JPS58109424A - 霊芝抽出物の呈味改良法 - Google Patents
霊芝抽出物の呈味改良法Info
- Publication number
- JPS58109424A JPS58109424A JP56206207A JP20620781A JPS58109424A JP S58109424 A JPS58109424 A JP S58109424A JP 56206207 A JP56206207 A JP 56206207A JP 20620781 A JP20620781 A JP 20620781A JP S58109424 A JPS58109424 A JP S58109424A
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- JP
- Japan
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- reishi
- cyclodextrin
- extract
- gamma
- taste
- Prior art date
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- Pending
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- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は霊芝抽出物の呈味改良法に関するものである。
霊芝は中国の古い薬害「神農本草経」の中にも現れ、上
品の部類に霊芝の分類として「赤芝」、「黒芝」、「實
芝」、「１芝」、「紫芝」、「黄芝」などが列挙されて
いるが、この中の「赤芝」が、現在ふつうに霊芝と呼ば
れているもの（サルノコシカケ科・マンネンタケ族・マ
ンネンタケ属−マンネンタケ＋ Ｇａｎｏｄｅｒｍａ
Ｉｕｃｉｄｕｍ ）に該当するとされている。このよ
うに古くから生薬原料として知られている霊芝は、現在
でもきのこ状の原体のまま、あるいはきざみ、抽出液濃
縮エキス、抽出エキスパウダーにして、更にはこれらを
顆粒、錠剤、丸薬にするなどして、健康食品又はその−
素材として市販されている。しかしながら、霊芝には強
い苦味があり、この苦味が強いはｅ良質であるとされて
いるくらいであるが、服用方法あるいは剤形のいかんに
かかわらずその苦味は誠に耐え難いものであり、まして
継続的飲用となると苦痛のきわみであった。そこで飲み
やすくするために霊芝製剤を他の素材でコーティングし
たり霊芝抽出物に他の素材を多量に配合したりして霊芝
の苦味を感じさせないようにすることも行われているが
、このような方法は、呈味及び質の面で、霊芝製品らし
さを失なわせるという欠点がある。
品の部類に霊芝の分類として「赤芝」、「黒芝」、「實
芝」、「１芝」、「紫芝」、「黄芝」などが列挙されて
いるが、この中の「赤芝」が、現在ふつうに霊芝と呼ば
れているもの（サルノコシカケ科・マンネンタケ族・マ
ンネンタケ属−マンネンタケ＋ Ｇａｎｏｄｅｒｍａ
Ｉｕｃｉｄｕｍ ）に該当するとされている。このよ
うに古くから生薬原料として知られている霊芝は、現在
でもきのこ状の原体のまま、あるいはきざみ、抽出液濃
縮エキス、抽出エキスパウダーにして、更にはこれらを
顆粒、錠剤、丸薬にするなどして、健康食品又はその−
素材として市販されている。しかしながら、霊芝には強
い苦味があり、この苦味が強いはｅ良質であるとされて
いるくらいであるが、服用方法あるいは剤形のいかんに
かかわらずその苦味は誠に耐え難いものであり、まして
継続的飲用となると苦痛のきわみであった。そこで飲み
やすくするために霊芝製剤を他の素材でコーティングし
たり霊芝抽出物に他の素材を多量に配合したりして霊芝
の苦味を感じさせないようにすることも行われているが
、このような方法は、呈味及び質の面で、霊芝製品らし
さを失なわせるという欠点がある。
本発明者は従来の霊芝製品が上述のような欠点な持つこ
とに鑑み、霊芝抽出物を十分に含有しながら苦味が少な
い（但し適度の苦味を残すことにより霊芝らしさを失な
っていない）霊芝製品を提供することを目的として鋭意
研究を進めた結果、霊芝抽出物をｒ−サイクロデキスト
リンと混合することにより霊芝抽出物の苦味を減じ、呈
味な良好にし得ることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
とに鑑み、霊芝抽出物を十分に含有しながら苦味が少な
い（但し適度の苦味を残すことにより霊芝らしさを失な
っていない）霊芝製品を提供することを目的として鋭意
研究を進めた結果、霊芝抽出物をｒ−サイクロデキスト
リンと混合することにより霊芝抽出物の苦味を減じ、呈
味な良好にし得ることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
すなわち本発明は、霊芝抽出物をγ−サイクロデキスト
リンと混合することを特徴とする霊芝抽出物の呈味改良
法である。
リンと混合することを特徴とする霊芝抽出物の呈味改良
法である。
サイクロデキストリンにはα体、β体及び１体の３種類
があるが、これらの中で霊芝抽出物の苦味解消に有効な
のは後記実験例が示すように１体であって、α体及びβ
体はほとんど効果がない。
があるが、これらの中で霊芝抽出物の苦味解消に有効な
のは後記実験例が示すように１体であって、α体及びβ
体はほとんど効果がない。
但しα体及びβ体も１体特有の呈味改良作用を阻害する
わけではないので、１体のほかにα体及び／又はβ体を
含むサイクロデキストリン混合物を用いても差支えない
。
わけではないので、１体のほかにα体及び／又はβ体を
含むサイクロデキストリン混合物を用いても差支えない
。
霊芝抽出物に対するγ−サイクロデキストリンの添加率
は５〜２００重量％が適当である。α体とβ体との混合
物を用いる場合はα体やβ体も多少苦味解消に役立つの
で、１体としての添加率は上記範囲より少なくてもよい
。
は５〜２００重量％が適当である。α体とβ体との混合
物を用いる場合はα体やβ体も多少苦味解消に役立つの
で、１体としての添加率は上記範囲より少なくてもよい
。
なお本発明において「霊芝抽出物」とは、霊芝から冷水
抽出又は熱水抽出により得られた抽出液もしくはその濃
縮液又はこれらの乾燥物を意味し、上記γ−サイクロデ
キストＩＪンの添加率は霊芝抽出物固形物に対する値で
ある。
抽出又は熱水抽出により得られた抽出液もしくはその濃
縮液又はこれらの乾燥物を意味し、上記γ−サイクロデ
キストＩＪンの添加率は霊芝抽出物固形物に対する値で
ある。
霊芝抽出物にγ−サイクロデキストリンを混合する方法
は任意であるが、代表的な方法を示せば次のとおりであ
る。
は任意であるが、代表的な方法を示せば次のとおりであ
る。
■ 霊芝抽出液にγ−サイクロデキストリンを溶解する
。
。
■ 上記■の混合溶液を乾燥して粉末化する。
（、り霊芝抽出物（粉末）とγ−サイクロデキストリン
を均一に混合する。
を均一に混合する。
本発明を実施する際は、γ−サイクロデキストリン及び
他のサイクロデキストリンのほかにも任意の健康食品素
材、呈味物質、ビタミン、無機栄養塩類などを、γ−サ
イクロデキストリンの苦味解消作用を阻害しない範囲で
霊芝に混合することができる。
他のサイクロデキストリンのほかにも任意の健康食品素
材、呈味物質、ビタミン、無機栄養塩類などを、γ−サ
イクロデキストリンの苦味解消作用を阻害しない範囲で
霊芝に混合することができる。
上述のように、本発明による霊芝の呈味改良法は霊芝抽
出物にｒ−サイクロデキストリンを混合するだけの簡単
なものであり、しかもｒ−サイクロデキストリンは弱い
甘味を呈するだけで特に個性的な味のものではなく安全
性の点でも心配の要らないものであるから、霊芝らしさ
を保持しながら飲み易い霊芝製品を容易に得ることがで
きる。
出物にｒ−サイクロデキストリンを混合するだけの簡単
なものであり、しかもｒ−サイクロデキストリンは弱い
甘味を呈するだけで特に個性的な味のものではなく安全
性の点でも心配の要らないものであるから、霊芝らしさ
を保持しながら飲み易い霊芝製品を容易に得ることがで
きる。
以下実験例及び実施例を示して本発明を説明する。
実験例
市販の霊芝原体１０数種の中から最も苦味が強いものを
選び、これを粉砕後熱水抽出し、抽出液をろ過後、濃縮
乾固した。得られた霊芝抽出物粉末を水に溶解して１％
水溶液を調製し、これに３種類のサイクロデキストリン
（いずれも純品）を種々の割合で添加したものを用意し
、９名のパネル員により苦味除去効果の判定を行なった
。その結果を第１表に示す。
選び、これを粉砕後熱水抽出し、抽出液をろ過後、濃縮
乾固した。得られた霊芝抽出物粉末を水に溶解して１％
水溶液を調製し、これに３種類のサイクロデキストリン
（いずれも純品）を種々の割合で添加したものを用意し
、９名のパネル員により苦味除去効果の判定を行なった
。その結果を第１表に示す。
実施例 ｌ
霊芝粗粉砕物１００ ｇに水１２θｏｏ＋ＬＬｌを加え
、沸騰水浴中で２時間抽出後ろ過し、かっ色のろ液１゜
第 １ 表 注ｌ 「添加率」は霊芝抽出物粉末に対するサイクロ
デキストリンの重１にチ 注２ ＋＋十 苦味強い 十十 苦味ややあり ＋ 苦味わずかにあり 一 苦味なし ０００ゴを得た（抽出液固形分重量ｓｇ）。このろ液を
用い、 ■ ろ液５００１に０．５ｇのγ−サイクロデキストリ
ンを添加したもの ■ γ−サイクロデキストリン無添加のろ液の２試料を
調製し、パネル員９名により、きき味試験を行った。そ
の結果は ■の方が苦味・不快臭が強いとした者 θ名■
９名 どちらも変わらないとした者 ０名で、ｒ−サ
イクロデキストリンの添加により霊芝抽出物は明らかに
飲み易いものになっていた。
、沸騰水浴中で２時間抽出後ろ過し、かっ色のろ液１゜
第 １ 表 注ｌ 「添加率」は霊芝抽出物粉末に対するサイクロ
デキストリンの重１にチ 注２ ＋＋十 苦味強い 十十 苦味ややあり ＋ 苦味わずかにあり 一 苦味なし ０００ゴを得た（抽出液固形分重量ｓｇ）。このろ液を
用い、 ■ ろ液５００１に０．５ｇのγ−サイクロデキストリ
ンを添加したもの ■ γ−サイクロデキストリン無添加のろ液の２試料を
調製し、パネル員９名により、きき味試験を行った。そ
の結果は ■の方が苦味・不快臭が強いとした者 θ名■
９名 どちらも変わらないとした者 ０名で、ｒ−サ
イクロデキストリンの添加により霊芝抽出物は明らかに
飲み易いものになっていた。
実施例 ２
実施例１と同様の方法で調製した霊芝抽出ろ液を用いて
■ ろ液５００ｔｎｌに、サイクロデキストリン製剤セ
ルデックスＣＨ−ａｏ（安藤化成社製品１組成 水：α
−ＣＤ：β−ＣＤ：γ−ＣＤ＝２５％：２〜３％：１０
％：６〜８％）１２ｇを加え、濃縮したもの ■ ろ液５００ｉｃＡ’に、デキストリン１２ｇを加え
、濃縮乾燥したもの の２試料を調製し、これらの１０倍希釈液を試験溶液と
し、パネル員９名によりきき味を行った。
ルデックスＣＨ−ａｏ（安藤化成社製品１組成 水：α
−ＣＤ：β−ＣＤ：γ−ＣＤ＝２５％：２〜３％：１０
％：６〜８％）１２ｇを加え、濃縮したもの ■ ろ液５００ｉｃＡ’に、デキストリン１２ｇを加え
、濃縮乾燥したもの の２試料を調製し、これらの１０倍希釈液を試験溶液と
し、パネル員９名によりきき味を行った。
その結果は次のとおりであった。
■の方が苦味・不快臭が強いとした者 ０名■
９名どちらも変わらないとした
者 ０゛名実施例 ３ 実施例２で調製した試料■を用いて、 ■ 水５００ｍ／に■を５０ｇ溶解させたもの■ 水５
００ｍ／に０５０ｇ及び蜂蜜１ｇを溶解させたもの ０２つの試験溶液を調製し、パネル員９名によりきき味
を行った。その結果は次のとおりであった。
９名どちらも変わらないとした
者 ０゛名実施例 ３ 実施例２で調製した試料■を用いて、 ■ 水５００ｍ／に■を５０ｇ溶解させたもの■ 水５
００ｍ／に０５０ｇ及び蜂蜜１ｇを溶解させたもの ０２つの試験溶液を調製し、パネル員９名によりきき味
を行った。その結果は次のとおりであった。
■の方が苦味・不快臭が強いとした者 ０名■
〃 〃 ０名 どちらも変わらないとした者 ９名代理人 弁
理士 板 井 −埴
〃 〃 ０名 どちらも変わらないとした者 ９名代理人 弁
理士 板 井 −埴
Claims (1)
- 霊芝抽出物をγ−サイクロデキストリンと混合すること
を特徴とする霊芝抽出物の呈味改良法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56206207A JPS58109424A (ja) | 1981-12-22 | 1981-12-22 | 霊芝抽出物の呈味改良法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56206207A JPS58109424A (ja) | 1981-12-22 | 1981-12-22 | 霊芝抽出物の呈味改良法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58109424A true JPS58109424A (ja) | 1983-06-29 |
Family
ID=16519546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56206207A Pending JPS58109424A (ja) | 1981-12-22 | 1981-12-22 | 霊芝抽出物の呈味改良法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58109424A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60126226A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-05 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | 霊芝エキスの苦味を解消する方法 |
| JPS60192554A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-10-01 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | 抽出エキスの課味を解消する方法 |
| JPS61122219A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-10 | Pola Chem Ind Inc | タンニン−シクロデキストリン包接化合物 |
| JPS61233624A (ja) * | 1985-04-10 | 1986-10-17 | Ss Pharmaceut Co Ltd | センソ抽出物を配合した溶液の呈味改良法 |
| JPS62259564A (ja) * | 1986-05-02 | 1987-11-11 | Yakult Honsha Co Ltd | マンネンタケエキス粉末の製造方法 |
| JP2010209029A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nagase Iyakuhin Kk | 呈味が改善された医薬組成物又は健康食品 |
| JP2015136317A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 日本メナード化粧品株式会社 | 食酢を配合したマンネンタケ抽出物含有飲食物 |
| CN104983751A (zh) * | 2015-07-10 | 2015-10-21 | 广西仙草堂制药有限责任公司 | 一种增强免疫力的灵芝保健品及其制备方法 |
| CN105168266A (zh) * | 2015-07-23 | 2015-12-23 | 广西仙草堂制药有限责任公司 | 一种缓解体力疲劳灵芝保健颗粒的制作方法 |
| US11433019B2 (en) * | 2017-09-28 | 2022-09-06 | Amorepacific Corporation | Ganoderma lucidum extract-preparing method using eco-friendly extraction technique, Ganoderma lucidum extract prepared thereby, and anti-aging cosmetic composition comprising same extract |
-
1981
- 1981-12-22 JP JP56206207A patent/JPS58109424A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60126226A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-05 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | 霊芝エキスの苦味を解消する方法 |
| JPS60192554A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-10-01 | Teikoku Chem Ind Corp Ltd | 抽出エキスの課味を解消する方法 |
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| JPS61233624A (ja) * | 1985-04-10 | 1986-10-17 | Ss Pharmaceut Co Ltd | センソ抽出物を配合した溶液の呈味改良法 |
| JPS62259564A (ja) * | 1986-05-02 | 1987-11-11 | Yakult Honsha Co Ltd | マンネンタケエキス粉末の製造方法 |
| JPH0221790B2 (ja) * | 1986-05-02 | 1990-05-16 | Yakuruto Honsha Kk | |
| JP2010209029A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nagase Iyakuhin Kk | 呈味が改善された医薬組成物又は健康食品 |
| JP2015136317A (ja) * | 2014-01-22 | 2015-07-30 | 日本メナード化粧品株式会社 | 食酢を配合したマンネンタケ抽出物含有飲食物 |
| CN104983751A (zh) * | 2015-07-10 | 2015-10-21 | 广西仙草堂制药有限责任公司 | 一种增强免疫力的灵芝保健品及其制备方法 |
| CN105168266A (zh) * | 2015-07-23 | 2015-12-23 | 广西仙草堂制药有限责任公司 | 一种缓解体力疲劳灵芝保健颗粒的制作方法 |
| US11433019B2 (en) * | 2017-09-28 | 2022-09-06 | Amorepacific Corporation | Ganoderma lucidum extract-preparing method using eco-friendly extraction technique, Ganoderma lucidum extract prepared thereby, and anti-aging cosmetic composition comprising same extract |
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