JP2019105902A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数枚の硬貨を処理する際の操作者の負担を軽減する。【解決手段】投入部(11)は、複数枚の硬貨を1枚ずつ繰り出す。搬送部(13)は、投入部(11)から繰り出された硬貨を搬送する。撮像部(120)は、搬送部(13)により搬送される硬貨を撮像して硬貨の画像を取得する。表示部(412)は、撮像部(120)により取得された硬貨の画像を表示する。情報入力部(411)には、硬貨に関する情報が入力される。制御部(40)は、撮像部(120)により取得された硬貨の画像が表示部(412)に表示されて硬貨に関する情報が情報入力部(411)に入力される判別処理において、撮像部(120)により取得された硬貨の画像と情報入力部(411)に入力された硬貨に関する情報とを紐付ける。【選択図】図7

Description

ここに開示する技術は、硬貨処理装置に関する。
従来、硬貨を処理する硬貨処理装置が知られている。例えば、特許文献1には、変形貨や汚損貨や記念貨や旧貨などの入金不能硬貨を処理する硬貨処理装置が開示されている。この硬貨処理装置は、硬貨を収納する収納部と、収納部に収納される前の硬貨を撮像して硬貨の画像データを取得する撮像部と、収納部に収納される硬貨に関する情報を入力するための入力部と、撮像部により取得された硬貨の画像データと硬貨に係る入力部による入力データとを紐付ける制御部とを備えている。
特開2015−18304号公報
しかしながら、特許文献1の硬貨処理装置では、操作者が硬貨を1枚ずつ硬貨処理装置の入金口(入金位置)に載置することになる。そのため、複数枚の硬貨を処理する際の操作性が良好ではなく、複数枚の硬貨の処理に手間がかかる。
そこで、ここに開示する技術は、複数枚の硬貨を処理する際の操作者の負担を軽減することが可能な硬貨処理装置を提供することを目的とする。
ここに開示する技術は、硬貨を処理する硬貨処理装置に関し、この硬貨処理装置は、複数枚の硬貨を1枚ずつ繰り出す投入部と、前記投入部から繰り出された硬貨を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される硬貨を撮像して該硬貨の画像を取得する撮像部と、前記撮像部により取得された前記硬貨の画像を表示する表示部と、前記硬貨に関する情報が入力される情報入力部と、前記撮像部により取得された前記硬貨の画像が前記表示部に表示されて該硬貨に関する情報が前記情報入力部に入力される判別処理において、該撮像部により取得された該硬貨の画像と該情報入力部に入力された該硬貨に関する情報とを紐付ける制御部とを備えている。
前記の構成では、操作者は、複数枚の硬貨を硬貨処理装置に投入して硬貨処理装置に判別処理を行わせることができる。これにより、操作者が複数枚の硬貨を1枚ずつ硬貨処理装置の入金位置に載置する場合よりも、操作者の負担を軽減することができる。
前記硬貨処理装置は、前記搬送部により搬送される硬貨を識別する識別部と、前記硬貨を金種別に収納する金種別硬貨収納部と、前記制御部により前記画像と前記情報とが紐付けられた硬貨である判別硬貨を収納する判別硬貨収納部とを備えていてもよい。そして、前記制御部は、前記複数枚の硬貨を入金する入金処理において、前記投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記識別部において識別されて該識別部による識別結果に応じて前記金種別硬貨収納部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御するように構成されていてもよい。
前記の構成では、制御部により画像と情報とが紐付けられた硬貨(判別硬貨)を金種別硬貨収納部(硬貨を金種別に収納する収納部)とは異なる収納部に収納することができる。これにより、判別硬貨の管理を厳格に行うことができる。
前記硬貨処理装置は、前記撮像部により撮像された硬貨を集積して該硬貨を前記判別硬貨収納部に放出するように構成された中間集積部を備えていてもよい。そして、前記制御部は、前記判別処理において、前記中間集積部に集積されている硬貨について前記撮像部により撮像された該硬貨の画像と前記情報入力部により入力された該硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、該中間集積部に集積されている硬貨が前記判別硬貨収納部に放出されるように前記硬貨処理装置の動作を制御するように構成されていてもよい。
前記の構成では、撮像部により撮像された硬貨を中間集積部に一時的に保留することができる。これにより、撮像部により撮像された硬貨の画像と情報入力部により入力された硬貨に関する画像とを紐付ける処理(以下「紐付け処理」と記載)を連続して行うことができるので、操作者の負担を軽減することができる。
前記中間集積部は、その内部に集積されている硬貨を取り出し可能に構成されていてもよい。そして、前記制御部は、前記入金処理において、前記投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記識別部において識別されて該識別部による識別結果に応じて前記金種別硬貨収納部または前記中間集積部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御し、前記入金処理の後に行われる前記判別処理において、前記中間集積部から取り出された硬貨を前記投入部に投入することを指示するための情報を出力し、該投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記撮像部により撮像されて該中間集積部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御するように構成されていてもよい。
前記の構成では、入金処理において中間集積部に搬送された硬貨(すなわち金種別硬貨収納部に搬送されなかった入金不能硬貨)に対して判別処理を行うことができる。また、判別処理において中間集積部から取り出された硬貨を投入部に投入することを指示するための情報を出力することにより、操作者が中間集積部から硬貨を取り出して投入部に投入するときに中間集積部から取り出された硬貨を操作者に目視で確認させることができる。これにより、硬貨に関する情報を操作者に正確に入力させることができる。
前記制御部は、前記入金処理において、前記投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記撮像部において撮像され且つ前記識別部において識別されて該識別部による識別結果に応じて前記金種別硬貨収納部または前記中間集積部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御し、前記入金処理の後に行われる前記判別処理において、前記中間集積部に集積されている硬貨について前記撮像部により取得された該硬貨の画像と前記情報入力部に入力された該硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、該中間集積部に集積されている硬貨が前記判別硬貨収納部に放出されるように前記硬貨処理装置の動作を制御するように構成されていてもよい。
前記の構成では、入金処理において中間集積部に搬送された硬貨(すなわち金種別硬貨収納部に搬送されなかった入金不能硬貨)に対して判別処理を行うことができる。また、判別処理において中間集積部から硬貨を取り出すことなく紐付け処理(撮像部により取得された硬貨の画像と情報入力部に入力された硬貨に関する情報とを紐付ける処理)を行うことができるので、操作者の負担を軽減することができる。
前記撮像部は、前記識別部に搭載されていてもよい。
前記の構成では、撮像部が識別部に搭載されていない場合(撮像部が識別部と別体に構成されていている場合)よりも、硬貨処理装置の部品点数を削減することができる。
前記硬貨処理装置は、返却すべき硬貨を集積する返却箱を備えていてもよい。そして、前記中間集積部は、該中間集積部に集積されている硬貨を前記判別硬貨収納部と前記返却箱とに選択的に放出するように構成されていてもよい。
前記の構成では、中間集積部に集積されている硬貨を返却することができる。
前記判別硬貨収納部は、前記判別硬貨を収納する第1判別硬貨収納部と、該第1判別硬貨収納部とは異なる種別の前記判別硬貨を収納する第2判別硬貨収納部とを含んでいてもよい。そして、前記中間集積部は、該中間集積部に集積されている硬貨を前記第1判別硬貨収納部と前記第2判別硬貨収納部とに選択的に放出するように構成されていてもよい。
前記の構成では、中間集積部に集積されている硬貨(判別硬貨)を第1判別硬貨収納部と第2判別硬貨収納部とに振り分けることができる。これにより、判別硬貨を種別毎に管理することができる。
以上のように、ここに開示する技術によれば、複数枚の硬貨を処理する際の操作者の負担を軽減することができる。
実施形態1による硬貨処理装置の外観を例示する斜視図である。 実施形態1による硬貨処理装置の内部構成を例示する正面図である。 実施形態1による硬貨処理装置の内部構成を例示する上面図である。 実施形態1による硬貨処理装置の内部構成を例示する左側面図である。 実施形態1による硬貨処理装置の内部構成を例示する右側面図である。 実施形態1による硬貨処理装置の内部構成の一部を例示する正面図である。 実施形態1による硬貨処理装置の構成を例示する概略図である。 実施形態1による硬貨処理装置の構成を例示するブロック図である。 表示部に表示される種別選択画面の画像の一例を示す図である。 実施形態1の変形例2による硬貨処理装置の構成を例示する左側面図である。 実施形態2による硬貨処理装置の内部構成を例示する左側面図である。 実施形態2による硬貨処理装置の内部構成の一部を例示する正面図である。 実施形態2による硬貨処理装置の構成を例示する概略図である。 実施形態2の変形例による硬貨処理装置の内部構成をの一部を例示する正面図である。 実施形態2の変形例による硬貨処理装置の構成を例示する概略図である。 実施形態3による硬貨処理装置の内部構成を例示する左側面図である。 実施形態3による硬貨処理装置の構成を例示する概略図である。 入金リジェクト部の変形例を例示する概略図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1による硬貨処理装置1の外観を例示し、図2〜図8は、実施形態1による硬貨処理装置1の構成を例示している。この例では、硬貨処理装置1は、硬貨および包装硬貨を処理するように構成されている。具体的には、硬貨処理装置1は、硬貨の入出金処理や包装硬貨の生成や包装硬貨の出金処理などを行う。包装硬貨は、所定枚数(例えば50枚)の硬貨によって構成され、これらの所定枚数の硬貨は、包装紙で包装されている。硬貨処理装置1は、例えば、出納機の一部を構成するものであり、銀行などに設置される。なお、以下の説明における「前」「後」「左」「右」は、硬貨処理装置1を正面から見た場合の方向を意味している。
〔筐体〕
硬貨処理装置1は、筐体10を備えている。筐体10は、直方体型の箱状に形成されている。硬貨処理装置1は、投入部11と、識別部12と、搬送部13と、硬貨一時保留部14と、入金リジェクト部15と、金種別硬貨収納部16と、一括箱17と、返却箱18と、出金搬送部21と、出金識別部22と、出金箱23と、回収部24と、包装部30と、包装硬貨収納部31と、包装硬貨出金部32と、包装硬貨一括箱33と、包装硬貨投出部34と、包装硬貨搬送部35とを備えている。これらの構成部材は、筐体10に収納されている。なお、一括箱17の内部には、判別硬貨収納部100が設けられている。
この例では、投入部11と識別部12と搬送部13が筐体10の上部に配置され、投入部11と識別部12と搬送部13の下方に硬貨一時保留部14と入金リジェクト部15が配置され、硬貨一時保留部14と入金リジェクト部15の下方に金種別硬貨収納部16と一括箱17と返却箱18が配置されている。投入部11は、筐体10の左前上部に配置され、識別部12と搬送部13は、投入部11の右方に配置されている。金種別硬貨収納部16は、筐体10の左寄りに配置され、一括箱17は、金種別硬貨収納部16の前方に配置され、返却箱18は、金種別硬貨収納部16と一括箱17の右方に配置されている。
また、この例では、金種別硬貨収納部16の下方に出金搬送部21と出金識別部22が配置され、出金搬送部21の下方に出金箱23と包装部30が配置され、出金箱23と包装部30の下方に回収部24が配置されている。
〔投入部〕
投入部11は、複数枚の硬貨が投入されるように構成されている。そして、投入部11は、投入された複数枚の硬貨を1枚ずつ繰り出すように構成されている。この例では、投入部11は、供給円盤と回転円盤とを有している。供給円盤は、投入部11に投入された硬貨を受け入れて回転円盤に硬貨を適量ずつ供給する。回転円盤は、搬送部13に硬貨を1枚ずつ繰り出す。
〔識別部〕
識別部12は、投入部11から繰り出された硬貨に対して識別処理(硬貨の金種や真偽や正損などの識別)を行うように構成されている。例えば、識別部12は、磁気センサや画像センサなどの各種センサと、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。
この例では、識別部12は、搬送部13の硬貨通路に設けられている。すなわち、識別部12は、搬送部13により搬送される硬貨を識別するように構成されている。また、識別部12には、撮像部120が搭載されている。撮像部120は、搬送部13により搬送される硬貨を撮像して硬貨の画像を取得するように構成されている。識別部12は、撮像部120により取得された硬貨の画像に基づいて識別処理を行う。
〔搬送部〕
搬送部13は、投入部11から繰り出された硬貨を硬貨一時保留部14または入金リジェクト部15に搬送(放出)するように構成されている。この例では、搬送部13は、硬貨を搬送するための硬貨通路と、硬貨通路において硬貨を搬送する搬送ベルトと、それぞれが硬貨通路に設けられて該当する硬貨を落とし込ませて硬貨通路から分岐させる複数(この例では8つ)の分岐孔とによって構成されている。
この例では、搬送部13の下方(具体的には複数の分岐孔のうち最も前方に位置する分岐孔の下方)には、返却シュートC1が設けられている。返却シュートC1は、搬送部13から搬送(放出、分岐)された硬貨を入金リジェクト部15に導くように構成されている。
〔硬貨一時保留部〕
硬貨一時保留部14は、搬送部13から搬送(放出)された硬貨を一時的に保留(収納)するように構成されている。この例では、硬貨一時保留部14は、金種別一時保留部141と任意一時保留部142とを有している。
〈金種別一時保留部〉
金種別一時保留部141は、搬送部13から金種別に搬送(放出)された硬貨を金種別に一時的に保留するように構成されている。また、金種別一時保留部141は、その内部に一時的に保留している硬貨を金種別硬貨収納部16と返却箱18とに選択的に放出するように構成されている。
この例では、金種別一時保留部141は、それぞれが筒状に形成された複数(この例では6つ)の保留筒を有している。金種別一時保留部141(具体的には複数の保留筒)の下端部は、開閉可能となっている。そして、金種別一時保留部141は、搬送部13の下方(具体的には複数の分岐孔のうち後方に位置する6つの分岐孔の下方)に位置する第1位置と、金種別硬貨収納部16の上方に位置する第2位置と、返却箱18の上方に位置する第3位置とに移動するように構成されている。なお、この例では、金種別硬貨収納部16の第1位置と第3位置とが同一の位置となっている。
金種別一時保留部141の下端部を閉状態にして金種別一時保留部141を第1位置に配置することにより、搬送部13から放出された硬貨を金種別一時保留部141に金種別に保留(収納)することができる。また、金種別一時保留部141を第2位置(または第3位置)に配置して金種別一時保留部141の下端部を開状態にすることにより、金種別一時保留部141に一時的に保留されている硬貨を金種別硬貨収納部16(または返却箱18)に放出することができる。
〈任意一時保留部〉
任意一時保留部142は、搬送部13から搬送(放出)された硬貨を一時的に保留するように構成されている。また、任意一時保留部142の下方には、任意硬貨シュートC2が設けられている。そして、任意一時保留部142は、その内部に一時的に保留している硬貨を一括箱17と返却箱18と任意硬貨シュートC2とに選択的に放出するように構成されている。
この例では、任意一時保留部142は、筒状に形成された保留筒を有している。任意一時保留部142(具体的には保留筒)の下端部は、開閉可能となっている。そして、任意一時保留部142は、搬送部13の下方(具体的には複数の分岐孔のうち前方から2番目の分岐孔の下方)に位置する第1位置と、一括箱17の上方に位置する第2位置と、返却箱18の上方に位置する第3位置と、任意硬貨シュートC2の上方に位置する第4位置とに移動するように構成されている。なお、この例では、任意一時保留部142の第1位置と第4位置とが同一の位置となっている。
任意一時保留部142の下端部を閉状態にして任意一時保留部142を第1位置に配置することにより、搬送部13から放出された硬貨を任意一時保留部142に一時的に保留することができる。また、任意一時保留部142を第2位置(または第3位置,第4位置)に配置して任意一時保留部142の下端部を開状態にすることにより、任意一時保留部142に一時的に保留されている硬貨を一括箱17(または返却箱18,任意硬貨シュートC2)に放出することができる。
任意硬貨シュートC2に放出された硬貨は、任意硬貨シュートC2の下方に設けられた袋取りシュートC3を通じて筐体10の前面に設けられた袋装着部に装着された袋19に導かれるか、または、任意硬貨シュートC2の下方に設けられたダイレクト包装用シュートC4を通じて包装部30に導かれる。
〔入金リジェクト部〕
入金リジェクト部15は、搬送部13から放出されて返却シュートC1を通じて導かれた硬貨を集積するように構成されている。また、入金リジェクト部15の下方には、判別硬貨シュートC15が設けられている。そして、入金リジェクト部15は、その内部に集積されている硬貨を判別硬貨シュートC15を通じて判別硬貨収納部100に放出するように構成されている。この例では、入金リジェクト部15の下端部は、開閉可能となっている。具体的には、入金リジェクト部15は、直方体型の箱状に形成され、その底面部15aが開閉可能に構成されている。すなわち、この例では、入金リジェクト部15と判別硬貨シュートC15とが中間集積部200を構成している。中間集積部200は、撮像部120により撮像された硬貨を集積してその硬貨を判別硬貨収納部100に放出するように構成されている。
また、この例では、入金リジェクト部15(中間集積部200)は、その内部に集積されている硬貨を装置外へ取り出し可能に構成されている。また、入金リジェクト部15は、ロック状態(硬貨を取り出すことができない状態)にすることができるように構成されている。具体的には、入金リジェクト部15の前面部に取出口(入金リジェクト部15から硬貨を取り出すための取出口)が設けられており、その取出口にロック機構付きのカバーが設けられている。
〔金種別硬貨収納部〕
金種別硬貨収納部16は、硬貨一時保留部14から放出された硬貨を金種別に収納するように構成されている。また、金種別硬貨収納部16は、その内部に収納している硬貨を出金搬送部21に金種別に1枚ずつ繰り出すように構成されている。この例では、金種別硬貨収納部16は、複数(この例では6つ)の金種別収納庫を有している。複数の金種別収納庫は、第2位置(すなわち金種別硬貨収納部16の上方)に配置された金種別一時保留部141の複数の保留筒から放出された硬貨をそれぞれ収納する。
〔一括箱〕
一括箱17は、硬貨一時保留部14(この例では任意一時保留部142)から放出された硬貨を収納するように構成されている。この例では、上面が開口する直方体型の箱状に形成され、第2位置(すなわち一括箱17の上方)に配置された任意一時保留部142から放出された硬貨を収納する。また、この例では、一括箱17は、硬貨処理装置1の筐体10に対して着脱可能に構成され、筐体10の前面から引き出し可能となっている。
〔判別硬貨収納部〕
また、上述のとおり、この例では、一括箱17には、判別硬貨収納部100が設けられている。判別硬貨収納部100は、後述する判別処理において制御部40により画像と情報とが紐付けられた硬貨(判別硬貨)を収納するように構成されている。この例では、判別硬貨収納部100は、上面が開口する直方体型の箱状に形成され、判別硬貨シュートC15の出口の下方に配置されて判別硬貨シュートC15から放出された硬貨を収納する。
〔返却箱〕
返却箱18は、返却すべき硬貨を収納するように構成されている。この例では、返却箱18は、上面が開口する直方体型の箱状に形成され、第3位置(すなわち返却箱18の上方)に配置された金種別一時保留部141から放出された硬貨と第3位置(すなわち返却箱18の上方)に配置された任意一時保留部142から放出された硬貨とを収納する。また、この例では、返却箱18は、硬貨処理装置1の筐体10に対して着脱可能に構成され、筐体10の前面から引き出し可能となっている。
〔出金搬送部〕
出金搬送部21は、金種別硬貨収納部16から繰り出された硬貨を出金箱23と包装部30とに選択的に搬送するように構成されている。この例では、出金搬送部21は、筐体10の奥行き方向(前後方向)に硬貨を搬送するコンベヤと、コンベヤ上の硬貨を包装部30に払い出す払出機構とによって構成されている。出金搬送部21(具体的にはコンベヤ)の前端部に搬送された硬貨は、出金搬送部21の前端部の下方に設けられた出金シュートC5を通じて出金箱23に導かれる。また、払出機構は、出金搬送部21(具体的にはコンベヤ)の前後方向の中央部に設けられている。そして、払出機構により払い出された硬貨は、出金搬送部21の前後方向の中央部の下方に設けられた包装用シュートC6を通じて包装部30に導かれる。
〔出金識別部〕
出金識別部22は、出金搬送部21から出金箱23へ向けて搬送される硬貨に対して識別処理と計数処理とを行うように構成されている。識別処理では、出金識別部22は、硬貨の金種,真偽,正損などを識別する。計数処理では、出金識別部22は、硬貨の枚数を種別毎に計数する。例えば、出金識別部22は、磁気センサや画像センサなどの各種センサと、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。
〔出金箱〕
出金箱23は、金種別硬貨収納部16から繰り出されて出金搬送部21によって搬送されてきた硬貨(払い出すべき硬貨)を収納するように構成されている。また、出金箱23は、その内部に収納している硬貨を回収部24に放出するように構成されている。この例では、出金箱23は、上面が開口する直方体型の箱状に形成され、その底面部が開閉可能に構成されている。そして、出金箱23の底面部の開放によって出金箱23から放出された硬貨は、出金箱23の下方に設けられた回収シュートC7を通じて回収部24に導かれる。また、出金箱23は、硬貨処理装置1の筐体10に対して着脱可能に構成され、筐体10の前面から引き出し可能となっている。
〔回収部〕
回収部24は、回収すべき貨幣を収納するように構成されている。この例では、回収部24は、上面が開口する直方体型の箱状に形成され、出金箱23から放出されて回収シュートC7を通じて導かれた硬貨と、後述の排出シュートC8を通じて導かれた硬貨とを収納する。また、回収部24は、硬貨処理装置1の筐体10に対して着脱可能に構成され、筐体10の前面から引き出し可能となっている。
〔包装部〕
包装部30は、包装硬貨(包装紙で包装された所定枚数の硬貨)を生成するように構成されている。この例では、包装部30は、金種別硬貨収納部16から繰り出されて出金搬送部21によって搬送されて包装用シュートC6を通じて導かれた硬貨(またはダイレクト包装用シュートC4を通じて導かれた硬貨)を用いて包装硬貨を生成し、その生成された包装硬貨を包装硬貨搬送部35に放出するように構成されている。なお、包装部30において包装硬貨の生成に用いられなかった硬貨は、包装部30の下方に設けられた排出シュートC8を通じて回収部24に導かれる。
〔包装硬貨収納部〕
包装硬貨収納部31は、包装硬貨を金種別に収納するように構成されている。また、包装硬貨収納部31は、包装硬貨搬送部35との間において包装硬貨の受け渡しを行うように構成されている。
〔包装硬貨出金部〕
包装硬貨出金部32は、包装硬貨搬送部35によって搬送された包装硬貨(払い出すべき包装硬貨)を集積するように構成されている。
〔包装硬貨一括収納部〕
包装硬貨一括箱33は、包装硬貨搬送部35によって搬送された包装硬貨を集積するように構成されている。
〔包装硬貨投出部〕
包装硬貨投出部34は、包装硬貨搬送部35によって搬送された包装硬貨を硬貨処理装置1の外部へ投出するように構成されている。包装硬貨投出部34から払い出された包装硬貨は、硬貨処理装置1の前方に配置された回収容器(図示を省略)に集積される。
〔包装硬貨搬送部〕
包装硬貨搬送部35は、包装部30と包装硬貨収納部31と包装硬貨一括箱33と包装硬貨出金部32と包装硬貨投出部34とに接続されて包装硬貨を搬送するように構成されている。
〔各種センサ〕
また、硬貨処理装置1の各部には、硬貨の通過を検知する通過センサなどの各種センサ(図示を省略)が設けられている。例えば、入金リジェクト部15には、入金リジェクト部15のロック状態の設定/解除(具体的にはカバーの開閉)を検知するロック検知センサや、入金リジェクト部15に硬貨が残留していることを検知する残留センサが設けられている。
また、図8に示すように、硬貨処理装置1は、操作表示部41と、印字部42と、記憶部43と、通信部44と、制御部40とを備えている。
〔操作表示部〕
操作表示部41は、操作部411と表示部412とを有している。例えば、操作表示部41は、タッチパネルによって構成されている。
操作部411は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作部411を操作して硬貨処理装置1に各種処理を行わせることができる。すなわち、硬貨処理装置1は、操作者による操作に応答して動作するように構成されている。この例では、操作部411は、硬貨に関する情報が入力される情報入力部を構成している。表示部412は、情報を表示するように構成されている。
〔印字部と記憶部と通信部〕
印字部42は、情報を印字媒体(例えばレシート)に印字するように構成されている。記憶部43は、情報を記憶するように構成されている。記憶部43には、硬貨処理装置1における硬貨の処理状況に関する情報や、硬貨処理装置1における硬貨の在高に関する情報や、操作表示部41に表示される操作画面などの画像情報(画像データ)や、硬貨処理装置1の動作を制御するための制御情報などが記憶されている。例えば、記憶部43は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。通信部44は、制御部40が外部機器(例えばタブレット端末やスマートフォンや管理コンピュータなど)との間で有線通信または無線通信を行うために設けられている。
この例では、記憶部43には、種別選択画面の画像データが記憶されている。図9に示すように、種別選択画面には、複数の硬貨の種別(図9の例では「記念貨」と「損貨」)と、複数の金額(図9の例では1円から100000円までの11個の金額)とが含まれている。また、種別選択画面には、撮像部120により取得された硬貨の画像を表示するための領域(硬貨画像表示領域)が設けられている。
また、この例では、記憶部43には、入金リジェクト部15から取り出された硬貨を投入部11に投入することを指示するための投入指示画面の画像(画像データ)と、撮像部120により取得された硬貨の画像(画像データ)とが記憶されている。そして、表示部412は、記憶部43に記憶された硬貨の画像(すなわち撮像部120により取得された硬貨の画像)を表示する。
〔制御部〕
制御部40は、硬貨処理装置1の各部(例えば投入部11や識別部12や搬送部13や硬貨一時保留部14や入金リジェクト部15や金種別硬貨収納部16や一括箱17や返却箱18や操作部411や表示部412や印字部42や記憶部43など)と信号を伝送可能に接続されている。また、制御部40は、通信部44を経由して外部機器と通信可能に構成されている。そして、制御部40は、操作部411に与えられた操作や硬貨処理装置の各部(各部に設けられた各種センサを含む)および外部機器から受信した信号や情報やデータに基づいて、硬貨処理装置1の各部を制御して硬貨処理装置1の動作を制御するように構成されている。例えば、制御部40は、CPUなどの演算処理部や、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。
この例では、硬貨処理装置1において、複数枚の硬貨を入金する入金処理と、撮像部120により取得された硬貨の画像が表示部412に表示されて硬貨に関する情報が操作部411(情報入力部)に入力される判別処理とが行われる。また、この例では、判別処理は、入金処理の後に行われる。
制御部40は、入金処理において、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が識別部12において識別されて識別部12による識別結果に応じて金種別硬貨収納部16に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。また、制御部40は、判別処理において、撮像部120により取得された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)に入力された硬貨に関する情報とを紐付ける。そして、制御部40は、判別処理において、入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積されている硬貨について撮像部120により撮像された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)により入力された硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積されている硬貨が判別硬貨収納部100に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
この例では、制御部40は、入金処理において、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が識別部12において識別されて識別部12による識別結果に応じて金種別硬貨収納部16または入金リジェクト部15(中間集積部200)に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
そして、この例では、制御部40は、入金処理の後に行われる判別処理において、入金リジェクト部15(中間集積部200)から取り出された硬貨を投入部11に投入することを指示するための情報を出力する。入金リジェクト部15(中間集積部200)から取り出された硬貨が投入部11に投入されると、制御部40は、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が撮像部120において撮像されて入金リジェクト部15(中間集積部200)に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
〔入金処理〕
まず、入金処理について説明する。制御部40は、入金処理などの各種処理を示す操作画面の画像を表示部412に表示させる。そして、操作画面に示された入金処理を選択するための操作が操作部411に与えられると、制御部40は、硬貨処理装置1において入金処理が行われるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
入金処理では、複数枚の硬貨が投入部11に投入されると、投入部11は、複数枚の硬貨を1枚ずつ搬送部13に繰り出す。投入部11から繰り出された硬貨は、識別部12に搬送されて識別部12において識別される。識別部12による硬貨の識別結果は、制御部40に送信される。
制御部40は、識別部12による硬貨の識別結果に基づいて、識別部12において識別された硬貨が入金可能硬貨(金種別硬貨収納部16に収納することが可能な硬貨)であるのか入金不能硬貨(金種別硬貨収納部16に収納することができない硬貨)であるのかを判定する。
識別部12において識別された硬貨が入金可能硬貨である場合、制御部40は、識別部12において識別された硬貨が金種別一時保留部141に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。金種別一時保留部141に放出された硬貨は、金種別一時保留部141に金種別に保留(収納)される。
一方、識別部12において識別された硬貨が入金不能硬貨である場合、制御部40は、識別部12において識別された硬貨が返却シュートCに放出されて入金リジェクト部15(中間集積部200)に導かれるように硬貨処理装置1の動作を制御する。返却シュートC1を経由して入金リジェクト部15に導かれた硬貨は、入金リジェクト部15に集積される。
このようにして、投入部11に投入された複数枚の硬貨が1枚ずつ処理されて金種別硬貨収納部16または入金リジェクト部15に搬送(放出)される。
そして、投入部11に投入された複数枚の硬貨の搬送が完了すると、制御部40は、入金処理の結果(例えば金種別一時保留部141に保留された硬貨の金種別の枚数や入金リジェクト部15に集積された硬貨の有無など)を示す画像と、硬貨処理装置1への硬貨の入金を承認してもよいかどうかを確認するための画像とを表示部412に表示させる。
硬貨処理装置1に対する硬貨の入金を承認するための操作(承認操作)が操作部411に与えられると、制御部40は、金種別一時保留部141に保留されている硬貨が金種別硬貨収納部16に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。金種別硬貨収納部16に放出された硬貨は、金種別硬貨収納部16に金種別に収納される。
一方、硬貨処理装置1に対する硬貨の入金を否認するための操作(否認操作)が操作部411に与えられると、制御部40は、金種別一時保留部141に保留されている硬貨が返却箱18に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。返却箱18に放出された硬貨は、返却箱18に収納される。
〔判別処理〕
次に、判別処理について説明する。制御部40は、判別処理などの各種処理を示す操作画面の画像を表示部412に表示させる。そして、操作画面に示された判別処理を選択するための操作が操作部411に与えられると、制御部40は、硬貨処理装置1において判別処理が行われるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
判別処理では、制御部40は、入金リジェクト部15(中間集積部200)に硬貨が残留していないことを条件として入金リジェクト部15をロック状態(硬貨を取り出すことができない状態)に設定する。そして、制御部40は、入金リジェクト部15から取り出された硬貨を投入部11に投入することを指示するための情報(投入指示情報)を出力する。この例では、制御部40は、記憶部43に記憶されている投入指示画面の画像(画像データ)を表示部412に出力し、表示部412は、投入指示画面(入金リジェクト部15から取り出された硬貨を投入部11に投入することを指示するための画面)の画像を表示する。
操作者は、入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積されている全ての硬貨(すなわち入金不能硬貨)を入金リジェクト部15から取り出し、入金リジェクト部15から取り出された硬貨の中に異常硬貨(例えば偽造硬貨やおもちゃの硬貨など)があるかどうかを目視で確認する。そして、操作者は、入金リジェクト部15から取り出された硬貨の中から異常硬貨を除外して残りの硬貨(例えば損貨や記念貨など)を投入部11に投入する。
入金リジェクト部15から取り出された硬貨が投入部11に投入されると、投入部11は、投入された硬貨を1枚ずつ搬送部13に繰り出す。投入部11から繰り出された硬貨は、撮像部120(この例では識別部12に搭載された撮像部120)において撮像されて入金リジェクト部15(中間集積部200)に搬送される。撮像部120により得られた硬貨の画像は、制御部40に送信される。制御部40は、撮像部120により取得された硬貨の画像を記憶部43に記憶する。このようにして、投入部11に投入された複数枚の硬貨が1枚ずつ処理されて撮像部120により得られた硬貨の画像が制御部40に送信される。
また、制御部40は、撮像部120により取得された硬貨の画像を表示部412に1枚ずつ表示させる。操作者は、表示部412に表示された硬貨の画像に基づいて、操作部411を操作して硬貨(表示部412に表示された硬貨)に関する情報を操作部411に入力する。操作者による操作により硬貨に関する情報が操作部411に入力されると、制御部40は、表示部412に表示された硬貨の画像(すなわち撮像部120により得られた硬貨の画像)と操作部411に入力された硬貨に関する情報とを紐付けて記憶部43に記憶する。
この例では、制御部40は、撮像部120により取得された1つの硬貨の画像(画像データ)と記憶部43に記憶された種別選択画面の画像(画像データ)を表示部412に出力し、表示部412は、その1枚の硬貨の画像を含む種別選択画面(図9参照)の画像を表示する。操作者は、操作部411を操作して表示部412に表示された種別選択画面に示された複数の硬貨の種別(図9の例では「記念貨」と「損貨」)と複数の金額(図9の例では11個の金額)の中から1つの種別と1つの金額を選択する。これにより、操作部411は、硬貨の種別および金額に関する情報を入力する。そして、制御部40は、表示部412に表示された硬貨の画像と操作部411に入力された硬貨の種別および金額に関する情報とを紐付けて記憶部43に記憶する。このようにして、撮像部120により得られた複数枚の硬貨の画像が1枚ずつ処理され、その硬貨の画像とその硬貨に関する情報とが紐付けられて記憶部43に記憶される。
そして、投入部11に投入された複数枚の硬貨について紐付け処理(硬貨の画像と情報とを紐付ける処理)が完了すると、制御部40は、判別処理の終了を承認してもよいかどうかを確認するための画像を表示部412に表示させる。
判別処理の終了を承認するための操作(承認操作)が操作部411に与えられると、制御部40は、入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積されている硬貨(判定硬貨)が判別硬貨収納部100に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。判別硬貨収納部100に放出された硬貨は、判別硬貨収納部100に収納される。
一方、判別処理の終了を否認するための操作(否認操作)が操作部411に与えられると、制御部40は、入金リジェクト部15のロック状態を解除し、入金リジェクト部15に集積された硬貨を取り出すことを指示するための情報を出力する。この例では、制御部40は、入金リジェクト部15に集積された硬貨を取り出すことを指示するための画像を表示部412に表示させる。そして、操作者は、入金リジェクト部15に集積された硬貨を取り出す。
〔実施形態1による効果〕
以上のように、複数枚の硬貨を投入部11に投入することができるので、複数枚の硬貨を硬貨処理装置1に投入して硬貨処理装置1に判別処理を行わせることができる。これにより、操作者が複数枚の硬貨を1枚ずつ硬貨処理装置の入金口(入金位置)に載置する場合よりも、操作者の負担(複数枚の硬貨を処理する際の操作者の負担)を軽減することができる。
また、入金処理において使用される投入部11や搬送部13を用いて入金不能硬貨の判別処理を行うことができる(すなわち投入部11や搬送部13を入金処理と判別処理とで兼用することができる)ので、判別処理専用の装置を用いて判別処理を行う場合(すなわち入金処理のための構成とは別に判別処理のための構成を設ける場合)よりも、装置の構成を簡潔にすることができる。
また、硬貨を金種別に収納する金種別硬貨収納部16とは別に、制御部40により画像と情報とが紐付けられた硬貨(判別硬貨)を収納する判別硬貨収納部100を設けることにより、判別硬貨を金種別硬貨収納部16とは異なる収納部(判別硬貨収納部100)に収納することができる。これにより、判別硬貨の管理を厳格に行うことができる。
また、入金リジェクト部15(中間集積部200)を設けることにより、撮像部120により撮像された硬貨を入金リジェクト部15(中間集積部200)に一時的に保留することができる。これにより、撮像部120により撮像された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)により入力された硬貨に関する画像とを紐付ける処理(紐付け処理)を連続して行うことができるので、操作者の負担を軽減することができる。
また、入金処理の後に判別処理を行うことにより、入金処理において入金リジェクト部15(中間集積部200)に搬送された硬貨(すなわち金種別硬貨収納部16に搬送されなかった入金不能硬貨)に対して判別処理を行うことができる。また、判別処理において入金リジェクト部15(中間集積部200)から取り出された硬貨を投入部11に投入することを指示するための情報を出力することにより、操作者が中間集積部200から硬貨を取り出して投入部11に投入するときに入金リジェクト部15(中間集積部200)から取り出された硬貨を操作者に目視で確認させることができる。これにより、硬貨に関する情報を操作者に正確に入力させることができる。
また、撮像部120を識別部12に搭載する(すなわち識別部12の撮像部を撮像部120として利用する)ことにより、撮像部120が識別部12に搭載されていない場合(撮像部120が識別部12と別体に構成されていている場合)よりも、硬貨処理装置1の部品点数を削減することができる。
また、判別硬貨(画像と情報とが紐付けられた硬貨)を判別硬貨収納部に100に収納することにより、手持ち管理の硬貨(すなわち硬貨処理装置1外で管理される硬貨)の枚数を削減することができる。これにより、不正や違算を防止することができる。また、銀行などの締め処理の時間を短縮することができる。
なお、入金リジェクト部15の近傍に発光部(例えばLEDなど、図示を省略)が設けられていてもよい。そして、制御部40は、入金リジェクト部15に集積された硬貨(すなわち金種別硬貨収納部16に収納することができない硬貨)がある場合に、入金リジェクト部15の近傍に設けられた発光部を点滅(または点灯)させるように構成されていてもよい。
また、記憶部43には、制御部40は、撮像部120により取得された硬貨の画像に基づいて硬貨に関する情報(種別や金額など)を推定し、その推定により得られた情報を操作部411に入力することを促すための情報を出力するように構成されていてもよい。例えば、制御部40は、撮像部120により取得された硬貨の画像に基づいてその硬貨が100円の記念貨である可能性が高いと推定すると、表示部412に表示される種別選択画面(図9参照)において「記念貨」という種別と「100円」という金額が強調表示される(または「記念貨」という種別と「100円」という金額が既に選択された状態で表示される)ように表示部412を制御してもよい。なお、このような推定は、種別毎および金額毎に予め準備された硬貨のサンプル画像と撮像部120により取得された硬貨の画像とを照合することで行うことが可能である。
(実施形態1の変形例1)
実施形態1の変形例1による硬貨処理装置1は、実施形態1による硬貨処理装置1と構成は同様であるが、制御部40の動作が異なっている。
実施形態1の変形例1では、制御部40は、入金処理(複数枚の硬貨を入金する処理)において、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が撮像部120において撮像され且つ識別部12において識別されて識別部12による識別結果に応じて金種別硬貨収納部16または入金リジェクト部15(中間集積部200)に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
また、実施形態1の変形例1では、制御部40は、入金処理の後に行われる判別処理において、入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積されている硬貨について撮像部120により取得された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)に入力された硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積されている硬貨が判別硬貨収納部100に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
〔入金処理〕
次に、実施形態1の変形例1における入金処理について説明する。実施形態1と同様、制御部40は、判別処理などの各種処理を示す操作画面の画像を表示部412に表示させる。そして、操作画面に示された判別処理を選択するための操作が操作部411に与えられると、制御部40は、硬貨処理装置1において判別処理が行われるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
実施形態1の変形例1の入金処理では、実施形態1と同様に、複数枚の硬貨が投入部11に投入されると、投入部11は、複数枚の硬貨を1枚ずつ搬送部13に繰り出す。投入部11から繰り出された硬貨は、識別部12に搬送され、撮像部120(この例では識別部12に搭載された撮像部120)において撮像されるとともに識別部12において識別される。識別部12による硬貨の識別結果と撮像部120により得られた硬貨の画像は、制御部40に送信される。制御部40は、撮像部120により取得された硬貨の画像を記憶部43に記憶する。
そして、実施形態1と同様に、制御部40は、識別部12による硬貨の識別結果に基づいて、識別部12において識別された硬貨が入金可能硬貨(金種別硬貨収納部16に収納することが可能な硬貨)であるのか入金不能硬貨(金種別硬貨収納部16に収納することができない硬貨)であるのかを判定する。
識別部12において識別された硬貨が入金可能硬貨である場合、識別部12において識別された硬貨は、金種別一時保留部141に放出されて金種別一時保留部141に金種別に保留(収納)される。一方、識別部12において識別された硬貨が入金不能硬貨である場合、識別部12において識別された硬貨は、返却シュートC1を通じて入金リジェクト部15に放出されて入金リジェクト部15に集積される。
このようにして、投入部11に投入された複数枚の硬貨が1枚ずつ処理されて金種別硬貨収納部16または入金リジェクト部15に搬送される。また、投入部11に投入された複数枚の硬貨が1枚ずつ処理されて撮像部120により得られた硬貨の画像が制御部40に送信される。
そして、実施形態1と同様に、投入部11に投入された複数枚の硬貨の搬送が完了すると、制御部40は、入金処理の結果(例えば金種別一時保留部141に保留された硬貨の金種別の枚数や入金リジェクト部15に集積された硬貨の有無など)を示す画像と、硬貨処理装置1への硬貨の入金を承認してもよいかどうかを確認するための画像とを表示部412に表示させる。硬貨処理装置1に対する硬貨の入金を承認するための承認操作が操作部411に与えられると、金種別一時保留部141に保留されている硬貨が金種別硬貨収納部16に放出されて金種別硬貨収納部16に金種別に収納される。一方、硬貨処理装置1に対する硬貨の入金を否認するための否認操作が操作部411に与えられると、金種別一時保留部141に保留されている硬貨が返却箱18に放出されて返却箱18に収納される。
〔判別処理〕
次に、実施形態1の変形例1における判別処理について説明する。実施形態1と同様、制御部40は、判別処理などの各種処理を示す操作画面の画像を表示部412に表示させる。そして、操作画面に示された判別処理を選択するための操作が操作部411に与えられると、制御部40は、硬貨処理装置1において判別処理が行われるように硬貨処理装置1の動作を制御する。なお、この実施形態1の変形例1では、入金処理において入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積された硬貨が装置外へ取り出されることなく判別処理が行われる。
実施形態1の変形例1における判別処理では、制御部40は、入金処理において記憶部43に記憶された硬貨の画像(すなわち入金処理において撮像部120により取得された硬貨の画像)を表示部412に1枚ずつ表示させる。操作者は、表示部412に表示された硬貨の画像に基づいて、操作部411を操作して硬貨(表示部412に表示された硬貨)に関する情報を操作部411に入力する。操作者による操作により硬貨に関する情報が操作部411に入力されると、制御部40は、表示部412に表示された硬貨の画像と操作部411に入力された硬貨に関する情報とを紐付けて記憶部43に記憶する。このようにして、撮像部120により得られた複数枚の硬貨の画像が1枚ずつ処理され、その硬貨の画像と硬貨に関する情報とが紐付けられて記憶部43に記憶される。
そして、入金リジェクト部15(中間集積部200)に集積された複数枚の硬貨について紐付け処理(硬貨の画像と情報とを紐付ける処理)が完了すると、制御部40は、判別処理の終了を承認してもよいかどうかを確認するための画像を表示部412に表示させる。判別処理の終了を承認するための承認操作が操作部411に与えられると、入金リジェクト部15に集積されている硬貨(判定硬貨)が判別硬貨収納部100に放出されて判別硬貨収納部100に収納される。一方、判別処理の終了を否認するための否認操作が操作部411に与えられると、入金リジェクト部15のロック状態が解除され、入金リジェクト部15に集積された硬貨を取り出すことを指示するための情報が出力される。例えば、入金リジェクト部15に集積された硬貨を取り出すことを指示するための画像が表示部412に表示される。そして、操作者は、入金リジェクト部15に集積された硬貨を取り出す。
〔実施形態1の変形例1による効果〕
以上のように、入金処理の後に判別処理を行うことにより、入金処理において中間集積部200に搬送された硬貨(すなわち金種別硬貨収納部16に搬送されなかった入金不能硬貨)に対して判別処理を行うことができる。また、判別処理において入金リジェクト部15(中間集積部200)から硬貨を取り出すことなく紐付け処理(撮像部120により取得された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)に入力された硬貨に関する情報とを紐付ける処理)を行うことができるので、操作者の負担を軽減することができる。
なお、入金リジェクト部15に対する物体(例えば操作者の手や硬貨など)の出し入れを検知する検知センサ(例えば光学センサ)が設けられていてもよい。そして、制御部40は、上記の通過センサの検知結果を監視し、入金リジェクト部15に対する物体の出し入れがないことを条件として判別処理の実行を許可するように構成されていてもよい。
(実施形態1の変形例2)
図10に示すように、入金リジェクト部15(中間集積部200)に撮像部51が設けられていてもよい。実施形態1の変形例2では、入金リジェクト部15には、硬貨を1枚ずつ投入するための投入口が設けられており、撮像部51は、投入口に投入された硬貨を撮像して硬貨の画像を取得するように構成されている。この例では、入金リジェクト部15には、投入口に投入された硬貨を入金リジェクト部15に繰り入れる繰入機構52(例えば搬送ベルト)が設けられており、撮像部51は、繰入機構52により繰り入れられる硬貨を撮像するように構成されている。
実施形態1の変形例2では、例えば、操作者は、入金処理において投入部11に投入された複数枚の硬貨のうち投入部11から繰り出すことができなかった硬貨(例えば大きく曲がった変形貨)を投入部11から取り出して入金リジェクト部15の投入口に手動で投入する。入金リジェクト部15の投入口に投入された硬貨は、繰入機構52により繰り入れられて撮像部51において撮像される。撮像部51により得られた硬貨の画像は、制御部40に送信される。
制御部40は、撮像部51から送信された硬貨の画像に基づいて、撮像部51において硬貨の画像が正常に取得されているか否かを判定する。撮像部51において硬貨の画像が正常に取得されていない場合(例えば撮像部51において取得された硬貨の画像が複数枚の硬貨が重なり合う画像である場合)、制御部40は、撮像部51により撮像された硬貨を入金リジェクト部15から取り出して入金リジェクト部15の投入口に再投入することを指示するための情報を出力する。例えば、制御部40は、撮像部51により撮像された硬貨を入金リジェクト部15から取り出して入金リジェクト部15の投入口に再投入することを指示するための画像を表示部412に表示させる。
撮像部51において硬貨の画像が正常に取得されている場合、制御部40は、撮像部51により取得された硬貨の画像を表示部412に表示させる。操作者は、表示部412に表示された硬貨の画像に基づいて、操作部411を操作して硬貨(表示部412に表示された硬貨)に関する情報を操作部411に入力する。操作者による操作により硬貨に関する情報が操作部411に入力されると、制御部40は、表示部412に表示された硬貨の画像(すなわち撮像部51により取得された硬貨の画像)と操作部411に入力された硬貨に関する情報とを紐付けて記憶部43に記憶する。
そして、入金リジェクト部15に投入された硬貨について判別処理(硬貨の画像と情報とを紐付ける処理)が完了すると、制御部40は、この判別処理の終了を承認してもよいかどうかを確認するための画像を表示部412に表示させる。
判別処理の終了を承認するための操作(承認操作)が操作部411に与えられると、制御部40は、入金リジェクト部15に集積されている硬貨(判定硬貨)が判別硬貨収納部100に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。一方、判別処理の終了を否認するための操作(否認操作)が操作部411に与えられると、制御部40は、入金リジェクト部15のロック状態を解除し、入金リジェクト部15に集積されている硬貨を取り出すことを指示するための情報を出力する。そして、操作者は、入金リジェクト部15に集積された硬貨を取り出す。
〔実施形態1の変形例2による効果〕
以上のように、入金リジェクト部15に撮像部51を設けることにより、入金処理において投入部11から繰り出すことができなかった硬貨(例えば大きく曲がった変形貨)について判別処理を行うことができる。
(実施形態2)
図11〜図13は、実施形態2による硬貨処理装置1の構成を例示している。実施形態2による硬貨処理装置1は、中間集積部200の構成が実施形態1による硬貨処理装置1と異なっている。実施形態2による硬貨処理装置1のその他の構成は、実施形態1による硬貨処理装置1の構成と同様となっている。
実施形態2による硬貨処理装置1では、中間集積部200は、中間集積部200に集積されている硬貨を判別硬貨収納部100と返却箱18とに選択的に放出するように構成されている。
図11および図12に示すように、実施形態2による硬貨処理装置1には、図4および図6に示した判別硬貨シュートC15の代わりに中間一時保留部60が設けられている。中間一時保留部60は、入金リジェクト部15から放出された硬貨を一時的に保留(収納)するように構成されている。また、中間一時保留部60は、その内部に一時的に保留している硬貨を判別硬貨収納部100と返却箱18とに選択的に放出するように構成されている。すなわち、実施形態2では、入金リジェクト部15と中間一時保留部60とが中間集積部200を構成している。
この例では、中間一時保留部60は、筒状に形成されている。中間一時保留部60の下端部は、開閉可能となっている。具体的には、中間一時保留部60は、その底面部60aが開閉可能となっている。そして、中間一時保留部60は、入金リジェクト部15の下方に位置する第1位置と、判別硬貨収納部100の上方に位置する第2位置と、返却箱18の上方に位置する第3位置とに移動するように構成されている。なお、この例では、中間一時保留部60の第1位置と第3位置とが同一の位置となっている。
中間一時保留部60の下端部を閉状態にして中間一時保留部60を第1位置に配置することにより、入金リジェクト部15から放出された硬貨を中間一時保留部60に一時的に保留することができる。また、中間一時保留部60を第2位置(または第3位置)に配置して中間一時保留部60の下端部を開状態にすることにより、中間一時保留部60に一時的に保留されている硬貨を判別硬貨収納部100(または返却箱18)に放出することができる。
〔実施形態2による効果〕
以上のように、中間集積部200に集積されている硬貨を判別硬貨収納部100と返却箱18とに選択的に放出するように中間集積部200を構成することにより、中間集積部200に集積されている硬貨を返却することができる。
(実施形態2の変形例)
図14および図15は、実施形態2の変形例による硬貨処理装置1の構成を例示している。実施形態2の変形例による硬貨処理装置1は、判別硬貨収納部100と中間集積部200の構成が実施形態2による硬貨処理装置1と異なっている。実施形態2の変形例による硬貨処理装置1のその他の構成は、実施形態2による硬貨処理装置1の構成と同様となっている。
実施形態2の変形例による硬貨処理装置1では、判別硬貨収納部100は、第1判別硬貨収納部101と、第2判別硬貨収納部102とを含んでいる。第1判別硬貨収納部101および第2判別硬貨収納部102は、それぞれ判別硬貨を収納するように構成されている。なお、第2判別硬貨収納部102は、第1判別硬貨収納部101とは異なる種別の判別硬貨を収納する。例えば、第1判別硬貨収納部101には、損貨に該当する判別硬貨が収納され、第2判別硬貨収納部102には、記念貨に該当する判別硬貨が収納される。
また、実施形態2の変形例による硬貨処理装置1では、中間集積部200は、中間集積部200に集積されている硬貨を第1判別硬貨収納部101と第2判別硬貨収納部102(この例では第1判別硬貨収納部101と第2判別硬貨収納部102と返却箱18)に選択的に放出するように構成されている。実施形態2の変形例では、実施形態2と同様に、入金リジェクト部15と中間一時保留部60とが中間集積部200を構成している。
なお、実施形態2の変形例では、中間一時保留部60は、入金リジェクト部15の下方に位置する第1位置と、第1判別硬貨収納部101の上方に位置する第2位置と、返却箱18の上方に位置する第3位置と、第2判別硬貨収納部102の上方に位置する第4位置とに移動するように構成されている。
中間一時保留部60の下端部を閉状態にして中間一時保留部60を第1位置に配置することにより、入金リジェクト部15から放出された硬貨を中間一時保留部60に一時的に保留することができる。また、中間一時保留部60を第2位置(または第3位置,第4位置)に配置して中間一時保留部60の下端部を開状態にすることにより、中間一時保留部60に一時的に保留されている硬貨を第1判別硬貨収納部101(または返却箱18,第2判別硬貨収納部102)に放出することができる。
なお、実施形態2の変形例では、損貨を対象とする判別処理と記念貨を対象とする判別処理とが区別して行われる。例えば、損貨を対象とする判別処理が行われる場合には、損貨に該当すると予測される硬貨(または損貨に該当すると予測される硬貨を含む複数枚の硬貨)が投入部11に投入され、記念貨を対象とする判別処理が行われる場合には、記念貨に該当すると予測される硬貨(または記念貨に該当すると予測される硬貨を含む複数枚の硬貨)が投入部11に投入される。すなわち、損貨を対象とする判別処理では、損貨に該当する判別硬貨(損貨を示す情報と紐付けられた硬貨)が中間一時保留部60に集積され、記念貨に該当する判別硬貨(記念貨を示す情報と紐付けられた硬貨)が中間一時保留部60に集積されることになる。そして、制御部40は、中間一時保留部60内に損貨に該当する判別硬貨と記念貨に該当する判別硬貨とが混在している場合や判別処理を取り止める場合などに、中間一時保留部60に集積されている硬貨が返却箱18に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
〔実施形態2の変形例による効果〕
以上のように、中間集積部200に集積されている硬貨を第1判別硬貨収納部101と第2判別硬貨収納部102とに選択的に放出するように中間集積部200を構成することにより、中間集積部200に集積されている硬貨(判別硬貨)を第1判別硬貨収納部101と第2判別硬貨収納部102とに振り分けることができる。これにより、判別硬貨を種別毎に管理することができる。
(実施形態3)
図16および図17は、実施形態3による硬貨処理装置1の構成を例示している。実施形態3による硬貨処理装置1は、中間集積部200の構成が実施形態1による硬貨処理装置1と異なっている。実施形態3による硬貨処理装置1のその他の構成は、実施形態1による硬貨処理装置1の構成と同様となっている。
実施形態3による硬貨処理装置1では、入金リジェクト部15の下端部は、開閉可能に構成されておらず常に閉塞されている。また、実施形態3による硬貨処理装置1には、図4および図6に示した判別硬貨シュートC15が設けられていない。
また、実施形態3による硬貨処理装置1では、任意一時保留部142は、搬送部13から放出された硬貨を一時的に収納するように構成されている。また、任意一時保留部142は、その内部に一時的に保留している硬貨を一括箱17と返却箱18と任意硬貨シュートC2と判別硬貨収納部100とに選択的に放出するように構成されている。すなわち、実施形態3では、任意一時保留部142が中間集積部200を構成している。
この例では、任意一時保留部142は、搬送部13の下方(具体的には複数の分岐孔のうち前方から2番目の分岐孔の下方)に位置する第1位置と、一括箱17の上方に位置する第2位置と、返却箱18の上方に位置する第3位置と、任意硬貨シュートC2の上方に位置する第4位置と、判別硬貨収納部100の上方に位置する第5位置とに移動するように構成されている。
任意一時保留部142の下端部を閉状態にして任意一時保留部142を第1位置に配置することにより、搬送部13から放出された硬貨を任意一時保留部142に一時的に保留することができる。また、任意一時保留部142を第2位置(または第3位置,第4位置,第5位置)に配置して任意一時保留部142の下端部を開状態にすることにより、任意一時保留部142に一時的に保留されている硬貨を一括箱17(または返却箱18,任意硬貨シュートC2,判別硬貨収納部100)に放出することができる。
実施形態3では、実施形態1と同様に、制御部40は、入金処理において、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が識別部12において識別されて識別部12による識別結果に応じて金種別硬貨収納部16に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。また、制御部40は、判別処理において、撮像部120により取得された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)に入力された硬貨に関する情報とを紐付ける。そして、制御部40は、判別処理において、任意一時保留部142(中間集積部200)に集積されている硬貨について撮像部120により撮像された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)により入力された硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、任意一時保留部142(中間集積部200)に集積されている硬貨が判別硬貨収納部100に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
なお、実施形態3では、制御部40は、入金処理において、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が識別部12において識別されて識別部12による識別結果に応じて金種別硬貨収納部16または入金リジェクト部15に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
そして、実施形態3では、制御部40は、入金処理の後に行われる判別処理において、入金リジェクト部15から取り出された硬貨を投入部11に投入することを指示するための情報を出力する。入金リジェクト部15から取り出された硬貨が投入部11に投入されると、制御部40は、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が撮像部120において撮像されて任意一時保留部142(中間集積部200)に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御する。
〔実施形態3による効果〕
実施形態3による硬貨処理装置1では、実施形態1と同様の効果を得ることができる。例えば、複数枚の硬貨を硬貨処理装置1に投入して硬貨処理装置1に判別処理を行わせることができるので、操作者が複数枚の硬貨を1枚ずつ硬貨処理装置の入金口(入金位置)に載置する場合よりも、複数枚の硬貨を処理する際の操作者の負担を軽減することができる。
なお、実施形態3において、制御部40は、実施形態1の変形例1と同様に、入金処理において、投入部11に投入されて投入部11から繰り出された硬貨が撮像部120において撮像され且つ識別部12において識別されて識別部12による識別結果に応じて金種別硬貨収納部16または任意一時保留部142(中間集積部200)に搬送されるように硬貨処理装置1の動作を制御するものであってもよい。
また、実施形態3において、制御部40は、実施形態1の変形例1と同様に、入金処理の後に行われる判別処理において、任意一時保留部142(中間集積部200)に集積されている硬貨について撮像部120により取得された硬貨の画像と操作部411(情報入力部)に入力された硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、任意一時保留部142(中間集積部200)に集積されている硬貨が判別硬貨収納部100に放出されるように硬貨処理装置1の動作を制御するものであってもよい。
(その他の実施形態)
以上の説明において、制御部40は、入金処理において硬貨処理装置1(具体的には金種別硬貨収納部16)に入金された収納に関する情報(入金情報)と判別処理において硬貨処理装置1(具体的には判別硬貨収納部100)に収納された硬貨に関する情報(判別情報)とを紐付けて記憶部43に記憶するように構成されていてもよい。すなわち、判別処理において判別硬貨収納部100に収納された硬貨は、入金処理において硬貨処理装置1に入金された硬貨として取り扱われてもよい。
また、以上の説明では、撮像部120により得られた複数枚の硬貨の画像が判別処理において1枚ずつ表示部412に表示される場合を例に挙げたが、制御部40は、撮像部120により得られた複数枚の硬貨の画像のうち2枚以上の硬貨の画像が表示部412に同時に表示されるように表示部412を制御するものであってもよい。
また、以上の説明では、判別処理において1枚の硬貨の画像と1つの情報(硬貨に関する情報)とが紐付けられる場合を例に挙げたが、制御部40は、複数枚の硬貨の画像に対して1つの情報(硬貨に関する情報)を紐付けるように構成されていてもよい。例えば、複数枚の硬貨の画像に対して複数枚の硬貨の合計金額(または合計枚数)に関する情報が紐付けられていてもよい。例えば、それぞれが10円の記念貨を示す3枚の硬貨の画像に対して、「30円」という合計金額に関する情報が紐付けられていてもよいし、「10円3枚」という合計枚数に関する情報が紐付けられていてもよい。
また、以上の説明では、撮像部120が識別部12に搭載されている場合を例に挙げたが、撮像部120は、識別部12に搭載されずに、識別部12と別体に構成されていてもよい。また、撮像部120は、硬貨の片面の画像を撮像するように構成されていてもよいし、硬貨の両面の画像を撮像するように構成されていてもよい。
また、以上の説明では、判別硬貨収納部100が一括箱17内に設けられている場合を例に挙げたが、これに限らず、判別硬貨収納部100は、一括箱17外に設けられていてもよい。
また、以上の説明では、硬貨処理装置1が出納機の一部を構成している場合を例に挙げたが、これに限らず、硬貨処理装置1は、出納機以外の機器(例えばオートキャッシャや硬貨釣銭機など)を構成するものであってもよい。
また、以上の説明では、入金リジェクト部15の底面部15aが開閉可能となっている場合を例に挙げたが、図18に示すように、入金リジェクト部15は、その側面部の下端部が開閉可能となっていてもよい。このように構成した場合も入金リジェクト部15の下端部を開閉可能にすることができる。他の構成(中間一時保留部60など)についても同様である。
また、以上の実施形態および変形例を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態および変形例は、本質的に好ましい例示であって、この発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、硬貨処理装置に有用である。
1 硬貨処理装置
10 筐体
11 投入部
12 識別部
120 撮像部
13 搬送部
14 硬貨一時保留部
141 金種別一時保留部
142 任意一時保留部
15 入金リジェクト部
16 硬貨収納部
17 硬貨一括箱
18 返却箱
19 袋
100 判別硬貨収納部
200 中間集積部
21 出金搬送部
22 出金識別部
23 出金箱
24 回収部
30 包装部
31 包装硬貨収納部
32 包装硬貨出金部
33 包装硬貨一括収納部
34 包装硬貨投出部
35 包装硬貨搬送部
41 操作表示部
411 操作部
412 表示部
42 印字部
43 記憶部
44 通信部
40 制御部
51 撮像部
52 繰入機構
60 中間一時保留部
101 第1判別硬貨収納部
102 第2判別硬貨収納部

Claims (8)

  1. 硬貨を処理する硬貨処理装置であって、
    複数枚の硬貨を1枚ずつ繰り出す投入部と、
    前記投入部から繰り出された硬貨を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される硬貨を撮像して該硬貨の画像を取得する撮像部と、
    前記撮像部により取得された前記硬貨の画像を表示する表示部と、
    前記硬貨に関する情報が入力される情報入力部と、
    前記撮像部により取得された前記硬貨の画像が前記表示部に表示されて該硬貨に関する情報が前記情報入力部に入力される判別処理において、該撮像部により取得された該硬貨の画像と該情報入力部に入力された該硬貨に関する情報とを紐付ける制御部とを備えている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記搬送部により搬送される硬貨を識別する識別部と、
    前記硬貨を金種別に収納する金種別硬貨収納部と、
    前記制御部により前記画像と前記情報とが紐付けられた硬貨である判別硬貨を収納する判別硬貨収納部とを備え、
    前記制御部は、前記複数枚の硬貨を入金する入金処理において、前記投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記識別部において識別されて該識別部による識別結果に応じて前記金種別硬貨収納部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記撮像部により撮像された硬貨を集積して該硬貨を前記判別硬貨収納部に放出するように構成された中間集積部を備え、
    前記制御部は、前記判別処理において、前記中間集積部に集積されている硬貨について前記撮像部により撮像された該硬貨の画像と前記情報入力部により入力された該硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、該中間集積部に集積されている硬貨が前記判別硬貨収納部に放出されるように前記硬貨処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記中間集積部は、その内部に集積されている硬貨を取り出し可能に構成され、
    前記制御部は、
    前記入金処理において、前記投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記識別部において識別されて該識別部による識別結果に応じて前記金種別硬貨収納部または前記中間集積部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御し、
    前記入金処理の後に行われる前記判別処理において、前記中間集積部から取り出された硬貨を前記投入部に投入することを指示するための情報を出力し、該投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記撮像部により撮像されて該中間集積部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  5. 請求項3において、
    前記制御部は、
    前記入金処理において、前記投入部に投入されて該投入部から繰り出された硬貨が前記撮像部において撮像され且つ前記識別部において識別されて該識別部による識別結果に応じて前記金種別硬貨収納部または前記中間集積部に搬送されるように前記硬貨処理装置の動作を制御し、
    前記入金処理の後に行われる前記判別処理において、前記中間集積部に集積されている硬貨について前記撮像部により取得された該硬貨の画像と前記情報入力部に入力された該硬貨に関する情報との紐付けが完了すると、該中間集積部に集積されている硬貨が前記判別硬貨収納部に放出されるように前記硬貨処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  6. 請求項4または5において、
    前記撮像部は、前記識別部に搭載されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項において、
    返却すべき硬貨を集積する返却箱を備え、
    前記中間集積部は、該中間集積部に集積されている硬貨を前記判別硬貨収納部と前記返却箱とに選択的に放出するように構成されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項において、
    前記判別硬貨収納部は、前記判別硬貨を収納する第1判別硬貨収納部と、該第1判別硬貨収納部とは異なる種別の前記判別硬貨を収納する第2判別硬貨収納部とを含み、
    前記中間集積部は、該中間集積部に集積されている硬貨を前記第1判別硬貨収納部と前記第2判別硬貨収納部とに選択的に放出するように構成されている
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
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