JPS5811006A - ポリイミド複合分離膜の製造方法 - Google Patents

ポリイミド複合分離膜の製造方法

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JPS5811006A
JPS5811006A JP10710381A JP10710381A JPS5811006A JP S5811006 A JPS5811006 A JP S5811006A JP 10710381 A JP10710381 A JP 10710381A JP 10710381 A JP10710381 A JP 10710381A JP S5811006 A JPS5811006 A JP S5811006A
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solvent
polymer
aromatic
polyamic acid
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牧「野」 弘
Yoshihiro Kusuki
楠木 喜博
Takashi Harada
隆 原田
Hiroshi Shimazaki
寛史 島崎
Toshio Ishida
石田 利夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、可溶性芳香族ポリイミドまだは芳香族ポリ
アミック酸が、そのポリマーを溶解する有機極性溶媒(
A)とポリイミド不溶性で蒸発速度の遅い芳香族系溶媒
(B)との混合溶媒(C)に、溶解しているポリマー組
成物を、ドープ液として使用して。
乾式製膜法で、透過性能が高く分離性能の低いポリイミ
ド分離膜を形成し、そのポリイミド分離膜に、可溶性芳
香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミック酸の希薄溶液
を、塗布し、乾燥・加熱して。
ポリイミド複合分離膜を製造する方法に係る。
この発明の方法で得られる複合分離膜は、芳香族ポリイ
ミドで全体が形成されており、耐熱性。
機械的強度が優れており、後述するガス透過テストにお
けるガス分離性能が極めて優れている分離(2) 膜である。
従来、芳香族ポリイミド分離膜としては1例えば %開
明49−45152−q公報、特開昭50−99971
号公報、特開昭56−21602号公報などにおいて、
乾式製膜法、湿式製膜法外とによって製造できることが
知られていた。
しかしながら、公知の方法で得られた芳香族ポリイミド
分離膜は、ガス分離・濃縮用に使用する場合に、後述の
ガス透過テストにおける分ガ[性能。
例えば、水素と一酸化炭素との透過度]〕の比(PH2
7PCO)で示される分離性能が充分に高いものではな
く、せいぜい90程度以下1通常80以下であった・ま
た・公知の方法で得られた芳香族ポリイミド分離膜は2
分Ir性能の高いものが、ガス透過性能(例えば、水素
の透過度PH2で示す)の劣るものであって、ガス透過
性能とガス分離性能とを共に好適に有するものがなかっ
たのである。
この発明者らは、ガス分離性能は小さいがガス透過性能
は高い芳香族ポリイミド分離膜(多孔質膜またはそれに
近いもの)を乾式製膜法で製造する方法について種々研
究し、すでに、特願昭56−54965号、特願昭56
−54966号、および特願昭56−54967号とし
て、特許出願している。
この発明者らは、乾式製膜法で製造した分離性能の小さ
な芳香族ポリイミド分離膜について、その分離性能を向
上させる方法について鋭意研究した結果、前記特定の分
離性能の低い芳香族ポリイミド分離膜に、可溶性芳香族
ポリイミドまたは芳香族ポリアミック酸の希薄溶液を、
塗布し、乾燥・加熱することによって、予想外に高い分
離性能を有する芳香族ポリイミド複合分離膜が得られる
ことを見出し、この発明を完成した。
す々わち、この発明は、可溶性芳香族ポリイミドまたは
芳香族ポリアミック酸(芳香族ポリイミド前駆体)が、
前記ポリマーを溶解する有機極性溶媒(A)100重量
部と、前記ポリマー、特に芳香族ポリイミド不溶性であ
って蒸発速度が前記溶媒(A)より遅い芳香族系溶媒(
B)5〜150重量部との混合溶媒(C)に、ポリマー
濃度3〜30重量係となるように均一に溶解しているポ
リマー溶液組成物をドープ液として使用し、そのドープ
液の薄膜(平膜状、管状、中空来秋など)を形成し、そ
の薄膜を乾燥・加熱して各溶媒を徐々に除去して。
透過性能が高く分離性能の低いポリイミド分離膜を形成
し。
そのポリイミド分離膜に。
その分離膜を形成しているポリイミド不溶性の有機溶t
(D)を主成分とし、必要であれば、可溶性芳香族ポリ
イミドの溶媒、特にフェノール系溶媒(E)を15重量
%以下含有するポリマー微量可溶性溶媒(F) 100
重量部、および可溶性芳香族ポリイミドまたは芳香族ポ
リアミック酸0.01〜3重量部からなるポリマー希薄
溶液を、塗布し。
その塗布層を、乾燥・加熱して溶媒を徐々に除去するこ
とを特徴とするポリイミド複合分離膜の製造方法に関す
る。
この発明の方法は、特定のポリマー溶液組成物をドープ
液として使用して、乾式製膜法で、比較的分離性能の低
いポリイミド分離膜を形成する第(5)       
      、、、1工程、および、そのポリイミド分
離膜に、可溶性芳香族ポリイミド1だは芳香族ポリアミ
ック酸の特定の希薄溶液を、塗布し、乾燥・加熱する第
2工程からなる単純な二工程でポリイミド複合分離膜を
製造するので、高性能の芳香族ポリイミド複合分離膜を
再現性よく安定的に製造できる新規な方法である。
この発明の方法によって製造されるポリイミド複合分離
膜は、膜全体が芳香族ポリイミドで形成されているので
、優れた耐熱性と機械的強度とを有しており、しかも、
後述のガス透過テストにおけるガス分離性能が極めて優
れており1例えば。
水素と一酸化炭素との分離性能(水素と一酸化炭素との
透過度Pの比;PH2/PCO)が、約95以上。
特定の条件では100〜350程度と、芳香族ポリイミ
ドの均質膜と比較しても、優れておシ、さらに、水素の
透過性能(水素の透過度PH2)が。
1 x 10”” ff110A ・5ec−czHy
以上、特に5 X 10−’肩/肩・BeC−cmHy
以上と速いのである。
以下、この発明の方法について、さらに詳しく(6) 説明する。
この発明において1分離性能の低いポリイミド分離膜を
形成するために使用するポリマー組成物(ドープ液)中
のポリマーは、一般式 (ただし、Ri:芳香族テトラカルボン酸成分に係る芳
香族残基でありr R’は芳香族ジアミン成分に係る芳
香族残基である)で示される反復単位から実質的になる
可溶性芳香族ポリイミド丑たは芳香族ポリアミック酸で
ある。
前記のポリマーは、芳香族テトシカ/L +4<ン酸成
分と芳香族ジアミン成分とを、有機極性溶媒中。
重合、または重合およびイミド環化して得られる。
前述の一般式(1)1だはΦ)を構成することになる芳
香族残基Rに係る芳香族テトラカルボン酸成分としては
1例えば、ろ、ろ箸、4′−ビフェニルテトラカルボン
酸、  2,3.5’、4’〜ビフェニルデトラ力ルボ
酸、  2.2−ビス(乙、4−ジカルボギンフェニル
)プロパン、ビス(3,4−シカルポキンフェニル)メ
タン、ビス(3,4−)ノJルボキシフェニル)スルホ
ン、ビス(3,4−ジカルボギシフェニル)エーテル、
ビス(ろ、4−ジカルボギンフェニル)チオエーテル、
ピロメリット酸、あるいはそれらの酸無水物、塩捷たは
エステル化誘導体を挙げることができる。
前述の一般式(1)tたは(H)を構成することになる
芳香族残基R′に係る芳香族ジアミン成分としては。
例えば、  4,4.’−ジアミノジフェニルエーテル
乙、3′−ジメチル−4,,1,’−ジアミノジフェニ
ルエーテル、乙、6′−・7メトキシー4.47−ジア
ミノジフェニルエーテル、  3.3’−ジアミノジフ
ェニルエーテル、ろ、4′−ジアミノジフェニルエーテ
ルなどのジフェニルエーテル系ジブミン、  4.4’
−ジアミノジフェニルチオエーテル、3.ろ′−ジメチ
ルー4.4’−ンアミノジフェニルチオエーテル、  
3.3’−ジアミノジフェニルチオエーテルなどのジフ
ェニルチオエーテル系ジアミン、  4,4.’−ジア
ミノベンゾフェノン、3.ろ′−ジメチルー4.4′−
ジアミノベンゾフェノン、3.ろ′−ジアミノベンゾフ
ェノンなどのベンゾフェノン系ジアミン、  4.4’
−ジアミノジフェニルメタン、乙昌′−ジメトキンー4
,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,6′−ジアミ
ノジフェニルメタンなどのジフェニルメタン系ジアミン
、2.1−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,
2−ビス(ろ−アミノフェニル)プロパン々とのビスフ
ェニルプロパン系ジアミン、  4.4’−ジアミノジ
フェニルスルホン、6.3’−ジアミノジフェニルスル
ホン々とのジフェニルスルホン系ジアミン、ベンチジン
、ろ昌′−ジメチルベンチジン、  3.3’−ジメト
キシベンチジン、  3.3’−ジアミノビフェニルな
どのピフェニル系ジアミン、またけ+ m  +  p
  +O−フェニレンジアミンなどを挙げることができ
る。
この発明の方法においては、前記ポリマーとしては、特
に、芳香族テトラカルボン酸成分として・ビフェニルテ
トラカルボン酸、まだはその酸無水物、するいはベンゾ
フェノンテトラカルボン酸。
まだはその酸無水物を使用し、芳香族ジアミン成分とし
て、2個のベンゼン核を有するジアミン化合物を主成分
とするジアミンを使用して1両成分を略等モル重合して
得られた可溶性芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミ
ック酸が、好適である。
この発明の方法において使用するポリマー組成物は、前
述の可溶性芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミック
酸が、前記ポリマーを溶解する有機極性溶媒(A) 1
00重量部と、ポリマー不溶性であって蒸発速度が前溶
媒(A)より遅い芳香族系溶媒(B)5〜150重量部
、特に7〜1′50重量部との混合溶媒(C)に、ポリ
マー濃度約3〜30重量グ。
好捷しくけ5〜25重量%となるように溶解しているポ
リマー溶液組成物である。
前記の有機極性溶媒(A)としては、前述の一般式(I
)および/捷たは■)で示される反復単位で実質的に構
成されている可溶性芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリ
アミック酸を、溶媒(A)単独で、約5重量%以上、特
に7重量多以上、均一に溶解するととができる有機極性
溶媒であればよく1例えば。
前述の一般式(I)で示される反復単位を約70係以上
、特に80%以」−有する可溶性芳香族ポリイミド(た
だし、芳香族残基Rがビフェニルテトラカルボン酸類ま
たd、ベンゾフェノンテトラカルボン酸類などに係るも
のである)の場合には、有機極性溶媒(A)として、フ
ェノール+  0 −  m−またはp−クレゾール、
ギンレノール類、カルバクロール、チモールなどの一価
フエノール化合物、ピロカテコール、レゾルンノール、
ヒドロキノンナトの二価フェノール化合物、あるいは、
それらのフェノール化合物のハロゲン化物(3−クロル
フェノール、4−クロルフェノール、7)−フロムフェ
ノール、4−ブロムフェノール 2pロルー4−ヒドロ
キシトルエン、2 90ルー5−ヒドロキシトルエン、
3−クロル−6−ヒドロキシトルエン、4〜クロル−2
−ヒドロキシトルエン、2−プロムー4−ヒドロギント
ルエン、2−ブロム1i     −5−ヒドロキシト
ルエン、3−ブロム−5−ヒドロギシトルエン、3−ブ
ロム−6−ヒドロキシトルエン、4−ブロム−2−ヒド
ロキシトルエンなど)を挙げることができ2寸だ、前述
の一般式叩で示される反復単位を約40%以上、特に5
0チ以上有し、残部が一般式(1)で示される反復単位
である芳香族ポリアミック酸の場合には、有機極性溶m
(A)として、N、N−ジメチルホルムアミド。
N、N−ジエチルホルムアミド、  N、N−ジメチル
アセトアミド、  N、N−ジエチルアセトアミド、 
 N −メチルカプロラクタム、N−メチル−2−ピロ
リドンなどのアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド。
ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド化合物。
ヘキザメチルフォスホルアミド・ジメチルスルホン、テ
トラメチレンスルホン、ジメチルテトラメチレンスルホ
ン、テトラメチル尿素、テトラエチル尿素などを挙げる
ととができる。
前記の芳香族系溶媒(B)としては、前述のポリマー、
特に芳香族ポリイミド(粉末)を3重量%以上、特に1
,5重量部以上溶解せず、しかも、乾式製膜時の乾燥・
加熱におけるドープ液の薄膜からの蒸発速度が前記溶媒
(A)より遅い芳香族系溶媒であればよく、前記溶媒と
互に相溶性であることが必要である。
その芳香族系溶媒(B)としては1例えば、前述の有機
極性溶媒(A)の沸点より少くとも5℃1%に好ましく
は10〜200℃高い沸点を有し、ポリマー不溶性の芳
香族系溶媒であることが好適であり。
フェナンスレン、α−クロルナフタリン、トリフェニル
フォスフイン、トリフェニルアミン、アントラセン、ナ
フタリン、1−メチルナフタリン。
2−メチルナフタリン、1,2−ベンズアントラセン、
  o −壕*td、p−ターフェニル、アニリン、ジ
フェニルエーテルなどを好適に挙げることができる。
なお、前記芳香族系溶媒(B)としては、その他に。
特願昭56−54965号明細書、特願昭56−549
66号明細書、特願昭56−54967号明細書に、添
加溶媒として例示した芳香族系溶媒を、適宜使用するこ
とができる。
この発明において、混合溶媒(0)は・前述のポリ゛マ
ーを、約3〜30重量部の濃度で均一に溶解しうるもの
でなければ々らない。
この発明の方法では、前述のポリマー溶液組成物をドー
プ液として使用し、そのドープ液の薄膜を形成し、その
薄膜を乾燥・加熱して各溶媒を徐徐に除去して、乾式製
膜法で、透過性能が高く分離性能の低いポリイミド分離
膜を壕ず形成するのである。
前記の乾式製膜法は、公知の方法を適宜採用することが
でき、あるいは、前記特願昭56−54965号、特願
昭56−54966号、特願昭56−54967号明細
書に記載されている乾式製膜法をそのit採用すること
ができる。
この発明の方法では、ポリイミド分離膜の形成法として
は、特願昭56−54967号明細書に記載されている
と同様に、芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミ
ン成分とから得られたポリアミック酸が、有機極性溶媒
(A) 1o o重量部と芳香族系溶媒(B)5〜15
0重量部との混合溶媒(C)に。
ポリマー濃度約3〜60重量%となるように均一に溶解
しているポリアミック酸組成物を、製膜用のドープ液と
して使用し。
そのドープ液の薄膜を約O〜120℃で形成し。
その薄膜を、約20〜400℃の温度で乾燥・加熱して
、各溶媒を徐々に除去すると共に、ポリアミック酸をイ
ミド環化して1分離性能の低い芳香族ポリイミド分mt
膜(多孔質膜1寸たけそれに類似の膜)を製造する乾式
製膜法が、最適である。
この発明の乾式製膜法では、1・−プ液は、製膜に先立
って、20〜120℃、特に好ましくは30〜110℃
の温度で、ろ過および脱泡して使用することが好ましい
この発明の方法において、製膜の具体的な方法としては
、各種のポリマー溶液組成物のドープ液から、溶液流延
法々どの乾式法で薄膜を形成できる公知のどのような製
膜方法でもよいが1例えば。
前述のポリアミック酸組成物のドープ液を、ろ過および
脱泡した後、約0〜120℃、好ましくは30〜110
℃の温度で、平滑面を有する基材の表面上に塗布まだは
流延し、ドープ液の薄膜を形成し、その基材上の薄膜か
ら、各溶媒を徐々に除去するために、その薄膜を、約3
0〜400℃の温度で加熱乾燥し、薄膜を固化すると共
に、ポリアミック酸のアミド−酸結合をイミド環化し、
最後に、固化およびイミド化した薄膜を基材から引き剥
すことによって、低い分離性能のポリイミド分離膜を製
造する乾式製膜法が好適である。
前記の加熱乾燥は、ドープ液の薄膜から各溶媒を徐々に
除去し、薄膜内のポリマーをイミド化するだめであるが
、加熱乾燥の初期には、主としてドープ液の薄膜から各
溶媒を徐々に除去し2次いで、溶媒が大部分除去した薄
膜中のポリマーのイミド化を促進させるように、加熱乾
燥することが好丑しい。
この発明の方法では、製膜の加熱乾燥としては。
最初、約20〜150℃程度の温度範囲で薄膜を加熱乾
燥し1次いで、150〜400℃の温度範囲で薄膜を加
熱乾燥すると共にポリマーをイミド化することが好寸し
い。前記の各段階の加熱乾燥は、各温度範囲においてし
だいに温度を上昇していってもよいが、各温度範囲内で
、複数段階で温度上昇させてもより、特に後半の加熱乾
燥(150〜400℃)では、第1段階で150〜25
0℃の温度とし、第2段階で、前記第1段階より30〜
100℃高い温度とし、第ろ段階で、前記第2段階より
30〜100℃高い温度として行うことが好適である。
前述の薄膜の加熱乾燥において、各段階の加熱乾燥時間
は、ドープ液のポリマー、各溶媒の種類。
ドープ液のポリマー濃度、各乾燥温度などによって変わ
るものであるので、各具体例で適宜状めればよい。
前述の製膜に使用する平滑面を有する基材としては1例
えば、ガラス板2表面平滑な銅板、鋼板。
または適当な金属メッキが施された金属板、あるいは剥
離性能のある耐熱性の樹脂板など、さらに表面平滑な金
属ロールまたはベルトなどを挙げることができる。
この発明の方法において、吐出時の回転粘度が約500
〜100000センチポアズであるポリアミック酸組成
物からなるドープ液を、約0〜120℃の吐出温度で、
約0.1〜1 mmの間隔の空隙部を有するスリット(
押出し金型)から押し出しく吐出し)2回動している表
面平滑な金属ロールまたはベルト上に受けて、その金属
ロールまだはベルト上に設けたドクターナイフおよびド
ープ液の自然流延性によって均一な厚さの薄膜を形成し
1次いで1回動する金属ロールまたはベルト上の薄膜に
加熱された不活性気体を吹きつけるか。
電熱線を照射して、約30〜400℃の温度範囲内で加
熱乾燥して溶媒を徐々に除去し、ポリマーをイミド化し
、薄膜をポリイミド膜として固化し。
さらに固化したポリイミド膜を金属ロールまたはベルト
から引き剥すことによって、連続的に低い分離性能のポ
リイミド分離膜を乾式法で製造することができる。
なお、ドープ液として、可溶性芳香族ポリイミド組成物
を使用して、乾式製膜法でポリイミド分離膜を形成する
場合には、ドープ液の薄膜を形成する温度を0〜200
℃と広範囲とすることができること、まだ、固化した薄
膜のポリマーをイミド環化する必要がないことのほかは
、前述の芳香族ポリアミック酸組成物を1゛−プ液とし
て使用する乾式製膜法と同様にしてポリイミド分1+1
11膜を形成することができる。
この発明の方法においては、前述の」:うに(ッてポリ
マー組成物(ドープ液)から乾式製膜法で透過性能が高
く分離性能の低いポリイミド分離膜を形成するのである
が、そのポリイミド分離膜は。
後述のガス透過テストにおいて、水素の透過度I)H2
が約1x 1o−’tyA10A−sec−cmHg以
」二、特に5 x 10−’aA/ctA−seQ・o
nHg以」二、さらにI X10−’−9,5x 10
″6o?r/clA・sec −cr++H?程度であ
って。
水素と一酸化炭素との透過度Pの比(PI−I2/PC
O)が約50以下、特に40以下、さらに2.5〜30
程度であればよい。
なお、前記ポリイミド分離膜lし前述の乾燥・加熱によ
って、前述の混合溶媒(C)の各溶媒(A)および(B
)を完全に除去してし寸っだものでなくてもよく、有+
lj:極性溶媒(A)および芳香族系溶媒(D)の一部
が分離膜内に微量残存していてもよい。
(19) この発明の方法において、第1工程で前述のポリイミド
分離膜を形成し1次いで、第2工程で。
その芳香族ポリイミド分離膜に。
その分離膜を形成している芳香族ポリイミドに関して不
溶性の有機溶媒(D)を主成分とし、必要であれば、可
溶性芳香族ポリイミドの溶媒、特にフェノール系溶媒(
E)を15重量係以下、好ましくは12重量%以下含有
しているポリマー微量可溶性溶媒(F) 100重量部
、および可溶性芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミ
ック酸(芳香族ポリイミド前1駆体)0.01〜3重量
部、好1しくは0,05〜2.0重量部からなるポリマ
ー希薄薄液を、塗布し・ その塗布層を、乾燥・加熱して溶媒を徐々に除去して、
ポリイミド複合分離膜を製造するのである。
前記のポリマー微量溶解性溶媒(F)としては、前記ポ
リマー微量可溶性溶媒(F) 100重量部あたり。
前記可溶性芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミック
酸を0.01〜3重量部溶解することができ(20) ると共に、前述の分離j漢を形成している芳香族ポリイ
ミドを約ろ重計係以上、特に2重量係以上溶解すること
ができないものであれば、どのような種類2組成のもの
であっても」:いが、少くとも。
前述の分離膜を形成しているポリイミドを約3重量係以
上溶解しない有機溶媒(D)を主成分とするものでなけ
ればならない。
そのポリマー微油溶解性溶媒ff)としては、ポリイミ
ド不溶性の有機溶媒(D)が、可溶性芳香族ポリイミド
または芳香族ポリアミック酸を0.01〜6重量%の微
量溶解できるものであitげ、その有機溶媒(D)単独
であってもよく、捷だ、ポリイミド不溶性の有機溶媒(
D)が−まったくポリマーを溶解しないものであれば、
ポリマーを5重量係以上、特に7重量係以」二溶解する
ことができる有機極性溶媒(A)を添加して併用した混
合溶媒であってもよい。
ポリマー希薄溶液中のポリマーとして、一般式01)で
示される反復単位を約40%以上、特に50係以−ト、
さらに好1しくは60%以」−含有し、残部が一般式(
I)で示される反復屯位である芳香族ポリアミック酸を
選んだ場合には1例えば、アセトアミド、ホルムアミド
、N−メチル−2−ピロリドン、  N、N−ジメチル
アセトアミド、  N、N−ジエチルアセトアミド、 
 N、N−ジメチルホルムアミド。
N、N−ジエチルホルムアミド、N−メチルカプロラク
タムなどのアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルスルホキシドなどのアルキルスルホキシド系溶媒、
テトラメチル尿素、テトラエチル尿素々どのアルキル尿
素系溶媒、ジオキサン。
トリオキザンなどの環状エーテル系溶媒、グリコール系
溶媒、ジグライムなど、あるいはそれらの混合溶媒は、
芳香族ポリアミック酸を0.01〜ろ重量係、またはそ
れ以上の濃度で溶解することができると共に1分離膜を
形成しているポリイミドを2重量%以上溶解するととが
ないので、ポリマー微量溶解性溶媒(F)として、単独
で使用することができるポリイミド不溶性の有機溶媒(
D)として好適である。
まだ、ポリマー希薄溶液中のポリマーとして・一般式 00【1」0二冒斃N−R’−3−旧たはfN<。。
(ただし R/は前述のとおりである)で示される反復
単位を70係以」二、特に80%以上、さらに好ましく
は90%以上有する可溶性芳香族ポリイミドを選んだ場
合には、ポリマー微量溶解性溶媒(F)としては1例え
ば、ハロゲン化炭化水素(クロルベンゼン+  0−ジ
クロルベンゼン、  1,2.4−トリクロルベンセン
、ブロムベンセン、O−ジブロムベンゼン、  p −
クロルトルエン、α−クロルナフタリン、α−ブロムナ
フタリンなどの芳香族炭化水素の・・ロゲン化物、  
1.1.2.2−テトラクロルエタン、  1,1,2
.2−テトラブロムエタン、L2−ジクロロプロパン、
112〜ジクロロエタン、ジクロルメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素などの・・ロゲン化飽和炭化水素、ある
いはそれらの混合物)。
または、前述のアミド系溶媒、アルギルスルホギシド系
溶媒、アルギル尿素系溶媒、環状ニーテルル95重量係
と、少量のフェノール系溶媒(E)(フェノール、クレ
ゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノール、ハロゲ
ン化クレゾール、ピロカテコール々と)5〜15重量係
重量混合溶媒が、前述の一般式(■)または(1■)の
芳香族ポリイミドを微量溶解しうると共に2分離膜を形
成している芳香族ポリイミドを乙重量係以上溶解するこ
とがないので好適である。
なお、前述の一般式(III)まだは(N)の反復単位
以外の一般式(I)の反復単位から々る芳香族ポリイミ
ドについては、溶解性能を有する溶媒が見出されていな
いので、それらの前駆体である芳香族ポリアミック酸の
希薄溶液とするととが好ましい。
この発明の方法においては、ポリマー希薄溶液中のポリ
マーは、前述の製膜用ドープ液のポリマー組成物中のポ
リマー、すなわち、一般式(I)および/まだは01)
で示される反復単位から実質的になる可溶性芳香族ポリ
イミド!f、′には芳香族ポリアミック酸と同様のポリ
マーを、使用することができ。
その可溶性芳香族ポリイミドとしては、前述の一般式(
III)または(IV)で示される反復単位を70%以
上、特に80%以上、さらに好ましくは90%以上有す
る可溶性芳香族ボリイミlが好適であり。
寸だ、芳香族ポリアミック酸としては、一般式■)で示
される反復単位を約50係以上、さらに好寸しくは60
係以」=含有し、残部が一般式(1)で示される反復単
位で形成されている可溶性の芳香族ポリアミック酸が好
ましい。
ポリマー希薄溶液中のポリマーは、対数粘度(30℃、
  0.5 fl/ 100vrl溶IAL)が、約0
.1〜7、特に0,2〜5程度であることが好ましい。
また、ポリマー希薄溶液は、その回転粘度(30℃)が
、1〜50万センチポアズ、特に5〜1万センチポアズ
程度であればよい。
この発明の方法において、前述のポリマー希薄溶液は、
ポリマー濃度が余り小さくなQ過ぎると芳香族ポリイミ
ド分離膜に全面的に安定したポリイミド均質層を形成す
ることができなくなシ、最終的に得られる複合分離膜の
ガス分離性能が高くならないので適当ではなく、一方ポ
リマー濃度が余りに大きくなり過ると、ポリマーが析出
してし1つたり、ポリイミド分離膜に形成されるポリイ
ミド均質層が厚くなってし捷い、最終的に得られる複合
分離膜がガス透過性能の極めて悪化したものとなるので
適当ではない。
この発明の方法では、芳香族ポリイミド分離膜にポリマ
ー希薄溶液を塗布する方法は2種々の方法で塗布するこ
とができるが、その塗布温度は。
ポリマー希薄溶液中の溶媒が急速に蒸発、沸とうしてし
まわない温度であって、希薄溶液が一部固化またはゲル
化しない温度であり、さらに希薄溶液の各成分が析出し
ない温度であることが望ましく1例えば、0〜80℃、
特に0〜50℃程度であればよく、また、その塗布の具
体的操作方法は。
例えば、ポリイミド分離膜の表面にポリマー希薄溶液を
流延して均一な厚さで塗布する方法、ポリイミド分離膜
の表面にポリマー希薄溶液をスプレー(噴霧)して塗布
する方法、ポリイミド分離膜をポリマー希薄溶液で濡ら
されたロールと接触させて塗布する方法、さらにポリイ
ミド分離膜をポリマー希薄溶液に浸漬して含浸・塗布す
る方法などを挙げることができる。
前述のポリマー希薄溶液の塗布に先立って、ポリイミド
分離膜を8例えば、低級アルコール、低分子量のケトン
、ベンゼン系溶媒、低分子量の脂肪族酸エステル、脂肪
族炭化水素、脂環族炭化水素などの低沸点(約150℃
以下)で低粘度の溶媒に、浸漬させて、膜の表面のみ溶
媒を除去して。
膜の内部にそれらの溶媒を含浸させた後、前述の塗布操
作を行うと、ポリマー希薄溶液が分離膜の表面層にだけ
薄く塗布できるので好適である。
この発明の方法において、ポリマー希薄溶液の塗布層の
乾燥・加熱は、溶媒を徐々に除去できればどのような方
法で行ってもよく1例えば約20〜300℃、特に25
〜250℃の加温または加熱下で、不活性気体の流通下
に行うことが好まし。
く、さらに前述の20〜300℃において減圧状態で行
ってもよい。前述の塗布層の乾燥・加熱において、乾燥
・加熱を、低温から高温へ段階的に行うことが、塗布層
の溶媒を徐々に除去するだめに適当であり2例えば、約
20〜80℃、特に25〜60℃程度の温度で、不活性
気体(例えば。
乾燥空気、乾燥窒素ガスなど)の流通下に、0.1〜5
0時間、特に0.5〜30時間、風乾を行い。
次いで、約80〜150℃、特に85〜140℃程度の
温度で0.1〜10時間、特に0.2〜5時間。
加熱乾燥し、さらに必要であれば、約150〜300℃
、特に160〜250℃の温度で、0.1〜20時間、
特に0.2〜10時間程度、加熱処理することが好まし
い。この発明では、塗布層の乾燥・加熱を、前述の方法
よりさらに多段階で昇温しながら行ってもよく、マだ、
低温度で減圧下に行ってもよい。
なお、ポリマー希薄溶液が、芳香族ポリアミック酸を含
有する場合には、その希薄溶液の塗布層の乾燥・加熱は
、最終的に150℃以上に昇温しでポリマーをイミド環
化することが好ましい。
なお、前述の塗布層の乾燥・加熱においては。
塗布層から溶媒を完全に除去してしまう必要はなく、塗
布層の溶媒の一部(微量)が残留していても、その塗布
層が実質的に凝固または固化してガス分離層として使用
できる状態であればよい。 。
この発明の方法によって製造されるポリイミド複合分離
膜は、芳香族ポリイミド多孔質層(厚さ2〜500/j
、特に5〜300μ)と、ポリイミド均質層(厚さ5μ
以下、特に1μ以下)とが一体に接合されている複合分
離膜であり、複合分離膜全体が芳香族ポリイミドという
耐熱性の素材で構成されているので、ガス分離に用いる
際の使用温度が常温から約200℃まであるいは200
℃以上と広薄囲である。
一方、この発明の方法で製造される芳香族ポリイミド複
合分離膜は、ガス透過テストにおいて。
優れたガス透過速度とガス分離性能とを同時に有してお
り2例えば、水素ガス透過度(PH2)が1×10−7
肩/−・sec・CmHf以上であって、水素と一酸化
炭素との分離性能(PH2/PCOで示す)が95以上
と高いのである。
以下1次に参考例、実施例を示す。
実施例において、ガス透過テストは2面積14.65−
のステンレス製セルに(ポリイミド複合)分離膜を設置
し、水素、−酸化炭素を各々0.5〜1Kf/−に加圧
して1分離膜を透過して来るガス量を流量計で各試験温
度において測定した。
各ガスの透過度は1次の式で算出した。
なお9分離膜の分離性能は、水素の透過度(PH2)と
−酸化炭素の透過度(pco)との比(PH27POO
)で示す。
参考例1 3.3’、4 、4’−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物(5−BPDA )40ミリモル、  4.4’
−ジアミノジフェニルエーテル(DADE)40ミリモ
ル。
およびN−メチル−2−ピロリドン(NMP )178
fIを、攪拌機と窒素ガス導入管とが付設されたセパラ
ブルフラスコに入れて、窒素ガスを流通し、攪拌しなが
ら、20℃の温度で6時間1重合して、ポリアミック酸
を生成し、ポリアミック酸を含有する反応液を製造した
この芳香族ポリアミック酸の対数粘度(30℃。
濃度0.5 j// 100ml’N M P )が1
.95であり。
赤外線吸収スペクトルで測定したイミド化率が5チ以下
であった。
なお、ポリマーの対数粘度は1次式で算出した。
参考例2 S−BPDAのかわりにピロメリット酸二無水物(PM
DA)を使用したほかは、参考例1と同様にして、ポリ
アミック酸を生成し、ポリアミック酸を含有する反応液
を製造した。
そのポリアミック酸の対数粘度(参考例1と同様に測定
)が1.35であり、イミド化率が5チ以下であった。
参考例3 S−BPDA40ミリモ#、  DA DE 40ミリ
モルおよびパラクロルフェノール(pap)1782を
、参考例1と同様のセパラブルフラスコに入れて、窒素
ガスを流通し、攪拌しながら1反応液を常温から180
℃まで約50分間で昇温し、さらにその反応液を180
℃に6.5時間、攪拌しながら維持して2重合およびイ
ミド環化を1段で行って、粘稠なポリイミド溶液を製造
した。
そのポリイミド溶液中のポリイミドは、対数粘度(30
℃、a度0.5 ? / 100’ml溶媒、溶媒;P
CP4容量とオルソクロルフェノール1容量との混合溶
媒)が2.18であり、赤外線吸収スペクトルで測定し
たイミド化率が95%以上であった。
参考例4 3.3<4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二
無水物(BTDA)57.4ミリモル、  DAI)K
57.4ミリモル、NMP2709を、参考例1と同様
のセパラブルフラスコに入れて、窒素ガスを流通し攪拌
しながら、20℃で3時間2重合反応を行い、ポリアミ
ック酸を生成させ1次いで、その反応液にNMP20O
fとピリジン27.547と無水酢酸35.5 fi′
とを加えて2強く攪拌しながら徐々に80℃まで昇温し
、その温度に1時間維持し、ポリアミック酸をイミド環
化して、ポリイミドを生成させた。その反応溶液に2強
く攪拌しながら多量のメタノールを加えてポリマーを完
全に沈澱させ1口別によって、ポリイミド粉末を得。
その粉末を洗浄し乾燥してポリイミド粉末を単離した。
そのポリイミドは、対数粘度(参考例ろと同様に測定)
が2.05であり、イミド化率が95%以上であった。
実施例1〜8 〔ポリイミド分離膜(a)〜(d)の製造〕参考例1−
!たは3の反応液(ポリアミック酸溶液またはポリイミ
ド溶液)、あるいは参考例4のポリイミド粉末を使用し
、また、第1表に示す有機極性溶媒(A)および芳香族
系溶媒(B)を適宜使用して、第1表に示すポリマー組
成物を調製し、そのポリマー組成物を、加圧下にろ過し
、減圧下に脱泡して、製膜用のドープ液を調製した。
それらのドープ液を、ガラス板上に約60℃の温度で流
延して、ドクターブレードで均一な厚さく33)   
         、へ(0,2y++m)として、ド
ープ液の薄膜を形成し、その薄膜を100℃でろ時間・
次いで200℃で5時間、乾燥・加熱して、それらの薄
膜から各溶媒を徐々に除去して、厚さ約15〜20μの
ポリイミド分離膜(a)〜(d)を形成した。
それらのポリイミド分離膜(a)〜(d)について、ガ
ス透過テストを、測定温度50℃で行って、その透過性
能(水素透過度PH,,)および分離性能(PH,。
/ pco )を第1表に示す。
第    1    表 〔ポリマー希薄溶液(イ)〜(ト)の調製〕参考例1〜
4で得られた反応液捷たはポリイミド粉末を使用して、
また、第2表に示すポリイミド不溶性の有機溶媒(D)
の一種才たは二種、ポリイミド可溶性の溶媒(E)を使
用して、第2表に示す組成のポリマー希薄溶液(イ)〜
(ト)を調製した。
第    2    表 前述のようにして製造したポリイミド分離膜(a)〜(
C)を、それぞれ使用し、さらに、ポリマー希薄溶液(
イ)〜(ト)を、それぞれ使用して、第6表に示すポリ
イミド分離膜を、前記ポリマー希薄溶液に。
25℃で、20分間浸漬し、前記希薄溶液を塗布し1次
いで、その塗布された分離膜を、25℃で空気流通下に
風乾し1次いで100℃と、200℃とで、加熱乾燥し
て、ポリイミド複合分離膜を製造した。それぞれの乾燥
・加熱の時間は、第3表に示す。
前述のようにして製造されたポリイミド複合分離膜につ
いて、ガス透過テストを行い、その結果を第6表に示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 可溶性芳香族ポリイミドまだは芳香族ポリアミック酸が
    、前記ポリマーを溶解する有機極性溶媒(A) 100
    重量部と、前記ポリマー不溶性であって蒸発速度の遅い
    芳香族系溶媒(B)5〜150重量部との混合溶媒(C
    )に、ポリマー濃度約3〜30重量係となるように溶解
    しているポリマー組成物をドープ液として使用し、その
    ドープ液の薄膜を形成し、その薄膜を乾燥・加熱して各
    溶媒を徐々に除去して、透過性能が高く分離性能の低い
    ポリイミド分離膜を形成し。 そのポリイミド分離膜に・ その分離膜を形成しているポリイミド不溶性の有機溶媒
    (D)を主成分とし、必要であれば、可溶性芳香族ポリ
    イミドの溶媒、特にフェノール系溶媒(K)を15重量
    %以下含有するポリマー微量可溶性溶媒(F) 100
    重量部、および可溶性芳香族ポリイ(1)      
           、、。 ミドまたは芳香族ポリアミック酸 0101〜ろ重量部
    からなるポリマー希薄溶液を、塗布し。 その塗布層を、乾燥・加熱して溶媒を徐々に除去するこ
    とを特徴とするポリイミド複合分離膜の製造方法。
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