JP3839895B2 - 自動改札装置及び改札方法 - Google Patents

自動改札装置及び改札方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動改札装置及びこの装置に適用される改札方法に係り、特に、乗降客の所持する乗車券媒体に基づいて自動的に集札処理を行う自動改札装置及びその改札方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄道などの交通機関の駅や種々の施設などの入場口及び出場口には、改札業務の省力化を目的として、自動改札処理及び自動集札処理を行う自動改札装置が設置されている。この自動改札装置は、施設を利用する利用者が入場あるいは出場する際、または施設の乗り換えを行う際、利用者が所持する乗車券媒体を受け入れて検査し、この検査の結果、乗車券媒体が正当であれば利用者の通行を許可し、正当でなければ利用者の通過を阻止する。
【0003】
このような自動改札装置では、施設の入場、出場、あるいは乗り換えの際に、利用者によって投入された乗車券媒体の片面、すなわち印刷処理が施される面の裏面に形成された磁気記録部に記録されている磁気情報、例えば、入場駅情報や料金情報を読み取り、この読み取った情報に基づいて利用者の通行の可否を判定するともに必要に応じて投入された乗車券媒体に磁気情報の記録またはパンチ、印刷などの処理が施されている。
【0004】
ところで、この種の自動改札装置は、乗車券媒体が表面投入、すなわち入場駅情報や料金情報等が印刷処理される面を上に向けて投入された場合でも、乗車券媒体が裏面投入、すなわち入場駅情報や料金情報等の磁気情報が記録される磁気記録部を有する面を上に向けて投入された場合でも磁気情報を読み取れるように、乗車券媒体の搬送路に沿った上下にそれぞれ読取り用の磁気ヘッドが設けられている。
【0005】
また、乗車券媒体の磁気記録部に磁気情報を書き込むための磁気書込み用の磁気ヘッドは、搬送路において、読取り用の磁気ヘッドより下流側であって、且つ搬送路の下方にのみ設けられている。読取り用の磁気ヘッドと書込み用の磁気ヘッドとの間の搬送路には、乗車券媒体の表裏を統一するために表裏反転機構が設けられている。
【0006】
すなわち、乗車券媒体が表面投入または裏面投入されても、搬送路中に読取り用の磁気ヘッドが上下に設けられているために、乗車券媒体の磁気情報を読取ることはできる。しかし、書込み用の磁気ヘッドは、搬送路の下方にしか設けられていないため、裏面投入された乗車券媒体の磁気記録部は、上を向き、この書込みヘッドで磁気情報を書き込むことができない。このため、裏面投入された乗車券媒体は、磁気情報を読取った後に、常に表裏を反転させ、磁気記録部を搬送路の下方に向けるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の自動改札装置において、施設の出場口などに設けられた乗車券媒体を集札する集札用の自動改札装置では、裏面投入された乗車券媒体は、すべて反転機構に導かれ、表裏が反転される。このような反転処理は、定期券のような大きいサイズの乗車券や、エドモンソン券サイズの乗り継ぎ乗車券のように、磁気書込み処理を施した後に排出される乗車券媒体に対しては、必要である。
【0008】
しかしながら、エドモンソン券サイズの乗車券には、普通乗車券のように、磁気書込み処理を施すことなく集札するものがある。このような乗車券媒体は、表裏を反転させる必要はない。
【0009】
この表裏反転処理は、動作に約0.1秒の処理時間を要する。また、反転処理を行うためには、乗車券媒体を反転機構における構造の複雑な部位にまで搬送する必要があり、極度に変形した乗車券媒体においては、券詰りが生じる虞がある。
【0010】
このように、従来の自動改札装置では、乗車券媒体を集札する際に、磁気書込み処理を必要とするか否かにかかわらず、裏面投入されたすべての乗車券媒体に対して反転処理を実行している。このため、エドモンソン券サイズの乗車券媒体のうちで磁気書込み処理を必要とせずにそのまま集札される乗車券に対しても、反転処理を実行していたため、処理時間が長くなる問題がある。また、すべての種類の乗車券媒体に対して反転処理を実行しているため、券詰りの発生確率が高くなるという問題がある。
【0011】
したがって、効率的な集札処理が実行できないといった問題が発生する。
そこで、この発明の目的は、効率的な集札処理を可能とする自動改札装置及びこの自動改札装置に適用される改札方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、
請求項1によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
前記読取手段により読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体に対して前記書込み手段にてデータを書込む必要がない場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0013】
請求項2によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
前記読取手段により読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させることなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0014】
請求項3によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
前記読取手段により読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要がなく且つその乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させることなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0015】
請求項4によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記受取手段により前記第2の向きで受け取られた前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズである場合には、前記受取手段にて第2の向きで受け取られた乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0016】
請求項5によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズである場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0017】
請求項6によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって前記乗車券媒体に対して前記書込み手段にてデータを書込む必要がない場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0018】
請求項7によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって前記乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0019】
請求項8によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要がなく且つその乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0020】
請求項9によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1のまたは第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第1読取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第2の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第2読取手段と、
前記第2読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズである場合には、前記第2読取手段によりデータが読取られた乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0021】
請求項10によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1のまたは第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第1の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第1読取手段と、
前記受取手段により受け取られた前記第2の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第2読取手段と、
前記第2読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
前記第1及び第2読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要がなく且つその乗車券媒体を回収する場合には、前記第2読取手段によりデータが読取られた乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置が提供される。
【0022】
請求項11によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
受け取られた前記乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断し、
前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
前記読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要があるか否かを判断し、
前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つデータを書込む必要があると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つデータを書込む必要がないと判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法が提供される。
【0023】
請求項12によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
受け取られた前記乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断し、
前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
前記読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体を回収するか否かを判断し、
前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ回収しないと判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ回収すると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法が提供される。
【0024】
請求項13によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
受け取られた前記乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを判断し、
受け取られた前記乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断し、
前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ前記第2サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ前記第1サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法が提供される。
【0025】
請求項14によれば、
第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
受け取られた前記乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを判断し、
前記第1の向きで受け取られた前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
前記第2の向きで受け取られた前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
前記乗車券媒体が前記第2の向きでデータが読取られ、且つ前記第2サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
前記乗車券媒体が前記第2の向きでデータが読取られ、且つ前記第1サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法が提供される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明に係る自動改札装置及びこの装置に適用される改札方法の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る自動改札装置の外観を概略的に示す図である。なお、ここでは、自動改札装置は、改札処理及び集札処理をそれぞれ実行できるものとする。
【0027】
この自動改札装置は、複数枚の乗車券媒体の組み合わせ利用に対応できるものである。例えば、新幹線と在来線との乗換駅において、この乗換駅に設置されたこの自動改札装置は、この乗換駅を起点または終点とした在来線の乗車券と、この乗換駅を終点または起点とした新幹線の乗車券および特急券とを受け付け、これらのデータを基にして乗車区間に不正がないかどうかなどをチェックし、改集札処理を行うことができる。
【0028】
以下、このような改集札処理について詳細に説明する。なお、上記した乗車区間の連続したような乗車券媒体を関連乗車券と称する。
自動改札装置の本体10には、駅構内への入場時または駅構外への出場時に乗車券媒体が投入される投入口12と、この投入口12で受入れられた乗車券媒体を排出する排出口14とがそれぞれ設けられている。乗車券媒体には、普通乗車券、定期乗車券、特急乗車券、回数乗車券、プリペイドカードなどの種類があり、このような乗車券媒体には所定の情報、例えば、有効期限情報および乗車可能区間情報が所定の形式で磁気記録されている。
【0029】
この実施の形態では、投入口12が複数枚の乗車券媒体の一括投入を受け付けることができる。投入口12は、勿論、1枚ずつの乗車券媒体の投入も受け付けることができる。複数枚の乗車券媒体の組み合わせとしては、定期乗車券と定期乗車券、定期乗車券と特急乗車券、および定期乗車券と普通乗車券などが考えられる。さらに、この実施の形態の排出口14は、複数枚の乗車券媒体が一括投入された場合に、複数枚一括排出が可能であり、複数枚の乗車券媒体は重ね揃えられて排出される。この一括排出については後に詳しく説明する。
【0030】
投入口12の近傍には、乗車券媒体の投入を阻止するためのシャッタが設けられている。このシャッタは、乗車券媒体が投入されてから所定時間後に他の乗車券媒体投入を所定期間禁止する。このシャッタの働きにより、他人の乗車券媒体が連続して投入されるのを防ぐ。
【0031】
また、投入口12の前方には、利用者に対して種々の案内を表示する投入口近傍表示部16が設けられている。この投入口近傍表示部16は、例えば、プリペイドカードなどの残額を表示する。さらに、投入口12の下部には、この自動改札装置の通路の案内を表示する通路案内表示部13が設けられている。排出口14の前方には、利用者に対して種々の案内を表示する排出口近傍表示部18が設けられている。
【0032】
自動改札装置の本体10の側面部には、閉じることにより乗車券媒体の投入者の通行を阻止するためのドア部20が設けられている。また、自動改札装置の本体10の上部には、自動改札装置の本体10に対応する通路を区別させるための仕切となるフレーム22が設けられている。このフレーム22には小児券の投入、無効券または異常券の投入や機器の異常を知らせるための表示器26が設けられている。さらに、本体10の側面部とフレーム22には、利用者の通過を検知する人間検知センサ24が複数設けられている。人間検知センサ24は、利用者の通過を検知するものであり、透過型、反射型などが用いられる。
【0033】
なお、無効券とは、他の乗車券媒体と組み合わせても使用できない券のことである。例えば、有効期限切れの乗車券媒体がこれに該当する。異常券とは、この自動改札装置で読み取ることができない券である。例えば、記録形式の異なるクレジットカード、磁気記録が施されていない乗車券がこれに該当する。
【0034】
図2は、図1に示した自動改札装置の内部機構を概略的に示す図である。
投入口12と排出口14との間には、投入口12から投入された乗車券媒体を排出口14に搬送する主搬送路32が形成されている。この主搬送路32上には、この搬送路32上を搬送される乗車券媒体を検知するセンサ、例えば、投入口12から投入された乗車券媒体を検知する投入口センサ90、排出口に排出された乗車券媒体を検知する排出口センサ92などが複数設けられている。
【0035】
投入口12から主搬送路32への入口には、乗車券媒体の投入を所定期間禁止するシャッタ28が設けられている。所定期間とは、投入された乗車券媒体が排出口14から受け取られるまでの期間のことである。このシャッタ28は、乗車券媒体が投入された瞬間に閉じるようになっている。これにより、最初に投入された乗車券媒体と、次に投入される乗車券媒体との区別がなされる。
【0036】
主搬送路32の搬送経路上には投入口12から排出口14に沿い順に、一括または1枚ずつ投入された乗車券媒体を1枚ずつ取り込む取込ローラ33、及び、取り込まれた乗車券媒体を整列する整列部34が設けられている。取込ローラ33と整列部34との間には、乗車券媒体のサイズを検知するためのサイズ検知センサ35が設けられている。
【0037】
ここで、乗車券媒体の種類とサイズについて説明する。乗車券媒体には、普通乗車券や乗り継ぎ乗車券等のいわゆるエドモンソン券と称される小型乗車券、定期券およびプリペイドカード等の中型乗車券、及び特急券などの大型乗車券などがある。これらのサイズ(mm単位)は、小型乗車券が30×57.5、中型乗車券が57.5×85、大型乗車券が57.5×120である。
【0038】
サイズ検知センサ35は、これらの乗車券媒体のサイズをセンサ出力に応じて検知するものである。
整列部34では、投入口12に投入された乗車券媒体の所定方向が搬送方向とされ、かつ片側基準となるような整列が施される。
【0039】
主搬送路32における整列部34の下流側には、乗車券媒体が表面投入、すなわち入場駅情報や料金情報等が印刷処理される面を上に向けて投入された場合でも、乗車券媒体が裏面投入、すなわち入場駅情報や料金情報等の磁気情報が記録される磁気記録部を有する面を上に向けて投入された場合でも磁気情報を読み取れるように、乗車券媒体の裏面側に設けられた磁気記録層に磁気記録された情報を読み取る読取ヘッド36aおよび36bが搬送路の上下に設けられている。
【0040】
また、主搬送路32における読取ヘッド36a及び36bの下流側には、乗車券媒体の表裏を統一して送り出す反転部38を含み、情報の書込前に乗車券媒体をプールする書込前プール部42が設けられている。
【0041】
反転部38には、振分ゲート39が設けられており、乗車券媒体の表裏を統一するため、必要に応じて乗車券媒体がこの振分ゲート39により主搬送路32から反転部38に引き込まれる。反転部38に引き込まれた乗車券媒体は、反転路40を搬送されることにより反転されて主搬送路32に戻される。乗車券媒体の反転部38への引き込みの必要性は、乗車券媒体のサイズや読取ヘッド36aまたは36bで読み取られた乗車券媒体の情報で判断される。
【0042】
書込前プール部42は、複数枚の組み合わせによる乗車券媒体の有効性、例えば、乗車可能区間が連続しているか否かをチェックするために、乗車券媒体をプールするものである。
【0043】
この書込前プール部42には、振分ゲート43、プール搬送路44、ストッパ45などが設けられている。乗車券媒体をプールする場合には、振分ゲート43により乗車券媒体が主搬送路からプール搬送路44に引き込まれ、引き込まれた乗車券媒体がストッパ45により停止されることにより、プールされる。このとき、プール搬送路44には乗車券媒体が複数毎重ならないように、つまり1枚ずつ別のプール搬送路44にプールされるように振り分けゲート43が作動される。プールされた乗車券媒体は、必要に応じた所定の順序で主搬送路32に戻される。
【0044】
また、主搬送路32における書込み前プール部42の下流側には、乗車券媒体の裏面に設けられた磁気記録層に所定の磁気情報を記録する書込ヘッド46、書込ヘッド46で記録された情報を確認するための読取ヘッド48、乗車券媒体にパンチ処理を施すパンチ処理部50および52、乗車券媒体の通過を検知する第1券検知センサ54、インクリボン55に含まれるインクを乗車券媒体に熱転写して印刷記録を施すサーマルヘッド56、乗車券媒体の感熱層を加熱することによって発色させて印刷記録を施すサーマルヘッド58、複数枚の乗車券媒体が投入された際に排出する複数枚の乗車券媒体を、例えばサイズの大きい乗車券媒体が下になるように重ねて揃える一括プール部60などが設けられている。
【0045】
感熱層を備えていない乗車券媒体に印字記録が必要な場合、投入された乗車券媒体は、振分ゲート51によりサーマルヘッド56に搬送される。そして、サーマルヘッド56により、インクリボン55からインクが乗車券媒体に転写される。
【0046】
また、感熱層を備えている乗車券媒体に印刷記録が必要な場合には、投入された乗車券媒体は、振分ゲート51によりサーマルヘッド58に搬送される。そして、サーマルヘッド58により、乗車券媒体が加熱され、感熱層が発色されることにより、乗車券媒体に印字記録がなされる。
【0047】
一括プール部60には、プール部61、振分ゲート62、第2券検知センサ63などが設けられいる。この一括プール部60は、サイズの異なる複数の乗車券媒体の一括排出時に特定の乗車券媒体が取り損なわれないように、つまり見落とされないようにこれらサイズの異なる複数の乗車券媒体をサイズ順に並び換えて重ねて揃える機構である。
【0048】
上述したように、小型乗車券、中型乗車券、及び大型乗車券のようなサイズの異なる複数枚の関連乗車券を処理した場合、排出時にこれら関連乗車券を1枚ずつ排出していると、スムーズな改札処理の妨げとなる。ところが、一括してまとめて排出しようとすると、サイズの大きい券の影に隠れてサイズの小さい券が見落とされ、取り損なわれてしまうことがある。
【0049】
そこで、この一括プール部60により、次のようにして乗車券媒体が揃えられ排出される。例えば、小型乗車券としての普通乗車券、及び中型乗車券としての定期券が一括または1枚ずつ投入され、書込前プール部42にプールされているとする。このとき、サイズの大きい乗車券媒体から順に、即ち定期券、普通乗車券の順に書込前プール部42から排出され主搬送路32上を搬送される。
【0050】
まず最初に、大型券が搬送されこの大型券が第1券検知センサ54により検知されると、搬送機構64が駆動され、振分ゲート62によりプール部61への定期券の取り込みが行われる。取り込まれた定期券が第2券検知センサ63により検知されると、搬送機構64の駆動が停止され、プール部61の所定位置に定期券が一時プールされる。
【0051】
次に、第1券検知センサ54により普通乗車券が検知されると、先にプールされた定期券の先端とこの普通乗車券の先端が一致するように、搬送機構64が駆動され、振分ゲート62によるプール部61への普通乗車券の取り込みが行われる。これにより定期券の先端と普通乗車券の先端とが一致した状態で、かつ定期券の上に普通乗車券が重ねられた状態でプール部61に取り込まれる。プール部61に取り込まれた普通乗車券および定期券が第2券検知センサ63により検知されると、搬送機構64の駆動が停止される。つまり、プール部61の所定位置に普通乗車券と定期券とが重ねられ、かつ先端が一致された状態で一時プールされたことになる。
【0052】
そして、書込前プール部42に乗車券媒体がプールされていなければ、排出ローラ65が回転され、プール部61に取り込まれた乗車券媒体がすべて排出口14に向けて搬送される。
【0053】
このようにして重なられた複数の関連乗車券が排出されると、これら関連乗車券を受け取る者の側から見て全ての乗車券が確認できる。よって、サイズの異なる乗車券媒体をサイズ順に揃え一括排出することにより、スムーズな改札処理が実現できるとともに、乗車券媒体の取り損ないも防止できる。
【0054】
振分ゲート66は、乗車券媒体の種類によって排出と回収とに振り分けるゲートである。例えば、集札の際に、定期券は排出され、駅構内から出場するときの普通乗車券は回収される。振分ゲート66により回収された乗車券媒体は、乗車券媒体の種類に応じて振分ゲート68により第1集札箱70と第2集札箱72とに振り分けられ回収される。
【0055】
また、この自動改札装置の本体10には、各部を駆動するためのモータが複数取り付けられておいる。例えば、乗車券媒体を搬送する搬送ローラを駆動するメインモータ(ステッピングモータ、サーボモータなど)74、乗車券媒体を排出口14に搬送するインダクションモータ78が設けられている。
【0056】
図3は、図1および図2で説明した自動改札装置の制御系を概略的に示すブロック図である。
自動改札装置は、CPU100により全体が制御される。このCPU100には、CPU100の制御プログラムを記憶しているROM102と、乗車券媒体から読み取った情報の記憶および制御プログラムのバッファとして情報を記憶するRAM104と、入場駅からこの自動改札装置の設置駅までの運賃情報を記憶している運賃メモリ106と、読取ヘッド36aおよび36bを制御する読取回路108と、書込ヘッド46を制御する書込回路110と、読取ヘッド48を制御する読取回路112などが接続されている。このCPU100は、読取ヘッド36aまたは36bで読み取られた情報を基にして通行の可否判定処理を行うとともに、乗車券媒体の種類を識別する。
【0057】
また、このCPU100には、振分けゲート39、43、51、59、62、66、および68などを制御する振分け制御回路114と、サーマルヘッド56および58を制御するサーマルヘッド制御回路116と、サイズ検知センサ35、第1券検知センサ54および第2券検知センサ63、投入口センサ90、排出口センサ92などの各センサからの信号を基に乗車券媒体の搬送状況を検知する検知回路118、乗車券媒体を搬送するメインモータ74を制御する搬送制御回路120と、人間検知センサ24からの出力により乗車券媒体の投入者の通過を検知する通過検知回路122と、ドア部20を駆動するドア開閉機構124を制御するドア制御回路126などが接続されている。CPU100は、サイズ検知センサ35からの検知信号に基づいて、乗車券媒体のサイズを検知する。
【0058】
さらに、このCPU100には、通路案内表示部13、投入口近傍表示部16、および排出口近傍表示部18などの各表示部を制御する表示制御回路128と、表示器26を制御する表示器制御回路130と、パンチ処理部50および52を制御するパンチ処理制御回路132と、シャッタ28の駆動を制御するシャッタ制御回路134と、一括プール部60の駆動を制御する一括プール制御回路136と、複数の自動改札装置を一括して監視する監視盤140と接続するための監視盤インターフェース138などが接続されている。
【0059】
次に、通行判定処理について説明する。
この通行判定処理は、複数枚の関連乗車券による改集札処理が可能な通行判定処理である。なお、この通行判定処理による改集札処理は、CPU100により制御される。
【0060】
以下、図4乃至図6のフローチャートを参照して、通行判定処理による改集札処理について説明する。
改集札処理は、乗車券媒体の投入により開始される。排出口センサ92により排出された乗車券媒体が検知されなくなると(ST10、YES)、シャッタ28が開き(ST12)、投入口12への乗車券媒体の投入が許可される。つまり、排出口14に排出された乗車券媒体が受け取られると、次の乗車券媒体の投入が許可される。
【0061】
排出口センサ92により排出された乗車券媒体が検知されているときには(ST10、NO)、シャッタ28が閉じ(ST14)、投入口12への次の乗車券媒体の投入が禁止される。これは、排出口14に乗車券媒体が保留されている段階で他の乗車券媒体が投入されることによる、機器の故障または乗車券媒体の受取時の混乱などを防ぐためである。
【0062】
投入口12に対して乗車券媒体が投入されると(ST16、YES)、投入口センサ90により乗車券媒体が検知され(ST18)、シャッタ28が閉じ(ST20)次の乗車券媒体の投入が禁止される。投入された乗車券媒体が1枚だけの場合には、この1枚の乗車券媒体が取込ローラ33により主搬送路32に取り込まれる(ST22)。ST14で投入された乗車券媒体が複数枚の場合には、これら複数枚の乗車券媒体を分離して、1枚ずつ取込ローラ33により主搬送路32に取り込まれる(ST22)。
【0063】
取込ローラ33により取り込まれた乗車券媒体は、整列部34によって整列される(ST24)。この整列された乗車券媒体は、主搬送路32を搬送され、この乗車券媒体に記録されている磁気データが読取ヘッド36aおよび36bによって読み取られる(ST26)。このとき、データの読取が不能な場合には、投入された券が異常券であると判断され(ST28、YES)、この異常券と判断された券は即座に排出される(ST31)。また、この異常券と判断された券と同時に一括して投入された券が存在する場合には、この券も即座に排出される。このように投入された券が異常券であると判断された場合には、自動改札装置の通過は許可されない。
【0064】
投入された券が異常券でない場合には(ST28、NO)、CPU100の判断により、乗車券媒体の表裏が必要であるか否かが判断され(ST30)、必要に応じて反転部38による反転処理が行われる(ST32)。そして、一括投入された乗車券媒体は、1枚ずつ全て書込前プール部42にプールされる(ST32)。この時、投入口センサ90により乗車券媒体が検知されなくなるまで、投入口12に保留された乗車券媒体の取り込み〜書込前プール部42へのプール処理が繰り返される(ST36)。なお、この通行判定処理では、一括投入された乗車券媒体が1枚だけの場合には、乗車券媒体は、主搬送路32を搬送され、書込前プール部42にプールされることなく、乗車券媒体に対して後段の処理が実行される。
【0065】
一括投入された乗車券媒体が全て書込前プール部42にプールされたとき、即ち、一括投入された乗車券媒体媒体のデータが全て読み取られると、一括投入された乗車券媒体による通行判定処理が行われる(ST38)。通行判定処理の内容は、乗車区間および乗車期限などである。
【0066】
通行判定処理の結果、通行が許可されるときには(ST40、YES)、ドア部20による通行阻止は行われない(ST42)。通行が許可されないときには(ST40、NO)、ドア部20により通行が阻止される(ST44)。
【0067】
上述した通行判定処理とともに、書込前プール部42にプールされた乗車券媒体の排出処理が開始される(ST46)。書込前プール部42にプールされている乗車券媒体は、例えばサイズの大きい順に主搬送路32に送り出される。このとき、データの書込が必要な乗車券媒体には(ST48、YES)、所定の情報が書込ヘッド46により書き込まれる(ST50)。書き込まれた情報は、読取ヘッド48により読み取られ、書き込まれた内容が確認される(ST52)。
【0068】
さらに、パンチ処理が必要な乗車券媒体には(ST54、YES)、パンチ処理が施される(ST56)。
必要に応じた処理がなされた乗車券媒体は、主搬送路32を搬送され、第1の券検知センサ54により検知された後、一括プール部60の搬送機構61が駆動され、乗車券媒体がこの一括プール部60に取り込まれる(ST58)。
【0069】
書込前プール部42から搬送されてくる乗車券媒体がまだ存在するときには(ST60、YES)、続けて一括プール部60に取込まれる。そして、取込まれた乗車券媒体の先端を揃えてプールされる。
【0070】
書込前プール部42から搬送されてくる乗車券媒体が存在しないときには(ST60、NO)、一括プール部60により揃えられた乗車券媒体がすべて排出される(ST62)。このとき、すべての乗車券媒体は、取り損なわれないように、即ちサイズの小さい乗車券媒体がサイズの大きい乗車券媒体の影に隠れないような状態に揃えられて排出される。また、排出された乗車券媒体が排出口センサ92により検知されている期間は(ST64)、シャッタ28により次の乗車券媒体の投入が禁止される。
【0071】
このように、上述した実施の形態に係る自動改札装置によれば、複数枚の乗車券媒体を処理する場合には、一括して乗車券媒体が投入され、通行判定処理が行われた後に、投入された乗車券媒体は一括して排出される。
【0072】
なお、集札処理において、普通乗車券は、排出されず、振分ゲート66及び68により第1集札箱70または第2集札箱72に集札される。
次に、乗車券媒体が投入された際、特に、乗車券媒体を集札処理する際に、全ての乗車券媒体の表裏を統一する必要のない場合について説明する。すなわち、乗車券媒体が裏面投入された場合、読取ヘッド36a、36bにより乗車券媒体の磁気データが読み取られた後に、反転部38において乗車券媒体を反転させる必要がない場合がある。
【0073】
集札処理において、投入された乗車券媒体が、定期券やプリペードカードなどの中型券である場合には、図4乃至図6を参照して説明したように、乗車券媒体に対して所定の磁気書き込み処理を施した後、排出する必要がある。このため、裏面投入された乗車券媒体は、反転部38において反転され、裏面、すなわち磁気記録面が書込みヘッド46側に向けられて主搬送路32上を搬送される。
【0074】
一方、集札処理において、投入された乗車券媒体がエドモンソン券サイズの小型乗車券であり、且つ普通乗車券のように磁気書込み処理を必要としない乗車券媒体である場合には、反転部38において反転させる必要がない。
【0075】
このような場合、図7に示したようなフローチャートに基づいて乗車検媒体が処理される。
まず、投入口12から投入された乗車券媒体の主搬送路32への取込み処理が実行される(ST100)。
【0076】
そして、取込みローラ33によって主搬送路32上に導かれた乗車券媒体は、CPU100により、サイズ検知センサ35からの出力信号に基づいてサイズが検知される(ST102)。
【0077】
そして、CPU100により、取込まれた乗車券媒体のサイズがエドモンソン券サイズではないと判断された場合には(ST104、N)、読取りヘッド36a、または36bにより、磁気記録面に記録されているデータを読取る読取り処理が実行される(ST106)。
【0078】
この読取り処理において、読取りヘッド36aでデータを読取った場合、すなわち、乗車券媒体の裏面を上に向けて搬送された場合には(ST108、Y)、CPU100は、乗車券媒体が裏面投入されたものと判断する。そして、乗車券媒体は、反転部38に取込まれ、反転路40を介して主搬送路32に戻すことにより、表裏の反転処理が実行される(ST109)。
【0079】
そして、図5に示した処理工程Aが続いて実行される。
また、読取り処理(ST106)において、読取りヘッド36bで磁気記録面のデータを読取った場合、すなわち、乗車券の表面を上に向けて搬送された場合には(ST108、N)、CPU100は、乗車券媒体が表面投入されたものと判断する。そして、乗車券媒体は、反転部38に取込まれることなく主搬送路32を搬送され、処理工程Aが実行される。
【0080】
つまり、投入された乗車券媒体が定期券やプリペードカードのようなエドモンソン券サイズ以外の乗車券媒体であると判断された場合には、従来の通り、読取り処理によって乗車券媒体の表裏が判別され、裏面で投入されている場合には、反転処理を行うことにより、乗車券媒体の表裏を統一して後段の処理を行う。
【0081】
一方、サイズ検知処理(ST102)により、CPU100が、取込まれた乗車券媒体のサイズはエドモンソン券サイズである判断した場合には(ST104、Y)、読取りヘッド36a、または36bにより、磁気記録面に記録されているデータを読取る読取り処理が実行される(ST110)。
【0082】
この読取り処理において、読取りヘッド36aまたは36bで読取ったデータに基づいて、CPU100は、乗車券媒体の反転処理が必要か否かを判断する(ST112)。
【0083】
すなわち、取込まれた乗車券媒体がエドモンソン券サイズではあるが、後段で磁気書込み処理を必要とし、さらに、排出する必要がある乗車券媒体、例えば乗り継ぎ乗車券などの乗車券媒体である場合には(ST112、Y)、読取りヘッド36a、36bによる読取りデータに基づいて、CPU100は、乗車券媒体が裏面投入されたか否かを判断する(ST108)。
【0084】
そして、この乗車券媒体は、必要に応じて上述したような反転処理(ST109)が実行された後、処理工程Aが実行される。
一方、取込まれた乗車券媒体がエドモンソン券サイズであって、且つ後段の磁気書込みヘッドによる磁気書込み処理を必要とせず、集札される乗車券媒体、例えば、普通乗車券などの特定乗車券媒体の場合には(ST112、N)、乗車券媒体の投入の向きにかかわらず、つまり裏面投入であっても、表面投入であっても反転処理は実行されず、後段の通行判定処理が実行される(ST114)。
【0085】
そして、通行判定処理において、利用者の通行を許可した場合には、CPU100は、振分ゲート66及び68を制御して集札処理を実行する(ST116)。すなわち、特定乗車券媒体は、第1集札箱70または第2集札箱72に搬送され、集札される。
【0086】
つまり、投入された乗車券媒体がエドモンソン券サイズの乗車券媒体であると判断された場合には、その乗車券媒体が磁気書込み処理を必要とするか否かが判断される。
【0087】
そして、磁気書込み処理を必要とするエドモンソン券サイズの乗車券媒体、例えば、乗り継ぎ乗車券は、読取り処理によって乗車券媒体の表裏が判別され、裏面で投入されている場合には、反転処理を行うことにより、乗車券媒体の表裏を統一して後段の処理を行う。
【0088】
一方、磁気書込み処理を必要としないエドモンソン券サイズの特定乗車券媒体、例えば普通乗車券は、乗車券媒体の表裏に関係なく、反転処理は実行されない。つまり乗車券媒体が表面投入されても、または裏面投入されても後段の処理に影響を及ぼさない限り反転処理は実行されない。そして、この特定乗車券媒体は、排出されずに集札される。
【0089】
上述したように、この発明の自動改札装置及びこの自動改札装置に適用される改札方法によれば、乗車券媒体を集札処理する際において、裏面投入、すなわち磁気記録面を上に向けて投入されたエドモンソン券サイズの特定乗車券媒体は、反転部にて表裏反転処理を実行せずに、後段の処理を実行している。したがって、すべての処理が主搬送路上で実行されるため、処理時間を短縮することが可能となり、ラッシュ時などでの装置の処理能力をアップすることができる。
【0090】
また、反転部の構造が複雑であるため、極度に変形した乗車券媒体を反転部に導くと、券詰りが発生する虞があったが、この発明によれば、最も変形しやすい特定乗車券媒体を反転部に導く必要がなくなり、反転部に導く乗車券媒体を限定することができる。このため、券詰りの発生確率が低減され、装置の信頼性が向上されるとともに、効率的な集札処理が実現できる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、効率的な集札処理を可能とする自動改札装置及びこの自動改札装置に適用される改札方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施の形態に係る自動改札装置の外観を概略的に示す図である。
【図2】図2は、図1に示した自動改札装置の内部機構を概略的に示す図である。
【図3】図3は、図1に示した自動改札装置の制御系を概略的に示すブロック図である。
【図4】図4は、この発明の自動改札装置に適用される通行判定処理による改集札処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】図5は、通行判定処理による改集札処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は、通行判定処理による改集札処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図7は、この発明の自動改札装置に適用される集札時における特定乗車券媒体の処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…自動改札装置本体
12…投入口
14…排出口
32…主搬送路
33…取り込みローラ
34…整列部
35…サイズ検知センサ
36a、36b…読取ヘッド
38…反転部
42…書込前プール部
46…書込ヘッド
60…一括プール部
70…第1集札箱
72…第2集札箱
100…CPU

Claims (14)

  1. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
    前記読取手段により読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体に対して前記書込み手段にてデータを書込む必要がない場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  2. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
    前記読取手段により読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させることなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  3. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
    前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
    前記読取手段により読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要がなく且つその乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させることなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  4. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
    前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記受取手段により前記第2の向きで受け取られた前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズである場合には、前記受取手段にて第2の向きで受け取られた乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  5. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズである場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  6. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
    前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって前記乗車券媒体に対して前記書込み手段にてデータを書込む必要がない場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  7. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
    前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって前記乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  8. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1または第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
    前記受取手段により受け取られた乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断するとともに、前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
    前記読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
    前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要がなく且つその乗車券媒体を回収する場合には、前記読取手段により前記第2の向きであると判断された乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  9. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1のまたは第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第1読取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第2の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第2読取手段と、
    前記第2読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズである場合には、前記第2読取手段によりデータが読取られた乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させないように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  10. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取る受取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1のまたは第2の向きの乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを検知するサイズ検知手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第1の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第1読取手段と、
    前記受取手段により受け取られた前記第2の向きの乗車券媒体に記録されているデータを読取る第2読取手段と、
    前記第2読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転させる反転手段と、
    前記第1の向きの乗車券媒体に対してデータを書込む書込み手段と、
    前記第1及び第2読取手段によりデータが読取られた前記乗車券媒体を回収する回収手段と、
    前記サイズ検知手段により検知された乗車券媒体のサイズが前記第1サイズであって、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要がなく且つその乗車券媒体を回収する場合には、前記第2読取手段によりデータが読取られた乗車券媒体を前記反転手段により前記第1の向きに反転させなく前記回収手段にて回収するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする自動改札装置。
  11. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
    受け取られた前記乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断し、
    前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
    前記読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体に対してデータを書込む必要があるか否かを判断し、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つデータを書込む必要があると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つデータを書込む必要がないと判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法。
  12. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
    受け取られた前記乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断し、
    前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
    前記読み取られたデータに基づいて、前記乗車券媒体を回収するか否かを判断し、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ回収しないと判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ回収すると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法。
  13. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
    受け取られた前記乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを判断し、
    受け取られた前記乗車券媒体が前記第1の向きであるか第2の向きであるかを判断し、
    前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ前記第2サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きであると判断され、且つ前記第1サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法。
  14. 第1の向き及び第2の向きの乗車券媒体を受け取り、
    受け取られた前記乗車券媒体のサイズが第1サイズであるか第2サイズであるかを判断し、
    前記第1の向きで受け取られた前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
    前記第2の向きで受け取られた前記乗車券媒体に記録されているデータを読み取り、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きでデータが読取られ、且つ前記第2サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転し、
    前記乗車券媒体が前記第2の向きでデータが読取られ、且つ前記第1サイズであると判断された場合には、前記乗車券媒体を前記第1の向きに反転しないことを特徴とする改札方法。
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