JP2603254Y2 - 押付加熱型サーマルプリンタ - Google Patents
押付加熱型サーマルプリンタInfo
- Publication number
- JP2603254Y2 JP2603254Y2 JP1991049237U JP4923791U JP2603254Y2 JP 2603254 Y2 JP2603254 Y2 JP 2603254Y2 JP 1991049237 U JP1991049237 U JP 1991049237U JP 4923791 U JP4923791 U JP 4923791U JP 2603254 Y2 JP2603254 Y2 JP 2603254Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- pinch roller
- heating element
- heating
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は一般に熱転写プリンタ
に関し、特に昇華方式の熱転写プリンタに関する。
に関し、特に昇華方式の熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写プリント方式には昇華方式、溶融
熱転写方式、感熱方式などがあり、何れもサーマルヘッ
ドを用いて画像の定着を行っている。そのサーマルヘッ
ドの構造は図4に示すとおりで、1は基板で、アルミナ
又は金属などの表面にガラスグレーズ層の被覆が施され
ている。2は発熱抵抗体、3はコモン電極、4は発熱抵
抗体アレーの各ヘッドへの通電を制御するドライバーI
Cで、信号線5によりプリンタ本体の制御器から制御信
号やデータ信号が送られてくる。このような構造のサー
マルヘッド7は図3に示す状態でプリンタに取り付けら
れるが、8がプラテン、11がインクリボン、12がプ
リント用紙である。
熱転写方式、感熱方式などがあり、何れもサーマルヘッ
ドを用いて画像の定着を行っている。そのサーマルヘッ
ドの構造は図4に示すとおりで、1は基板で、アルミナ
又は金属などの表面にガラスグレーズ層の被覆が施され
ている。2は発熱抵抗体、3はコモン電極、4は発熱抵
抗体アレーの各ヘッドへの通電を制御するドライバーI
Cで、信号線5によりプリンタ本体の制御器から制御信
号やデータ信号が送られてくる。このような構造のサー
マルヘッド7は図3に示す状態でプリンタに取り付けら
れるが、8がプラテン、11がインクリボン、12がプ
リント用紙である。
【0003】図3、図4を参照して、サーマルヘッド7
の発熱抵抗体2が通電加熱されると、発熱抵抗体2に接
触しているインクリボン11が加熱され、昇華方式の場
合、インクリボン11に塗布されている昇華性染料が通
電エネルギに比例して昇華する。一方インクリボン11
に接触しているプリント用紙12は図5に示すように用
紙本体16の上に受容層15が置かれ、昇華した染料は
この受容層15内に拡散し、その結果画像がプリント用
紙12に印刷される。
の発熱抵抗体2が通電加熱されると、発熱抵抗体2に接
触しているインクリボン11が加熱され、昇華方式の場
合、インクリボン11に塗布されている昇華性染料が通
電エネルギに比例して昇華する。一方インクリボン11
に接触しているプリント用紙12は図5に示すように用
紙本体16の上に受容層15が置かれ、昇華した染料は
この受容層15内に拡散し、その結果画像がプリント用
紙12に印刷される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図5に示す受容層15
は通常ポリエステルフィルムが用いられ、図3に示すプ
リンタ6で印刷すると、発熱抵抗体2により熱せられた
プリント用紙12の表面の部分は軟化し、凹みを生ず
る。プリント用紙表面に形成されたこの凹凸は通常気付
かれないが、例えば印刷物を正面からでなく斜めの角度
から見ると光線の具合で容易に確認され、印刷物として
見難く好ましいものではない。
は通常ポリエステルフィルムが用いられ、図3に示すプ
リンタ6で印刷すると、発熱抵抗体2により熱せられた
プリント用紙12の表面の部分は軟化し、凹みを生ず
る。プリント用紙表面に形成されたこの凹凸は通常気付
かれないが、例えば印刷物を正面からでなく斜めの角度
から見ると光線の具合で容易に確認され、印刷物として
見難く好ましいものではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、画像が印刷
されたプリント用紙がインクリボンから分離した後に、
通電加熱された発熱体でプリント用紙の表面を一定の押
付圧力で押し付け、プリント用紙表面の凹凸を消滅させ
る。
されたプリント用紙がインクリボンから分離した後に、
通電加熱された発熱体でプリント用紙の表面を一定の押
付圧力で押し付け、プリント用紙表面の凹凸を消滅させ
る。
【0006】
【作用】サーマルヘッドの発熱抵抗体が通電され発熱す
ると発熱抵抗体に接しているインクリボンが加熱され、
インクリボン上の染料がプリント用紙の受容層に昇華拡
散して画像が印刷されるが、このとき受容層のポリエス
テルフィルムが熱で軟化し、凹みを生じ、そのまま排紙
すると用紙表面に凹凸が残る。そこで、プリント用紙が
インクリボンから分離した後に用紙表面を発熱体で直接
加熱し、凹凸があるポリエステルを軟化させ、押付圧力
を加えて表面凹凸を消滅させ均一な表面が得られる。
ると発熱抵抗体に接しているインクリボンが加熱され、
インクリボン上の染料がプリント用紙の受容層に昇華拡
散して画像が印刷されるが、このとき受容層のポリエス
テルフィルムが熱で軟化し、凹みを生じ、そのまま排紙
すると用紙表面に凹凸が残る。そこで、プリント用紙が
インクリボンから分離した後に用紙表面を発熱体で直接
加熱し、凹凸があるポリエステルを軟化させ、押付圧力
を加えて表面凹凸を消滅させ均一な表面が得られる。
【0007】
【実施例】本考案による押付加熱型サーマルプリンタの
一実施例の部分構造図を図1に示すが、その他の部分も
含んだ全体構造図は図3の従来のものと同様である。
一実施例の部分構造図を図1に示すが、その他の部分も
含んだ全体構造図は図3の従来のものと同様である。
【0008】図1において、プリント用紙12はプリン
タの下側から供給され、プラテン8とピンチローラ10
を経由し、サーマルヘッド7、ピンチローラ9、排紙ロ
ーラ18を通って排出される。インクリボン11はイン
クリボンロール14からサーマルヘッド7とプラテン8
との間を経由しインクリボン巻取ロール13へ巻取られ
る。このときサーマルヘッド7はプリント用紙12がピ
ンチローラ9に挟まれたときプラテン8側に押し付けら
れ通電制御が行われ、インクリボン11の染料がプリン
ト用紙12へ指定のパターンで昇華拡散される。この後
で、プリント用紙12はインクリボン11との密着状態
から分離され、昇華拡散した表面を発熱体19により通
電加熱されながら一定の押付圧力で押し付けられて送ら
れる。この発熱体19の押付設置場所は図1に示すよう
にサーマルヘッド7とプラテン8に対向するピンチロー
ラ9との間、ピンチローラ9の表面、又は排紙ローラ1
8に対向する排紙ガイド17、のいずれか一つの位置に
設けるようにする。
タの下側から供給され、プラテン8とピンチローラ10
を経由し、サーマルヘッド7、ピンチローラ9、排紙ロ
ーラ18を通って排出される。インクリボン11はイン
クリボンロール14からサーマルヘッド7とプラテン8
との間を経由しインクリボン巻取ロール13へ巻取られ
る。このときサーマルヘッド7はプリント用紙12がピ
ンチローラ9に挟まれたときプラテン8側に押し付けら
れ通電制御が行われ、インクリボン11の染料がプリン
ト用紙12へ指定のパターンで昇華拡散される。この後
で、プリント用紙12はインクリボン11との密着状態
から分離され、昇華拡散した表面を発熱体19により通
電加熱されながら一定の押付圧力で押し付けられて送ら
れる。この発熱体19の押付設置場所は図1に示すよう
にサーマルヘッド7とプラテン8に対向するピンチロー
ラ9との間、ピンチローラ9の表面、又は排紙ローラ1
8に対向する排紙ガイド17、のいずれか一つの位置に
設けるようにする。
【0009】ピンチローラ9の表面に発熱体19を設け
る場合は、ピンチローラ9は図2に示すように円筒形の
両端部に電極21があり、両電極を結ぶ棒状の発熱体1
9が円筒形の外周に軸線方向に設けられ、更に一端部に
位置合わせ機構20がある。このピンチローラ9は加熱
時以外はプリント用紙12と同じ速度で回転しており、
加熱時は位置合わせ機構20により発熱体19と用紙表
面の位置合わせを行い、電極21より通電加熱される。
位置合わせ機構20は機械部品又は電子部品などを組み
合わせた一般市販品であり、電極21への電流供給方法
はスリップリング又はブラシ等既知の方法による。
る場合は、ピンチローラ9は図2に示すように円筒形の
両端部に電極21があり、両電極を結ぶ棒状の発熱体1
9が円筒形の外周に軸線方向に設けられ、更に一端部に
位置合わせ機構20がある。このピンチローラ9は加熱
時以外はプリント用紙12と同じ速度で回転しており、
加熱時は位置合わせ機構20により発熱体19と用紙表
面の位置合わせを行い、電極21より通電加熱される。
位置合わせ機構20は機械部品又は電子部品などを組み
合わせた一般市販品であり、電極21への電流供給方法
はスリップリング又はブラシ等既知の方法による。
【0010】
【考案の効果】従来は、プリント用紙表面に凹凸があり
光沢が均一でないために、画像を傾けて見ると部分的に
光沢がなく不自然な印刷物であったのに対し、本考案に
よる場合は印刷後プリント用紙表面を発熱体で加熱する
ことにより凹凸部を軟化させるようにしたためプリント
用紙表面が均一となりどの角度から見ても一様な光沢の
ある自然な印刷物が得られる。
光沢が均一でないために、画像を傾けて見ると部分的に
光沢がなく不自然な印刷物であったのに対し、本考案に
よる場合は印刷後プリント用紙表面を発熱体で加熱する
ことにより凹凸部を軟化させるようにしたためプリント
用紙表面が均一となりどの角度から見ても一様な光沢の
ある自然な印刷物が得られる。
【図1】本考案による押付加熱型サーマルプリンタの一
実施例の部分構造図である。
実施例の部分構造図である。
【図2】発熱体を備えたピンチローラの実施例の斜視図
である。
である。
【図3】従来のサーマルプリンタの構造図である。
【図4】図1及び図3に示すサーマルヘッドの平面図で
ある。
ある。
【図5】プリント用紙の断面図である。
7 サーマルヘッド 8 プラテン 9 ピンチローラ 11 インクリボン 12 プリント用紙 17 排紙ガイド 18 排紙ローラ 19 発熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−32860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 3/20
Claims (1)
- 【請求項1】 サーマルヘッドを用いる熱転写プリンタ
において、通電加熱されプリント用紙の表面に一定の押
付圧力で押し付け可能で、かつ、ピンチローラの表面に
設けられた棒状の発熱体を有し、前記ピンチローラは、
加熱時以外は回転し、加熱時は位置合わせ機構で所定位
置に停止するものであり、画像印刷された前記プリント
用紙がインクリボンとの密着状態から分離された後に前
記発熱体によって一定の押付圧力で押し付けられ、前記
プリント用紙の表面の凹凸が消滅されるようになってい
ることを特徴とする押付加熱型サーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991049237U JP2603254Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 押付加熱型サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991049237U JP2603254Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 押付加熱型サーマルプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132954U JPH04132954U (ja) | 1992-12-10 |
JP2603254Y2 true JP2603254Y2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=31927436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991049237U Expired - Lifetime JP2603254Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 押付加熱型サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603254Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57201649A (en) * | 1981-06-04 | 1982-12-10 | Nippon Paint Co Ltd | Vinyl sol paint coated metallic plate |
JPH0332860A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-13 | Nec Home Electron Ltd | 昇華熱転写式サーマルプリンタ |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP1991049237U patent/JP2603254Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04132954U (ja) | 1992-12-10 |
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