JPS58132116A - 合成繊維の製造法 - Google Patents

合成繊維の製造法

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JPS58132116A
JPS58132116A JP1339282A JP1339282A JPS58132116A JP S58132116 A JPS58132116 A JP S58132116A JP 1339282 A JP1339282 A JP 1339282A JP 1339282 A JP1339282 A JP 1339282A JP S58132116 A JPS58132116 A JP S58132116A
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compound
alkali
phosphorus compound
alkaline earth
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Motoyoshi Suzuki
鈴木 東義
Kiyokazu Tsunawaki
綱脇 清和
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維の製造法に閤する。更に詳細には、特
殊な微細孔を有し、着色したW−改善された色の櫟みと
鮮明性を呈するポリエステルよりなる合成繊維の製造法
に関する。
ポリエステルは多くの優れた特性な有するがゆえに合成
、繊維として広く使用さirている。しかしながら、ポ
リエステル繊維は羊毛や絹の如き天然繊維、レー目ンや
アセテートの如き繊維素系繊維、アクリル系繊#!郷に
比較して、着色した際に色に課・みや発色性、鮮明性に
劣る欠点がある。
従来より、この欠点を解消せんとして、染料の改善やポ
リエステルの化学改質畔が試みられてきたが、いずれも
充分な効果は得られていない。また、ポリエステル繊維
表面に透明薄膜を形成させる方法や織編物表面に80〜
500ynA−4橿のプラズマ照射を施してI/#1.
維表面に微細な凹凸を形成させる方法尋が提案されてい
る。しかしながら、これらの方法によっても、色の深み
を改善する効果は不充分であり、その上繊維表面に形成
された透明薄膜は洗濯等によって容易に脱11L、その
耐久性も不充分であり、プラズマ照射を施す方法では、
照射面の影になる縁鮒部分の繊維の表面に凹凸が生じな
いため、着用中に生じる繊維組紗内での糸の転び等によ
って平滑−維面が表面にでて色魔になる欠点がある。
他方、ポリエステル繊維の表面に凹凸を付与する方法と
して、ポリオキシエチレングリコール又はポリオキシエ
チレングリコールとスルホン酸化合物を配合したポリエ
ステルよりなる繊維をアルカリ水溶液で処理することに
より線維軸方向に配列した皺状の微細孔な練給表面に形
成させる吸湿性繊維の製造法、又は酸化亜鉛。
リン酸カルシウム等の如き不活性無機物質の微粒子をポ
リエステル反応系内Km加配合せしめてなるポリエステ
ル繊維を、アルカリ水溶液で処理して無機微粒子を溶出
することにより微細孔を形成させる吸湿性綾線の製造法
郷が提案されている。しかしながら、これらの方法によ
って得られる繊維には、色の深みを改善する効果は認め
られず、かえって視線濃度の低下が認められる。即ち、
これらの方法において、アルカリ水溶液による処理が充
分でt(いときは、色の深みを改善する効果は全く認め
られず、また、アルカリ水溶液による処理が充分なとき
け、色の深みを改善するどころか、微細孔による光の乱
反射によるためか、視線濃度が低下し、濃色に着色して
も白づぼく見えるようになり、その1得られる繊維の強
度が著しく低下し、容易にフィブリル化するようKなり
、実用に耐えない。
また、粒子径80寛μ以下のシリカの如き無機管粒子を
配合したポリエステルよりなる繊維をアルカリ減量処理
して、繊維表面K O,2〜0.7μの不規則な凹凸を
付与すると共にこの凹凸内に50〜20011μの微細
な凹凸を存在せしめることによって色の深みを改善する
方法が提案されている。しかしながら、この方法によ−
っても、色の深みを改善する効果は不充分であり、その
上かかる極めて壷雑な凹凸形態によるためか、摩擦郷の
外部からの物理作用により凹凸が破壊され、破壊された
部分が他の破壊されていな(・部分と比べて大きく変色
したり光沢の差を生じたり、更には容易にフィブリル化
するという欠点がある。
本発明者は、ポリエステ′ルー維KIIk細孔を付与す
ることによって、上記欠点がなく、色の深みと鮮明性に
優れたポリエステル繊維を提供せん゛として鋭意検討を
行なった結果、特定量の5価のリン化合物とこの5価の
リン化合物に対して特定量比のカルシウム化合物を予め
反応させることなく、ポリエステル反応系に添加して合
成したポリエステルを溶融紡糸して得たポリエステル繊
維をアルカリ処理することによって、特殊な微細孔を多
数形成することができ、こ5することKよって着色した
時の色の深みと鮮明性に優れ、且つ摩IIKよる変色が
充分に小さく、耐ブイグリル性にも優れたポリエステル
繊維が得られることを見出し、先に梼案した。
しかしながら、このようにして得られるポリエステル繊
維は、とeKよって充分な鮮明化効果が得られないとき
が生じることが判明した。
本発明者はかかる欠点を改善せんとして!II!に検討
を重ねた結果、上記方法において使用するリン化合物の
一部を予めカルシウム化合物と反応せしめるととによっ
て、再現性よく確実にその効果が得られることを知った
。この知見に基づいて続けて検討し、本発明を完成した
即ち、本発明はテレフタル酸を主とするンカルボン駿又
はそのエステル形成性誘導体と少なくとも1種のグリコ
ールとを反応せしめてジカルボン酸のグリコールエステ
ル及び/又はその低重合体を生成させる第1段階の反応
及び皺反応生成物を重縮合させる第2段階の反応とによ
って合成されたポリエステルよりなる合成繊維を製造す
るに当り、該ポリエステルの合成が、完了するまでの任
意の段階で、(a)#ポリエステルを構成するIll成
分に対して0.5〜3モルチの下記一般式 (式中、R′及びtは水素原子支は一価の有機基であっ
て、R1及びtは同一でも異なってもよく、Mはアルカ
リ土類金属である。)で表わされるリン化合物、(b)
該リン化合物に対して0.2s〜0.6倍モルのアルカ
リ土類金属化合物及び(c)該リン化合物に対して0.
5〜1.2倍セルのアルカリ金属化合物を(−)、 (
b)及び(c)の3者を予め反応させることなく添加し
、しかる後ポリエステルの合成を完了し、得られたポリ
エステルを溶融紡糸した後、アルカリ化合物の水婢液で
処理してその2重量−以上を溶出することを特徴とする
優細孔を有する合成−線の製造法である。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主たる蒙
成分とし、少なくとも1種のグリコール、好ましくはエ
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコールから選ばれた少なくとも1種のフルキ
レングリコールを主たるグリコール成分とするポリエス
テルを主たる対象とする。
また、テレフタル酸成分の一部を他の二官能性カルボン
駿成分で置換えたポリエステルであつズもよく、及び/
又はグリコール成分の一部を主成分以外の上記グリコー
ル、着しくは他のジオール成分で置換えたポリエステル
であってもよい。
ここで使用されるテレフタル酸以外の二官能性カルボン
酸としては、例えばイソフタル酸。
ナフタリンジカルボン瞭、ジフェニルジカルボン蒙、ジ
フェノキシエタンジカルボン秦、β−ヒトーキシエトキ
シ安息香駿、p−オキシ安息香酸、5−ナトリウムスル
ホインフタル酸、7ジピン酸、セバシン11114−シ
クロヘキサンジカルボン酸の如き芳香族、脂肪族、脂環
族の二官能性カルボン酸をあげるこ゛とができる。また
、上記グリコール以外のジオール化合物としては例えば
シクロヘキサン−1,4−ジメタツール、ネオペンチル
グリコール、ビスフェノールム、ビスフェノールSの如
ぎ脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物およびポリ
オキシフルキレングリコール等をあげることができる。
かかるポリエステルは任意の方法によって合成したもの
でよい。例えばポリエチレンテレフタレートについて説
明すれば、通常、テレフタルaとエチレングリコールと
を直II:Lステル化反応させるか、テレフタル酸ジメ
チルの如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチ
レングリフールとをエステル交換反応させるか又はテレ
フタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかしてテ
レフタル酸のグリコールエステル及び/又はその低重合
体を生成させる111K1段階の反応と、第1段階の反
応生成物を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮
合反応させる$2段階の反応によって製造される。
本発明で使用するリン化合物は下記一般式で表わされる
リン化合物であり、式中、R1及びVは水素原子又は−
価の有機基である。この−儀の有機基は具体的にはフル
キル基、7リール基、7ラルキル基又はモ(C%)IO
)kR” (但し、Vは水素原子、アルキノジ基、7リ
ール基又は、アラルキル基、Iは2以上の斃数、kは1
以上の整数)郷が好ましく、R1と−とは同一でも異な
っていてもよい。Mはアルカリ土類金属であり、Mg 
、Cm * 8r e 1mが好ましく 、4’i K
 Ca ) 8r + Baが好ましい。
上記リン化合物に代えてR1及び/又はVが金属(%に
アルカリ金属、ア・、ルカリ土類金allli)で置き
換えたリン化合物を使用したのでは、得られるポリエス
テル繊維に生成する微細孔が大館くなって、目的とする
鮮明化効果が得られず、また耐フィブリル性にも劣るよ
うになる。
上記リン化合物を製造するには、通常正リン酸又は対応
する正すン醗エステル(モ、)、ジ又はトリ)と所定量
の対応する金属の化合物とを溶媒の存在下加熱反応させ
ることKよって容易に414bFLる。なお、この際溶
媒として、対象ポリエステルの原料として使用するグリ
コールを使用するのが最も好ましい。
上記リン化合物と併用するアルカリ土類金属化合物およ
びアルカリ金属化合物としては、上記リン化合物と反応
してポリエステルに不溶性の塩を形成するものであわは
特に制限はなく。
アルカリ土類金属およびアルカリ金、属の酢酸塩。
しゆう酸塩、安息香酸塩、フタル酸塩、ステアリン酸塩
のような有機カルボン酸塩、硼酸塩。
硫酸塩、、iI*塩、縦酸塩1重炭酸塩の如き無横酸塩
、塩化物のようなハーゲン化物、エチレンジ7ミン4酢
酸錯塩のようなキレート化合物、水酸化物、酸化物、メ
チラート、エチラート。
グリコレート勢のアルコラード類、フェノラート等をあ
げることができる。特に工枡しングリ)コールに可溶性
である有機カルホンwk塩、ハpグン化物、キレート化
合物、フェノラートが好ましく、なかでも有機カルボン
酸塩が特に好讐しい。上記のアルカリ土類金属化合物お
よびアルカリ金属ブし金物はそわそれ1種のみ単独で使
用しても、また3種以上併用してもよい。
上記リン化合物、アルカリ土類金属化合物およびアルカ
リ金属化合物を添加するに当って、最終的に得られるポ
リエステル繊維に優れた色の深みとその摩擦耐久性を与
えるためには、リン化合物の使用量及び該リン化合物の
使用tlk VC対するアルカリ土類金属化合物および
アルカリ金属化合物の使用量の比を特定する必要がある
即ち、本発明で使用するリン化合物の添加量はあまりに
少ないと最終的に得られるポリエステル繊維の色の深み
が不充分になり、この量を多くするに従って色の深みは
増加するが、あまりに多くなると最早色の深みは著しい
向上な示さず、かえって耐摩擦耐久性が悪化し、その上
充分な重合度と軟化点を有するポリエステルを得ること
が困難となり、更に紡糸時に糸切れが多発するというト
ラブルを発生する。このため、リン化合物の添加量はポ
リエステルを構成する酸成分に対して0.5〜3モルチ
の範囲にすべきであり、4IK0.6〜2モルチの範囲
が好ましい。
またアルカリ土類金属化合物およびアルカリ金属化合物
の添加量がリン化合物の添加量に対してそれぞれ0.2
5倍モルおよびO,S倍モルより少ない量では、得られ
るポリエステル繊維の色の深みが不充益であり、その上
重縮合速度が低下し高重合度のポリエステルを得ること
が困難となり、又−生成ポリエステルの軟化点が大幅に
低下するようKなる。逆、Kアルカリ土類金属化合物お
よびアルカリ金属化合物の添加量がり/化合物に対して
それぞれO,S倍モルおよび1.2倍モルを越える量で
は・1・、粗大粒、子が生成し、色の深みは改稗される
どころか、かえって視線濃度が低下するよ5になる。こ
のため、リン化金物に対するアルカリ土類金属化合物の
添加量は:、O,tS〜O,S倍モルの範囲にすべきで
あり、特に9.25〜O1s倍モルの範囲が好ましい。
また、アルカリ金属化合物の添加量はリン化合物に対し
て0.5〜1.2倍モルの範囲に1べきであり、特K 
O,5〜1.0倍モルの範囲が゛好ましい。
上記リン化合物、アルカリ土類金属化合物及びアルカリ
金属化合物の3者は予め反応させることなくポリエステ
ル反応系に添加する必要がある。こうするととによって
、不溶性粒子をポリエステル中に均一な超微粒子状態で
生成せしめることができるようになる。予め外部で上記
リン化合物とアルカリ土類金属化合物及び/又はアルX
す金属化合物とを反応させて不溶性粒子とした後にポリ
エステル反応系に添加したので−ぼ、ポリエステル中で
の不溶性粒子の分散性が悪くなり・、且つ粗大凝集粒子
が含有されるようになるため、最終的に得られるポリエ
ステル繊維の色の深みな憧善する効果は認められなくな
るので好ましくない。
上記のリン化合物、アルカリ土類金属化合物及びアルカ
リ金属化合物の添加は、それぞれポリエステルの合成が
完了するまでの任意の段階において、任意の順序で行な
うことができる。
しかし、リン化合物のみを第1段階の反応が未終了の段
階で添加したのでは、第1段階の反応の完結が阻害され
ることがあり、またアルカリ土類金属化合物のみを第1
段階の反応終了前に添加すると、この反応がエステル化
反応のときは、この反応中に粗大粒子が発生したり、エ
ステル交換反応のときは、その反応が異常に早く進行し
突鼻現象を引起すことがあるので、この場合、その20
重量−程度以下にするのが好ましい。アルカリ土類金属
化合物の少なくとも80重量係及びリン化合物全量の添
加時期は、ポリエステルの合成の第1段階の反応が実質
的に終了しL段階以降であることが好ましい。また、リ
ン化合物、アルカリ土類金属化合物及びアルカリ金属化
合物の添加時期が、第2段階の反応があまりに進行した
段階では、粒子の凝集。
粗大化が生じ易く最終的に得られるポリエステル繊維の
色の深みが不充分となる傾向があるので、第2段階の反
応における反応混合物の極限粘度が0.3に到達する以
前であることが好ましい。
上記のリン化合物、アルカリ土類金属化合物及びアルカ
リ金属化合物はそれぞれ一時に添加しても、2回以上に
分割して添加しても、又は連続的に添加してもよい。
本発v4においては、第1段・階の反応に任意の触媒を
使用することができるが、上記アルカリ土類金属化合物
の中で第1*jllの反応、特にエステル交換反応の触
媒能を有するものがあり、かかる化合物を使用する場合
は別に触媒を使用することを要さず、このアルカリ土類
金属化合物を第1段階の反応開始前又は反応中に添加し
て、触媒としても兼用することができるが、前述した如
く突沸埃象を引起すことがあるので、その使用量は添加
するアルカリ土類金属化合物の全量り20重量−未f1
4にとどめるのが好ましい。
9上説明したように、上記のリン化合物の特定量と該リ
ン化合物に対して特定量比の7ル力リ土類金属化合物及
びアルカリ金属化合物とを予め反応させることなくポリ
エステル反応系に添加し、しかる後ポリエステルの合成
を完了することによって、高重合度、高軟化点及び良好
な製糸化工書違過性を有し、且つ最終的に色の深みとそ
の摩擦耐久性に共に優かた繊維を与えることのできるポ
リエステルを得ることができる。
このようにして得られたポリエステルを溶融紡糸して*
IsとするKは、格別な方法を採用する必要はなく、通
常のポリエステル繊維の溶融紡糸方法が任意に採用され
る。ここで紡出する繊維は中空部を有しない中実繊維で
あっても、中空部を有する中空繊維で表ってもよ(・。
また、紡出する繊維の横断面における外形や中空部の形
状は、円形であっても異形であってもよ(・。
更KM糸するに際して、上記のリン化合物、アルカリ土
類金属化合物及びアルカリ金属化合物を添加した変性ポ
リエステルと添加しない未質性ポリエステルとを使用し
、食性ポリエステルを鞘成分とし、未変性ポリエステル
を芯成分とする芯鞘型複合繊維にしても、変性ポリエス
テルと未変性ポリエステルとを用いて2層又はそれ以上
の多層のサイド・パイ・サイド型複合繊維にしてもよい
かくして得られるポリエステル繊維から、その一部を除
去するKは必要に応じて弧伸熱部畷又は仮撚加工等を施
した螢、又は更に布帛にした後、アルカリ化合物の水溶
液で処理することにより容易に行なうことができる。
ここで使用するアルカリ化合−としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンそニウムハイ
ドルオキサイド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等なあ
げることができる。
なかでも水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが特に好ま
しい。
かかるアルカリ化合物の水溶液の濃度は、アルカリ化合
物の種類、処理条件等によって異なるが、通常0.01
〜40亀11%の範囲が好ましく、特に0.1〜30重
量%の範囲が好ましい。
処理温度は常温〜10(1’Cの範囲が好ましく、処理
時間は1分〜4時間の範囲で通常行なわれる。また、こ
のアルカリ化合物の水溶液の処理によって溶出除去する
量は、繊維重量に対して2111以上の範囲にすべきで
ある。このようにアルカリ化合物の水溶液で処理するこ
とKよって、繊維軸方向に配列し、且つ度数分布の最大
値が繊維軸の直角方向の幅が0.1〜0.3μの範囲で
)1つて、繊維軸方向の長さが0.1〜5μの範囲にな
る大きさを有するll11aI孔を繊維表面及びその近
傍に多数形成せしめることができ、染色した際に優れた
色の深みを呈するようKなる。
なお、本発明の方法により得られるポリエステル繊維に
は、必l!に応じて任意の添加剤、例えば触媒9着色防
止剤、耐熱剤、*燃剤、螢光増白剤、艶消剤1着色剤尋
が含まれていてもよい。
以下に実施例をあげて更に説明する。実施例中の部及び
チは重量部及び重量%な示し、得られるポリエステル繊
維を染色した際の色の深み。
摩擦変色は以下0.方法で測定した。
(1)  色の深み 色の深みを示す尺度としマは、深色度(K/11 )を
用いた。この値はサンプル布の分光反射率(R)を高滓
RC−33011i自記分光光度計にて測定し1次に示
すクペルカームンク(KubslkaMunk )の式
から求めた。この値が大ぎいはど深色効果が大ぎいこと
を示す。
なお、には吸収係数、Sは散乱係数を示す。
(鳳) 耐摩擦変色性 摩amろう度試験用の学振型平面摩耗機を使用して、摩
擦布としてポリエチレンテレフタレート100ヂからな
るジョーゼットを用い、試験布′ksooyの加重下で
所定回数平面摩耗して、変色の発生の程度を変褪色用グ
レースケールで判定した。耐摩耗性が極めて低い場合を
1級とし、極めて高い場合を5級とした。実用上4級以
上が必要であ、る。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸
ジメチルに対してo、o s sモルチ)をエステル交
換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気14時間かけて140℃
から230℃まで昇温して生成するメタノールを系外に
留去しながらエステル交換反応を行なった。続いて得ら
れた反応生成物に、0.5部のリン酸トリメチル(テレ
フタル酸ジメチルに対してO,S * Sモル−)と0
.31部の酢酸カルシウム1水塩(リン酸トリメチルに
対して1′/2倍モル)とを8.s部のエチレングリコ
ール中で120℃の温度において全環流下60分間反反
応上めて調製したり/ll:)エステルカルシウム塩の
透明溶119.!It部に室温下0.26部の酢酸カル
シウム1水塩(リン酸トリメチルに対して0.41倍モ
ル)と0.24部の酢酸リチウム(リン酸トリメチルと
勢モル)とを溶層せしめて得たりン駿ジエステルカルシ
ウム塩、酢酸カルシウム及び酢酸リチウムの混合透明溶
11[981部を添加し、次いで三酸化アンチモン0.
04部を添加して重合缶に移した。次いで1時間かけて
760曽−から1、Hgまで減圧し、同時に1時間30
分かけて230℃からzss’cまで昇温した。lmH
g以下の減圧下、重合温度285’Cで更に3時間、合
計4時間30分重合して極限粘度0.@ 41 。
軟化点100℃のポリマーを得た。反応終了後ポリマー
を常法に従いチップ化した。
このチップを常法により乾燥し、孔径0.3−の円形紡
系孔を36領穿設した紡糸口金を使用して2・0℃で溶
融紡糸し、次いで常法に従って蒐伸倍率SS倍で鷺伸し
て75デニ一ル73番フィラメントの原糸を得た。
この原糸に8撚)sooテ/翼及び2撚260@T/讃
の強撚を施し、続いて該強撚糸を80℃で30分間蒸熱
処理して撚止めを行なった。
骸撚止め強撚糸を経密度47本/工、緯密度32本/l
yrで8.Z撚を2本交互に配して梨地ジョーゼット織
物を製′織した。
得られた生機をロータリーワッシャーにて沸騰温度で・
20分間リラックス処理を施し、シボ立てを行ない、常
法によりプリセット後、3.5チの水酸化ナトリウム水
溶液で沸騰温度にて処還し、減量率が10%l 2OL
IIbおよび30チの布帛を得た。
これらのアルカリ処理後の布帛をDianix Bla
ckHG−FS(三菱化成工業■製品)IS%owfで
130℃で60分間染色後、水酸化ナトリウム177/
lおよびハイドルサルファイド111/Iを含む水溶液
にて70℃で20分間還元洗浄して墨染布な得た。これ
らの黒色布の色の深みおよび摩耗200回後の耐摩擦変
色性を第tl!に示した。
実施例2 実施例1のポリマー合成反応において760露Hgから
1111ξに減圧するKIIした時間(1時間)を30
分に短縮する以外は、実施例1″と同様に行なった。得
られたポリマーの極限粘度は0141 、軟化点は16
011℃であった。
このポリマーを用いて実施例1と同様に製糸。
加熱、熱部運、染色、洗滲した。結果は第1II!に示
す通りであった。
実施例3 実施例zKおける7 6 Gm−から1 mHll K
減圧にするKILした時間を1時間30分とする以外は
全て集施例雪と同様に行ない、結果を第1表に示した。
比較例1         − 高速攪拌分散機(攪拌翼外径28諺、外筒環内径29m
、英国シルバーンンマシーン社製ラボラトリ−・ミキサ
ー・エマルシファイヤー)を用い、実施例1と同様にし
て調製したリン酸ジエステルカルシウム塩のエチレング
リコール溶液tooltB、酢酸カルシウム1水塩の4
、チェチレングリコール溶液69.8部及び酢酸リチウ
ムの7チエチレングリコール111液36.8 部03
者をt s o’c<て60分間s o o o rp
mの高速攪拌下戻応さ−(て白濁スラリーを得た。
実施例1においてエステル交換反応徒に添加したリン酸
ジエステルカルシウム塩、酢酸カルシウムl水塩及び酢
酸リチウムの混合透明溶液の代りに、このスラリーの相
当量を添加する以外は、実施例1と同様に行なった。結
果番ま第1表に示した通りであり、色の深さ!ま改善さ
れるどころか、視線濃度の低下が認められた。又、20
0回の摩耗で着しく白っぽくなった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. テレフタル酸を主とするジカルボン酸又はそのエステル
    形成性誘導体と少なくとも1種のグリフールとを反応せ
    しめてジカルボン酸のグ・リコールエステル及び/又を
    1その低重合体を生成させる第1段階の反応及び骸反応
    生成物を重縮合させる躯2段階の反応とKよって合成さ
    れたポリエステルよりなる合成繊維を製造するに当り、
    該ポリエステルの合成が完了するまでの任意の段階で、
    (a)該ポリエステルを構成する酸成分に対してO,S
    〜3モルチの下記一般式(式中、W及びVは水素原子又
    は−価の有機基であって11及びVは同一でも異なって
    もよく、Mはアルカリ土類金属である。)で表わされる
    リン化合−1(bl該リン化合物に対して0.25〜O
    ,S倍モルのアルカリ土類金属化合物及び(C1該リン
    化合物に対して0.5〜1.2倍モルのアルカリ金属化
    金物を(&)、 (b)及び(e)の3者を予め反応さ
    せることなく添加し、しかる後ポリエステルの合成な完
    了し、得られたポリエステルを溶融紡糸した後アルカリ
    化合物の水溶液によりその2重量−以上を溶出すること
    をlll111とする合成繊維の製造法。
JP1339282A 1982-02-01 1982-02-01 合成繊維の製造法 Granted JPS58132116A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071768A (ja) * 1983-09-22 1985-04-23 日本エステル株式会社 改質ポリエステル繊維の製造法

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JPS6071768A (ja) * 1983-09-22 1985-04-23 日本エステル株式会社 改質ポリエステル繊維の製造法

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