JP4301610B2 - 自動改札機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数枚の券を一括して受け入れて改札処理を行う自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、新幹線を利用する旅客が増加し新幹線用の複数枚対応の自動改札機が活躍している。新幹線を利用する旅客は多種多様の人々である。例えば、通勤に使用していたり、旅行で使用したり、あるいは初めて新幹線に乗った人までいる。さらには、自動改札機を知らない旅客までいる。そのような人々が利用しているので、複数枚対応の自動改札機には様々なものが投入される場合がある。
【0003】
たとえば、乗車券、特急券、指定券などを重ねて投入する事もあって、重ねた間にテレフォンカード、クレジットカード、ホッチキス止めされた分離不良券、レシート、ガム、コイン等が入っている場合がある。現在の複数枚対応の自動改札機は投入口に入るものはすべて搬送路を経由して取出口に放出される。
【0004】
このように、すべてのものが搬送路に入るため、ベルトの切れ、部品の変形等が発生し、通常の使用できる券までもが券詰まりになってしまう。また当然、故障率が上がり品質が低下してしまう。
【0005】
上記した自動改札機では、投入できるものは全て自動改札機の中を通り、取出口に放出されている。このため、異常券(通常のサイズとは異なるもの、クレジットカード、ホッチキス止めされた分離不良券)、仕様枚数を超える券(4枚以上)、異物(ガム、コイン)などを投入されることにより、ベルト等に傷がついてしまい、機械の故障の原因となっている。
【0006】
また、上記の自動改札機では、異常券や異物かどうかの判定するためのものがなく、投入口を通過できるものは何でも搬送路を通過し取出口に放出される。
【0007】
したがって、投入口から投入される異常券や異物や仕様枚数を超える券により機器内の搬送路に故障が生じ、故障率が高いという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、投入口から投入される異常券や異物や仕様枚数を超える券により機器内の搬送路に故障が生じ、故障率が高いという欠点を除去するもので、投入口から投入される異常券や異物や仕様枚数を超える券が機器内の搬送路を通過させないようにでき、異常券や異物や仕様枚数を超える券による機器内の搬送路の故障を防止でき、故障率の低減が図れる自動改札機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の自動改札機は、複数枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、この読取手段により読取った改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、上記受入手段と上記分離手段との間に設けられ、上記受入れた券の厚みを検知する第1の検知手段と、上記分離手段の後段に設けられ、上記分離手段を通過した券の厚みを検知する第2の検知手段と、上記第1の検知手段及び、上記第2の検知手段により検知された券の厚さに基づいて、上記分離手段の分離の前後で券の枚数に変化があるか否かを判断する判断手段と、この判断手段により上記分離手段を通過した券の枚数に変化がないと判断した際に、上記分離手段を通過した券を上記受入口から返却する返却手段とを具備している。
【0010】
また、この発明の自動改札機は、最大3枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、この読取手段により読取った改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、上記受入手段と上記分離手段との間に設けられ、上記受入れた券の厚みが2枚か3枚かを検知する第1の検知手段と、上記分離手段の後段に設けられ、上記分離手段を通過した券の厚みが2枚か3枚かを検知する第2の検知手段と、上記第1の検知手段により券が2枚と検知され、上記分離手段を券が通過した後、上記第2の検知手段により検知された券が2枚と検知された際に、上記分離手段を通過した券が異常券や異物と判断する第1の判断手段と、上記第1の検知手段により券が3枚と検知され、上記分離手段を券が通過した後、上記第2の検知手段により検知された券が3枚と検知された際に、上記分離手段を通過した券が異常券や異物と判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段により上記分離手段を通過した券が異常券や異物であると判断した際に、上記分離手段を通過した券を上記受入口から返却する返却手段とを具備している。
【0011】
また、この発明の自動改札機は、複数枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、この読取手段により読取がなされた券を保留する保留手段と、上記読取手段により読取った各券の改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、上記受入手段で受入れた券の厚みを検知する検知手段と、この検知手段により検知した券の厚みにより上記受入れた券が異常券や異物か否かを判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段により異常券や異物であると判断した際に、上記保留手段に保留されている券があるか否かを判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段により上記保留手段に保留されている券があると判断された際に、上記保留手段に保留されている券を上記排出手段により排出し、この排出された券が受け取られた後、上記分離手段の券を上記受入口から返却する処理手段とを具備している。
【0012】
さらに、この発明の自動改札機は、複数枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、この読取手段により読取がなされた券を保留する保留手段と、上記読取手段により読取った各券の改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、上記受入手段で受入れた券の厚みを検知する第1の検知手段と、この第1の検知手段により検知した券の厚みにより上記受入れた券が異常券や異物か否かを判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段により異常券や異物であると判断した際に、上記保留手段に保留されている券があるか否かを判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段により上記保留手段に保留されている券があると判断された際に、上記保留手段に保留されている券を上記排出手段により排出する第1の処理手段と、この第1の処理手段により排出された券が受け取られた後、上記券の投入者が上記投入口の近傍に戻ったことを検知する第2の検知手段と、この第2の検知手段により上記券の投入者が上記投入口の近傍に戻ったことを検知した際に、上記分離手段の券を上記受入口から返却する第2の処理手段とを具備している。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、この実施の形態に係る鉄道関係の駅に設置される入場業務や出場業務を行う自動改札機の外観構成を概略的に示すものである。自動改札機は、通常、2台1組として駅の改札口などに設置され、両者の間に通行者が通行する通路が形成される。
【0017】
すなわち、入場業務や出場業務を行う自動改札機の本体1によって構成されている。この本体1には、駅の改札口内つまり構内への入場時、あるいは駅の改札口内つまり構内からの出場時に、乗車券(普通乗車券、定期乗車券、SFカード)等が投入される投入口2、この投入口2で受け入れた乗車券等を排出する取出口3がそれぞれ設けられている。投入口2の近傍には、乗車券等の投入を阻止するためのシャッタ(図示しない)が設けられている。
【0018】
本体1上の投入口2と取出口3の前方には、それぞれ通行者や駅員などに対して案内を行うための案内表示部4が設けられている。
【0019】
本体1の通路側の側面の両端部には、それぞれ通行者の通行を制御する開閉動作可能なドア5、5が設けられており、通行可否の判定結果に基づき、このドア5、5が開閉制御されるようになっている。
【0020】
本体1の上部には、通行者の通路を定義するための枠状のポール部(枠体)6が立設されている。そして、ポール部6および本体1の各通路側の側面には、通行者の通過を検知する複数の光学的なセンサとしての人間検知器7、…それぞれ設けられている。図1の場合、受光器で、反対側に発光器がある。
【0021】
また、ポール部6上には、この装置の動作状態(小児券の投入、無効券の投入や機器の異常など)を表示する状態表示部8が設けられている。
【0022】
次に、図2を用いて本体1の内部機構の概略構成を説明する。すなわち、投入口2と取出口3との間には、投入口2により受け入れた乗車券等を取出口3(矢印a方向)に搬送する主搬送路11が形成されている。
【0023】
主搬送路11の搬送路上には投入口2から取出口3に沿って、分離部12、整列部13、磁気情報読取部(磁気ヘッド;読取ヘッド)14、15、反転、保留部16、磁気情報記録部(磁気ヘッド;書込ヘッド)17、磁気情報読取部(磁気ヘッド;読取ヘッド)18、入鋏部19、振分部(振分ゲート)20、印刷部21、合流部(振分ゲート)22、一括プール部23、振分部(振分ゲート)24が順に設けられている。
【0024】
また、振分部20によって主搬送路11から分岐される分岐搬送路25が設けられている。この分岐搬送路25は、合流部22にて主搬送路11に合流される。
【0025】
分岐搬送路25の搬送経路上には、穿孔部26、印刷部27が順に設けられている。
【0026】
また、振分部24によって主搬送路11から分岐される集札用搬送路28は、回収する券を集札する集札部29a、29bの方向へ振り分けるようになっている。この振分部24により集札部29a、29b側へ振り分けられた券は振分部30により集札部29a、29bに選択的に集札されるようになっている。
【0027】
上記投入口2内には、投入口2を閉じるシャッタ2a、投入口2への券の投入を検知する投入検知器51、仕様枚数(3枚)を超える券(4枚以上)の投入口2からの投入を検知する第1の厚さ検知器31aが設けられている。
【0028】
上記分離部12は、投入口2に一括投入された複数枚の乗車券等を1枚ずつに分離して整列部13に送出するものであり、図2、図3に示すように、第1の分離機構12aと第2の分離機構12bとにより構成されている。
【0029】
上記分離部12には、図2、図3に示すように、第1の分離機構12aと第2の分離機構12bとのそれぞれの主搬送路11上の手前に、搬送される券の厚みを検知する第2の厚さ検知器31bと第3の厚さ検知器31cが設けられている。第2の厚さ検知器31bは、2枚と2枚以上の券の厚さを検知するものであり、第3の厚さ検知器31cは、2枚と3枚の券の厚さを検知するものである。
【0030】
なお、上記厚さ検知器31a、31b、31cは、例えば、主搬送路11を挟んで対向して設けられた1対の上、下ローラと、主搬送路11を搬送される券の通過により持ち上がる上ローラに連動して上方向に動く永久磁石と、この永久磁石が内部を移動することにより電圧値が得られるコイルと、このコイルにより得られた電圧値と基準電圧値を比較するコンパレータとから構成される。主搬送路11上を搬送されてきた券が上記1対の上、下ローラを通過すると、搬送券の厚みに応じて永久磁石がコイル内を移動することでコイル内の磁束が増加する。この磁束の増加に比例して起電力が発生する。上記検知器は、この起電力をコンパレータにより計測することで券の厚みを検知するようになっている。
【0031】
たとえば、0.2mmを基準としてプラスマイナス0.05mmの間の厚みを券1枚分として検知するようになっており、第1の厚さ検知器31aは、0.65mmを超える厚さを仕様枚数を超える券の厚さと検知し、第2の厚さ検知器31bは、0.35〜0.45mmを2枚の券の厚さと検知し、第3の厚さ検知器31cは、0.35〜0.45mmを2枚の券の厚さと検知し、0.55〜0.65mmを3枚の券の厚さと検知するようになっている。
【0032】
整列部13は、上記分離部12から送出されてきた1枚ずつの券を整列して読取ヘッド14、15へ送出するものである。
【0033】
上記読取ヘッド14、15は、乗車券等の裏面の磁気記録層に記録されているエンコード磁気情報を読み取るものである。上記読取ヘッド14は、磁気記録層が上側で搬送された際に読み取るものであり、上記読取ヘッド15は、磁気記録層が下側で搬送された際に読み取るものである。
【0034】
上記反転、保留部16は、上記読取ヘッド14、15を介して供給される券の表裏が正しい場合(磁気記録層が下側の場合)、そのまま振分ゲート16aを介して上記書込ヘッド17へ搬送し、上記読取ヘッド14、15を介して供給される券の表裏が反転している場合(磁気記録層が上側の場合)、振分ゲート16aを用いて反転搬送路41に券を搬送した後、この反転搬送路41から搬送路42を介して主搬送路11へ導くことにより、券の表裏を反転して搬送するものである。
【0035】
上記反転、保留部16には、保留部43、44を有し、それぞれ振分ゲート16b、16cにより主搬送路11から券が導かれるようになっている。また、反転搬送路41も保留部として用いられるようになっている。上記保留部43、44には、それぞれ保留用のストッパ43a、44aが設けられ、反転搬送路41には、保留用のストッパ41aが設けられている。上記保留部43、44、反転搬送路41に保留されていた券は搬送路45、振分ゲート16dを介して主搬送路11へ導くことにより、書込ヘッド17へ搬送するものである。
【0036】
上記書込ヘッド17は、乗車券等の裏面の磁気記録層に対してエンコード磁気情報を記録するものである。
【0037】
読取ヘッド18は、ベリファイ用のヘッドであり、上記書込ヘッド17で記録されたエンコード磁気情報を読み取るものである。
【0038】
入鋏部19は、主搬送路11によって搬送されてきた乗車券等に入鋏としての穿孔を開けるものである。印刷部21は、主搬送路11によって搬送されてきた乗車券等に日付等を印刷(インクリボンを用いた印刷)するものである。
【0039】
穿孔部26は、分岐搬送路25によって搬送されてきた乗車券等に穿孔を開けるものである。印刷部27は、分岐搬送路25によって搬送されてきた乗車券等に駅名や日付等を印刷(感熱記録)するものである。
【0040】
一括プール部23は、一括投入された乗車券等を重ねて揃えるものである。この一括プール部23の乗車券等はまとめて振分ゲート24を介して取出口3から排出されるようになっている。
【0041】
上記取出口3の近傍には、取出口3からの券の取り出しを検知する検知器52が設けられ、上記入鋏部19の近傍には、搬送される券の通過を検知する検知器53が設けられ、一括プール部23には、プールされている券の有無を検知する検知器54が設けられ、上記読取ヘッド14の手前には、搬送される券を検知し、読取ヘッド14の読取タイミング用の検知器55が設けられ、この検知器55の120mm手前に、券の有無を検知する検知器56が設けられている。上記各検知器52から56は、受光部と発光部からなる。
【0042】
上記検知器55、56からの検知信号により、規定サイズ外の120mm券の判断ができるようになっている。
【0043】
更に、上記各搬送経路上には、搬送される券の通過を検知する複数の検知器(図示しない)が設けられている。
【0044】
図4は、図2のように構成された自動改札機の制御系統を概略的に示すものである。自動改札機の制御系統は、自動改札機全体を制御するCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)60、CPU60の制御プログラムを記憶しているROM(リード・オンリー・メモリ)61、乗車券等から読み取った情報の記憶および制御プログラムのバッファとして情報を記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)62、入場駅から設置駅までに対応した運賃情報を記憶している運賃メモリ63、読取ヘッド14、15を制御する読取回路64、書込ヘッド17を制御する書込回路65、読取ヘッド18を制御する読取回路66、振分ゲート16a、…16d、20、22、24、30を制御する振分制御回路67、通過検知用の検知器53、55、56…の出力により乗車券等の搬送状態を検知したり120mm券を検知する検知回路68、検知器51の出力により投入口2での券の投入状態を検知する検知回路69、厚さ検知器31a、31b、31cの出力により投入物の厚みを検知する検知回路70、検知器54の出力により一括プール部23での券の状態を検知する検知回路71、乗車券等を搬送する主搬送路11、反転、保留部16の各搬送路、分岐搬送路25、集札用搬送路28を形成する搬送ベルトや搬送ローラ、および第1分離機構12a、第2分離機構12bを構成する分離ローラを回転する搬送用モータ72を制御する搬送制御回路73、上記人間検知器7、…の出力により乗車券等の投入者の通過(移動位置)を検知する通過検知回路74、ドア5を駆動するドア開閉機構75を制御するドア制御回路76、印刷部21、27を駆動する駆動回路77、入鋏部19、穿孔部26を制御する制御回路78、自動改札機を制御する図示しない制御盤あるいはホストコンピュータ等との間で情報の伝達を行う伝達制御回路79、シャッタ2aを駆動するシャッタ開閉機構80を制御するシャッタ制御回路81、ストッパ41a、43a、44aを駆動するストッパ移動機構82を制御するストッパ制御回路83、音声にて操作案内を行うスピーカ84を駆動する駆動回路85、上記案内表示部4、状態表示部8等から構成されている。
【0045】
上記CPU60は、上記第1の厚さ検知器31aからの検知信号により仕様枚数を超える券(4枚以上)の投入口2からの投入を判断した際に、搬送制御を行わずに、投入口2からの取出し(返却処理)を案内するようになっている。
【0046】
上記CPU60は、上記第2の厚さ検知器31bからの検知信号により2枚以上の券の搬送を判断した際に、第1の分離機構12aによる分離処理を行うようになっている。
【0047】
上記CPU60は、上記第2の厚さ検知器31bからの検知信号により1枚の券の搬送を判断した際に、第1の分離機構12a、第2の分離機構12bを通過し、後方部へ搬送するようになっている。
【0048】
上記CPU60は、上記第2の厚さ検知器31bからの検知信号により2枚の券の搬送を判断して第1の分離機構12aにより分離処理を行った後に、上記第3の厚さ検知器31cからの検知信号により2枚の券の搬送を判断した際に、分離不能により異物や異常券の搬送を判断し、返却処理を行うようになっている。
【0049】
上記CPU60は、上記第2の厚さ検知器31bからの検知信号により2枚の券の搬送を判断して第1の分離機構12aにより分離処理を行った後に、上記第3の厚さ検知器31cからの検知信号により1枚の券の搬送を判断した際に、第2の分離機構12bを通過し、後方部へ搬送するようになっている。
【0050】
上記CPU60は、上記第2の厚さ検知器31bからの検知信号により3枚の券の搬送を判断して第1の分離機構12aにより分離処理を行った後に、上記第3の厚さ検知器31cからの検知信号により3枚の券の搬送を判断した際に、分離不能により異物や異常券の搬送を判断し、返却処理を行うようになっている。
【0051】
上記CPU60は、上記第2の厚さ検知器31bからの検知信号により3枚の券の搬送を判断して第1の分離機構12aにより分離処理を行った後に、上記第3の厚さ検知器31cからの検知信号により3枚以下の券の搬送を判断した際に、第2の分離機構12bで分離あるいは通過し、後方部へ搬送するようになっている。
【0052】
上記CPU60は、分離不能により異物や異常券の搬送を判断し、返却処理を行う際に、先に保留されている正常券の有無に基づいて異なった処理が行われるようになっている。
【0053】
すなわち、CPU60は、先に保留されている正常券が無い場合、ドア5を閉じ、案内表示部4により投入口4から返却される券の取出しを案内し、旅客が投入口4の位置まで戻った際に、投入口4から券を返却するとともにこの返却の音声案内を行うようになっている。
【0054】
また、CPU60は、先に保留されている正常券がある場合、ドア5を閉じ、取出口3からその正常券を放出し、この放出された正常券が抜き取られた後、案内表示部4により投入口4から返却される券の取出しを案内し、旅客が投入口4の位置まで戻った際に、投入口4から券を返却するとともにこの返却の音声案内を行うようになっている。
【0055】
上記CPU60は、上記検知器55、56からの検知信号により、規定サイズ外の120mm券を判断した際に、この120mm券を後方部にそのまま搬送するようになっている。
【0056】
次に、仕様枚数を超える券や、異常券や、異物が投入されたことが判断された場合に、旅客にその仕様枚数を超える券や異常券や異物を返却する方法を、投入された券の内容に分けて、次の8通りについて説明する。
(1) 仕様枚数を超える券が投入された場合
分離部12の搬送用モータ72が回らず投入された券が搬送されない。この際、ドア5が閉まり、案内表示部4に「お手元の券をお確かめください」等のメッセージを表示する。投入口2から引き抜くまでメッセージを表示し続ける。引き抜かれた後、通常に復帰する。
(2) 分離不能券(異常券や異物)1枚が投入された場合
異常券、異物の判断後、分離部12の内部に一旦保留する(モータ停止)。保留後、案内表示部4に「下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する。旅客が投入口2の位置まで下がったことを確認した後、投入口2に返却する。音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する。投入口2の券を引き抜かれた後、通常に復帰する。
(3) 分離不能券と正常券が投入され、分離不能券が先に分離された場合
異常券、異物の判断後、分離部12の内部に一旦保留する(モータ停止)。保留後、案内表示部4に「下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する。旅客が投入口2の位置まで下がったことを確認した後、投入口2に2枚(分離不能券と正常券)同時に返却する。音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する。投入口2の券を引き抜かれた後、通常に復帰する。
(4) 分離不能券と正常券が投入され、正常券が先に分離された場合
異常券、異物判断後、分離部12の内部に一旦保留する(モータ停止)。このとき、先に分離された券は後方部にあり、異常券、異物が判断されしだい取出口3に放出する。案内表示部4に「取出口の券を取って、下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する。旅客が投入口2の位置まて下がったことを確認した後、投入口2に返却する。音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する。投入口2の券を引き抜かれた後、通常に復帰する。
(5) 120mm券と正常券が投入され、120mmが先に分離された場合
先に分離された120mm券は無条件で、取出口3に放出する。理由としては、120mm券が搬送部内に保留させることが出来ない為である。案内表示部4に「取出口の券を取って、下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する。旅客が投入口2の位置まで下がったことを確認した後、投入口2に返却する。音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する。投入口2の券を引き抜かれた後、通常に復帰する。
(6) 120mm券と正常券が投入され、正常券が先に分離された場合
先に分離された券は主搬送路11の反転、保留部16に格納される。その後、120mm券が分離されるが、120mm券は無条件で取出口3に放出するため、120mm券が先に放出される。このとき、案内表示部4に「キップをお取りください」等のメッセージを表示し、120mm券が抜き取られた後に、正常券を放出する。このときの案内表示部4に「もう一度キップをお取りください」と表示する。取出口3の券を引き抜かれた後、通常に復帰する。
(7) 分離不能券と120mm券が投入され、分離不能券が先に分離された場合
異常券、異物の判断後、分離部12の内部に一旦保留する(モータ停止)。保留後、案内表示部4に「下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する。旅客が投入口2の位置まで下がったことを確認した後、投入口2に2枚(分離不能券と120mm券)同時に返却する。音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する。投入口2の券を引き抜かれた後、通常に復帰する。(分離部12では120mm券の判断は行えないため正常券と同様な取り扱いになる)
(8) 分離不能券と120mm券が投入され、120mm券が先に分離された場合
異常券、異物の判断後、分離部12の内部に一旦保留する(モータ停止)。このとき、先に分離された120mm券は無条件で取出口3に放出する。案内表示部4に「取出口の券を取って、下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する。旅客か投入口2の位置まで下がったことを確認した後、分離不能券を投入口2に返却する。音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する。投入口2の券を引き抜かれた後、通常に復帰する。
【0057】
次に、上述した(1)から(4)の処理の具体例を、図5、図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0058】
すなわち、旅客により複数枚の乗車券等が投入口2に一括投入される。するとと、投入検知器51からの検知信号により、CPU60は投入口2への券の投入を判断する(ST1)。この際、CPU60は、第1の厚さ検知器31aからの検知信号により、投入口2に投入された券が仕様枚数を超える(4枚以上)か否かを判断する(ST2)。この判断の結果が4枚以上の場合、つまり上述した(1)の場合、CPU60は、返却処理を行う(ST8)。
【0059】
すなわち、CPU60は、搬送制御回路73を制御し、分離部12の第1の分離機構12aと第2の分離機構12bを駆動させないことにより、投入口2に投入された券がそのまま搬送されない状態とし、ドア制御回路76を制御し、ドア5を閉じ、案内表示部4で「お手元の券をお確かめください」等のメッセージを表示する。CPU60は、投入検知器51からの検知信号により、投入口2からの券の引き抜きが判断されるまで、上記メッセージを表示し続け、投入口2からの券の引き抜かれた後、返却処理を終了し、券の受け入れ待機状態としての通常状態に復帰する。
【0060】
上記ステップ2にて、投入口2に投入された券が3枚以下と判断された場合、CPU60は、搬送制御回路73を制御し、分離部12の第1の分離機構12aと第2の分離機構12bを駆動するとともに、他の搬送機構も駆動する。この際、CPU60は、第2の厚さ検知器31bからの検知信号により、第1の分離機構12aに取り込まれる券が2枚以上か否かを判断する(ST3)。この判断の結果が2枚以下つまり1枚の場合、CPU60は、上記券に対する分離部12による分離処理を行わずに、後方部への搬送処理を行う(ST9)。この後方部に搬送された券は、読取り処理等が行われた後、その読取り内容に対応した改札処理が行われる。この際、CPU60は投入検知器51からの検知信号により、投入口2の残券の有無を判断し(ST10)、残券の無い場合処理を終了し、残券のある場合ステップ3に戻る。
【0061】
上記ステップ3にて、第1の分離機構12aに取り込まれる券が2枚以上と判断された場合、CPU60は、第2の厚さ検知器31bからの検知信号により、第1の分離機構12aに取り込まれる券が2枚か否(3枚)かを判断する(ST4)。この判断の結果が2枚の場合、CPU60は、上記券に対して第1の分離機構12aにより分離処理を行う(ST5)。
【0062】
この分離処理が行われた後、CPU60は、第3の厚さ検知器31cからの検知信号により、第2の分離機構12bに取り込まれる券が2枚か否(1枚)かにより券が分離できたか否かを判断する(ST6)。この判断の結果、券が分離できたと判断した場合、CPU60は、上記券に対する第2の分離機構12bによる分離処理を行わずに、後方部への搬送処理を行うステップ9に進む。
【0063】
上記ステップ6にて、第2の分離機構12bに取り込まれる券が2枚で券が分離できていないと判断した場合、CPU60は、分離不能の異常券あるいは異物と判断し(ST7)、返却処理を行う(ST8)。
【0064】
まず、分離不能券(異常券や異物)1枚が投入された場合(上述した(2))の返却処理について、図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0065】
すなわち、CPU60は、上記ステップ7による分離不能の異常券あるいは異物と判断した際に(ST21)、放出券のなし(反転、保留部16による正常券の保留なし)を判断し(ST22)、搬送制御回路73を制御し、分離部12の第1の分離機構12aと第2の分離機構12bの駆動を停止し、分離不能の異常券あるいは異物を分離部12に保留し、ドア制御回路76を制御し、ドア5を閉じる(ST23)。この保留後、CPU60は、案内表示部4で「下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する(ST24)。また、CPU60は、人間検知器7、…からの検知信号により旅客が投入口2の位置まで下がったことを確認した後(ST25)、搬送制御回路73を制御し、分離部12に保留されている分離不能の異常券あるいは異物を投入口2に搬送して返却する(ST26)。この際、CPU60は、駆動回路85を制御して、スピーカ84により音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する(ST27)。この後、CPU60は、投入検知器51からの検知信号により、投入口2からの券の引き抜きが判断されるまで、上記メッセージを表示し続け、投入口2からの券の引き抜かれた後、返却処理を終了し、券の受け入れ待機状態としての通常状態に復帰する。
【0066】
また、分離不能券(異常券や異物)と正常券が投入され、分離不能券が先に分離された場合(上述した(3))の返却処理は、上述した、分離不能券(異常券や異物)1枚が投入された場合とほぼ同様に実施できる。ただし、旅客が投入口2の位置まで下がったことを確認した後、投入口2に2枚(分離不能券と正常券)同時に返却する点が異なっている。
【0067】
また、分離不能券と正常券が投入され、正常券が先に分離された場合(上述した(4))の返却処理について、図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0068】
すなわち、CPU60は、上記ステップ7による分離不能の異常券あるいは異物と判断した際に(ST21)、放出券の有り(反転、保留部16による正常券の保留有り)を判断し(ST22)、搬送制御回路73を制御し、分離部12の第1の分離機構12aと第2の分離機構12bの駆動を停止し、分離不能の異常券あるいは異物を分離部12に保留し、ドア制御回路76を制御し、ドア5を閉じる(ST28)。また、CPU60は、反転、保留部16に保留されている正常券に対して後方の処理たとえば磁気書込み処理、印刷処理、穿孔処理等を行わずに主搬送路11を搬送して、取出口3から放出する(ST29)。この放出後、CPU60は、検知器52からの検知信号により、取出口3からの券の引き抜きが判断されると(ST30)、案内表示部4で「下がって投入口の券をお取りください」等のメッセージを表示する(ST24)。また、CPU60は、人間検知器7、…からの検知信号により旅客が投入口2の位置まで下がったことを確認した後(ST25)、搬送制御回路73を制御し、分離部12に保留されている分離不能の異常券あるいは異物を投入口2に搬送して返却する(ST26)。この際、CPU60は、駆動回路85を制御して、スピーカ84により音声で「投入口にある券をお取りください」と案内する(ST27)。この後、CPU60は、投入検知器51からの検知信号により、投入口2からの券の引き抜きが判断されるまで、上記メッセージを表示し続け、投入口2からの券の引き抜かれた後、返却処理を終了し、券の受け入れ待機状態としての通常状態に復帰する。
【0069】
また、上記ステップ21にて分離不能の異常券あるいは異物を判断しなかった際には、正常処理となる(ST31)。
【0070】
上記ステップ4にて、第1の分離機構12aに取り込まれる券が3枚と判断された場合、CPU60は、上記券に対して第1の分離機構12aにより分離処理を行う(ST11)。
【0071】
この分離処理が行われた後、CPU60は、第3の厚さ検知器31cからの検知信号により、第2の分離機構12bに取り込まれる券が3枚か否(2枚)かにより券が分離できたか否かを判断する(ST12)。この判断の結果、券が分離できたと判断した場合、CPU60は、上記券に対する第2の分離機構12bによる分離処理を行い、1枚ずつの券に分離して、後方部への搬送処理を行うステップ9に進む。
【0072】
上記ステップ12にて、第2の分離機構12bに取り込まれる券が3枚で券が分離できていないと判断した場合、CPU60は、分離不能の異常券あるいは異物と判断し(ST7)、上述した(2)の場合と判断し、返却処理を行う(ST8)。
【0073】
上記したように、投入口の内部に厚さ検知器を設け、この厚さ検知器の検知により、仕様を超える枚数の券投入(異物の投入も含む)を判定した際に、処理を行わずにそのまま投入口へ排出するようにしたものである。
【0074】
また、分離部内に第1の分離機構を挟んで2つの厚さ検知器を設け、この2つの厚さ検知器の検知結果を比較し、両検知器が(2枚あるいは3枚で)同じ厚みを検知した際、異常券や異物が投入されたものと判定するようにしたものである。
【0075】
また、異常券や異物の投入を判定した際に、異常券や異物を後方へ搬送せず投入口から排出するようにし、またこの際、反転、保留部に保留されている正常券があれば後方の処理を行わずに正常券を取出口から排出するようにしたものである。
【0076】
また、搬送路上に設けられた検知器により120mm券の投入を判定した際に、後方の処理を行わずに取出口へ排出するようにしたものである。
【0077】
これにより、投入口に異物が投入された場合あるいは、過剰枚数の券が投入された場合は、取出口へ搬送しないで投入口へ返却し、120mm券の投入があった場合は、反転、保留部16における保留処理等の後方の処理を中止し取出口へ搬送することで搬送障害を防止し、故障率を低減することができる。
【0078】
また、異物の投入を判定し取出口と投入口へ、投入したものを放出する場合、先に取出口へ放出し先行客がそれを引き抜き投入口の近傍まで戻った際に投入口へ放出するようにしたものである。
【0079】
これにより、先行客が取出口にある券を引き抜いている間に、次客が投入口に返却されたものを持っていくことを防止できる。
【0080】
また、新幹線型の複数枚対応の自動改札機として、搬送部内の最初に分離機構を設け、且つ厚さ検知を行うことにより、分離機構にて異常券や異物かどうかの判定を行い、異常券や異物と判定した場合は、投入口に返却するようにしたものである。これにより、分離機構において厚さ検知を行っていない従来の新幹線型複数枚対応自動改札機のように、異常券や異物が搬送部内を通過する欠点を除去し、搬送路の後方部に異常券や異物を搬送させないことができる。
【0081】
また、厚さ検知を行うことにより従来の複数枚対応の自動改札機での分離性能が向上し、さらに自動改札機にて使用できないもの(クレジットカード、120mmサイズの券、仕様を超えるの枚数等)を判別できるようになるため、下記内容の制御が実現できる。
【0082】
すなわち、投入されたものがクレジットカード、仕様を超える枚数の場合は投入口に返却する。また、120mmサイズの券、クレジットカードが正常券等の使用できる券と複数枚投入された場合、通常の券は取出口に放出し、120mmサイズの券以外の使用できない券は投入口に返却する。
【0083】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、投入口から投入される異常券や異物や仕様枚数を超える券が機器内の搬送路を通過させないようにでき、異常券や異物や仕様枚数を超える券による機器内の搬送路の故障を防止でき、故障率の低減が図れる自動改札機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の自動改札機の外観構成を概略的に示す斜視図。
【図2】図2は、自動改札機の内部機構の概略構成を示す断面図。
【図3】図3は、分離部の概略構成を示す断面図。
【図4】図4は、自動改札機の制御系統を概略的に示すブロック図。
【図5】図5は、この発明の自動改札機における異常券や異物の判定及び券の分離処理を説明するためのフローチャート。
【図6】図6は、この発明の自動改札機における投入券の返却処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
2…投入口
3…取出口
11…主搬送路
12…分離部
12a…第1分離機構
12b…第2分離機構
14、15…読取ヘッド
16…反転、保留部
31a…第1の厚さ検知器
31b…第2の厚さ検知器
31c…第3の厚さ検知器
60…CPU
Claims (4)
- 複数枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、
この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、
この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取った改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、
この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、
上記受入手段と上記分離手段との間に設けられ、上記受入れた券の厚みを検知する第1の検知手段と、
上記分離手段の後段に設けられ、上記分離手段を通過した券の厚みを検知する第2の検知手段と、
上記第1の検知手段及び、上記第2の検知手段により検知された券の厚さに基づいて、上記分離手段の分離の前後で券の枚数に変化があるか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により上記分離手段を通過した券の枚数に変化がないと判断した際に、上記分離手段を通過した券を上記受入口から返却する返却手段と、
を具備したことを特徴とする自動改札機。 - 最大3枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、
この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、
この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取った改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、
この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、
上記受入手段と上記分離手段との間に設けられ、上記受入れた券の厚みが2枚か3枚かを検知する第1の検知手段と、
上記分離手段の後段に設けられ、上記分離手段を通過した券の厚みが2枚か3枚かを検知する第2の検知手段と、
上記第1の検知手段により券が2枚と検知され、上記分離手段を券が通過した後、上記第2の検知手段により検知された券が2枚と検知された際に、上記分離手段を通過した券が異常券や異物と判断する第1の判断手段と、
上記第1の検知手段により券が3枚と検知され、上記分離手段を券が通過した後、上記第2の検知手段により検知された券が3枚と検知された際に、上記分離手段を通過した券が異常券や異物と判断する第2の判断手段と、
この第2の判断手段により上記分離手段を通過した券が異常券や異物であると判断した際に、上記分離手段を通過した券を上記受入口から返却する返却手段と、
を具備したことを特徴とする自動改札機。 - 複数枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、
この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、
この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取がなされた券を保留する保留手段と、
上記読取手段により読取った各券の改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、
この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、
上記受入手段で受入れた券の厚みを検知する検知手段と、
この検知手段により検知した券の厚みにより上記受入れた券が異常券や異物か否かを判断する第1の判断手段と、
この第1の判断手段により異常券や異物であると判断した際に、上記保留手段に保留されている券があるか否かを判断する第2の判断手段と、
この第2の判断手段により上記保留手段に保留されている券があると判断された際に、上記保留手段に保留されている券を上記排出手段により排出し、この排出された券が受け取られた後、上記分離手段の券を上記受入口から返却する処理手段と、
を具備したことを特徴とする自動改札機。 - 複数枚の券を受入口から一括して受入れる受入手段と、
この受入手段により受入れた券を1枚ずつに分離する分離手段と、
この分離手段により分離された券に記録されている改札情報を読取る読取手段と、
この読取手段により読取がなされた券を保留する保留手段と、
上記読取手段により読取った各券の改札情報に基づき改札処理を行う改札手段と、
この改札手段により改札処理を終了した券を取出口から排出する排出手段と、
上記受入手段で受入れた券の厚みを検知する第1の検知手段と、
この第1の検知手段により検知した券の厚みにより上記受入れた券が異常券や異物か否かを判断する第1の判断手段と、
この第1の判断手段により異常券や異物であると判断した際に、上記保留手段に保留されている券があるか否かを判断する第2の判断手段と、
この第2の判断手段により上記保留手段に保留されている券があると判断された際に、上記保留手段に保留されている券を上記排出手段により排出する第1の処理手段と、
この第1の処理手段により排出された券が受け取られた後、上記券の投入者が上記投入口の近傍に戻ったことを検知する第2の検知手段と、
この第2の検知手段により上記券の投入者が上記投入口の近傍に戻ったことを検知した際に、上記分離手段の券を上記受入口から返却する第2の処理手段と、
を具備したことを特徴とする自動改札機。
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