JPH1196169A - 複合端末機 - Google Patents
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Abstract
の所在を積極的に意識することなく、容易に複数のメデ
ィアを通した情報の入手ができる複合端末機を提供する
こと。 【解決手段】 検索項目及び選択指示を入力する入力手
段と、複数のメディアに接続可能な回線接続手段と、検
索情報を複数個記憶した記憶手段と、前記検索情報を表
示する表示手段と、前記入力手段によって検索項目が入
力された場合にその検索項目と関連した検索情報を記憶
手段から読み出して表示手段に表示させ、表示された検
索情報のうち入力手段によって特定の検索情報が選択指
示された場合には、その特定の検索情報の所在へ接続す
るために回線接続手段を起動させる検索制御手段とを備
えたことを特徴とする。
Description
し、特に、テレビ放送,電話,FAX,双方向データ通
信などの多種類の情報を入出力することのできる複合端
末機に関する。
話,FAXなど各種情報を1台の端末機で送受信するこ
とのできる複合端末機が開発されている。このうち、テ
レビ放送の受信とテレビ電話の発着信ができる複合端末
機では、テレビ放送受信中でもテレビ電話の着信を受け
付けることの可能なものがある。たとえば、特開平7−
30872号公報には、テレビ放送受信中にテレビ電話
の着信があった場合、あらかじめ登録された相手からの
着信のみを受けるか、又は、登録された人をランク付け
し、ランクによって着信するかしないかを決定するテレ
ビ放送受信機付テレビ電話装置が記載されている。
るように、一般家庭で収集できる情報は、単方向の垂れ
流し情報がほとんどであったが、FAX,パソコン通
信,インターネット,ダイヤルQ2などのメディアを用
いて、欲しい情報を必要な時に得ることのできる双方向
の情報通信が一般家庭でも可能となってきた。
通して情報を得るためには、メディアが異なれば異なる
接続方法や操作手順を実行しなければならず、また各メ
ディアによって情報の質や量も異なるため、利用者の希
望する情報が得られなかったり、得られた情報の吟味を
する必要があった。特に、多くの情報の中から必要な情
報を検索する操作は、各メディアごとに異なる場合が多
く、利用者の負担はかなり大きい。
なる情報を一つの受信・表示機能で処理するため、ある
メディアを通して情報入力をしている間に他のメディア
からの情報着信があったために、その情報入力が中断さ
せられる場合もある。また、逆に、ある情報の入力中
に、他の緊急な情報の入力がさまたげられる場合もあ
る。すなわち、複合端末機であるがゆえに、多くの情報
入力が相互に干渉するという問題点がある。さらに、リ
アルタイム性の強い画像情報などは、他の情報を表示中
であっても、同時に表示して閲覧したい場合もある。
されたものであり、利用者の要求する情報がどのメディ
ア上にあるかを利用者自身が積極的に意識して検索・操
作することのない複合端末機を提供することを課題とす
る。
めわかっている情報について予約の設定をすることによ
り、複数の情報入力の相互干渉を防止することを課題と
する。一方、ある情報の入力中であっても、緊急を要求
する情報などを受けつけることを可能とする複合端末機
を提供することを課題とする。
許可した場合や、優先順位の高い情報を入力した場合
に、リアルタイム性の強い情報や優先順位の高い情報を
一画面に分割表示することを課題とする。また、利用者
の在・不在の一括設定,情報の重複入力の未然防止が可
能な複合端末機を提供することを課題とする。
び選択指示を入力する入力手段と、複数のメディアに接
続可能な回線接続手段と、検索情報を複数個記憶した記
憶手段と、前記検索情報を表示する表示手段と、前記入
力手段によって検索項目が入力された場合にその検索項
目と関連した検索情報を記憶手段から読み出して表示手
段に表示させ、表示された検索情報のうち入力手段によ
って特定の検索情報が選択指示された場合には、その特
定の検索情報の所在へ接続するために回線接続手段を起
動させる検索制御手段とを備えたことを特徴とする複合
端末機を提供するものである。
ては、キーボード,タッチパネル,あるいはマウス,ト
ラックボールなどのポインティングデバイスを用いるこ
とができる。回線接続手段とは、電話回線,ISDN回
線などと物理的に接続され、規定された伝送手順に基づ
いて端末間のデータ転送が可能なように論理的な接続・
通信を行うものである。メディアとは、たとえば無線テ
レビ放送,CATV(ケーブルテレビ),ラジオ放送,
テレビ電話,音声電話,FAX,パソコン通信,インタ
ーネットなど、画像,音声,図形,記号,文字などの情
報を、伝送する媒体のことをいう。
アに接続するために、それぞれのメディアによって規定
される物理的なインタフェースを備えることが好まし
い。たとえば、無線テレビ放送,ラジオ放送を受信する
ためにアンテナ端子を備え、音声電話,FAXを行うた
めにいわゆる加入電話回線接続用のモジュラー端子を備
え、テレビ電話,インターネット等を行うためにISD
N回線接続用の端子を備えればよい。また、回線接続手
段は、いわゆるモデム,ターミナルアダプターなどが持
つデータ伝送手順を実行する機能や、テレビ,ラジオ,
CATVなとを受信するチューナー機能を有する。
ロッピーディスクなどを用いることができるが、書き替
え可能で不揮発性のメモリを用いればよい。また、テレ
ビ放送などを受信する場合には記憶手段としてビデオを
用い、ラジオ放送,音声電話などを受信する場合は、記
憶手段としてカセットレコーダー,MDなどを用いても
よい。記憶手段には、情報の項目と、その情報の所在を
示す接続先識別データと、その情報を取り出せるメディ
アの種別データなどからなる検索情報が記憶される。こ
の他に、各種情報、たとえば画像,音声,図形,記号,
文字なども所定のフォーマットで記憶手段に記憶され
る。
示画面の一実施例を示す。ここで、図中の「検索項目」
は、利用者がキーボード等を用いて入力するデータであ
り、ここに入力されたデータ(図14では「奈良の観光
情報」)は、利用者が検索を希望する見出し項目あるい
はキーワードに相当する。また、図14の「対象メディ
ア」は、この発明で接続可能なメディアの例を表示した
ものである。ただし、メディアはここに表わしたものに
限定するものではなく、他のメディアがあればここに追
加してもよい。図14の画面で利用者が対象メディアを
指定しない場合は、すべてのメディアが検索対象とする
が、利用者が対象メディアを指定した場合は、指定した
メディアのみを検索対象とすることもできる。
報」を一覧表示した画面の一実施例を示す。同図に示す
ように、一つの検索情報は4つのデータ(メディア,概
要,接続先情報,放送日時)から構成されている。ここ
で概要は、「情報の項目」に相当するものである。
されるが、図15は、図14の「検索項目」に入力され
たデータに関連した検索情報のみを表示したものであ
る。すなわち、図14の画面で利用者が「検索項目」に
データを入力すると、そのデータの中に含まれる文字列
と一致可能な概要を含む検索情報が検索され、その検索
結果はたとえば図15に示したもののようになる。
うが、具体的には、CPUが、RAM,ROM等に記憶
されたプログラムに基づいて実行する処理である。図1
5の各行において、「概要」に示す情報が、「メディア
の種別」に示すメディアの上にあることを意味する。ま
た、「接続先情報」は各メディアに対するその情報の所
在を表わしている。
事」という情報は、「インターネット」上にあって、そ
の接続先情報はURLで表わされる。接続先情報は、F
AX,電話の場合は電話番号であり、テレビの場合はチ
ャネル番号である。また、テレビ,ラジオの場合は、放
送日時(放送日,開始時刻,終了時刻)も検索情報とし
て付加される。このような検索情報は、図15に限定さ
れるものではなく、他に必要な項目があれば付加しても
よく、また変更してもよい。
末機で用いられる「記憶手段」の中に記憶されるものと
して説明したが、これに限定するものではなく、ネット
ワークを介して接続された情報サーバの中に記憶されて
いてもよく、また必ずしも図15に示すような形式で記
憶されている必要はない。情報サーバとは、たとえばイ
ンターネット上のサービス提供会社やパソコン通信サー
ビス提供会社の所有するサーバであり、この発明の複合
端末機からは遠隔の地にあって一般電話回線やISDN
回線を介して接続される。これらのサーバの中には、
「情報の所在情報」というべきものが蓄積されており、
これを検索情報として取得すればよい。
ネットのホームページ情報,FAX送信サービス情報,
テレビ,ラジオ,CATVの番組情報,パソコン通信サ
ービス情報などであり、一般に情報の概要を示す見出し
データと、その情報の所在データ(URL,電話番号、
チャネル,フォーラム名など)とを含むものである。
ーバに記憶されている場合は、回線接続手段によって情
報サーバに接続し、情報収集手段がその情報サーバ中の
検索情報を取得し、記憶手段に記憶するようにすればよ
い。このとき、情報サーバ中のすべての検索情報を取得
するのではなく、経済的,時間的な観点から、図14で
示した「検索項目」の内容に関係した検索情報のみを情
報サーバから取得して記憶手段に記憶してもよい。
際、メディア,接続先情報については情報サーバに接続
した時点ですでにわかっている場合もあるので、すべて
の検索情報の内容を情報サーバから取得するのではな
く、「概要」に相当する項目のみを取得して、複合端末
機のCPUの処理によって図15のような形式の検索情
報を作成して記憶手段に記憶してもよい。
P,FEDなど、各種の表示装置を用いることができ
る。また表示手段に表示される内容としては、図14の
検索項目,対象メディア,図15の検索情報などのほ
か、設定項目,操作項目,各メディアからの受信情報等
があり、それぞれ表示手段上の画面を切り替えて表示す
るようにしてもよいが、必要に応じて分割表示,重ね表
示,表示領域の拡大,縮小,移動等ができるようにして
もよい。図14から図18に表示内容の具体的実施例を
示すが、これに限定するものではない。
される機能である。CPUは、RAM,ROM,フロッ
ピーディスク,ハードディスク等の記録媒体に記録され
たプログラムに基づいてこの機能を実行する。前記した
ように、図14の画面において、「検索項目」が入力さ
れると、その検索項目に関連した検索情報が記憶手段か
ら読み出され、図15のような一覧表が表示手段に表示
される。この図15のような検索情報の一覧表が表示さ
れた状態で、利用者によって特定の検索情報を選択する
入力があると、検索制御手段は、その特定の検索情報の
所在へ接続する動作をする。
接続するために回線接続手段を起動させる。たとえば、
選択された特定の検索情報のメディアがインターネット
である場合は、インターネットブラウザソフトを立ち上
げ、インターネット接続会社へ接続し、接続先情報に示
されたURLを転送し、所望のホームページを呼出すと
いう一連の動作を行う。
情報である場合は、FAX機能のソフトを立ち上げ、接
続先情報に示されたFAX情報サービス会社へ電話をか
け、必要な設定やコマンド転送があればその処理を行な
った後、所望のFAX情報を受信して表示手段又はプリ
ンタに出力するという一連の動作を行う。
放送である場合は、一般的には接続先情報に示されたチ
ャネルをチューナによって自動選択し、そのチャネルの
テレビ番組を表示手段に表示するという一連の処理をす
る。また、放送日時の指定がある場合には、現在の時刻
がその日時である場合にのみ表示するようにしてもよ
い。さらに、表示以外にビデオ等の記憶手段にテレビ番
組を録画してもよい。
で示される所在へ回線接続動作を行って、所望の情報を
受信して表示又は記憶するといった一連の処理を行う。
上記の各一連の処理の手順は、それぞれのメディアごと
にほぼ決まっており、RAM,ROM等の記録媒体に記
録されたプログラムに基づいた手順で行われる。以上の
ような手段,機能を備えることによって、この発明は、
利用者が希望する情報の所在を積極的に意識することを
なくし、情報を得るための検索や操作をする負担を軽減
し、複合端末機としての操作性の向上を図ることができ
る。
された所定の時刻に、所定の情報の所在へ接続するため
に、予め予約情報を設定する予約設定手段と、回線接続
を拒否する期間を記憶した拒否期間記憶手段と、現在の
時刻が、予約設定手段によって設定された予約情報の所
定の時刻の前で、かつ前記回線接続を拒否する期間内に
ある場合には、前記設定された予約情報以外を起因とす
る回線接続を拒否する回線接続拒否手段とを備えること
を特徴とする。
どの録画予約に相当する手段であり、内容を確認したい
情報の所在と利用者がその情報を確認したい日時あるい
は期間等を設定するものである。ここで設定される内容
(予約情報)は、たとえば予約したい情報の概要,接続
先情報,予約日時等である。予約情報は、RAM等の書
き替え可能な記憶手段に記憶すればよい。
段で設定した内容を常に確認しにいき、予約情報が存在
する場合はその予約情報に従って、前記したような回線
接続及び情報取得の一連の処理を行う。
スク等の書き替え可能なメモリを用いればよい。ここに
記憶される「回線接続を拒否する期間」は、たとえば、
予約情報の中に設定された予約の開始時刻の前の所定の
期間をいい、この所定の期間内は、利用者からの指示入
力で回線接続要求があっても回線接続処理には入らない
ことを意味する。たとえば、「回線接続を拒否する期
間」として“2分”が記憶され、予約開始時刻が10時
と設定されていたとすると、9時58分から10時まで
の間は、利用者からの回線接続要求があっても拒否され
る。
ではなく、予約設定手段で設定された予約情報以外を起
因とする回線接続要求を拒否するようにしてもよい。さ
らに、予約開始時刻の前、「回線接続を拒否する期間」
の間だけ拒否するのではなく、予約開示時刻が過ぎても
回線接続要求は拒否するようにしてもよい。前記の回線
接続拒否手段も、CPUが記録媒体に記録された所定の
プログラムに基づいて行うものである。このように、予
約開始時刻の前、一定時間内は回線接続を拒否するよう
にすれば、その後予約開始時刻が来ても、複数の回線接
続処理が干渉するのを未然に防止できる。
放送予約の警告画面を示す。図16の左側はテレビ電話
のダイヤル入力画面であり、右側は警告画面である。た
とえば、この画面は、利用者によるテレビ電話への回線
接続要求があったが、現在時刻から2分以内に、すでに
テレビ放送の開始時刻の予約がある場合に表示される。
回線接続拒否期間内での回線接続要求をただちに拒否す
るのではなく、このように一度利用者に警告表示をする
ようにすれば、より利用者に親切な機能を実現できる。
時間内であっても、特定のメディアからの回線接続は許
可するような機能、手段を備えてもよい。すなわち、回
線接続を規制する時間を記憶した規制時間記憶手段を設
け、所定の時刻よりも規制時間前からは特定のメディア
からの回線接続のみ許可するようにしてもよい。特定の
メディアについて許可するのではなく、種々のメディア
上に存在する特定の情報についてのみ回線接続を許可す
るようにしてもよい。このような手段を設けることによ
り、緊急を要するような情報の入手を優先的に行うこと
が可能となる。
アは、設定・変更できるようにすることが好ましい。た
とえば、音声電話による着信は、常に優先的に許可する
ようにしてもよく、また、この着信のうち、特定の発信
者からの着信のみを許可するようにしてもよい。許可し
た場合には、すでに表示された情報があっても、許可さ
れた情報のみを表示手段に表示するように表示を切替え
るようにしてもよい。また、このように緊急を要するよ
うな情報の回線接続を許可した場合には、すでに表示手
段に表示されている情報の他に、この緊急を要する情報
も同時に分割表示するような分割表示制御手段を設けて
もよい。
ビ放送画面とテレビ電話の画面の分割表示の一例を示
す。分割表示ができれば、現在表示中の情報を見なが
ら、緊急を要する情報も画面上で同時に確認できるの
で、利用者のよりスムーズな対応が可能となる。また、
緊急を要する情報のみの表示への切り替えあるいは分割
表示に関して、利用者がどちらの表示させるかを設定で
きるようにしてもよい。さらに、前記したような回線接
続拒否、回線接続許可及び分割表示について、予めそれ
ぞれの機能を起動させる日時及び条件(あるいは起動さ
せない日時や条件)等を設定する起動設定手段を備えれ
ば、重要情報の取り忘れや取り残し、重要情報の閲覧の
中断の防止等ができる。
て、予め重要度を付与しておいてもよい。すなわち、複
数の入手可能な情報について、情報の取得の優先順位を
付与しておき、ある情報の表示中などに、より優先順位
の高い情報を受信したときは、表示の中断、切替等を行
わせる。また、ある情報よりも優先順位の低い情報を受
信してもその受信は拒否するか、あるいは受信したこと
は記憶するがすぐには表示しないなどの処理をするよう
にしてもよい。このような優先順位は、RAM、ハード
ディスクなどの記録媒体に記録すればよい。
報と、利用者の在籍又は不在のそれぞれに対応した情報
の処理条件とを設定する在籍条件設定手段をさらに備え
てもよい。ここで、在籍条件設定手段によって設定され
る内容は、この発明の複合端末機において「在」、「不
在」を設定すればすべての情報に対して有効となるよう
にした方が、利用者の操作の容易化及び設定忘れ防止の
点からも好ましい。
た予約情報が存在する場合に、予約情報の内容を表示手
段に表示する予約表示制御手段を備えてもよい。このよ
うに予約情報を画面上に表示することによって、情報の
重複入手の防止や利用者への注意の喚起が可能となる。
所定の時間前に、画面上の一部にその予約が存在するこ
とを表示(たとえば図18の表示)すれば、不必要な操
作が事前に回避でき、より利用者に親切となり有効であ
る。ここで図18のような表示の内容はこれに限定する
ものではなく、予約情報内容、メディアの種類等によっ
て種々のものが考えられるので、予め複数の表示内容を
用意しておくか、又は利用者が設定登録できるようにす
ることが好ましい。上記に説明した各手段が実行する機
能は、記録媒体に記録されたプログラムに基づいて行わ
れる。プログラムを記録する記録媒体は、ROM,RA
Mなどの複合端末機に内蔵されるものでもよいが、ハー
ドディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、リム
ーバブルHD、MOなどの可搬型のものであってもよ
い。また、プログラム自体が、プログラム提供業者のサ
ーバなど、この発明の複合端末機とは異なる場所にある
コンピュータの記憶装置内に記憶されており、通信回線
を通してそのプログラムをダウンロードするような構成
であってもよい。
の発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定
されるものではない。
の基本構成のブロック図を示す。図1において2−1は
複合端末機全体をコントロールするための中央制御装置
CPUであり、2−24はCPUをコントロールするた
めのプログラムが格納されているROMである。
との接続を制御し、電話,FAX,パソコン通信,イン
ターネットなど回線を経由して入出力される情報の転送
を制御する電話回線制御部であり、2−3は電話回線制
御部を通して入出力されるデータ情報を変更処理するた
めのモデムあるいはターミナルアダプター(TA)であ
る。
するTV電話制御部である。2−4はテレビ放送の情報
を入力するためのチューナ、2−5はケーブルテレビ
(CATV)の情報を入力するためのチューナ、2−6
はケーブルテレビから送られてくるインターネットなど
の情報を取扱うケーブルモデムである。2−7は、ラジ
オ信号を受信するラジオチューナーである。
セレクターであり、モデム,制御部,チューナーから得
られた音声,映像,データをセレクトする。2−11
は、セレクターで選択された信号を制御し分割表示やオ
ーバーラップさせて表示装置2−12に表示させる画面
制御部である。音声については、2−14の音声制御部
によって必要な音声をスピーカ2−15から出力する。
を記憶する記憶装置である。2−21は利用者からの指
示を入力させる入力装置である。例えば、キーボードや
タッチパネルなどが用いられる。2−22はこの複合端
末機の時間を管理するための時計、2−25は取得した
データを出力する出力装置である。たとえば、プリンタ
などである。
ードディスクなどの外部記憶装置である。2−23は、
複合端末機を制御するための情報を一時的に格納するR
AMである。2−10は、画像取込みのためのカメラで
あり、テレビ電話をするときに用いられる。なお、サー
バー2−20は、インターネット等のネットワーク上に
存在する一種のデータベースであり、この複合端末機と
は電話回線等を経由して接続される。
て、この発明の複合端末機の動作を説明する。図2は、
利用者の情報検索指示によって情報を入手する機能の全
体のフローチャートである。この機能の主要な処理は、
CPU(2−1)が実行する。
索指示がされるのを待ち(S3−1)、利用者からの検
索指示があれば(S3−2)、検索項目を抽出し(S3
−3)、電話回線とモデムを接続し(S3−4)、イン
ターネットに接続する(S3−5)。
は、利用者の指定した情報に合致する情報をサーバー
(2−20)内のデータベースから探し出し(S3−
6)、利用者検索項目をこの複合端末機に転送する(S
3−8)。
情報所在地データをRAM(2−23)の情報所在地情
報テーブル(図3)に格納し(S3−9)、電話制御部
(2−2)に指示を送り電話回線を切断する(S3−1
0)。
する利用者の指示入力がされると検索該当情報なしを表
示する(S3−12)。さらに、ビデオやテレビなどの
予約情報が設定されている場合は、予約情報を表示する
(S3−28)。
の形式でRAM(2−23)に記憶されている。このよ
うに予約情報を表示することによって、利用者が情報を
重複して入力することを未然に回避することが可能とな
る。
れてきた情報所在地データを表示し(S3−13)、利
用者に選択をうながす(S3−14)。利用者の指示入
力の後、その選択した情報に応じた処理を行う(S3−
15〜S3−27)。利用者が終了の指示入力をすれ
ば、予約情報を表示(3−28)し、次の検索情報入力
待ち(S3−1)に戻る。
報所在地データを見ながら希望する情報を選択できるの
で、情報が存在するメディアを意識することなく、容易
に情報入力が可能である。
ンターネット上にある場合の処理(インターネット情報
処理3−16)のフローチャートを示す。ここでの主要
処理は、インターネットに接続し(S8−5)、内容を
表示装置(2−12)に表示する(S8−10,S8−
11)ことである。ただし、次のような前処理を行うこ
とを特徴とする。
場合は、画面上にインターネット情報の入力・表示とテ
レビの情報の表示が同時に競合することになり、利用者
の意図しなかった状況になる場合もある。そこで予約チ
ェック(S8−1)を行う。図4の予約テーブルの日時
データと時計(2−22)の時刻とを比較し、現在の時
刻から2分以内に予約がある場合は(S8−1,2)、
利用者に予約内容を表示するか否かを尋ね(S8−
3)、予約内容を優先する場合は、インターネット情報
の表示をせずにインターネット処理をやめる(S8−
4)。ここで、「2分」という期間は、これに限定する
ものではなく、利用者が必要に応じて設定・変更しても
よい。
以外の予約があるがインターネット情報を見たい場合
は、インターネットに接続する(S8−5)。利用者が
情報所在情報データテーブル(図3)を見て、希望する
インターネットホームページを選択すると、そのページ
のURLが設定され、電話回線を通してURLが転送さ
れ希望するホームページに接続される(S8−5,
6)。
いる場合は(S8−7)、あらかじめ設定されている留
守モード記憶媒体設定(図5参照)で指定されている記
憶媒体に、ホームページの内容が記憶される。例えばイ
ンターネットの場合はHDDに記憶される(S8−
8)。
に設定されているかどうかをチェックし(S8−9)、
分割表示モードの場合は、画面制御部(2−11)に画
面上の所定の位置にホームページの内容を表示するよう
に指示する(S8−10)。分割表示モードでない場合
は、全画面にホームページの内容を表示する(S8−1
1)。利用者が情報を見終わり、終了の指示入力があれ
ば(S8−12)、処理を終了し(S8−13)、デー
タ選択画面を表示する(S3−13,14)。
の処理に入る前に、すでに予約された情報の表示等の処
理が所定の時間内にある場合は、インターネットへの接
続処理には入らないようにすることによって、複数の情
報入力の干渉が発生しないようにすることができる。ま
た、留守モードの設定は、利用者が表示画面を見なが
ら、所定の入力をすることによって行えばよい。
ド設定をしてもよいが、操作の容易化及び操作忘れの防
止の点から、個々の情報ごとではなく、この複合端末機
全体について留守モード設定ができるようにすることが
好ましい。留守モードに設定した場合には、あとで利用
者が「在」となって適切な措置がとれるようにするため
に、各メディアからの入力情報の特性を考慮して、図5
に示すような「留守モード記憶媒体設定」の情報をRA
M(2−23)やハードディスクに予め記憶しておくこ
とが好ましい。
通信上にある場合の処理(パソコン情報処理3−18)
のフローチャートを示す。ここでの処理は、前記したイ
ンターネット情報処理と接続先が異なるだけでほぼ同様
である。
報である場合の処理(FAX情報処理3−22)のフロ
ーチャートを示す。FAX情報は、プリンタなどの出力
装置(2−25)に出力するのが一般的であるが、表示
装置(2−12)、画像音声記憶装置(2−17)や外
部記憶装置(2−26)に表示あるいは記憶することも
できる。したがって、利用者があらかじめFAX情報の
出力先を設定できるようにすることが好ましい(図5参
照)。
定すると、図9の処理が開始される。まず、出力デバイ
スが「表示」に設定されている場合(S10−1)、予
約チェックを行う(S10−2)。インターネット情報
と同じようにテレビ等の予約が2分以内にある場合は、
FAX情報が先方から送られてくる場合があるので、表
示以外の出力(たとえばプリンタ)をするように自動設
定する(S10−4)。
等の予約情報の受信が始まっても、予約情報の受信表示
を中断することなく、FAX情報を入手することができ
る。ここで2分という期間は、これに限定するものでは
なく、利用者が必要に応じて設定・変更してもよい。次
にFAX情報を入力したい相手先の番号を送信し、FA
X情報を入手する(S10−5,6)。複合端末機が留
守モードか、出力先が表示以外の出力に指定されている
場合は(S10−7,8)、留守モード設定デバイスデ
ータを記憶する(S10−9)。図5によれば、入手さ
れたFAX情報はプリンタに出力される。
ドでない場合は、分割表示モードか否かによって、FA
X情報を分割表示か、又は全画面表示する(S10−1
0,11,12)。利用者が画面の内容を確認し、終了
の指示入力があれば(S10−13)、処理を終了す
る。
3−20)のフローチャートを示す。まず、前記したイ
ンターネットやパソコン通信の処理と同様に、予約のチ
ェックを行い、予約がある場合は、電話をするかしない
かの利用者入力を待つ(S11−1,2,3,4)。電
話をする場合は、電話回線制御部(2−2)に電話番号
の送信指令を出す(S11−5)。その後、分割表示モ
ードか否かをチェックし、テレビ電話の画像を分割表示
もしくは全画面表示する(S11−6,7,8)。利用
者の終了の指示入力があれば処理を終了し(S11−
9,10)、次の情報選択画面を表示する。
報を選択した場合の処理(テレビ処理3−24、CAT
V処理3−26)のフローチャートを示す。まず選択さ
れたテレビ又はCATV情報が現在放送中か否か、時計
(2−22)によって現在時刻と照合する(S12−
1,2)。
(S12−3,4)、2分以内に予約があれば、利用者
にその予約情報の表示の有無を尋ねる(S12−5)。
情報を見る場合には(S12−6)、テレビまたはCA
TVのチューナーによって指定のチャンネルをセットす
る(S12−7)。
イス、例えば図5に示されたビデオに番組を予約する
(S12−10)。留守モードでなければ、分割表示モ
ードか否かを判断し、全画面表示か分割表示をする(S
12−9,11,12)。
送開始時間にテレビをオンするために、予約テーブル
(図4)に利用者が選択した情報を予約情報として設定
し、テレビチューナーをその選択情報に合わせる(S1
2−15)。もし、設定した予約情報が重複する場合
は、重複していること(予約調整指令)を利用者に伝
え、選択を促す(S12−16,17)。
ャートを示す。処理S13−1からS13−15まで、
前記したテレビの情報処理と同様である。利用者が選択
したラジオが放送中か否かをチェックし、放送中ならば
予約の有無をチェックし、さらにラジオを聞くかどうか
を利用者に尋ねる。また、留守モードに設定されている
場合は、留守設定デバイス(たとえば図5に示すMD)
に記憶する(S13−1〜11)。
示す。この処理は、電話が着信した場合に起動され、た
とえば割り込み処理の一つとして実行するようにしても
よい。まず留守モードか否かチェックし、留守モードな
らば(S14−1)、留守設定されたデバイス(たとえ
ば、図5に示すMD)に対して先方の用件を録音する
(S14−8)。
報を表示中であるかを判別し(S14−2)、情報が表
示中の場合は、いわゆる発ID機能により発信者の電話
番号を交換機から取得し、発信者がRAMに記憶された
電話帳データベースに指定された優先グループの中の者
か否かを調べ、かつその優先グループがあらかじめ設定
された電話優先受付グループ設定(図6参照)であるか
否かを調べる(S14−3)。
妨げになるために、留守番電話処理をする(S14−
8)。発信者が親友など優先グループに入っている者の
場合は、予約のチェックを行い(S14−4,5)、予
約している情報があることを表示する(S14−6)。
また、現在情報は表示中でないが、予約がある場合であ
って、発信者が優先グループにないときは(S14−
7)、自動的に留守番電話処理(S14−8)に入り、
予約された情報の閲覧を阻害しないようにする。
9)、受信した電話がテレビ電話の場合に、その画像が
あらかじめ設定された分割モードによって(S14−1
0)、画面に分割表示か、全画面表示される(S14−
11,12)。
索項目が入力された場合にその検索項目と関連した検索
情報を記憶手段から読み出して表示手段に表示させ、表
示された検索情報のうち入力手段によって特定の検索情
報が選択指示された場合には、その特定の検索情報の所
在へ接続するために回線接続手段を起動させるようにし
ているので、利用者が希望する情報の所在を積極的に意
識することなく、利用者の操作負担を軽減し、容易に複
数のメディアを通した情報の入手を可能とする。
れた検索情報のみならず、ネットワークに接続された遠
隔の情報サーバからの検索情報の収集をしているので、
検索情報の新規追加、更新等が容易にできる。
で、複数の情報入力の相互干渉を防止することができ
る。回線接続許可手段を設けているので、他の情報の取
得中でも緊急を要する情報の入力を受けつけることかで
きる。分割表示手段を設けることにより、現在表示中の
情報と共に、緊急情報などの新たな情報も一画面上に同
時表示できるので、必要な情報のリアルタイムでの入手
・確認が可能となる。
段、分割表示手段の起動の許可/不可を設定するように
しているので、利用者が意図した情報の取得・表示が可
能となり、情報の取り残しの防止や不意の表示の中断の
防止が可能である。
で、すべての入手可能な情報に対して一括して「在」、
「不在」が設定でき、利用者の操作の容易化と設定忘れ
の防止ができる。また、予約表示制御手段を備えている
ので、情報の重複入手の防止や利用者への注意喚起が可
能である。
ロック図である。
トである。
示す図である。
ある。
情報のテーブルである。
定のテーブルである。
ャートである。
である。
ある。
ある。
ャートである。
る。
ある。
す図である。
例を示す図である。
施例を示す図である。
図である。
示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 検索項目及び選択指示を入力する入力手
段と、複数のメディアに接続可能な回線接続手段と、検
索情報を複数個記憶した記憶手段と、前記検索情報を表
示する表示手段と、前記入力手段によって検索項目が入
力された場合にその検索項目と関連した検索情報を記憶
手段から読み出して表示手段に表示させ、表示された検
索情報のうち入力手段によって特定の検索情報が選択指
示された場合には、その特定の検索情報の所在へ接続す
るために回線接続手段を起動させる検索制御手段とを備
えたことを特徴とする複合端末機。 - 【請求項2】 前記検索情報を、ネットワークに接続さ
れた情報サーバから取得して前記記憶手段に記憶する情
報収集手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記
載の複合端末機。 - 【請求項3】 入力手段によって指定された所定の時刻
に所定の情報の所在へ接続するために予め予約情報を設
定する予約設定手段と、回線接続を拒否する期間を記憶
した拒否期間記憶手段と、現在の時刻が、予約設定手段
によって設定された予約情報の所定の時刻の前で、かつ
前記回線接続を拒否する期間内にある場合には、前記設
定された予約情報以外を起因とする回線接続を拒否する
回線接続拒否手段とを備えたことを特徴とする請求項1
記載の複合端末機。 - 【請求項4】 入力手段によって指定された所定の時刻
に所定の情報の所在へ接続するために予め予約情報を設
定する予約設定手段と、回線接続を規制する時間を記憶
した規制時間記憶手段と、前記所定の時刻よりも前記規
制時間前からは、特定のメディアからの回線接続のみ許
可する回線接続許可手段とを備えたことを特徴とする請
求項1記載の複合端末機。 - 【請求項5】 前記回線接続許可手段が、特定のメディ
アからの回線接続を許可した場合、その回線接続時にす
でに表示手段に表示されていた情報の他に、前記特定の
メディアを通して通信される情報を同時に表示手段に分
割表示する分割表示制御手段を備えることを特徴とする
請求項4記載の複合端末機。 - 【請求項6】 分割表示を行うメディアを予め設定する
分割表示設定手段をさらに備え、回線接続が許可された
前記特定のメディアが分割表示設定手段によって設定さ
れたメディアである場合にのみ、分割表示制御手段が分
割表示を行うことを特徴とする請求項5記載の複合端末
機。 - 【請求項7】 入力手段によって指定された所定の時刻
に所定の情報の所在へ接続するために予め予約情報を設
定する予約設定手段と、回線接続を拒否する期間を記憶
した拒否期間記憶手段と、現在の時刻が、予約設定手段
によって設定された予約情報の所定の時刻の前で、かつ
前記回線接続を拒否する期間内にある場合には、前記設
定された予約情報以外を起因とする回線接続を拒否する
回線接続拒否手段と、回線接続を規制する時間を記憶し
た規制時間記憶手段と、前記所定の時刻よりも前記規制
時間前からは、特定のメディアからの回線接続のみ許可
する回線接続許可手段と、前記回線接続許可手段が、特
定のメディアからの回線接続を許可した場合、その回線
接続時にすでに表示手段に表示されていた情報の他に、
前記特定のメディアを通して通信される情報を同時に表
示手段に分割表示する分割表示制御手段と、前記回線接
続拒否手段と回線接続許可手段と分割表示制御手段の起
動許可/不可を設定する起動設定手段を備えたことを特
徴とする請求項1記載の複合端末機。 - 【請求項8】 利用者の在籍又は不在を示す在籍情報
と、利用者の在籍又は不在のそれぞれに対応した情報の
処理条件とを設定する在籍条件設定手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1から7に記載したいずれかの
複合端末機。 - 【請求項9】 前記予約情報が存在する場合に、予約情
報の内容を表示手段に表示する予約表示制御手段を備え
ることを特徴とする請求項3から6に記載したいずれか
の複合端末機。 - 【請求項10】 検索項目及び選択指示を入力する入力
機能と、複数のメディアに接続可能な回線接続機能と、
検索情報を複数個記憶した記憶機能と、前記検索情報を
表示する表示機能と、前記入力機能によって検索項目が
入力された場合にその検索項目と関連した検索情報を記
憶機能から読み出して表示機能に表示させ、表示された
検索情報のうち入力手段によって特定の検索情報が選択
指示された場合には、その特定の検索情報の所在へ接続
するために回線接続機能を起動させる検索制御機能とを
備えたことを特徴とするプログラムを記録した記録媒
体。
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