JPH1196414A - 自動改札装置 - Google Patents

自動改札装置

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JPH1196414A
JPH1196414A JP25067197A JP25067197A JPH1196414A JP H1196414 A JPH1196414 A JP H1196414A JP 25067197 A JP25067197 A JP 25067197A JP 25067197 A JP25067197 A JP 25067197A JP H1196414 A JPH1196414 A JP H1196414A
Authority
JP
Japan
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ticket
ticket medium
printing
ink
medium
Prior art date
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Application number
JP25067197A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Sekine
弘義 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1196414A publication Critical patent/JPH1196414A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コスト化が可能な印刷部を備えているととも
に、乗車券媒体に対して鮮明に情報が印刷することが可
能な自動改札装置を提供することを目的とする。 【解決手段】この自動改札装置は、乗車券媒体に印刷処
理を施すための印刷部として、インクジェットプリンタ
56を備えている。そして、このインクジェットプリン
タ56のノズル部56aの目詰まりを効果的に防止する
ために、インクジェットプリンタ56が使用されていな
い所定のタイミングで、所定の時間インクを吐出させ続
けるインク予備吐出動作を実行している。これにより、
印刷かすれなどの印刷不良を防止するとともに、乗車券
媒体に対して鮮明に情報を印刷処理することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動改札装置に
係り、特に、乗降客の所持する乗車券媒体に基づいて自
動的に改札処理及び集札処理を行う自動改札装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道などの交通機関の駅や種々の
施設などの入場口及び出場口には、改札業務の省力化を
目的として、自動改札処理及び自動集札処理を行う自動
改札装置が設置されている。この自動改札装置は、施設
を利用する利用者が入場あるいは出場する際、または施
設の乗り換えを行う際、利用者が所持する乗車券媒体を
受け入れて検査し、この検査の結果、乗車券媒体が正当
であれば利用者の通行を許可し、正当でなければ利用者
の通過を阻止する。
【0003】このような自動改札装置では、施設の入
場、出場、あるいは乗り換えの際に、利用者によって投
入された乗車券媒体の片面、すなわち印刷処理が施され
る面の裏面に形成された磁気記録部に記録されている磁
気情報、例えば、入場駅情報や料金情報を読み取り、こ
の読み取った情報に基づいて利用者の通行の可否を判定
するともに必要に応じて投入された乗車券媒体に磁気情
報の記録処理またはパンチ処理、印刷処理などが施され
た後、排出している。
【0004】ところで、この種の自動改札装置に投入さ
れる乗車券媒体は、普通乗車券、回数券、乗継券などの
券類の他に、ストアードフェアカードすなわちSFカー
ドなどのカード類を含む。
【0005】これらの乗車券媒体のうち、例えば、カー
ド類には、カード類が利用者に返却される際に、カード
の使用日時や、自動改札装置を通過した駅名、カードの
残額などの各種情報が印刷される。
【0006】乗車券媒体に印刷処理を施すために、自動
改札装置は、転写リボンに含まれるインクをサーマルヘ
ッドで乗車券媒体側に転写する熱転写方式印刷部や、感
熱媒体を使用した乗車券媒体に対して直接サーマルヘッ
ドで印字する感熱転写方式印刷部を備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の自動改札装置においては、熱転写方式印
刷部、及び感熱転写方式印刷部に利用されるサーマルヘ
ッドが転写リボンや被印刷媒体としての乗車券媒体に直
接接触しているため、サーマルヘッドが短期間で摩耗し
てしまう。すなわち、従来の自動改札装置の印刷部に適
用されているサーマルヘッドは、短寿命であるため、頻
繁な交換が必要となり、保守コストが増大するといった
問題がある。
【0008】また、感熱転写方式印刷部において、乗車
券媒体に印刷処理を施すために、乗車券媒体に感熱媒体
を使用する必要があり、乗車券媒体が高価となる問題が
ある。
【0009】そこで、この発明の目的は、低コスト化が
可能な印刷部を備えているとともに、乗車券媒体に対し
て鮮明に情報が印刷することが可能な自動改札装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、請求項1によれば、乗車券媒
体を受け取る受取手段と、前記受取手段により受け取ら
れた乗車券媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段に
より搬送された乗車券媒体に記録されているデータを読
み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られたデ
ータに基づいて改札処理を行う改札手段と、前記搬送さ
れる乗車券媒体から離間して設けられているとともに、
前記読取手段により読取られたデータに基づいて印刷処
理を施す必要があると判断した乗車券媒体に向けてイン
クを吐出して前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印
刷手段と、前記印刷手段により前記乗車券媒体に対して
印刷処理を行っていない所定のタイミングで前記印刷手
段から所定時間インクを吐出させるように制御する制御
手段と、を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供
される。
【0011】請求項2によれば、乗車券媒体を受け取る
受取手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒
体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送され
た乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手
段と、前記読取手段により読み取られたデータに基づい
て改札処理を行う改札手段と、前記搬送される乗車券媒
体から離間して設けられているとともに、前記読取手段
により読取られたデータに基づいて印刷処理を施す必要
があると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出して
前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、前
記印刷手段がインクを吐出してから次にインクを吐出す
るまでの時間を計測する計測手段と、前記計測手段によ
り所定の時間が経過した時に、前記印刷手段から所定時
間インクを吐出させるように制御する制御手段と、を備
えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0012】請求項3によれば、乗車券媒体を受け取る
受取手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒
体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送され
た乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手
段と、前記読取手段により読み取られたデータに基づい
て改札処理を行う改札手段と、前記搬送される乗車券媒
体から離間して設けられているとともに、前記読取手段
により読取られたデータに基づいて印刷処理を施す必要
があると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出して
前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、前
記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを吐
出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯が
設定されているとともに、前記時間帯内において、前記
印刷手段により前記乗車券媒体に対して印刷処理を行っ
ていない所定のタイミングで前記印刷手段に対して前記
インク予備吐出動作を実行させるように制御する制御手
段と、を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供さ
れる。
【0013】請求項4によれば、乗車券媒体を受け取る
受取手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒
体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送され
た乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手
段と、前記読取手段により読み取られたデータに基づい
て改札処理を行う改札手段と、前記搬送される乗車券媒
体から離間して設けられているとともに、前記読取手段
により読取られたデータに基づいて印刷処理を施す必要
があると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出して
前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、前
記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを吐
出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯が
設定されているとともに、前記時間帯内において、前記
印刷手段により前記乗車券媒体に対して印刷処理を行っ
た場合には、前記インク予備吐出動作を中止するように
制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする自動改
札装置が提供される。
【0014】請求項5によれば、乗車券媒体を受け取る
受取手段と、前記受け取り手段による前記乗車券媒体の
受け取りを阻止する阻止手段と、前記受取手段により受
け取られた乗車券媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送
手段により搬送された乗車券媒体に記録されているデー
タを読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取ら
れたデータに基づいて改札処理を行う改札手段と、前記
搬送される乗車券媒体から離間して設けられているとと
もに、前記読取手段により読取られたデータに基づいて
印刷処理を施す必要があると判断した乗車券媒体に向け
てインクを吐出して前記乗車券媒体に所定の情報を印刷
する印刷手段と、前記印刷処理以外に前記印刷手段から
所定時間インクを吐出させるインク予備吐出動作を実行
する所定のタイミングが設定されているとともに、前記
所定のタイミングに達した時点で、前記阻止手段により
乗車券媒体の受け取りを阻止するとともに、前記印刷手
段に対して前記インク予備吐出動作を実行させるように
制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする自動改
札装置が提供される。
【0015】請求項6によれば、乗車券媒体を受け取る
受取手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒
体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送さ
れている乗車券媒体があるか否かを判断する第1判断手
段と、前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録
されているデータを読み取る読取手段と、前記読取手段
により読み取られたデータに基づいて改札処理を行う改
札手段と、前記読取手段により読取られたデータに基づ
いて、搬送された乗車券媒体が印刷処理を必要とする第
1種乗車券媒体か、印刷処理が不要な第2種乗車券媒体
かを判断する第2判断手段と、前記搬送される乗車券媒
体から離間して設けられているとともに、前記第2判断
手段により前記第1種乗車券媒体であると判断した乗車
券媒体に向けてインクを吐出して前記乗車券媒体に所定
の情報を印刷する印刷手段と、前記印刷処理以外に前記
印刷手段から所定時間インクを吐出させるインク予備吐
出動作を実行する所定の時間帯が設定されているととも
に、前記時間帯内において、前記第1判断手段により前
記搬送手段によって搬送されている乗車券媒体がないと
判断された場合には、前記印刷手段に対して前記インク
予備吐出動作を実行させ、前記第1判断手段により前記
搬送手段によって搬送されている乗車券媒体があると判
断された場合であって且つ前記第2判断手段によって乗
車券媒体が第2種乗車券媒体であると判断された場合に
は、前記印刷手段に対して前記インク予備吐出動作を実
行させ、前記第1判断手段により前記搬送手段によって
搬送されている乗車券媒体があると判断された場合であ
って且つ前記第2判断手段によって乗車券媒体が第1種
乗車券媒体であると判断された場合には、前記インク予
備吐出動作を中止するように制御する制御手段と、を備
えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0016】請求項7によれば、乗車券媒体を受け取る
受取手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒
体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段による前記乗車
券媒体の搬送を阻止する搬送阻止手段と、前記搬送手段
によって搬送されている乗車券媒体があるか否かを判断
する第1判断手段と、前記搬送手段により搬送された乗
車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段
と、前記読取手段により読み取られたデータに基づいて
改札処理を行う改札手段と、前記読取手段により読取ら
れたデータに基づいて、搬送された乗車券媒体が印刷処
理を必要とする第1種乗車券媒体か、印刷処理が不要な
第2種乗車券媒体かを判断する第2判断手段と、前記搬
送される乗車券媒体から離間して設けられているととも
に、前記第2判断手段により前記第1種乗車券媒体であ
ると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出して前記
乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、前記印
刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを吐出さ
せるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯が設定
されているとともに、前記時間帯内において、前記第1
判断手段により前記搬送手段によって搬送されている乗
車券媒体がないと判断された場合には、前記印刷手段に
対して前記インク予備吐出動作を実行させ、前記第1判
断手段により前記搬送手段によって搬送されている乗車
券媒体があると判断された場合には、前記搬送阻止手段
により乗車券媒体の搬送を阻止するとともに、前記印刷
手段に対して前記インク予備吐出動作を実行させるよう
に制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする自動
改札装置が提供される。
【0017】請求項8によれば、乗車券媒体を受け取る
受取手段と、前記受取手段によって受け取られた乗車券
媒体があるか否かを判断する第1判断手段と、前記受取
手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する搬送手段
と、前記搬送手段によって搬送されている前記乗車券媒
体の表裏を反転する反転手段と、前記搬送手段により搬
送された乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
読取手段と、前記読取手段により読み取られたデータに
基づいて改札処理を行う改札手段と、前記読取手段によ
り読取られたデータに基づいて、搬送された乗車券媒体
が印刷処理を必要とする第1種乗車券媒体か、印刷処理
が不要な第2種乗車券媒体かを判断する第2判断手段
と、前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられて
いるとともに、前記第2判断手段により前記第1種乗車
券媒体であると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐
出して前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段
と、前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間イン
クを吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時
間帯が設定されているとともに、前記時間帯内におい
て、前記第1判断手段により前記受取手段によって受け
とられた乗車券媒体がないと判断された場合には、前記
印刷手段に対して前記インク予備吐出動作を実行させ、
前記第1判断手段により前記受取手段によって受け取ら
れた乗車券媒体があると判断された場合には、前記乗車
券媒体を前記反転手段に案内して一時的に保留し、前記
印刷手段に対して前記インク予備吐出動作を実行させる
ように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする
自動改札装置が提供される。
【0018】請求項9によれば、1枚以上の乗車券媒体
を一括して受け取る受取手段と、前記受取手段によって
受け取られた乗車券媒体があるか否かを判断する第1判
断手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体
を1枚ずつ搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって
搬送されている前記乗車券媒体を一時的に保留する保留
手段と、前記保留手段により一時的に保留された乗車券
媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、前
記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札処
理を行う改札手段と、前記読取手段により読取られたデ
ータに基づいて、搬送された乗車券媒体が印刷処理を必
要とする第1種乗車券媒体か、印刷処理が不要な第2種
乗車券媒体かを判断する第2判断手段と、前記搬送され
る乗車券媒体から離間して設けられているとともに、前
記第2判断手段により前記第1種乗車券媒体であると判
断した乗車券媒体に向けてインクを吐出して前記乗車券
媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、前記印刷処理
以外に前記印刷手段から所定時間インクを吐出させるイ
ンク予備吐出動作を実行する所定の時間帯が設定されて
いるとともに、前記時間帯内において、前記第1判断手
段により前記受取手段によって受けとられた乗車券媒体
がないと判断された場合には、前記印刷手段に対して前
記インク予備吐出動作を実行させ、前記第1判断手段に
より前記受取手段によって受け取られた乗車券媒体があ
ると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記保留手
段に案内して一時的に保留し、前記印刷手段に対して前
記インク予備吐出動作を実行させるように制御する制御
手段と、を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供
される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る自動改札装置の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0020】図1は、この発明の一実施の形態に係る自
動改札装置の外観を概略的に示す図である。なお、ここ
では、自動改札装置は、改札処理及び集札処理をそれぞ
れ実行できるものとする。
【0021】この自動改札装置は、複数枚の乗車券媒体
の組み合わせ利用に対応できるものである。例えば、新
幹線と在来線との乗換駅において、この乗換駅に設置さ
れたこの自動改札装置は、この乗換駅を起点または終点
とした在来線の乗車券と、この乗換駅を終点または起点
とした新幹線の乗車券および特急券とを受け付け、これ
らのデータを基にして乗車区間に不正がないかどうかな
どをチェックし、改集札処理を行うことができる。
【0022】以下、このような改集札処理について詳細
に説明する。なお、上述した乗車区間の連続したような
乗車券媒体を関連乗車券と称する。
【0023】自動改札装置の本体10には、駅構内への
入場時または駅構外への出場時に乗車券媒体が投入され
る投入口12と、この投入口12で受入れられた乗車券
媒体を排出する排出口14とがそれぞれ設けられてい
る。
【0024】乗車券媒体は、普通乗車券、定期券、特急
券、回数券、乗継券などの券類と、プリペイドカードな
どのカード類とに分類され、このような乗車券媒体には
所定の情報、例えば、有効期限情報および乗車可能区間
情報が所定の形式で磁気記録されている。
【0025】また、これらの乗車券媒体は、発券される
際に、その表面または裏面に発券駅名、発券日時、有効
期限などの情報が印刷される。そして、これらの乗車券
媒体に中には、自動改札装置を通過する際、すなわちに
投入された後に所定の処理が施されて排出される際に、
所定の情報が印刷されて排出されるものがある。
【0026】たとえば、カード類の乗車券媒体には、自
動改札装置を通過する際に、使用日時や、自動改札装置
を通過した駅名、カードの残額などの情報が印刷され
る。また、回数券には、使用日時や、改札処理時に自動
改札装置を通過した駅名などの情報が印刷される。ま
た、乗継券には、乗継時に自動改札装置を通過した乗継
駅の駅名、途中下車際入場可能な旨のメッセージなどの
情報が印刷される。
【0027】このように、カード類、回数券、乗継券な
どのように発券後に自動改札装置を通過する際に、何ら
かの情報が印刷処理が施される乗車券媒体を、以下第1
種乗車券媒体と称し、普通乗車券や、定期券などのよう
に自動改札装置を通過する際に印刷処理が施されるか、
自動改札装置を通過せずに集札される乗車券媒体を、以
下第2種乗車券媒体と称する。
【0028】この実施の形態では、投入口12が複数枚
の乗車券媒体の一括投入を受け付けることができる。投
入口12は、勿論、1枚ずつの乗車券媒体の投入も受け
付けることができる。複数枚の乗車券媒体の組み合わせ
としては、定期乗車券と定期乗車券、定期乗車券と特急
乗車券、および定期乗車券と普通乗車券などが考えられ
る。さらに、この実施の形態の排出口14は、複数枚の
乗車券媒体が一括投入された場合に、複数枚一括排出が
可能であり、複数枚の乗車券媒体は重ね揃えられて排出
される。この一括排出については後に詳しく説明する。
【0029】投入口12の近傍には、乗車券媒体の投入
を阻止するためのシャッタが設けられている。このシャ
ッタは、乗車券媒体が投入されてから所定時間後に他の
乗車券媒体投入を所定期間禁止する。このシャッタの働
きにより、他人の乗車券媒体が連続して投入されるのを
防ぐ。
【0030】また、投入口12の前方には、利用者に対
して種々の案内を表示する投入口近傍表示部16が設け
られている。この投入口近傍表示部16は、例えば、プ
リペイドカードなどの残額を表示する。さらに、投入口
12の下部には、この自動改札装置の通路の案内を表示
する通路案内表示部13が設けられている。排出口14
の前方には、利用者に対して種々の案内を表示する排出
口近傍表示部18が設けられている。
【0031】自動改札装置の本体10の側面部には、閉
じることにより乗車券媒体の投入者の通行を阻止するた
めのドア部20が設けられている。また、自動改札装置
の本体10の上部には、自動改札装置の本体10に対応
する通路を区別させるための仕切となるフレーム22が
設けられている。このフレーム22には小児券の投入、
無効券または異常券の投入や機器の異常を知らせるため
の表示器26が設けられている。さらに、本体10の側
面部とフレーム22には、利用者の通過を検知する人間
検知センサ24が複数設けられている。人間検知センサ
24は、利用者の通過を検知するものであり、透過型、
反射型などが用いられる。
【0032】なお、無効券とは、他の乗車券媒体と組み
合わせても使用できない券のことである。例えば、有効
期限切れの乗車券媒体がこれに該当する。異常券とは、
この自動改札装置で読み取ることができない券である。
例えば、記録形式の異なるクレジットカード、磁気記録
が施されていない乗車券がこれに該当する。
【0033】図2は、図1に示した自動改札装置の内部
機構を概略的に示す図である。
【0034】投入口12と排出口14との間には、投入
口12から投入された乗車券媒体を排出口14に搬送す
る主搬送路32が形成されている。この主搬送路32上
には、この搬送路32上を搬送される乗車券媒体を検知
するセンサ、例えば、投入口12から投入された乗車券
媒体を検知する投入口センサ90、排出口に排出された
乗車券媒体を検知する排出口センサ92などが複数設け
られている。
【0035】投入口12から主搬送路32への入口に
は、乗車券媒体の投入を所定期間禁止するシャッタ28
が設けられている。所定期間とは、投入された乗車券媒
体が排出口14から受け取られるまでの期間のことであ
る。このシャッタ28は、乗車券媒体が投入された瞬間
に閉じるように制御されている。これにより、最初に投
入された乗車券媒体と、次に投入される乗車券媒体との
区別がなされる。
【0036】主搬送路32の搬送経路上には投入口12
から排出口14に沿い順に、一括または1枚ずつ投入さ
れた乗車券媒体を1枚ずつ取り込む取込ローラ33、及
び、取り込まれた乗車券媒体を整列する整列部34が設
けられている。取込ローラ33と整列部34との間に
は、乗車券媒体のサイズを検知するためのサイズ検知セ
ンサ35が設けられている。
【0037】ここで、乗車券媒体の種類とサイズについ
て説明する。乗車券媒体には、普通乗車券や乗継乗車券
等のいわゆるエドモンソン券と称される小型乗車券、定
期券およびプリペイドカード等の中型乗車券、及び特急
券などの大型乗車券などがある。これらのサイズ(mm単
位)は、小型乗車券が30×57.5、中型乗車券が5
7.5×85、大型乗車券が57.5×120である。
【0038】サイズ検知センサ35は、これらの乗車券
媒体のサイズをセンサ出力に応じて検知するものであ
る。
【0039】整列部34では、投入口12に投入された
乗車券媒体の所定方向が搬送方向とされ、かつ片側基準
となるように整列させる。
【0040】主搬送路32における整列部34の下流側
には、乗車券媒体が表面投入、すなわち入場駅情報や料
金情報等が印刷処理される面を上に向けて投入された場
合でも、乗車券媒体が裏面投入、すなわち入場駅情報や
料金情報等の磁気情報が記録される磁気記録部を有する
面を上に向けて投入された場合でも磁気情報を読み取れ
るように、乗車券媒体の裏面側に設けられた磁気記録層
に磁気記録された情報を読み取る読取ヘッド36aおよ
び36bが搬送路の上下に設けられている。
【0041】また、主搬送路32における読取ヘッド3
6a及び36bの下流側には、乗車券媒体の表裏を統一
して送り出す反転部38を含み、磁気情報を書込む前に
乗車券媒体を一時的に保留するする第1保留部42が設
けられている。
【0042】反転部38には、振分ゲート39が設けら
れており、乗車券媒体の表裏を統一するため、必要に応
じて乗車券媒体がこの振分ゲート39により主搬送路3
2から反転部38に引き込まれる。裏面投入された乗車
券媒体は、振分けゲート39により主搬送路32から反
転部38に引き込まれ、反転路40を搬送されることに
より表裏が反転されて主搬送路32に戻される。乗車券
媒体の反転部38への引き込みの必要性は、乗車券媒体
のサイズや読取ヘッド36aまたは36bで読み取られ
た乗車券媒体の情報で判断される。
【0043】第1保留部42は、複数枚の組み合わせに
よる乗車券媒体の有効性、例えば、乗車可能区間が連続
しているか否かをチェックするために、乗車券媒体を一
時的に保留するものである。
【0044】この第1保留部42には、振分ゲート4
3、プール搬送路44、ストッパ45などが設けられて
いる。乗車券媒体を一時保留する場合には、振分ゲート
43により乗車券媒体が主搬送路から搬送路44に引き
込まれ、引き込まれた乗車券媒体がストッパ45により
停止されることにより、保留される。このとき、搬送路
44には乗車券媒体が複数毎重ならないように、つまり
1枚ずつ別の搬送路44に保留されるように振り分けゲ
ート43が作動される。一時的に保留された乗車券媒体
は、必要に応じた所定の順序で主搬送路32に戻され
る。
【0045】また、主搬送路32における第1保留部4
2の下流側には、乗車券媒体の裏面に設けられた磁気記
録層に所定の磁気情報を記録する書込ヘッド46、書込
ヘッド46で記録された情報を確認するための読取ヘッ
ド48、乗車券媒体にパンチ処理を施すパンチ処理部5
0、乗車券媒体の通過を検知する第1券検知センサ5
4、複数枚の乗車券媒体が投入された際に排出する複数
枚の乗車券媒体を、例えばサイズの大きい乗車券媒体が
下になるように重ねて揃える第2保留部60などが設け
られている。
【0046】主搬送路32の読み取りヘッド48の下流
側には、分岐搬送路55が設けられている。分岐搬送路
55を搬送すべき乗車券媒体は、振分ゲート51によっ
て主搬送路32から分岐搬送路55に振り分けられる。
【0047】分岐搬送路55上には、乗車券媒体にパン
チ処理を施すパンチ処理部52、印刷処理を施す必要が
ある第1種乗車券媒体に対して所定の情報を印刷するイ
ンクジェット方式の印刷部すなわちインクジェットプリ
ンタ56、及び分岐搬送路55上のインクジェットプリ
ンタ56の上流側で乗車券媒体を一時的に保留するスト
ッパ58が設けられている。
【0048】すなわち、この実施の形態に係る自動改札
装置では、改札処理時または集札処理時において、印刷
処理を施す必要がある第1種乗車券媒体は、パンチ処理
部50を通過した後、振分ゲート50によって主搬送路
32から分岐搬送路55に振り分けられる。そして、パ
ンチ処理部52において、必要に応じて、第1種乗車券
媒体にパンチ処理が施された後、インクジェットプリン
タ56において、第1種乗車券媒体に印刷処理が施され
る。
【0049】インクジェットプリンタ56は、インクを
吐出する複数の吐出孔、すなわちノズルを有している。
この複数のノズルは、乗車券媒体が搬送される搬送方向
に直交する方向に、少なくとも1列に配列され、ノズル
部56aを形成している。また、このインクジェットプ
リンタ56は、ノズル部56aから吐出される速乾性の
インクを収容するインク収容部56bを有している。ま
た、非印刷媒体としての乗車券媒体は、インク吸収特性
が良好な材質によって形成されている。
【0050】この印刷部としてのインクジェットプリン
タは、分岐搬送路55の下方のみにしか設けられていな
いが、印刷処理を施す必要がある第1種乗車券媒体の印
刷面が分岐搬送路55の下方を向くように、すなわち印
刷面が印刷部に対向するように反転部38で乗車券媒体
の表裏を反転させている。
【0051】被印刷媒体としての乗車券媒体に印刷処理
を施すための印刷部として、乗車券媒体に対して非接触
式のインクジェット方式を採用しているため、従来の装
置のように乗車券媒体に接触して摩耗しやすいサーマル
ヘッドを備えた印刷部と比較して、印刷部を長寿命化す
ることが可能となる。また、これにともなって、保守コ
ストを低減することが可能となる。
【0052】また、乗車券媒体に印刷処理を施す印刷部
として、インクジェット方式を採用しているため、乗車
券媒体に感熱紙を使用する必要がなくなり、乗車券媒体
のコストを低減することが可能となる。
【0053】なお、主搬送路32には、印刷部を設けて
いないが、必要に応じて、インクジェット方式、また
は、他の方式、例えば熱転写方式や感熱転写方式などの
印刷部を設けてもよい。
【0054】投入口12から投入された乗車券媒体が印
刷処理を施す必要がある第1種乗車券媒体である場合、
乗車券媒体は、振分ゲート51により主搬送路32から
分岐搬送路55に搬送される。そして、乗車券媒体は、
必要に応じてパンチ処理部52によりパンチ処理が施さ
れた後、インクジェットプリンタ56に搬送され、印刷
情報に基づいてノズル部56aから乗車券媒体に向けて
インクが吐出される。乗車券媒体に付着したインクは、
速乾性であるとともに、乗車券媒体に速やかに吸収さ
れ、定着性が良好である。
【0055】投入口12から投入された乗車券媒体が印
刷処理を施す必要がない第2種乗車券媒体である場合、
例えば、定期券などの乗車券媒体は、主搬送路32を搬
送され続ける。
【0056】第2保留部60には、保留部61、振分ゲ
ート62、第2券検知センサ63などが設けられいる。
この第2保留部60は、サイズが異なる複数の乗車券媒
体を一括して排出する場合であっても、特定の乗車券媒
体が取り損なわれないように、つまり見落とされないよ
うにこれらサイズの異なる複数の乗車券媒体をサイズ順
に並び換えて重ねて揃える機構である。
【0057】上述したように、小型乗車券、中型乗車
券、及び大型乗車券のようなサイズの異なる複数枚の関
連乗車券を処理した場合、排出時にこれら関連乗車券を
1枚ずつ排出していると、スムーズな改札処理の妨げと
なる。ところが、一括してまとめて排出しようとする
と、サイズの大きい券の影に隠れてサイズの小さい券が
見落とされ、取り損なわれてしまうことがある。
【0058】そこで、この第2保留部60により、次の
ようにして乗車券媒体が揃えられ排出される。例えば、
小型乗車券としての普通乗車券、及び中型乗車券として
の定期券が一括または1枚ずつ投入され、第1保留部4
2に一時的に保留されているとする。このとき、サイズ
の大きい乗車券媒体から順に、即ち定期券、普通乗車券
の順に第1保留部42から排出され主搬送路32上を搬
送される。
【0059】まず最初に、大型券が搬送されこの大型券
が第1券検知センサ54により検知されると、搬送機構
64が駆動され、振分ゲート62により保留部61への
定期券の取り込みが行われる。取り込まれた定期券が第
2券検知センサ63により検知されると、搬送機構64
の駆動が停止され、保留部61の所定位置に定期券が一
時的に保留される。
【0060】続いて、第1券検知センサ54により普通
乗車券が検知されると、先に保留された定期券の先端と
この普通乗車券の先端が一致するように、搬送機構64
が駆動され、振分ゲート62による保留部61への普通
乗車券の取り込みが行われる。これにより定期券の先端
と普通乗車券の先端とが一致した状態で、かつ定期券の
上に普通乗車券が重ねられた状態で保留部61に取り込
まれる。保留部61に取り込まれた普通乗車券および定
期券が第2券検知センサ63により検知されると、搬送
機構64の駆動が停止される。つまり、保留部61の所
定位置に普通乗車券と定期券とが重ねられ、かつ先端が
一致された状態で一時的に保留されたことになる。
【0061】そして、第1保留部42に乗車券媒体が保
留されていなければ、排出ローラ65が回転され、保留
部61に取り込まれた乗車券媒体がすべて排出口14に
向けて搬送される。
【0062】このようにして重なられた複数の関連乗車
券が排出されると、これら関連乗車券を受け取る者の側
から見て全ての乗車券が確認できる。よって、サイズの
異なる乗車券媒体をサイズ順に揃え一括排出することに
より、スムーズな改札処理が実現できるとともに、乗車
券媒体の取り損ないも防止できる。
【0063】振分ゲート66は、乗車券媒体の種類によ
って排出と回収とに振り分けるゲートである。例えば、
集札の際に、定期券は排出され、駅構内から出場すると
きの普通乗車券は回収される。振分ゲート66により回
収された乗車券媒体は、乗車券媒体の種類に応じて振分
ゲート68により第1集札箱70と第2集札箱72とに
振り分けられ回収される。
【0064】また、この自動改札装置の本体10には、
各部を駆動するためのモータが複数取り付けられておい
る。例えば、乗車券媒体を搬送する搬送ローラを駆動す
るメインモータ(ステッピングモータ、サーボモータな
ど)74、乗車券媒体を排出口14に搬送するインダク
ションモータ78が設けられている。
【0065】図3は、図1および図2で説明した自動改
札装置の制御系を概略的に示すブロック図である。
【0066】自動改札装置は、CPU100により全体
が制御される。このCPU100には、CPU100の
制御プログラムを記憶しているROM102と、乗車券
媒体から読み取った情報の記憶および制御プログラムの
バッファとして情報を記憶するRAM104と、経過時
間を測定するタイマ105、入場駅からこの自動改札装
置の設置駅までの運賃情報を記憶している運賃メモリ1
06と、読取ヘッド36aおよび36bを制御する読取
回路108と、書込ヘッド46を制御する書込回路11
0と、読取ヘッド48を制御する読取回路112などが
接続されている。このCPU100は、読取ヘッド36
aまたは36bで読み取られた情報を基にして通行の可
否判定処理を行うとともに、乗車券媒体の種類を識別す
る。
【0067】また、このCPU100には、振分けゲー
ト39、43、51、59、62、66、および68な
どを制御する振分け制御回路114と、インクジェット
プリンタ56を制御するプリンタ制御回路116と、サ
イズ検知センサ35、第1券検知センサ54および第2
券検知センサ63、投入口センサ90、排出口センサ9
2などの各センサからの信号を基に乗車券媒体の搬送状
況を検知する検知回路118、乗車券媒体を搬送するメ
インモータ74を制御する搬送制御回路120と、人間
検知センサ24からの出力により乗車券媒体の投入者の
通過を検知する通過検知回路122と、ドア部20を駆
動するドア開閉機構124を制御するドア制御回路12
6などが接続されている。CPU100は、サイズ検知
センサ35からの検知信号に基づいて、乗車券媒体のサ
イズを検知する。
【0068】さらに、このCPU100には、通路案内
表示部13、投入口近傍表示部16、および排出口近傍
表示部18などの各表示部を制御する表示制御回路12
8と、表示器26を制御する表示器制御回路130と、
パンチ処理部50および52を制御するパンチ処理制御
回路132と、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ
制御回路134と、第2保留部60の駆動を制御する第
2保留部制御回路136と、複数の自動改札装置を一括
して監視する監視盤140と接続するための監視盤イン
ターフェース138などが接続されている。
【0069】次に、通行判定処理について説明する。
【0070】この通行判定処理による改集札処理は、自
動改札装置本体に備えられているCPU100により制
御される。
【0071】以下、図4のフローチャートを参照して、
通行判定処理による改集札処理について説明する。
【0072】改集札処理は、乗車券媒体の投入により開
始される。排出口センサ92により排出された乗車券媒
体が検知されなくなると、投入口12に設けられたシャ
ッタ28が開き、投入口12への乗車券媒体の投入が許
可される。つまり、排出口14に排出された乗車券媒体
が受け取られると、次の乗車券媒体の投入が許可され
る。
【0073】排出口センサ92により排出された乗車券
媒体が検知されているときには、シャッタ28が閉じ、
投入口12への次の乗車券媒体の投入が禁止される。こ
れは、排出口14に乗車券媒体が保留されている段階で
他の乗車券媒体が投入されることによる、機器の故障ま
たは乗車券媒体の受取時の混乱などを防ぐためである。
【0074】投入口12に対して乗車券媒体が投入され
ると(ST10)、投入口センサ90により乗車券媒体
が検知され、シャッタ28が閉じることにより、次の乗
車券媒体の投入が禁止される。投入された乗車券媒体が
1枚だけの場合には、この1枚の乗車券媒体が取込ロー
ラ33により主搬送路32に取り込まれる。投入された
乗車券媒体が複数枚の場合には、これら複数枚の乗車券
媒体を分離して、1枚ずつ取込ローラ33により主搬送
路32に取り込まれる。
【0075】取込ローラ33により取り込まれた乗車券
媒体は、整列部34によって整列される(ST11)。
【0076】この整列された乗車券媒体は、主搬送路3
2を搬送され、この乗車券媒体に記録されている磁気デ
ータが読取ヘッド36aおよび36bによって読み取ら
れる(ST12)。そして、乗車券媒体の情報が読み取
られ、読み取った情報の内容が判定される(ST1
3)。
【0077】すなわち、乗車券媒体の情報の読取が不能
な場合には、投入された券が異常券であると判断され
(ST14、NO)、乗車券媒体の所有者の通行を阻止
するためにドア部20を即座に閉鎖する(ST15)と
ともに、表示器26により警報を表示する(ST1
6)。
【0078】そして、この異常券と判断された券は即座
に排出口14に排出される(ST17)。また、この異
常券と判断された券と同時に一括して投入された券が存
在する場合には、この券も即座に排出口14に排出され
る。
【0079】そして、排出口14に排出された乗車券媒
体がすべて抜き取られると(ST18,YES)、所有
者が自動改札装置の入り口側に戻ったか否かが判断され
る(ST19)。
【0080】そして、所有者が自動改札装置の入り口側
に戻ったことが人間検知センサ24によって判断される
と(ST19,YES)、表示器26の警報動作をリセ
ットし(ST20)、ドア部20を開放する(ST2
1)。
【0081】投入された券が異常券でないと判定された
場合には、CPU100の判断により、乗車券媒体の表
裏が必要であるか否かが判断され、必要に応じて反転部
38による反転処理が行われる。そして、一括投入され
た乗車券媒体は、1枚ずつ全て第1保留部42に保留さ
れる。この時、投入口センサ90により乗車券媒体が検
知されなくなるまで、投入口12に保留された乗車券媒
体の取り込み〜第1保留部42への保留処理が繰り返さ
れる。なお、この通行判定処理では、一括投入された乗
車券媒体が1枚だけの場合には、乗車券媒体は、主搬送
路32を搬送され、第1保留部42に保留されることな
く、乗車券媒体に対して後段の処理が実行される。
【0082】一括投入された乗車券媒体が全て第1保留
部42に保留されたとき、即ち、一括投入された乗車券
媒体媒体のデータが全て読み取られると、一括投入され
た乗車券媒体による通行判定処理が行われる。通行判定
処理では、投入された乗車券媒体に対して、改札処理を
施すべきかまたは集札処理を施すべきかの判定、乗車区
間および乗車期限などが有効であるか否かなどの判定、
投入された乗車券媒体が印刷処理が必要な第1種乗車券
媒体かまたは印刷処理が不要な第2種乗車券媒体かの判
定を実行する。
【0083】通行判定処理の結果、乗車券媒体の所有者
の通行が許可されるときには(ST14、YES)、ド
ア部20による通行阻止は行われない。
【0084】そして、通行判定処理の判定結果に基づい
て、投入された乗車券媒体に対して、改札処理を施すべ
きかまたは集札処理を施すべきかを判定する(ST2
2)。
【0085】続いて、乗車券媒体に対して改札処理を施
す場合(ST22、YES)には、第1保留部42に保
留された乗車券媒体の排出処理が開始される。すなわ
ち、第1保留部42に保留されている乗車券媒体は、例
えばサイズの大きい順に主搬送路32に送り出される。
【0086】このとき、データの書込が必要な乗車券媒
体には、所定の情報が書込ヘッド46により書き込まれ
る(ST23)。そして、書き込まれたデータは、読取
ヘッド48により読み取られ、書き込まれた内容が確認
される(ST24)。
【0087】また、このとき、パンチ処理が必要な乗車
券媒体には、パンチ処理部50によりパンチ処理が施さ
れる(ST25)。
【0088】そして、通行判定処理の判定結果に基づい
て、投入された乗車券媒体が第1乗車券媒体であるか第
2種乗車券媒体であるかが判定される(ST26)。
【0089】上述した種々の処理が施された乗車券媒体
が第1乗車券媒体である場合には(ST26,YE
S)、乗車券媒体すなわち第1種乗車券媒体は、振分ゲ
ート51により分岐搬送路に振り分けられる。そして、
第1種乗車券媒体に対しては、必要に応じてパンチ処理
部52においてパンチ処理が施された後、インクジェッ
トプリンタ56により、所定の情報が印刷処理される
(ST27)。
【0090】必要に応じた処理がなされた乗車券媒体
は、再び主搬送路32を搬送され、第2保留部に取り込
まれる。
【0091】一方、通行判定処理の結果に基づいて、投
入された乗車券媒体が第2種乗車券媒体である場合には
(ST26,NO)、そのまま主搬送路32を搬送さ
れ、印刷処理が施されない。
【0092】そして、第2種乗車券媒体は、主搬送路3
2を搬送され、第1の券検知センサ54により検知され
た後、第2保留部60の搬送機構61が駆動され、乗車
券媒体がこの第2保留部60に取り込まれる。
【0093】第1保留部42から搬送されてくる乗車券
媒体がまだ存在するときには、続けて第2保留部60に
取込まれる。そして、取込まれた乗車券媒体の先端を揃
えて一時的に保留される。
【0094】第1保留部42から搬送されてくる乗車券
媒体が存在しないときには、第2保留部60により揃え
られた乗車券媒体がすべて排出口14に搬送される(S
T28)。このとき、すべての乗車券媒体は、取り損な
われないように、すなわちサイズの小さい乗車券媒体が
サイズの大きい乗車券媒体の影に隠れないような状態に
揃えられて排出される。また、排出された乗車券媒体が
排出口センサ92により検知されている期間は、シャッ
タ28により次の乗車券媒体の投入が禁止される。
【0095】このように、上述した実施の形態に係る自
動改札装置によれば、複数枚の乗車券媒体を処理する場
合には、一括して乗車券媒体が投入され、通行判定処理
が行われた後に、投入された乗車券媒体は一括して排出
される。
【0096】そして、乗車券媒体の所有者すなわち旅客
が自動改札装置を通過したかいなかが判断され(ST2
9)、旅客の通過が完了した場合には(ST29、YE
S)、通過した旅客数を1カウントする(ST30)。
【0097】一方、乗車券媒体に対して改札処理を施す
場合(ST22、NO)には、乗車券媒体の種類によっ
て異なる処理を施す。
【0098】すなわち、乗車券媒体が定期券の場合には
(ST31,YES)、印刷処理やパンチ処理を施すこ
となく主搬送路32を排出口14側の第2保留部60に
向けて搬送させる。
【0099】また、印刷処理を施す必要があり、旅客に
返却する必要がある第1種乗車券媒体である場合には
(ST32,YES)、乗継券などの乗車券媒体すなわ
ち第1種乗車券媒体は、振分ゲート51により分岐搬送
路55に振り分けられる。そして、第1種乗車券媒体に
対しては、必要に応じてパンチ処理部52においてパン
チ処理が施された後、インクジェットプリンタ56によ
り、乗継駅にて途中下車再入場可能の旨のメッセージな
どの情報が印刷処理される(ST27)。
【0100】必要に応じた処理がなされた乗車券媒体
は、再び主搬送路32を搬送され、第2保留部に取り込
まれる。
【0101】一方、乗車券媒体が定期券以外の第2種乗
車券媒体、すなわち旅客に返却する必要が無い乗車券媒
体である場合には(ST32,NO)、そのまま主搬送
路32を搬送され、振分ゲート66及び68により振り
分けられ、第1集札箱70または第2集札箱72に集札
される(ST33)。
【0102】そして、乗車券媒体の所有者すなわち旅客
が自動改札装置を通過したかいなかが判断され(ST2
9)、旅客の通過が完了した場合には(ST29、YE
S)、通過した旅客数を1カウントする(ST30)。
【0103】ところで、上述したような自動改札装置の
印刷部に備えられたインクジェットプリンタは、速乾性
のインクを収容している。このため、インクを吐出する
ノズルの先端にインクが付着した状態で長時間放置され
ると、液状のインクが乾燥して固まり、ノズルが目詰ま
りする虞がある。
【0104】このため、この自動改札装置に搭載された
インクジェットプリンタ56は、プリンタ制御回路11
6により所定のタイミングでノズルの目詰まりを防止す
るためのインクの予備吐出制御を実行する。
【0105】このインク予備吐出は、例えば、駆動周波
数が200Hzで1ノズルあたり50発の吐出回数で実
行される。したがって、インク予備吐出に要する時間
は、0.25秒である。
【0106】このインク予備吐出動作は、常に所定のタ
イミングで実行されており、乗車券媒体が自動改札装置
に投入されている間であっても、実行することが可能で
ある。
【0107】以下に、インク予備吐出制御の実施の形態
について説明する。
【0108】第1の実施の形態では、図5のフローチャ
ートに示したように、インク予備吐出動作を実行する際
に、乗車券媒体が投入される投入口12のシャッタ28
を閉鎖するように制御する。
【0109】すなわち、自動改札装置本体に備えられた
CPU100は、インク予備吐出するタイミングである
か否かを判断する(ST51)。このタイミングとは、
例えば、インクジェットプリンタ56が前回の印刷処理
またはインク予備吐出動作によってインクを吐出してか
ら、インクを吐出しない待機状態で所定時間経過した場
合や、あらかじめ1時間に1度の割合などのように任意
に設定された時間帯に達した場合などである。
【0110】前者の場合、CPU100に接続されたタ
イマ105により、前回インクを吐出してからの時間が
カウントされ、CPU100によって、所定時間が経過
した場合にインク予備吐出のタイミングであると判断す
る(ST51、YES)。
【0111】また、後者の場合、CPU100に接続さ
れたRAM104にあらかじめインク予備吐出の時間帯
を設定しておき、その時間帯に達した場合に、CPU1
00は、インク予備吐出のタイミングであると判断する
(ST51、YES)。なお、この時間帯は、上述した
ように任意に設定することが可能であり、例えば、平日
の早朝または夕方のように通勤、通学の時間帯には、イ
ンクジェットプリンタの使用頻度も比較的多いので、例
えば、1時間に1度の割合でインク予備吐出の時間帯を
設定し、休日や平日の昼間のように、インクジェットプ
リンタの使用頻度が比較的少ない時間帯には、例えば、
15分に1度ぐらいの割合でインク予備吐出の時間帯を
設定する。
【0112】このようにして、CPU100がインク予
備吐出のタイミングであると判断した場合には(ST5
1、YES)、乗車券媒体が投入される投入口12のシ
ャッタ28を閉鎖する(ST52)。これにより、自動
改札装置内への乗車券媒体の投入が阻止される。
【0113】続いて、CPU100は、プリンタ制御部
116を制御してインクジェットプリンタ56に対して
インク予備吐出動作を実行させる(ST53)。これに
対応して、インクジェットプリンタ56のノズル部56
aから、例えば駆動周波数200Hzで、1ノズルあた
り50発の割合で、インクが予備吐出される。このイン
ク予備吐出に要する時間は、0.25秒である。
【0114】CPU100は、インク予備吐出動作が終
了したことを判断すると(ST54、YES)、投入口
12のシャッタ28の閉鎖を解除し、開放する(ST5
5)。
【0115】このような第1の実施の形態に係るインク
予備吐出制御によれば、インク予備吐出のタイミングに
なると、乗車券媒体の投入を阻止し、そのタイミングで
確実にインク予備吐出動作を実行することができる。こ
のため、インク予備吐出動作により、インクジェットプ
リンタのノズル部の目詰まりを効果的に防止することが
可能となり、印刷かすれなどの印刷不良を防止するとと
もに、乗車券媒体に対して鮮明に情報を印刷処理するこ
とが可能となる。
【0116】次に、インク予備吐出制御の第2に実施の
形態について説明する。
【0117】第2の実施の形態では、図6のフローチャ
ートに示したように、乗車券媒体が投入される投入口1
2のシャッタ28を閉鎖することなく、インク予備吐出
動作を実行するように制御する。
【0118】第1の実施の形態のように、所定のタイミ
ングに達した時点で必ずインク予備吐出動作を実行する
ために、そのタイミングで乗車券媒体の投入が阻止する
必要がある。乗車券媒体の投入が阻止されると、スムー
ズな改札処理を妨げるおそれがある。
【0119】このため、この第2の実施の形態では、イ
ンク予備吐出動作を実行する時間帯を設け、この時間帯
内でインクジェットプリンタが使用されていない時点で
インク予備吐出動作を実行するように制御している。こ
のため、インク予備吐出動作を実行するための時間帯
は、あらかじめ設定されたインク予備吐出を実行する時
間から数分間、例えば10分間設定されている。
【0120】例えば、午前10時にインク予備吐出動作
を実行する時間であったとすると、午前10時から午前
10時10分までがインク予備吐出動作を少なくとも1
回実行するための時間帯である。そして、CPU100
は、この時間帯内に置いて、インクジェットプリンタが
使用されていないタイミングでインク予備吐出動作を実
行させる。
【0121】すなわち、自動改札装置本体に備えられた
CPU100は、インク予備吐出する時間帯であるか否
かを判断する(ST61)。
【0122】CPU100がインク予備吐出の時間帯で
あると判断した場合には(ST61、YES)、続い
て、自動改札装置内に乗車券媒体があるか否かが判断さ
れる(ST62)。
【0123】CPU100が自動改札装置内に乗車券媒
体があると判断した場合には(ST62、YES)、続
いて、その乗車券媒体が第2種乗車券媒体であるか否か
が判断される(ST63)。
【0124】自動改札装置内にある乗車券媒体が第2種
乗車券媒体である場合には、インクジェットプリンタ5
6を用いて乗車券媒体に印刷処理を施す必要がないた
め、乗車券媒体は、主搬送路32を搬送され、インクジ
ェットプリンタ56が設けられている分岐搬送路55を
搬送されることがない。
【0125】このため、CPU100が読取ヘッド36
a、36bによって読み取られた乗車券媒体の情報に基
づいて自動改札装置内にある乗車券媒体が第2種乗車券
媒体であると判断された場合には(ST63,YE
S)、インクジェットプリンタ56が設けられている分
岐搬送路55に乗車券媒体が搬送されることがないの
で、CPU100は、プリンタ制御部116を制御して
インクジェットプリンタ56に対してインク予備吐出動
作を実行させる(ST64)。
【0126】これに対応して、インクジェットプリンタ
56のノズル部56aから、第1の実施の形態と同様
に、例えば駆動周波数200Hzで、1ノズルあたり5
0発の割合で、インクが予備吐出される。このインク予
備吐出に要する時間は、0.25秒である。
【0127】一方、CPU100が自動改札装置内に乗
車券媒体がないと判断した場合には(ST62、N
O)、もちろん、インクジェットプリンタ56が設けら
れている分岐搬送路55に乗車券媒体が搬送されること
がないので、CPU100は、プリンタ制御部116を
制御してインクジェットプリンタ56に対してインク予
備吐出動作を実行させる(ST64)。
【0128】また、CPU100が読取ヘッド36a、
36bによって読み取られた乗車券媒体の情報に基づい
て自動改札装置内にある乗車券媒体が第2種乗車券媒体
ではない、すなわち第1種乗車券媒体であると判断され
た場合には(ST63,NO)、インクジェットプリン
タ56が設けられている分岐搬送路55に乗車券媒体が
搬送され、印刷処理を施すためにインクを吐出するた
め、インク予備吐出動作を実行する必要が無くなる。
【0129】このため、CPU100は、インク予備吐
出制御を終了する。
【0130】このような第2の実施の形態に係るインク
予備吐出制御によれば、インク予備吐出の時間帯になる
と、乗車券媒体の投入を阻止することなく、その時間帯
内にインクジェットプリンタが使用されていないタイミ
ングにインク予備吐出動作を実行することができる。こ
のため、スムーズな改札処理を実現することが可能とな
る。また、インク予備吐出動作により、インクジェット
プリンタのノズル部の目詰まりを効果的に防止すること
が可能となり、印刷かすれなどの印刷不良を防止すると
ともに、乗車券媒体に対して鮮明に情報を印刷処理する
ことが可能となる。
【0131】次に、インク予備吐出制御の第3に実施の
形態について説明する。
【0132】第3の実施の形態では、図7のフローチャ
ートに示したように、第2の実施の形態と同様に、乗車
券媒体が投入される投入口12のシャッタ28を閉鎖す
ることなく、インク予備吐出動作を実行するように制御
する。
【0133】すなわち、自動改札装置本体に備えられた
CPU100は、インク予備吐出するタイミングである
か否かを判断する(ST71)。このタイミングとは、
第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明したよう
に、例えば、インクジェットプリンタ56が前回の印刷
処理またはインク予備吐出動作によってインクを吐出し
てから、インクを吐出しない待機状態で所定時間経過し
た場合や、あらかじめ任意に設定された時間帯に達した
場合などである。
【0134】CPU100がインク予備吐出のタイミン
グであると判断した場合には(ST71、YES)、続
いて、自動改札装置内に乗車券媒体があるか否かが判断
される(ST72)。
【0135】CPU100が自動改札装置内に乗車券媒
体があると判断した場合には(ST72、YES)、分
岐搬送路55上のインクジェットプリンタ56の上流側
に設けられたストッパ58を作動させ、乗車券媒体が分
岐搬送路55を搬送されて、さらにインクジェットプリ
ンタ側に搬送されることを阻止する(ST73)。乗車
券媒体として第1種乗車券媒体が分岐搬送路55に搬送
されてきた場合には、このストッパ58により分岐搬送
路55上に一時的に保留される。
【0136】そして、CPU100は、プリンタ制御部
116を制御してインクジェットプリンタ56に対して
インク予備吐出動作を実行させる(ST74)。
【0137】これに対応して、インクジェットプリンタ
56のノズル部56aから、第1の実施の形態と同様
に、例えば駆動周波数200Hzで、1ノズルあたり5
0発の割合で、インクが予備吐出される。このインク予
備吐出に要する時間は、0.25秒である。
【0138】一方、CPU100が自動改札装置内に乗
車券媒体がないと判断した場合には(ST72、N
O)、もちろん、インクジェットプリンタ56が設けら
れている分岐搬送路55に乗車券媒体が搬送されること
がないので、CPU100は、プリンタ制御部116を
制御してインクジェットプリンタ56に対してインク予
備吐出動作を実行させる(ST74)。
【0139】そして、CPU100は、インク予備吐出
動作が終了したことを判断すると(ST75、YE
S)、分岐搬送路55上のストッパ58の閉鎖を解除
し、開放する(ST76)。これにより、ストッパ58
によって一時的に分岐搬送路55上に保留されていた第
1種乗車券媒体が再び分岐搬送路上を下流側に向けて搬
送され、インクジェットプリンタ56によって所定の情
報が印刷処理される。
【0140】そして、CPU100は、インク予備吐出
制御を終了する。
【0141】このような第3の実施の形態に係るインク
予備吐出制御によれば、インク予備吐出のタイミングに
なると、乗車券媒体の投入を阻止することなく、インク
ジェットプリンタが使用されていないタイミングにイン
ク予備吐出動作を実行することができる。このため、ス
ムーズな改札処理を実現することが可能となる。また、
インク予備吐出動作により、インクジェットプリンタの
ノズル部の目詰まりを効果的に防止することが可能とな
り、印刷かすれなどの印刷不良を防止するとともに、乗
車券媒体に対して鮮明に情報を印刷処理することが可能
となる。
【0142】次に、インク予備吐出制御の第4に実施の
形態について説明する。
【0143】第4の実施の形態では、図8のフローチャ
ートに示したように、第2の実施の形態と同様に、乗車
券媒体が投入される投入口12のシャッタ28を閉鎖す
ることなく、インク予備吐出動作を実行するように制御
する。
【0144】すなわち、自動改札装置本体に備えられた
CPU100は、インク予備吐出するタイミングである
か否かを判断する(ST81)。このタイミングとは、
第3の実施の形態で説明した通りである。
【0145】CPU100がインク予備吐出のタイミン
グであると判断した場合には(ST81、YES)、続
いて、投入口センサ90からのセンサ出力に基づいて、
自動改札装置の投入口12に乗車券媒体が投入されたか
否かが判断される(ST82)。
【0146】CPU100が自動改札装置内に乗車券媒
体が投入されたと判断した場合には(ST82、YE
S)、投入された乗車券媒体を反転部38に搬送し、こ
の反転部38において、乗車券媒体を一時的に保留する
(ST83)。これにより、乗車券媒体がインクジェッ
トプリンタ側に搬送されることを阻止する。
【0147】そして、CPU100は、プリンタ制御部
116を制御してインクジェットプリンタ56に対して
インク予備吐出動作を実行させる(ST84)。
【0148】これに対応して、インクジェットプリンタ
56のノズル部56aから、第1の実施の形態と同様
に、例えば駆動周波数200Hzで、1ノズルあたり5
0発の割合で、インクが予備吐出される。
【0149】一方、CPU100が自動改札装置内に乗
車券媒体が投入されていないと判断した場合には(ST
82、NO)、もちろん、自動改札装置内の少なくとも
インクジェットプリンタ部に乗車券媒体が存在しないた
め、CPU100は、プリンタ制御部116を制御して
インクジェットプリンタ56に対してインク予備吐出動
作を実行させる(ST84)。
【0150】そして、CPU100は、インク予備吐出
動作が終了したことを判断すると(ST85、YE
S)、反転部38の保留を解除し、反転部38に一時的
に保留されていた乗車券媒体の搬送を再開させる(ST
86)。そして、反転部38に一時的に保留されていた
乗車券媒体が再び主搬送路32上を下流側に向けて搬送
され、所定の処理が施される。
【0151】そして、CPU100は、インク予備吐出
制御を終了する。
【0152】このような第4の実施の形態に係るインク
予備吐出制御によれば、インク予備吐出のタイミングに
なると、乗車券媒体の投入を阻止することなく、インク
ジェットプリンタが使用されていないタイミングにイン
ク予備吐出動作を実行することができる。このため、ス
ムーズな改札処理を実現することが可能となる。また、
インク予備吐出動作により、インクジェットプリンタの
ノズル部の目詰まりを効果的に防止することが可能とな
り、印刷かすれなどの印刷不良を防止するとともに、乗
車券媒体に対して鮮明に情報を印刷処理することが可能
となる。
【0153】次に、インク予備吐出制御の第5に実施の
形態について説明する。
【0154】第5の実施の形態では、図9のフローチャ
ートに示したように、第2の実施の形態と同様に、乗車
券媒体が投入される投入口12のシャッタ28を閉鎖す
ることなく、インク予備吐出動作を実行するように制御
する。
【0155】すなわち、自動改札装置本体に備えられた
CPU100は、インク予備吐出するタイミングである
か否かを判断する(ST91)。このタイミングとは、
第3の実施の形態で説明した通りである。
【0156】CPU100がインク予備吐出のタイミン
グであると判断した場合には(ST91、YES)、続
いて、投入口センサ90からのセンサ出力に基づいて、
自動改札装置の投入口12に乗車券媒体が投入されたか
否かが判断される(ST92)。
【0157】CPU100が自動改札装置内に乗車券媒
体が投入されたと判断した場合には(ST92、YE
S)、投入された乗車券媒体を第1保留部42のいずれ
かの搬送路44に搬送し、この第1保留部42におい
て、乗車券媒体を一時的に保留する(ST93)。これ
により、乗車券媒体がインクジェットプリンタ側に搬送
されることを阻止する。
【0158】そして、CPU100は、プリンタ制御部
116を制御してインクジェットプリンタ56に対して
インク予備吐出動作を実行させる(ST94)。
【0159】これに対応して、インクジェットプリンタ
56のノズル部56aから、第1の実施の形態と同様
に、例えば駆動周波数200Hzで、1ノズルあたり5
0発の割合で、インクが予備吐出される。
【0160】一方、CPU100が自動改札装置内に乗
車券媒体が投入されていないと判断した場合には(ST
92、NO)、もちろん、自動改札装置内の少なくとも
インクジェットプリンタ部に乗車券媒体が存在しないた
め、CPU100は、プリンタ制御部116を制御して
インクジェットプリンタ56に対してインク予備吐出動
作を実行させる(ST94)。
【0161】そして、CPU100は、インク予備吐出
動作が終了したことを判断すると(ST95、YE
S)、第1保留部42の保留を解除し、第1保留部42
に一時的に保留されていた乗車券媒体の搬送を再開させ
る(ST96)。そして、第1保留部42のいずれかの
搬送路44上に一時的に保留されていた乗車券媒体が再
び主搬送路32上を下流側に向けて搬送され、所定の処
理が施される。
【0162】そして、CPU100は、インク予備吐出
制御を終了する。
【0163】このような第5の実施の形態に係るインク
予備吐出制御によれば、インク予備吐出のタイミングに
なると、乗車券媒体の投入を阻止することなく、インク
ジェットプリンタが使用されていないタイミングにイン
ク予備吐出動作を実行することができる。このため、ス
ムーズな改札処理を実現することが可能となる。また、
インク予備吐出動作により、インクジェットプリンタの
ノズル部の目詰まりを効果的に防止することが可能とな
り、印刷かすれなどの印刷不良を防止するとともに、乗
車券媒体に対して鮮明に情報を印刷処理することが可能
となる。
【0164】上述したように、この発明の自動改札装置
によれば、被印刷媒体としての乗車券媒体に印刷処理を
施すための印刷部として、乗車券媒体に対して非接触式
のインクジェット方式を採用しているため、従来の装置
のように乗車券媒体に接触して摩耗しやすいサーマルヘ
ッドを備えた印刷部と比較して、印刷部を長寿命化する
ことが可能となる。また、これにともなって、保守コス
トを低減することが可能となる。
【0165】また、乗車券媒体に印刷処理を施す印刷部
として、インクジェット方式を採用しているため、乗車
券媒体に感熱紙を使用する必要がなくなり、乗車券媒体
のコストを低減することが可能となる。
【0166】また、この発明の自動改札装置によれば、
印刷部としてのインクジェットプリンタのノズル部の目
詰まりを効果的に防止するために、インクジェットプリ
ンタが使用されていない所定のタイミングで、所定の時
間インクを吐出させ続けるインク予備吐出動作を実行し
ている。これにより、印刷かすれなどの印刷不良を防止
するとともに、乗車券媒体に対して鮮明に情報を印刷処
理することが可能となる。
【0167】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、低コスト化が可能な印刷部を備えているとともに、
乗車券媒体に対して鮮明に情報が印刷することが可能な
自動改札装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施の形態に係る自動改
札装置の外観を概略的に示す図である。
【図2】図2は、図1に示した自動改札装置の内部機構
を概略的に示す図である。
【図3】図3は、図1に示した自動改札装置の制御系を
概略的に示すブロック図である。
【図4】図4は、この発明の自動改札装置に適用される
通行判定処理による改集札処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】図5は、この発明の自動改札装置に適用される
インク予備吐出制御の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】図6は、この発明の自動改札装置に適用される
他のインク予備吐出制御の例を示すフローチャートであ
る。
【図7】図7は、この発明の自動改札装置に適用される
他のインク予備吐出制御の例を示すフローチャートであ
る。
【図8】図8は、この発明の自動改札装置に適用される
他のインク予備吐出制御の例を示すフローチャートであ
る。
【図9】図9は、この発明の自動改札装置に適用される
他のインク予備吐出制御の例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10…自動改札装置本体 12…投入口 14…排出口 32…主搬送路 33…取り込みローラ 34…整列部 35…サイズ検知センサ 36a、36b…読取ヘッド 38…反転部 42…第1保留部 46…書込ヘッド 48…読取ヘッド 56…インクジェットプリンタ 56a…ノズル部 56b…インク収容部 60…第2保留部 70…第1集札箱 72…第2集札箱 100…CPU 105…タイマ 116…プリンタ制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記読取手段により読取られたデータに基づ
    いて印刷処理を施す必要があると判断した乗車券媒体に
    向けてインクを吐出して前記乗車券媒体に所定の情報を
    印刷する印刷手段と、 前記印刷手段により前記乗車券媒体に対して印刷処理を
    行っていない所定のタイミングで前記印刷手段から所定
    時間インクを吐出させるように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  2. 【請求項2】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記読取手段により読取られたデータに基づ
    いて印刷処理を施す必要があると判断した乗車券媒体に
    向けてインクを吐出して前記乗車券媒体に所定の情報を
    印刷する印刷手段と、 前記印刷手段がインクを吐出してから次にインクを吐出
    するまでの時間を計測する計測手段と、 前記計測手段により所定の時間が経過した時に、前記印
    刷手段から所定時間インクを吐出させるように制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  3. 【請求項3】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記読取手段により読取られたデータに基づ
    いて印刷処理を施す必要があると判断した乗車券媒体に
    向けてインクを吐出して前記乗車券媒体に所定の情報を
    印刷する印刷手段と、 前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを
    吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯
    が設定されているとともに、前記時間帯内において、前
    記印刷手段により前記乗車券媒体に対して印刷処理を行
    っていない所定のタイミングで前記印刷手段に対して前
    記インク予備吐出動作を実行させるように制御する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  4. 【請求項4】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記読取手段により読取られたデータに基づ
    いて印刷処理を施す必要があると判断した乗車券媒体に
    向けてインクを吐出して前記乗車券媒体に所定の情報を
    印刷する印刷手段と、 前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを
    吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯
    が設定されているとともに、前記時間帯内において、前
    記印刷手段により前記乗車券媒体に対して印刷処理を行
    った場合には、前記インク予備吐出動作を中止するよう
    に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  5. 【請求項5】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受け取り手段による前記乗車券媒体の受け取りを阻
    止する阻止手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記読取手段により読取られたデータに基づ
    いて印刷処理を施す必要があると判断した乗車券媒体に
    向けてインクを吐出して前記乗車券媒体に所定の情報を
    印刷する印刷手段と、 前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを
    吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定のタイミ
    ングが設定されているとともに、前記所定のタイミング
    に達した時点で、前記阻止手段により乗車券媒体の受け
    取りを阻止するとともに、前記印刷手段に対して前記イ
    ンク予備吐出動作を実行させるように制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  6. 【請求項6】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている乗車券媒体がある
    か否かを判断する第1判断手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により読取られたデータに基づいて、搬送
    された乗車券媒体が印刷処理を必要とする第1種乗車券
    媒体か、印刷処理が不要な第2種乗車券媒体かを判断す
    る第2判断手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記第2判断手段により前記第1種乗車券媒
    体であると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出し
    て前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、 前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを
    吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯
    が設定されているとともに、前記時間帯内において、前
    記第1判断手段により前記搬送手段によって搬送されて
    いる乗車券媒体がないと判断された場合には、前記印刷
    手段に対して前記インク予備吐出動作を実行させ、前記
    第1判断手段により前記搬送手段によって搬送されてい
    る乗車券媒体があると判断された場合であって且つ前記
    第2判断手段によって乗車券媒体が第2種乗車券媒体で
    あると判断された場合には、前記印刷手段に対して前記
    インク予備吐出動作を実行させ、前記第1判断手段によ
    り前記搬送手段によって搬送されている乗車券媒体があ
    ると判断された場合であって且つ前記第2判断手段によ
    って乗車券媒体が第1種乗車券媒体であると判断された
    場合には、前記インク予備吐出動作を中止するように制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  7. 【請求項7】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段による前記乗車券媒体の搬送を阻止する搬
    送阻止手段と、 前記搬送手段によって搬送されている乗車券媒体がある
    か否かを判断する第1判断手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により読取られたデータに基づいて、搬送
    された乗車券媒体が印刷処理を必要とする第1種乗車券
    媒体か、印刷処理が不要な第2種乗車券媒体かを判断す
    る第2判断手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記第2判断手段により前記第1種乗車券媒
    体であると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出し
    て前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、 前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを
    吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯
    が設定されているとともに、前記時間帯内において、前
    記第1判断手段により前記搬送手段によって搬送されて
    いる乗車券媒体がないと判断された場合には、前記印刷
    手段に対して前記インク予備吐出動作を実行させ、前記
    第1判断手段により前記搬送手段によって搬送されてい
    る乗車券媒体があると判断された場合には、前記搬送阻
    止手段により乗車券媒体の搬送を阻止するとともに、前
    記印刷手段に対して前記インク予備吐出動作を実行させ
    るように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  8. 【請求項8】乗車券媒体を受け取る受取手段と、 前記受取手段によって受け取られた乗車券媒体があるか
    否かを判断する第1判断手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を搬送する
    搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている前記乗車券媒体の
    表裏を反転する反転手段と、 前記搬送手段により搬送された乗車券媒体に記録されて
    いるデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により読取られたデータに基づいて、搬送
    された乗車券媒体が印刷処理を必要とする第1種乗車券
    媒体か、印刷処理が不要な第2種乗車券媒体かを判断す
    る第2判断手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記第2判断手段により前記第1種乗車券媒
    体であると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出し
    て前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、 前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを
    吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯
    が設定されているとともに、前記時間帯内において、前
    記第1判断手段により前記受取手段によって受けとられ
    た乗車券媒体がないと判断された場合には、前記印刷手
    段に対して前記インク予備吐出動作を実行させ、前記第
    1判断手段により前記受取手段によって受け取られた乗
    車券媒体があると判断された場合には、前記乗車券媒体
    を前記反転手段に案内して一時的に保留し、前記印刷手
    段に対して前記インク予備吐出動作を実行させるように
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  9. 【請求項9】1枚以上の乗車券媒体を一括して受け取る
    受取手段と、 前記受取手段によって受け取られた乗車券媒体があるか
    否かを判断する第1判断手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送されている前記乗車券媒体を
    一時的に保留する保留手段と、 前記保留手段により一時的に保留された乗車券媒体に記
    録されているデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により読取られたデータに基づいて、搬送
    された乗車券媒体が印刷処理を必要とする第1種乗車券
    媒体か、印刷処理が不要な第2種乗車券媒体かを判断す
    る第2判断手段と、 前記搬送される乗車券媒体から離間して設けられている
    とともに、前記第2判断手段により前記第1種乗車券媒
    体であると判断した乗車券媒体に向けてインクを吐出し
    て前記乗車券媒体に所定の情報を印刷する印刷手段と、 前記印刷処理以外に前記印刷手段から所定時間インクを
    吐出させるインク予備吐出動作を実行する所定の時間帯
    が設定されているとともに、前記時間帯内において、前
    記第1判断手段により前記受取手段によって受けとられ
    た乗車券媒体がないと判断された場合には、前記印刷手
    段に対して前記インク予備吐出動作を実行させ、前記第
    1判断手段により前記受取手段によって受け取られた乗
    車券媒体があると判断された場合には、前記乗車券媒体
    を前記保留手段に案内して一時的に保留し、前記印刷手
    段に対して前記インク予備吐出動作を実行させるように
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
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JP25067197A Pending JPH1196414A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 自動改札装置

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JP (1) JPH1196414A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118317A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Seiko Epson Corp ヘッドメンテナンス方法、ヘッドメンテナンス装置、及びプリンタ

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JP2007118317A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Seiko Epson Corp ヘッドメンテナンス方法、ヘッドメンテナンス装置、及びプリンタ

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