JPS58144367A - 2−アゼチジノン誘導体の製造法 - Google Patents
2−アゼチジノン誘導体の製造法Info
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- JPS58144367A JPS58144367A JP57025380A JP2538082A JPS58144367A JP S58144367 A JPS58144367 A JP S58144367A JP 57025380 A JP57025380 A JP 57025380A JP 2538082 A JP2538082 A JP 2538082A JP S58144367 A JPS58144367 A JP S58144367A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、2−アゼチジノン誘導体の合成に際しての改
良法に関するものである。
良法に関するものである。
2−アゼチジノン誘導体はβ−ラクタム系抗生物質の基
本骨格であり、中でも最近注目を浴びてきたチェナマイ
シンに代表されるカルバペネム系抗生物質及びスルフア
ゼシン等に代表されるモノバクタム系抗生物質等の重要
な合成中間体となり得ることから、その有用性は近年ま
すます増大しつつある。
本骨格であり、中でも最近注目を浴びてきたチェナマイ
シンに代表されるカルバペネム系抗生物質及びスルフア
ゼシン等に代表されるモノバクタム系抗生物質等の重要
な合成中間体となり得ることから、その有用性は近年ま
すます増大しつつある。
2−アゼチジノン誘導体の合成法としては、すでにいく
つかの方法が開発されており、例えばβ−アラニ/のエ
ステルからグリニヤール反応により2−アゼチジノンを
得る方法〔ジャーナル・オプ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエテイー、71.2124(1949))、N−
置換β−アラニンを塩化チオニル−第三級アミンにより
縮合させて2−アゼチジノンを得る方法〔ジャーナル・
オプ・オーガニック・ケミストリー、23,1102(
1958)〕、〕p−アミノ酸誘導をジシクロへキシル
カルボジイミドで処理して2−アゼチジノン誘導体を得
る方法〔テトラヘドロン・レダーズ、且」、2783(
1980))等が報告されている。しかしながらこれら
従来法は、基質の構造により制約を受けたり、あるいは
高価な試薬を使わざるを得なかったり、また概して収率
が低い等の欠点を有し、工業的な合成法としては不適当
であった。ところが最近安価な出発原料及び試薬とから
容易に2−アゼチジノン誘導体を得る方法が報告された
〔ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエ
ティー、103.2406(1981):loこれによ
れば、β−アミノ酸誘び複素環ジスルフィド化合物から
なるいわゆる酸化還元試薬を使用し、容易に好収率で対
応する2−アゼチジノン誘導体に変換しうるとされてい
る。
つかの方法が開発されており、例えばβ−アラニ/のエ
ステルからグリニヤール反応により2−アゼチジノンを
得る方法〔ジャーナル・オプ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエテイー、71.2124(1949))、N−
置換β−アラニンを塩化チオニル−第三級アミンにより
縮合させて2−アゼチジノンを得る方法〔ジャーナル・
オプ・オーガニック・ケミストリー、23,1102(
1958)〕、〕p−アミノ酸誘導をジシクロへキシル
カルボジイミドで処理して2−アゼチジノン誘導体を得
る方法〔テトラヘドロン・レダーズ、且」、2783(
1980))等が報告されている。しかしながらこれら
従来法は、基質の構造により制約を受けたり、あるいは
高価な試薬を使わざるを得なかったり、また概して収率
が低い等の欠点を有し、工業的な合成法としては不適当
であった。ところが最近安価な出発原料及び試薬とから
容易に2−アゼチジノン誘導体を得る方法が報告された
〔ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエ
ティー、103.2406(1981):loこれによ
れば、β−アミノ酸誘び複素環ジスルフィド化合物から
なるいわゆる酸化還元試薬を使用し、容易に好収率で対
応する2−アゼチジノン誘導体に変換しうるとされてい
る。
しかもβ−アミノ酸化合物のアミノ基がモノ置換されて
いてもよく基質に対する適応範囲が広いこともその特徴
の一つである。しかしながらこのすぐれた閉環反応にお
いても、実際工業的に行なおうとした場合2〜30問題
点が生じてくる。すなわち分子内閉環反応であるため、
反応を行なう際の基質濃度により収率が大きく左右され
、それを防ぐため大量の溶媒が必要で、その結果反応装
置も大きくせざるを得ないこと、反応試薬として基質と
等モル以上の複素環ジスルフィド化合物が必須であり、
これらの試薬は決して安価でなく、又、反応後は副生成
物として還元体のチオール化合物となり、生成した2−
アゼチジノン誘導体との分離精製の妨げとなり、そのた
めに余分な分離精製工程が必要となってくる点等があげ
られる。
いてもよく基質に対する適応範囲が広いこともその特徴
の一つである。しかしながらこのすぐれた閉環反応にお
いても、実際工業的に行なおうとした場合2〜30問題
点が生じてくる。すなわち分子内閉環反応であるため、
反応を行なう際の基質濃度により収率が大きく左右され
、それを防ぐため大量の溶媒が必要で、その結果反応装
置も大きくせざるを得ないこと、反応試薬として基質と
等モル以上の複素環ジスルフィド化合物が必須であり、
これらの試薬は決して安価でなく、又、反応後は副生成
物として還元体のチオール化合物となり、生成した2−
アゼチジノン誘導体との分離精製の妨げとなり、そのた
めに余分な分離精製工程が必要となってくる点等があげ
られる。
本発明者らは以上のような欠点を補い、この反応をより
工業的価値の高いものとすべく研究を行なった結果、こ
れらの酸化還元試薬にさらに別種の酸化剤を組み合わす
ことによって、複素環ジスルフィド化合物の必要量を減
らすことができ、まだ反応後は再びジスルフィドの形と
することで、2−アゼチジノン誘導体との分離が容易と
なり、精製工程を簡略化できるとともに、ジスルフィド
の回収再利用を可能とし、更には反応の開始にあたって
は必ずしもジスルフィド型でなく、その還元体であるチ
オール化合物であってもよいことを見い出した。そして
以上の発見に加え、さらに反応溶媒の量を減らしても収
率を維持することができるような反応方法を開発するこ
とによってここに本発明を完成するに至った。
工業的価値の高いものとすべく研究を行なった結果、こ
れらの酸化還元試薬にさらに別種の酸化剤を組み合わす
ことによって、複素環ジスルフィド化合物の必要量を減
らすことができ、まだ反応後は再びジスルフィドの形と
することで、2−アゼチジノン誘導体との分離が容易と
なり、精製工程を簡略化できるとともに、ジスルフィド
の回収再利用を可能とし、更には反応の開始にあたって
は必ずしもジスルフィド型でなく、その還元体であるチ
オール化合物であってもよいことを見い出した。そして
以上の発見に加え、さらに反応溶媒の量を減らしても収
率を維持することができるような反応方法を開発するこ
とによってここに本発明を完成するに至った。
本発明は、アミノ基がモノ置換されていてもよいβ−ア
ミノ酸化合物を、アルキルニトリル中で、酸化剤の存在
下、トリフェニルホスフィン及び複素環ジスルフィド化
合物又は、その還元体であるチオール化合物で処理する
ことを特徴とする2−アゼチジノン誘導体の製造法であ
る。即ち、反応系内に酸化剤を共存させることにより、
副生じてくる複素環チオール化合物を反応系内で再酸化
し、結果的に複素環ジスルフィド化合物又はチオール化
合物の必要量を触媒的な量にまで減少させることを可能
とした。更に、チオール化合物をジスルフィド化合物と
して回収することによって同様の反応に繰り返し使用で
きるとともに、従来2−アゼチジノン誘導体と複素環チ
オール化合物との分離精製に要した余分な操作も省くこ
とができるようになった。
ミノ酸化合物を、アルキルニトリル中で、酸化剤の存在
下、トリフェニルホスフィン及び複素環ジスルフィド化
合物又は、その還元体であるチオール化合物で処理する
ことを特徴とする2−アゼチジノン誘導体の製造法であ
る。即ち、反応系内に酸化剤を共存させることにより、
副生じてくる複素環チオール化合物を反応系内で再酸化
し、結果的に複素環ジスルフィド化合物又はチオール化
合物の必要量を触媒的な量にまで減少させることを可能
とした。更に、チオール化合物をジスルフィド化合物と
して回収することによって同様の反応に繰り返し使用で
きるとともに、従来2−アゼチジノン誘導体と複素環チ
オール化合物との分離精製に要した余分な操作も省くこ
とができるようになった。
本発明において出発原料として用いることのできるβ−
アミノ酸化合物は下記の一般式(1)(式中、R1及び
R2はそれぞれ独立に水素原子、アミン基、置換アミノ
基、アルコキシ基、又は反応に関与しない置換基を有し
てもよい一価の炭化水素基を表わし、几8、R4及びR
5はそれぞれ独立に水素原子又は反応に関与しない置換
基を有してもよい一価の炭化水素基を表わす)で表わさ
れ、その中の代表的な例としては、β−アラニン、σ−
メトキシーβ−アラニン、σ−アミノーβ−アラニン、
σ−エチルーβ−アラニン、β−(2−アセトキシエチ
ル)−β−アラニン、β−フェニル−β−アラニン、N
−ベンジル−β−アラニン、β−アミノ(ルタル酸モノ
メチルエステル、β−アミノグルタル酸モノエチルエス
テル、β−アミノグルタル酸モノ−tert−ブチルエ
ステル等があげられる。
アミノ酸化合物は下記の一般式(1)(式中、R1及び
R2はそれぞれ独立に水素原子、アミン基、置換アミノ
基、アルコキシ基、又は反応に関与しない置換基を有し
てもよい一価の炭化水素基を表わし、几8、R4及びR
5はそれぞれ独立に水素原子又は反応に関与しない置換
基を有してもよい一価の炭化水素基を表わす)で表わさ
れ、その中の代表的な例としては、β−アラニン、σ−
メトキシーβ−アラニン、σ−アミノーβ−アラニン、
σ−エチルーβ−アラニン、β−(2−アセトキシエチ
ル)−β−アラニン、β−フェニル−β−アラニン、N
−ベンジル−β−アラニン、β−アミノ(ルタル酸モノ
メチルエステル、β−アミノグルタル酸モノエチルエス
テル、β−アミノグルタル酸モノ−tert−ブチルエ
ステル等があげられる。
上記した一般式(1)で表わされるβ−アミノ酸化合物
を閉環させて、一般式(2)で表わされる2−アゼチジ
ノン誘導体を形成する下記の反応において縮合剤として
トリフェニルホスフィンと組み合わせて使用される複素
環ジスルフィド化合物又は複素環チオール化合物として
は、例えば2,2−ジピリジルジスルフィド又は2−メ
ルカプトピリジン、2.2’−ジベンゾチアゾリルジス
ルフィド又は2−メルカプトベンゾチアゾール、2,2
−シヘ/ズイミダゾリルジスルフイド又は2−メルカプ
トぜンズイミダゾール、4.4−ジピリジルジスルフィ
ド又は4−メルカプトピリジン等があケラレる。トリフ
ェニルホスフィンは用いるβ−アミノ酸化合物1モルに
対し、少なくとも1.0モル以上、好ましくは1、O〜
1.3モルの範囲内で使用することが望ましい、複素環
ジスルフィド化合物については、酸化剤の共存下、β−
アミノ酸化合物1モルに対して約0.01モル以上あれ
ば十分反応は進行するが、好ましくは約0.1モル以上
存在することが望ましく、また複素環チオール化合物を
使用する場合は、それぞれ対応するジスルフィド化合物
の2倍モルが必要となる。使用できる酸化剤としては、
二酸化マンガン、酸化銀、過マンガン酸カリ、フェリシ
アン化カリ、塩化第二鉄、過酸化水素等が挙げられるが
、反応後の処理操作等を考慮した場合、二酸化マンガン
、酸化銀、塩化第二鉄が好ましい。酸化剤の量は、用い
るβ−アミノ酸化合物1モルに対して少なくとも1.0
モル以上、好ましくは1.5〜2モルの範囲内で使用す
るのが望ましい。反応に不活性な溶媒と共に使用しうる
アルキルニトリルとしては、例えばアセトニトリル、プ
ロピオニトリル等が挙げられるが、中でもアセトニトリ
ルが最適である。さらにアルキルニトルは大過剰存在し
、それ自身反応溶媒として用いることが最も好ましい。
を閉環させて、一般式(2)で表わされる2−アゼチジ
ノン誘導体を形成する下記の反応において縮合剤として
トリフェニルホスフィンと組み合わせて使用される複素
環ジスルフィド化合物又は複素環チオール化合物として
は、例えば2,2−ジピリジルジスルフィド又は2−メ
ルカプトピリジン、2.2’−ジベンゾチアゾリルジス
ルフィド又は2−メルカプトベンゾチアゾール、2,2
−シヘ/ズイミダゾリルジスルフイド又は2−メルカプ
トぜンズイミダゾール、4.4−ジピリジルジスルフィ
ド又は4−メルカプトピリジン等があケラレる。トリフ
ェニルホスフィンは用いるβ−アミノ酸化合物1モルに
対し、少なくとも1.0モル以上、好ましくは1、O〜
1.3モルの範囲内で使用することが望ましい、複素環
ジスルフィド化合物については、酸化剤の共存下、β−
アミノ酸化合物1モルに対して約0.01モル以上あれ
ば十分反応は進行するが、好ましくは約0.1モル以上
存在することが望ましく、また複素環チオール化合物を
使用する場合は、それぞれ対応するジスルフィド化合物
の2倍モルが必要となる。使用できる酸化剤としては、
二酸化マンガン、酸化銀、過マンガン酸カリ、フェリシ
アン化カリ、塩化第二鉄、過酸化水素等が挙げられるが
、反応後の処理操作等を考慮した場合、二酸化マンガン
、酸化銀、塩化第二鉄が好ましい。酸化剤の量は、用い
るβ−アミノ酸化合物1モルに対して少なくとも1.0
モル以上、好ましくは1.5〜2モルの範囲内で使用す
るのが望ましい。反応に不活性な溶媒と共に使用しうる
アルキルニトリルとしては、例えばアセトニトリル、プ
ロピオニトリル等が挙げられるが、中でもアセトニトリ
ルが最適である。さらにアルキルニトルは大過剰存在し
、それ自身反応溶媒として用いることが最も好ましい。
反応温度は常温ないし、反応混合物の沸点間の温度で特
に溶媒の還流温度付近が好ましい。
に溶媒の還流温度付近が好ましい。
β−ラクタム環の形成反応は反応系中のβ−アミノ酸化
合物の濃度により影響を受け、濃度が高くなると2−ア
ゼチジノン誘導体の収率は低下する傾向にあり、一般に
β−アミノ酸化合物は約0.001〜約1.0M、好ま
しくは約0.01〜約0.1Mの範囲内の濃度で反応さ
せるのが有利とされている。ところが、あらかじめ反応
系中にトリフェニルホスフィン及び酸化剤を共存させて
おき、複素環チオール化合物をジスルフィドに変換しな
がら、反応の進行状況をチェックしつつβ−アミノ酸化
合物を添加していけば、収率の低下を伴なわずに生成物
2−アゼチンノン化合物の濃度を1,0M以上にまで高
めることもできる。
合物の濃度により影響を受け、濃度が高くなると2−ア
ゼチジノン誘導体の収率は低下する傾向にあり、一般に
β−アミノ酸化合物は約0.001〜約1.0M、好ま
しくは約0.01〜約0.1Mの範囲内の濃度で反応さ
せるのが有利とされている。ところが、あらかじめ反応
系中にトリフェニルホスフィン及び酸化剤を共存させて
おき、複素環チオール化合物をジスルフィドに変換しな
がら、反応の進行状況をチェックしつつβ−アミノ酸化
合物を添加していけば、収率の低下を伴なわずに生成物
2−アゼチンノン化合物の濃度を1,0M以上にまで高
めることもできる。
反応終了後は、酸化剤及び溶媒を除去し残渣を直接シリ
カゲル等によるカラムクロマトグラフィーで処理し、2
−アセチジノン誘導体の精製単離を行なうことができる
。そして回収された複素環ジスルフィド化合物は次の同
様な反応に繰シ返し使用することができる。
カゲル等によるカラムクロマトグラフィーで処理し、2
−アセチジノン誘導体の精製単離を行なうことができる
。そして回収された複素環ジスルフィド化合物は次の同
様な反応に繰シ返し使用することができる。
以下、実施例によシ本発明をさらに説明する。
実施例1
アセトニトリル570 ml中に2−メルカプトピリジ
ン2.9(1(26,1ミリモル)、トリフェニルホス
フィン36.21F(138ミリモル)及ヒ二酸化マン
ガン8.2Ofを入れ、70°Cに加熱攪拌していると
ころへ、β−アミノグルタル酸モノメチルエステル18
.54F(115ミlJモル)ヲ6分割し、2時間おき
に添加した。添加終了後さらに二酸化マンガン16.2
5gを加えて70°Cで3時間攪拌した。2−メルカプ
トピリジンがすべてジピリジルジスルフィドに変換され
たのを確認後、反応を止め二酸化マンガンを戸別する。
ン2.9(1(26,1ミリモル)、トリフェニルホス
フィン36.21F(138ミリモル)及ヒ二酸化マン
ガン8.2Ofを入れ、70°Cに加熱攪拌していると
ころへ、β−アミノグルタル酸モノメチルエステル18
.54F(115ミlJモル)ヲ6分割し、2時間おき
に添加した。添加終了後さらに二酸化マンガン16.2
5gを加えて70°Cで3時間攪拌した。2−メルカプ
トピリジンがすべてジピリジルジスルフィドに変換され
たのを確認後、反応を止め二酸化マンガンを戸別する。
F液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲル300gのカラム
ニチャーシシ、ヘキサン−クロロホルム−エタノール(
10:10:1)で溶出した。ジピリジルジスルフィド
、トリフェニルホスフィンオキシトに続いて目的物であ
る4−メトキシカルボニルメチル−2−アゼチジン/を
含むフラクションを集め濃縮後、ヘキサン−クロロホル
ムよシ結晶化し、14.16g(収率86%)の白色結
晶を得た。
ニチャーシシ、ヘキサン−クロロホルム−エタノール(
10:10:1)で溶出した。ジピリジルジスルフィド
、トリフェニルホスフィンオキシトに続いて目的物であ
る4−メトキシカルボニルメチル−2−アゼチジン/を
含むフラクションを集め濃縮後、ヘキサン−クロロホル
ムよシ結晶化し、14.16g(収率86%)の白色結
晶を得た。
実施例2
アセトニトリル500.wt中に二酸化マンガン20g
、)リフェニルホスフィン30g(114ミリモル)及
び実施例1において回収されたジピリジルジスルフィド
2.16F(9,8ミリモル)を入れ、70°Cに加熱
攪拌しているところへ、β−アミノグルタル酸モノメチ
ルエステル15.7g(96,8ミリモル)を6時間か
けて分割添加した。反応終了後、実施例1と同様に処理
し4−エトキシカルボニルメチル−2−アゼチジノンの
結晶11.709(収率83.0チ)を得た。
、)リフェニルホスフィン30g(114ミリモル)及
び実施例1において回収されたジピリジルジスルフィド
2.16F(9,8ミリモル)を入れ、70°Cに加熱
攪拌しているところへ、β−アミノグルタル酸モノメチ
ルエステル15.7g(96,8ミリモル)を6時間か
けて分割添加した。反応終了後、実施例1と同様に処理
し4−エトキシカルボニルメチル−2−アゼチジノンの
結晶11.709(収率83.0チ)を得た。
実施例3
トリフェニルホスフィン′157g(60ミリモル)、
ジピリジルジスルフ・イド2.29 (40ミリモル)
及び二酸化マンガン101をアセトニトリル70+を中
に入れ還流下撹拌しなからβ−フェニル−β−アラニン
8.26g(50ミリモル)を6ンカン、溶媒を除去し
シリカゲルカラムクロマトによって精製し、目的の4−
フェニル−2−アゼチジノン5.9’l(収率80.8
チ)を得た。
ジピリジルジスルフ・イド2.29 (40ミリモル)
及び二酸化マンガン101をアセトニトリル70+を中
に入れ還流下撹拌しなからβ−フェニル−β−アラニン
8.26g(50ミリモル)を6ンカン、溶媒を除去し
シリカゲルカラムクロマトによって精製し、目的の4−
フェニル−2−アゼチジノン5.9’l(収率80.8
チ)を得た。
実施例4
トリフェニルホスフィン3.149 (12ミIJモル
)と2−メルカプトピリジンi、Of/ (9,0ミリ
モル)をアセトニトリル100肩/に溶かし、これに二
酸化マンガン2.(1、N−ベンジル−β−アラニン1
.79g(IOミリモル)を加えて還流下、攪拌しつつ
5時間反応した。反応終了後、二酸化マンガンを戸別し
減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトにかけ目
的物であるN−ベンジル−2−アゼチジノン1.38g
(収率86%)を得た。
)と2−メルカプトピリジンi、Of/ (9,0ミリ
モル)をアセトニトリル100肩/に溶かし、これに二
酸化マンガン2.(1、N−ベンジル−β−アラニン1
.79g(IOミリモル)を加えて還流下、攪拌しつつ
5時間反応した。反応終了後、二酸化マンガンを戸別し
減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトにかけ目
的物であるN−ベンジル−2−アゼチジノン1.38g
(収率86%)を得た。
実施例5
β−アミノグルタル酸モノ−tert −ブチルエステ
ル2.03F(10ミリモル)をアセトニトリル150
g/に懸濁し、トリフェニルホスフィン3.141(1
2ミリモル)、ジピリジルジスルフィド0.66f(3
ミリモル)、酸化銀2.5gとを加えたのち攪拌しつつ
6時間60°Cに加熱した。
ル2.03F(10ミリモル)をアセトニトリル150
g/に懸濁し、トリフェニルホスフィン3.141(1
2ミリモル)、ジピリジルジスルフィド0.66f(3
ミリモル)、酸化銀2.5gとを加えたのち攪拌しつつ
6時間60°Cに加熱した。
反応終了後、実施例1と同様に処理し4− tert−
ブトキシカルボニルメチル−2−アゼチジノンの結晶1
.0:l(収率55%)を得た。
ブトキシカルボニルメチル−2−アゼチジノンの結晶1
.0:l(収率55%)を得た。
実施例6
アセトニトリル100+を中に2−メルカプトピリ)/
31(27ミリモル)、トリフェニルホスフィン36.
211(138ミリモル)及び二酸化マンガン8.09
を入れ、70°Cに加熱攪拌しているところへ、β−ア
ミノグルタル酸モノメチルエステル18.54y(11
5ミリモル)を15時間かけて分割添加した。反応終了
後、実施例1と同様に処理し、4−メトキンカルボニル
メチル−2−アゼチジノン12.8’l(収率78.2
%)を得だ。
31(27ミリモル)、トリフェニルホスフィン36.
211(138ミリモル)及び二酸化マンガン8.09
を入れ、70°Cに加熱攪拌しているところへ、β−ア
ミノグルタル酸モノメチルエステル18.54y(11
5ミリモル)を15時間かけて分割添加した。反応終了
後、実施例1と同様に処理し、4−メトキンカルボニル
メチル−2−アゼチジノン12.8’l(収率78.2
%)を得だ。
実施例7
トリフエニルホスフイン3.14g(12ミリモル)と
2−メルカプトピリジン0.79(6,3ミリモル)を
アセトニトリル100m1に溶かし、これに二酸化マン
ガン1.5y、a−アミノ−β−アラニンi、o4g(
ioミリモル)を加えて還流下、攪拌しつつ5時間反応
させた。反応終了後、二酸化マンガンを戸別し、減圧濃
縮後残渣をシリカゲルカラムクロマトにかけ目的物であ
る3−アミノ−2−アゼチジノン0.52F(収率60
%)を得た。
2−メルカプトピリジン0.79(6,3ミリモル)を
アセトニトリル100m1に溶かし、これに二酸化マン
ガン1.5y、a−アミノ−β−アラニンi、o4g(
ioミリモル)を加えて還流下、攪拌しつつ5時間反応
させた。反応終了後、二酸化マンガンを戸別し、減圧濃
縮後残渣をシリカゲルカラムクロマトにかけ目的物であ
る3−アミノ−2−アゼチジノン0.52F(収率60
%)を得た。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社
代理人 弁理士 浅 野 真 −
Claims (4)
- (1) 了ミノ基がモノ置換されてもよいβ−アミノ
酸化合物を、アルキルニ) IJルの存在下に、酸化剤
を共存させ、トリフェニルホスフィン及び複素環ジスル
フィド化合物又はその還元体であるチオール化合物で処
理することを特徴とする2−アゼチジノン誘導体の製造
法。 - (2)酸化剤が二酸化マンガンまたは酸化銀である特許
請求の範囲第1項記載の製造法。 - (3)β−アミノ酸化合物を特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の製造法。 - (4)β−アミノ酸化合物が下記式の化合物である特許
請求の範囲第1項記載の製造法。 (式中、Rは低級アルキル糸を表わす)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57025380A JPS58144367A (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 2−アゼチジノン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57025380A JPS58144367A (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 2−アゼチジノン誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58144367A true JPS58144367A (ja) | 1983-08-27 |
JPH03862B2 JPH03862B2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=12164245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57025380A Granted JPS58144367A (ja) | 1982-02-18 | 1982-02-18 | 2−アゼチジノン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58144367A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61118090U (ja) * | 1985-01-10 | 1986-07-25 | ||
WO2002050025A1 (en) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | PROCESS FOR SYNTHESIZING β-LACTAM |
-
1982
- 1982-02-18 JP JP57025380A patent/JPS58144367A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61118090U (ja) * | 1985-01-10 | 1986-07-25 | ||
WO2002050025A1 (en) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | PROCESS FOR SYNTHESIZING β-LACTAM |
US7022842B2 (en) | 2000-12-21 | 2006-04-04 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Process for synthesizing beta-lactam |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03862B2 (ja) | 1991-01-09 |
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