JPS5814449B2 - 高屈折率ガラスの製造方法 - Google Patents

高屈折率ガラスの製造方法

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JPS5814449B2
JPS5814449B2 JP55069543A JP6954380A JPS5814449B2 JP S5814449 B2 JPS5814449 B2 JP S5814449B2 JP 55069543 A JP55069543 A JP 55069543A JP 6954380 A JP6954380 A JP 6954380A JP S5814449 B2 JPS5814449 B2 JP S5814449B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、難燃性高屈折率ガラス及びその製造方法を提
供する。
従来、無機ガラスに代る合成樹脂ガラスについては、種
々と研究され提案されているが、欠点も多くまだ十分で
ない。
例えば、メチルメタクリレートやジエチレングリコール
ビス(アリルカーボネート)等の重合体は光学レンズと
して使用されているが、その屈折率は約1.49でまだ
値が小さい。
また一方、高屈折率の重合体も提案されている。
例えば、特開昭55−13747には、ビスフェノール
ーA−ジメタクリレートと高屈折率の共重合体を得るこ
とが提案されている。
他方、無機ガラスに代る合成樹脂ガラスの用途は、光学
レンズのみならずプリズム、防塵ガラス、風防ガラス等
の分野もあり、この場合に透明性やもろさ等種々の物性
と共に難燃性を有することが安全性の上から大きな物性
的特徴となり要望される。
したがって、本発明者等は高屈折率と共に特に難燃性を
併せ有する重合体につき、長年鋭意研究を重ねて来た結
果、特定のジメタクリレート及びジアクリレートと芳香
環を有するラジカル重合可能な1官能性単量体とを共重
合することにより、所望の優れた性状を有する樹脂が得
られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、核ハロゲン(但しフッ素を除く)置換
芳香環がアルキレングリコール基を介してメタクロイル
オキシ基又はアクロイルオキシ基と結合したジメククリ
レート又はジアクリレート化合物と、芳香環を有するラ
ジカル重合可能な1官能性単量体とをラジカル重合開始
剤の存在下に共重合することを特徴とする難燃性高屈折
率ガラスの製造方法である。
従来、樹脂に難燃性を付与する方法としては、樹脂に難
燃剤を添加することが一般的に実施されているが、透明
性を要求される光学ガラスの分野では、透明性が悪くな
ったり、物性が低下するために使用出来ない。
芳香環を有するラジカル重合可能な1官能性単量体の中
には、難燃性を有する重合体もある。
例えばクロルスチレンの重合体は自消性であるが、架橋
構造をもたないために熔融した樹脂がタレると云う現象
を示う現象を示すし、架橋構造をもたないために高屈折
率ではあるが、機械的な物性値、寸法安定性、切さく加
工性などの点で不十分である。
一方、前記した特開昭55−13747にはクロルスチ
レンなどの高屈折率モノマーをビスフェノールAのジメ
タクリレートと共重合し、架橋構造を持たせた共重合体
も提案されているが、このものは架橋剤ジメタクリレー
ト自身が可燃性であるために、その共重合物も可燃性と
なり、高屈折率で機械的性質、寸法安定性、切さく加工
性などで優れているが、難燃性の点などでまだ不十分で
ある。
本発明にあっては、光学ガラスの特性である無色透明高
屈折率かつ難燃性の樹脂を目的とするために、特に核ハ
ロゲン(但しフッ素を除く)置換芳香環を有する特定の
ジメタクリレート及びジアクリレートを共重合の1成分
に用いることが必要かつ極めて重要である。
即ち、核ハロゲン(但しフッ素を除く)置換芳香環がア
ルキレングリコール基を介して、メタクロイルオキシ基
又はアクロイルオキシ基と結合したジメタクリレート又
はジアクリレート化合物と、芳香環を有するラジカル重
合可能な1官能性単量体とを共重合することにより得ら
れる共重合体は、無色透明で高屈折率であるばかりでな
く、架橋構造を有するため機械的性質、寸法安定性、切
さく加工性に優れている上に、さらに難燃性の点でも優
れた有機値のガラスとなる。
特に前記ジメククリレート又はジアクリレート化合物を
共重合する1官能性単量体として、該単量体の重合体が
屈折率1.55以上となる化合物を用いることにより、
ガラスとして一層優れた性質例えば屈折率の向上を図る
ことができる。
また、後述する如く、本発明の共重合体は透明性も損わ
れず、種々の厚みに重合成形出来る。
従って、本発明の樹脂は無機ガラスとほぼ同様な用途に
使用出来、特に顕微鏡、カメラ、メカネ等のレンズ或い
はプリズム、防塵ガラス、風防ガラス等のガラスに好適
に使用される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いる特定のジメタクリレート又はジアクリレ
ート化合物は、核ハロゲン(但しフッ素を除く)置換芳
香環が、それぞれのアルキレングリコール基を介して、
各々メタクロイルオキシ基、又はアクロイルオキシ基と
結合した形態である。
即ち、芳香環が少なくとも一つのエーテル結合を介して
各々メタクリル酸又はアクリル酸とエステル結合により
連結された構造である。
このために得られる共重合体ガラスの靭性が大きく、且
つレンズとして重要なアツベ数を大きく保つことができ
る。
更にガラスとして重要な無色、透明性もまた付与されや
すいのである。
また付加的には、芳香環とメタクロイル基又はアクロイ
ル基との間に介在するエーテル結合の数が多くなる程、
芳香環を有するラジカル重合可能な1官能性単量体との
相溶性がよくなる傾向にあり、容易に混合モノマーを形
成させることが可能となり、任意のモノマー比の共重合
体が得られる。
また、該ジメタクリレート又はジアクリレート化合物の
芳香環に含まれるハロゲンの数は特定されるものではな
く、1〜4個のものが使用できる。
一般にこのハロゲン置換により得られる共重合体ガラス
に難燃性が付与されるが、更に驚いたことには得られる
共重合体が無色透明で、極めて高い屈折率を示すのであ
る。
例えば、2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシ−3
、5−ジブロムフエニル)プロパンと同一骨格ではある
が、ブロム置換されていない2,2ビス(4−メタクリ
ロキシエトキシフエニル)プロパンとの各々にコモノマ
ーとしてクロルスチレンを夫々50:50となるように
混合して共重合を行った場合の屈折率を比較すると、前
者は1.603(後述実施例3)、後者は1.584(
同比較例3)となるのである。
この相違はレンズ特に眼鏡レンズなどに使用するとき極
めて重大な相違となる。
何故本発明に用いるモノマーの一つにハロゲンの導入に
より、斯様な無色透明で且つ高い屈折率を得ることがで
きるかは必ずしも明らかではないが、本発明者らは、経
験的にかかる知見を得ることができたのである。
本発明に用いる核ハロゲン置換芳香環を有する特定のジ
メタアクリレート又はジアクリレート化合物の好適に使
用される代表的なものを例示すれば、例えば1,4−ジ
メタクリロキシエトキシ−2.3,5.6−テトラクロ
ルベンゼン、1,4−ジアクリロキシエ1・キシ−2,
3,5.6−テトラプロムベンゼン、テトラブロムフタ
ール酸−ジ(2−メタクリロキシエチル)、テトラブロ
ムフタール酸−ジ〔2ーアクリロキシエチル、2,2ビ
ス(4−メタクリロキシエトキシ−3−クロルフエニル
)プロパン、2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシ
−3,5−ジクロルフエニル)プロパン、2,2ビス(
(4−アクリロキシエトキシ−3−クロルフエニル)プ
ロパン、2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシ−3
−ブロムフエニル)プロパン、2,2ビス(4−アクリ
ロキシエトキシ−3−ブロムフエニル)プロパン、2,
2ビス(4−メタクリロキシ−3、5−ジブロムフエニ
ル)プロパン、2 2ビス(4−アクリロキシエトキシ
−3,5ージブロムフエニル)プロパン、ポリオキシア
ルキレン化テトラブロムビスフェノールAのジメタクリ
レート、l,5−ジメタクリロキシエトキシ−2 ,
4 , 6 , 8−テトラブロムナフタレン、1,5
−ジアクリロキシエトキシ−2.4,6,8−テトラブ
ロムナフタレン等、及びこれらの混合物等である。
また、本発明で用いる芳香環を有するラジカル重合可能
な1官能性単体は特に限定されず、公知のものを使用出
来るが、特に該重合体の屈折率が例えば1.55以上と
高いものが好ましい。
一般に好適に使用される代表的なものを例示すれば、例
えばスチレン、ビニルトルエン、メトキシスチレン等の
スチレン誘導体、クロルスチレン、ブロムスチレン、ヨ
ードスチレン、ジクロルスチレン、ジブロムスチレン、
トリクロルスチレン、トリブロムスチレン等の核ハロゲ
ン置換スチレン類、フエニルメタクリレート、フエニル
アクリレート、クロルフエニルメタクリレート、ジクロ
フエニルメタクリレート、ブロムフエニルメタクリレー
ト、ジブロムフエニルメタクリレート、ジブロムフエニ
ルアクリレート、メトキシフエニルアクリレート、ベン
ジルメタクリレート、ベンジルアクリレート、クロルベ
ンジルメタクリレート、クロルベンジルアクリレート、
ブロムベンジルメタクリレート、ブロムベンジルアクリ
レート、ジブロムベンジルメタクリレート、ジグロルベ
ンジルメタクリレート、ジブロムベンジルアクリレート
、トリブロムベンジルメタクリレート、ベンタブロムベ
ンジルメタクリレート、トリブロムフエニルメタクリレ
ート、ベンククロルベンジルメタクリレート、トリクロ
ルフエニルメタクリレート、ベンタブロムフエニルアク
リレート、トリクロルフエニルアクリレート等のアクリ
レート、メタクリレート類、その他1−ビニルナフタレ
ン、2−ビニルナフクレン、α−ナフチルメタクリレー
ト、β−ナフチルメタクリレート、α−ナフチルアクリ
レート、β−ナフチルアクリレート等のナフタレン誘導
体等、およびこれらの混合物等である。
これらのうち、本発明において特に好ましい結果を得る
ためには、核ハロゲン置換された単量体を用いることが
望ましい。
したがって、本発明において特に良好な無色透明高屈折
率で且つ難燃性を有する樹脂を得るためには、核ブロム
置換の芳香環を有する特定のジメタクリレートまたはジ
アクリレートと核ハロゲン置換の芳香猿を有するラジカ
ル重合可能な単量体とを組合せて用いることが好ましい
また例えば、芳香環を有するラジカル重合可能な1官能
性単量体にスチレン、ビニルナフタレン、フエニルメタ
クリレート等のハロゲンを有しない単量体を選ぶときは
、核ハロゲン置換芳香環を有する特定のジメタクリレー
ト及びジアクリレートの量を多くするか、又は、核ハロ
ゲン置換のハロゲンの数を多くする必要があり、クロル
スチレン、ブロムスチレン等のハロゲンを含有する単量
体を選ぶときは、核ハロゲン置換芳香環を有する特定の
ジメタクリレート及びジアクリレートの量及び核ハロゲ
ン置換のハロゲンの数が少くてもよい。
かかる前記核ハロゲン置換芳香環を有するジメタクリレ
ート及びジアクリレートの、芳香環を有するラジカル重
合可能な1官能性単量体に対する使用量は一概に限定出
来ないが、1〜99重量%好ましくは5〜95重量%の
範囲で用いるのが最も一般的である。
従って、本発明に於ける前記両成分の組成比は、機械的
性質、屈折率、難燃性等に要求される物性に応じて予め
決定するのがよい。
本発明に於いて、高屈折率かつ難燃性樹脂の製法は、前
記核ハロゲン(但しフッ素を除く)置換芳香環を有する
特定のジメタクリレー ト又はジアクリレートと、芳香
環を有するラジカル重合可能な1官能性単量体とをラジ
カル重合開始剤の存在下で重合して得られる。
上記ラジカル重合開始剤は特に限定されず公知のものが
使用出来るが、代表的なものを例示すると、ベンゾイル
パーオキサイド、P−クロロベンゾイルパーオキサイド
、2,4−ジク一レベンゾイルパーオキサイド、デカノ
イルパーオキサイド、ラウノイルパーオキサイド、アセ
ヂルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド、ジイ
ソプロピルパーオキシジカーポネート、ジセカンダリー
ブチルパーオキシジカーポネート、ジーノルマルプロピ
ルパーオキシジカーボネート、ジー2−エチルヘキシル
パーオキシジカーポネート等のパーカーポネート、ター
シャリーブチルパーオキシ2ーエチルヘキサネート、タ
ーシャリーブチルパーオキシピパレート等のアルキルパ
ーエステル或いはアゾイソブチロニトリルなどのアゾ化
合物である。
該ラジカル重合開始剤の使用量は重合形式、重合条件、
共重合成分のモノマーの種類等によって異なり一概に限
定出来ないが、一般には全モノマーに対して0.000
1〜10(重量)%の範囲で用いるのが最も好適である
本発明における核ハロゲン(但しフッ素を除く)置換芳
香環を有する特定のジメタクリレート又はジアクリレー
トと芳香環を有するラジカル重合可能な1官能性単量体
の共重合方法は特に限定的ではなく、公知の重合方法を
採用出来る。
代表的な重合方法を例示すると注型重合方法である。
例えばエラストマーガスケアトまたはスペーサで保持さ
れているモールド間に、ラジカル重合開始剤を含む前記
共重合成分モノマーの液状混合物を注入し、空気炉中で
重合し硬化させた後、取出すとよい。
予め重合開始剤の存在下に共重合成分モノマーの混合物
を予備的に重合させて、該混合物の粘度をあげたのち注
型重合することも好ましい方法の一つである。
重合条件のうち、特に温度は得られる高屈折率かつ難燃
性樹脂の性状に影響を与える。
一般に比較的低温下でゆっくりと重合を開始し、重合終
了時に高温下に硬化させる所謂2段重合を行らのが好適
である。
例えば室温〜70℃程度でゆっくりと重合させたのち、
80〜120℃程度の高温で重合終結させると好ましい
特に得られる高屈折率かつ難燃性樹脂の厚みの厚いもの
を目的とする場合は、低温での重合時間を長くしたり、
前記の予備的な重合を行うのが好ましい。
しかしながら、該重合時間が長すぎると、特に高温下で
の重合時間が長すぎると該樹脂が着色例えば黄色或いは
黄褐色を帯びる場合があるので必要以上の重合時間を選
定するのは好ましくない。
一般に2〜40時間で共重合が完結するように条件を選
ぶのが好ましい。
該重合時間は各種の条件によって異なるので予めこれら
の条件に応じた最適の時間を決定するのが好適である。
勿論、前記共重合に際し、離型剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、着色防止剤、帯電防止剤、ケイ光染料、各種安
定剤等の添加剤の添加は必要に応じて選択して使用する
ことが出来る。
本発明を更に具体的に説明するため、以下に実施例およ
びそれに対応する比較例を示した。
これらの結果から、本発明の特に核ハロゲン置換の芳香
環を有する特定のジメタクリレートまたはジアクリレー
トを用いることによる屈折率と難燃性の定上される効果
が容易に理解されよう。
勿論、本発明はこれらの実施例に限定されるものでない
なお、実施例、比較例において得られる高屈折率かつ難
燃性樹脂は下記の試験法により諸物性を測定した。
(1)屈折率 アツベの屈折率を用いて20℃における屈折率を測定し
た。
接触液にはモノブロムナフタリンを使用した。
(2)耐炎性試験 厚さ2mm、巾10mm、長さ130mmの試験片を垂
直に固定し、その自由端にブンゼンパーナーの炎を20
秒接触させ燃焼状態を観察し、燃焼状態に応じて下記の
評価をした。
炎を取りさったのち、瞬時に消えるもの ◎自由端より
25wInの標線までの間に消えるもの
025mmの標線をこえて燃えるが1
0 0mmの標線までには消えるもの
△1 0 0mmの標線まで燃え続けるもの ×実
施例 1〜5 クロルスチレン(オルソ体65重量%、バラ体35重量
%の混合物)に、2,2ビス(4−メタクリロキシエト
キシ−3,5−ジブロムーフエニル)プロパンを第1表
に示す組成で添加し、ラジカル重合開始剤としてジイソ
プロピルパーオキシジカーボネートを0.05重量部添
加しよく混合した。
この混合液を直径73mmのガラス板とエチレンー酢酸
ビニル共重合体からなるガスケットで構成された鋳型の
中へ注入し、注型重合を行なった。
重合は空気炉を用いて最初30℃で4時間重合し、徐々
に温度を上げてゆき10時間で50℃にした。
その後1時間で70℃に温度をあげて、更に70℃で1
時間重合した。
更にエチレンー酢酸ビニル共重合体のガスケットをはず
したのち、100℃で30分後重合した。
重合終了後、鋳型を空気炉からとり出し、放冷後重合体
を鋳型のガラスからはがした。
重合体の諸物性を測定して第1表に示した。
比較例 1〜5 実施例
1において、2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシ
−3,5−ジブロムーフエニル)プロパンの代りに、2
,2ビス(4−メタクリロキシエトキシフエニル)プロ
パンを用いた以外は、実施例1〜5と全く同様に実施し
た。
結果を第1表に示した。
第1表より、本発明における樹脂は、比較例に比べて屈
折率が高いばかりでなく、難燃性も優れていることが明
白である。
特に2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシー3,5
−ジブロムフエニル)プロパンの量を多くするに従って
、2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシフエニル)
プロパンのそれに比較して屈折率が高く維持できること
が明白である。
実施例 6〜8 実施例2
において2,2ビス(4−メタクリロキシエトキシ−3
,5−ジブロムフエニル)プロパンに代り第2表に示す
ジメタクリレートを用いた以外は実施例2と同様に実施
した。
結果を第2表に示した。
第2表より、本発明における樹脂は比較例2と比べて、
屈折率、難燃性の点で優れていることが明白である。
実施例 9〜10 実施例1〜5と同様な手段により、各種組成の注型重合
体を製造し、その結果を第3表に実施例及び比較例とし
て示した。
第3表より、本発明の共重合体は無色透明で且つ高屈折
率であり、難燃性も兼ね備えていることがわかる。
上記した単量体組成における略号の意味を下記に示す。
BMEPP : 2 ,2ビス(4−メククリロ
キシエトキシフエニル)プロパン Br4・BMEPP : 2 ,2−ビス(4−メタ
クリロ,キシエトキシー3,5−ジブロ ムフエニル)プロパン CSt :クロルスチレン(0体65重量%
、P体35重量%の混合物 Br4・BAEPP : 2 ,2ビス(4−アクリ
ロキシ、エトキシ−3,5−ジブロムフ エニル)プロパン St :スチレン BAEPP : 2 ,2−ビス(4−アクリロ
キシエトキシ−3,5−ジブロム4 フエニル)プロパン Br2・BMEPP : 2 ,2−ビス(4−メタ
クリロキシエトキシ−3−プロムフエ ニル)プロパン C4・BMEPP : 2 ,2−ビス(4−メタクリ
ロキシエトキシ−3,5−ジブロ ムフエニル)プロパン Ct2・BMEPP : 2 ,2−ビス(4−メタ
クリロキシエトキシ−3−クロルフエ ニル)プロパン Br4・BPDMA : 2 ,2−ビス(4−メタ
クリロキシ−3,5−ジブロムフエニ ル)プロパン Br2・BPOMA :2,2−ビス(4−メタクリロ
キシ−3ブロムフエニル)プロ パン CI4,・BPDM : 2 ,2−ビス(4−メタ
クリロキシ−3,5−ジグロルフエニ ル)プロパン BPDMA : 2 ,2−ビス(4−メククリ
ロキシフエニル)プロパン PhMA :フエニルメタクリレートB z
MA :ベンジルメタクリレートDCSt
:2,6−ジクロルスチレンBrPhMA
: 4−ブロムフエニルメタクリレート DMEBz : 1 ,4−ジメタクリロキシエ
トキシベンゼン Ct4・DMEBz :1,4−ジメククリロキシエト
キシテトラクロルベンゼン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 核ハロゲン(但しフッ素を除く)置換芳香環がアル
    キレングリコール基を介して、メタクロイルオキシ基又
    はアクロイルオキシ基と結合したジメタクリレート又は
    ジアクリレート化合物と芳香環を有するラジカル重合可
    能な1官能性単量体とをラジカル重合開始剤の存在下に
    共重合することを特徴とする難燃性高屈折率ガラスの製
    造方法。 2 芳香項を有するラジカル重合可能な1官能性単量体
    が、その単量体の重合体が屈折率1.55以上となる化
    合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の難燃性高屈折率ガラスの製造方法。
JP55069543A 1980-05-27 1980-05-27 高屈折率ガラスの製造方法 Expired JPS5814449B2 (ja)

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