JPS5816647A - 乾燥天ぷら及びその製造法 - Google Patents

乾燥天ぷら及びその製造法

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JPS5816647A
JPS5816647A JP56114650A JP11465081A JPS5816647A JP S5816647 A JPS5816647 A JP S5816647A JP 56114650 A JP56114650 A JP 56114650A JP 11465081 A JP11465081 A JP 11465081A JP S5816647 A JPS5816647 A JP S5816647A
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tempura
oil
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coating
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Kazuhiro Onari
大成 一弘
Toshiyuki Nagata
永田 敏行
Tsuneo Nakajima
中島 恒雄
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Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 天ぷらは手軽で、しかも老幼の別なしに嗜好される高栄
養調理食品である。近年、食品油1−技術の革新に伴っ
て、その生産技術が進歩する一方、他方では嗜好の多様
化及び簡便さに月するニーズが増加した結果、いわゆる
インスタ/ト食品が多量生産されるようになり、とりわ
けカップ入りめんの消費社は莫大な量に達している1、
乾燥天ぷらは、このような実情を反映して、カップ入り
めんの具として多量生産、消費さJlている材料の一つ
であるが、従来のものは、ともすhば熱湯を注いだだけ
で忽ちふやけてしまし・、揚げ一一天ぷらのようなシャ
キラとした食感は望むべくもなかった。またその製造面
からりても、保存上好ましい水分歓の上限である水分1
 (190以Fにまで乾燥させるのが困難で、強いて乾
燥させようとすれば高周波乾燥又は凍結乾燥等の高価な
乾燥手段を用いる必要があり、これはD (+=r上の
問題はもちろん、省エネルギー的見地からも好ましくな
いものであった。
本発明は熱湯に浸漬してもンヤキツとした状態を保ち(
もちろんふやけたり、バラバラになったすせず)、かつ
保油力が大で油ダレが少く、またその製造面においても
、油喋時における水分の蒸発が良好であって、曲線のみ
で容易に水分10%未満にまで脱水させることのできる
天ぷら及びその製造法に関するものである。
本発明乾燥天ぷらの最も重要な特徴は、衣部分のpHが
50〜6J]であって、かつ全体の水分が10%以下で
あることである。このような特徴を有することにより、
本発明天ぷらは熱湯に浸漬しても喫食中良好な食感を保
つと共に、保存中も油が滲出しにくいという特長を有す
る。なお、本発明天ぷらは、以上の他に色彩がいわゆる
黄金色を呈し、外観的にも非常に優れたものである。
本発明製品を得るための衣液のpHは5()〜60の間
に在るのが良い。pHが60を越えると製品天ぶ゛  
 ら中の水分が急激に増加し、油媒だけでは10%以下
の水分を得ることができない。pHが60以下になると
やや酸味を感じるようになるが、その程度は僅かである
。しかしpH5,0未γ1′、盲こなると画法が増加す
る他、湯戻し後フヤヶる傾向が強くなり、従って食感も
低下する。下表(第1表)はpH調整剤として酢酸を用
いて衣液のpIIを(・r1々変化させたときの諸デー
タをボす。なお、試駆条件は以下のとおりであった。
小麦粉分離大豆Ωf白 小: フライ条件=180°Cの熱:油シャワーな:3()秒
間11′f布した後、155°Cの油中5分:3秒間油
 。
脱   油:油tI後、遠心処理して/!1」分45%
に脱油。。
湯戻し条件=9(fCの熱湯中5分間浸漬。
パネルテスト:水分10%以下のものについて実施、満
点を10点として評価。
第  1  表 上表から、pH5,7〜5.3の範囲では水分の蒸発が
困難な濃厚衣液を使用した場合でも対照区と殆んど同程
度の乾燥天ぷらが得られ、しかも湯戻しの際膨化の少い
良好な乾燥天ぷらの得られるこで水分が飛び易くなる原
因と思われる。多くの実験の結果から製品の水分を8%
以下に減じるためには衣液のpHを5.70又はそれ以
下にするのが好ましいことが判った。一方製品の着色は
衣液のpHが低下する程黄色が濃化する傾向を示す。
さらに、湯戻し後のサイズを浸漬前と対比すると、衣液
のpHが概ね6.40のときを界に膨張性が低下する傾
向が見られるが、pH4,95では再び膨張性が増加す
る傾向が見られる。下表(第2表)は衣液のpH変化と
製品の水分、色調及び湯戻し後のサイズの変化を示した
ものである。なお、この実験では、配合として天ぷら粉
60部、分離大q蛋白粉末5部、油揚砕片12部及び水
150部(以上重量)から成る衣液を用い、がっ、衣液
のpHiL4整剤として10%リン酸溶液を表示量どお
り添加した。また湯戻し後のサイズは、80mmφの円
板状に成形した製品を9cfcの熱湯中に3分間浸漬し
たとぎの計測値である。
第  2  表 本発明製品は重要な特徴として油の滲み出しが非常に少
いという特徴がある。、この特徴は、乾燥天ぷらをセロ
・・ン袋等に入れて長期保存する場合に大きな利点とな
る。下表(第3表)は第1表の実験(但し衣液のpHを
5.4に変更)において、脱油の程度を種々変更したと
きの油ダレを調べた結果である。因みに、本実験では栓
体を8ケづつポリエチレン袋中に入れ、ゴム輪で封じた
ものをsd’Cの恒温器中に3時間設置後、該袋の底部
への油滴耐着状況を肉眼で観察した。
第   3   表 実験結果が示すように、脱油後の油分が49%以下では
油グレが無視しうる程度に減少することが窺われる。こ
れに反し、衣液のpHが66である対照品は油45%ま
で脱油さハないと油ダシを予防できない。
本発明における衣液のpH調整剤としては可食性の有機
酸がすべて利用できるが、風味的には、グルタミン酸、
乳酸及び酢酸が籠も好ましい。
しかし油媒による水分の蒸発状態は、リンゴ酸、クエン
酸、コハク酸、フマール酸等の他種有機酸の場合も大差
はない。
以上データを挙げて説明したように、本究明によれば、
熱湯に浸漬しても良好な食感を有し、かつ保存中も油の
滲出が少い乾燥天ぷらが提供されるのみでなく、衣液の
濃度を高くしても水分の蒸発が良好であって、油媒のみ
で短時間内に8%以下の水分まで乾燥でき、しかも衣液
の流れが良好であるため型内に流しこむのが容易な乾燥
天ぷら及びその製造法が提供されるので、消費者及び生
産者の双方に大きな利益をもたらす。
本願発明における衣液は、従来品と同様に小麦粉を主体
とするものでよいが、既に出願人が特開昭54−157
847号公報で明らかにしたように、大豆蛋白が乾燥重
量として小麦粉に対し4〜17%の割合で含まれている
のも好ましい。大豆蛋白としては分離大豆蛋白が最良で
あるが1、その他濃縮大豆蛋白、豆乳粉末、全脂又は脱
脂大豆も利用できる。この大豆蛋白の添加により、得ら
れた乾燥天ぷらが湯戻しの際崩壊しにくくなり、湯戻し
所要時間も短縮し、かつ油戻し後の食感も向−ヒする。
衣材料に加えられる水の量は小麦粉(重量)少なすぎる
と、衣液の流動性が低下して型への流しこみが困鰺にな
る他、油焼時における水の蒸発も悪くなる。一方、水の
精が多すぎると、水の蒸発は速やかであるが、蒸発のた
め多量の熱量を必要とするのみでなく、第1表のデータ
が示すようr−[品の食感が低下してくる。
油暉の終った製(転)七多量の揚げ油が耐着している。
この油分は、当然いわゆる油グレの原因となるので、可
及的除されるのが好ましい。この油の除去は、油瑳の終
った製品を直ちに遠心分離機中に入れ、遠心処理するこ
とにより達成される。一般には、3000@程度の角速
度でlO〜3()秒程度遠心する。14品の油分は45
%以下に低下し、保存中における油ダレが殆んど又は全
く認められなくなる。
本発明に係る乾燥天ぷらは、公知の同神製品と同様に肉
、魚介、野菜等の種々の具を計A i!fる。適当な具
+3例えば魚介類、根菜、葉菜(特に香気の強いもの)
、果菜、ノリなどの生物又は乾燥物の全体父は粗切若は
細切物などである。
さらに衣液は必要に応じ種々の調味材料を含有ンニク紛
、スパイス、食塩、砂糖、ショウ油などが例示される。
以下実施例を掲げ発明実施の態様を説明するが、もちろ
んこれは単なる例示であって、5コ明の技術的範囲の内
包・外延を規制するものではない。
実施例 ト記の配合に従って衣液を作った。
天ぷら粉        60 部 分離大豆蛋白       5 油揚細片        12 食  均                    1
,7砂糖等調味料       225 タマネギ末         0.15小エビ粉末  
      0.35 フレーバー、香辛料       0.7水     
               150酢  酸   
                0.3以」二の原木
−Iの中、先つ酢酸を水に溶かし、撹拌しながら、この
中に順次天ぷら粉と分離大豆蛋白、油揚細片以外の他の
材料を、最後に油揚細片を加えて、混練し衣液(pH5
,40)を作成した。この衣液を27.1gづつ直径8
0mmφの型に流しこみ、180℃の熱油を30秒間シ
ャワー状に注ぎかけた後、155°Cに加熱された油中
で5分間フライし、その後、油中から引き上げて35秒
間遠心説油して製品を得た。製品である乾燥天ぷらは、
油分4577%、90℃の熱騙中3分間湯戻ししたとき
の直径88mmφ、50℃、3時間の保存テストでは全
く油ダ[/が認められず、60°C,3時間の条f’l
:で3検体中2検体に僅かの油グレが認められた程度で
あり、しかも湯戻し後の食感は非常に良好であった。
特許出願人  不二製油株式会社 イ、・−一′誉 代 理 人   弁理士 門 脇  h’r:、れ、:
i;5″゛!′i’*’:*弓(パ □ 手 続 補 正 書(自発) 昭和56年 7月31日 昭和  年     願第     号2、発明の名称
1乾燥天ぷら及び−そめ製造法3 補正をする者 事件との関係 出願人

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  衣部分のpHが580〜60で、かつその水
    分が10%以ドである乾燥天ぷら。
  2. (2)  衣部分が大豆蛋白を含む特許請求の範囲第(
    1)項記載の乾燥天ぷら。
  3. (3)  油分が50%以下である特許請求の範囲第(
    1)項記載の乾燥天ぷら。
  4. (4)  天ぷら素材をpH5,0〜60の衣液中に浸
    漬後、油媒のみにより水分を10%以下にまで減少させ
    ることを特徴とする乾燥天ぷらの製造法。
  5. (5)  衣液が小麦粉の他に大豆蛋白を含み、かつ水
    分の琶が小麦粉重量に対し17〜22倍、大豆蛋白に対
    し4倍である特許請求の範囲第(4)項記載のぐ°1天
    ぷらの製造法。
  6. (6)  油媒後、油分が50%以下になるまで脱油さ
    れる特許請求の範囲第(4)項記載の乾燥天ぷらの製造
    法。。
JP56114650A 1981-07-21 1981-07-21 乾燥天ぷら及びその製造法 Granted JPS5816647A (ja)

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JPS6310987B2 JPS6310987B2 (ja) 1988-03-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035390U (ja) * 1989-05-29 1991-01-18
JP2020124140A (ja) * 2019-02-04 2020-08-20 日清食品ホールディングス株式会社 即席食品用乾燥天ぷらの製造方法

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