JPH05147315A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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Publication number
JPH05147315A
JPH05147315A JP34220791A JP34220791A JPH05147315A JP H05147315 A JPH05147315 A JP H05147315A JP 34220791 A JP34220791 A JP 34220791A JP 34220791 A JP34220791 A JP 34220791A JP H05147315 A JPH05147315 A JP H05147315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
replenishing
thermal transfer
transfer recording
holding tape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34220791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Yagi
智仁 八木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05147315A publication Critical patent/JPH05147315A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時以後のインク平滑部材のウオーム
アップ時間を有効に短縮することができる熱転写記録装
置を提供すること。 【構成】 サーマルヘッド3により局部的に加熱されて
記録紙2に対し所定の情報を転写せしめるインク層が付
されたインク保持テープ1と、インク保持テープ1のイ
ンク層に所定のインクを常時補充する円柱状のインク補
充部材19とを備え、このインク補充部材19に補充す
る熱溶融性インク12を貯えると共に下端部にヒータを
装備したインク貯蔵槽7を有し、インク補充部材19に
付されるインク層の均一化を図るインク平滑部材5を備
えている。そして、このインク平滑部材5を熱伝導性良
好なベース部材13を介してヒータ11に近接装備した
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドとイン
クフィルムを用いた熱転写記録装置に係り、特に再生可
能なインクフィルムを使用し、例えば普通紙のごとき媒
体に印字ができるようにした熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はインク補充部材によりインク保持
帯の表面にインク層を形成する方式としては、表面を砂
目状にするか、表面に浅い溝を形成したインク補充部材
の凹部に熱溶融性インクを満たし、インク保持帯の表面
に熱溶融性インクを塗布する方法がある。またもう一つ
の方式としては、インク補充部材をステンレスまたはブ
ロンズの粉体を焼結にて焼き固めたものとし、そのメッ
シュの径は20〜100 μ程度の細かな粒子を濾過できるよ
うになっており、その中から熱溶融性インクをしみださ
せることによってインク保持帯の表面に熱溶融性インク
を塗布する方法がある。これらの方式においては、イン
ク補充部材により供給されたインク保持帯の表面のイン
ク層は、インク補充部材の表面が砂目状のため、転写さ
れたインク層にむらが生じたり、インク層が凸凹の状態
である。このためインク補充部材により補充されたイン
ク保持帯上のインク層表面に接し、かつインク補充部材
近傍に設置されたインク平滑部材によりインク層表面を
平滑化している。
【0003】このインク平滑部材は熱溶融性インクを平
滑化するためには当然熱溶融性インクの融点以上に加熱
されている必要がある。従来は図4に示す通りインク平
滑部材51はヒータ52を具備したインク貯蔵槽57の
底面部から一定の間隔を持ちインク貯蔵槽57の側面部
に固定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インク平滑部
材51に熱を伝導するにはインク貯蔵槽57の底面部か
ら側面部を介して行わなければならず、電源投入後イン
ク平滑部材51を熱溶融性インクの融点以上に昇温し印
字可能に至るまでのウォームアップに時間がかかるとい
う欠点を有していた。これに対し、インク平滑部材をイ
ンク貯蔵槽の底面部からの熱伝達速度を速くすることに
より、上記問題点は解決されることになる。また、上記
欠点を解消するためヒータの電力を大きくすることが考
えられるが、コスト高となるとともに、ヒータが大きく
なり消費電力が増大する。また、上記欠点を解消するた
めにインク平滑部材の近傍にあるインク補充部材を中空
パイプの形状にし、中にハロゲンランプ,ニクロム線等
のヒータを入れ、インク平滑部材に熱を伝達しようとい
う提案があったが、インク補充部材はインク貯蔵槽の熱
溶融性インクの中に浸かっているため熱溶融性インクが
インク補充部材の中に浸透しヒータを汚してしまうと不
都合があった。更にはインク貯蔵槽に設けられたヒータ
と別のヒータが必要であるためコスト高を招くものとな
っていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに電源投入時以後のインク平滑部材のウ
オームアップ時間を有効に短縮することができる熱転写
記録装置を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、サーマルヘ
ッドと、このサーマルヘッドにより局部的に加熱されて
記録紙に対し所定の情報を転写せしめるインク層が付さ
れたインク保持テープと、このインク保持テープを走行
駆動する駆動ローラと、インク保持テープのインク層に
所定のインクを常時補充する円柱状のインク補充部材と
を備えている。そして、このインク補充部材に補充する
熱溶融性インクを貯えると共に下端部にヒータを装備し
たインク貯蔵槽を有し、インク補充部材に付されるイン
ク層の均一化を図るインク平滑部材を装備して成る熱転
写記録装置において、インク平滑部材を熱伝導性良好な
ベース部材を介して前記ヒータに近接装備する、等の構
成を採っている。これによって前述した目的を達成しよ
うとするものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。本発明の一実施例によるリインキン
グ機構を装備したライン型熱転写装置の断面概略を図1
に示す。図1において熱転写装置は、このサーマルヘッ
ド3により局部的に加熱されて記録紙2に対し所定の情
報を転写せしめるインク層が付されたインク保持テープ
1と、インク保持テープ1のインク層に所定のインクを
常時補充する円柱状のインク補充部材19とを備え、こ
のインク補充部材19に補充する熱溶融性インク12を
貯えると共に下端部にヒータ11を装備したインク貯蔵
槽7を有し、インク補充部材19に付されるインク層の
均一化を図るインク平滑部材5を備えている。そして、
このインク平滑部材5を熱伝導性良好なベース部材13
を介してヒータ11に近接装備している。
【0008】これを更に詳述すると、リインキング機構
の斜視詳細を図2に示し、インク補充部材の詳細を図3
に示す。図3において、符号1はポリイミドまたはポリ
アラミドを材質としたインク保持テープであり、外側面
にはワックス及び樹脂にカーボンブラックを混合した熱
溶融性インク12が塗布されている。図1において、イ
ンク保持帯1の外側面の一部はサーマルヘッド3を介し
てヘッド圧スプリング16の付勢力によりプラテンロー
ラ8に記録紙2をはさんで接している。41〜43はイン
ク保持帯1の走行を案内するガイドローラである。イン
ク保持帯1は帯状の耐熱性フィルムの両端を接合するこ
とによりエンドレスの形状となっている。この熱溶融性
インク12が塗布されたインク保持テープ1はサーマル
ヘッド3によって印字された後キャプスタンローラ26
の駆動により巻取られる。インク貯蔵槽7は熱伝導性の
よいアルミ等の金属より成り、内部に熱溶融性インク1
2を収容する。ここでインク貯蔵槽7の底面には熱溶融
性インク12の融点よりも若干高いある一定の温度を維
持するヒータ11が固定されており、インク貯蔵槽7の
中の熱溶融性インク12を液体状に溶かしている。
【0009】図1においてインク補充部材19はステン
レスまたはアルミのローラの表面をサンドブラスト等の
加工にて粗面状にしているか、表面に浅いナール状の溝
が形成されているか、もしくはクロム等のメッキを施し
た後エッチング処理によりセル溝が形成されている。そ
してインク補充部材19の近傍にはインク平滑部材5が
設けられている。このインク平滑部材5は表面が平滑な
丸棒または表面にステンレスの細いワイヤーを密着巻に
巻かれたものであり、インク貯蔵槽7の底面部に固定さ
れたアルミ等の熱伝導性の良い材料からなるベース13
の上にピン23にて固定されている。ベース部材13
は、円柱状のインク補充部材19に対向する面が該イン
ク補充部材19の回転面に沿った形状に形成されてい
る。
【0010】次に上述した構成の動作を説明する。図1
において、まずサーマルヘッド3に、図示されていない
制御回路から駆動信号が与えられる。その熱でインク保
持テープ1の一部は加熱され熱溶融性インク12は記録
紙2に転写される。このときプラテンローラ8は印字方
向に対して矢印方向に回転すると共に、インク保持テー
プ1はキャプスタンローラ26により順次巻き取られて
いく。一方、インク保持テープ1はエンドレスの形状に
なっているためリインキング機構に搬送される。このリ
インキング機構の中でインク保持テープ1はインク補充
部材19に巻き付けられているために、インク補充部材
19はインク保持テープ1の走行と共に回転する。イン
ク貯蔵槽7の中で液体状に溶融された熱溶融性インク1
2は、インク補充部材19の表面に形成された凹部に充
填され、そして前述したようにインク補充部材19はイ
ンク保持テープと共に回転しているために熱溶融性イン
ク12が上部に引き上げられる。そしてインク保持テー
プ1の表面に熱溶融性インク12が供給される。インク
補充部材19により供給されたインク保持テープ1の表
面のインク層はインク補充部材19の表面が砂目状のた
め、転写されたインク層にむらが生じている。また熱溶
融性インク12の粘弾性によるタックと呼ばれる現象に
よってインク膜の表面が粗くなり、濃度ムラ,転写不良
による文字のカスレ等の記録品質を損なう現象となる。
そのためにインク補充部材19に近接して設けられ、イ
ンク貯蔵槽7より熱が供給されているインク平滑部材5
によりインク層表面を擦ることによって平滑なインク層
を形成させる。ここで擦り取られた熱溶融性インクはイ
ンク平滑部材5より流れ落ちインク貯蔵槽7に回収され
る。
【0011】次に図3を参照して詳しく説明する。図3
において、インク保持テープ1の表面にはサーマルヘッ
ド3により転写された残りのインク膜21がある。それ
をインク補充部材19によって14の部分に接触したイ
ンク膜21が溶融され、同時にインク補充部材19の表
面に付着されているインク10と混ざり合い新たなイン
ク膜15を形成する。そしてインク補充部材19の表面
粗さと16の部分に示すタック現象によるインクの引き
の発生によってインク膜15の膜厚にムラが生じる。こ
れがインク平滑部材5に接触することにより、インク膜
15は再度溶融され、インク保持テープ1とインク平滑
部材5との間の部分に均一なインク層18が形成され
る。そして余分なインク20はインク平滑部材5によっ
てかき取られインク貯蔵槽7に回収される。その結果、
インク保持テープ1には平滑面で膜厚が均一なインク膜
6が形成されるものとなる。
【0012】上述した通り、インク平滑部材5はインク
貯蔵槽7に固定された熱伝導性の良い材料からなるベー
ス13の上に固定されているため、インク膜を溶融でき
るよう、電源投入後インク平滑部材5を熱溶融性インク
12の融点以上に昇温し、印字可能に至るまでのウォー
ムアップの時間は短縮される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、加
熱容量の大きなヒータが装備され、短時間に加熱される
質量の大きなインク貯蔵槽に近接してインク平滑部材を
配設することにより、このインク貯蔵槽からインク平滑
部材に熱の伝達が行なわれ、インク平滑部材の加熱時間
が短くなることから、電源投入後印字可能に至るまでの
ウォームアップ時間の短縮ができるという従来にない優
れた熱転写記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面概略図
【図2】図1におけるリインキング機構の斜視図
【図3】図2内におけるリインキング機構の断面図
【図4】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1 インク保持帯 2 記録紙 3 サーマルヘッド 5 インク平滑部材 7 インク貯蔵槽 11 ヒータ 12 熱溶融性インク 13 熱伝導性良好なベース部材 19 インク補充テープ 26 キャプスタンローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドと、このサーマルヘッド
    により局部的に加熱されて記録紙に対し所定の情報を転
    写せしめるインク層が付されたインク保持テープと、こ
    のインク保持テープを走行駆動する駆動ローラと、前記
    インク保持テープのインク層に所定のインクを常時補充
    する円柱状のインク補充部材とを備え、このインク補充
    部材に補充する熱溶融性インクを貯えると共に下端部に
    ヒータを装備したインク貯蔵槽を有し、前記インク補充
    部材に付されるインク層の均一化を図るインク平滑部材
    を装備して成る熱転写記録装置において、前記インク平
    滑部材を熱伝導性良好なベース部材を介して前記ヒータ
    に近接装備したことを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材は、アルミニューム等の
    金属部材により形成されていることを特徴とした請求項
    1記載の熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材は、前記円柱状のインク
    補充部材に対向する面が該インク補充部材の回転面に沿
    った形状に形成されていることを特徴とした請求項1記
    載の熱転写記録装置。
JP34220791A 1991-11-30 1991-11-30 熱転写記録装置 Withdrawn JPH05147315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34220791A JPH05147315A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 熱転写記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34220791A JPH05147315A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 熱転写記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05147315A true JPH05147315A (ja) 1993-06-15

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ID=18351949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34220791A Withdrawn JPH05147315A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 熱転写記録装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204