JP2009199170A - 貨幣処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加させることなく貯留部の広範囲における貨幣の残留検出を行うことができる貨幣処理機を提供する。
【解決手段】貨幣を貯留する貯留部22,23,38〜40と、貯留部22,23,38〜40を撮影する撮影手段22A,23A,38A〜40Aと、貯留部22,23,38〜40が空の状態のマスタ画像を予め記憶した記憶手段と、撮影手段22A,23A,38A〜40Aの撮影制御を行うとともに、撮影手段22A,23A,38A〜40Aによって撮影された画像および記憶手段に記憶されたマスタ画像を受信可能な制御手段とを備え、制御手段は、記憶手段に記憶されたマスタ画像と、撮影手段22A,23A,38A〜40Aで撮影された画像とを比較する比較手段を備え、この比較手段の比較結果に基づいて貯留部22,23,38〜40における貨幣の残留の有無を判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、貨幣処理機に関する。
従来、銀行等の金融機関の店舗においては、利用者の入金した貨幣の識別、計数を行い金種毎に収容するとともに、利用者の出金操作に基づいて収容されている貨幣の中から適宜出金を行う貨幣入出金機などの貨幣処理機が用いられている。
このような貨幣処理機においては、例えば貨幣の払出口に、光学式のセンサや磁気式のセンサを設けて貨幣の残留を検出している(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
実開昭59−155662号公報 実公平4−54535号公報
しかしながら、上述のように光学式のセンサや磁気式のセンサによって貯留部における貨幣の残留を検出する場合には、様々な制約が生じてしまう。
具体的には、光学式のセンサを用いる場合には、検出対象となる貨幣が光学式のセンサを構成する投光器および受光器の間の光軸を横切る位置に貯留されなければならない。また、磁気センサを用いる場合には、磁気センサの検出範囲が非常に狭く、この狭い範囲に貨幣を貯留させなければならない。
これに対して、例えば貨幣が硬貨である場合には、貯留部のどの位置に残留するかが分からず、また、貨幣が紙幣である場合にも、紙幣に折り癖がついていたり、ジャム等を生じて残留する場合には、貯留部のどの位置に残留するかが分からない。よって、貯留部の広範囲をカバーする必要があり、このためには、多数のセンサを配置しなければならず、部品点数が増加して装置の大型化やコストアップを招いてしまうことになってしまう。
本発明は、部品点数を増加させることなく貯留部の広範囲における貨幣の残留検出を行うことができる貨幣処理機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、貨幣を貯留する貯留部と、該貯留部を撮影する撮影手段と、前記貯留部が空の状態のマスタ画像を予め記憶した記憶手段と、前記撮影手段の撮影制御を行うとともに、前記撮影手段によって撮影された画像および前記記憶手段に記憶されたマスタ画像を受信可能な制御手段とを備え、該制御手段は、前記記憶手段に記憶されたマスタ画像と、前記撮影手段で撮影された画像とを比較する比較手段を備え、該比較手段の比較結果に基づいて前記貯留部における貨幣の残留の有無を判定することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記制御手段は、前記貯留部における残留検出時に、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されたマスタ画像と前記撮影手段で撮影された画像とが異なると判定された場合にアラーム信号を出力することを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記制御手段は、前記貯留部からすべての貨幣を排出する排出処理後の所定のタイミングで前記貯留部の残留検出を行うことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記制御手段は、前記貯留部に貨幣を貯留する貯留処理後の所定のタイミングで前記貯留部の残留検出を行うことを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に係る発明において、前記制御手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて前記撮影手段で撮影された画像と前記記憶手段に記憶されたマスタ画像とが一致すると判定された場合に、前記撮影手段で撮影された画像を、新たなマスタ画像として更新記憶することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、貨幣を貯留する貯留部を撮影手段によって撮影した画像と、貨幣の残留が無いときに予め撮影され記憶手段に記憶されたマスタ画像とを制御手段でそれぞれ受信して、これらの画像を比較手段で比較するので、この比較手段の比較結果に基づいて、例えば、撮影手段から受信した画像と記憶手段に記憶されたマスタ画像とが異なると判定されたときに当該貯留部に貨幣の残留があると判定し、一方、撮影手段から受信した画像と記憶手段に記憶されたマスタ画像とが同一であると判定したときに貯留部に貨幣の残留がないと判定することができる。したがって、部品点数を増加させることなく貯留部の広範囲において貨幣の残留検出を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、比較手段の比較結果に基づいてマスタ画像と撮影した画像とが異なると判定し貨幣が残留していると判定した場合に、アラーム信号を出力して利用者に注意を促すことができる。したがって、貨幣の残留に起因するトラブルを未然に防ぐことができる。
請求項3に係る発明によれば、制御手段は、貯留部からすべての貨幣を排出する排出処理後の所定のタイミングで貯留部の残留検出を行うため、例えば、出金用の貨幣を収納している貯留部から貨幣を機外に回収する回収処理時等に、本来排出されるべき貯留部の貨幣の残留を検出することができる。
請求項4に係る発明によれば、制御手段は、貯留部に貨幣を貯留する貯留処理後の所定のタイミングで貯留部の残留検出を行うため、例えば、機外に取出可能となるように貨幣を貯留する貯留部に貨幣を繰り出す出金処理時等に、貯留部の貨幣の取り忘れを検出することができる。
請求項5に係る発明によれば、貨幣の残留が解消された状態となったと判定された画像データを、新たなマスタ画像として更新記憶することで、貯留部の経年変化による汚れなどの影響を排除することができる。
本発明の一実施形態の貨幣処理機を図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態の貨幣処理機10は、硬貨入出金装置11と紙幣入出金装置12とが一体に並設されたものである。なお、以下の説明において、前は貨幣処理機10の操作者側、後は貨幣処理機10の操作者に対し反対側、左は貨幣処理機10の操作者から見て左、右は貨幣処理機10の操作者から見て右である。
硬貨入出金装置11は貨幣処理機10の左右方向における一側具体的には右側に設けられており、紙幣入出金装置12は左右方向における逆側具体的には左側に設けられている。
硬貨入出金装置11には、前側つまり操作者側の上部の右側に、複数金種が混在する状態で硬貨が機外から一括投入され、投入された硬貨を貯留する硬貨入金口(貯留部)15が設けられ、この硬貨入金口15の左側に、操作者による操作入力が行われる操作部16および操作者への表示を行う案内表示部17が前後に並んで設けられている。また、硬貨入出金装置11には、これら硬貨入金口15、操作部16および案内表示部17の下側つまり前側の中間部の右側に、機内から出金されたバラ硬貨を機外に取出可能に貯留する硬貨出金口(貯留部)18が設けられ、この硬貨出金口18の左側に、機内からリジェクトされたリジェクト硬貨を機外に取出可能に貯留する硬貨リジェクト口(貯留部)19が設けられている。さらに、硬貨入出金装置11には、これら硬貨出金口18および硬貨リジェクト口19の下側に硬貨回収庫20が着脱可能に設けられている。案内表示部17は、視覚的に表示を行う表示装置や表示灯と聴覚的に表示を行うスピーカ等とで構成されている。
紙幣入出金装置12は、前側つまり操作者側の上部に、複数金種が混在する状態で紙幣が一括投入され、投入された紙幣を貯留する紙幣入金口(貯留部)22が設けられており、その下側つまり前側の中間部に、機内から出金されたバラ紙幣を機外に取出可能に貯留する紙幣出金口(貯留部)23が設けられていて、この紙幣出金口23の下側に、着脱可能な紙幣回収庫24が設けられている。
まず、紙幣入出金装置12について主に図2〜図4を参照してさらに説明する。
紙幣入出金装置12は、図2に示すように、紙幣入金口22に投入された紙幣を一枚ずつに分離して繰り出す入金紙幣繰出部30と、この入金紙幣繰出部30で繰り出された紙幣を搬送する入金紙幣搬送路31と、入金紙幣搬送路31の途中に設けられて搬送中の紙幣の真偽、金種および正損等を識別しかつ真紙幣を金種毎に計数する紙幣識別部32とを有している。
また、紙幣入出金装置12は、入金紙幣搬送路31の紙幣識別部32よりも下流側に設けられた振分部34と、入金紙幣搬送路31の振分部34の位置から分岐するリジェクト紙幣搬送路35とを有している。リジェクト紙幣搬送路35は紙幣出金口23に接続する出金紙幣搬送路36に合流しており、振分部34は、紙幣識別部32の識別結果に応じて、識別不能券および搬送不良券とされたリジェクト紙幣を振分部材34Aによってリジェクト紙幣搬送路35側へと振り分ける。そして、判別不能券および搬送不良券とされた紙幣は、入金紙幣搬送路31からリジェクト紙幣搬送路35へと搬送され、出金紙幣搬送路36を介して機外へ取出可能となるように紙幣出金口23に繰り出される。一方、振分部34は、真券且つ正常搬送券と識別された受入紙幣を振分部材34Aによってそのまま入金紙幣搬送路31の下流側へと導く。紙幣入出金装置12は、この入金紙幣搬送路31の振分部34よりも下流側に、紙幣識別部32の識別結果に基づいて選別された紙幣を貯留する入出金可能な複数具体的には三つのスタッカ(貯留部)38〜40を有している。
つまり、紙幣入出金装置12は、入金紙幣搬送路31の振分部34よりも下流側に、振分部材42Aによって紙幣を分岐紙幣搬送路43側に振り分けて最も上流側のスタッカ38へと導く振分部42を有しており、入金紙幣搬送路31の振分部42よりも下流側に、振分部材44Aによって紙幣を分岐紙幣搬送路45側に振り分けて中間のスタッカ39へと導く振分部44を有している。そして、入金紙幣搬送路31の振分部44よりも下流側には最も下流側のスタッカ40が接続されている。
スタッカ38は、上部の受入口38aから紙幣が一枚ずつ入金され、出金紙幣繰出部38bが下部の繰出口38cから紙幣を一枚ずつ分離して出金させる。スタッカ39も、上部の受入口39aから紙幣が一枚ずつ入金され、出金紙幣繰出部39bが下部の繰出口39cから紙幣を一枚ずつ分離して出金させる。スタッカ40も、上部の受入口40aから紙幣が一枚ずつ入金され、出金紙幣繰出部40bが下部の繰出口40cから紙幣を一枚ずつ分離して出金させる。
スタッカ38の下部の繰出口38cは繰出紙幣搬送路50を介して、上記した紙幣出金口23につながる出金紙幣搬送路36に接続されている。スタッカ39の下部の繰出口39cは繰出紙幣搬送路51を介して出金紙幣搬送路36に接続されており、スタッカ40の下部の繰出口40cは繰出紙幣搬送路52を介して出金紙幣搬送路36に接続されている。
紙幣入出金装置12は、出金紙幣搬送路36におけるリジェクト紙幣搬送路35の合流位置よりも下流側に設けられた振分部54と、出金紙幣搬送路36の振分部54の位置から分岐する分岐紙幣搬送路55とを有しており、この分岐紙幣搬送路55には入金のみが可能な上記した紙幣回収庫24が接続されている。振分部54は、振分部材54Aによって紙幣回収庫24に収納させるべき紙幣を分岐紙幣搬送路55側へ、またそれ以外の紙幣をそのまま出金紙幣搬送路36の下流側へと振り分ける。
また、紙幣入出金装置12は、出金紙幣搬送路36における振分部54よりも下流側に設けられた振分部57と、出金紙幣搬送路36の振分部57の位置から分岐する分岐紙幣搬送路58とを有しており、この分岐紙幣搬送路58には紙幣を貯留する紙幣リジェクト庫59が接続されている。振分部57は、振分部材57Aによって紙幣リジェクト庫59に収納させるべき紙幣を分岐紙幣搬送路58側へ、またそれ以外の紙幣をそのまま出金紙幣搬送路36の下流側つまり紙幣出金口23側へと振り分ける。
ここで、紙幣回収庫24は、貨幣処理機10から取り外されると、分岐紙幣搬送路55に接続される図示せぬ入金口シャッタがこの取り外し動作に連動して閉じられることになる。この状態から図示せぬキーのキー操作によって図示せぬ扉を開くことにより中に収納された紙幣が取り出し可能となる。
さらに、紙幣入出金装置12は、紙幣搬送路31,35,36,43,45,50〜52,55,58に設けられて、搬送される紙幣の状態やタイミングを確認するための複数のセンサ61,63〜73を有している。
センサ61は、入金紙幣搬送路31における入金紙幣繰出部30と紙幣識別部32との間にあって、入金紙幣繰出部30によって入金紙幣搬送路31上に一枚ずつ繰り出された紙幣を確認するものであり、センサ63は、リジェクト紙幣搬送路35における振分部34の直後位置にあって振分部34でリジェクト紙幣搬送路35に振り分けられた紙幣を確認するものである。
また、センサ64はスタッカ38の受入口38aの直前位置の分岐紙幣搬送路43にあって振分部42で振り分けられてスタッカ38に入金される紙幣を確認するものであり、センサ65はスタッカ39の受入口39aの直前位置の分岐紙幣搬送路45にあって振分部44で振り分けられてスタッカ39に入金される紙幣を確認するものであって、センサ66はスタッカ40の受入口40aの直前位置の入金紙幣搬送路31にあってスタッカ40に入金される紙幣を確認するものである。
さらに、センサ67はスタッカ38の繰出口38cの直後位置の繰出紙幣搬送路50にあってスタッカ38から繰り出された紙幣を確認するものであり、センサ68はスタッカ39の繰出口39cの直後位置の繰出紙幣搬送路51にあってスタッカ39から繰り出された紙幣を確認するものであり、センサ69はスタッカ40の繰出口40cの直後位置の繰出紙幣搬送路52にあってスタッカ40から繰り出された紙幣を確認するものである。
加えて、センサ70は出金紙幣搬送路36の繰出紙幣搬送路50〜52よりも下流側にあってすべてのスタッカ38〜40から繰り出された紙幣を確認するものであり、センサ71は紙幣回収庫24の直前位置の分岐紙幣搬送路55にあって振分部54で振り分けられて紙幣回収庫24に導入される紙幣を確認するものであって、センサ72は紙幣リジェクト庫59の直前位置の分岐紙幣搬送路58にあって振分部57で振り分けられて紙幣リジェクト庫59に導入される紙幣を確認するものである。さらに、センサ73は、出金紙幣搬送路36の紙幣出金口23と振分部57との間にあって紙幣出金口23に繰り出される紙幣を確認するものである。
センサ61〜73は、光学式センサであって、配置された場所における紙幣の残留検知のみならず、タイミングを計ったり、搬送の状況(重送、斜行等)を見たり、計数を行ったりと、複数の機能を有する。
そして、本実施形態において、紙幣を貯留する各部には、各部を撮影することで各部に残留する紙幣を検出するカメラモジュールが設けられている。つまり、紙幣入金口22には、紙幣入金口22内の紙幣集積方向奥側の静止画像を紙幣集積方向手前側から撮影するカメラモジュール(撮影手段)22Aが、紙幣出金口23には、紙幣出金口23内の紙幣集積方向奥側の静止画像を紙幣集積方向手前側から撮影するカメラモジュール(撮影手段)23Aが、それぞれ設けられている。また、スタッカ38にはスタッカ38内の紙幣集積方向奥側の静止画像を紙幣集積方向手前側から撮影するカメラモジュール(撮影手段)38Aが、スタッカ39にはスタッカ39内の紙幣集積方向奥側の静止画像を紙幣集積方向手前側から撮影するカメラモジュール(撮影手段)39Aが、スタッカ40にはスタッカ40内の紙幣集積方向奥側の静止画像を紙幣集積方向手前側から撮影するカメラモジュール(撮影手段)40Aが、それぞれ設けられている。
これらカメラモジュール22A,23A,38A〜40Aは、図3に示す制御部(制御手段)75からの制御指令にしたがって撮影を行うことになり、これらで撮影された静止画像データを制御部75に向けて出力するようになっている。
カメラモジュール22A,23A,38A〜40Aは、同様の構成となっており、図4に示すように、制御部75からの制御指令を受けると撮影を行うCCDカメラ等のカメラ90と、制御部75からの制御指令を受けるとカメラ90の撮影範囲に光を照射する白色LED等の照明91とを有している。
貨幣処理機10の制御部75は、硬貨入出金装置11と紙幣入出金装置12とを制御するもので、図3に示すように、制御プログラム等が記憶されたROM(記憶手段)76と、紙幣識別部32の識別に基づく金種別の紙幣枚数等を記憶するRAM77と、入金紙幣繰出部30と、入金紙幣搬送路31および分岐紙幣搬送路43,45を駆動する入金紙幣搬送駆動部78と、各スタッカ38〜40の出金紙幣繰出部38b,39b,40bと、出金紙幣搬送路36および繰出紙幣搬送路50〜52を駆動する出金紙幣搬送駆動部79と、リジェクト紙幣搬送路35を駆動するリジェクト紙幣搬送駆動部80と、紙幣識別部32と、振分部34,42,44,54,57と、センサ61,63〜73,カメラモジュール22A,23A,38A,39A,40Aと、操作部16と、案内表示部17とが通信可能に接続されている。
制御部75は、ROM76に記憶された制御プログラムに基づいて、カメラモジュール22A,23A,38A,39A,40Aを含む紙幣入出金装置12を制御する。ここで、三つのスタッカ38〜40はすべて金種別とされ、例えば、万円券がスタッカ38に、千円券がスタッカ39に、五千円券がスタッカ40にそれぞれ収納されるようになっている。なお、スタッカ38〜40の金種設定はこれに限らず変更可能である。
制御部75に対しデータの送受信が可能に接続されたROM76には、カメラモジュール22Aが撮影した、紙幣入金口22に紙幣や異物が残留していない状態(すなわち空の状態)の静止画像がマスタ画像データとして予め記憶されている。また、このROM76には、カメラモジュール23Aで撮影した紙幣出金口23の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール38Aで撮影したスタッカ38の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール39Aで撮影したスタッカ39の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール40Aで撮影したスタッカ40の同様のマスタ画像データと、が予め記憶されている。
また、制御部75は比較部75aを備えており、上述のように実際に撮影した静止画像データと、ROM76のマスタ画像データとを比較部75aが比較する。制御部75は比較部75aの比較結果に基づいて、紙幣入金口22、紙幣出金口23およびスタッカ38〜40のそれぞれにおける紙幣の残留の有無を判定する。つまり、制御部75は、紙幣入金口22、紙幣出金口23およびスタッカ38〜40における紙幣の残留検出時に、比較部75aの比較結果に基づいて、ROM76に記憶されたマスタ画像データとカメラモジュール22A,23A,38A,39A,40Aで撮影された静止画像データとが異なると判定された場合にアラーム信号を出力する。
ここで、ROM76に記憶されているマスタ画像データは、更新可能となっており、制御部75は、紙幣入金口22、紙幣出金口23およびスタッカ38〜40における紙幣の残留検出時に、比較部75aの比較結果に基づいて、ROM76に記憶されたマスタ画像データとカメラモジュール22A,23A,38A,39A,40Aで撮影された静止画像データとが一致すると判定された場合に、カメラモジュールで撮影した静止画像データを、新たなマスタ画像データとして更新保存する。この静止画像データをマスタ画像データとして保存する際に、使用者による撮影操作に基づいて行ってもよいし、また、制御部75からの制御指令に基づいて、装置起動後のイニシャル状態のときなどに自動的に撮影するようにしてもよい。
次に、紙幣入出金装置12の各処理について説明する。
「紙幣入金処理」
紙幣入金口22に紙幣が投入された状態で操作部16に紙幣入金操作が入力されると、制御部75は、紙幣入金処理の紙幣入金案内処理を開始する。つまり、紙幣入金口22の紙幣を入金紙幣繰出部30で一枚ずつ分離して入金紙幣搬送路31に繰り出し、紙幣識別部32で識別する。そして、紙幣識別部32の識別結果に基づき、判別不能券または重送等の搬送不良券と識別されたリジェクト紙幣は、振分部34にて入金紙幣搬送路31からリジェクト紙幣搬送路35に振り分けられ、さらに振分部54および振分部57にて出金紙幣搬送路36を介して紙幣出金口23に貯留されることで、機外に取出可能にリジェクトされる。
他方、紙幣識別部32の識別結果に基づき、振分部34は、真券かつ搬送正常券と識別された受入紙幣をそのまま入金紙幣搬送路31の下流側に導き、スタッカ38〜40および紙幣回収庫24のうちの対応するいずれかに上部から貯留する。つまり、万円券であれば、振分部42で振り分けて分岐紙幣搬送路43からスタッカ38に貯留し、千円券であれば、振分部42および振分部44で振り分けて分岐紙幣搬送路45からスタッカ39に貯留し、五千円券であれば、振分部42および振分部44で振り分けて入金紙幣搬送路31を介してスタッカ40に貯留し、スタッカ38〜40に収納しきれないオーバーフロー紙幣と取り扱い数が最少の二千円券と汚損券とについては、振分部34にて入金紙幣搬送路31からリジェクト紙幣搬送路35に振り分け、出金紙幣搬送路36を介してさらに振分部54にて分岐紙幣搬送路55に振り分けて、紙幣回収庫24に貯留する。ここで、制御部75は、紙幣識別部32の識別結果つまり金種毎の紙幣の計数値をRAM77に一時的に記憶させる。
そして、制御部75は、紙幣入金案内処理中に入金紙幣繰出部30が駆動状態にあってもセンサ61によって紙幣が検出されない状態が所定時間以上になり、その後、センサ64〜66,71,73のいずれによっても紙幣が検出されない状態が所定時間以上になると、紙幣入金口22からすべての紙幣を排出してスタッカ38〜40、紙幣出金口23および紙幣回収庫24のいずれかに案内する紙幣入金案内処理(紙幣入金口22に対する排出処理であり、紙幣出金口23に対する貯留処理)が終了したと判定する。
紙幣入金案内処理が終了したと判定すると、制御部75は、この判定のタイミング(所定のタイミング)で、カメラモジュール22Aにより、紙幣入金口22の紙幣の残留の有無を検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール22Aに制御指令を出力して紙幣入金口22内を撮影し、このカメラモジュール22Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと紙幣入金口22のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり紙幣入金口22に紙幣の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出によって紙幣入金口22に紙幣が残留していないことを検出した場合、制御部75は、案内表示部17に上記した紙幣入金案内処理における紙幣識別部32の計数結果を表示させるとともに、その後の処理を促す表示を行う。すなわち、紙幣入金取消処理をするか、紙幣入金確定処理をするかを問う。他方、残留検出によって紙幣入金口22に紙幣が残留していることを検出した場合、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は紙幣入金口22に紙幣が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
また、上記のように紙幣入金案内処理が終了したと判定すると、制御部75は、この判定後の所定のタイミングで、カメラモジュール23Aにより、紙幣出金口23のリジェクト紙幣の残留の有無を検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール23Aに制御指令を出力してカメラモジュール23Aにより紙幣出金口23を撮影し、このカメラモジュール23Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと紙幣出金口23のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり紙幣出金口23に紙幣の残留がない状態か、否かを判定する。
また、この残留検出によって紙幣出金口23に紙幣が残留していることを検出した場合、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は紙幣出金口23に紙幣が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
上記した紙幣入金取消処理をするか、紙幣入金確定処理をするかの問いに対して、操作者が紙幣入金確定処理の選択操作を操作部16に入力すると、制御部75は、RAM77に一時的に記憶させていた今回の入金処理の紙幣の計数値を確定して記憶し、紙幣入金処理を終了する。他方、操作者が紙幣入金取消処理の選択操作を操作部16に入力すると、制御部75は、紙幣返却案内処理を行う。つまり、入金された金額と同金額の入金された紙幣とは別の紙幣をスタッカ38〜40から出金紙幣繰出部38b,39b,40bによって出金紙幣搬送路36に繰り出させ、振分部54および振分部57で振り分けて紙幣出金口23に繰り出させる。なお、返却動作中にセンサ67〜70で重送等の搬送不良券が検出されると、搬送不良券を振分部57で分岐紙幣搬送路58側に振り分けて紙幣リジェクト庫59に収納する。
そして、返却に必要な枚数の紙幣が紙幣出金口23に繰り出され貯留されたことがセンサ73の計数により検出されると、制御部75は、紙幣返却案内処理(貯留処理)が終了したと判定し、この判定から所定時間経過後のタイミング(所定のタイミング)でカメラモジュール23Aにより、紙幣出金口23の紙幣の残留の有無を判定する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール23Aに対して制御指令を出力してこのカメラモジュール23Aで紙幣出金口23を撮影し、このカメラモジュール23Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと紙幣出金口23のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり紙幣出金口23に紙幣の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、紙幣出金口23に紙幣の残留がなく紙幣出金口23から紙幣が取り除かれたことが検出されると制御部75は紙幣入金処理を終了する一方、紙幣出金口23に紙幣の残留があり、紙幣が取り除かれたことが検出されなければ、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は紙幣出金口23に紙幣が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
「紙幣出金処理」
操作部16に紙幣出金操作が入力されると、制御部75は、紙幣出金処理の紙幣出金案内処理を行う。すなわち、操作部16に入力された金額の紙幣をスタッカ38〜40からセンサ67〜69で計数しつつ出金紙幣繰出部38b,39b,40bによって出金紙幣搬送路36に繰り出させ、振分部54および振分部57で振り分けて紙幣出金口23に繰り出させる。なお、出金動作中にセンサ67〜70で多重搬送等の搬送不良紙幣が検出されると、この搬送不良紙幣を振分部57で振り分けて紙幣リジェクト庫59に収納させる。
そして、出金に必要な枚数の紙幣が紙幣出金口23に繰り出され貯留されたことがセンサ73の計数により検出されると、制御部75は、紙幣出金案内処理(貯留処理)が終了したと判定し、この判定から所定時間経過後のタイミング(所定のタイミング)でカメラモジュール23Aにより、紙幣出金口23の紙幣の残留の有無を判定する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール23Aに制御指令を出力してカメラモジュール23Aにより紙幣出金口23を撮影し、このカメラモジュール23Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと紙幣出金口23のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり紙幣出金口23に紙幣の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、紙幣出金口23に紙幣の残留がなく紙幣出金口23から紙幣が取り除かれたことが検出されると制御部75は紙幣出金処理を終了する一方、紙幣出金口23に紙幣の残留があり、紙幣が取り除かれたことが検出されなければ、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は紙幣出金口23に紙幣が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
「紙幣回収処理」
操作部16に紙幣回収指示操作が入力されると、制御部75は、紙幣回収処理の紙幣回収案内処理を行う。すなわち、例えば、まず、スタッカ38において出金紙幣繰出部38bによって全紙幣を出金紙幣搬送路36に繰り出し、振分部54で振り分けて紙幣回収庫24に案内する。なお、回収動作中にセンサ67,70で多重搬送等の搬送不良券が検出されると、この搬送不良券を振分部54,57で振り分けて紙幣リジェクト庫59に収納させる。
そして、出金紙幣繰出部38bの駆動によっても所定時間以上センサ67によって紙幣が検出されなくなった後、センサ71,72のいずれでも紙幣が検出されなくなる時間が所定時間以上になると、スタッカ38から紙幣を排出したと判定して、次に、スタッカ39において出金紙幣繰出部39bによって全紙幣を出金紙幣搬送路36に繰り出し、振分部54で振り分けて紙幣回収庫24に案内する。このときも、回収動作中にセンサ68,70で多重搬送等の搬送不良紙幣が検出されると、この搬送不良紙幣を振分部54,57で振り分けて紙幣リジェクト庫59に収納させる。
そして、出金紙幣繰出部39bの駆動によっても所定時間以上センサ68によって紙幣が検出されなくなった後、センサ71,72のいずれでも紙幣が検出されなくなる時間が所定時間以上になると、スタッカ39から紙幣を排出したと判定して、次に、スタッカ40において出金紙幣繰出部40bによって全紙幣を出金紙幣搬送路36に繰り出し、振分部54で振り分けて紙幣回収庫24に案内する。このときも、回収動作中にセンサ69,70で多重搬送等の搬送不良紙幣が検出されると、この搬送不良紙幣を振分部54,57で振り分けて紙幣リジェクト庫59に収納させる。
そして、出金紙幣繰出部40bの駆動によっても所定時間以上センサ69によって紙幣が検出されなくなった後、センサ71,72のいずれでも紙幣が検出されなくなる時間が所定時間以上になると、スタッカ40から紙幣を排出したと判定する。制御部75は、すべてのスタッカ38〜40において紙幣を回収する紙幣回収案内処理(排出処理)が終了したと判定できる、最後のスタッカ40のセンサ69によって所定時間以上紙幣が検出されなくなった後、センサ71,72のいずれでも紙幣が検出されなくなる時間が所定時間以上になったタイミング(所定のタイミング)で、カメラモジュール38Aでスタッカ38の紙幣の残留の有無を検出し、カメラモジュール39Aでスタッカ39の紙幣の残留の有無を検出し、カメラモジュール40Aでスタッカ40の紙幣の残留の有無を検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール38Aに制御指令を出力してカメラモジュール38Aによりスタッカ38内を撮影し、このカメラモジュール38Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データとスタッカ38のマスタ画像データとの一致度が所定値以上ありスタッカ38に紙幣の残留がない状態か、否かを判定し、同様の残留検出を、スタッカ39,40についても行う。
上記の残留検出により、スタッカ38〜40のいずれにも紙幣の残留が検出されない場合に、制御部75は紙幣回収処理を終了することになり、その後、操作者は紙幣回収庫24を取り外して紙幣を取り出す。他方、スタッカ38〜40のいずれかに紙幣が残留していることが検出されると、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は、スタッカ38〜40のいずれかに紙幣が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
なお、紙幣回収処理において指定金種の全紙幣を個別に紙幣出金口23に繰り出すようにしても良い。例えばスタッカ38(またはその金種)を指定して、その紙幣を回収する場合、スタッカ38において出金紙幣繰出部38bによって全紙幣を出金紙幣搬送路36に繰り出す紙幣回収案内処理を行い、出金紙幣繰出部38bの駆動によっても所定時間以上センサ67によって紙幣が検出されなくなった後、センサ71,72のいずれでも紙幣が検出されなくなる時間が所定時間以上になると、制御部75は、スタッカ38から紙幣を排出する紙幣回収案内処理(排出処理)が終了したと判定し、この判定のタイミングで、カメラモジュール38Aによりスタッカ38に紙幣が残留していないかを検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール38Aに制御指令を出力してカメラモジュール38Aによりスタッカ38内を撮影し、カメラモジュール38Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データとスタッカ38のマスタ画像データとの一致度が所定値以上ありスタッカ38に紙幣の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、スタッカ38に紙幣の残留が検出されない場合に、制御部75は紙幣回収案内処理を終了する一方、スタッカ38に紙幣が残留していることが検出されると、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は、スタッカ38に紙幣が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
また、スタッカ38から紙幣を排出する紙幣回収案内処理(排出処理)が終了したと判定すると、制御部75は、この判定から所定時間経過後のタイミング(所定のタイミング)でカメラモジュール23Aにより、紙幣出金口23の紙幣の残留の有無を判定する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール23Aに制御指令を出力してカメラモジュール23Aにより紙幣出金口23を撮影し、カメラモジュール23Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと紙幣出金口23のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり紙幣出金口23に紙幣の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、紙幣出金口23に紙幣の残留がなく紙幣出金口23から紙幣が取り除かれたことが検出されると制御部75は紙幣回収処理を終了する一方、紙幣出金口23に紙幣の残留があり、紙幣が取り除かれたことが検出されなければ、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は、紙幣出金口23に紙幣が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
スタッカ39(またはその金種)を指定して、その紙幣を回収する場合、および、スタッカ40(またはその金種)を指定して、その紙幣を回収する場合についても同様である。
次に、硬貨入出金装置11について主に図5〜図8を参照して説明する。
硬貨入出金装置11は、図5に示すように、硬貨入金口15に投入された硬貨を側方具体的には左方に搬送する第1搬送部101と、この第1搬送部101の下流側具体的には左側に接続され、この第1搬送部101から硬貨を受け取り水平方向において鋭角に折り返しつつ後方に搬送する第2搬送部102とを有する入金硬貨搬送部103を備えている。
硬貨入金口15は、バラ硬貨が外から投入されるとともに投入された硬貨を下方に案内する筒状のホッパ部105と、硬貨入金口15の底部を形成するようにホッパ部105の下方に設けられこの位置から側方具体的には左方に延出して正転時にこの延出方向に硬貨を搬送する無端のベルトコンベア106と、ベルトコンベア106の上側に配置され、正転時に、正転するベルトコンベア106の搬送方向とは逆方向に対向部分を移動させる図示せぬ分離ローラと、ベルトコンベア106および分離ローラを正逆駆動する共通の駆動源である図8に示す入金硬貨繰出駆動部107とを有している。そして、硬貨入金口15は、ホッパ部105を介して投入されたバラ硬貨を入金硬貨繰出駆動部107の駆動力で正転するベルトコンベア106によりその延在方向に送り途中位置に設けられた正転する図示せぬ分離ローラで一枚ずつに分離してさらに下流側に繰り出す。
硬貨入金口15のベルトコンベア106は、硬貨入金口15を構成する一方で、この硬貨入金口15に投入された硬貨を搬送する上記した第1搬送部101をも構成している。ベルトコンベア106で構成される第1搬送部101の終点部には、ベルトコンベア106から硬貨を受け取って機体後方に搬送する第2搬送部102の搬送路111の上流側部分つまり始点部が互いに鋭角をなすように接続されている。
第2搬送部102は、第1搬送部101のベルトコンベア106から搬送路111上に移送された硬貨を搬送路111に上側から押し付けながら両側の壁部113,114で案内しつつ搬送路111に沿って搬送する複数の移送ベルト115,116と、これら移送ベルト115,116を駆動する図8に示す入金硬貨搬送駆動部117とを有している。
移送ベルト115,116は、直線状に延在する搬送路111に対し若干傾斜する直線状に設けられており、硬貨を幅寄せするように左側の壁部113に押し付けながら搬送するようになっている。
搬送路111には、その上流側に、通過する硬貨の磁気的性質や画像あるいは外径等を検出することでその真偽および金種の識別および金種別の計数を行う硬貨識別部120が設けられ、この硬貨識別部120の下流側には硬貨識別部120の識別結果に基づいて硬貨を搬送路111から排除可能な開閉リジェクト部121が設けられている。この開閉リジェクト部121は、搬送路111に形成されたリジェクト孔123およびこれを開閉させるシャッタ124を有している。
また、搬送路111には、この開閉リジェクト部121の下流側に、硬貨を搬送路111から落下可能な開閉選別部130が設けられている。この開閉選別部130は、搬送路111に形成された全金種の硬貨を落下可能な選別孔131およびこれを開閉させるシャッタ132を有しており、500円硬貨用である。
さらに、搬送路111には、この開閉選別部130の下流側に選別孔133〜137が形成されている。これら選別孔133〜137は硬貨を外径で選別する。つまり、基準面となる左側の壁部113で案内されて移動する硬貨を外径の小さい順に選別するように、硬貨の搬送方向に沿って上流側から下流側に、1円硬貨用の選別孔133、50円硬貨用の選別孔134、5円硬貨用の選別孔135、100円硬貨用の選別孔136、10円硬貨用の選別孔137がこの順番に形成されている。
開閉リジェクト部121、開閉選別部130および各選別孔133〜137のそれぞれの上流側の直前位置には各部で落下した硬貨の数を計数するための入金計数センサ138が設けられている。
開閉選別部130および各金種別の選別孔133〜137の直下には、それぞれ図6に示すシュート139が設けられており、その下側には図7に示すようにそれぞれが前後方向に沿う状態で左右方向に並べられた複数具体的には6カ所の硬貨出金収納部(貯留部)140〜145が設けられている。そして、最も前側の開閉選別部130の選別孔131から落下された500円硬貨は最も左側の硬貨出金収納部140に貯留される。前から二番目の1円硬貨用の選別孔133で落下された1円硬貨は左側から二番目の硬貨出金収納部141に貯留され、前から三番目の50円硬貨用の選別孔134で落下された50円硬貨は左側から三番目の硬貨出金収納部142に貯留され、前から四番目の5円硬貨用の選別孔135で落下された5円硬貨は左側から四番目の硬貨出金収納部143に貯留され、前から五番目の100円硬貨用の選別孔136で落下された100円硬貨は左側から五番目の100円硬貨用の硬貨出金収納部144に貯留され、最も後側の10円硬貨用の選別孔137で落下された10円硬貨は最も右側の硬貨出金収納部145に貯留される。なお、開閉リジェクト部121で落下された硬貨は図6に示すリジェクトシュート146で前側の硬貨リジェクト口19に案内される。
各硬貨出金収納部140〜145は、それぞれの底部を形成するように前後方向に延在する状態で左右方向に並設されて正転時に硬貨出金口18側に硬貨を搬送する無端のベルトコンベア147と、正転時に正転するベルトコンベア147の搬送方向とは逆方向に対向部分を移動させるように回転する分離ローラ148と、ベルトコンベア147および分離ローラ148を正逆駆動する共通の駆動源である図8に示す出金硬貨搬送駆動部149とを有している。
ここで、ベルトコンベア147は、下流側が上側に位置するように傾斜しており、その上部側所定位置に上記した分離ローラ148が配置されている。
そして、硬貨出金収納部140〜145は、出金硬貨搬送駆動部149の駆動力によりすべてのベルトコンベア147を一度に正転させることでバラ硬貨を硬貨出金口18側に搬送することになり、このとき出金硬貨搬送駆動部149の駆動力で共通の分離ローラ148を正転させることで、硬貨出金口18側に搬送されるバラ硬貨を一枚ずつに分離する。
各硬貨出金収納部140〜145は、それぞれ、分離ローラ148よりも下流側でベルトコンベア147に向けて上から図示せぬピンを進退させることで硬貨の繰り出しを規制および許容するソレノイド151と、ソレノイド151の駆動でベルトコンベア147から硬貨出金口18に出金される硬貨を計数する図8に示す出金計数センサ152とを有している。
硬貨出金収納部140〜145と硬貨出金口18との間には、硬貨出金収納部140〜145から繰り出された硬貨を案内するシュート154が設けられており、このシュート154には、振分部材155をソレノイド等の電気的駆動で揺動させることで、硬貨を硬貨回収庫20に案内する状態と硬貨出金口18に案内する状態とに切り換える振分部156が設けられている。ここで、硬貨回収庫20は、硬貨入出金装置11内で入金のみが可能な金種混合の収納部であり、硬貨入出金装置11に取り付けられた状態でシュート154の硬貨回収庫20側の端部に図示せぬ上部の入金口シャッタが開いて接続され、硬貨出金収納部140〜145から繰り出された硬貨がシュート154を介して投入される。また、硬貨回収庫20は、硬貨入出金装置11から取り外されると、この取り外し動作に連動して図示せぬ入金口シャッタが閉じられる。この状態から図示せぬキーのキー操作によって図示せぬ扉を開くことにより中に収納された硬貨が取り出し可能となる。
そして、本実施形態において、図6に示すように、硬貨を貯留する硬貨入金口15、硬貨出金口18、硬貨リジェクト口19、各硬貨出金収納部140〜145には、各部を撮影することで各部に残留する硬貨を検出するカメラモジュールが設けられている。つまり、硬貨入金口15には、硬貨入金口15内を上側から撮影するカメラモジュール15Aが、硬貨出金口18には、硬貨出金口18内を上側から撮影するカメラモジュール18Aが、硬貨リジェクト口19には、硬貨リジェクト口19内を上側から撮影するカメラモジュール19Aが、硬貨出金収納部140には、硬貨出金収納部140内を上側から撮影するカメラモジュール140Aが、硬貨出金収納部141には、硬貨出金収納部141内を上側から撮影するカメラモジュール141Aが、硬貨出金収納部142には、硬貨出金収納部142内を上側から撮影するカメラモジュール142Aが、硬貨出金収納部143には、硬貨出金収納部143内を上側から撮影するカメラモジュール143Aが、硬貨出金収納部144には、硬貨出金収納部144内を上側から撮影するカメラモジュール144Aが、硬貨出金収納部145には、硬貨出金収納部145内を上側から撮影するカメラモジュール145Aが、それぞれ設けられている。
カメラモジュール15A,18A,19A,140A〜145Aは、上記と同様、図4に示すように、撮影を行うCCDカメラ等のカメラ90と、カメラ90の撮影範囲に光を照射する白色LED等の照明91とを有している。
硬貨入出金装置11は紙幣入出金装置12と共通の制御部75で制御されることになり、制御部75には、図8に示すように、紙幣入出金装置12と共通のROM76、RAM77、操作部16および案内表示部17と、入金硬貨繰出駆動部107、入金硬貨搬送駆動部117、硬貨識別部120、開閉リジェクト部121、開閉選別部130、入金計数センサ138、出金硬貨搬送駆動部149、ソレノイド151、出金計数センサ152、振分部156およびカメラモジュール15A,18A,19A,140A〜145Aが通信可能に接続されている。
制御部75は、ROM76に記憶された制御プログラムに基づいて、カメラモジュール15A,18A,19A,140A〜145Aを含む硬貨入出金装置11を制御する。
制御部75に対しデータの送受信が可能に接続されたROM76には、カメラモジュール15Aが撮影した、硬貨入金口15に硬貨や異物が残留していない状態(すなわち空の状態)の静止画像がマスタ画像データとして予め記憶されている。また、このROM76には、カメラモジュール18Aで撮影した硬貨出金口18の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール19Aで撮影した硬貨リジェクト口19の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール140Aで撮影した硬貨出金収納部140の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール141Aで撮影した硬貨出金収納部141の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール142Aで撮影した硬貨出金収納部142の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール143Aで撮影した硬貨出金収納部143の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール144Aで撮影した硬貨出金収納部144の同様のマスタ画像データと、カメラモジュール145Aで撮影した硬貨出金収納部145の同様のマスタ画像データと、が予め記憶されている。
また、制御部75の比較部75aは、上述のように実際に撮影した静止画像データと、ROM76のマスタ画像データとを比較する。制御部75は比較部75aの比較結果に基づいて、硬貨入金口15、硬貨出金口18、硬貨リジェクト口19および硬貨出金収納部140〜145のそれぞれにおける硬貨の残留の有無を判定する。つまり、制御部75は、硬貨入金口15、硬貨出金口18、硬貨リジェクト口19および硬貨出金収納部140〜145における硬貨の残留検出時に、比較部75aの比較結果に基づいて、ROM76に記憶されたマスタ画像データとカメラモジュール15A,18A,19A,140A〜145Aで撮影された静止画像データとが異なると判定された場合にアラーム信号を出力する。
ここで、ROM76に記憶されているマスタ画像データは、更新可能となっており、制御部75は、硬貨入金口15、硬貨出金口18、硬貨リジェクト口19および硬貨出金収納部140〜145における硬貨の残留検出時に、比較部75aの比較結果に基づいて、ROM76に記憶されたマスタ画像データとカメラモジュール15A,18A,19A,140A〜145Aで撮影された静止画像データとが一致すると判定された場合に、カメラモジュール15A,18A,19A,140A〜145Aで撮影した静止画像データを、新たなマスタ画像データとして更新保存する。この静止画像データをマスタ画像データとして保存する際に、使用者による撮影操作に基づいて行ってもよいし、また、制御部75からの制御指令に基づいて、装置起動後のイニシャル状態のときなどに自動的に撮影するようにしてもよい。
次に、硬貨入出金装置11の各処理について説明する。
「硬貨入金処理」
硬貨入金口15に硬貨が投入された状態で操作部16に硬貨入金操作が入力されると、制御部75は、硬貨入金処理の硬貨入金案内処理を開始する。つまり、硬貨入金口15の硬貨をベルトコンベア106および図示せぬ分離ローラで一枚ずつ分離して入金硬貨搬送部103に繰り出し、入金硬貨搬送部103で搬送しつつ硬貨識別部120で識別する。そして、硬貨識別部120の識別結果に基づき、識別不能とされたリジェクト硬貨を、開閉リジェクト部121によりリジェクト孔123から落下させ硬貨リジェクト口19に繰り出させることで、機外にリジェクトする。
他方、硬貨識別部120の識別結果に基づき、真硬貨と識別された受入硬貨を、閉状態の開閉リジェクト部121によってそのまま入金硬貨搬送部103の下流側に移動させる。その結果、真硬貨を、開閉選別部130および選別孔133〜137の対応するもので選別して硬貨出金収納部140〜145の対応するものに貯留する。つまり、500円硬貨であれば開閉選別部130の開作動で硬貨出金収納部140に貯留し、1円硬貨であれば選別孔133で硬貨出金収納部141に貯留し、50円硬貨であれば選別孔134で硬貨出金収納部142に貯留し、5円硬貨であれば選別孔135で硬貨出金収納部143に貯留し、100円硬貨であれば選別孔136で硬貨出金収納部144に貯留し、10円硬貨であれば選別孔137で硬貨出金収納部145に貯留する。ここで、制御部75は、硬貨識別部120の識別結果つまり金種毎の計数値をRAM77に一時的に記憶させる。
そして、制御部75は、硬貨入金案内処理中に、入金硬貨繰出駆動部107および入金硬貨搬送駆動部117が駆動状態にあっても硬貨識別部120によって硬貨が検出されない状態が所定時間以上になると、硬貨入金口15に投入されたすべての硬貨を排出して硬貨出金収納部140〜145および硬貨リジェクト口19のいずれかに案内する硬貨入金案内処理(硬貨入金口15に対する排出処理であり、硬貨リジェクト口19に対する貯留処理)が終了したと判定する。
硬貨入金案内処理が終了したと判定すると、制御部75は、この判定のタイミング(所定のタイミング)で、カメラモジュール15Aにより、硬貨入金口15の硬貨の残留の有無を検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール15Aに制御指令を出力して硬貨入金口15内を撮影し、このカメラモジュール15Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと硬貨入金口15のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり硬貨入金口15に硬貨の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出によって硬貨入金口15に硬貨が残留していないことを検出した場合、制御部75は、案内表示部17に上記した硬貨入金案内処理における硬貨識別部120の計数結果を表示させるとともに、その後の処理を促す表示を行う。すなわち、硬貨入金取消処理をするか、硬貨入金確定処理をするかを問う。他方、残留検出によって硬貨入金口15に硬貨が残留していることを検出した場合、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は硬貨入金口15に硬貨が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
また、上記のように硬貨入金案内処理が終了したと判定すると、制御部75は、この判定後の所定のタイミングで、カメラモジュール19Aにより、硬貨リジェクト口19のリジェクト硬貨の残留の有無を検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール19Aに制御指令を出力してカメラモジュール19Aにより硬貨リジェクト口19内を撮影し、このカメラモジュール19Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと硬貨リジェクト口19のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり硬貨リジェクト口19に硬貨の残留がない状態か、否かを判定する。
また、この残留検出によって硬貨リジェクト口19に硬貨が残留していることを検出した場合、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は硬貨リジェクト口19に硬貨が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
上記した硬貨入金取消処理をするか、硬貨入金確定処理をするかの問いに対して、操作者が硬貨入金確定処理の選択操作を操作部16に入力すると、制御部75は、RAM77に一時的に記憶させていた今回の入金処理の硬貨の計数値を確定して記憶し、硬貨入金処理を終了する。他方、操作者が、硬貨入金取消処理の選択操作を操作部16に入力すると、制御部75は、硬貨返却案内処理を行う。つまり、入金された金額と同金額の入金された硬貨とは別の硬貨を硬貨出金収納部140〜145から出金計数センサ152で計数しつつ出金硬貨搬送駆動部149およびソレノイド151によってシュート154に繰り出させ、振分部156で硬貨出金口18に繰り出させる。
そして、返却に必要な枚数の硬貨が硬貨出金口18に繰り出され貯留されたことが出金計数センサ152の計数により検出されると、制御部75は、硬貨返却案内処理(貯留処理)が終了したと判定し、この判定から所定時間経過後のタイミング(所定のタイミング)でカメラモジュール18Aにより、硬貨出金口18の硬貨の残留の有無を判定する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール18Aに対して制御指令を出力してこのカメラモジュール18Aで硬貨出金口18内を撮影し、このカメラモジュール18Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと硬貨出金口18のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり硬貨出金口18に硬貨の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、硬貨出金口18に硬貨の残留がなく硬貨出金口18から硬貨が取り除かれたことが検出されると制御部75は硬貨入金処理を終了する一方、硬貨出金口18に硬貨の残留があり、硬貨が取り除かれたことが検出されなければ、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は硬貨出金口18に硬貨が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
「硬貨出金処理」
操作部16に硬貨出金操作が入力されると、制御部75は、硬貨出金処理の硬貨出金案内処理を行う。すなわち、操作部16に入力された金額の硬貨を、出金計数センサ152で計数しつつ硬貨出金収納部140〜145から出金硬貨搬送駆動部149およびソレノイド151によってシュート154に繰り出させ、振分部156で硬貨出金口18に繰り出させる。
そして、出金に必要な枚数の硬貨が硬貨出金口18に繰り出され貯留されたことが出金計数センサ152の計数により検出されると、制御部75は、硬貨出金案内処理(貯留処理)が終了したと判定し、この判定から所定時間経過後のタイミング(所定のタイミング)でカメラモジュール18Aにより、硬貨出金口18の硬貨の残留の有無を判定する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール18Aに制御指令を出力してカメラモジュール18Aにより硬貨出金口18内を撮影し、このカメラモジュール18Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと硬貨出金口18のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり硬貨出金口18に硬貨の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、硬貨出金口18に硬貨の残留がなく硬貨出金口18から硬貨が取り除かれたことが検出されると制御部75は硬貨出金処理を終了する一方、硬貨出金口18に硬貨の残留があり、硬貨が取り除かれたことが検出されなければ、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は硬貨出金口18に硬貨が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
「硬貨回収処理」
操作部16に硬貨回収指示操作が入力されると、制御部75は、硬貨回収処理の硬貨回収案内処理を行う。すなわち、例えば、硬貨出金収納部140〜145において出金硬貨搬送駆動部149およびソレノイド151によって全硬貨をシュート154に繰り出させ、振分部156で硬貨回収庫20に案内する。
そして、出金硬貨搬送駆動部149の駆動によっても所定時間以上、いずれの出金計数センサ152においても硬貨が検出されなくなると、制御部75は、すべての硬貨出金収納部140〜145から硬貨を排出し回収する硬貨回収案内処理(排出処理)が終了したと判定する。そして、この判定のタイミング(所定のタイミング)で、カメラモジュール140Aで硬貨出金収納部140の硬貨の残留の有無を検出し、カメラモジュール141Aで硬貨出金収納部141の硬貨の残留の有無を検出し、カメラモジュール142Aで硬貨出金収納部142の硬貨の残留の有無を検出し、カメラモジュール143Aで硬貨出金収納部143の硬貨の残留の有無を検出し、カメラモジュール144Aで硬貨出金収納部144の硬貨の残留の有無を検出し、カメラモジュール145Aで硬貨出金収納部145の硬貨の残留の有無を検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール140Aに制御指令を出力してカメラモジュール140Aにより硬貨出金収納部140内を撮影し、このカメラモジュール140Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと硬貨出金収納部140のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり硬貨出金収納部140に硬貨の残留がない状態か、否かを判定し、同様の残留検出を、硬貨出金収納部141〜145についても行う。
上記の残留検出により、硬貨出金収納部140〜145のいずれにも硬貨の残留が検出されない場合に、制御部75は硬貨回収処理を終了することになり、その後、操作者は硬貨回収庫20を取り外して硬貨を取り出す。他方、硬貨出金収納部140〜145のいずれかに硬貨が残留していることが検出されると、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は、硬貨出金収納部140〜145のいずれかに硬貨が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
なお、硬貨回収処理において指定金種の全硬貨を個別に硬貨出金口18に繰り出すようにしても良い。例えば硬貨出金収納部140(またはその金種)を指定して、その硬貨を回収する場合、硬貨出金収納部140において出金硬貨搬送駆動部149およびソレノイド151によって全硬貨をシュート154に繰り出させ、振分部156で硬貨出金口18に案内する硬貨回収案内処理を行い、出金硬貨搬送駆動部149の駆動によっても所定時間以上出金計数センサ152によって硬貨が検出されなくなると、制御部75は、硬貨出金収納部140から硬貨を排出する硬貨回収案内処理(排出処理)が終了したと判定し、この判定のタイミングで、カメラモジュール140Aにより硬貨出金収納部140に硬貨が残留していないかを検出する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール140Aに制御指令を出力してカメラモジュール140Aにより硬貨出金収納部140内を撮影し、カメラモジュール140Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと硬貨出金収納部140のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり硬貨出金収納部140に硬貨の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、硬貨出金収納部140に硬貨の残留が検出されない場合に、制御部75は硬貨回収案内処理を終了する一方、硬貨出金収納部140に硬貨が残留していることが検出されると、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は、硬貨出金収納部140に硬貨が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
また、硬貨出金収納部140から硬貨を排出する硬貨回収案内処理(排出処理)が終了したと判定すると、制御部75は、この判定から所定時間経過後のタイミング(所定のタイミング)でカメラモジュール18Aにより、硬貨出金口18の硬貨の残留の有無を判定する残留検出を行う。つまり、制御部75は、カメラモジュール18Aに制御指令を出力してカメラモジュール18Aにより硬貨出金口18内を撮影し、カメラモジュール18Aから出力された静止画像データを受信する。そして、制御部75は、比較部75aが、この静止画像データと硬貨出金口18のマスタ画像データとの一致度が所定値以上あり硬貨出金口18に硬貨の残留がない状態か、否かを判定する。
この残留検出により、硬貨出金口18に硬貨の残留がなく硬貨出金口18から硬貨が取り除かれたことが検出されると制御部75は硬貨回収処理を終了する一方、硬貨出金口18に硬貨の残留があり、硬貨が取り除かれたことが検出されなければ、制御部75は、案内表示部17にアラーム信号を出力することになり、これにより、案内表示部17は、硬貨出金口18に、硬貨が残留していることを視覚的に表示するとともにアラーム音を発生させる。
硬貨出金収納部141(またはその金種)を指定して、その硬貨を回収する場合、硬貨出金収納部142(またはその金種)を指定して、その硬貨を回収する場合、硬貨出金収納部143(またはその金種)を指定して、その硬貨を回収する場合、硬貨出金収納部144(またはその金種)を指定して、その硬貨を回収する場合、硬貨出金収納部145(またはその金種)を指定して、その硬貨を回収する場合、のいずれについても上記と同様である。
なお、以上においては、便宜上、硬貨入出金装置11の各処理と紙幣入出金装置12の各処理とを別々に説明したが、硬貨入出金装置11の硬貨入金処理および紙幣入出金装置12の紙幣入金処理は並行処理可能であり、硬貨入出金装置11の硬貨出金処理および紙幣入出金装置12の紙幣出金処理も並行処理可能であり、硬貨入出金装置11の硬貨回収処理および紙幣入出金装置12の紙幣回収処理も並行処理可能である。また、上記した紙幣入出金装置12では、入金処理時のリジェクト紙幣を紙幣出金口23に返却する場合を説明したが、紙幣出金口23とは別のリジェクト口に返却するようにしても良く、このリジェクト口にもカメラモジュールを設けることができる。
また、硬貨入出金装置11と紙幣入出金装置12のいずれも、一時貯留部を設けることなく金種別の貯留部に搬送、すなわち、硬貨入出金装置11にあっては、硬貨入金口15に投入され、硬貨識別部120によって真の硬貨と識別された硬貨を6カ所の硬貨出金収納部(貯留部)140〜145のいずれかに直接搬送して貯留し、また、紙幣入出金装置12にあっては、紙幣入金口22に投入され、紙幣識別部32によって真券且つ正常搬送券と識別された受入紙幣を三つのスタッカ(貯留部)38〜40のいずれかに直接搬送して貯留する装置の場合で説明しているが、これに限られるものではなく、金種別または一括の一時貯留部(貯留部)を設けて、入金案内処理時には、硬貨または紙幣を金種別または一括の一時貯留部(貯留部)に案内して一時貯留させ、入金確定処理時に、硬貨または紙幣を金種別または一括の一時貯留部(貯留部)から対応する硬貨出金収納部またはスタッカに収納させ、他方、入金取消処理時には、硬貨または紙幣を金種別または一括の一時貯留部(貯留部)から返却させる構造の硬貨入出金装置または紙幣入出金装置にも適用できるものであって、硬貨または紙幣の金種別または一括の一時貯留部(貯留部)にカメラモジュールを取り付けて残留検出させることができるものである。なお、ここで、金種別の一時貯留部が設けられる場合には、金種別の一時貯留部と金種別の硬貨出金収納部またはスタッカのそれぞれが、一対一の関係で、設けられるものであり、一括の一時貯留部が設けられる場合には、さらに、一括の一時貯留部と金種別の硬貨出金収納部またはスタッカとの間には、一括して貯留された硬貨または紙幣を再度一枚ずつに分離して搬送し、金種別に選別して、金種別の硬貨出金収納部またはスタッカに収納する機構が必要になるだけである。
この場合、入金確定処理時に、金種別または一括の一時貯留部(貯留部)から対応する硬貨出金収納部またはスタッカ(貯留部)に収納させた後のタイミングで、金種別または一括の一時貯留部(貯留部)の残留検出を行えば良く、また、入金取消処理時には、金種別または一括の一時貯留部(貯留部)からの返却処理が終了した後のタイミングで、金種別または一括の一時貯留部(貯留部)の残留検出を行えば良いものである。
さらには、カメラモジュールによって撮影される範囲内に駆動系が存在する貯留部にあっては、その部位での残留検出時には、当該駆動系を駆動状態にしつつ、カメラモジュールによる露光を一定時間継続、例えば、0.5秒間または1秒間露光させることで、当該駆動系の停止位置の差異による影響を排除することが可能となる。
すなわち、紙幣入出金装置12にあっては、例えば、入金紙幣繰出部30を有する紙幣入金口(貯留部)22と、出金紙幣繰出部38b〜40bを有する三つのスタッカ(貯留部)38〜40には、一般的に、高摩擦部と低摩擦部を有する繰出ローラと、繰出ローラに対向する分離ローラと、繰出ローラと分離ローラに向けて紙幣を送り出す送り出しローラ(蹴り出しローラとも呼ばれる)が設けられ、さらに、送り出しローラにあっては、繰出ローラと同様の高摩擦部と低摩擦部を有するタイプ、回転する高摩擦部材が、紙幣載置板から出没するタイプなどがあって、カメラモジュールによる撮影時には、停止状態の影響を受ける恐れがある。しかしながら、これらの駆動系を駆動状態に維持して、カメラモジュールによる露光を一定時間継続、例えば、0.5秒間または1秒間露光させることで、これら駆動系のローラ位置、状態の差異による影響を排除することが可能となる。
同様にして、硬貨入出金装置11にあっては、硬貨入金口(貯留部)15と、6カ所の硬貨出金収納部(貯留部)140〜145には、硬貨を搬送するベルトコンベア106,147が設けられている。いずれのベルトコンベアも、その搬送時には、図示せぬ分離ローラ、分離ローラ148が設けられて、それぞれの貯留部から硬貨を一枚ずつに分離して繰り出すために、ベルトコンベア106,147の表面にキズや、硬貨との擦過痕が残ることがあり、なお且つ、それらが残る位置、量、濃さは一定ではない。そのため、カメラモジュールによる撮影時には、硬貨が無いことが基本であることから、ベルトコンベアの停止状態の撮影では、これらの影響を受ける恐れがある。しかしながら、これらの駆動系(ベルトコンベア)を駆動状態に維持して、カメラモジュールによる露光を一定時間継続、例えば、0.5秒間または1秒間露光させることで、これらベルトコンベアのキズ、擦過痕などによる影響を排除することが可能となる。
以上に述べた貨幣処理機10によれば、紙幣を貯留する紙幣入金口22をカメラモジュール22Aによって撮影した画像と、紙幣の残留が無いときに予め紙幣入金口22をカメラモジュール22Aによって撮影しROM76に記憶されたマスタ画像とを制御部75でそれぞれ受信して、これらの画像を比較部75aで比較するので、この比較部75aの比較結果に基づいて、カメラモジュール22Aから受信した画像とROM76に記憶されたマスタ画像とが異なると判定されたときに紙幣入金口22に紙幣の残留があると判定し、一方、カメラモジュール22Aから受信した画像とROM76に記憶されたマスタ画像とが同一であると判定したときにカメラモジュール22Aに紙幣の残留がないと判定することができる。したがって、部品点数を増加させることなく紙幣入金口22の広範囲において紙幣の残留検出を行うことができる。また、紙幣を貯留する他の紙幣出金口23およびスタッカ38〜40についてもカメラモジュール23A,38A,39A,40Aが設けられていることで、同様に部品点数を増加させることなく広範囲において紙幣の残留検出を行うことができる。さらに、硬貨を貯留する硬貨入金口15、硬貨出金口18、硬貨リジェクト口19および硬貨出金収納部140〜145についてもカメラモジュール15A,18A,19A,140A〜145Aが設けられていることで、同様に部品点数を増加させることなく広範囲において硬貨の残留検出を行うことができる。
また、比較部75aの比較結果に基づいてマスタ画像と撮影した画像とが異なると判定し貨幣が残留していると判定した場合に、アラーム信号を出力して利用者に注意を促すことができる。したがって、貨幣の残留に起因するトラブルを未然に防ぐことができる。
また、制御部75は、紙幣入出金装置12について、紙幣入金口22から紙幣を排出する紙幣入金案内処理後のタイミングで紙幣入金口22の残留検出を行うとともにスタッカ38〜40から紙幣を排出する紙幣回収案内処理後のタイミングでスタッカ38〜40の残留検出を行い、硬貨入出金装置11について、硬貨入金口15から硬貨を排出する硬貨入金案内処理後のタイミングで硬貨入金口15の残留検出を行うとともに硬貨出金収納部140〜145から硬貨を排出する硬貨回収案内処理後のタイミングで硬貨出金収納部140〜145の残留検出を行うため、本来排出されるべき貨幣の残留を検出することができる。
また、制御部75は、紙幣入出金装置12について、紙幣出金口23にリジェクト紙幣を貯留する紙幣入金案内処理後のタイミングで紙幣出金口23の残留検出を行い、紙幣出金口23に紙幣を貯留する紙幣出金案内処理後のタイミングで紙幣出金口23の残留検出を行うとともに紙幣出金口23に紙幣を貯留する紙幣返却案内処理後のタイミングで紙幣出金口23の残留検出を行い、硬貨入出金装置11について、硬貨リジェクト口19にリジェクト硬貨を貯留する硬貨入金案内処理後のタイミングで硬貨リジェクト口19の残留検出を行い、硬貨出金口18に硬貨を貯留する硬貨出金案内処理後のタイミングで硬貨出金口18の残留検出を行うため、機外に取出可能となるように貨幣を貯留する際の貨幣の取り忘れを検出することができる。
また、貨幣の残留が解消された状態となったと判定された画像データを、新たなマスタ画像として更新記憶することで、紙幣入金口22、紙幣出金口23、スタッカ38〜40、硬貨入金口15、硬貨出金口18、硬貨リジェクト口19、硬貨出金収納部140〜145の経年変化による汚れなどの影響を排除することができる。
本発明の一実施形態の貨幣処理機を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の貨幣処理機の紙幣入出金装置を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態の貨幣処理機の紙幣入出金装置側の制御系ブロック図である。 本発明の一実施形態の貨幣処理機のカメラモジュールを示す側面図である。 本発明の一実施形態の貨幣処理機の硬貨入出金装置を概略的に示す上部の平断面図である。 本発明の一実施形態の貨幣処理機の硬貨入出金装置を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態の貨幣処理機の硬貨入出金装置を概略的に示す下部の平断面図である。 本発明の一実施形態の貨幣処理機の硬貨入出金装置側の制御系ブロック図である。
符号の説明
10 貨幣処理機
15 硬貨入金口(貯留部)
18 硬貨出金口(貯留部)
19 硬貨リジェクト口(貯留部)
22 紙幣入金口(貯留部)
23 紙幣出金口(貯留部)
38〜40 スタッカ(貯留部)
140〜145 硬貨出金収納部(貯留部)
15A,18A,19A,22A,23A,38A,39A,40A,140A〜145A カメラモジュール(撮影手段)
75 制御部(制御手段)
75a 比較部
76 ROM(記憶手段)

Claims (5)

  1. 貨幣を貯留する貯留部と、
    該貯留部を撮影する撮影手段と、
    前記貯留部が空の状態のマスタ画像を予め記憶した記憶手段と、
    前記撮影手段の撮影制御を行うとともに、前記撮影手段によって撮影された画像および前記記憶手段に記憶されたマスタ画像を受信可能な制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記記憶手段に記憶されたマスタ画像と、前記撮影手段で撮影された画像とを比較する比較手段を備え、該比較手段の比較結果に基づいて前記貯留部における貨幣の残留の有無を判定することを特徴とする貨幣処理機。
  2. 前記制御手段は、前記貯留部における残留検出時に、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されたマスタ画像と前記撮影手段で撮影された画像とが異なると判定された場合にアラーム信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理機。
  3. 前記制御手段は、前記貯留部からすべての貨幣を排出する排出処理後の所定のタイミングで前記貯留部の残留検出を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の貨幣処理機。
  4. 前記制御手段は、前記貯留部に貨幣を貯留する貯留処理後の所定のタイミングで前記貯留部の残留検出を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の貨幣処理機。
  5. 前記制御手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて前記撮影手段で撮影された画像と前記記憶手段に記憶されたマスタ画像とが一致すると判定された場合に、前記撮影手段で撮影された画像を、新たなマスタ画像として更新記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貨幣処理機。
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