JPS58163957A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPS58163957A
JPS58163957A JP57046347A JP4634782A JPS58163957A JP S58163957 A JPS58163957 A JP S58163957A JP 57046347 A JP57046347 A JP 57046347A JP 4634782 A JP4634782 A JP 4634782A JP S58163957 A JPS58163957 A JP S58163957A
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JP
Japan
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voice
paper
key
machine
copying
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Pending
Application number
JP57046347A
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English (en)
Inventor
Masao Hosaka
昌雄 保坂
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58163957A publication Critical patent/JPS58163957A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複写機のコピ一枚数カウントの音声ガイダン
スに係り、特に、複写機の複雑な故障解析を現場ででき
るようにするとともに、現場で修復できない場合には診
断カードにデータを書き込んでサービスステーンョンに
持ち帰ったり、送ったりできるようにし、もって、複写
機のメンテナンスを容易にしたものである。
近年、半導体技術の進歩により音声をデジタルで半導体
メモリへストアしておくことが可能になった。本発明は
、この半導体技術の進歩によって可能となったもので、
従来、表示パネルで行っていた操作上のコマンド、警告
等を音声で行うようにして操作性の向上を図るとともに
、オペレータの負荷を軽減したものである。一般的に、
音声合成の場合、メモリ節約のための工夫がなされてお
り、各種の方式が提案されているが、第1図に、音声分
析/合成処理手順を一般化した形を示す。
第1図において、1は分析装置、2はメモリ、3は合成
装置で、まず、自然の音声を分析装置1で分析して音声
データに変換するが、その際にデータの圧縮が行われる
のが普通である。このようにして変換された音声データ
はメモリに入れられた、合成の際、該データがメモリか
ら取り出され、分析の場合と逆の過程によって音声信号
に再生される。この合成方式は、波形符号化(PCM)
方式、LPC(線形予測符号化)方式、及び、その一種
であるPARCOR(PARTIAL AUTOCOR
RE−LATION)方式に大別されるが、このPAR
COR方式は、音声の特徴を利用してパラメータ化する
方式である。このPARCOR方式Wより波形符号化方
式の方が合成回路が簡単になるが、データの圧縮度は大
きくない。また、パラメータ化方式は、データ圧縮度は
大きいが回路構成が複雑になる。
一般的には、音声に自然さが要求される電話応答や場内
放送では波形符号化(PCM)方式が主である。合成音
声の品質の評価は難かしく、例えば、再生機器や部屋の
大きさ、聞く人の主観等によって変わるが、一般的には
、データ量(ビット/秒)が減るにつれて人工的な声(
プラスチックな声)になる。
第2図は、有声音の発声過程をモデル化したもので、声
帯を閉じると肺からの呼気圧がだんだん高まり、ついに
、声帯を押し開いて空気が流れ出す。すると、呼気圧が
減衰し、再び声帯が閉じる。
このような動作の繰り返しで第2図(4)に示すような
インパルス音波が発生する。このインパルスの周波数は
男性で100〜150Hzとされており、これをピッチ
周波数と呼び、図には、ピッチ周期をTで表わしである
。このようなピッチ周波数を有する音源が声道M(第2
図(B)参照)を通して実際に口から放射されると、そ
の音声は第2図(C)に示すように複雑な波形となる。
第3図は、第2図に示したモデルを周波数領域で見たも
ので、第3図(A)は、ピッチ周波数を100Hzとし
た時の音源のスペクトルで、これが、第3図(B)に示
すような周波数特性を有する声道を通ることにより第3
図(C)に示すような周波数スペクトルに複雑なピーク
が現われる音声波形となる。このピークを周波数の低い
方から第1フォルマント、第2フォルマント、第3・・
・・・と呼び、有声音の音声のちがいは各フォルマント
の周波数で決まる。
また、子音などはフォルマントが時間的に変化する。
フォルマントの合成方法は、上述の原理に基づいて、第
3図(B)に示したような周波数特性を持つフィルタを
用いて音声を合成する方法である。
LPG(LINEAR PREDICTIVE COD
ING)方式も第2図に示したような発生モデルに基つ
いた方式で、声道(第2図(B)参照)に対応する部分
には8〜12次のデジタルフィルタを用い、音源には、
有声音に対してはパルスを、無声音に対しては白色雑音
を用いる。音声データはフィルタの係数(8〜12個)
、ピッチ周波数、有声/無声、音声振幅等のパラメータ
で表わされるが、実用的には、フィルタの安定性が良い
ため、LPCの一種であるPARCOR方式がよく使用
される。これらの音声合成システムは各社半導体メーカ
より発表されているが、その大半は専用メモりの少いP
ARCOR方式を採用しており、通常、音声合成チップ
、スピーチメモリ、それに、コントローラの3チツプで
構成さ扛ている。
第4図は、TI社の音声合成システムの構成例を示す図
で、同図に示す3チップ音声合成システムはTMS51
00のクロックに同期して動作が行われる。第4図にお
いて、TMS5100にコンデンサと抵抗を付加して発
振周波数を決めると、CPUCLKは1/2分周出力、
ROMCLKは1/4分周出力となって同期運転さnる
。TMS5100とTMS6100は4本のアドレス/
データライン(ADD8はシリアルデータ出力を兼ねる
)と、2本のコントロールライン(I0は音声データ読
込用に、I1はアドレス・ロード用に主に使用さする)
で接続され、TMS5100とTMS1000は4本の
コントロール・データライン(CTL1、CTL2、C
TL4、CTL8)と、1本のプロセノサーテータクロ
ック(PDC)で接続されており、基本動作としては、
第5図に示すように、TMS1000からのロード・ア
ドレス指令により、TMS5100はTMS6100に
音声開始番地を指定し、音声出力指令により、遂次、パ
ラメータデータを読出して音声を生成し、音声終了信号
全検出して音声出力を停止する。TMS5100は、線
形予測符号化方式による音声合成LSIで、格子型フィ
ルタを中心に構成されており、その基本ブロック図は第
6図に示す通りである。
第6図において、4はパラメータの入力レジスタ、5は
パラメータRAM、6はデコード・テーブルROM、7
はデコードロジック及び条件ラッチ回路、8は補間コン
トロール回路、9はパラメータの補間ロジック旧1路、
10は駆動信号発生器、11はデジタル格子フィルタ、
12はD/A変換器、13は音声増幅器で、駆動信号の
形式としては周期パルス(有声音)及び白色雑音(無声
音)で構成され、この駆動信号、増幅度、及び、フィル
タ係数等が符号化データとしてマスクROM(TMS6
100)に記憶される。有声音の場合、駆動信号のパル
ス列の周波数として、ピッチデータを設定し、無声音の
場合はゼロとなる。音声合成用のパラメータは12個あ
り、この12個のパラメータに対するコーディング・テ
ーブルはチップ内のROM上に置かれ、このROMは、
パラメータを読込み格納し、かつ、デコードする回路上
にある。このパラメータは25mSの周期で更新される
が、1つの更新期間から次へと移る時スムーズに変化す
ることが望ましいため、12個のパラメータ全部に対し
てフレーム内の8点において近似的に直線的補間をとる
論理回路を持っており、パラメータは、パラメータ・カ
ウンタによって選択された時、一度に1つずつ補間され
る。この補間を行う論理回路には、パラメータRAMを
用い、RAMに符号化されて記憶されている現在のパラ
メータ値と次のパラメータ値、すなわち目標値とから新
しいパラメータを計算する。格子型フィルタは実際には
10段構成(10次LPC又はLPC−10と呼ばれて
いる)で、各段(第10段を除く)では2つのテジタル
入力に対して乗算2回、加算2回を行い、その結果を隣
接する前段へ送り、10段の各段における演算も、各段
内における4回の演算も、順を追って実行する。以上に
、音声合成システムを3チップで構成した例について説
明したが、近年の半導体技術の急速な進歩によってこれ
らの3チップをワンチップで構成したものも実現してお
り、これは当然に3チップ構成のものより安価であるか
ら本発明を実現するのに適している。なお、ワンチップ
のものも3チップのものも原理的には全く同じであるが
、ワンチップでワード数が足りない場合には、外付けで
スピーチROMを増設して拡張することが可能であり、
また、ワンチップ構成のものでも20〜30Secの語
長を有しているから、通常の普及層向の複写機にはこの
ワンチップ構成のもので十分で、メモリを増設すれば、
語長を60Sec、90Seeと伸ばすこともできる。
また、ワンチップの音声合成器は、CMOSプロセスで
あり、電源ダウン時はバッテリから給電され、停電時の
報知も可能であるから、複写機のトラブル時のガイダン
スに都合がよい。
第7図は、ワンチップ音声合成器の電気的ブロック線図
、第8図は、そのワンチップ構成図を示すが、第8図に
は、ワンッチップ音声合成器20に複写機制御用のマイ
クロコンピュータ40と拡張スピーチROM41を増設
した例を示す。この第7図及び第8図に示した例は、日
立製HD61885を使用した例を示し、第7図におい
て、21はインターフェース回路、22はコントロール
回路、23はアドレステーブルROM、24は音声パラ
メータROM(32Kビット)、25は補間回路、26
はデジタルフィルタ(15ビット精度)、27はピッチ
カウンタ、28は有声音源、29は無声音源、30はク
リップ回路、31はD/A変換器(9ビット)で、その
特徴は、次の通りである。
低消費電力 CMOSプロセスの採用のほか、スタンバイモードを備
え、低消費電力を実現化している。電源は5V単一電源
(3.6Vminまでの動作可能)である。
1チップシステム PARCOR形音声合成器、9ピットD/A変換器、そ
れに32ビットの音声データ用ROM(発声時間26秒
max)を内蔵しており、1チップでの発声が可能であ
る。
拡張性 発声時間の拡張は、専用音声ROM(HD44881:
128KビットCMOSマスクROM)外付けで容易に
行える。1個のROMで100秒maxの発声時間で、
最大16個まで直接接続できる。発声語数は、エンコー
ダ(63語max)、或いはマイクロコンピュータ(語
数無制限)を用いて拡張できる。
高音質 各種ビットレートの選択(1.25〜9.9Kビット/
sec)が可能で、用途に応じて高音質を得ることがで
きる。また、新たに、音源部、補間部等に独自の工夫を
取り入れ、一層の音質向上を図っている。
本発明は、上述のごとき音声合成システムを使用し、音
声ガイドによって複写機のユーザメンテナンスを促進す
るようにしたもので、機械が何らかの障害で停止したよ
うな場合、音声ガイドによってユーザに修復させるよう
にし、もって、複写機のメンテナンスの容易化及びコス
トの低廉化を図ったものである。すなわち、機械が何ら
かの障害で停止した場合、ユーザによって修復できない
時は、サービスマンコールを行っているが、修理までの
時間はばかにならず、少しぐらいのトラブルであったら
ユーザ自身によって修復した方が早いし、メーカ自身も
サービスコストの低減化が可能であるが、本発明は、こ
のようなユーザによる修復を音声ガイドによって可能に
したものである。
更には、本発明は、近年著しく技術の発展をみたCMO
S、ローパワーの音声合成器を採用し、停電時において
もガイダンスを可能にし、ユーザ自身によるメンテナン
スを向上させたものである。
なお、本発明による複写機は、音声認識装置を具備し、
特定話者(登録してある音声)によるコマンドを可能に
している。
第18図は、本発明による複写機の概略全体構成図で、
図中、101は給紙カセット、102は給紙ローラ、1
03はレジストローラ、104は転写コロナ発生器、1
05は転写ランプ、106は感光体ドラム、107はク
リーニング部、108は除電ランプ、109はチャージ
コロナ発生器、110はファイバレンズ、111は螢光
灯、112はイレースランプ、113はトナーホッパー
、114は現像部115は、メインモータ、116はバ
キュームモータ、117は搬送ベルト、118は定着ロ
ーラ、119は排紙ストッカー、120はファンモータ
、121は原稿台で、本機械は極めて小型なポータプル
可能なPPC複写機である。
また、原稿台は移動形で光源には螢光灯を2本使用して
おり、原稿の像はファイバーレンズアレーを通して感光
体面上に結像されるようになっている。なお、螢光灯は
感光体(OPC、有機半導体)とマッチングがとられて
おり、グリーン光、ピーク発光波長は543μmである
。感光体ドラムは極めて小型(25φ)で、この上に原
稿の像が結像され、スキャンされた原稿上の潜像を作る
が、1枚のコピーを得るのに複数回の回転を行い、感光
体上において、帯電、露光、転写、除電がくり返される
給紙搬送系は直線的な動きを行い、無理がないので、ジ
ャム等は極めて少く、簡易普及型複写機として障害を極
めて少くしてある。
今、コピースタートスイッチがオンされると、照明灯で
ある螢光灯がオンし、帯電コロナが付勢され、コロナ放
電が開始される。また、メインモータの回転によって感
光体ドラムも回転し、OPC感光体上に一様に電荷が帯
電される。メインモータの回転軸と同軸上にエンコーダ
が設けられており、メインモータが回転すると、このエ
ンコーダよりクロックパルスが発生し、制御回路はこの
タイミングパルスを読みながらシーケンスを進めていく
。所定のプリ露光、プリチャージの後、スキャニング用
パルスモータが回転して原稿台が動き出す。パルスモー
タは与えられたパルスに対して0.9°回転するもので
、パルス数に応じてモータの回転数を制御することがで
きる。従って、本発明においては、原稿台のスキャニン
グにパルスモータを使用し、紙サイズに応じたスキャン
を行っており、フルスキャン、ハーフスキャン、或いは
、その中間のスキャンが給紙された用紙サイズに応じて
行われる。一方、給紙カセットより給紙搬送された用紙
は、レジストローラの所でタイミングの指令があるまで
待機しているが、この給紙された用紙は、給紙力セント
の出口の所でフォトセンサによってサイズが検知される
第9図は、紙50の大きさとフォトカプラアレー51の
関係を示したもので、片側を基準ラインRにとれば、紙
50の上又は下より反射型のフォトカプラP1〜P4を
図のように並べておけば、紙の線速度とタイミングパル
スの周期から紙の長さをカウントできる。なお、第10
図は、フォトカプラP1(P2〜P4も同じ)の概略構
成図で、該フォトカプラは発光素子Paと受光素子Pb
とから成り、周知のように、発光素子Paからの光を用
紙50で反射し、その反射光全受光素子Pbで受けて用
紙50の有無を検出するものである。例えば、今、タイ
ミングパルスが10msecの周期、線速度が100m
mの機械とすると、紙の走行距離の分解能は100×1
0×10−3=1mmである。今、P1、P2、P3、
P4とも全てH(反射光即ち紙があること)で、その間
にパルスが210回あったとすると、用紙のサイズをA
4と判定することができる。同様に、P1、P2、P3
がHで、P4がLの時、その間にパルスが180回あっ
たとすると、その時は、用紙のサイズをB5と判定する
ことができる。この様にして用紙のサイズ全搬送径路中
に検出して用紙サイズの長さに合ったスキャンを行う。
即ち、スキャンバックのタイミングを用紙の長さを検出
して行う所に特徴がある。第17図に示した複写機の場
合、紙サイズ検知のフォトカプラアレーは給紙カセット
の出口の所に配置されしており、レジストローラの所で
給紙された紙は一旦ストップするが、A3のように長い
紙の場合、紙の末端がサイズ検知フォトカプラアレー上
にある場合かあり、このような場合は、A3と判定して
フルスキャンを行う。レジストローラの近くには、レジ
スト用紙センサのフォトカプラがあり、長い紙の場合、
双方(サイズ検知とレジストセンサ)のセンサがHの状
態となるが、所定のタイミングを経過してもHの状態が
続いた場合には、ジャム又はスリップ等によって紙送り
が不能になったものと判定する。
以上に、用紙の長さを検知してスキャンバックを行つメ
カニズムを説明したが、スキャンのリターンは、パルス
モータが停止し、リターンスイッチが入り、メインモー
タを動力源としてスキャン時の倍のスピードでホームポ
ジションにリターンする。
ファイバーレンズによって結像された像が、チャージコ
ロナによって均一に帯電された感光体ドラム上に露光さ
れ、潜像が作像される。イレースランプは用紙のサイズ
検知に応じて画像の先端、像の乗っていないサイド、及
び、後端のイレース(除電)を行う。そして、現像部で
潜像にトナーをふりかけて現像化し、転写部でレジスト
ローラで待機していた用紙が所定のタイミングで先端合
わせされ、像の転写が行われる。転写コロナは帯電コロ
ナより若干高めの(帯電コロナマイナス5.7KVに対
して転写コロナマイナス6.0KV程度)電位を与える
。更に、転写用ランプを照射して感光体上の除電、紙の
除電も合わせて行い、転写の効率を向上させている。転
写を終った感光体はクリーニング部でトナーの清浄を行
い、更に、除電ランプを照射して感光体上の除電を行っ
て感光体ドラムの清浄を完全なものにして次の帯電に備
える。
一方、転写の終った用紙はバキュームモータの負圧で搬
送ベルト上に密着して定着ローラに送り込まれ、定着部
において、熱ローラによってトナーが熔融して像が固定
される。このような給紙、帯電、露光、現像、転写、ク
リーニング、搬送、定着等の一連のプロセス制御、シー
ケンス制御、及び、安全制御がマイクロコンピュータに
よって行われる。
第19図は、本発明による複写機のシステム構成図で、
図中、200はコントローラ、201はヒータコントロ
ーラ、202はランプコントローラ、203はヒータ、
204はフォトセンサ、205は螢光灯、206はファ
ンモータ、207はメインモータ、208はイレースラ
ンプ、209は給紙クラッチ、210はスキャンモータ
、211はパルスモータドライバー、212は現像バイ
ブレータ、213はレジストクラッチ、214はリター
ンクラッチ、215は感光体ドラム、216は高圧ユニ
ット、217はドアスイッチ、218は過温防止パワリ
レー、219は人体センサ、220は原稿、221は原
稿濃度パターン認識装置、222は音声認識装置、22
3はマイクロフォン、224は故障診断ガイドキー、2
25は操作表示パネル、226はブザー、227は原稿
セット検知用フォトカプラ、228は音声合成器(スピ
ーチROM)、229はスピーカ、230はクエンチン
グランプ、231は前転写ランプ、232はHPスイッ
チ及びオーバラン防止スイッチ、233はトナー残量検
知器、234は回収トナーオーバフロー検知器、235
はゼロクロスパルス発生回路、236はパルスジエネレ
ータで、操作表示パネル中、LED1はコピー可、LE
D2はコピー不可、LED3はジャム、LED4はトナ
ーなし、LED5は紙なし、LED6は割り込み、LE
D7〜LED11は調光セット用発光ダイオード、Pは
プリントスタートスイッチ、C/Sはクリアストップス
イッチ、UPはカウンターアップスイッチ、DNはカウ
ンターダウンスイッチ、LLは調光セット明スイッチ、
LDは調光セット暗スイッチ、Gは音声ガイダンス、■
は割り込みコピー、Rはリセットスイッチである。第1
9図において、ヒータコントロールはトライアックによ
るスイッチング回路で、サーミスタ(NTC)によるア
ナログ信号が第20図に示す8ビットADC309に入
力され、該アナログ信号が量子化されて第20図に示す
MPU300に取り込まれる。各モード(立上り時、待
機時、コピ一時)におけるヒータの電力制御は位相制御
によって行われる。これは第20図に示すように、交流
よりゼロクロスパルスを生成してMPU300の割り込
みINT0に入力し、その立上りエッジを検知し、これ
より内部カウンターをスタートして位相角のカウントを
行って位相制御を行う。こうすると、ソフトウェアによ
ってデジタルで交流電力の制御を温度検知素子の信号に
よって状態に応じた比例制御を行うことができる。また
、ゼロクロスパルスの周期を内部カウンターでカウント
することによって、50、60Hzの弁別を行うことか
できる。
本発明においては、光学系の光源に螢光灯を使用してお
り、螢光灯は20KHzの高周波点灯を行う。
電源オン時の立上りを早くするために、フォトセンサ(
SBC又は太陽電池)によって該螢光灯からの光を検出
し、一定の光量が得られるように該螢光灯の管電流の制
御を行っており、操作部により設定された調光に応じて
PWM(パルス幅制御)によって明るさのコントロール
を行っている。これは20KHzの交流周波数の数その
ものをデューティ制御するもので、第11図にその様子
を示す。この基準パルスは、第21図に示すMPU40
0のT0から発振され、調光コントロール信号は、この
パルスをインヒビットしてPWMを行うが、この調光信
号はMPUのポートより出力される。このように、発振
、調光回路をMPUで構成すれば、外部にはスイッチン
グ用のトランジスタと高圧用のチョークコイルを付加す
ればよく、螢光灯の高周波点灯、調光回路が簡素化され
、かつ、コスト安になる利点がある。
イレースランプはLEDのアレーを分割し、用紙サイズ
に応じて先端、後端、サイドの感光体除電を行うことは
前述の通りである。メインモータはSSRを介して交流
誘導モータのスタート、ストップを行う。また、先に述
べたように、光学系のスキャンは5相ステッパーモータ
(パルスモータ)によって行い、MPU300のT1か
ら発生するパルスに応答してパルス1個当り0.9°回
転し、パルス数によってオープンループによる位置制御
を行っている。現像バイブレータはトナーの攪拌を行う
。高圧ユニットは帯電コロナ、転写コロナ用の2電源で
、本発明の複写プロセス上、除電はコロナを使用せずラ
ンプのみで行っており、転写部においては、転写コロナ
と同時に転写ランプを照射して転写効率を上げるように
している。
操作表示部は音声の入出力装置を具備して操作性の向上
を図っている。これは、人間の機械のインターフェース
(Man Machine interfaceという
)を人間の音声で入出力できるのが特徴で、音声認識装
置は前もって登録してある音声のパラメータのみに機械
が登録する型にし、特定の者しか使用できないように限
定した使用方法が可能になっており、これが1種のキー
カードの役割を果している。本発明の目的である音声ガ
イダンスは近年急速に発達した半導体技術を駆使してパ
ワーダウン中にもガイダンス可能としたところに特徴が
ある。
原稿濃度パターン認識装置は、1枚目スキャン時、原稿
の濃度比を検知し、リアルタイムで露光、バイアス電源
にフィードバックして適正濃度を得るようになっている
第20図及び第21図は、第19図に示したコントロー
ラ200の内部接続図で、該コントローラ200は2つ
のマイクロコンピュータ300(MPU18751)及
び400(MPU28751)を具備している。第20
図において、MPU18751は、インテル社の8ビッ
トワンチップMPUで、ROM4Kバイト、RAM12
8Kバイト、16ビットカウンター2チヤンネル、外部
割り込み2チヤンネル、8ラインのポート3個を含む強
力なMPUで、クリスタルに12MHzをつけた時、そ
の実行時間は1インストラクション1μsecである。
イベントカウンタT0、T1には、タイミング用のクロ
ックパルスとシーケンス開始用の同期パルスが入力する
。このカウンタは16ビットで64,000のパルスカ
ウントが可能で、プログラムの実行とは関係なく、ハー
ド上でカウントを行う。従って、従来、複写機のタイミ
ングパルスのカウントを割り込み端子に入力させ、ソフ
トウエアでカウンタを形成することが行われてきたが、
これだと、パルスが入力する毎に割り込みが発生し、プ
ログラムの実行に支障をきたすことが多かった。この傾
向は、パルスが高速になる程(例えば、周期が50μs
ecのパルスを入力すると、50μsec毎に割り込が
発生する)強く、プログラムの実行時間が遅延して誤動
作を起す原因となっていた。このような問題は、イベン
トカウンタのタイミングパルスの読み取りによって解消
された。
外部割り込みINT0には、ACのゼロクロスパルスが
入力され、MPU87510割り込みは、レジスタにフ
ラッグを立てることによって立下りパルスによるエッジ
検知が可能であり、本発明においては、ゼロクロスパル
スのエッジを検出して内部カウンタを起動し、ACの電
圧制御を行っている。
このため、ヒータ、露光ランプ等の自動制御を特別な回
路を使用することなく、MPUのみで行うことができる
。もう1つの外部割り込みINT1には、ポートP1の
入力ライン8つをORをとって入力してあるが、これは
複写機の外部装置としてソータ、コレ−ター、ADF、
料金カウンタ等を付属させることが多くなり、これらと
のインターフェースをUART(Universal 
Asynchronous Re−ceiver/Tr
ansmitter)をディジチェーン方式によって接
続して使用するケースが多くなったためである。これは
、多くの外部装置が付属する時、回線の使用全ホストM
PU(本発明ではMPU1)に許可を求め、使用権を得
るために、ポートP1に外部装置よりアクノーリッジ信
号を出して認めさせるものである。MPU1はINT1
に割り込みがあると、ポートP1をボーリングしてどこ
から割り込みがきたのか判別する。本発明の例では、外
部装置を付属させる時には、MPU2のポートよりCN
2−1〜CN2−8を介してMPU1のP1に入力され
る。
MPU1は外部割り込みを認知した時、UARTよりア
ドレスコードを送り、MPU2との間で回線の使用が実
行され、相互のデータ転送を行う。ソーター、コレータ
ー、ADF、 料金カウンタ、その他OCR等を接続し
た場合もこの方法によって行う。従って、MPU2から
はキー入力した情報、MPU1からはシーケンスの状態
、パルスモータの指令、及び、表示データ等が転送され
る。
MPU8751は単体で4KバイトのROM、128K
バイトのRAMを持っているが、これだけでは足りない
ので、外部にI0/ROM8755(第20図301参
照)と、バッテリでバックアップされたCMOSRAM
2Kバイト(富士通8416)がおかれており(第28
図302参照)、これによって、ROMは6Kバイト、
RAMは2K+128K=130Kバイトとなる(ただ
し、外部RAM4Kバイトはキーカード303内にある
)。
音声合成器SPC(第20図304参照)は、それ自体
で32Kビットのスピーチメモリ305を所有しており
、26secのスピーチが可能である。しかしガイダン
スにはこれだけでは不足であるので、外部に128Kビ
ットのROMを足して合計で100secのスピーチが
可能になっている。
本発明によるシステムにおいては、原稿濃度と原稿のサ
イズ(パターン)の検知を自動的に行っており、4ビッ
ト8チャンネルのADC(リコー製RP2P01第20
図306参照)をもっている。これにファイバレンズ3
08、フォトセンサ307を通して8個の入力がパラレ
ルに入り、MPUの指令によってA/D変換されて濃度
とサイズが検知される。また、自動制御用に8ビットの
ADC(第20図309参照)を乗せているが、これは
4チャンネルで、富士通製4052で、これは、定着ヒ
ータコントロール用の温度検知、ランプ光の検知、AC
100Vの実効値等を検知し、該AC100Vの実効値
の検出によってハロゲンランプの電源電圧のコントロー
ルを行っている。また、赤外線検知器を設け、複写機の
オペレータがいることを検知し、音声を発するよう、人
体の検知信号が入力される。カレンダ時計IC(第20
図310参照)は、日立製HD146818で、これは
24ピンのICで、基準周波数は、32、768KHz
、1.05MHz、4.19MHzの中より任意に選ぶ
ことができ、時、分、秒、月、日、曜日のデータを内蔵
している。データ形式は、MPUのパスラインによって
入力されるので、このデータは機械の表示パネルに出し
て時計表示を行うこともでき、また、感光体上の適当な
位置(コピー原稿の余白にあたる所)に液晶LCD(第
20図311参照)を対向させておいて日付を入れるこ
ともできる。
第12図は、感光体ドラム215、LCD(液晶)31
1、及び、記録紙312との関係を示す概略図で、A部
は像を示し、a部は像の後端すなわち原稿の余白に当る
部分を示している。第13図は、LCDをコンタクトガ
ラス313のコーナに設けた場合の概略図で、このよう
に、コンタクトガラスのコーナに日付LCDを置く時は
通常の文字即ち反転しない文字で表わせばよいが、第1
4図に示すように直接感光体上に写す時はLCDは逆に
写すように即ち丁度文字を鏡に写したような文字で表わ
す。
第21図において、MPU400(MPU28751)
は音声認識装置401を備えているが、これはキーカー
ドの役割を果すもので、すでに登録してある声と入力し
た声とをスペクトル分析して比較し、一致していなけれ
ばコピー不可となるようになっている。即ち、従来キー
スイッチ又はキーカードを用いて入力していたものを、
予め個人の音声の特徴を登録しておくことにより特別な
キー等を使用することなく、音声入力によって特定のユ
ーザのみ使用できるようにしたものである。また、テン
キーによらないで、音声で、枚数のセット、スタート、
ストップ等も可能とすることができ、機械との対話を音
声合成装置を用いて音声にて可能としたものである。な
お、第21図において、402はマイクロフォン、40
3はパルスモータドライバー、404はパルスモータ、
405は表示ドライバーコントローラ、406は7セグ
メントLED、408はスイッチマトリックスである。
第15図は、インターステイト社の音声認識チップVR
C008のシステム構成を示すが、このチップは、28
ピン、1チップ構成で、8個の語例えば“歩け”、“止
まれ”、“4チャンネル”、“回れ右”等の言葉を理解
し、代表的な応用においては“Wakeup”で入力音
声を受け入れる準備をし、“Velax”で停止する。
また、このチップは、予め言葉を選択してプログラムし
ておくことができ、入力された言葉を検出して予め記憶
されている言葉と比較し、入力された言葉を認識した時
は、認識された言葉に対応したビットパターンを出力す
るもので、図に示すように、音声認識ユニットにC−M
OS不揮発性RAMを設けて登録した音声、データのホ
ールドを行う。
第21図において、パルスモータ404のドライバー4
03にMPU2のT1よりクロックを供給して前述のよ
うに光学系のスキャンコントロールを行い、T0から螢
光灯高周波点灯用のクロックパルスを発生して調光のコ
ントロールを行う。なお、MPU1とMPU2は同じプ
リント基板上におく必要はなく、本発明のように、MP
U2が表示、入力キースイッチのコントコール、及び、
音声認識を行うジョブを実行する場合は、該MPU2を
操作部プリント板の片すみに配置しておいてもよい。ま
た、第20図のメモリカード303は機械の診断データ
摘出用メモリで、機械の使用状態、故障原因、サプライ
の使用状態が遂一メモられており、サービスマンが一定
間隔で収集に来て機械の信頼性確保のためのデータを収
集する一種のロギングを行う。なお、第16図は、メモ
リカードの電池電圧検知回路(第20図314参照)の
詳細電気回路図で、314Aはインターシル社のIC8
211よりなるマイクロパワー電圧検知器で、これは入
力電圧Vbsが一定値以下に下がった時にメモリ内容を
機械内のバッファメモリに退避させ、また、新品のメモ
リカードと交換した時、退避したデータを再び転送する
もので、メモリカードはC−MOSRAMと電池より成
り、4KバイトのRAM容量を持っている。
第22図は、前記メモリ付キーカードの回路例を示す図
で、図中、315はコネクタ(第20図の315参照)
、316、317は2KバイトCMOSの富士通製84
16のRAM、318は富士通製8212のアドレスラ
ッチで、2KバイトのRAM316、317で4Kバイ
トのRAMを構成し、アドレスラッチ318で複写機本
体内のMPU18751(第20図参照)より時分割で
送られてくるアドレス、データのアドレスをラッチする
フリップフロップである。それに、3Vの電池319を
具備し、この電圧がダイオードを通してVbs(約2.
4V)として供給される。なお、CMOSRAM841
6は、Vccがオフの時、メモリにあるデータが2Vで
バックアップされる。コネクタ315はアドレスデータ
ラインAD0−7、ストロープ信号ACE、RD、WR
、CS、Vcc、グランドG等を連結する。CDはグラ
ンドに落されており、これを本体と接続すると、MPU
1(第20図参照)への割込みラインINT1が解除さ
れる。もし、カードが挿入されていないと、インバータ
U1(第20図参照)の入力端子は抵抗でプルアップさ
れており、出力はハイレベルであるから、出力なしで割
り込みが発生し、MPU1はプログラムでポートP1を
センスし、P1〜P7がハイレベルであれば、カードが
挿入されていないか、抜き取られたかを判定できる。
コピースタート前にカードが挿入されていないと、コピ
ーは不可(インヒビットされている)であり、コピー途
中でカードが故意に抜き取られた場合は、現在進行中の
コピーのみ実行させ、それ以降のコピー動作はストップ
する。ただし、1枚分のコピーは機械本体のバッファメ
モリにフェイル情報としてコード番号、紙サイズ、コピ
一枚数を記憶しておき、次回に同じコード番号のカード
が挿入された時に+1カウントさせる。そうすれは、途
中でカウントアップ前にカードが抜き取られた場合であ
っても、料金カウンターに不正のない集計を行うことが
できる。
同様に、カウントアップ後にジャム等が発生してコピー
できなかった時は、ユーザに損害を与えないよう、これ
もフェイル情報として記憶しておき、カードがない時は
バッファメモリ302(第20図参照)に記憶しておい
て−1し、カードが挿入されている時はその時に−1す
る。
キーカード303(第20図参照)よりバッテリ電圧の
チェックのためにVbcを機械本体内に設けられている
電池電圧検出回路314に送り、バッテリ電圧をチェッ
クする。また、キーカードのメモリには、先頭番地にコ
ード番号がプログラムされており、これが登録番号とな
ってキーカードが機械に挿入された時に参照され、該当
の番号であればコピー可となり、キーカードとしての役
割を果す。
第23図は、本発明による複写機の動作順序を示すタイ
ムチャートで、同図には、2枚コピ一時のタイムチャー
トを示してある。
本発明は、以上に説明したような機械システムにおいて
、機械の稼動効率を上げるために、メンテナンスをでき
る限りユーザ側で行ってもらうよう音声ガイドを行うよ
うにしたものであるが、どうしてもユーザによるメンテ
ナンスが不可能な場合は、サービスマンコールの報知を
行う。特に、本発明においては、C−MOSの音声合成
器、スピーチメモリを使用して停電時の報知を可能なら
しめて操作性の向上を図ったが、これは第4図乃至第8
図に関して説明したように近年著しく発展した半導体を
使用し可能となったものである。なお、サービスマンコ
ールの場合、サービスマンがその場で修復できる場合は
、プリント板上又は複写機の内部にサービスマン用の故
障診断ガイドキー(第19図224参照)を押すと、修
復方法、及び、交換部品等のアナウンスをサービスマン
に行う。この場合、サービスマンはユーザと異なり専門
家であるから、専問的な用語又はサービスマニュアルを
参照させながら行う。これでも故障内容が不明で、現場
での修復が不可能な場合は、「メモリカードの診断デー
タを解析して下さい」と報知されるので、その場合は、
サービスマンはこの診断用メモリカード(第22図参照
)を持ち帰って詳細に検討する。この診断用メモリカー
ドは航空機のフライトレコーダのようなもので、複写機
の使われ方、サイズ別コピー枚数、トータル枚数、ジャ
ム回数(サイズ別、及び、時計ICによって月、日、時
別に集計される)、故障箇所(日、時別)等のデータが
メモられている3。
複写機のトラブルは大きく分けると以下のようになる。
軽異常 (1)トナーなし (2)回収トナーオーバフロー (3)ペーパなし (4)原稿、カセット等のセット不良 ジャム (1)給紙部ジャム (2)転写部ジャム (3)排紙部ジャム(ただし、ヒータパス上に   あ
るため、異常の程度としては重異常   になる) (4)定着部ジャム 重異常 (1)ヒータの熱暴走(制御素子等の破壊)(2)温度
検知素子、サーミスタの断線(3)照明灯の不点灯又は
点灯し放し (4)高圧電源の異常、通電し放し、又は、通   電
せず その他 (1)カバーの開放 上記のトラブルに対して、機械の処理としては、ジャム
の(3)及び重異常に関してはAC電源を遮断して即停
止、軽異常の(3)、(4)に関してはコピー不可、コ
ピー中であればサイクル停止(ただし、現在進行中のプ
ロセスは完成させる。また、AC、パワー系の停止は行
わない。)、ジャム(1)、(2)に関してはサイクル
停止を行う。
以上のようなトラブルが発生した時、機械は停止、又は
、コピー不可、又は、ジャム、トナーなし、紙なし表示
をする。ユーザは、紙なし、トナーなしの場合は、1目
で何が悪いか判断可能だが、その他の不良についてはコ
ピー不可が表示されるだけであるため、何をしたらよい
か分らないのが普通である。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
コピー不可が表示された時、ユーザが操作部にあるガイ
ダンススイッチをオンすると、その時の機械の状態と修
復方法がアナウンスされる。
以下は、ガイダンススイッチをオンした時の報知内容の
例である。
普通の状態の時 (1)ヒータ立上り前   「お待ち下さい」 (2)待機中   「コピーできます」 (3)コピー中   「何枚コピー中です」 (4)コピー終了後   「何枚コピー終りました」 (ただし、コピー終了後1分間経つとりセットされて待
機中のアナウンスを行う) 異常発生時 (1)ペーパなし   「カセットに紙を補給して下さい」(2)トナーな
し   「カバーを開けて下さい。現像部のトナ  ーカー
トリッジを交換して下さい」(3)回収トナーオーバー
フロー   「カバーを開けて下さい。クリーニング  部、ト
ナー回収容器を取り出して新しい  容器と交換して下
さい」 (4)原稿セット不良   「原稿を正しく置いて下さい」 (5)給紙力セットセット不良   「給紙カセットを正しくセットして下さ  い」 (6)給紙部ジャム   「給紙部でジャムしました。カセットを  取り外
して下さい(カセットを抜き取る  まで一定間隔で報
知し続ける)。ジャム  紙を取って下さい」 (7)転写部ジャム   「転写部でジャムしました。前カバーを  開けて
下さい(前カバーを開けるまで一  定間隔で報知し続
ける)。(1)と(2)を外し  てジャム紙を取り出
して下さい(ただし、  (1)は転写チャージャーに
うってある番号、  (2)はクリーナにうってある番
号)」(8)排紙部ジャム   「排紙部でジャムしました。排紙ストッ  カーを
外して下さい(排紙ストッカーを  外すまで報告をく
り返す)。ジャム紙を  取り出して下さい」 (9)定着部ジャム   「定着部でジャムしました。前カバーを  開けて
下さい(前カバーを開けるまで一  定間隔で報知し続
ける)。(3)を引き出して  下さい((3)を引き
出す捷で一定間隔で報知  をくり返す。ただし、(3
)は定着ユニットに  うってある番号)。ジャムを取
り出して下  さい」 (10)ヒータ、サーミスタの異常    「ヒータ安全回路が働きました。サービス   
マンをコールして下さい。電話番号は××   × ×
××です(電話番号を2回くり返す)」(11)光源の
異常    「光源回路の不良です。サービスマンをコ   
ールして下さい。電話番号はxxx  xx   xで
す」 (12)高圧電源の不良    「高圧回路の不良です。サービスマンをコ   
ールして下さい。電話番号はxxx  xx   xで
す」 (13)カバー開放    「カバーを閉じて下さい」 上述のガイダンスに従ってユーザが障害を取り除き、修
復できた時、リセットスイッチをオンすると「コピーで
きます。少々お待ち下さい」と報知し、電源スイッチが
オフされていた場合には、「電源スイッチをオンして下
さい」と報知する。
本発明の回路構成は、第19図のシステム構成図からも
分るように、MPU、音声合成器ともC−MOSで構成
され、電池によってバックアップされているから電源が
オフされていても状態のアナウンスは可能である。また
、電源コードが抜かれていたような場合にも、第17図
に示すような検知回路を動作させて「電源コードを入れ
て下さい」と報知することもできる。なお、第17図に
おいて、N・Fはノイズフィルター、BRはブレーカー
、M・Sはメインスイッチ、RPCは両方向性フォトカ
プラで、この検知回路は、ブレーカがトリップした場合
も検知できるから、その時は、「ブレーカが働きました
。サービスマンをコールして下さい」と報知する。
割り込みコピー 第19図の操作表示パネル225には、割り込みコピー
スイッチIが設けられているが、これは、連続コピー中
に他の人が急いで数枚のコピーが欲しい場合にオンする
もので、このスイッチをオンすると、現在行っているコ
ピーの情報をメモリに退避させ、緊急にコピーの割り込
みを行うことができる。なお、この点に関して特願昭5
1−55606号で既に公開されている。ここでは、コ
ピ一枚数の他に、調光のセット値例えば濃度2であった
ら、その値を退避し、たとえ中断時に新たにセットし直
しても、中断時のコピー終了後は自動的に割り込み前の
濃度に復帰する。更に、割り込みコピ一時の退避データ
として、本例においてはシングルカセントであるが、コ
ピーの紙サイズ変倍機であれば倍率、それに、バイアス
によって濃度を変えるものであれば設定バイアス値、そ
れに、ADF(自動原稿送り装置)付であればそのユニ
ットの使用の状態、更に、ソーター、コレーター等を使
用していた場合には中断時のピンのセット状態等が退避
され、復帰時に、これらのデータがセットされ、中断時
点の状態で継続される。このような割り込み操作におい
ても音声ガイダンスは有効に使用され、割り込み時に操
作パネル上のガイドキーをオンすると、「割り込みコピ
ー中です」と報知される。割り込みコピー中に停電若し
くは誤って電源をオフしてしまった場合でも、データは
全て不揮発性メモリに貯えられており、再開に支障のな
いようにコールされるが、割り込みコピーをしていた人
が途中で電源を切ってしまった時、前に使用していた人
が電源をオンしてコピーを使用した時等は、割り込みコ
ピーの継続として使用できるようデータがセットされる
。これでは当然都合が悪いが、しかし、割り込みコピー
を使用中の人にとっては何ら支障ない。このような時、
次の使用者が電源をオンしてコピーイネーブルになった
時、前の未コピーのデータをセットして継続コピー動作
に備える場合は、「割り込みコピー継続データをセット
します」又は「前回の継続コピーデータをセットします
」と音声で報知できる。この場合は、ガイドキーを押さ
ないで報知してもよく、また、再スタート時に継続コピ
ーデータを自動的にセットしたことを示す表示灯(図示
せず)を点灯後にガイドキーをオンして報知するように
してもよい。
第24図は、停電時のガイダンスを示すフローチャート
で、STEP1〜7は電源コードの差し込み忘れ、メイ
ンスイッチの押し忘れ、又は、本当の給電ラインの停電
等を報知し、STEP8〜10は機械内の異常によって
電源がオンできない場合で、この場合、ガイダンスで修
復できない時はサービスマンコールとなる。
第25図は、診断用のガイダンスを示すフローチャート
で、これは先に述べたようにサービスマンを主体とする
もので、機械のリヤーパネル又はプリント板上のスイッ
チによりコマンドされる。サービスマン用の報知は、各
ステップに示してある通りマニュアルNo.の参照によ
って行われ、詳細なチェックが可能となっているが、こ
れでも修復不能な場合はメモリカードを持参してその内
容を解析し、故障個所を修復する。
以上の説明から明らかなように、本発明によると、電池
によってバックアップされた音声ガイダンスと診断用メ
モリカードとによって、操作及び故障修復を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、音声分析/合成処理手順の一般例を示す図、
第2図は、有声音の発声過程をモデル化した図、第3図
は、第2図に示したモデルを周波数領域でみた図、第4
図は、TI社の音声合成システム構成図、第5図は、第
4図の音声合成システムのフローチャート、第6図は、
第4図に示したTMS5100の基本ブロック線図、第
7図は、ワンチップ音声合成器の電気的ブロック線図、
第8図は、そのワンチップ構成図、第9図は、紙サイズ
とフォトカプラアレーとの関係を示す図、第10図は、
フォトカプラの概略構成図、第11図は、螢光可制御用
交流波形図、第12図は、感光体ドラムとカレンダー時
計表示との関係を示す図、第13図は、コンタクトガラ
スとカレンダー時計表示との関係を示す図、第14図は
、カレンダー時計表示の一例を示す図、第15図は、音
声認識チップのシステム構成例を示す図、第16図は、
電池電圧検知回路の一例を示す図、第17図は、電源回
路検知回路の一例を示す図、第18図は、複写機の概略
全体構成図、第19図は、本発明によるシステム構成図
、第20図及び第21図は、第19図に示したコントロ
ーラ200の内部接続図、第22図はメモリ付キーカー
ドの回路例を示す図、第23図は、本発明による複写機
の動作順序を示すタイムチャート、第24図は、停電時
のガイダンスを示すフローチャート、第25図は、診断
時のガイダンスを示すフローチャートである。 200・・・コントローラ、201・・・ヒータコント
ローラ、202・・・ランプコントローラ、203・・
ヒータ、204・・・フォトセンサ、205・・・ラン
プ、206・・・ファンモータ、207・・・メインモ
ータ、208・・・イレースランプ、209・・・給紙
クラッチ、210・・・スキャンモータ、211・・パ
ルスモータドライバー、212・・・現像バイブレータ
、213・・・レジストクラッチ、214・・・リター
ンクラッチ、215・・・感光体、216・・・高圧ユ
ニット、219・・人体センサ、220・・・原稿、2
21・・・原稿濃度パターン認識装置、222・・・音
声認識装置、223・・・マイクロフォン、224・・
・故障診断ガイドキー、225・・・操作表示パネル、
226・・・ブザー、227・・・原稿セット検知回路
、228・・・音声合成器、229・・・スピーカ、2
30・・・クエンチングランプ、231・・・前転写ラ
ンプ、300、400・・・MPU、301・・・I0
/ROM、401・・・音声認識ユニット。 (47) 第  l  図 第2図 第24図 第25図 手続補正書(自発) 昭和57年6月15日 昭和57年 特許 願第46347号 2、発明の名称  複写機 3 補正をする者 事件との関係   特許出願人 氏 名(名称)   (674)株式会社リコー代表者
 大  植  武  士 4、代理人〒231 5、 補正命令の日付 6 補正により増加する発明の数 7、補正の対象 明細書の特許請求の範囲 明細書の特許請求の範囲を下記の通り補正する。 特許請求の範囲 音声合成装置を備え、機械の使用状態に応じて前記音声
合成装置より操作者に報告するようにした複写機におい
て、 (イ)、操作部にガイドキーを、機械装置の内部にメン
テナンス用診断キーを備え、それぞれの状態に応じて音
声で報告する手段、 (ロ)、前記(イ)において、メンテナンス用診断キー
をオンした時、修復方法をマニュアルに従ってガイドす
る手段、 (ハ)、前記(ロ)において、積場での修復不可能な場
合は、その旨を音声で報告して診断データをメモリカー
ドにダンプして解析データとして提供する手段、 とを有することを特徴とする複写機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 音声合成装置を備え、機械の使用状態に応じて前記音声
    合成装置より操作者に報告するようにした複写機におい
    て、 (イ)、操作部にガイドキーを、機械装置の内部にメン
    テナンス用診断キーを備え、それぞれの状態に応じて音
    声で報告する手段、 (ロ)、前記(イ)において、メンテナンス用診断キー
    をオンした時、修復方法をマニュアルに従ってガイドす
    る手段、 (ハ)、前記(ロ)において、現場での修復可能な場合
    は、その旨を音声で報告して診断データをメモリカード
    にダンプして解析データとして提供する手段、 と含有することを特徴とする複写機。
JP57046347A 1982-03-25 1982-03-25 複写機 Pending JPS58163957A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60153345U (ja) * 1984-03-21 1985-10-12 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 診断結果報知装置
JPS60249161A (ja) * 1984-05-25 1985-12-09 Fuji Xerox Co Ltd 複写機の制御方式
JPS61118812A (ja) * 1984-11-14 1986-06-06 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JPH05250764A (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 Hitachi Ltd 記録再生装置

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