JPS58155982A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無端状の耐熱性ベースシートの片面に熱融解
性インクを塗工してインク層を再生するよう圧した熱転
写記録装置忙関するものである。

一般に行われている感熱記録、即ち熱で発色する記録層
を基紙上に備えた感熱紀碌紙に１発熱抵抗体を儂えた感
熱ヘッドを押し当て記録層Ｋｊ俸を形成する記録に比べ
、熱転写記録は普通紙に堅牢なＩｉｉ像を記録で暑ると
いう大きな長所を有するものである。熱転軍記帰社、ワ
ックスとカーボンブラックあるいは染料などの色材等を
主成分とし、常温では固体で、加熱により液状あるいは
流動性な示すようになる熱融解性インクを、ポリエステ
ルフィルム、ボリイ電ドフイルムあるいはコンデンサー
紙などからなるベースシートの片面に予めホットメルト
法などで塗工して製作した熱転写シートラ用い、ベース
シートのインク層と普通紙などの被記録体とを密着８ゼ
て感熱ヘッドの発熱部に押し当て、熱でインク層を液状
となし被記録体に転写して画像を形成するものである。

この熱転写シートは一般に、−回の使用の後、画像部以
外に未使用のインク層を備えたまま廃棄されるものであ
り、この消耗品の無駄を省くために、記録装置の内部で
ベースシートのインク層を再生する試みがなされている
。この外生機構を備えた熱転写記録装置は次のとおりで
ある。即ち、無端状の熱転写シートな働濃駆動し、該熱
転写シートのポリイミドフィルムなどからなるベースシ
ートに、加熱によりてインク槽内の液状となったインク
を加熱した塗工ローラで汲み上げて塗工するか、あるい
はベースシートとこれに接する加熱した塗工ローラーと
の闇に液状となったインクな流し込んで重工してインク
層を合生じ、循環する関に自然Ｋ１１ｉ１却され固体と
なったインク層に再び感熱ヘッド部で被記録体をＩａ！
＃さゼて感熱ヘッドに押当て。

転写紀鍮を行なうようにしたものでるる。この礪廿、消
耗品は有用転写した画像部のインクのみであり、無駄に
廃棄されるものを皆無とすることができる。

しかし、このような熱転写記録装置は、装置に電力を供
給してから記録するｆでの関に、インク槽％錬エローラ
ー等の加熱時間、固体状の熱融解性インクを液状とする
までの時間等の待ち時間がＩＪｌ）ｌＩであり、電力投
入後即ｌｉｄ紀帰する場合には不都合であった。このた
め、前述した熱転写記録装置は安定に塗工できる状ＩＩ
Ｋなるまで待機し、−１の後常時塗工を続けながら必要
な時のみ、被記録体を感熱ヘッド部へ供給して転写記録
な行うような機器、例えば定期券発売機あるいは乗車券
発売機などで実用化されているのみである。ところで、
ファクシミリやプリンターなどの記録装置は記録直前に
装置へ電力を投入し記録後は電力を停止するようにして
使われる場合が多く、しかも電力投入後即ＷＭＫ記帰す
ることが要求されるものである。

前述した記ｉＩｋ装置をファクシミリ、プリンター等に
使用するためＫＦｉ待ち時間を短縮しなければならない
。また、前述した記録装置において、インク槽、ローラ
ー等を小ＷＩＩＫシ、融解して液状となすべきインク量
を少＜Ｌ、Ｉにこれらを加熱するための電力を高めるこ
とによって待ち時間を若干短縮することは可能であるが
、まだ実用上十分なものとは言えず、更べ論Ｔの開始反
び停止に際してベースシート上へのインクの供給過剰に
よるインク層の盛夛上がシ、あるいは塗工もれなどを生
じるという問題がＴｏ９、このような局部的なインク層
の厚さのむらは転写された５ｉｔｅの画質を損うもので
ある。

本発明は前記間龍点を解消するもので、装置の始動時で
の固体の熱融解性インクを液状にするまでの待ち時間を
短縮し、塗工開始、停止時に生じる塗工のむらを除去し
た実用上有効な熱転写記録装置を提供するものである。

以下、本発明の実施例について＃ｔＫ説明する。

図は本発明の一実施例の断面図を示すものであって以下
の構成を備えるものである。すなわち、本発明は、ポリ
イミドフィルムなどの耐熱性ベースシート１上にインク
層２を備え、ロー５５．４に無端状に支持されて時計方
向（矢印４方向）に駆動される熱転写シート５と、シー
ト５のインク層２に対向して配ｆｌされ、その内部に収
納した熱融解性インク７を融解して液状にする多数の発
熱体８及び、液状となったインク７をシート５の表面上
に流出させてこれをインク層２を再生するために塗工す
るスリット状のインク供給口９を備えたインク槽１０と
、熱転写シート３のインク層２が塗工後自然に冷却され
て固体となるシート３の書送経路上にシート３のインク
層側と反対面に！Ｉするように配置された、発熱抵抗体
を有する感熱ヘッド１１と、普通紙などのシート状の被
記録体１２を感熱へラド１１の部分に供給する構成（実
施例ではロール１ｓ状に巻いた被記録体１２にローラ１
４で張力を与えるように構成している）と、被記録体１
２を熱転写シート３のインク層２の表面と密着させてこ
れらを感熱ヘッド１１に押し白てる加圧用ゴムローラー
１５とから構成したものである。前述した構成において
、記録時に、ローラー１ｓでシート５に押し当てられた
被記録体１２は、ローラー５．６によるシート５の搬送
力によりて感熱ヘッド１１の部分を通過するものである
。また、ローラー５の内部に発熱体を備え、ローラー５
の外周表面なインク層２が流動しない程度の温ｇＫ昇臨
してベースシート１を背面から―めるように構成しても
良い、このようＫすると、−インク供給口！からの液状
インク７を熱転写シート３へ付着させ島〈なｐ、有効で
ある。以上の構成九より、スリット状のインク供給口９
と多数の発熱体８を備えたインク槽１０によって装ｆＫ
電力を投入した後、即ち発熱体ｔｌＫ電力を供給した慢
短時間でインク７が液状となり、塗工が開始できるよう
になる。

更に本発明は塗工の開始、停止Ｅ時に生じるインク層２
の厚さのむらな除去するために以下の構成としたもので
ある。すなわち、イ／り層２が塗工される側のベースシ
ート１上の一定の長さの区間内の全面に、ホリビニル衝
脂Ｉｌ＃を密層して形成するか、あるいはそり樹脂層を
備える代りに一定区間内のベースシート１の表面を粗面
化し、さらにインク槽１０のインク供給口９の直後罠、
発熱体を備えたワイヤーバー１６を配設したものである
。

転写記録の終了後は、シート５の粗面化区間或いはポリ
ビニル樹脂層区間をスリット状のインク供給口９の部分
まで搬送し、そこで搬送を停止しスリット状ｓ？で塗工
された直後の位置で塗工開始直後の前記樹脂層又は粗面
上に＠工されたインク／Ｉ＃をワイヤーバー１６で加熱
し、その厚さのむらを味き、平坦にならず。以上の構成
によシ、塗工の開始と同時に熱転写シート５は搬送され
同時に転写記録な開始することが可能となる。転写記録
の停止後は、加圧ローラー１５のヘッド１１への押し付
は圧及びローラー１４による張力を解除して儂記録体１
２を熱転写シート５から分離して被記録体１２の供給を
停止し、他方熱転写シート５はそのまま搬送してスリッ
ト状のインク供給口９０位置にその熱転写シート５の樹
脂層部又は粗面部が米たとｌＩＫ搬送を停止し、インク
槽１０内の発熱体８の加熱を停止して装置全体の電力供
給を停止する。崗、熱転写シート３の樹脂層Ｓ勢の位置
検出及びシート５の搬送停止は記録終了と連動させて自
動的に行うことも可能である。シート５のｓｔｉ層部上
のインク層は熱転写記録において画［１１１Ｃ対応する
インクがベースシート１から企画的に剥離して転写する
。ものではなく、樹脂層１又−，，＋ ｒｉ＠面上にインクがまだ残っているので、たとえ塗工
すれがあった。とじても次の紀鍮に際して記録もれを生
じることなく１Ｉｉｉ像を記録することができる。また
ワイヤーバー１６は塗工開始直後のインク供給過嘴の部
分を平坦にするためのもので６タ、樹脂層部等１通過８
せている過中にインク層から離してワイヤーバー１６の
表ＩＩをスポンジなど（図示せず）Ｋ押し当て回転させ
て表面に付着したインクを簡単に拭き取り、ワイヤーバ
ー１６の加熱を停止して仄の塗工開始時に備えるように
操作されるものである。これも自動的に制御することが
できる。

インク槽１０への熱ｌｌ１ｉ解性インクの補給は固体状
の熱融解性インクを任意の形状で、伺えば九伸状、小塊
状、粒状等の形状でインク１．檜１ｏの上部の開口部１
７から容易に供給することができる。

次に具体的に本発明の熱転写記録装置な記録に使用した
例について以下に述べる。

前記インク槽１０は次の様［１１１ｇした。内法で＠２
１０■、奥行約３０纏、鳥さ５０ｍの容器な内厚５腸の
テフロンで構成し、この奥行方向く平行にニクロムＭ’
＆２−平方内に１本の割合で配列してこれらを適宜直列
、並列ｔｃ４１１合ゼて配線して接続し、電力を供給で
きるようにして発熱体８を構成し、そのニクロム線ＫＩ
［交する一側壁の下ｓＫ幅方向で２１０厘、高さ方向で
２麿のスリット状の孔を設け、この孔に連接して突出す
るよう〈スリット状のインク供給口９を備えてインク槽
１０を構成した。ワイヤーバー１６は発熱体を内献する
直径５■の寵ツドのＩ１９に密にコイル状に直径α１履
のステンレス線を巻いて構成した。上記ニクロムＩＩは
コイル状にして槽１０内に適宜に配列密度を定めて配列
したものであっても良い。ベースシート’［＃１ｍ２Ｈ
１ｍ、厚３約１５　ａｍ　（ＤｒＮ　！ｊ　イ＜ドフイ
ルムを用い、仁の長さ方向の約３０ｍの区間を約１β嘱
の厚さのポリビニルブチラール樹脂の層で被覆した。Ｉ
！に、同様に前記樹脂層の代りにプラズマ照射によって
粗面化した区間Ｖ有するポリイミドフィルムからなるベ
ースシー）１４別に作製した。感熱ヘッド１１として６
本／腸の配列密度で尭熱抵抗体を一夕１ｊＫ配りＩＪ８
れて構成されたものを用りた。

熱融解性インタ７は、カーボンブラック３０］［１タ％
、カルナバワックス５０重量慢、パラフィン２５１量囁
、オレインｌ＠１０３１量う、エチレン−酢毅ビニル＃
ｒ１合体ｓ１量−を加熱状態で混合したものを用い、約
１００ｍのインク７ｉインク槽１０に注入した。インク
槽１０の内部のインク７を約１００℃に加熱してその温
度に保てるように発熱体８への供給電力を温度＃Ａｆｆ
ｉ４１Ｂを用いて調節した。筐た槽１０の外部を囲むよ
うに加熱姦１■つけて発熱体８と併用しても良い。更に
ベースシート１上に約５μ常の厚さのインク層２が形成
されるように槽１０の位置を調節してインク供給口９の
先端とペースシート１との間隙を調節した。

以上の１１１ＩＭ、により発熱体８の加熱開始後、約１
０秒でインク７は液状となり、塗工及び記録が可能とな
った。従来の加熱ローラーによる塗工ではインク檜外部
からの加熱しか行うことができず更に汲み上げローラー
の寸法も極熾に小さくできないため直径２０ａｍのロー
ラを用いても約１０分を資するものでめった。また塗工
開始部分のインク層２での熱転写記録も他の部分のイン
ク層での記録と全く変わらない良好なものが得られた。

この熱転写シート３を何回も循環銀送させながら記録を
続けても同様で６９、記録停止後は上述の操作に従って
塗工を停止し、再び、始動し、塗工を開始しても同様に
記録することができた。ポリビニルブチラール樹脂層な
備えたペースシート１を用いた場合も、粗面化した部分
を有するペースシート１な用いた場合も共に有効なもの
であった。

本発明の塗工部は、加熱した塗工ローラーを用いること
なく、インク供給口９から直接にベースシート１上にイ
ンク７を供給して塗工するものであって、上記実施例の
構成ＶＣ＠定されるものではない。実施例ではベースシ
ート１上の一定区間に樹脂層又は粗面部を備えるよう和
したが、その部分のインク層は内部で部分的にインクの
分裂が生じインク層の表面部が転写される４のであシ、
この様な熱転写シートは多数回繰返して記録に使用する
ことができるものであり、このようなものであれば、他
の構成も使用できる。また、スリット状のインク供給口
９ての塗工直前の位置に発熱体ケ備えたワイヤーパ、−
をシート５のインク層２に接するように付加して配置し
ても良ｈ０これはインク層２をワイヤーパーで融解して
かＩＩＩＬインク層２を除去またはインク層２の厚さを
減少さゼる場合に適用され得る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の熱転写記録装置の一実施例を示す断面図で
ある。５は無端状の熱転写シート、５，６は搬送用ロー
ラー、７は熱融解性インク、８は発熱体、９はインク供
給口、１０はインク槽、１１は感熱ヘッド、１２は被記
録体、１５は加圧用ゴムローラー、１６はワイヤーパー
である。 特許出願人　日本電気株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）無端状に配設されて一方向に駆動されるベースシ
   ートに対向して該シートのインク層にインクを供給する
   インク槽を配置し、該インク槽にインクを融解させる発
   熱体を備え、シートの移動方向に対するインク槽の直後
   に、インク槽からベースシー）Ｋ供給されたインクの塗
   工面な平坦にならす発熱体を備えたワイヤーバーを配置
   したことを特徴とする熱転写記録装置。