JPS58163429A - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

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JPS58163429A
JPS58163429A JP57045158A JP4515882A JPS58163429A JP S58163429 A JPS58163429 A JP S58163429A JP 57045158 A JP57045158 A JP 57045158A JP 4515882 A JP4515882 A JP 4515882A JP S58163429 A JPS58163429 A JP S58163429A
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正裕 田島
Hisayuki Komazaki
駒崎 久幸
Yoshimaru Kumano
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天然に存在し、フルチフィド作用、解毒作用、
抗アレルギー作用、抗消化性潰瘍作用を有し、さらにま
た急性慢性の皮膚炎にも効果が知られている生薬、グリ
チルリチン酸またはその塩を乳化剤として、化粧品およ
び医薬品などに有効に活用することを目的として、多価
アルコール、グリチルリチン酸まEはその塩、油相成分
および必要に応じて水を含有して得られる乳化組成物、
及びこの乳化組成物に水相成分を加えて得られる水中油
型乳化組成物を提供するものである〇近年乳化に関する
数多くの研究がなされ、多数の乳化剤が開発され、また
乳化技術の進歩もめざましく、非常に安定なエマルショ
ンがあらゆる工業で広く利用されてきている。しかし、
その多くは、ポリオキシエチレン鎖を含有する非イオン
界面活性剤、脂肪酸石けんで代表されるアニオン界面活
性剤、カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤が乳化剤
として使用され、人体に対する安全性に懸念が持たれて
いるものが多い。
そこで、本発明者らは、人体安全性の高い天然物質を乳
化剤として使用し、均一で微細な粒子を酸物を見い出し
た。即ち、本発明者らの検討によれば、油相成分に対し
てすぐれた乳化力を示し、均一で安定なエマルションを
生成する。すなわち、油に溶解しない多価アルコールと
グリチヘルリチン酸またはその塩および必要に応じて水
を組み合せ、これらに油相成分を加えることにより、多
価アルコール中もしくは水中に油相成分が可溶化もしく
はマイクロエマルションとして均一に分散した乳化組成
物が得られることを見い出し、さらに、この乳化物に水
を加えることにより、均一な微細粒子の分散した安定な
水中油型乳化組成物が得られることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
本発明により得られた乳化組成物は透明もしくは半透明
の粘稠液体またはゲルであり、水を加えた水中油型乳化
組成物は乳白色の微細粒子のエマルションである。この
微粒子化め原因は、グリチルリチンまたはその塩と多価
アルコールが相互作用し、多価アルコールまたは多価ア
ルコール水溶液に油相成分を効率的に包み込むためと思
われる。
本発明において用いられる多価アルコールは分子内に水
醗基を2個以上有する親水性多価アルコール水、エチレ
ングリフール、プロピレングリコ!+ 一ル、L3−ブチレンゲリコール、ジプロピレングリコ
ール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テ
トラグリセリンなどのボ1ツク゛−ノセ■ノン、グルコ
ース、マルトース、マルチトール蔗糖、フラクトース、
キシリトール、イノシトール ?エリスリトール、ソル
ビトール、マルトト1)オース・スレイトール、エリス
ーツトール、澱粉分解糖、澱粉分解糖還元アルコールな
どであり、これらの配合量は2〜95wt%が好ましい
0 (以下余白) 本発明におけるグルチルリチン酸は、ウラル甘草から抽
出したグリチルリチン帥等が用l/1られ、又、その塩
を形成する物質としては、水酸イヒ1Jチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム・水酸化センラム、水酸化
アンモニウムなどの無機塩基、アルギニン、リシン、ヒ
スチジン、オルニチンなどの塩基性アミノ酸、モノエタ
ノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールア
ミンなどの塩基性アミンなどが用いられ、中和量は任意
の置でよい。
塩はあらかじめ製造されるものだけでなく、乳化組成物
の製造工程中にて製造されても良い・グリチルリチン酸
またはその塩と多価アルコールの使用量は重量比で1:
2〜1000が好ましい。
多価アルコールとグリチルリチン酸またはその塩に必要
に応じて水を加える場合の使用量は多価アルコールの重
量の1/2を越えない範囲で、総量が10W、/′W%
以下であることが好ましい。
油相成分としては、牛脂・スクワラン、オリーブ油、ホ
ホバ油などの動植物油脂および炭化水素、流動パラフィ
ン・ワセリンなどの鉱物油イソプロピルミリステート、
ペンタエリストールテトラ−、等の一般に、化粧品、医
薬品、食品等の業界で汎用される油分が用いられる。泊
(■成分に対して多価アルコールとカゼインまたはその
塩と必要に応じて水を含んだ合計使用量は20wt%以
上にすることが望ましい。
使用目的に合わせて、非イオン界面活性剤、アニオン界
面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤を混合
添加してもよい。また均質安定化、粘性調整などの目的
で、水、アルコール、脂肪酸、他の水溶性高分子などを
添加してもよい。
ここに得られた乳化組成物は、均一で透明又は半透明の
ゲル又は粘稠な液体であるので・このままで、例えば、
サンケアオイル、美容液、ゼリー、薬用ゼリー、潤滑油
などとして、食品、化粧品、医薬品、飼料などのあらゆ
る分野において好適に使用することができる〇 次に、上記のグリチルリチン酸またはその塩と分子内に
2個以上の水酸基を有する水溶性多価アルコールと油相
成分と必要に応じて水を含む乳化組成物に、さらに水相
成分を含む水中油型乳化組成物について説明する。
本発明に係る水中油型乳化組成物を得るには、上記乳化
組成物に水相成分を除々に添加すれば得られる。この場
合、ホモミキサー処理を行なうことが好ましいことは勿
論である。ここに得られる水中油型乳化組成物は極めて
安定性に優れたものである。
上記乳化組成物と水相成分の量的関係については・極め
て広範囲な割合でエマルシいンを生成することが可能で
あり、乳化組成物5〜80部を、水相成分95〜20部
で希釈して微細粒子を分散し、安定な水中油型乳化組成
物を調整するものである。
水相成分は、湿潤剤、水溶性ビタミン、水溶性1.  
 防腐剤、水溶性薬剤、水溶性高分子など、化粧品、医
薬品、食品などの業界で一般に汎用されろ水相成分を水
に溶解したものである。
ここに得られた水中油型乳化組成物は、均一で微細な粒
子を分散した乳白色の粘稠あるいは低粘度の液体である
ため、このままの形態でも、また均質安定化、粘性調整
、あるいは薬効を持たせるために、高級アルコール、脂
肪酸、水溶性高分子、薬剤、界面活性剤を添加すること
によっても、乳液、クリーム、フアウンデイションなど
の化粧品、シャンプー、リンスなどのトイレタリー製品
、尿素クリームなどの医薬品、マ・ヨネーズなどの食品
などのあらゆる分野で好適に使用することができるO 以下本発明を実施例及び比較例を以って説明するO (以下余白) 実施例1〜9、比較例1〜3 グリチルリチン酸塩、多価アルコール、精製水および油
を表−1に示す配合組成及び量で配合し、70 ’Cホ
モミキサー処理して、乳化組成物を作ったOさらに、こ
の゛乳化組成物に、それに対して10倍量の水を常温で
攪拌しながら加えて水中油型乳化組成物を作った。乳化
組成物と水中油型乳化組成物の状態を観察し、その結果
を表−1に示した。
なお、各成分の数字は重量部である。
表から明らかなように、安定な透明あるいは半透明の粘
稠な液体またはゲルが得られ、また、安定な水中油型乳
化組成物が得られた。
(以下余白) 表−1 し [ 表−1ラフフ゛) 表−1の注 水中油型乳化組成物状態は1日後に以下の基準にて判定
した。
◎  粒子径1μ以下 0    1〜5μ Δ            5〜lOμ×10μ以上 (以下余白) 実施例m 水性化粧用油 (wt%) (A)グリチルリチンモノナトリウム      LO
グリセリン             3α0ジプロピ
レングリフール        Is、0(B)オリー
ブ油               3α0スタワラン
              2αOホホバ油    
           1&1ビタミンEアセテート 
         α2ビタミンAパルミテート   
      α8防腐剤              
  α2香料        α3 (ム)相を70°Cで充分攪拌し、(B)を70℃で溶
解したものを(A)相に、攪拌しながう添加する粟をホ
モミキサー処理し、攪拌冷却し水性化粧用油を得た。こ
の水性化粧用油は、粘稠な透明液状で、安全性が高くか
つ安定な、のびの良い使用感をもっていた〇実施例U 
栄養クリーム (wt%) (A)グリセリン             2α0ペ
ンタエリスリトール          5.0ジブp
ピレングリコール        5.0グリチルリチ
ンモノアンモニウム    5.0(B)セタノール 
               40スクワラン   
           1a0セチルイソオクタノエー
ト        2P。
ホホバ油                4゜防腐剤
          0番 香  料                    α
2(0)精製水          344カルボキシ
メチルセルロース       LO実施例傾の製造法
に準じて、(A)(B)より乳化組成物を得、70°C
とし、別に調整し70°Cに保った、カルボキシメチル
セルロース水溶液(0)で希釈、分散した後、冷却し水
中油型エマルションの栄養クリームを得た。このクリー
ムの硬度は、5℃で14であり乳化粒子径05〜1μの
・安定でかつ使用感触もすぐれ、さらに1グリチルリチ
ンモノアンモニウムの薬効が期待されるクリームであっ
た。
実施例圧 ヘアクリーム (wt%) (A)グリセリン             エα01
.3ブチレングリコール        a、Oグリチ
ルリチン酸            aO水酸化カリウ
ム             α3(B)流動パラフィ
ン            3α0メチルフエニルシリ
コン         50ワセリン        
         5−0防腐剤          
α3 香  料                    α
4(0)精製水          4L7カルポキシ
ビニルポリマー        03実施例Hの製造法
に準じて、ヘアクリームを得た。
このヘアクリームは、凹°C粘度、15700 cpa
 、乳化粒子径05〜2μの安定で、かつ、使用感触が
すぐれ、薬効が期待されるヘアクリームであった。
手続禎正書(方式) %式% L 事件の表示 昭和57年特許願第45158号 2 発明の名称 乳化組成物 & 補正をする者 昭和57年6月11日(発送日 昭和57年6月9日)
5、補正の対象

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  グリチルリチン酸またはその塩と・分子内に
    2個以上の水#基を有する水溶性多価アルコールと、油
    相成分とを含むことを特徴とする乳化組成物・
  2. (2)  グリチルリチン酸またはその塩と、分子内に
    2個以上の水酸基を有する水溶性多価アルコールと、油
    相成分とを含む乳化組成物と、水相成分とからなること
    を特徴とする水中油型乳化組成物。
JP57045158A 1982-03-20 1982-03-20 乳化組成物 Granted JPS58163429A (ja)

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