JPS5813991B2 - テ−プレコ−ダ等のテ−プカウンタ−装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープレコーダ等のテープカウンター装置に関
し更に詳しくはテープカウンターの現在表示されている
カウント数値の内容を１つのキー操作によって別のレジ
スターに転送記憶すると共に再びテープカウント数値が
記憶したカウント数値に一致したときテープレコーダ等
を所望の動作状態にするための出力を発生するテープレ
コーダ等のテープカウンター装置に関する。

例えばテープレコーダが再生状態にあり何かの都合で早
送り、あるいは巻戻ししたとき聴く途中にあった音楽を
前の再生位置のところから再び聴き直そうとするとき、
また、テープの途中から録音し一定の録音後、テープの
途中にある録音開始点から直ちに再生しようとするとき
、普通カウンターのカウント数値を記懐しておく必要が
ある。

この記憶方法としてはそのまま記憶しても勿論よいが、
この外に例えばテープカウンターのカウント数値を■０
■にリセットしてしまいその再生したい位置にまでテー
プが走行されるとカウント数値が■０■になり良くわか
る。

しかし、カウンターを■０■にリセットすることはテー
プとの相対カウント数値がずれてしまうためリセットす
ることだけは避けたい。

本発明はかかる従来のテープカウンター装置の事情に鑑
みなされたものでありリセットキーと同じ扱いでダイレ
クトメモリーキー操作によって現在表示されているテー
プのカウント数値を記憶回路に記憶し、この記憶したカ
ウント数値は常時或いは任意にカウンターの表示部（専
用のものにしてもよい）に表示できるようにしておいて
記憶内容の確認が簡単にでき、しかも記憶したカウント
数値に対し、テープが走行しカウント数値がアツプ又は
ダウンして再びカウント回路のカウント数値が記憶した
カウント数値と一致したとき、カウンター数値と記憶し
たカウント数値との一致時、一致出力を発生する一致検
出回路により一定の出力を導出させこの導出した出力を
用いてテープレコーダ等を所望の動作状態になし得るよ
うにしたテープレコーダ等のテープカウンター装置を提
供するものである。

以下、図示の実施例により本発明を詳述する。

第１図は記憶回路の内容を表示するためのメモリー表示
装置をリール台等の現在の回転量を表示する表示装置の
他に別に備えた本発明装置の１例を示し、第２図はその
メモリー表示装置はリール台等の現在の回転量を表示す
るためのカウント表示装置と兼用されスイッチの切換え
によりこれらの表示内容を切換え得るようにした本発明
の１例を示しており、同一部分には同一符号が付されて
いる。

尚、第１図、第２図において破線１で囲まれている部分
はテープカウンターであり、カウント表示装置１ａ，デ
コーダ１ｂ１カウント回路１ｃ１パルス発生回路１ ｄ
（ リングマグネット１ ｄ， ホール素子１ｄ２を
含む）、プリー１ｄ３から構成されている。

以下第１図に従って説明すると、今テープレコーダー９
にカセットを挿着し再生状態にすると、リール台等の回
転に伴なってベルトを介しプリー１ｄ３に回転が伝達さ
れ、同時にリングネグネツＮｄ，も回転するので、その
磁界の変化がホール素子１ｄ２で検出され、パルス信号
を発生させてカウント回路１ｃに該パルスを加える。

カウント回路１ｃはパルス発生回路１ｄのパルス信号数
を２進カウントデコーダ１ｂで１０進数にかえると、デ
コーダ１ｂによってカウント表示装置１ａにそのパルス
信号に対応する数字が１０進数で表示される。

カウント回路１Ｃの出力は一致検出回賂６と記憶回路３
に加えられる。

記憶回路３の出力は一致検出回路６とデコーダ４に加え
られ、デコーダー４はメモリー表示装置５に接続されて
いて、該記憶回路３に記憶されている内容を数字にてメ
モリー表示装置５に表示されるようになっている。

一方一致検出回路６は該カウント回路１ｃの出力と記憶
回路３との出力が一致したとき制御信号を発生するよう
に構成されその制御信号を制御回路８に加えることによ
りテープレコーダー９を所定の動作状態に制御する。

今テープレコーダー９を再生状態にしていて表示装置１
ａの表示が■１２３■を示しているとするとき記憶回路
３に接続されているダイレクトメモリーキー２を押圧す
ると■１２３■に対応する信号が記憶回路３にメモリー
されると同時にデコーダー４を通して表示装置５に■１
２３■が表示され、記憶回路３には該■１２３■に対応
する信号がメモリーされたことを示す。

そして再生時間が進んで表示装置１ａの数字表示が■５
１２■まで行ったとして、このときテープレコーダー９
を巻戻しするとプリー１ｄ３が再生のときは逆回転する
のでリングマグネツト１ｄ１も逆回転しホール素子１ｄ
２には再生のときに比し逆のパルス信号が発生してその
出力によってカウント回路１ｃはダウンカウントし、デ
コーダー１ｂを通して表示装置１ａの表示を■５１２■
から減算するようになる。

■５１２■から減算されて行き数字が■１２３■となっ
たときカウント回路１ｃの出力と該記障回路３の出力と
が一致したことが一致検出回路６によって検出され、制
御信号を制御回路８に出力して制御回路８によりテープ
レコーダー９を停止又は自動再生状態にする。

又■１２３■より小さい数字表示位置から早送り、例え
ば■００５■の表示位置から早送りすればリングマグネ
ット１ｄ１の回転により表示が加算されるようにパルス
信号が発生するので表示装置１ａには■００５■から数
が加算されて行き■１２３■に達したとき前記同様一致
検出回路６にて制御信号が発生し、制御回路８によって
テープレコーダー９を停止又は自動再生状態にする。

次に第２図における実施例を説明すると、前記実施例に
おいて表示装置を２個必要としたのを１個とし、それを
スイッチによって切換ることで現カウント表示と、記憶
回路の表示を行なわせるようにしたものである。

テープレコーダー９を再生状態にするとリール台等の回
転に共なってベルトを介しプリー１ｄ３が回転しリング
７グネット１ｄ，も回転する。

リングマグネット１ｄ２の回転により生する磁界の変化
をホール素子１ｄ２で検出してパルス信号を発生させカ
ウント回路１ｃに加えると、デコーダ−１ｂを通して表
示装置１ａに数値表示される。

カウント回路１ｃの出力は一致検出回路６とスイッチ７
を介してテコーダーに加えられる。

前述の説明はスイッチ７がａ側にあるときのもので、テ
ープレコーダー９の再生動作に伴なうリングマグネツト
１ｄ，の回転により発生したパルス信号をカウントして
表示装置１ａに数値表示をするものであるが前記同様カ
ウント数が■１２３■を示したときにダイレクトメモリ
ーキ−２を押圧すると記憶回路３には■１２３■の表示
に対応する信号がメモリーされる。

しかしこのときスイッチ７がａ側にあれば表示装置１ａ
の表示はリングマグネツト１ｄ，の回転により数字が加
算され続けている。

記憶回路３にメモリーされている数字を確認したいとき
はスイッチ７をｂ側にすれば記憶回路３のメモリー数字
すなわち■１２３■が表示装置１ａに現カウント表示が
消えて表示される。

スイッチ７をａ側に再びもどすと現カウント数が表示さ
れる。

そしてテープレコーダー９を早送り、巻戻し動作状態に
したときは前記第１図の動作で説明したのと同様カウン
ト回路１ｃの出力と記憶回路３の出力が一致したときに
制御信号を発生させ、制御回路８によってテープレコー
ダー９を停止又は自動再生状態にさせるものである。

此様に本発明に依れば、キー操作によりカウント数値を
一旦記憶しておくものでいつでも再確認できるし、一致
出力によりテープレコーダーを自動制御でき便利である
。

【図面の簡単な説明】

第１図，第２図は本発明装置の各実施例を示す図である
。 １ｃ；カウント回路、３：記憶回路、７：切換スイッチ
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ リール台等の回転量に応じた出力をカウントするカ
   ウント回路１ｃ１ キー操作により上記カウント回路１Ｃのキー操作時のカ
   ウント内容を記憶する記憶回路３、及び該記憶回路３の
   記憶内容を表示する表示手段を備えたテープレコーダ等
   のテープカウンター装置。 ２ 前記特許請求の範囲第１項記載のテープレコーダ等
   のテープカウンター装置において、上記カウント回路１
   ｃのカウント出力か上記記憶回路の記憶出力のいずれか
   一方を表示装置に選択的に表示させるための切換スイッ
   チ７を設けたテープレコーダ等のテープカウンター装置
   。 ３ リール台等の回転量に応じた出力をカウントするカ
   ウント回路１ｃ、 キー操作６こより上記カウント回路１Ｃのキー操作時の
   カウント内容を記憶する記憶回路３、及び上記両回路１
   ｃ及び３の出力が一致したとき一致出力を出す一致検出
   回路６、 を備え、この一致検出回路６の出力を以てテープレコー
   ダ等を所定の動作状態に制御し得るテープレコーダ等の
   テープカウンタ装置。