JP6206157B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には、硬貨格納箱の残留硬貨を確実に検知する硬貨処理装置に関する。
近年、店舗等に設置されたレジスターの硬貨を管理する硬貨処理装置が利用されている。硬貨処理装置は、硬貨投入口から硬貨を受け入れた後、硬貨認識を行って金種を判別する。そして、硬貨処理装置は、判別結果に応じて硬貨を選別し、金種に対応した排出口からダクト部へ落下させる。
このような硬貨処理装置は、選別された硬貨を金種別に集積する金種別出金箱を有する。当該金種別出金箱は硬貨処理装置から取り外し可能であって、操作者は取引終了後に金種別出金箱を硬貨処理装置から取り外して硬貨を集金する。
また、硬貨処理装置に関する技術としては、例えば下記特許文献1〜3が提案されている。
下記特許文献1では、硬貨計数後に金種別一時保留部に金種別に一時保留した硬貨を硬貨返却箱に金種別に収納するようにした硬貨処理装置が開示されている。また、下記特許文献2では、集積量が異なる第1集金箱および第2集金箱に集積された硬貨の取り出し位置を装置の上下方向で異ならせることで、様々な出金態様に対応できる出金箱を備えた硬貨処理装置が開示されている。また、下記特許文献3では、硬貨受け皿に収容された硬貨の残留検知が確実に行え、検知漏れ、計数ミスを防止し得る硬貨処理装置が開示されている。
特開2012−252603号公報 特開2013−122744号公報 特開平5−334520号公報
ここで、従来、金種別出金箱内に残された回収漏れの残留硬貨を一対のセンサにより検知していたが、検知可能な範囲が狭く、一定量の硬貨が光軸上に集積している場合にしか検知することができなかった。したがって光軸外に集積している硬貨や、硬貨1枚は検知できず、操作者による硬貨の回収漏れを確実に防ぐことができなかった。
また、上述したいずれの従来技術においても、金種別出金箱の残留硬貨を確実に検知することについては何ら言及されていない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、硬貨格納箱の残留硬貨を確実に検知することが可能な、新規かつ改良された硬貨処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨が格納される硬貨格納箱と、前記硬貨格納箱を通過する光軸上における硬貨の有無を検知するセンサと、を備え、前記硬貨格納箱は、底面を形成する第1の面と、側面を形成する第2の面と、前記第1の面および前記第2の面の間に位置する第3の面と、を有し、前記第1の面の短手方向の長さは、硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径の2倍未満である、硬貨処理装置が提供される。
また、前記第3の面は傾斜面であってもよい。
また、前記第3の面は曲面であってもよい。
また、前記第2の面および前記第3の面は、前記第1の面の長手方向に沿って設けられ、前記センサは、前記第1の面の長手方向上に光軸を形成してもよい。
また、前記センサは、前記底面から、前記硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も薄い硬貨の厚み分の高さ以下の範囲を通過する光軸を形成する第1のセンサを含んでもよい。
また、本発明の他の観点によれば、硬貨が格納される硬貨格納箱と、前記硬貨格納箱を通過する光軸上における硬貨の有無を検知するセンサと、を備え、前記硬貨格納箱は、底面を形成する第1の面と、側面を形成する第2の面と、前記第1の面および前記第2の面の間に位置する第3の面と、を有し、前記第3の面と前記第1の面の接続部は曲面である、硬貨処理装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、硬貨が格納される硬貨格納箱と、前記硬貨格納箱を通過する光軸上における硬貨の有無を検知するセンサと、を備え、前記硬貨格納箱は、底面を形成する第1の面と、側面を形成する第2の面と、前記第1の面および前記第2の面の間に位置する第3の面と、を有し、前記センサは、前記底面から、硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も薄い硬貨の厚み分の高さ以下の範囲を通過する光軸を形成する第1のセンサを含み、前記センサは、前記第1のセンサが形成する光軸より前記底面から高い位置であって、前記第1のセンサと前記底面の短手方向上で異なる位置に光軸を形成する第2のセンサを含む、硬貨処理装置が提供される。
また、前記第2のセンサが形成する光軸の前記底面からの高さは、前記硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径未満であってもよい。
以上説明したように本発明によれば、硬貨格納箱の残留硬貨を確実に検知することが可能である。
本発明の一実施形態による硬貨処理装置の内部構成の一例を示す概略図である。 出金箱の構成の一例を示す斜視図である。 従来の出金箱の装置セット時の概略構成図である。 従来の出金箱の引き出し時の概略構成図である。 第1の実施形態による出金箱の装置セット時の概略構成図である。 第1の実施形態による二金種出金箱の形状について説明するための図である。 第1の実施形態による金種別出金箱の形状について説明するための図である。 第1の実施形態による二金種出金箱において残留した硬貨が第1の面に滑落する様子について説明するための図である。 残留した硬貨の載置状態のパターンについて説明するための図である。 第3の面で停止する硬貨の状態について説明するための図である。 第2の実施形態による出金箱の形状について説明するための図である。 第3の実施形態による出金箱の形状について説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明は、以下本明細書において詳細に説明するような多様な形態で実施され得る。また、各実施形態による硬貨処理装置1は、
A.硬貨が格納される硬貨格納箱(金種別出金箱42、二金種出金箱42’)と、
B.前記硬貨格納箱を通過する光軸(L1〜L3)上における硬貨の有無を検知するセンサ(硬貨残留センサ53〜55)と、
を備え、
C.前記硬貨格納箱は、底面を形成する第1の面(421)と、側面を形成する第2の面(422)と、前記第1の面および前記第2の面の間に位置する第3の面(423)と、
を有する。
このような硬貨処理装置1について、まず硬貨処理装置1の基本的な構成を説明してから、各実施形態を参照して説明する。
<1.硬貨処理装置の基本構成>
(1−1.硬貨処理装置の構成)
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態による硬貨処理装置1の構成の一例について説明する。図1は、本発明の一実施形態による硬貨処理装置1の内部構成の一例を示す概略図である。なお、図1(b)は、図1(a)に示す硬貨処理装置1を右側面側から見た図である。
硬貨処理装置1は、店舗等に設置されたレジスターで取り扱われる硬貨を管理する。硬貨処理装置1は、硬貨を一括して受け入れた後、各硬貨の硬貨認識を行って金種を判別する。その後、硬貨処理装置1は、判別結果に応じて金種毎に硬貨を選別し、選別した硬貨を収納した後に出金する。
図1に示すように、硬貨処理装置1は、硬貨受領部10と、硬貨繰り出し部12と、硬貨認識部14と、硬貨選別部20と、リジェクト硬貨収容部26と、一時保留部30と、返却箱34と、金種別ホッパ36と、搬送ゲート38と、出金箱トレイフレーム40と、回収庫44と、制御ユニット90とを有する。
硬貨受領部10は、投入される硬貨Cを受ける部分である。硬貨受領部10は、硬貨処理装置1の上方、かつ前面側に位置する。硬貨受領部10は、硬貨が投入される投入口11を有する。投入口11は、硬貨を一括して投入し易いように、広く開口している。硬貨受領部10に投入された硬貨は、硬貨繰り出し部12に落下する。
硬貨繰り出し部12は、硬貨受領部10の下方に位置し、硬貨受領部10から落下した硬貨を一枚ずつ繰り出す。硬貨繰り出し部12内には、例えば回転円盤(不図示)が設けられている。硬貨繰り出し部12内の硬貨は、回転円盤が回転する際の遠心力により移動して、一枚ずつ硬貨認識部14へ繰り出される。
硬貨認識部14は、硬貨繰り出し部12から繰り出された硬貨の真偽、金種等の判別を行う。硬貨認識部14は、硬貨を認識するセンサを有し、センサで検出した硬貨の特徴に基づいて、硬貨の真偽、金種等を判別する。硬貨認識部14は、判別した硬貨を硬貨選別部20に搬送する。
硬貨選別部20は、硬貨認識部14による判別結果に基づいて、硬貨を選別して搬送する。硬貨選別部20は、リジェクト口21と、金種別排出口22a〜22fとを有する。硬貨認識部14において真貨で無いと判別された硬貨は、リジェクト口21を通過する。真貨であると判別された硬貨は、金種別排出口22a〜22fを通過する。
リジェクト硬貨収容部26は、リジェクト口21を通過した硬貨を収容する。リジェクト口21の下方には、リジェクト口21を通過した硬貨をリジェクト硬貨収容部26へ導くリジェクトシュートが配置(図1(b)に示す矢印Rのルートで配置)されている。リジェクト硬貨収容部26は、硬貨処理装置1の前面に開閉可能な扉28を有する。扉28が開いた際に、操作者はリジェクト硬貨収容部26を装置外へ引き出し可能である。
一時保留部30は、金種別排出口22a〜22fから排出された硬貨を、金種別に一時的に収容する。金種別排出口22a〜22fの下方には、金種別排出口22a〜22fから排出された硬貨を一時保留部30へ導くシュート51a〜51fが設けられている。例えば、シュート51aは、金種別排出口22aから排出された硬貨を下方に設けられた一時保留部30の保留部31aへ導く。
一時保留部30は、周囲の4面を囲むフレーム内を金種別に区切って直線状に並んだ金種別の収容部の一例である保留部31a〜31fを含む。保留部31a〜31fは、対応するシュート51a〜51fから導かられた硬貨を収容する。また、一時保留部30は、底部を成すガイド32に対して、図1(a)に示す矢印H及び矢印Sで示す方向に移動可能である。
返却箱34は、一時保留部30が矢印H方向に移動した際に、一時保留部30から落下する硬貨を収容する。返却箱34は、使用者によって硬貨処理装置1の正面から装置外へ引き出し可能になっている。
金種別ホッパ36は、一時保留部30が矢印S方向に移動した際に、一時保留部30から落下する硬貨を金種別に収納する。金種別ホッパ36は、金種別の保留部31a〜31fに対応するように直線状に並べられた複数の金種別ホッパ36a〜36fで構成されている。金種別ホッパ36a〜36fは、硬貨を一枚ずつ繰り出す繰り出し部も有する。
例えば、金種別ホッパ36a〜36fは、操作者により金種および枚数を指定した出金指示が行われると、指定された金種、枚数を金種別ホッパ36a〜36fから一枚ずつ繰り出し、金種別出金箱42a〜42fに集積させる。
搬送ゲート38は、金種別ホッパ36a〜36fの各々に対して設けられ、金種別ホッパ36a〜36fから繰り出された硬貨の搬送先を分岐する。搬送ゲート38は、搬送先として、図1の矢印Tで示すルートと矢印Uで示すルートとに分岐する。
出金箱トレイフレーム40は、出金される硬貨を金種別に収容する金種別出金箱42a〜42fを収納する。金種別出金箱42a〜42fには、金種別ホッパ36a〜36fから繰り出されて搬送ゲート38により矢印Tのルートで搬送された硬貨が金種別に収容される。また、出金箱トレイフレーム40は、装置本体に対して着脱可能に設けられている。
図2は、出金箱の構成の一例を示す斜視図である。図2に示すように、出金箱には、各金種別に集積可能な金種別出金箱42a〜42fと、図2(b)に示す金種を二種類に分別して集積可能な二金種出金箱42’a〜42’bとがある。例えば二金種出金箱42’a〜42’bを出金箱トレイフレーム40に入れて利用した場合、小額金種と高額金種のグループに分けて集積することができる。操作者は、使用用途に応じて金種別出金箱42a〜42fと二金種出金箱42’a〜42’bを入れ替えて使用することができる。
また、各出金箱は、個々に出金箱トレイフレーム40から取り出すことができ、直線状に並べて収納されている。また、各出金箱は、金種別ホッパ36a〜36fに対応して設けられている。
回収庫44は、回収される硬貨を収容する。回収庫44には、金種別ホッパ36a〜36fから繰り出されて搬送ゲート38により矢印Uのルートで搬送された硬貨が収容される。
制御ユニット90は、硬貨処理装置1の全体動作を制御する。制御ユニット90は、上述した各構成要素の動作を制御する制御部と、制御部が実行するプログラムや各種のデータを記憶する記憶部と、を有する。
(1−2.硬貨処理装置の動作)
次に、上述した構成を有する硬貨処理装置1の動作例について説明する。硬貨処理装置1の動作は、制御ユニット90の制御部によって実行される。すなわち、制御部が、記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、下記に説明する動作を実行する。
具体的には、まず、投入口11から硬貨受領部10に硬貨が一括して投入されると、投入された硬貨は、硬貨繰り出し部12の回転円盤(不図示)上に落下して集積される。その後、回転円盤が回転すると、回転円盤上の硬貨は、回転による遠心力を受けて移動し、硬貨認識部14へ一枚ずつ押し出される。
硬貨認識部14へ搬送された硬貨は、硬貨認識部14によって硬貨の真偽や金種が認識される。硬貨認識部14により異常と判断された硬貨(リジェクト硬貨)は、硬貨選別部20によりリジェクト硬貨収容部26に排出される。
一方で、硬貨が真貨である場合には、硬貨選別部20により、一時保留部30の対応する金種の保留部31a〜31fへ案内されて集積される。そして、一時保留部30のいずれかの保留部31a〜31fの集積量(集積枚数)が、予め設定されている設定量に達し、又は硬貨繰り出し部12が繰り出す硬貨が無くなると、硬貨の繰り出し処理を停止した後、一旦処理を終了する。
その後、制御ユニット90は、表示画面(不図示)に計数結果に基づく金種別の金額や合計金額等を表示させて、硬貨処理装置1の操作者に確認させる。操作者は、現在の処理が入金処理の場合には、表示画面中の操作ボタンにより硬貨の収納を選択入力する。すると、制御ユニット90は、一時保留部30をガイド32上から矢印S方向(図1)に移動させる。これにより、ガイド32上に集積された硬貨が、金種別ホッパ36a〜36fに落下して金種別に収納される。
一方で、硬貨を収納しない場合、現在の処理が計数処理の場合、及び入金処理中にジャムが発生した場合には、制御ユニット90は、一時保留部30をガイド32上から矢印H方向(図1)に移動させる。これにより、ガイド32上に集積された硬貨が、返却箱34へ落下する。
以上、本発明の一実施形態による硬貨処理装置1の基本構成および動作について説明した。ここで、上述したように、従来、金種別出金箱内に残された回収漏れの残留硬貨を一対のセンサにより検知していたが、検知可能な範囲が狭く、一定量の硬貨が光軸上に集積している場合にしか検知することができなかった。したがって光軸外に集積している硬貨や、硬貨1枚は検知できず、操作者による硬貨の回収漏れを確実に防ぐことができないという問題があった。以下、図3〜図4を参照して従来の出金箱の構成について具体的に説明する。
(1−3.従来の出金箱の構成)
図3および図4に、従来の出金箱の概略構成図を示す。具体的には、図3は、従来の出金箱の装置セット時の概略構成図であって、図3(a)に上面図、図3(b)に側面図を示す。図4は、従来の出金箱の引き出し時の概略構成図であって、図4(a)に上面図、図4(b)に側面図を示す。また、図3および図4に示すように、ここでは出金箱の一例として二金種出金箱420a、420bを用いる。
図3および図4に示すように、二金種出金箱420a、420bは、出金箱トレイフレーム400に収納されている。出金箱トレイフレーム400は、硬貨処理装置1の筐体と締結されている出金箱フレーム46に、スライドレール47を介して引き出し可能に接続される。
出金箱トレイフレーム400の前面部には、取っ手48が設けられる。操作者は取っ手48を掴んで、図4に示すように出金箱トレイフレーム400を装置外に引き出すことが可能である。また、操作者は、引き出した出金箱トレイフレーム400に着脱可能に収納された二金種出金箱420a、420bを取り出し、二金種出金箱420a、420bに金種別ホッパ36から出金されて集積された硬貨を回収する。
また、出金箱トレイフレーム400の奥側には、出金箱セット検知レバー49が設けられ、出金箱セットセンサ50により出金箱トレイフレーム400のセット状態が監視される。
また、出金箱フレーム46の奥側には、発光部430aが設けられ、出金箱トレイフレーム400の手前側には、受光部430bが設けられる。これら発光部430aおよび受光部430bから成る一対の硬貨残留センサ430は、装置にセットされた出金箱トレイフレーム400に収納される二金種出金箱420a、420b内に取り残された残留硬貨の有無を検知する。具体的には、発光部430aおよび受光部430bが形成する光軸が、直列に収納された二金種出金箱420a、420bの長手方向に沿って通過し、二金種出金箱420a、420b内の残留硬貨の有無を検知する。二金種出金箱420a、420b内に残留硬貨が無ければ正常終了し、残留があれば硬貨の取り忘れが操作者に通知される。
以上説明した従来の出金箱の構成では、発光部430aおよび受光部430bにより形成される光軸が、二金種出金箱420a、420bの底面付近であって、かつ底面幅の中央を通過する。したがって、二金種出金箱420a、420bの隅など光軸外に集積している硬貨や、光軸の高さより薄い硬貨が底面に水平状態で載置している場合は、硬貨残留センサ430により検知することができない。
このように、従来の出金箱の構成では、硬貨の回収漏れを確実に防ぐことができなかった。
また、確実に硬貨を検知するためには、出金箱底面の幅全てをカバーできるようにセンサを増やす必要があるが、出金箱底面の幅全てをカバーするほどセンサを増加すると装置コストが増加し、また、センサ基盤回路も増大する。さらに、センサコード追加によるコードルート配置の煩雑化が生じる等の問題が生じる。
そこで、本実施形態では、硬貨格納箱内の硬貨の有無を検知するセンサを設けると共に、硬貨格納箱の底面を形成する第1の面と側面を形成する第2の面との間に第3の面を設けることで、硬貨格納箱の残留硬貨を確実に検知することができる硬貨処理装置1を提案する。以下、このような硬貨処理装置1の硬貨格納箱(出金箱)について、複数の実施形態を用いて具体的に説明する。
<2.各実施形態>
(2−1.第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態による硬貨処理装置1に含まれる硬貨格納箱(出金箱)について図5〜図9を参照して説明する。
(構成)
図5は、第1の実施形態による出金箱の装置セット時の概略構成図であって、図5(a)に上面図、図5(b)に側面図を示す。ここでは出金箱の一例として二金種出金箱42’a、42’bを用いる。
図5に示すように、第1の実施形態による出金箱の構成は、従来の出金箱の構成と比較し、3対の硬貨残留センサ53、54、55を配置する点が異なる。より具体的には、図5(a)に示すように、本実施形態による出金箱フレーム46の奥側には発光部53a、54a、55aが設けられ、出金箱トレイフレーム40の手前側には受光部53b、54b、55bが設けられる。また、発光部53aおよび受光部53bから成る一対の硬貨残留センサ53は、二金種出金箱42’a、42’bの長手方向に沿って通過する光軸L1を形成し、発光部54aおよび受光部54bから成る一対の硬貨残留センサ54は、同方向に沿って通過する光軸L2を形成し、発光部55aおよび受光部55bから成る一対の硬貨残留センサ55は、同方向に沿って通過する光軸L3を形成する。
各光軸の高さは、図5(b)に示すように、光軸L2と光軸L1(ここでは光軸L1は光軸L2と同じ高さのため隠れている)が上方に配置され、光軸L3が下方に配置される。かかる光軸L1〜L3が通過する詳細な位置と、二金種出金箱42’a、42’bを代表して二金種出金箱42’aの形状について、図6を参照して以下具体的に説明する。
なお、図5に示す例では、発光部53a〜55aが出金箱フレーム46の奥側に設けられ、受光部53b〜55bが出金箱トレイフレーム40の手前側に設けられているが、各発光/受光部の位置は、それぞれ入れ替わってもよい。また、各発光/受光部を全て出金箱フレーム46の奥側に設け、出金箱トレイフレーム40の手前側には各発光部から発光された光を対応する各受光部に導くプリズムを設けてもよい。これにより、引き出し可能な出金箱トレイフレーム40の手前側に発光/受光部を複数配置した際のコードルートの配置を簡略化することができる。
図6は、第1の実施形態による二金種出金箱42’aの形状について説明するための図である。具体的には、図6(a)に、二金種出金箱42’aを長手方向から見た側面図を示し、図6(b)に二金種出金箱42’aを短手方向から見た正面図を示す。
図6(b)に示すように、二金種出金箱42’aは、底面を形成する第1の面421と、側面を形成する第2の面422と、第1の面421および第2の面422の間に位置する第3の面423と、から形成される。ここで、側面を形成する第2の面422および第3の面423は、第1の面421の長手方向に沿って設けられる。
第1の面421の短手方向の幅W3は、硬貨処理装置1において扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径の2倍未満である。例えば、最小硬貨の直径が20mmの場合、第1の面421の短手方向の幅W3は40mm未満で形成される。具体的には、例えば26.5〜30mmであってもよい。
第3の面423は、図6(b)に示すように傾斜面により形成され、当該傾斜面の傾斜角度は、硬貨が底部(第1の面421)に滑り落ちる傾斜角θとされる。これにより、1枚の残留硬貨が出金箱の隅に載置されることを防止し、回収漏れによる数量の硬貨を確実に底部(第1の面421)に集めることができる。
第1の面421の短手方向には、第4の面424が設けられる。第4の面424は、図6(b)に示すように、左右対称形状を有し、さらに硬貨残留センサ53〜55によりそれぞれ形成される光軸L1〜L3が通過するためのスリット孔57、58、59が設けられる。
スリット孔57、58には、硬貨残留センサ53、54によりそれぞれ形成される光軸L1、L2がそれぞれ通過する。本実施形態では、硬貨残留センサ53、54により、二金種出金箱42’a内に集積された硬貨の他、第4の面424にもたれかかって残留した1枚の硬貨を検知することが可能である。
また、スリット孔57、58は、硬貨残留センサ55が形成する光軸L3が通過するスリット孔59より底面(第1の面421)から高い位置であって、スリット孔59と底面(第1の面421)の短手方向上で異なる位置に設けられる。
より具体的には、スリット孔57、58の底面からの高さh1は、硬貨処理装置1において扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径未満である。例えば、最小硬貨の直径が20mmの場合、スリット孔57、58の高さh1は20mm未満で形成される。具体的には、例えば15mmであってもよい。また、硬貨処理装置1において穴が設けられた硬貨が扱われる場合、スリット孔57、58の高さh1は、最小径の硬貨の直径未満であって、穴開き硬貨が第4の面424に沿って垂直に載置された際の底面から硬貨の穴までの高さと異なる高さとされる。
また、スリット孔57、58の短手方向上の位置は、例えば底面(第1の面421)の短手方向の幅中心から左右対称の位置であって、中心から短手方向の幅W1、W2は、硬貨処理装置1において扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の半径未満である。例えば、最小硬貨の直径が20mmの場合、幅W1、W2は、それぞれ10mm未満である。具体的には、例え幅W1、W2は、それぞれ6.5mmであってもよい。
スリット孔59には、硬貨残留センサ55が形成する光軸L3が通過する。本実施形態では、硬貨残留センサ55により、二金種出金箱42’a内に集積された硬貨の他、第1の面421(底面)に水平状態で載置されて残留した1枚の硬貨を検知することが可能である。
スリット孔59は、図6(b)に示すように、底面(第1の面421)の短手方向の中央に設けられる。また、スリット孔59の幅は、例えば4mmであってもよい。スリット孔59の高さh2は、底面(第1の面421)から、硬貨処理装置1において扱われる硬貨のうち最も薄い硬貨の厚み分の高さ以下の範囲である。
以上、第1の実施形態による出金箱の構成について、二金種出金箱42’が用いられる場合を例に具体的説明した。なお、本実施形態は二金種出金箱42’が用いられる場合に限定されず、金種別出金箱42が用いられる場合も同様に構成される。金種別出金箱42が用いられる場合の構成を図7に示す。
図7は、第1の実施形態による金種別出金箱42aの形状について説明するための図である。具体的には、図7(a)に、金種別出金箱42aを出金箱トレイフレーム40の長手方向から見た側面図を示し、図7(b)に金種別出金箱42aを出金箱トレイフレーム40の短手方向から見た正面図を示す。
図7に示すように、金種別出金箱42aを用いた場合の構成は、図6を参照して説明した二金種出金箱42’を用いた場合と比較して、出金箱トレイフレーム40の長手方向に沿った側面部(第2の面422)の長さ以外は同様である。具体的には、金種別出金箱42aが、第1の面(底面)、第2の面(側面)、および第3の面により構成されることや、第3の面が傾斜面であること、また、スリット孔57、58、59の配置等が、図6に示す二金種出金箱42’を用いた例と同様である。
(動作)
続いて、以上説明した構成を有する第1の実施形態による出金箱を含む硬貨処理装置1の残留硬貨検知動作について説明する。硬貨処理装置1は、操作者から指定された枚数、金種の硬貨を全て二金種出金箱42’に出金し終えるか、二金種出金箱42’の容量に応じて設定された所定枚数の硬貨を出金すると、操作者に出金箱内の硬貨の取り出しを指示する画面を表示部に表示する。
操作者は、硬貨処理装置1の指示に従って、出金箱トレイフレーム40の取っ手48を持ち、引き出し方向J(図5参照)へ引っ張って二金種出金箱42’ごと出金箱トレイフレーム40を装置外に引き出す。そして、操作者は、装置外に引き出した出金箱トレイフレーム40から二金種出金箱42’を取り出し、二金種出金箱42’内の硬貨を回収する。
硬貨回収後、操作者は二金種出金箱42’を出金箱トレイフレーム40に戻し、出金箱トレイフレーム40を再び硬貨処理装置1にセットする。出金箱トレイフレーム40が装置内にセットされると、出金箱セット検知レバー49が出金箱セットセンサ50を遮蔽するので、硬貨処理装置1は、出金箱セットセンサ50により出金箱トレイフレーム40がセットされたことを判断できる。
出金箱トレイフレーム40がセットされると、硬貨処理装置1は、3対の硬貨残留センサ53〜55のON、OFFを確認して出金箱内に硬貨が残留しているか否かを確認する。ここで、3対の硬貨残留センサ53〜55による残留硬貨の検知について図8、図9を参照して説明する。
図8は、第1の実施形態による二金種出金箱42’aにおいて残留した硬貨Cが第1の面421(底面)に滑落する様子について説明するための図である。
図8に示すように、第1の実施形態による二金種出金箱42’aは、底面を形成する第1の面421と、二金種出金箱42’aの長手方向の側面を形成する第2の面422と、第1の面421および第2の面422の間に位置する第3の面423により構成され、第3の面423が傾斜面である。これにより、出金箱内に残留した硬貨Cは、図8に示すように、第2の面422から滑落して底面を形成する第1の面421に移動し、スリット孔59を光軸L3が通過するよう配置された硬貨残留センサ55により検知される。ここで、傾斜面により形成される第3の面423により第1の面421に移動する残留硬貨の載置状態は2パターン想定される。以下、図9を参照して説明する。
図9は、残留した硬貨C1、C2の載置状態のパターンについて説明するための図である。具体的には、図9(a)に、二金種出金箱42’aを長手方向から見た側面図を示し、図9(b)に二金種出金箱42’aを短手方向から見た正面図を示す。
出金箱内に残留する硬貨は、図9に示すように、第1の面421に水平状態に載置する硬貨C1のパターンと、第4の面424にもたれかかって垂直状態に載置する硬貨C2のパターンが想定される。本実施形態では、図9に示すいずれのパターンであっても、図6(b)を参照して説明した硬貨残留センサ53〜55の配置構成により残留硬貨を確実に検知することができる。以下、硬貨残留センサ53〜55の配置構成と、残留硬貨の検知との関係について具体的に説明する。
第1の面421の短手方向の幅W3は、図6(b)を参照して説明したように、硬貨処理装置1で扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径の2倍未満であって、スリット孔59が幅W3の中心に設けられる。したがって、図8および図9(b)に示すように、第1の面421のいずれの位置に硬貨C1が水平状態で載置していても、スリット孔59を通過する光軸L3を形成する硬貨残留センサ55により検知することができる。
また、スリット孔57、58は、図6(b)を参照して説明したように、スリット孔59より第1の面421から高い位置であって、スリット孔59と第1の面421の短手方向上で異なる位置に設けられる。これにより、図9(b)に示すように、第4の面424のいずれの位置に硬貨C2が垂直状態でもたれかかっていても、スリット孔57、58を通過する光軸L1、L2を形成する硬貨残留センサ53、54により検知することができる。
以上、出金箱内に残留している硬貨の検知方法について説明した。硬貨処理装置1は、出金箱内に硬貨が残留している場合、操作者に対して再度硬貨の取り出しを指示し、硬貨が残留していない場合、次の動作に移る。次の動作とは、指定された硬貨の枚数を出金し終えていれば出金動作の正常終了動作であって、指定された硬貨の枚数を出金し終えていなければ上述した動作を指定の枚数出金し終えるまで繰り返す動作である。
なお、金種別出金箱42が用いられる場合も同様に残留硬貨検知動作が行われる。
(効果)
以上説明したように、第1の実施形態では、出金箱内の硬貨の有無を検知する三対の硬貨残留センサ53〜55を設けると共に、出金箱の底面を形成する第1の面421と側面を形成する第2の面422との間に第3の面424を設け、当該第3の面424を曲面で形成することで、出金箱の残留硬貨を確実に検知することができる。
また、第1の実施形態では、出金箱の体積を増大させても硬貨残留センサを追加する必要はなく、第1の面421の幅W3、第3の面423の傾斜角度θ、およびスリット孔57〜59の配置を、図6(b)に示すような位置関係にすれば、3対の硬貨残留センサだけで出金箱内の残留硬貨を確実に検知でき、装置コストの削減やセンサコードの簡略化等の効果を期待できる。
また、上記効果は、二金種出金箱42’、金種別出金箱42のいずれを用いた場合も同様に得られる。
(2−2.第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、図10に示すように、硬貨Cが第3の面423に停止する場合も想定される。図10は、第3の面423で停止する硬貨Cの状態について説明するための図である。
図10に示すように、硬貨Cが第1の面421に滑落する際、硬貨Cが第1の面421に衝突する抵抗により第2の面422で停止すると、第1の面421に移動せず、いずれの硬貨残留センサ53〜55でも残留を検知できなくなってしまう。
そこで、第2の実施形態では、硬貨Cが第1の面421に滑らかに移動できる硬貨格納箱(出金箱)を提案する。以下、図11を参照して説明する。
(構成)
図11は、第2の実施形態による出金箱の形状について説明するための図である。図11に示すように、第2の実施形態による二金種出金箱42’a−2は、底面を形成する第1の面421と、側面を形成する第2の面422と、第1の面421および第2の面422の間に位置する第3の面423と、から形成され、さらに第3の面423と第1の面421の接続部(交差部)246が曲面である。
また、第1の面421の短手方向の幅W3や、スリット孔57〜59の配置構成は、図6を参照して説明した第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
また、図11に示す例では、出金箱の一例として二金種出金箱を用いるが、金種別出金箱を用いた場合も同様の構成であって、第3の面423と第1の面421の接続部(交差部)246が曲面で形成される。
(動作)
出金および残留検知の動作は第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(効果)
本発明の第2の実施形態では、上述したように、第3の面423と第1の面421の接続部(交差部)246を曲面で形成したことにより、硬貨が第3の面423(傾斜角θを有する傾斜面)から第1の面421(底面)に滑らかに移動することができる。これにより、第3の面423に硬貨が停止する可能性を低くする効果が期待できる。
(2−3.第3の実施形態)
上述した第1、第2の実施形態では、第3の面423を傾斜面で形成したが、本発明の出金箱の構成はこれに限定されない。例えば、図12に示すように、第3の面423’が曲面であってもよい。
(構成)
図12は、本発明の第3の実施形態による出金箱の形状について説明するための図である。図12に示すように、第3の実施形態による二金種出金箱42’a−3は、底面を形成する第1の面421と、側面を形成する第2の面422と、第1の面421および第2の面422の間に位置する第3の面423’と、から形成され、さらに第3の面423’は曲面により形成される。
また、第1の面421の短手方向の幅W3や、スリット孔57〜59の配置構成は、図6を参照して説明した第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(動作)
出金および残留検知の動作は第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(効果)
本発明の第3の実施形態では、上述したように、第3の面423’を曲面で形成したことにより、硬貨が第3の面423’から第1の面421に滑らかに移動することができる。これにより、第3の面423に硬貨が停止することなく、より確実に硬貨残留を検知することができる。
<3.まとめ>
以上説明したように、本発明の第1〜第3の実施形態によれば、硬貨格納箱の残留硬貨を確実に検知することが可能である。
より具体的には、本発明の第1の実施形態によれば、出金箱の底面に残留硬貨を滑落させるよう、底面を形成する第1の面421と側面を形成する第2の面422との間に第3の面423を設けることで、残留硬貨の位置を規制することができる。また、底面を形成する第1の面421の短手方向の幅を、硬貨処理装置1で扱う硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径の2倍未満にする。そして、第1の面421の長手方向に沿って通過する光軸を形成する三対の硬貨残留センサを、第1の面421上にどのような状態で載置している硬貨も検知可能な位置に配置することで、残留硬貨を確実に検知することができる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記各実施形態において、スリット孔53、55が真円、スリット孔55が長方形の形状で形成されているが、本発明はこれに限定されない。
1 硬貨処理装置
10 硬貨受領部
11 投入口
14 硬貨認識部
20 硬貨選別部
26 リジェクト硬貨収容部
30 一時保留部
34 返却箱
36 金種別ホッパ
38 搬送ゲート
40 出金箱トレイフレーム
42、42a〜42f 金種別出金箱
42’、42’a、42’a−2、42’a−3、42’b 二金種出金箱
421 第1の面
422 第2の面
423、423’ 第3の面
424 第4の面
426 接続部
44 回収庫
47 スライドレール
49 出金箱セット検知レバー
50 出金箱セットセンサ
53〜55 硬貨残留センサ
53a、54a、55a 発光部
53b、54b、55b 受光部
57、58、59 スリット孔
90 制御ユニット
L1、L2、L3 光軸
C、C1、C2 硬貨

Claims (8)

  1. 硬貨が格納される硬貨格納箱と、
    前記硬貨格納箱を通過する光軸上における硬貨の有無を検知するセンサと、
    を備え、
    前記硬貨格納箱は、底面を形成する第1の面と、側面を形成する第2の面と、前記第1の面および前記第2の面の間に位置する第3の面と、を有し、
    前記第1の面の短手方向の長さは、硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径の2倍未満である、硬貨処理装置。
  2. 前記第3の面は傾斜面である、請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記第3の面は曲面である、請求項1に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記第2の面および前記第3の面は、前記第1の面の長手方向に沿って設けられ、
    前記センサは、前記第1の面の長手方向上に光軸を形成する、請求項1に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記センサは、前記底面から、前記硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も薄い硬貨の厚み分の高さ以下の範囲を通過する光軸を形成する第1のセンサを含む、請求項に記載の硬貨処理装置。
  6. 硬貨が格納される硬貨格納箱と、
    前記硬貨格納箱を通過する光軸上における硬貨の有無を検知するセンサと、
    を備え、
    前記硬貨格納箱は、底面を形成する第1の面と、側面を形成する第2の面と、前記第1の面および前記第2の面の間に位置する第3の面と、を有し、
    前記第3の面と前記第1の面の接続部は曲面である、硬貨処理装置。
  7. 硬貨が格納される硬貨格納箱と、
    前記硬貨格納箱を通過する光軸上における硬貨の有無を検知するセンサと、
    を備え、
    前記硬貨格納箱は、底面を形成する第1の面と、側面を形成する第2の面と、前記第1の面および前記第2の面の間に位置する第3の面と、を有し、
    前記センサは、前記底面から、硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も薄い硬貨の厚み分の高さ以下の範囲を通過する光軸を形成する第1のセンサを含み、
    前記センサは、前記第1のセンサが形成する光軸より前記底面から高い位置であって、前記第1のセンサと前記底面の短手方向上で異なる位置に光軸を形成する第2のセンサを含む、硬貨処理装置。
  8. 前記第2のセンサが形成する光軸の前記底面からの高さは、前記硬貨処理装置において扱われる硬貨のうち最も径が小さい硬貨の直径未満である、請求項に記載の硬貨処理装置。
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