JPH05238028A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH05238028A
JPH05238028A JP7896392A JP7896392A JPH05238028A JP H05238028 A JPH05238028 A JP H05238028A JP 7896392 A JP7896392 A JP 7896392A JP 7896392 A JP7896392 A JP 7896392A JP H05238028 A JPH05238028 A JP H05238028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
heat
resistant film
film
replenishing member
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7896392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Yagi
智仁 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05238028A publication Critical patent/JPH05238028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性フィルムの背面へのインク付着を有効
に抑制するとともに印字品質の向上を図った熱転写記録
装置を提供すること。 【構成】 耐熱性フィルム1の一方の面に形成されたイ
ンク層に連続的に熱溶融性インクを補充する筒状のイン
ク補充部材19と、耐熱性フィルム1にその他方の面か
ら当接して当該耐熱性フィルム1上のインク層を局部的
に加熱しその溶融したインクを記録紙2に転写せしめる
サーマルヘッド3とを備えた熱転写記録装置において、
インク補充部材19の両端部に、当該インク補充部材1
9とほぼ同じ直径から成り回転しない状態のローラリン
グ21,21を装備したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドとイン
クフィルムを用いた熱転写記録装置に係り、特に再生可
能なインクフィルムを使用し、例えば普通紙のごとき媒
体に印字ができるようにした熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インク補充部材により耐熱性
フィルムの表面にインク層を形成する方式としては、表
面を砂目状にするか又は表面に浅い溝を形成したインク
補充部材の凹部に熱溶融性インクを満たし、これを耐熱
性フィルムの表面に当接させてこれに熱溶融性インクを
塗布する方法がある。また他の方式としては、インク補
充部材をステンレス又はブロンズの粉体を焼結にて焼き
固めたものとし、そのメッシュの径は20〜100[μ]程
度の細かな粒子を濾過できるようになっており、その中
から熱溶融性インクをしみださせることによって耐熱性
フィルムの表面に熱溶融性インクを塗布する方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】耐熱性フィルムへのイ
ンク補充部材によるインク塗布領域は、耐熱性フィルム
の走行中の横ずれを考慮してサーマルヘッドの列長に対
して若干広めに設計されている。また、耐熱性フィルム
の幅は、インクが耐熱性フィルムの全面に塗布されるよ
うにインク補充部材の幅より狭く設定されている。とこ
ろが、耐熱性フィルムの表面に何回も熱溶融性インクを
塗布しているうちに、インク補充部材の熱溶融性インク
の横方向の漏れ広がりによって、耐熱性フィルムの背面
に熱溶融性インクの付着を生じる(図3ないし図4参
照)。この付着により、耐熱性フィルム搬送系やサーマ
ルヘッドの汚れが生じ、メンテナンスが繁雑になるとい
う不都合がある。
【0004】また、サーマルヘッドの上に熱溶融性イン
クが堆積することにより、耐熱性フィルム上に塗布され
た熱溶融性インクへの熱伝導が悪くなり、濃度低下など
印字品質の劣化が生じる。更に、サーマルヘッドと耐熱
性フィルムとの摩擦係数が増大し、耐熱性フィルム上に
塗布された熱溶融性インクと記録紙との間に相対スベリ
が発生し、スマッジ汚れが生じ、著しい場合には耐熱性
フィルムにシワの発生が生じ、印字不能となる問題点が
あった。
【0005】また、上記欠点を解消するために、インク
補充部材と耐熱性フィルムとの接触部分を耐熱性フィル
ムの幅より狭くすることが検討されている。しかしなが
ら、このとき、横に漏れ広がった熱溶融性インクが、表
面張力により端部に溜り、そこのインク塗布厚が厚くな
って盛り上がってしまう(図5ないし図6)。そして、
この部分が搬送系にて曲げられると、その厚い盛り上が
り部分は剛性が強いがゆえ、熱溶融性インクが糸状に剥
がれ落ちると共に、搬送系を汚してしまうという問題点
があった。また、耐熱性フィルムは高分子材料よりなる
ため、静電気を帯び易く糸状に落ちたインク屑が静電気
により耐熱性フィルムの裏面に付着し、その熱溶融性イ
ンクがサーマルヘッドにて溶かされ上記と同様の問題点
を引き起こすという不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、耐熱性フィルムの背面へのインク付
着を有効に抑制するとともに印字品質の向上を図った熱
転写記録装置を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、耐熱性フィ
ルムの一方の面に形成されたインク層に連続的に熱溶融
性インクを補充する筒状のインク補充部材と、耐熱性フ
ィルムにその他方の面から当接して当該耐熱性フィルム
上のインク層を局部的に加熱しその溶融したインクを記
録紙に転写せしめるサーマルヘッドとを備えた熱転写記
録装置において、インク補充部材の両端部に、当該イン
ク補充部材とほぼ同じ直径から成り回転しない状態のロ
ーラリングを装備する、という構成を採っている。これ
によって前述した目的を達成しようとするものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図2に
基づいて説明する。この図1ないし図2に示す実施例
は、耐熱性フィルム1の一方の面に形成されたインク層
に連続的に熱溶融性インクを補充する筒状のインク補充
部材19と、耐熱性フィルム1にその他方の面から当接
して当該耐熱性フィルム1上のインク層を局部的に加熱
しその溶融したインクを記録紙2に転写せしめるサーマ
ルヘッド3とを備えている。インク補充部材19の両端
部には、当該インク補充部材19とほぼ同じ直径から成
り回転しない状態のローラリング21,21が装備され
ている。
【0009】これを更に詳述すると、図1ないし図2に
おいて符号1は、ポリイミドまたはポリアラミドを材質
とした耐熱性フィルムの外側面にワックス及び樹脂にカ
ーボンブラックを混合した熱溶融性インク12を塗布し
たインクフィルムであり、外側面の一部はサーマルヘッ
ド3を介してヘッド圧スプリング16の付勢力によりプ
ラテンローラ8に記録紙2をはさんで接している。4
a,4cはインクフィルム1の走行を案内するガイドロ
ーラである。インクフィルム1は、帯状の耐熱性フィル
ムの両端を接合することによりエンドレスの形状となっ
ている。このインクフィルム1はサーマルヘッド3によ
って印字された後キャプスタンローラ26の駆動により
巻取られる。
【0010】インク収容部20(図2参照)は、熱伝導
性のよいアルミ等の金属より成り、内部に熱溶融性イン
ク12を収容する。ここでインク収容部20の底面には
熱溶融性インク12の融点よりも若干高いある一定の温
度を維持するヒータ30が固定されており、インク収容
部20の中の熱溶融性インク12を液体状に溶かしてい
る。また、インク補充部材19は、ステンレスまたはア
ルミのローラの表面をサンドブラスト等の加工にて粗面
状にしているか、表面に浅いナール状の溝が形成されて
いるか、もしくはクロム等のメッキを施した後エッチン
グ処理によりセル溝が形成されている。そして、インク
補充部材19の近傍には、インク平滑部材27が設けら
れている。
【0011】また、インク補充部材19の両端部にはイ
ンク補充部材19の端面に接し、インク補充部材19と
ほぼ同じ径のローラリング21が取り付けられている。
このローラリング21はSEリング22によりインク補
充部材19から抜け落ちないようになっている。また、
ローラリング21の外周面の一部には突起が設けられて
おり、この突起がインク平滑部材27に当たることによ
って、インク補充部材19が回転してもローラリング2
1は回転しないような構造になっている。
【0012】次に、上述した構成の動作を説明する。ま
ずサーマルヘッド3に、図示されていない制御回路から
駆動信号が与えられる。その熱でインクフィルム1の一
部は加熱され熱溶融性インク12は記録紙2に転写され
る。このとき、プラテンローラ8は印字方向に対して図
2の矢印方向に回転すると共に、インクフィルム1はキ
ャプスタンローラ26により順次巻き取られていく。
【0013】一方、インクフィルム1は、エンドレスの
形状になっているためガイドローラ4−aを通ってリイ
ンキング機構に搬送される。このリインキング機構の中
で、インクフィルム1は、インク補充部材19に巻き付
けられている。このために、インク補充部材19は、イ
ンクフィルム1の走行と共に回転する。インク収容部2
0の中で液体状に溶融された熱溶融性インク12は、イ
ンク補充部材19の表面に形成された凹部に充填され、
そして前述したようにインク補充部材19はインクフィ
ルムと共に回転しているためにインク12が上部に引き
上げられる。そして耐熱性フィルムの表面に熱溶融性イ
ンク12が供給される。
【0014】インク補充部材19により供給されたイン
クフィルム1の表面のインク層は、インク補充部材19
の表面が砂目状のため、転写されたインク層にむらが生
じている。そのために熱溶融性インク12が凝固しない
うちに、平滑な表面を持ったインク平滑部材27(これ
も熱を供給している)によりインク層表面を擦ることに
よって平滑なインク層を形成させる。ここで擦り取られ
た熱溶融性インクはインク平滑部材27より流れ落ち、
インク収容部20に回収される。
【0015】そして、印字が終了すると、記録紙2は、
プラテンローラ8とサーマルヘッド3の間から排出さ
れ、インクフィルム1は停止する。この停止の状態にお
いては、インクフィルム1は、加熱されたインク補充部
材19に接し停止している状態の為、加熱され溶融した
熱溶融性インクが横方向に漏れ広がる。ところが、この
横に広がったインク層は、次の記録紙2がサーマルヘッ
ド3とプラテンローラ8の間に供給されて印字開始命令
がきて印字を開始したとき、回転しないローラリング2
1により除去される。このことにより、熱溶融性インク
12がインクフィルム1の上面で盛り上がったり、イン
クフィルム1の背面に回り込むことがなく、印字品質の
劣化および記録紙上のスマッジ汚れを防ぐことができ
る。
【0016】また、長時間のランニングにより耐熱性フ
ィルムがサーマルヘッド3の熱及び各ローラによる走行
系の機械的なストレスによりダメージを受け印字品質が
低下したとき、または切れたりしわが発生したときに
は、新しい耐熱性フィルムに交換する。
【0017】ここで、図1に示したローラリング21
は、ローラリング21の外周面の一部に設けられた突起
がインク平滑部材27に当たることによって回転しない
ようになっているが、別の回転止めを付加してもよい。
【0018】また、図1ではローラリング21は円形の
ものがあるが、インクフィルム1と接触する部分のみを
円形としておればよく、形状での制約はない。またイン
クフィルム1はエンドレスに限定されないことは勿論で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると常
温では固体であって加熱すると流動性が増加する熱溶融
性インクを使い、耐熱性フィルムに接する筒状のインク
補充部材により耐熱性フィルムの一方の面にインク層を
形成し、前記インク層をサーマルヘッドにより局部的に
加熱して、これにより溶融したインクを記録紙に転写さ
せることにより印字を行う熱転写記録装置において、イ
ンク補充部材の両端部に接触し、インク補充部材とほぼ
同じ径の回転しないローラリングを装備したので耐熱性
フィルムの背面に熱溶融性インクが付着するという不都
合を有効に防止することが可能となり、これがため印字
品質の経時劣化を有効に排除し得るという従来にない優
れた熱転写記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の主要部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のインク補充部材を組み込んだ装置の例を
示す全体的構成図である。
【図3ないし図4】従来例における耐熱性フィルムの背
面への熱溶融性インクの付着状態を示す説明図である。
【図5ないし図6】従来例における横に漏れ広がった熱
溶融性インクが表面張力により端部に溜った状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 インクフィルム 2 記録紙 3 サーマルヘッド 12 熱溶融性インク 19 インク補充部材 21 ローラリング 30 ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性フィルムの一方の面に形成された
    インク層に連続的に熱溶融性インクを補充する筒状のイ
    ンク補充部材と、前記耐熱性フィルムにその他方の面か
    ら当接して当該耐熱性フィルム上のインク層を局部的に
    加熱しその溶融したインクを記録紙に転写せしめるサー
    マルヘッドとを備えた熱転写記録装置において、前記イ
    ンク補充部材の両端部に、当該インク補充部材とほぼ同
    じ直径から成り回転しない状態のローラリングを装備し
    たことを特徴とした熱転写記録装置。
JP7896392A 1992-02-29 1992-02-29 熱転写記録装置 Withdrawn JPH05238028A (ja)

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JP7896392A JPH05238028A (ja) 1992-02-29 1992-02-29 熱転写記録装置

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JP7896392A JPH05238028A (ja) 1992-02-29 1992-02-29 熱転写記録装置

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Publication Number Publication Date
JPH05238028A true JPH05238028A (ja) 1993-09-17

Family

ID=13676554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7896392A Withdrawn JPH05238028A (ja) 1992-02-29 1992-02-29 熱転写記録装置

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JP (1) JPH05238028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5708468A (en) * 1996-02-15 1998-01-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device utilizing hot melt ink
EP0873874A2 (en) 1997-04-25 1998-10-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Thermal transfer type image forming device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518