放出され、それから更に待機時間tの経過後に[50円硬貨1枚]が払出口116へ放出される。その後、待機時間tの経過後に[10円硬貨4枚]が払出口116へ放出されてから、次の待機時間t経過後に[5円硬貨1枚]が払出口116へ放出され、それから更に待機時間tの経過後に[1円硬貨4枚]が払出口116へ放出される。
[作用効果]
次に、以上のように構成された本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態によれば、放出された貨幣(硬貨および紙幣)をそれぞれ一個所に集める硬貨払出口116および紙幣払出口216により、利用者の手による払出口116,216からの貨幣の取り出しを容易にすることができる。また、特定金種の貨幣ごとに順次、時間を置いて放出することで、放出される貨幣をそれぞれ一個所に集める払出口116,216にあっても、貨幣の合計金額を一目で簡単に確認することが可能となる。すなわち、利用者の手による払出口116,216からの貨幣の取り出しを容易にすると同時に、払出口116,216に放出される貨幣の合計金額を一目で簡単に確認できるようにすることができる。
その場合、硬貨釣銭機1Aにおいて、金額の桁数が同じ金種の硬貨は、同一の「特定金種」に属する硬貨として同時に放出することで、直感的な金額の確認のし易さはそれほど損なうことなく、全ての貨幣を放出し終えるまでの合計時間を短縮することができる(図4)。さらに、放出すべき貨幣(硬貨および/または紙幣)の合計枚数がそれぞれ所定の基準枚数以下となる場合には、全金種の貨幣(硬貨および/または紙幣)をそれぞれ同時に放出することで、全ての貨幣を放出し終えるまでの時間を最小限にすることができる。
さらに、本実施形態によれば、利用者の個別の事情やニーズに応じて、待機時間t〜tや特定金種どうしの間での放出順序についての優先順位を変更して、利用者の便宜を図ることができる。
[変形例]
(1)上記実施形態において、硬貨釣銭機(硬貨払出し装置)1Aと紙幣釣銭機(紙幣払出し装置)1Bとをそれぞれ別体で構成して組み合わせた場合について説明したが、これらを合体させて、一体型の貨幣釣銭機(貨幣払出し装置)として構成してもよい。また、硬貨釣銭機1A(硬貨払出し装置)1Aと紙幣釣銭機(紙幣払出し装置)1Bのいずれか一方のみを使用することもできる(その場合、釣銭機としては、硬貨釣銭機1Aの方を使用するのが一般的である)。
(2)紙幣釣銭機(紙幣払出し装置)1Bにおいて5千円紙幣と千円紙幣を払い出す場合について説明したが、払い出される特定金種の紙幣として、さらに2千円紙幣を含んでいてもよい。
(3)硬貨釣銭機(硬貨払出し装置)1Aおよび紙幣釣銭機(硬貨払出し装置)1Bの制御ユニットC1,C2がそれぞれ制御手段として主体的に制御を行う場合について説明したが、これには限定されない。例えば、両者1A,1Bを組み合わせる場合には、何れか一方の制御ユニットC1,C2が制御手段として両者1A,1Bの動作を主体的に制御するようにしてもよい。また、制御端末機Tを組み合わせる場合には、その制御ユニットC3が制御手段として両者1A,1Bの動作を主体的に制御するようにしてもよい。
本発明の一実施形態としての硬貨釣銭機と紙幣釣銭機とを組み合わせた貨幣払出し装置を、さらに制御端末機と組み合わせたシステムで示すブロック図。 図1に示した貨幣払出し装置(硬貨釣銭機および紙幣釣銭機)の外観を示す斜視図。 図1に示した硬貨釣銭機の硬貨放出手段を示す要部縦断面図。 図1に示した貨幣払出し装置における貨幣の払出しパターンを例示する模式図。 図4に示した硬貨払出しパターンに代わる別の硬貨払出しパターンを例示する模式図。
符号の説明
1A 硬貨釣銭機(硬貨払出し装置)
101 硬貨識別センサ
102 硬貨繰入機構
103 硬貨搬送路
105 金種選別部
106 硬貨収納部(貨幣収納部)
108 硬貨放出手段
110 筐体
112 操作・表示部
114 硬貨受入口
116 硬貨払出口
C1 制御ユニット(制御手段)
1B 紙幣釣銭機(紙幣払出し装置)
201 紙幣識別センサ
202 紙幣繰込ユニット
203a 周回搬送路(放出手段)
203b 接続搬送路(放出手段)
204 出金リジェクト部
206 紙幣収納部(貨幣収納部)
207 紙幣回収カセット
208 紙幣放出ユニット(放出手段)
210 筐体
212 操作・表示部
214 紙幣受入口
216 紙幣払出口
S 検知手段
C2 制御ユニット(制御手段)
T 制御端末機(POSレジスター)
C3 制御ユニット(制御手段)

Claims (3)

  1. 貨幣を金種別に収納する貨幣収納部と、
    この収納部から貨幣を金種別に必要枚数だけ放出させる放出手段と、
    この放出手段によって放出される貨幣を一個所に集めて利用者の手による取り出しに供するための払出口と、
    前記放出手段の動作を制御する制御手段と、
    を備える貨幣払出し装置であって、
    前記貨幣払出し装置は、前記貨幣として硬貨を用いる硬貨釣銭機として構成されると共に、
    前記制御手段は、特定金種の硬貨ごとに順次、時間を置いて放出すると共に、金額の桁数が同じ金種の硬貨は同一の特定金種に属する硬貨として同時に放出するよう前記放出手段を制御する、ことを特徴とする貨幣払出し装置。
  2. 前記特定金種どうしの間での放出順序についての優先順位を任意に変更可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の貨幣払出し装置。
  3. 前記制御手段は、前記放出手段によって放出すべき貨幣の合計枚数が所定の基準枚数以下となる場合には、全金種の貨幣を同時に放出するよう前記放出手段を制御する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の貨幣払出し装置。
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