JPH05366Y2 - - Google Patents

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JPH05366Y2
JPH05366Y2 JP12790385U JP12790385U JPH05366Y2 JP H05366 Y2 JPH05366 Y2 JP H05366Y2 JP 12790385 U JP12790385 U JP 12790385U JP 12790385 U JP12790385 U JP 12790385U JP H05366 Y2 JPH05366 Y2 JP H05366Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案は、コンピユータ、ワードプロセツサ等
の文字、図形情報を記録紙に印字する熱転写印字
装置に関する。
[従来技術] 上述の熱転写印字装置は、メンテナンスの容易
性、印字音がしない等の点に利点があるが、記録
紙と略同量のインクリボンを使用し、また斯るイ
ンクリボンの使用後は再使用ができないため、ラ
ンニングコストが高くなるとともにインクリボン
の廃棄の問題がある。
このため、斯種インクリボンを繰り返し使用す
る方法、即ち感熱インクリボンのインク層の再生
方法が提案されている。
これはインクリボンの耐熱性ベースフイルム
(シート)を無端状とし、感熱転写材となる熱融
解性インク層を供給する装置を具備したものであ
つて、一例として斯るベルトレスのシートを循環
駆動し、該転写シートのポリイミドフイルム等か
らなるベースに対して、加熱により供給インク層
内の液状となつたインクを、加熱した塗工ローラ
で汲み上げて塗工してシート上のインク層を再生
し、循環する間に自然冷却されて固体となつたシ
ートのインク層にサーマルヘツド部で記録紙に密
着させて押しあて、転写記録を行なうようにした
ものがある。
しかし、このような装置は、装置に電力を供給
してから供給インク層の温度が上昇し、印字記録
可能な状態になるまでの立ち上がり時間が長く、
急な印字に供せないという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は斯る問題点を解消するもので、供給イ
ンク層の温度が上昇しない立ち上がり時間内での
転写記録を可能にするものである。
[考案の概要] 上述した目的を達成するため、本考案は熱転写
印字に供するインクリボンのエンドレスループ
と、供給インク層からの汲み上げに供すエンドレ
スループとを別に設けるものである。
[考案の実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す概略的な側面
図である。
同図10は耐熱性を有するポリイミド、あるい
はポリエステル等で形成されたエンドレスフイル
ムであり、該フイルム10は所定の位置関係に配
置せる駆動ローラ12,ガイドローラ14,1
6,18,20,22,24,26,28,30
に巻掛けられて張設されており、一方32は塗工
アシストローラであり、フイルムのインク層とは
反対面をしてエンドレスフイルム10に対し当接
され、また該フイルムを介在させ、後述汲み上げ
ローラ34に対して弾性的に付勢されるように構
成し、即ちエンドレスフイルム10の片面に対し
てインクを塗工する構成を備えており、常温にお
いて固相であり、加熱によつて流動性を有するイ
ンク36がインクタンク38に入れられ、また、
ローラ34内部には発熱体を有し、感熱インクを
溶融することも兼ねる上述汲み上げローラ34は
その一部がインク36内に浸漬し、インクコータ
部を構成している。
40は転写サーマルヘツドであり、該フイルム
10のエンドレスループ内で再生されたインクを
再びインクリボン42にフイルム全幅にわたつて
転写させるもので、該リボン42にフイルム10
を介して付勢され、背面のバツクアツプローラ4
4に弾性的に押圧され、また、インクリボン42
も耐熱性フイルム、例えば上述のポリイミドが用
いられ、エンドレス状となつており、ループ上で
一定距離隔たつた位置にはサーマルヘツド46
が、上述の転写により再生インク層を形成せるリ
ボン面とは反対側に位置し、ヘツド46はリボン
42、記録紙48を介してプラテンローラ50に
押しあてられ、上記インクリボン42の走行方向
は、上述駆動ローラ12の回転方向によつて決定
する、フイルム10ループの走行方向と同じであ
る。
また、上述リボン42上のインク層と、インク
コータにより供給されるフイルム10上のインク
層とは各ループの外周面にある。
斯種インクリボン部は転写装置本体に対してカ
ートリツジ化され着脱自在の構成であり、また、
リボン42のループとフイルム10のループとは
同一平面上になく、上記インクリボンの走行路が
一部で捩られてフイルム塗工面に当接し、斯るイ
ンクの供与がなされている。
第2図、第3図にてその概略を説明する。
カートリツジ筺体60内にてループを構成する
リボン42は図中矢印方向に順次フイードされ、
サーマルヘツド46にて印字に供される部分52
と、転写ヘツド40にて再生インクをリボンに供
給する部分54とがあり、52をしてカートリツ
ジ筺体60外方へ引き回される部分と、開口62
に臨ませてリボン42を露出した部分54であつ
て、カートリツジ60内では52部より54部に
至らしめるにあたり、ローラ80をしてリボン4
2の静止位置、換言すれば52部での位置に対し
て90°回転され、即ち当該部分でリボン42は水
平におかれ、インクリボン42はインクを転写す
る面をフイルム10に対峙させるが如くに構成さ
れて、即ちフイルム10のループとは同一平面に
ない。
このため、カートリツジ筺体60を熱転写印字
装置に対して交換装着後、バツクアツプローラ4
4が開口62に入り、上述の転写ヘツド40への
フイルムを介した圧接が行なわれるものであり、
カートリツジ筺体60内には他にローラ68,7
0と駆動ローラ66,64が配されており、駆動
ローラについては図示せずもリボン42を挟んで
当該ローラに対して各々弾性的に押圧するプレツ
シヤローラをカートリツジ60内に具備し、各駆
動ローラの回転でリボン42のフイードが可能で
あり、各ローラ64,66は、カートリツジ60
外方から印字装置本体に設けられた駆動系に同軸
的に嵌合されるようにカートリツジ筺体外方へ臨
ませており、ヘツド46印字動作に於けるインク
リボン42のフイード動作を律するローラ64
と、再生インクの転写時のフイード動作を律する
ローラ66とを備え、このため図中ではインクリ
ボン42が張力を与えられたように見えるが、ロ
ーラ66と70間、及び64と68間は、リボン
がかなりの長さで弛緩してカートリツジ60内の
一定区画内で収められた状態であり、サーマルヘ
ツド46の上記プラテンローラ50の軸方向にそ
つた往復動の印字シーケンス動作に同期して外部
から駆動されるローラ64、一方これに対してイ
ンク36の加熱溶融をインク36部の温度検知手
段等(図示せず)により駆動を容認され、且つ印
字のリボンフイード周期に同期するか、あるいは
他の手段によりフイードタイミングを制御される
外部駆動系で駆動されるローラ66であつて、各
フイード動作が互いに同期しなくとも直ちにカー
トリツジ60内のリボン42の56部、58部が
緊張しないように、また、立ち上がり時、サーマ
ルヘツド46によつて一定量の印字が可能なよう
にリボン42長とローラ44による転写フイード
タイミングは設定され、少なくともリボンの58
部はローラ44のアンフイード時に於いても所定
量の印字ができる長さに弛緩される。
次に記録動作について説明する。
電源投入後、ローラ34の発熱でインク36が
溶融されると図示しない温度検知手段で駆動ロー
ラ12が図示方向に回転し、フイルム10も同方
向に搬送され、張力をもつて掛けられたローラ3
4も回転をはじめ、タンク38内のインク36は
汲み上げられ、フイルム10間との接触部に於い
てインクをフイルム10上に対して供給する。
溶融温度以上に加熱され、フイルム10に塗工
されたインク層は、フイードに従つて順次移動さ
れ、転写ヘツド40に達するまでは自然に冷却さ
れ、一旦は固形化される。
斯るインク層はローラ26,28を通過しヘツ
ド40部分に到達し、該ヘツド40の加熱がフイ
ルム10の全幅にわたつて行なわれ、加熱により
溶融したインク層はインクリボン42側に転写さ
れる。
この転写は駆動ローラ12及び同期して駆動さ
れるローラ66の回転によつて順次行なわれ、空
冷されたリボン42のインク層はサーマルヘツド
46の当接部分にローラ64の回転で搬送され、
リボン42のインク層が転写された面とは反対側
の面よりヘツド46の発熱素子を選択的に発熱さ
せ、リボン42記録紙48を介してプラテンロー
ラ50に当接させ、インク層を局部的に加熱し、
溶融したインクを記録紙48にドツトとして転写
させる。
上記動作は印字に従つて繰り返され、記録が行
なわれたリボン42は部分的にインクが残留した
状態でフイードされ、最終的にはヘツド40によ
るインク再生に供され、特に必要であれば残留イ
ンクは途中で回収する構成でも良い。
記録終了後はローラ64の間欠回転は停止する
が、リボン42長が長く、駆動ローラを経た走行
路の最短距離を通らずかなり弛緩した状態である
ので、リボン42を緊張させない状態では印字動
作中でなくとも電源が供給されていれば、駆動ロ
ーラ12、ローラ66の駆動は可能である。
次に電源直後の立ち上がり動作について説明す
ると、上述のインクタンク38内の感熱インク3
6は溶融しておらず、上述温度検知手段によつて
駆動ローラ12は回転せず、リボン42へのイン
ク供給は行なわれない。
但しインク転写ずみの部分58がカートリツジ
内で弛緩しているため急な印字についても所定量
のインクを供給することが可能であり、タンク内
温度が上昇すれば、インクの供給は上述の手順で
行なわれる。
また、本考案では、熱転写印字に供するフイル
ムループと、供給インクの汲み上げに供するフイ
ルムループとを別に設けているため、印字部のル
ープのフイルム厚さを薄く設定することも可能
で、印字品質を向上させることもできる。
これは一般に熱転写印字がリボンとなるフイル
ムの背面から当接されるため、フイルム厚さが薄
いと印字の際のきれが良く、印字品質が向上する
が、インクコーターからの供給部と印字部が同一
ループ内にあるとフイルムに張力を持たせて巻掛
けなければならない関係上、薄いフイルムの使用
が耐久性の点から困難であるからである。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案の熱転写印字装置は
供給インク層の温度が十分に上昇しない立ち上が
り時間内での記録が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の概略的な側面図、第2
図は実施例要部斜視図、第3図は実施例カートリ
ツジ筺体の平面図である。 符号の説明、10……エンドレスフイルム、1
2……駆動ローラ、36……感熱インク、38…
…インクタンク、40……転写ヘツド、42……
インクリボン、46……サーマルヘツド、48…
…記録紙、50……プラテンローラ、60……カ
ートリツジ筺体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常温において固相であり加熱によつて流動性を
    有するインクを耐熱性フイルムに対して溶融して
    塗工するインクコーターと、該インクコーターに
    臨むフイルムであつて駆動ローラを含む複数のロ
    ーラに巻掛けられたエンドレスループを構成する
    第1のフイルムと、上記インクコーターによつて
    上記第1のフイルム上に上記インク層を塗工され
    た面とは反対側の面に対峙し上記インク層を転写
    するための第1のサーマルヘツドと、耐熱性フイ
    ルムであつて上記第1のフイルムとは別個のエン
    ドレスループを弛緩させた状態でカートリツジ筺
    体内で構成し、且つ該ループの一方の面が上記第
    1のサーマルヘツドが臨む位置をして上記第1の
    フイルムの上記インク層が塗工された面と対峙さ
    れるごとくループ走行路を上記筺体外方へ臨ませ
    た第2のフイルムと、該第2のフイルムとは上記
    第1のサーマルヘツドにより一方の面に上記第1
    のフイルム上のインクを転写されるものであつ
    て、上記カートリツジ筺体外方へ臨ませた上記第
    2のフイルムの上記インクが転写されざる面に当
    接して上記インクを記録紙に対して熱転写印字す
    る第2のサーマルヘツドとを具備してなる熱転写
    印字装置。
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