JPH1196411A - 自動改札装置及び自動改札方法 - Google Patents

自動改札装置及び自動改札方法

Info

Publication number
JPH1196411A
JPH1196411A JP9258656A JP25865697A JPH1196411A JP H1196411 A JPH1196411 A JP H1196411A JP 9258656 A JP9258656 A JP 9258656A JP 25865697 A JP25865697 A JP 25865697A JP H1196411 A JPH1196411 A JP H1196411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ticket
holding
ticket medium
medium
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9258656A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Aoki
崇 青木
Hiroyuki Yasutake
浩幸 安武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9258656A priority Critical patent/JPH1196411A/ja
Publication of JPH1196411A publication Critical patent/JPH1196411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】改札処理時間を短縮して単位時間当たりの改札
処理効率を向上できる自動改札装置及び自動改札方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】前客の4枚の乗車券媒体A1乃至A4が第
1乃至第4保留路に保留され、通行判定処理の結果、通
行可と判断された場合には、次客の乗車券媒体の投入が
許可される。そして、第4保留路の他に他の保留路が空
となった場合には、次客の乗車券媒体の分離搬送を開始
させ、第4保留路以外の他の保留路に保留させることに
より、前客の乗車券媒体と次客の乗車券媒体とを並列処
理することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動改札装置に
係り、特に、乗降客の所持する乗車券媒体に基づいて自
動的に改札処理及び集札処理を行う自動改札装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道などの交通機関の駅には、自
動改札処理を行う自動改札装置および自動集札処理を行
う自動集札装置が設置され始めている。このような自動
改札装置および自動集札装置(以下、自動改札装置と総
称する)では、投入された乗車券媒体に記録されている
磁気情報を読み取り、通行の可否を判定するとともに必
要に応じて投入された乗車券媒体に磁気情報の記録また
はパンチ、印刷などの処理が施されている。
【0003】また、このような自動改札装置の中には、
複数枚の乗車券媒体の組み合わせ利用に対応できる複数
枚対応の自動改札装置が提案されている。乗車券媒体の
組み合わせ利用とは、例えば、定期乗車券と普通乗車
券、または特急券と普通乗車券などの二枚以上の乗車券
媒体を組み合わせて利用することである。また、プリペ
イドカードなどと組み合わせて利用することもできる。
このような複数枚対応の自動改札装置は、例えば乗換駅
における改集札処理や、新幹線乗降駅における改集札処
理などで利用される。
【0004】このような自動改札装置においては、複数
枚の乗車券媒体を処理する場合、投入口において、積層
された状態の複数枚の乗車券媒体を一括して受け取るこ
とが可能である。この時、受け取ることが可能な乗車券
媒体としては、例えば30mm×57.5mmのエドモ
ンソン券すなわち30mm券、57.5mm×85mm
の85mm券、57.5mm×120mmの120mm
券である。すなわち、この自動改札装置は、30mm
券、85mm券、及び120mm券が混在した状態であ
っても一括して受け取ることができる。
【0005】そして、受け取った全ての乗車券媒体のデ
ータを読み取った後、すべての乗車券媒体を保留部にお
いて一時的に保留する。そして、読み取ったデータの組
み合せを判定し、乗車区間の不正をチェックして通行の
可否を判断している。
【0006】この後、保留部において保留していたすべ
ての乗車券媒体をサイズが大きい順に排出し、大きいサ
イズの乗車券媒体の上に小さいサイズの乗車券媒体が重
ねられた状態で一括して排出口から排出している。この
保留部から排出する順番としては、例えば、120mm
券の印刷処理を不要とする券、120mm券の印刷処理
を必要とする券、85mm券の印刷処理を不要とする
券、85mm券の印刷処理を必要とする券、30mm券
の印刷処理を不要とする券、30mm券の印刷処理を必
要とする券といった順番である。
【0007】そして、一括して複数枚受け取られた後に
一時的に保留部に保留された乗車券媒体がすべて保留部
から排出され、所定の処理が施されて、排出口から一括
して排出された時点で、投入口において次の利用客の乗
車券媒体の受け入れが許可される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の複数枚処理対応の自動改札装置においては、一括して
受け取った複数枚の乗車券媒体の保留がすべて解除さ
れ、所定の処理が施された後に、次客が所持している乗
車券媒体の受け取りが許可される。
【0009】つまり、前客が所持していた乗車券媒体の
枚数が多いと、前客の乗車券媒体の改札処理に多くの時
間を要し、次客が所持している乗車券媒体の受け取りが
許可されるまでに、多くの時間を要し、スムーズな改札
処理の妨げとなる問題がある。
【0010】また、前客が所持していた乗車券媒体の枚
数が少なくても、保留部がすべて開放されるまで、次客
の乗車券媒体の受取が許可されないため、改札処理の効
率がきわめて低下する問題がある。そこで、この発明の
目的は、改札処理時間を短縮して単位時間当たりの改札
処理効率を向上できる自動改札装置及び自動改札方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、請求項1によれば、第1の向
き及び第2の向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取
る受取手段と、前記受取手段により受け取られた乗車券
媒体を1枚ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体が前記第
1の向きであるか第2の向きであるかを判断するととも
に、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
読取手段と、前記読取手段により前記第2の向きである
と判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる
反転手段と、前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの
乗車券媒体を取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1
保留部及び第2保留部を有する保留手段と、前記受取手
段に乗車券媒体が残っていない場合であって、前記保留
手段の第1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空
である場合には、前記受取手段による次の乗車券媒体の
受け取りを許可する制御手段と、を備えたことを特徴と
する自動改札装置が提供される。
【0012】請求項2によれば、第1の向き及び第2の
向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取る受取手段
と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚
ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送された前記乗車券媒体が前記第1の向きで
あるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗
車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段
と、前記読取手段により読み取られたデータに基づいて
改札処理を行う改札手段と、前記読取手段により前記第
2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向
きに反転させる反転手段と、前記読取手段により前記第
1の向きであると判断された乗車券媒体または前記反転
手段により第2の向きから第1の向きに反転された乗車
券媒体を前記搬送手段から1枚取り込んでそれぞれ一時
的に保留する第1保留部及び第2保留部を有し、それぞ
れの保留部で保留された前記乗車券媒体をそれぞれ所定
のタイミングで前記第1の向きで前記搬送手段に戻す保
留手段と、前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場
合であって、前記保留手段の第1保留部及び第2保留部
の少なくとも一方が空である場合には、前記受取手段に
よる次の乗車券媒体の受け取りを許可する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0013】請求項3によれば、第1の向き及び第2の
向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取る受取手段
と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚
ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送された前記乗車券媒体が前記第1の向きで
あるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗
車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段
と、前記読取手段により読み取られたデータに基づいて
改札処理を行う改札手段と、前記読取手段により前記第
2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向
きに反転させるとともに、前記受取手段によって受け取
られた複数の乗車券媒体のうち、前記搬送手段によって
最後に搬送された1枚の乗車券媒体を一時的に保留する
反転手段と、前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの
乗車券媒体を取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1
保留部及び第2保留部を有する保留手段と、前記受取手
段に乗車券媒体が残っていない場合であって、前記反転
手段が空であるとともに前記保留手段の第1保留部及び
第2保留部の少なくとも一方が空である場合には、前記
受取手段による次の乗車券媒体の受け取りを許可する制
御手段と、を備えたことを特徴とする自動改札装置が提
供される。
【0014】請求項4によれば、第1の向き及び第2の
向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取る受取手段
と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚
ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送された前記乗車券媒体が前記第1の向きで
あるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗
車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段
と、前記読取手段により読み取られたデータに基づいて
改札処理を行う改札手段と、前記読取手段により前記第
2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向
きに反転させるとともに、前記受取手段によって受け取
られた複数の乗車券媒体のうち、前記搬送手段によって
最後に搬送された1枚の乗車券媒体を一時的に保留する
反転手段と、前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの
乗車券媒体を取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1
保留部及び第2保留部を有する保留手段と、前記反転手
段、及び前記保留手段の第1保留部及び第2保留部に一
時的に保留されている前記乗車券媒体を前記読取手段に
より読み取られたデータに基づいて所定の順番で前記搬
送手段に排出させる排出手段と、前記受取手段に乗車券
媒体が残っていない場合であって、前記反転手段が空で
あるとともに前記保留手段の第1保留部及び第2保留部
の少なくとも一方が空である場合には、前記受取手段に
よる次の乗車券媒体の受け取りを許可する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0015】請求項5によれば、第1の向き及び第2の
向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取る受取手段
と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚
ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送された前記乗車券媒体のサイズを検知する
サイズ検知手段と、前記搬送手段により搬送された前記
乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きである
かを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されてい
るデータを読み取る読取手段と、前記読取手段により読
み取られたデータに基づいて改札処理を行う改札手段
と、前記読取手段により前記第2の向きであると判断さ
れた乗車券媒体を前記第1の向きに反転させるととも
に、前記受取手段によって受け取られた複数の乗車券媒
体のうち、前記搬送手段によって最後に搬送された1枚
の乗車券媒体を一時的に保留する反転手段と、前記搬送
手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を取り込ん
でそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び第2保留部
を有する保留手段と、前記反転手段、及び前記保留手段
の第1保留部及び第2保留部に一時的に保留されている
前記乗車券媒体を、前記サイズ検知手段による検知結果
に基づいてサイズが大きい順に前記搬送手段に排出させ
る排出手段と、前記受取手段に乗車券媒体が残っていな
い場合であって、前記反転手段が空であるとともに前記
保留手段の第1保留部及び第2保留部の少なくとも一方
が空である場合には、前記受取手段による次の乗車券媒
体の受け取りを許可する制御手段と、を備えたことを特
徴とする自動改札装置が提供される。
【0016】請求項6によれば、第1の向き及び第2の
向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取る受取手段
と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚
ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送された前記乗車券媒体のサイズを検知する
サイズ検知手段と、前記搬送手段により搬送された前記
乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きである
かを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されてい
るデータを読み取る読取手段と、前記読取手段により読
み取られたデータに基づいて改札処理を行う改札手段
と、前記読取手段により前記第2の向きであると判断さ
れた乗車券媒体を前記第1の向きに反転させるととも
に、前記受取手段によって受け取られた複数の乗車券媒
体のうち、前記搬送手段によって最後に搬送された1枚
の乗車券媒体を一時的に保留する反転手段と、前記搬送
手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を取り込ん
で一時的に保留するとともに、第1経路を介して前記搬
送手段に前記第1の向きで前記乗車券媒体を排出する第
1保留手段と、前記搬送手段から1枚の前記第1の向き
の乗車券媒体を取り込んで一時的に保留するとともに、
前記第1経路とは異なる第2経路を介して前記搬送手段
に前記第1の向きで前記乗車券媒体を排出する第2保留
手段と、前記反転手段、前記保留手段の第1保留手段、
及び第2保留手段に一時的に保留されている前記乗車券
媒体を、前記サイズ検知手段による検知結果に基づいて
サイズが大きい順に前記搬送手段に排出させる排出手段
と、前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であ
って、前記反転手段が空であるとともに前記保留手段の
第1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空である
場合には、前記受取手段による次の乗車券媒体の受け取
りを許可する制御手段と、を備えたことを特徴とする自
動改札装置が提供される。
【0017】請求項7によれば、第1の向き及び第2の
向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取る受取手段
と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚
ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送された前記乗車券媒体が前記第1の向きで
あるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗
車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段
と、前記読取手段により前記第2の向きであると判断さ
れた乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段
と、前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒
体を取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及
び第2保留部を有する保留手段と、前記受取手段に乗車
券媒体が残っていない場合であって、前記保留手段の第
1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空である場
合には、前記受取手段による次の乗車券媒体の受け取り
を許可し、空である前記第1保留部及び第2保留部のい
ずれか一方から順に次の乗車券媒体を保留させる制御手
段と、を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供さ
れる。
【0018】請求項8によれば、第1の向き及び第2の
向きの複数の乗車券媒体を一括して受け取る受取手段
と、前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚
ずつ分離して一方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送された前記乗車券媒体が前記第1の向きで
あるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗
車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段
と、前記読取手段により前記第2の向きであると判断さ
れた乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段
と、前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒
体を取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及
び第2保留部を有する保留手段と、を備えた自動改札装
置において、前記受取手段に乗車券媒体が残っているか
否かを判断し、前記受取手段に乗車券媒体が残っていな
いと判断した場合には、前記保留手段の第1保留部及び
第2保留部の少なくとも一方が空であるか否かを判断
し、前記第1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が
空であると判断した場合には、前記受取手段による次の
乗車券媒体の受け取りを許可し、次に受取手段が受け取
った乗車券媒体を空である前記第1保留部及び第2保留
部のいずれか一方から順に保留させることを特徴とする
自動改札方法が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る自動改札装置及び自動改札方法の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は、この発明の一実施の形態に
係る自動改札装置の外観を概略的に示す図である。な
お、ここでは、自動改札装置は、改札処理及び集札処理
をそれぞれ実行できるものとする。
【0020】この自動改札装置は、複数枚の乗車券媒体
の組み合わせ利用に対応できる複数枚処理対応の自動改
札装置である。例えば、新幹線と在来線との乗換駅にお
いて、この乗換駅に設置されたこの自動改札装置は、こ
の乗換駅を起点または終点とした在来線の乗車券と、こ
の乗換駅を終点または起点とした新幹線の乗車券および
特急券とを受け付け、これらのデータを基にして乗車区
間に不正がないかどうかなどをチェックし、改集札処理
を行うことができる。
【0021】以下、このような改集札処理について詳細
に説明する。なお、上述した乗車区間の連続したような
乗車券媒体を関連乗車券と称する。自動改札装置の本体
10には、駅構内への入場時または駅構外への出場時に
乗車券媒体が投入される投入口12と、この投入口12
で受入れられた乗車券媒体を排出する排出口14とがそ
れぞれ設けられている。
【0022】乗車券媒体は、普通乗車券、定期券、特急
券、回数券、乗継券などの券類と、プリペイドカードな
どのカード類とに分類され、このような乗車券媒体には
所定の情報、例えば、有効期限情報および乗車可能区間
情報が所定の形式で磁気記録されている。
【0023】また、これらの乗車券媒体は、発券される
際に、その表面または裏面に発券駅名、発券日時、有効
期限などの情報が印刷される。そして、これらの乗車券
媒体に中には、自動改札装置を通過する際、すなわちに
投入された後に所定の処理が施されて排出される際に、
所定の情報が印刷されて排出されるものがある。
【0024】たとえば、カード類の乗車券媒体には、自
動改札装置を通過する際に、使用日時や、自動改札装置
を通過した駅名、カードの残額などの情報が印刷され
る。また、回数券には、使用日時や、改札処理時に自動
改札装置を通過した駅名などの情報が印刷される。ま
た、乗継券には、乗継時に自動改札装置を通過した乗継
駅の駅名、途中下車際入場可能な旨のメッセージなどの
情報が印刷される。
【0025】このように、カード類、回数券、乗継券な
どのように発券後に自動改札装置を通過する際に、何ら
かの情報が印刷処理が施される乗車券媒体を、以下第1
種乗車券媒体と称し、普通乗車券や、定期券などのよう
に自動改札装置を通過する際に印刷処理が施されるか、
自動改札装置を通過せずに集札される乗車券媒体を、以
下第2種乗車券媒体と称する。
【0026】この実施の形態では、投入口12が複数枚
の乗車券媒体の一括投入を受け付けることができる。投
入口12は、勿論、1枚ずつの乗車券媒体の投入も受け
付けることができる。複数枚の乗車券媒体の組み合わせ
としては、定期乗車券と定期乗車券、普通乗車券と特急
乗車券、および定期乗車券と普通乗車券のほかに、プリ
ペイドカードを組み合わせた組み合わせなどが考えられ
る。さらに、この実施の形態の排出口14は、複数枚の
乗車券媒体が一括投入された場合に、複数枚一括排出が
可能であり、複数枚の乗車券媒体は、大きいサイズの乗
車券媒体が小さいサイズの乗車券媒体の下になるように
積層された状態で排出される。この一括排出については
後に詳しく説明する。
【0027】投入口12の近傍には、乗車券媒体の投入
を阻止するためのシャッタが設けられている。このシャ
ッタは、乗車券媒体が投入されてから所定時間後に他の
乗車券媒体投入を所定期間禁止する。このシャッタの働
きにより、他人の乗車券媒体が連続して投入されるのを
防ぐ。
【0028】また、投入口12の前方には、利用者に対
して種々の案内を表示する投入口近傍表示部16が設け
られている。この投入口近傍表示部16は、例えば、プ
リペイドカードなどの残額を表示する。さらに、投入口
12の下部には、この自動改札装置の通路の案内を表示
する通路案内表示部13が設けられている。排出口14
の前方には、利用者に対して種々の案内を表示する排出
口近傍表示部18が設けられている。
【0029】自動改札装置の本体10の側面部には、閉
じることにより乗車券媒体の投入者の通行を阻止するた
めのドア部20が設けられている。また、自動改札装置
の本体10の上部には、自動改札装置の本体10に対応
する通路を区別させるための仕切となるフレーム22が
設けられている。このフレーム22には小児券の投入、
無効券または異常券の投入や機器の異常を知らせるため
の表示器26が設けられている。さらに、本体10の側
面部とフレーム22には、利用者の通過を検知する人間
検知センサ24が複数設けられている。人間検知センサ
24は、利用者の通過を検知するものであり、透過型、
反射型などが用いられる。
【0030】なお、無効券とは、他の乗車券媒体と組み
合わせても使用できない券のことである。例えば、有効
期限切れの乗車券媒体がこれに該当する。異常券とは、
この自動改札装置で読み取ることができない券である。
例えば、記録形式の異なるクレジットカード、磁気記録
が施されていない乗車券がこれに該当する。
【0031】図2は、図1に示した自動改札装置の内部
機構を概略的に示す図である。投入口12と排出口14
との間には、投入口12から投入された乗車券媒体を排
出口14に搬送する主搬送路32が形成されている。こ
の主搬送路32上には、この搬送路32上を搬送される
乗車券媒体を検知するセンサ、例えば、投入口12から
投入された乗車券媒体を検知する投入口センサ90、排
出口に排出された乗車券媒体を検知する排出口センサ9
2などが複数設けられている。
【0032】投入口12から主搬送路32への入口に
は、乗車券媒体の投入を所定期間禁止するシャッタ28
が設けられている。このシャッタ28は、乗車券媒体が
投入された瞬間に閉じるように制御されている。これに
より、最初に投入された乗車券媒体と、次客によって投
入される乗車券媒体との区別がなされる。
【0033】主搬送路32の搬送経路上には投入口12
から排出口14に沿い順に、一括または1枚ずつ投入さ
れた乗車券媒体を1枚ずつ取り込む取込ローラ33、及
び、取り込まれた乗車券媒体を整列する整列部34が設
けられている。取込ローラ33と整列部34との間に
は、乗車券媒体のサイズを検知するためのサイズ検知セ
ンサ35が設けられている。
【0034】ここで、乗車券媒体の種類とサイズについ
て説明する。乗車券媒体には、普通乗車券や乗継乗車券
等のいわゆるエドモンソン券と称される30mm券、定
期券およびプリペイドカード等の80mm券、及び特急
券などの120mm券などがある。これらのサイズは、
30mm券が30mm×57.5mm、80mm券が5
7.5mm×85mm、120mm券が57.5mm×
120mmである。
【0035】サイズ検知センサ35は、これらの乗車券
媒体のサイズをセンサ出力に応じて検知するものであ
る。整列部34では、投入口12に投入された乗車券媒
体の所定方向が搬送方向とされ、かつ片側基準となるよ
うに整列させる。
【0036】主搬送路32における整列部34の下流側
には、乗車券媒体が表面投入された場合、すなわち乗車
券媒体の入場駅情報や料金情報等が印刷処理される表面
を上に向けて投入された場合でも、乗車券媒体が裏面投
入された場合、すなわち乗車券媒体の入場駅情報や料金
情報等の磁気情報が記録される磁気記録部を有する裏面
を上に向けて投入された場合でも磁気情報を読み取れる
ように、乗車券媒体の裏面側に設けられた磁気記録層に
磁気記録された情報を読み取る読取ヘッド36aおよび
36bが搬送路の上下に設けられている。
【0037】乗車券媒体が表面投入された場合には、乗
車券媒体の磁気記録部が主搬送路32の下を向くため、
主搬送路32の下方に設けられた読取ヘッド36bによ
って磁気情報が読み取られる。
【0038】また、乗車券媒体が裏面投入された場合に
は、乗車券媒体の磁気記録部が主搬送路32の上を向く
ため、主搬送路32の上方に設けられた読取ヘッド36
aによって磁気情報が読み取られる。
【0039】これらの読取ヘッド36aおよび36bの
いずれかで乗車券媒体の磁気情報を読み取ったかによ
り、乗車券媒体が表面投入されたか、裏面投入されたか
を判断することができる。
【0040】また、主搬送路32における読取ヘッド3
6a及び36bの下流側には、乗車券媒体の表裏を統一
して送り出す反転部38を含み、磁気情報を書込む前に
乗車券媒体を一時的に保留するする第1保留部42が設
けられている。
【0041】反転部38には、振分ゲート39が設けら
れており、乗車券媒体の表裏を統一するため、必要に応
じて乗車券媒体がこの振分ゲート39により主搬送路3
2から反転部38に引き込まれる。裏面投入された乗車
券媒体は、振分けゲート39により主搬送路32から反
転部38に引き込まれ、反転路40を搬送されることに
より表裏が反転されて主搬送路32に戻される。
【0042】乗車券媒体の反転部38への引き込みの必
要性は、乗車券媒体のサイズや読取ヘッド36aまたは
36bで読み取られた乗車券媒体の表裏情報で判断され
る。すなわち、読取ヘッド36aによって磁気情報が読
み取られた乗車券媒体は、裏面投入されたされたと判断
し、振分ゲート39により主搬送路32から反転部38
に引き込まれ、反転路40から主搬送路32に戻される
ことにより、表裏が反転される。
【0043】反転部38の反転路40は、後述する第1
保留部42の排出路47に接続されている。反転路40
と排出路47との間には、ストッパ41が設けられてい
る。このため、必要に応じて、この反転部38は、反転
路40に乗車券媒体を一時的に保留する保留部として機
能させることも可能である。保留していた乗車券媒体を
主搬送路32に排出する際に、反転路40をスイッチバ
ックさせて排出することにより、裏面投入された乗車券
媒体の表裏を反転して排出することが可能であり、スト
ッパ41から排出路47に向けて排出することにより、
表面投入された乗車券媒体をその状態で排出することが
可能である。
【0044】この反転部38が保留部として乗車券媒体
を保留するのは、第1保留部42に乗車券媒体が保留し
きれなくなった場合に限られる。第1保留部42は、複
数枚の組み合わせによる乗車券媒体の有効性、例えば、
乗車可能区間が連続しているか否かをチェックするため
に、乗車券媒体を一時的に保留するものである。
【0045】この第1保留部42には、振分ゲート4
3、複数、例えば3本の保留路44、ストッパ45など
が設けられている。これら3本の保留路44は、共に排
出路47に接続されている。この排出路47は、反転部
38の反転路40と主搬送路32、及び第1保留部42
の保留路44と主搬送路32との間を結ぶバイパスとし
て機能する。各保留路44と排出路47との間にストッ
パ45がそれぞれ設けられている。
【0046】第1保留部に乗車券媒体を一時的に保留す
る場合には、振分ゲート43により乗車券媒体が主搬送
路から保留路44に引き込まれ、引き込まれた乗車券媒
体がストッパ45により停止されることにより、保留さ
れる。このとき、保留路44には、乗車券媒体が複数毎
重ならないように、つまり1枚ずつ別の保留路44に保
留されるように振り分けゲート43が作動される。
【0047】そして、保留解除すなわち保留されていた
乗車券媒体を排出する際には、ストッパ45を開放して
各保留路44から1枚ずつ乗車券媒体を排出路47に向
けて排出し、主搬送路32に戻される。
【0048】反転路40及び保留路44に一時的に保留
された乗車券媒体が主搬送路32に排出される順序は、
例えば、サイズが大きい順であり、後段の処理が施され
ない乗車券媒体を優先的に排出するものとする。すなわ
ち、120mm券の印刷処理を不要とする券、120m
m券の印刷処理を必要とする券、85mm券の印刷処理
を不要とする券、85mm券の印刷処理を必要とする
券、30mm券の印刷処理を不要とする券、30mm券
の印刷処理を必要とする券といった順番で排出される。
【0049】また、反転路40は、他の保留路44より
優先的に乗車券媒体が排出されるように制御され、例え
ば、反転路40に保留している乗車券媒体と同一条件の
乗車券媒体を保留路44でも保留していたとすると、反
転路40に保留されている乗車券媒体を優先的に排出す
る。
【0050】主搬送路32における第1保留部42の下
流側には、乗車券媒体の裏面に設けられた磁気記録層に
所定の磁気情報を記録する書込ヘッド46、書込ヘッド
46で記録された情報を確認するための読取ヘッド4
8、乗車券媒体にパンチ処理を施すパンチ処理部50、
転写リボン55のインクを熱転写して印刷処理を施す必
要がある第1種乗車券媒体の表面に所定の情報を印刷す
る熱転写式サーマルヘッド56、複数枚の乗車券媒体が
投入された際に排出する複数枚の乗車券媒体を、例えば
サイズの大きい乗車券媒体が下になるように重ねて揃え
る第2保留部60などが設けられている。
【0051】主搬送路32の読み取りヘッド48の下流
側には、分岐搬送路53が設けられている。分岐搬送路
53を搬送すべき乗車券媒体は、振分ゲート51によっ
て主搬送路32から分岐搬送路53に振り分けられる。
【0052】分岐搬送路53上には、乗車券媒体にパン
チ処理を施すパンチ処理部52、印刷処理を施す必要が
ある第1種乗車券媒体の裏面に設けられた感熱層を発色
させて所定の情報を印刷する感熱転写方式のサーマルヘ
ッド58などが設けられている。
【0053】すなわち、この実施の形態に係る自動改札
装置では、改札処理時または集札処理時において、表面
に印刷処理を施す必要がある第1種乗車券媒体は、パン
チ処理部50を通過した後、主搬送路32を搬送され続
け、サーマルヘッド56によって所定の情報が印刷され
る。また、裏面に印刷処理を施す必要がある第1種乗車
券媒体は、振分ゲート50によって主搬送路32から分
岐搬送路53に振り分けられ、サーマルヘッド58によ
って所定の情報が印刷される。
【0054】投入口12から投入された乗車券媒体が印
刷処理を施す必要がない第2種乗車券媒体である場合、
例えば、定期券などの乗車券媒体は、主搬送路32を搬
送され続け、サーマルヘッド56の駆動が停止され、印
刷処理が施されない。
【0055】第2保留部60には、保留部61、振分ゲ
ート62、券検知センサ63などが設けられいる。この
第2保留部60は、サイズが異なる複数の乗車券媒体を
一括して排出する場合であっても、特定の乗車券媒体が
取り損なわれないように、つまり見落とされないように
これらサイズの異なる複数の乗車券媒体をサイズ順に並
び換えて重ねて揃える機構である。
【0056】上述したように、小型乗車券すなわち30
mm券、中型乗車券すなわち80mm券、及び大型乗車
券すなわち120mm券のようなサイズの異なる複数枚
の関連乗車券を処理した場合、排出時にこれら関連乗車
券を1枚ずつ排出していると、スムーズな改札処理の妨
げとなる。ところが、一括してまとめて排出しようとす
ると、サイズの大きい券の影に隠れてサイズの小さい券
が見落とされ、取り損なわれてしまうことがある。
【0057】そこで、この第2保留部60により、次の
ようにして乗車券媒体が揃えられ排出される。例えば、
小型乗車券としての普通乗車券、及び中型乗車券として
の定期券が一括または1枚ずつ投入され、反転部38及
び第1保留部42に一時的に保留されているとする。こ
のとき、サイズの大きい乗車券媒体から順に、即ち定期
券、普通乗車券の順に第1保留部42から排出され主搬
送路32上を搬送される。
【0058】まず最初に、振分ゲート62により保留部
61へ定期券が取り込まれる。取り込まれた定期券が券
検知センサ63により検知されると、搬送機構64の駆
動が停止され、保留部61の所定位置に定期券が一時的
に保留される。
【0059】続いて、普通乗車券が、先に保留された定
期券の先端とこの普通乗車券の先端が一致するように、
搬送機構64によって搬送され、振分ゲート62による
保留部61への普通乗車券の取り込みが行われる。これ
により定期券の先端と普通乗車券の先端とが一致した状
態で、かつ定期券の上に普通乗車券が重ねられた状態で
保留部61に取り込まれる。保留部61に取り込まれた
普通乗車券および定期券が券検知センサ63により検知
されると、搬送機構64の駆動が停止される。つまり、
保留部61の所定位置に普通乗車券と定期券とが重ねら
れ、かつ先端が一致された状態で一時的に保留されたこ
とになる。
【0060】そして、第1保留部42に乗車券媒体が保
留されていなければ、排出ローラ65が回転され、保留
部61に取り込まれた乗車券媒体がすべて排出口14に
向けて搬送される。
【0061】このようにして重なられた複数の関連乗車
券が排出されると、これら関連乗車券を受け取る者の側
から見て全ての乗車券が確認できる。よって、サイズの
異なる乗車券媒体をサイズ順に揃え一括排出することに
より、スムーズな改札処理が実現できるとともに、乗車
券媒体の取り損ないも防止できる。
【0062】振分ゲート66は、乗車券媒体の種類によ
って排出と回収とに振り分けるゲートである。例えば、
集札の際に、定期券は排出され、駅構内から出場すると
きの普通乗車券は回収される。振分ゲート66により回
収された乗車券媒体は、乗車券媒体の種類に応じて振分
ゲート68により第1集札箱70と第2集札箱72とに
振り分けられ回収される。
【0063】また、この自動改札装置の本体10には、
各部を駆動するためのモータが複数取り付けられておい
る。例えば、乗車券媒体を搬送する搬送ローラを駆動す
るメインモータ(ステッピングモータ、サーボモータな
ど)74、乗車券媒体を排出口14に搬送するインダク
ションモータ78が設けられている。
【0064】図3は、図1および図2で説明した自動改
札装置の制御系を概略的に示すブロック図である。自動
改札装置は、CPU100により全体が制御される。こ
のCPU100には、CPU100の制御プログラムを
記憶しているROM102と、乗車券媒体から読み取っ
た情報の記憶および制御プログラムのバッファとして情
報を記憶するRAM104と、入場駅からこの自動改札
装置の設置駅までの運賃情報を記憶している運賃メモリ
106と、読取ヘッド36aおよび36bを制御する読
取回路108と、書込ヘッド46を制御する書込回路1
10と、読取ヘッド48を制御する読取回路112など
が接続されている。このCPU100は、読取ヘッド3
6aまたは36bで読み取られた情報を基にして通行の
可否判定処理を行うとともに、乗車券媒体の種類を識別
する。
【0065】また、このCPU100には、振分けゲー
ト39、43、51、59、62、66、および68な
どを制御する振分け制御回路114と、サーマルヘッド
56、58を制御するプリンタ制御回路116と、第1
保留部42の駆動を制御する第1保留部制御回路11
7、サイズ検知センサ35、第1券検知センサ54およ
び第2券検知センサ63、投入口センサ90、排出口セ
ンサ92などの各センサからの信号を基に乗車券媒体の
搬送状況を検知する検知回路118、乗車券媒体を搬送
するメインモータ74を制御する搬送制御回路120
と、人間検知センサ24からの出力により乗車券媒体の
投入者の通過を検知する通過検知回路122と、ドア部
20を駆動するドア開閉機構124を制御するドア制御
回路126などが接続されている。CPU100は、サ
イズ検知センサ35からの検知信号に基づいて、乗車券
媒体のサイズを検知する。
【0066】さらに、このCPU100には、通路案内
表示部13、投入口近傍表示部16、および排出口近傍
表示部18などの各表示部を制御する表示制御回路12
8と、表示器26を制御する表示器制御回路130と、
パンチ処理部50および52を制御するパンチ処理制御
回路132と、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ
制御回路134と、第2保留部60の駆動を制御する第
2保留部制御回路136と、複数の自動改札装置を一括
して監視する監視盤140と接続するための監視盤イン
ターフェース138などが接続されている。
【0067】次に、通行判定処理について説明する。こ
の通行判定処理による改集札処理は、自動改札装置本体
に備えられているCPU100により制御される。
【0068】以下、図4のフローチャートを参照して、
通行判定処理による改集札処理について説明する。改集
札処理は、乗車券媒体の投入により開始される。
【0069】まず、投入口12に設けられたシャッタ2
8が開き、投入口12への乗車券媒体の投入が許可され
る(ST10)。投入口12に対して乗車券媒体が投入
されると、投入口センサ90により乗車券媒体が検知さ
れ、シャッタ28が閉じることにより、次の乗車券媒体
の投入が禁止される。投入された乗車券媒体が1枚だけ
の場合には、この1枚の乗車券媒体が取込ローラ33に
より主搬送路32に取り込まれる。投入された乗車券媒
体が複数枚の場合には、これら複数枚の乗車券媒体を分
離して、1枚ずつ取込ローラ33により主搬送路32に
取り込まれる。取込ローラ33により取り込まれた乗車
券媒体は、整列部34によって整列される。
【0070】この整列された乗車券媒体は、主搬送路3
2を搬送され、この乗車券媒体に記録されている磁気デ
ータが読取ヘッド36aおよび36bによって読み取ら
れる(ST11)。この時、読取ヘッド36a及び36
bのいずれの読取ヘッドによって乗車券媒体に記録され
ている磁気データを読み取ったかを判断することによ
り、取り込んだ乗車券媒体が表面投入されたものか、裏
面投入されたものかが判断される。
【0071】複数枚の乗車券媒体が投入された場合に
は、第1保留部42及び反転部38により各乗車券媒体
が一時的に保留される(ST12)。この時、裏面投入
された乗車券媒体は、反転部38で反転処理が施された
後、第1保留部42のいずれかの保留路44に保留され
る。そして、第1保留部42のすべての保留路44に乗
車券媒体が保留され、且つ最後の1枚が投入口センサ9
0により検知されている場合には、この乗車券媒体が反
転部38の反転路40に保留される。
【0072】なお、この通行判定処理では、一括投入さ
れた乗車券媒体が1枚だけの場合には、乗車券媒体は、
主搬送路32を搬送され、第1保留部42に保留される
ことなく、乗車券媒体に対して後段の処理が実行され
る。
【0073】そして、すべての乗車券媒体から読み取っ
たすべての情報を照合し、読み取った情報の内容が判定
される(ST13)。すなわち、乗車券媒体の情報の読
取が不能な場合には、投入された券が異常券であると判
断され(ST14、NO)、乗車券媒体の所有者の通行
を阻止するためにドア部20を即座に閉鎖する(ST1
5)とともに、表示器26により警報を表示する(ST
16)。
【0074】そして、この異常券と判断された券は即座
に排出口14に排出される(ST17)。また、この異
常券と判断された券と同時に一括して投入された券が存
在する場合には、この券も即座に排出口14に排出され
る。
【0075】そして、排出口14に排出された乗車券媒
体がすべて抜き取られると(ST18,YES)、所有
者が自動改札装置の入り口側に戻ったか否かが判断され
る(ST19)。
【0076】そして、所有者が自動改札装置の入り口側
に戻ったことが人間検知センサ24によって判断される
と(ST19,YES)、表示器26の警報動作をリセ
ットし(ST20)、ドア部20を開放する(ST2
1)。
【0077】投入された券が異常券でないと判定された
場合には、一括投入された乗車券媒体による通行判定処
理が行われる。通行判定処理では、投入された乗車券媒
体に対して、改札処理を施すべきかまたは集札処理を施
すべきかの判定、乗車区間および乗車期限などが有効で
あるか否かなどの判定、投入された乗車券媒体が印刷処
理が必要な第1種乗車券媒体かまたは印刷処理が不要な
第2種乗車券媒体かの判定を実行する。
【0078】通行判定処理の結果、乗車券媒体の所有者
の通行が許可されるときには(ST14、YES)、ド
ア部20による通行阻止は行われない。そして、通行判
定処理の判定結果に基づいて、投入された乗車券媒体に
対して、改札処理を施すべきかまたは集札処理を施すべ
きかを判定する(ST22)。
【0079】続いて、乗車券媒体に対して改札処理を施
す場合(ST22、YES)には、第1保留部42に保
留された乗車券媒体の排出処理が開始される。すなわ
ち、第1保留部42に保留されている乗車券媒体は、例
えばサイズの大きい順に主搬送路32に送り出される。
【0080】このとき、データの書込が必要な乗車券媒
体には、所定の情報が書込ヘッド46により書き込まれ
る(ST23)。そして、書き込まれたデータは、読取
ヘッド48により読み取られ、書き込まれた内容が確認
される(ST24)。
【0081】また、このとき、パンチ処理が必要な乗車
券媒体には、パンチ処理部50によりパンチ処理が施さ
れる(ST25)。そして、通行判定処理の判定結果に
基づいて、投入された乗車券媒体が第1乗車券媒体であ
るか第2種乗車券媒体であるかが判定される(ST2
6)。
【0082】上述した種々の処理が施された乗車券媒体
が第1乗車券媒体である場合には(ST26,YE
S)、乗車券媒体すなわち第1種乗車券媒体は、いずれ
かのサーマルヘッド56、または58によって、表面ま
たは裏面に所定の情報が印刷処理される(ST27)。
【0083】必要に応じた処理がなされた乗車券媒体
は、第2保留部に取り込まれる。一方、通行判定処理の
結果に基づいて、投入された乗車券媒体が第2種乗車券
媒体である場合には(ST26,NO)、そのまま主搬
送路32を搬送され、印刷処理が施されない。
【0084】そして、第2種乗車券媒体は、主搬送路3
2を搬送され、第2保留部60に取り込まれる。第1保
留部42から搬送されてくる乗車券媒体がまだ存在する
ときには、続けて第2保留部60に取込まれる。そし
て、取込まれた乗車券媒体の先端を揃えて一時的に保留
される。
【0085】第1保留部42から搬送されてくる乗車券
媒体が存在しないときには、第2保留部60により揃え
られた乗車券媒体がすべて排出口14に搬送される(S
T28)。このとき、すべての乗車券媒体は、取り損な
われないように、すなわちサイズの小さい乗車券媒体が
サイズの大きい乗車券媒体の影に隠れないような状態に
揃えられて排出される。
【0086】そして、乗車券媒体の所有者すなわち旅客
が自動改札装置を通過したかいなかが判断され(ST2
9)、旅客の通過が完了した場合には(ST29、YE
S)、通過した旅客数を1カウントする(ST30)。
【0087】一方、乗車券媒体に対して集札処理を施す
場合(ST22、NO)には、乗車券媒体の種類によっ
て異なる処理を施す。すなわち、乗車券媒体が定期券の
場合には(ST31,YES)、印刷処理やパンチ処理
を施すことなく主搬送路32を排出口14側の第2保留
部60に向けて搬送させる。
【0088】また、印刷処理を施す必要があり、旅客に
返却する必要がある第1種乗車券媒体である場合には
(ST32,YES)、乗継券などの乗車券媒体すなわ
ち第1種乗車券媒体は、いずれかのサーマルヘッド56
または58により乗車券媒体の表面または裏面に、乗継
駅にて途中下車再入場可能の旨のメッセージなどの情報
が印刷処理される(ST27)。
【0089】必要に応じた処理がなされた乗車券媒体
は、第2保留部に取り込まれる。一方、乗車券媒体が定
期券以外の第2種乗車券媒体、すなわち旅客に返却する
必要が無い乗車券媒体である場合には(ST32,N
O)、そのまま主搬送路32を搬送され、振分ゲート6
6及び68により振り分けられ、第1集札箱70または
第2集札箱72に集札される(ST33)。
【0090】そして、乗車券媒体の所有者すなわち旅客
が自動改札装置を通過したかいなかが判断され(ST2
9)、旅客の通過が完了した場合には(ST29、YE
S)、通過した旅客数を1カウントする(ST30)。
【0091】以上のようなステップにより、乗車券媒体
の改札及び集札処理が実行される。次に、複数枚投入さ
れた乗車券媒体を一時的に保留して通行判定処理を実行
した後、保留が解除され、次客の乗車券媒体が保留され
るまでの制御工程について説明する。
【0092】ここでは、3本の保留路を有する第1保留
部と、反転路を有する反転部とを使用して、最大4枚の
乗車券媒体の一括投入を受け付けることが可能な自動改
札装置について説明する。なお、保留路を増やすことに
より、一括投入可能な乗車券媒体の枚数を増やせること
は言うまでもない。
【0093】図5は、反転部38及び第1保留部42に
おける乗車券媒体の搬送経路を説明するための図であ
る。図6の(a)乃至(f)は、それぞれ複数枚投入さ
れた場合の乗車券媒体の搬送経路を示す図である。
【0094】図5に示したように、読取ヘッド36a及
び36bを通過した乗車券媒体Tは、主搬送路32上の
搬送経路Aを搬送される。そして、この主搬送路32上
を搬送された乗車券媒体Tは、第1保留部42の第1保
留路44a、第2保留路44b、第3保留路44c、及
び反転部38の反転路すなわち第4保留路40のいずれ
かに取り込まれる。
【0095】乗車券媒体が主搬送路32から第1保留路
44aに取り込まれる場合には、搬送経路Bを介して搬
送される。そして、ストッパ45aが第1保留路44a
を遮断することにより、搬送された乗車券媒体T1が保
留される。
【0096】乗車券媒体が主搬送路32から第2保留路
44bに取り込まれる場合には、搬送経路Cを介して搬
送される。そして、ストッパ45bが第2保留路44b
を遮断することにより、搬送された乗車券媒体T2が保
留される。
【0097】乗車券媒体が主搬送路32から第3保留路
44cに取り込まれる場合には、搬送経路Dを介して搬
送される。そして、ストッパ45cが第3保留路44c
を遮断することにより、搬送された乗車券媒体T3が保
留される。
【0098】乗車券媒体が主搬送路32から反転路すな
わち第4保留路40に取り込まれる場合には、搬送経路
Eを介して搬送される。そして、ストッパ41が第4保
留路40を遮断することにより、搬送された乗車券媒体
T4が保留される。第4保留路40に保留された乗車券
媒体が反転処理を必要とする場合には、搬送経路Fを介
して搬送されることにより、乗車券媒体の表裏が反転さ
れる。
【0099】第1保留路44aに保留された乗車券媒体
T1は、ストッパ45aが第1保留路44aを開放した
際に、搬送経路Gを介して排出路47に導かれ、主搬送
路32上の搬送経路Kに戻される。
【0100】第2保留路44bに保留された乗車券媒体
T2は、ストッパ45bが第2保留路44bを開放した
際に、搬送経路Hを介して排出路47に導かれ、主搬送
路32上の搬送経路Kに戻される。
【0101】第3保留路44cに保留された乗車券媒体
T3は、ストッパ45cが第3保留路44cを開放した
際に、搬送経路Iを介して排出路47に導かれ、主搬送
路32上の搬送経路Kに戻される。
【0102】第4保留路40に保留された乗車券媒体T
4は、反転処理を必要としない場合には、ストッパ41
が第4保留路40を開放した際に、搬送経路Jを介して
排出路47に導かれ、主搬送路32上の搬送経路Kに戻
される。また、反転処理を必要とする場合には、ストッ
パ41が第4保留部40を開放せずに、搬送経路Fを介
して主搬送路32上に戻される。
【0103】図6の(a)に示したように、一括して投
入された乗車券媒体が1枚であって、且つ磁気記録面が
主搬送路32の下を向いた状態すなわち表面投入された
状態である場合、この乗車券媒体は、搬送経路A→搬送
経路Kの順に搬送される。
【0104】すなわち、この乗車券媒体は、搬送経路A
から、主搬送路32上を搬送され続け、搬送経路Kを通
って、書込みヘッド46及び読取ヘッド48に向けて搬
送される。
【0105】図6の(b)に示したように、一括して投
入された乗車券媒体が1枚であって、且つ磁気記録面が
主搬送路32の上を向いた状態すなわち裏面投入された
状態である場合、この乗車券媒体は、搬送経路A→搬送
経路E→搬送経路F→搬送経路Kの順に搬送される。
【0106】すなわち、この乗車券媒体は、反転処理さ
れる必要がある。このため、この乗車券媒体は、搬送経
路Aから、搬送経路Eを介して反転部38の反転路40
に取り込まれる。そして、この乗車券媒体は、搬送経路
Fを介して主搬送路32に戻されることにより、表裏が
反転される。そして、この乗車券媒体は、搬送経路Kを
通って、書込みヘッド46及び読取ヘッド48に向けて
搬送される。
【0107】図6の(c)に示したように、一括して投
入された乗車券媒体が2枚であって、且つすべての乗車
券媒体の磁気記録面が下を向いた表面投入された状態で
ある場合、1枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経
路Bの順に搬送され、第1保留路44aに一時的に保留
される。2枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経路
Cの順に搬送され、第2保留路44bに一時的に保留さ
れる。
【0108】そして、1枚目の乗車券媒体の保留が解除
される際には、この乗車券媒体は、搬送経路G→搬送経
路Kの順に搬送され、書込みヘッド46及び読取ヘッド
48に向けて搬送される。2枚目の乗車券媒体の保留が
解除される際には、この乗車券媒体は、搬送経路H→搬
送経路Kの順に搬送され、書込みヘッド46及び読取ヘ
ッド48に向けて搬送される。
【0109】なお、2枚の乗車券媒体のうち少なくとも
1枚が裏面投入された状態である場合には、搬送経路A
を搬送された乗車券媒体を反転部38によって表裏を反
転させた後、各乗車券媒体を保留すればよい。すなわ
ち、1枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経路E→
搬送経路F→搬送経路Bの順に搬送され、第1保留路4
4aに保留される。また、2枚目の乗車券媒体は、搬送
経路A→搬送経路E→搬送経路F→搬送経路Cの順に搬
送され、第2保留路44bに保留される。
【0110】図6の(d)に示したように、一括して投
入された乗車券媒体が3枚であって、且つすべての乗車
券媒体の磁気記録面が下を向いた表面投入された状態で
ある場合、1枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経
路Bの順に搬送され、第1保留路44aに一時的に保留
される。2枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経路
Cの順に搬送され、第2保留路44bに一時的に保留さ
れる。3枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経路D
の順に搬送され、第3保留路44cに一時的に保留され
る。
【0111】そして、1枚目の乗車券媒体の保留が解除
される際には、図6の(c)に示した場合と同様に、こ
の乗車券媒体は、搬送経路G→搬送経路Kの順に搬送さ
れる。2枚目の乗車券媒体は、搬送経路H→搬送経路K
の順に搬送される。また、3枚目の乗車券媒体は、搬送
経路I→搬送経路Kの順に搬送される。
【0112】なお、3枚の乗車券媒体のうち少なくとも
1枚が裏面投入された状態である場合も、図6の(c)
に示した場合と同様に、搬送経路Aを搬送された乗車券
媒体を反転部38によって表裏を反転させた後、各乗車
券媒体を保留すればよい。
【0113】図6の(e)に示したように、一括して投
入された乗車券媒体が4枚であって、且つすべての乗車
券媒体の磁気記録面が下を向いた表面投入された状態で
ある場合、1枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経
路Bの順に搬送され、第1保留路44aに一時的に保留
される。2枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経路
Cの順に搬送され、第2保留路44bに一時的に保留さ
れる。3枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経路D
の順に搬送され、第3保留路44cに一時的に保留され
る。4枚目の乗車券媒体は、搬送経路A→搬送経路Eの
順に搬送され、第4保留路40に一時的に保留される。
【0114】そして、1枚目の乗車券媒体の保留が解除
される際には、図6の(c)に示した場合と同様に、こ
の乗車券媒体は、搬送経路G→搬送経路Kの順に搬送さ
れる。2枚目の乗車券媒体は、搬送経路H→搬送経路K
の順に搬送される。また、3枚目の乗車券媒体は、搬送
経路I→搬送経路Kの順に搬送される。さらに、4枚目
の乗車券媒体は、搬送経路J→搬送経路Kの順に搬送さ
れる。
【0115】なお、4枚の乗車券媒体のうち少なくとも
一枚が裏面投入された状態である場合も、図6の(c)
に示した場合と同様に、搬送経路Aを搬送された乗車券
媒体を反転部38によって表裏を反転させた後、各乗車
券媒体を保留すればよい。
【0116】図6の(f)に示したように、一括して投
入された乗車券媒体が4枚であって、且つ最初の3枚目
までの乗車券媒体の磁気記録面が下を向いた表面投入さ
れた状態であり、最後の1枚の乗車券媒体の磁気記録面
が上を向いた裏面投入された状態である場合、図6の
(e)に示した場合と同様に、1枚目の乗車券媒体は、
搬送経路A→搬送経路Bの順に搬送され、第1保留路4
4aに一時的に保留される。2枚目の乗車券媒体は、搬
送経路A→搬送経路Cの順に搬送され、第2保留路44
bに一時的に保留される。3枚目の乗車券媒体は、搬送
経路A→搬送経路Dの順に搬送され、第3保留路44c
に一時的に保留される。4枚目の乗車券媒体は、搬送経
路A→搬送経路Eの順に搬送され、第4保留路40に一
時的に保留される。
【0117】そして、1枚目の乗車券媒体の保留が解除
される際には、図6の(e)に示した場合と同様に、こ
の乗車券媒体は、搬送経路G→搬送経路Kの順に搬送さ
れる。2枚目の乗車券媒体は、搬送経路H→搬送経路K
の順に搬送される。また、3枚目の乗車券媒体は、搬送
経路I→搬送経路Kの順に搬送される。4枚目の乗車券
媒体は、表裏を反転させる必要があるため、搬送経路F
→搬送経路Kの順に搬送される。
【0118】なお、最初も3枚の乗車券媒体のうち少な
くとも1枚が裏面投入された状態である場合も、図6の
(c)に示した場合と同様に、搬送経路Aを搬送された
乗車券媒体を反転部38によって表裏を反転させた後、
各乗車券媒体を保留すればよい。
【0119】このように、複数枚の乗車券媒体が一括し
て投入された場合には、最初に搬送された乗車券媒体
は、優先的に第1保留部のいずれかの保留路に保留され
るように制御されている。これは、後に処理する乗車券
媒体が反転処理を必要とする可能性があるためであり、
反転部が駆動可能な状態に維持しておく必要があるから
である。これにより、反転部には、一括処理可能な乗車
券媒体のうちの最後の乗車券媒体のみを保留するように
制御されている。
【0120】次に、前客の乗車券媒体を処理しつつ次客
の乗車券媒体を処理して、改札効率を向上するための制
御工程について説明する。図7の(a)には、前客が投
入した乗車券媒体、分離順序、保留解除の順序、次客が
投入した乗車券媒体、及び次客が投入した乗車券媒体の
分離順序の一例が示されている。
【0121】この実施の形態では、前客が投入した4枚
の乗車券媒体A1乃至A4がすべて第1乃至第4保留路
に保留され、通行判定処理の結果、通行化と判断された
場合に、次客の乗車券媒体B1乃至B4の投入を受け付
けるものとする。
【0122】前客が一括投入した乗車券媒体A1、A
2、A3、A4は、図7の(a)に示したような分離順
序にしたがって、すなわちA4、A3、A2、A1の順
で分離され、それぞれ第4保留路、第3保留路、第2保
留路、第1保留路に保留されるものとする。
【0123】そして、第4保留路に保留された乗車券媒
体A1、第1保留路に保留された乗車券媒体A4、第3
保留路に保留された乗車券媒体A2、第2保留路に保留
された乗車券媒体A3の順に保留の解除が実行されるも
のとする。
【0124】また、次客が一括投入した4枚の乗車券媒
体は、B4、B3、B2、B1の順に分離されて搬送さ
れるものとする。この制御工程では、図7の(b)に示
したように、まず、前客が投入した4枚の乗車券媒体A
1乃至A4がそれぞれ第1乃至第4保留路に保留される
(ST101)。この時、4枚の乗車券媒体は、図6の
(e)または(f)に示したような搬送経路を経て搬送
され、それぞれ保留される。
【0125】そして、読取ヘッド36aまたは36bに
よって読み取られた乗車券媒体の情報に基づいて、通行
判定処理が実行される。そして、通行化と判定された場
合には、次客の乗車券媒体の一括投入が許可される。そ
して、次客の乗車券媒体が投入口12から投入される。
【0126】また、通行判定処理において、通行化と判
定された場合には、第1乃至第4保留路にそれぞれ保留
されている前客の乗車券媒体がそれぞれ所定の順序にし
たがって排出される。すなわち、大きさの順、あるい
は、後段の処理を必要とするか否かの判断に基づいた順
序で、各保留路の保留が解除される。
【0127】そして、まず、最初に保留解除される第4
保留路40に保留されていた乗車券媒体A1が排出さ
れ、続いて、2番目に保留解除される第1保留路44a
に保留されていた乗車券媒体A4が排出される(ST1
02)。これにより、第4保留路40及び第1保留路4
4aが空となる。
【0128】このように、反転部38としての第4保留
路40のほかに、第1保留部42のいずれかの保留路4
4a,44b,44cが空となった時点で、次客が投入
した乗車券媒体の分離及び搬送が許可される。これは、
次客が投入した乗車券媒体のうち、最初に分離搬送した
乗車券媒体が裏面投入の場合、反転部において反転処理
を施した後に第1保留部42のいずれかの保留路44
a,44b,44cで保留するためである。
【0129】そして、第4保留路40と第1保留路44
aとが空となった時点で、次客が投入した乗車券媒体の
うち、最初に分離された乗車券媒体B4が搬送され、読
取ヘッド36aまたは36bで情報が読み取られる。そ
して、この乗車券媒体は、裏面投入の場合には、第4保
留路すなわち反転部38の反転路40において反転処理
が施された後、第1保留路44aに搬送され、保留され
る。また、表面投入の場合には、この乗車券媒体は、反
転処理されることなく、直接第1保留路44aに搬送さ
れて保留される(ST103)。
【0130】そして、前客の乗車券媒体のうち、3番目
に保留解除される第3保留路44cに保留されていた乗
車券媒体A2が排出される(ST104)。これによ
り、第3保留路44cが空となる。
【0131】そして、次客の乗車券媒体のうち、2番目
に分離された乗車券媒体B3が搬送され、読取ヘッド3
6aまたは36bで情報が読み取られた後、必要に応じ
て反転部38において反転処理が施され、空となった第
3保留路44cに搬送されて保留される(ST10
5)。
【0132】そして、前客の乗車券媒体のうち、4番目
に保留解除される第2保留路44bに保留されていた乗
車券媒体A3が排出される(ST106)。これによ
り、第2保留路44bが空となる。
【0133】そして、次客の乗車券媒体のうち、3番目
に分離された乗車券媒体B2が搬送され、読取ヘッド3
6aまたは36bで情報が読み取られた後、必要に応じ
て反転部38において反転処理が施され、空となった第
2保留路44bに搬送されて保留される(ST10
7)。
【0134】そして、次客の乗車券媒体のうち、最後に
分離された4枚目の乗車券媒体B1が搬送され、読取ヘ
ッド36aまたは36bで情報が読み取られた後、反転
部38の反転路すなわち第4保留路40に搬送されて保
留される(ST108)。
【0135】このようにして、前客が投入した乗車券媒
体を順次、下流側に向けて排出処理する一方で、反転路
としての第4保留路のほかに他の保留路が空となった場
合には、次客が投入した乗車券媒体の分離搬送を順次開
始させる。そして、分離搬送された次客の乗車券媒体
は、空となった第4保留路以外の保留路に順次保留され
る。
【0136】そして、前客の乗車券媒体は、後段のすべ
ての処理が施された後に、第2保留部において大きさの
順に積層され、排出口14から一括して排出される。一
方、次客の乗車券媒体は、各保留路にそれぞれ保留さ
れ、通行判定処理が施された後、順次排出される。
【0137】上述したような制御工程を実行することに
より、前客の乗車券媒体を処理しつつ次客の乗車券媒体
を並列的に処理することが可能となり、改札処理時間を
短縮することができる。また、単位時間当たりの改札処
理効率を向上することが可能となる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、改札処理時間を短縮して単位時間当たりの改札処理
効率を向上できる自動改札装置及び自動改札方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施の形態に係る自動改
札装置の外観を概略的に示す図である。
【図2】図2は、図1に示した自動改札装置の内部機構
を概略的に示す図である。
【図3】図3は、図1に示した自動改札装置の制御系を
概略的に示すブロック図である。
【図4】図4は、この発明の自動改札装置に適用される
通行判定処理による改集札処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】図5は、反転部及び第1保留部における乗車券
媒体の搬送経路を説明するための図である。
【図6】図6の(a)乃至(f)は、それぞれ複数枚投
入された場合の乗車券媒体の搬送経路を示す図である。
【図7】図7の(a)は、前客が投入した乗車券媒体、
分離順序、保留解除の順序、次客が投入した乗車券媒
体、及び次客が投入した乗車券媒体の分離順序の一例を
示し、図7の(b)は、この発明の乗車券媒体の搬送方
法を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10…自動改札装置本体 12…投入口 14…排出口 32…主搬送路 36a、36b…読取ヘッド 38…反転部 40…反転路 41…ストッパ 42…第1保留部 44…保留路 46…書込ヘッド 47…排出路 48…読取ヘッド 56b…インク収容部 60…第2保留部 100…CPU 117…第1保留部制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体が前記第
    1の向きであるか第2の向きであるかを判断するととも
    に、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
    読取手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び第
    2保留部を有する保留手段と、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であっ
    て、前記保留手段の第1保留部及び第2保留部の少なく
    とも一方が空である場合には、前記受取手段による次の
    乗車券媒体の受け取りを許可する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  2. 【請求項2】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体が前記第
    1の向きであるか第2の向きであるかを判断するととも
    に、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
    読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、 前記読取手段により前記第1の向きであると判断された
    乗車券媒体または前記反転手段により第2の向きから第
    1の向きに反転された乗車券媒体を前記搬送手段から1
    枚取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び
    第2保留部を有し、それぞれの保留部で保留された前記
    乗車券媒体をそれぞれ所定のタイミングで前記第1の向
    きで前記搬送手段に戻す保留手段と、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であっ
    て、前記保留手段の第1保留部及び第2保留部の少なく
    とも一方が空である場合には、前記受取手段による次の
    乗車券媒体の受け取りを許可する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  3. 【請求項3】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体が前記第
    1の向きであるか第2の向きであるかを判断するととも
    に、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
    読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させるとともに、前
    記受取手段によって受け取られた複数の乗車券媒体のう
    ち、前記搬送手段によって最後に搬送された1枚の乗車
    券媒体を一時的に保留する反転手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び第
    2保留部を有する保留手段と、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であっ
    て、前記反転手段が空であるとともに前記保留手段の第
    1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空である場
    合には、前記受取手段による次の乗車券媒体の受け取り
    を許可する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  4. 【請求項4】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体が前記第
    1の向きであるか第2の向きであるかを判断するととも
    に、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
    読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させるとともに、前
    記受取手段によって受け取られた複数の乗車券媒体のう
    ち、前記搬送手段によって最後に搬送された1枚の乗車
    券媒体を一時的に保留する反転手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び第
    2保留部を有する保留手段と、 前記反転手段、及び前記保留手段の第1保留部及び第2
    保留部に一時的に保留されている前記乗車券媒体を前記
    読取手段により読み取られたデータに基づいて所定の順
    番で前記搬送手段に排出させる排出手段と、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であっ
    て、前記反転手段が空であるとともに前記保留手段の第
    1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空である場
    合には、前記受取手段による次の乗車券媒体の受け取り
    を許可する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  5. 【請求項5】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体のサイズ
    を検知するサイズ検知手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体が前記第
    1の向きであるか第2の向きであるかを判断するととも
    に、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
    読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させるとともに、前
    記受取手段によって受け取られた複数の乗車券媒体のう
    ち、前記搬送手段によって最後に搬送された1枚の乗車
    券媒体を一時的に保留する反転手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び第
    2保留部を有する保留手段と、 前記反転手段、及び前記保留手段の第1保留部及び第2
    保留部に一時的に保留されている前記乗車券媒体を、前
    記サイズ検知手段による検知結果に基づいてサイズが大
    きい順に前記搬送手段に排出させる排出手段と、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であっ
    て、前記反転手段が空であるとともに前記保留手段の第
    1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空である場
    合には、前記受取手段による次の乗車券媒体の受け取り
    を許可する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  6. 【請求項6】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体のサイズ
    を検知するサイズ検知手段と、 前記搬送手段により搬送された前記乗車券媒体が前記第
    1の向きであるか第2の向きであるかを判断するととも
    に、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る
    読取手段と、 前記読取手段により読み取られたデータに基づいて改札
    処理を行う改札手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させるとともに、前
    記受取手段によって受け取られた複数の乗車券媒体のう
    ち、前記搬送手段によって最後に搬送された1枚の乗車
    券媒体を一時的に保留する反転手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んで一時的に保留するとともに、第1経路を介し
    て前記搬送手段に前記第1の向きで前記乗車券媒体を排
    出する第1保留手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んで一時的に保留するとともに、前記第1経路と
    は異なる第2経路を介して前記搬送手段に前記第1の向
    きで前記乗車券媒体を排出する第2保留手段と、 前記反転手段、前記保留手段の第1保留手段、及び第2
    保留手段に一時的に保留されている前記乗車券媒体を、
    前記サイズ検知手段による検知結果に基づいてサイズが
    大きい順に前記搬送手段に排出させる排出手段と、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であっ
    て、前記反転手段が空であるとともに前記保留手段の第
    1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空である場
    合には、前記受取手段による次の乗車券媒体の受け取り
    を許可する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  7. 【請求項7】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されれた前記乗車券媒体が前記
    第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとと
    もに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取
    る読取手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び第
    2保留部を有する保留手段と、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていない場合であっ
    て、前記保留手段の第1保留部及び第2保留部の少なく
    とも一方が空である場合には、前記受取手段による次の
    乗車券媒体の受け取りを許可し、空である前記第1保留
    部及び第2保留部のいずれか一方から順に次の乗車券媒
    体を保留させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  8. 【請求項8】第1の向き及び第2の向きの複数の乗車券
    媒体を一括して受け取る受取手段と、 前記受取手段により受け取られた乗車券媒体を1枚ずつ
    分離して一方向に搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されれた前記乗車券媒体が前記
    第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとと
    もに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取
    る読取手段と、 前記読取手段により前記第2の向きであると判断された
    乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、 前記搬送手段から1枚の前記第1の向きの乗車券媒体を
    取り込んでそれぞれ一時的に保留する第1保留部及び第
    2保留部を有する保留手段と、を備えた自動改札装置に
    おいて、 前記受取手段に乗車券媒体が残っているか否かを判断
    し、 前記受取手段に乗車券媒体が残っていないと判断した場
    合には、前記保留手段の第1保留部及び第2保留部の少
    なくとも一方が空であるか否かを判断し、 前記第1保留部及び第2保留部の少なくとも一方が空で
    あると判断した場合には、前記受取手段による次の乗車
    券媒体の受け取りを許可し、 次に受取手段が受け取った乗車券媒体を空である前記第
    1保留部及び第2保留部のいずれか一方から順に保留さ
    せることを特徴とする自動改札方法。
JP9258656A 1997-09-24 1997-09-24 自動改札装置及び自動改札方法 Pending JPH1196411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9258656A JPH1196411A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 自動改札装置及び自動改札方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9258656A JPH1196411A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 自動改札装置及び自動改札方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1196411A true JPH1196411A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17323288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9258656A Pending JPH1196411A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 自動改札装置及び自動改札方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1196411A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11265463A (ja) カード処理装置及び自動改札装置並びにカード処理方法
JPH11265465A (ja) カード処理装置及び自動改札装置並びにカード処理方法
JP2000036063A (ja) カード処理装置およびカード処理方法並びに自動改札装置とその制御方法
JP4363709B2 (ja) 無線カード対応自動改札装置及びその制御方法
JPH1196411A (ja) 自動改札装置及び自動改札方法
JP3215334B2 (ja) 自動改集札装置
JPH11185067A (ja) 自動改札装置及び自動改札方法
JP3839895B2 (ja) 自動改札装置及び改札方法
JP4301610B2 (ja) 自動改札機
JP4091393B2 (ja) 自動改札装置
JP3798471B2 (ja) 自動改集札システム
JP3895823B2 (ja) 自動改札装置
JP3771983B2 (ja) 自動改札装置及び乗車券媒体処理方法
JPH1196413A (ja) 自動改札装置
JPH1196416A (ja) 自動改札装置
JPH11224355A (ja) 自動改札機と自動改札方法
JP4202497B2 (ja) 自動改札装置
JPH0997356A (ja) 自動改札装置
JP3782181B2 (ja) 改札装置及び改札方法
JPH1196414A (ja) 自動改札装置
JPH1196412A (ja) 自動改札装置
JPH10261115A (ja) 自動改札機
JPH10275256A (ja) 自動改札装置と自動改札方法
JPH11265464A (ja) 自動改札装置
JPH1011619A (ja) 自動改集札システム