JPH119160A - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JPH119160A
JPH119160A JP9164579A JP16457997A JPH119160A JP H119160 A JPH119160 A JP H119160A JP 9164579 A JP9164579 A JP 9164579A JP 16457997 A JP16457997 A JP 16457997A JP H119160 A JPH119160 A JP H119160A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプールと同芯に配置されたドラグ機構を有
する両軸受リールにおいて、押圧力を抑えて制動性能を
向上させる。 【解決手段】 両軸受リールは、リール本体1と、ハン
ドル軸31を有するハンドルと、ハンドル軸31に平行
に配置されたスプール軸5と、スプール4と、ドラグ機
構6と、ハンドルの回転をドラグ機構に伝達する第1回
転伝達機構9aとを備えている。スプールは糸巻胴部4
aと糸巻胴部の両側に形成されたフランジ部4b,4c
とを有している。ドラグ機構6は、スプールと同芯に配
置されスプールに連動する制動円板55と制動円板に対
向して圧接可能に配置され糸繰り出し方向に回転不能な
摩擦円板56とを有する制動部26と、制動円板と摩擦
円板とを圧接する方向に相対移動させることでスプール
を制動するためのスプール軸移動機構25とを有し、制
動直径がスプールの糸巻可能径の90%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両軸受リール、特
に、レバーによりスプール軸を軸方向に移動させてスプ
ールを制動するドラグ機構を備えた両軸受リールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】両軸受リールとして、レバーによりスプ
ール軸を軸方向に移動させてスプールを制動するレバー
ドラグ型の両軸受リールが知られている。この両軸受リ
ールは、1対の側板を有するリール本体と、リール本体
に軸方向移動自在に支持されたスプール軸と、スプール
軸に回転自在に支持されたスプールと、スプールを制動
するドラグ機構と、ハンドルの回転によりスプールを回
転させるための回転伝達機構とを備えている。
【0003】スプールはスプール軸とともに軸方向に移
動可能である。ドラグ機構は、スプールのフランジ部の
一端外側面に設けられた制動円板と、制動円板に圧接可
能な摩擦円板と、スプール軸を軸方向に移動させるスプ
ール軸移動機構とを備えている。摩擦円板は、スプール
軸に回転自在に支持されており、摩擦円板にはハンドル
からの回転が回転伝達機構を介して伝達される。スプー
ル軸移動機構は、リール本体に揺動自在に支持されたド
ラグレバーと、スプール軸の一端に固定されたキャップ
部材と、ドラグレバーとキャップ部材との間に配置され
リール本体に回転不能に装着されたカム部材とを有して
いる。カム部材には傾斜カムが形成されており、ドラグ
レバーを揺動させることでドラグレバーが傾斜カムに乗
り上げ、カム部材がキャップ部材を押圧してスプール軸
を軸方向の一方に移動させる。スプール軸の他方側への
移動は、たとえば摩擦円板と制動円板との間に配置され
たコイルバネの付勢力により行われる。
【0004】このような両軸受リールでは、ハンドルの
回転による駆動力が、回転伝達機構を介してドラグ機構
の摩擦円板に伝達され、摩擦円板と制動円板との圧接に
よりスプールに伝達される。このような構成のドラグ機
構では、ドラグ力(制動力)の調整は、スプール軸の一
端に装着されたドラグレバーを一方向に揺動させること
により行われる。ドラグレバーを一方向に揺動させると
カム部材によりスプール軸が軸方向の一方に移動し、ス
プールがドラグ機構に接近し、制動円板が摩擦円板に圧
接される。このような両軸受リールでは、ドラグレバー
の操作により、ドラグ機構の制動力を調整するととも
に、制動円板と摩擦円板とを離反させてスプールを自由
回転状態にする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にこの種のドラグ
機構では、制動力の大きさは圧接する2つの円板の枚
数、制動力を発生させる部分の直径・面積に依存する。
特に制動力を発生させる部分の直径が大きいほど同じ押
圧力に対する制動トルクは大となり、面積が大であるほ
ど摩擦力は大きくなる。しかし、前記従来のドラグ機構
を有する両軸受リールでは、スプールの端面に制動円板
が設けられているので、制動円板の直径、あるいは面積
はスプールのサイズ(フランジ部の直径)に依存する。
このため、従来の両軸受リールでは、制動面積がフラン
ジ部の面積よりかなり小さくなり、直径が小さいスプー
ルほど制動力が小さくなる。したがって、小径のスプー
ルに装着されたレバードラグ機構では、大きな制動力を
生じさせるためには押圧力(スラスト荷重)を大きくす
る必要がある。押圧力を大きくすると制動性能が低下す
る。たとえば、レバー操作が重くなりレバーの細かな操
作による制動力の微調整を行いにくい。また、摩擦円板
と制動円板との接触面の凹凸等による制動力の変動が顕
著になり、ドラグ作動時の滑らかさが低下する。さら
に、摩擦円板又は制動円板の耐久性が低下する。このよ
うに、特に小さい直径のスプールにおいては、大きな制
動力を得ようとすると押圧力を大きくする必要があるた
め、制動性能を向上させるのが困難である。
【0006】本発明の課題は、ドラグ機構を有する両軸
受リールにおいて、押圧力を抑えて制動性能を向上させ
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルは、リール本体と、ハンドル部材と、スプール軸と、
スプールと、ドラグ機構と、回転伝達機構とを備えてい
る。ハンドル部材は、リール本体に回転自在に支持され
たハンドル軸を含んでいる。スプール軸は、ハンドル軸
と平行に配置されている。スプールは、釣り糸を巻き取
る糸巻胴部と糸巻胴部の両側に形成されたフランジ部と
を有し、スプール軸に装着されている。ドラグ機構は、
スプールと同芯に配置されスプールに連動する制動円板
と、制動円板に対向して圧接可能に配置され糸繰り出し
方向に回転不能な摩擦円板と、制動円板と摩擦円板とを
圧接する方向に相対移動させることでスプールを制動す
るための移動機構とを有し、制動円板及び摩擦円板の直
径に関連する制動直径がスプールの糸巻可能径の90%
以上である。回転伝達機構は、ハンドル軸の回転をドラ
グ機構を介してスプールに伝達するための機構である。
【0008】この両軸受リールでは、ハンドルを糸巻取
方向に回転させると、回転伝達機構を介して摩擦円板が
回転する。そして、その回転が制動円板を介してスプー
ルに伝達されスプールが巻取方向に回転して釣り糸がス
プールに巻き付けられる。この巻取途中で釣り糸の先端
に取り付けられた仕掛けに魚がかかりドラグ機構が作動
してスプールが糸繰り出し方向に回転すると、制動円板
がスプールに連動して糸繰り出し方向に回転する。この
とき、摩擦円板は糸繰り出し方向に回転できないので、
制動円板と摩擦円板との圧接力に応じた制動力がスプー
ルに作用する。このときの制動力は制動直径、即ち制動
円板と摩擦円板とが圧接する部分の最大直径に依存す
る。この制動直径が、スプールの糸巻可能径、つまりフ
ランジ部の直径の90%以上であり従来より大きいの
で、小さい直径のスプールであっても制動力の大きくす
るのに押圧力をそれほど大きくする必要がなくなり、制
動性能を向上させることができる。
【0009】発明2に係る両軸受リールは、発明1に記
載のリールにおいて、回転伝達機構は、スプール軸に支
持され摩擦円板と一体で回転するピニオンギアと、ハン
ドル軸に回転不能に装着されピニオンギアに噛み合うメ
インギアと、ハンドル軸又はそれに連動する回転部品の
糸繰り出し方向の回転を禁止する逆転禁止機構とを有
し、逆転禁止機構により摩擦円板を糸繰り出し方向に回
転不能にする。この場合には、糸巻取時にはハンドル軸
の回転がメインギアを介してピニオンギアに伝達され、
摩擦円板が回転する。一方、ドラグ機構が作動するとス
プールの糸繰り出し方向への回転(逆転)により制動円
板が回転し摩擦円板を回転させようとする。しかし、摩
擦円板は逆転禁止機構により糸繰り出し方向の回転が禁
止されているので、制動円板を介してスプールに制動力
が作用する。ここでは、回転伝達機構に設けられた逆転
禁止機構により摩擦円板の逆転を禁止しているので、摩
擦円板に逆転禁止機構を設ける必要がなくなる。
【0010】発明3に係る両軸受リールは、発明1又は
2に記載のリールにおいて、ドラグ機構は、制動円板と
摩擦円板とを収納する収納ケースをさらに有する。この
場合には、2つの円板が収納ケース内に配置されるの
で、その圧接部分に海水等が侵入しにくくなり、制動力
が変動しにくい。発明4に係る両軸受リールは、発明1
から3のいずれかのリールにおいて、制動円板は、スプ
ールのフランジ部の一端面に固定されている。この場合
には、制動円板を固定している側のフランジ部の直径を
他方に比べて大きくすることで、制動直径を大きくする
ことができる。
【0011】発明5に係る両軸受リールは、発明4に記
載のリールにおいて、スプールはスプール軸に回転自在
かつスプール軸とともに軸方向に移動可能に支持され、
移動機構は、スプール軸をスプールとともにリール本体
に対して軸方向に移動させる。この場合には、移動機構
によりスプール軸を軸方向の一方に移動させると、スプ
ールに固定された制動円板が摩擦円板に圧接しその圧接
力に応じてスプールが制動される。
【0012】発明6に係る両軸受リールは、発明1から
3のいずれかのリールにおいて、制動円板はスプールの
フランジ部の外方に配置され、スプール軸に回転不能に
支持されている。この場合には、制動円板がスプールに
固定されていないのでその直径がスプールの直径に依存
しない。このため、2つの円板の直径を任意に設定でき
る。
【0013】発明7に係る両軸受リールは、発明6に記
載のリールにおいて、スプールとスプール軸とを係合・
離脱するクラッチ機構をさらに備え、スプールはスプー
ル軸に回転自在かつスプール軸とともに軸方向に移動可
能に支持され、移動機構は、スプール軸をスプールとと
もにリール本体に対して軸方向に移動させる。この場合
には、スプールを自由回転状態にして釣り糸を繰り出す
際に制動円板と摩擦円板とを離反させることなくクラッ
チ機構によりスプールとスプール軸とを遮断すればよ
い。このため、ドラグ機構の圧接状態を常に一定に維持
でき、制動力の変動を抑えることができる。
【0014】発明8に係る両軸受リールは、発明1から
7のいずれかに記載のリールにおいて、移動機構は、ス
プール軸の一端に軸方向移動不能かつ回転自在に装着さ
れたキャップ部材と、リール本体にスプール軸回りに揺
動自在に装着されたドラグレバーと、リール本体に回転
不能に装着されドラグレバーとキャップ部材との間に配
置され、ドラグレバーの揺動によりキャップ部材を軸方
向の一側に移動させるカム部材と、スプール軸を軸方向
の他側に付勢する付勢部材とを有している。この場合に
は、ドラグレバーを一方向に揺動させてカム部材により
キャップ部材を軸方向の一側に移動させると、それに応
じてスプール軸が移動し制動円板と摩擦円板との圧接力
が変化する。また、ドラグレバーを他方向に揺動させる
と、付勢部材によりスプール軸が軸方向の他側に移動し
制動円板と摩擦円板との圧接力が変化する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、本発明の
一実施形態による両軸受リールは、レバードラグ型のも
のであり、内部にスプール4が配置されたリール本体1
と、リール本体1の側方に揺動自在に配置されたドラグ
レバー2と、ドラグレバー2の下方でリール本体1に回
転自在に支持されたハンドル3とを備えている。
【0016】リール本体1は、左右1対の側板11a,
11b及び側板11a,11bを連結する複数の連結部
12からなるフレーム10と、フレーム10を両側で覆
う側カバー13a,13bとを有している。リール本体
1の上部にはカウンターケース15が固定されている。
カウンターケース15には、液晶表示部16や操作キー
部17が設けられている。液晶表示部16はスプール4
から繰り出された釣り糸先端部の仕掛けの水深を表示す
るものである。操作キー部17は、棚位置や表示モード
の選択操作等の各種の操作を行うときに使用される。
【0017】リール本体1の内部には、図3及び図4に
示すように、スプール4が設けられている。スプール4
は、筒状の糸巻き胴部4aと、糸巻き胴部4aの両側に
形成された大径のフランジ部4b,4cとを有してい
る。フランジ部4b,4cは同径でありその糸巻側の曲
線は中心対称の形状である。スプール4は軸受20a,
20bによりスプール軸5に回転自在に支持されてい
る。スプール軸5は、軸受21a,21bによりリール
本体1に回転自在に支持されている。
【0018】スプール4のハンドル3側にはスプール4
を制動するドラグ機構6が設けられている。またスプー
ル4のドラグ機構6と逆側にはスプール4とスプール軸
5とを係合・離脱するクラッチ装置7が設けられてい
る。さらにスプール4の前方にはスプール4に釣り糸を
均一に巻き取るためのレベルワインド機構8が設けられ
ている。また、側板11bと側カバー13bとの間に
は、ハンドル3の回転をスプール4に伝達する第1回転
伝達機構9aが設けられている。側板11aと側カバー
13aとの間には、スプール4の回転に連動してレベル
ワインド機構8を動作させる第2回転伝達機構9bが設
けられている。
【0019】側カバー13bのドラグレバー2の下方に
は、外方に突出する突出筒14が形成されている。この
突出筒14の内部には、スプール軸5に平行にハンドル
軸31が配置されている。ハンドル軸31は、図5に示
すように、突出筒14の両端に配置された2つの軸受3
2,33により突出筒14に回転自在に支持されてい
る。軸受32,33の間にはローラ型の第1ワンウェイ
クラッチ62が配置されている。第1ワンウェイクラッ
チ62は、ハンドル軸31の糸巻き取り方向の回転だけ
を許容する。またハンドル軸31には、爪式の第2ワン
ウェイクラッチ63も配置されている。この第2ワンウ
ェイクラッチ63も、ハンドル軸31の糸巻き取り方向
の回転だけを許容する。第2ワンウェイクラッチ63は
後述するメインギア60と軸受32との間に配置されて
いる。ここで2つのワンウェイクラッチ62,63を設
けたのは、第1ワンウェイクラッチ62により逆転時の
遊びを少なくし、第2ワンウェイクラッチ63によりド
ラグ機構6が作動したときに第1ワンウェイクラッチ6
2の限界を超える強い力がメインギア60を介してハン
ドル軸31に作用してもハンドル軸31が逆転しないよ
うにするためである。
【0020】ハンドル3は、図3に示すように、ハンド
ル軸31の先端に固定されている。ハンドル3は、ハン
ドル軸31の先端に固定されたアーム部材40と、アー
ム部材40の先端に回動自在に支持された回動部材41
と、回動部材41の先端に固定された把手部材42とを
備えている。ドラグ機構6は、図5に示すように、スプ
ール軸5を軸方向に往復移動させるためのスプール軸移
動機構25と、制動部26とを備えている。なお、図5
では、スプール軸5の上半分が最大ドラグ作動時の軸方
向位置を示し、下半分がドラグ力減少位置を示してい
る。
【0021】スプール軸移動機構25は、リール本体1
の側カバー13bに回転自在に支持されたドラグレバー
2と、スプール軸5の軸端に装着されたキャップ部材2
7と、キャップ部材27とドラグレバー2との間に配置
されたカム部材28と、スプール軸5を図5左側に付勢
する皿バネ29とを備えている。ドラグレバー2は、中
心部に形成されたボス部2aが側カバー13bに回転自
在に支持され、そこから径方向に延びるレバー部2bが
側カバー13bに周方向の複数箇所で係止されるように
構成されている。キャップ部材27は、スプール軸5の
軸端を覆うように配置されたダイヤル部27aと、ダイ
ヤル部27aとビス43により締結された軸支部27b
とから構成されている。軸支部27bは、スプール軸5
の軸端にねじ止めされたナット44との間でスラスト軸
受45を挟んで配置されており、スプール軸5に軸方向
移動不能かつ回転可能に支持されている。また、軸支部
27bの先端は側カバー13bのスプール軸5貫通部分
に嵌め込まれている。この嵌め込み部分において側カバ
ー13bとの間にはOリング49が装着されている。こ
の結果、スラスト軸受45はOリング49で封止された
水密空間内に配置されることになり、海水等による浸食
を受けにくくなる。
【0022】カム部材28は、側カバー13bに回転不
能かつ軸方向移動自在に支持されている。カム部材28
は、ドラグレバー2との接触面に斜面カムを有してお
り、ドラグレバー2の、たとえば図2反時計回りの揺動
により図5の軸方向左側に移動しドラグ力が弱くなる。
カム部材28はキャップ部材27の軸支部27bとネジ
により連結されており、キャップ部材27を回動させる
ことでスプール軸5の軸方向の初期位置を設定可能であ
る。これにより、ドラグレバー2の揺動開始位置におけ
るドラグ力を調整できる。なお、この実施形態では、軸
支部27bとカム部材28とは逆ネジで連結されてい
る。すなわち、図2において、キャップ部材27を反時
計回りに回して軸支部27bとカム部材28との螺合が
進むにつれてスプール軸5は、図5の左側へ進み、初期
ドラグ力は弱くなる。これは、ドラグレバー2の操作の
方向とキャップ部材27の操作の方向とを統一し、釣り
人が違和感なくドラグ調整できるようにするためであ
る。
【0023】カム部材28とキャップ部材27との間に
は第1発音機構50が配置されている。第1発音機構5
0は、カム部材28の端面に球面の一部をなすように周
方向に間隔を隔てて多数形成された凹穴51と、凹穴5
1に接触可能に配置された音出しピン52と、音出しピ
ン52を凹穴51側に付勢するコイルバネ53とを有し
ている。音出しピン52は先端が球状のキノコ型の軸で
あり、キャップ部材27のダイヤル部27aと軸支部2
7bとの間に連通して形成された取付穴54に軸方向移
動自在に装着されている。コイルバネ53は、音出しピ
ン52の軸部の外周側に圧縮状態で配置されている。
【0024】制動部26は、スプール4の外方に配置さ
れている。制動部26は、スプール軸5に回転不能に装
着されかつスプール軸5とともに軸方向に移動可能な制
動円板55と、制動円板55に対向して配置された摩擦
円板56と、摩擦円板56を覆う薄肉のカバー円板57
とを有している。制動円板55は、スプール4の糸巻可
能径であるフランジ部4bの径より大きく、かつ外周部
に筒状部55bを有している。この筒状部55bにカバ
ー円板57が回転不能に連結されている。したがってド
ラグ機構6の外径は、スプール4の糸巻可能径より大き
い。摩擦円板56は、制動円板55より小径であり、ス
プール軸5に軸受59により回転自在に支持されてい
る。摩擦円板56は、後述するピニオンギア61に内周
面で噛み合っている。また、摩擦円板56は、ピニオン
ギア61を介してリール本体1により図5の軸方向右方
への移動が規制されている。
【0025】制動円板55と摩擦円板56とは、対向面
に互いに圧接可能に装着されたほぼ同径のドーナッツ状
の摺動ディスク55a,56aをそれぞれ有している。
摺動ディスク55aは、たとえばカーボン繊維の織布に
フェノール樹脂等の耐熱樹脂を含浸させた繊維強化樹脂
等の耐熱合成樹脂製である。摺動ディスク56aは、た
とえばステンレス等の耐熱耐食金属製である。なお、制
動部26の制動直径(制動円板55と摩擦円板56とが
圧接する部分の最大直径、この実施形態では摺動ディス
ク55aと摺動ディスク56aのうちの小さい方の外
径)はスプール4の糸巻可能径の90%以上であり、従
来より大きくなっている。
【0026】このため、同じ糸巻可能径のスプールを装
着した従来のリールに比べて大きな制動力が得られるよ
うになっている。ここで、スプール4の糸巻可能径とは
スプール4に最大限釣り糸を巻き付けたときの外径であ
り、フランジ部4b,4cのうち小さい方のフランジ部
の外径のことである。この実施形態ではフランジ部4
b,4cは同径であるので、フランジ部4b,4cの外
径である。
【0027】また、制動直径が大きいため大きな制動力
が得られるので、押圧力を大きくする必要がなくなり、
制動性能が向上する。たとえば、レバー操作が軽くなり
ドラグ力を微調整しやすい。また、摩擦円板56と制動
円板55との接触面の凹凸等による制動力の変動が少な
くなりドラグ作動時の糸の繰り出しが滑らかになる。ま
た、摩擦円板56又は制動円板55の耐久性が向上する
とともにハンドル3の回転が軽くなる。
【0028】カバー円板57は、制動円板55に外周側
で回転不能に連結されかつ制動円板55との間で摩擦円
板56を覆うように配置されている。摩擦円板56とカ
バー円板57との間は中央部においてOリング58で封
止されており、摩擦円板56側に外部から海水等の液体
や異物が侵入しにくいようになっている。カバー円板5
7と摩擦円板56との間には、ドラグ作動時(制動円板
55と摩擦円板56との相対回転時)に発音する第2発
音機構64が装着されている。第2発音機構64は、カ
バー円板57の端面に周方向に間隔を隔てて多数形成さ
れた矩形状の凹穴65と、凹穴65に接触可能に配置さ
れた音出しピン66と、音出しピン66を凹穴65側に
付勢するコイルバネ67とを有している。音出しピン6
6は先端が球状のキノコ型の軸であり、摩擦円板56の
摺動ディスク56aの装着部より中心側に形成された取
付穴56bに軸方向移動自在に装着されている。この取
付穴56bは、図6に示すように、カバー円板57側に
開口しており、摩擦円板56の軸方向に対して回転方向
Rの上流側に角度α傾けて形成されている。この角度α
は、10度〜40度の範囲が好ましい。この結果、音出
しピン66もこの角度α傾斜して摩擦円板56に装着さ
れる。コイルバネ67は、音出しピン66の軸部の外周
側に圧縮状態で配置されている。ここでは、制動円板5
5ではなく比較的肉厚が薄いカバー円板57に音出しピ
ン66が衝突するので、歯切れの良い音が発生すること
になる。また、取付穴56bが斜めに形成されているの
で、音出しピン66のストロークを維持して制動円板5
5の厚みを薄くすることできる。
【0029】第1回転伝達機構9aは、図5に示すよう
に、ハンドル軸31の他端に固定されたメインギア60
と、スプール軸5の外周側に回転自在に装着されメイン
ギア60と噛み合うピニオンギア61とを有している。
ピニオンギア61は制動部26の摩擦円板56に回転不
能に係止されている。この結果、ハンドル3からの回転
はメインギア60、ピニオンギア61、摩擦円板56を
介して制動円板55に伝達され、制動円板55からスプ
ール軸5に伝達される。
【0030】クラッチ装置7は、図7に示すように、ス
プール軸5とスプール4とを係合・離脱するクラッチ機
構69と、クラッチ機構69を係脱操作するためのクラ
ッチ操作部70とを備えている。クラッチ機構69は、
クラッチ部材71とクラッチ板82とを有している。ク
ラッチ部材71はほぼ筒状の部材であり、スプール軸5
に回動不能かつ軸方向移動自在に支持されている。クラ
ッチ部材71の内周面には矩形の係合孔71aが形成さ
れており、スプール軸5の外周面に形成された面取り部
5aに軸方向移動自在かつ回転不能に係合している。ク
ラッチ部材71の外周面には、後述するクラッチヨーク
77の当接部77aに係止されるリング状の係止溝71
bが全周にわたって形成されている。
【0031】クラッチ板82は、スプール4のフランジ
部4bの端面に装着された円板状の部材である。クラッ
チ板82の中心部には十字状のクラッチ係止孔82aが
形成されている。また、クラッチ部材71の右端面に
は、このクラッチ係止孔82aに噛み合うクラッチ突起
71cが直径に沿って2か所形成されている。クラッチ
操作部70は、左側の側板11aに固定された固定板1
1cに揺動自在に支持されたクラッチレバー75と、側
板11aに回動自在に支持されたリング状のクラッチカ
ム76と、クラッチカム76により軸方向に移動するク
ラッチヨーク77とを有している。
【0032】クラッチ操作レバー75は、リール本体1
の外周側に配置された把手部72と、把手部から内方に
延びるレバー部73とを有している。このレバー部73
が側板11aに回動自在に支持されている。レバー部7
3の先端はクラッチカム76の外周面に形成された係合
凹部76aに係止されている。このクラッチ操作レバー
75が揺動することでクラッチカム76が回動する。レ
バー部73は、回動部分で略周方向に延びるトグルレバ
ー74を有している。トグルレバー74の先端にはトグ
ル部78が回動自在に連結されている。トグル部78は
内部にトグルバネを有するものであり、クラッチ操作レ
バー75が、図7に示すクラッチ係合位置とそれから時
計回りに揺動したクラッチ離脱位置との両位置でその状
態を保持するために設けられている。
【0033】クラッチカム76は、外周面に前述した係
合凹部76aを有している。また、クラッチヨーク77
側に2つの傾斜カム部76b,76cを有している。傾
斜カム部76b,76cは図7軸方向左方に突出して形
成され、それぞれクラッチヨーク77に当接してクラッ
チヨーク77をスプール軸5の軸方向左方に移動させ
る。クラッチヨーク77は、スプール軸5の外周側に配
置された半円弧状の当接部77aと、当接部77aの両
端から径方向外方に延びる支持部77bとを有してい
る。当接部77aは、クラッチ部材71の係止溝71b
に係止される。支持部77bは、ガイド軸80に軸方向
移動自在に支持されている。ガイド軸80は、固定板1
1cから突出しており、スプール軸5を挟んで対称に、
かつスプール軸5と平行に配置されている。ガイド軸8
0の外周側にはリターンバネ81が圧縮状態で巻回され
ており、クラッチヨーク77はリターンバネ81により
図6右方(クラッチ係合方向)に付勢されている。
【0034】このクラッチ装置7では、クラッチ操作レ
バー75を図7時計回りに揺動させクラッチカム76を
反時計回りに回動させることで、クラッチヨーク77が
クラッチカム76の傾斜カム部76b,76cに乗り上
げ、クラッチカム76がクラッチヨーク77を押圧す
る。これにより、クラッチヨーク77が軸方向外方に移
動し、クラッチ部材71が軸方向外方に移動してクラッ
チ係止孔82aとクラッチ突起71cとの係合が解除さ
れクラッチ機構69が離脱状態になる。逆に、クラッチ
操作レバー75を図7反時計回りに揺動させクラッチカ
ム76を時計回りに回動させることで、クラッチヨーク
77がクラッチカム76の傾斜カム部76b,76cか
ら離脱する。この結果、リターンバネ81の押圧力によ
りクラッチヨーク77が軸方向内方に移動しクラッチ部
材71が軸方向内方に移動してクラッチ係止孔82aと
クラッチ突起71cとが係合しクラッチ機構69が係合
状態になる。
【0035】レベルワインド機構8は、図4に示すよう
に、スプール4の前方で側板11a,11bに回転自在
に支持された螺軸90と、螺軸90の周囲に螺軸90に
沿って配置されたガイド部材91と、ガイド部材91に
案内される釣り糸ガイド92とを有している。螺軸90
は側板11aと側カバー13aとの間に配置された第2
回転伝達機構9bによりスプール4に連動して回転す
る。螺軸90の外周面には、交差した螺旋状溝90aが
所定長さにわたって形成されている。釣り糸ガイド92
には、螺軸90の螺旋状溝90aに係合する係合部材
(図示せず)が装着されており、係合部材が螺旋状溝9
0aに係合することで、釣り糸ガイド92は螺軸90の
回転に応じてスプール軸5に沿って往復移動する。釣り
糸ガイド92には、図3に示すように釣り糸を案内する
長円状の硬質リング98が装着されている。
【0036】第2回転伝達機構9bは、スプール4のフ
ランジ部4bの端面においてクラッチ板82の外側に装
着された第1ギア95と、第1ギア95に噛み合うよう
に側板11aに装着された第2ギア96と、螺軸90の
一端に装着され第2ギア96に噛み合う第3ギア97と
から構成されている。ここではスプール4の回転が3つ
のギア95〜97を介して螺軸90に伝達され、釣り糸
ガイド92がスプール4に連動して往復移動する。
【0037】このように構成された両軸受リールにおい
て、仕掛けを下ろす際には、クラッチ操作レバー75を
操作してクラッチ装置7を離脱状態にする。この結果、
スプール4は自由回転状態になり、仕掛けの自重で釣り
糸が繰り出される。このとき、ドラグレバー2の位置が
どのような位置にあってもクラッチ操作レバー75を離
脱位置に操作するだけでクラッチ機構69が離脱状態に
なり、スプール4を簡単に自由回転状態にすることがで
きる。
【0038】液晶表示部16により仕掛けが所定の水深
に到達したこと確認するとクラッチ操作レバー75を係
合位置に操作してクラッチ機構69を係合状態にする。
クラッチ機構69を係合状態にすると、ワンウェイクラ
ッチ62,63によりハンドル軸31の糸繰り出し方向
の回転が禁止されているので、ドラグ機構6及び第1回
転伝達機構9aを介してスプール軸5の逆転が禁止さ
れ、糸の繰り出しが止まる。この状態で仕掛けに魚がか
かると魚の引きによりスプール4が糸繰り出し方向に回
転しようとする。このとき、ドラグレバー2の操作によ
り設定された所定のドラク力で釣り糸が繰り出されるよ
うにする。ここで、ドラグレバー2を図2時計回りに揺
動させると、カム部材28によりスプール軸5が図5右
方に移動し、制動円板55と摩擦円板56とが強く接触
しドラグ力が大きくなる。一方、ドラグレバー2を図2
反時計回りに揺動させると、皿バネ29によりスプール
軸5が図5左方に戻され、制動円板55の摩擦円板に対
する押圧力が小さくなり2つの円板55,56の圧接力
が弱くなってドラグ力が弱くなる。そして、ドラグ作動
時に2つの円板55,56が相対回転すると、摩擦円板
56とカバー円板57との間に配置された第2発音機構
64の音出しピン66がカバー円板57への衝突を繰り
返し、比較的薄肉のカバー円板57との間で発音する。
この結果、ドラグが作動したことが釣り人に直ちに告知
される。
【0039】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、制動部26をスプールの外
方に配置したが、図8に示すように、制動部26の制動
円板55をスプール4のフランジ部4cと一体で構成し
てもよい。このフランジ部4cの端面に摺動ディスク5
5aが固定されているとともに周縁部にカバー円板57
が固定されている。また、スプール4を支持する軸受2
0bと制動円板56を支持する軸受59との間のスプー
ル軸5の外周側にスプール軸5を図8左側に付勢するコ
イルバネ29aが圧縮状態で配置されている。摩擦円板
56は内周部が制動円板55側に突出しており、その突
出部にOリング58aが装着されている。このOリング
58aにより内周側から海水等が侵入しないようにして
いる。なお、この実施形態ではクラッチ装置は不要であ
り、スプール4を自由回転状態にする場合には、ドラグ
レバー2を操作して制動円板55と摩擦円板56とを離
反させる。
【0040】この実施形態では、スプール4の糸巻可能
径は、2つのフランジ部4b,4cの外径が異なるので
小さい方のフランジ部4bの外径になる。また、制動直
径は摺動ディスク55a,56aのうちの小さい方の直
径になる。この実施形態でも制動直径は糸巻可能径の9
0%以上である。 (b) 前記実施形態では、スプール4がスプール軸5
に回転自在に支持されていたが、スプールがスプール軸
に回転不能に装着されていてもよい。この場合には、ハ
ンドルからの回転は回転伝達機構を介してスプール軸に
伝達されスプールが回転する。また、ドラグ機構は、ス
プールのフランジ部に一体で形成された制動円板とリー
ル本体に固定された摩擦円板とで構成されている。
【0041】(c) 前記実施形態では、スプール軸を
軸方向に移動させてドラグ力を調整したが、スプールだ
けを軸方向に移動させてドラグ力を調整するようにして
もよい。 (d) 制動円板55と摩擦円板56とに配置された摺
動ディスクを逆に配置してもよい。つまり、制動円板5
5に金属製の摺動ディスクを配置し、摩擦円板に繊維強
化樹脂製の制動ディスクを配置してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドラグ機構の制動直径が、スプールの糸巻可能径、つま
りフランジ部の直径の90%以上であるので、小さい直
径のスプールであっても制動性能を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による両軸受リールの平面
図。
【図2】その側面図。
【図3】その縦断面図。
【図4】その横断面図。
【図5】その断面部分図。
【図6】第2発音機構の断面図。
【図7】クラッチ装置の斜視図。
【図8】他の実施形態の図5に相当する図。
【符号の説明】 1 リール本体 2 ドラグレバー 3 ハンドル 4 スプール 4a 糸巻胴部 4b,4c フランジ部 5 スプール軸 6 ドラグ機構 7 クラッチ装置 9a 第1回転伝達機構 25 スプール軸移動機構 26 制動部 27 キャップ部材 28 カム部材 29 皿バネ 31 ハンドル軸 55 制動円板 55a,56a 摺動ディスク 56 摩擦円板 57 カバー円板 60 メインギア 61 ピニオンギア 62 第1ワンウェイクラッチ 63 第2ワンウェイクラッチ 69 クラッチ機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体と、 前記リール本体に回転自在に支持されたハンドル軸を含
    むハンドル部材と、 前記ハンドル軸と平行に配置されたスプール軸と、 前記釣り糸を巻き取る糸巻胴部と前記糸巻胴部の両側に
    形成されたフランジ部とを有し、前記スプール軸に装着
    されたスプールと、 前記スプールと同芯に配置され前記スプールに連動する
    制動円板と、前記制動円板に対向して圧接可能に配置さ
    れ糸繰り出し方向に回転不能な摩擦円板と、前記制動円
    板と摩擦円板とを圧接する方向に相対移動させることで
    前記スプールを制動するための移動機構とを有し、前記
    制動円板及び摩擦円板の直径に関連する制動直径が前記
    スプールの糸巻可能径の90%以上であるドラグ機構
    と、 前記ハンドル軸の回転を前記ドラグ機構を介して前記ス
    プールに伝達するための回転伝達機構と、を備えた両軸
    受リール。
  2. 【請求項2】前記回転伝達機構は、 前記スプール軸に支持され前記摩擦円板と一体で回転す
    るピニオンギアと、 前記ハンドル軸に回転不能に装着され前記ピニオンギア
    に噛み合うメインギアと、 前記ハンドル軸又はそれに連動する回転部品の糸繰り出
    し方向の回転を禁止する逆転禁止機構とを有し、 前記逆転禁止機構により前記摩擦円板を糸繰り出し方向
    に回転不能にする、請求項1に記載の両軸受リール。
  3. 【請求項3】前記ドラグ機構は、前記制動円板と摩擦円
    板とを収納する収納ケースをさらに有する、請求項1又
    は2に記載の両軸受リール。
  4. 【請求項4】前記制動円板は、前記スプールのフランジ
    部の一端面に固定されている、請求項1から3のいずれ
    かに記載の両軸受リール。
  5. 【請求項5】前記スプールは前記スプール軸に回転自在
    かつ前記スプール軸とともに軸方向に移動可能に支持さ
    れ、 前記移動機構は、前記スプール軸を前記スプールととも
    に前記リール本体に対して軸方向に移動させる、請求項
    4に記載の両軸受リール。
  6. 【請求項6】前記制動円板は、前記スプールのフランジ
    部の外方に配置され、前記スプール軸に回転不能に支持
    されている、請求項1から3のいずれかに記載の両軸受
    リール。
  7. 【請求項7】前記スプールとスプール軸とを係合・離脱
    するクラッチ機構をさらに備え、 前記スプールは前記スプール軸に回転自在かつ前記スプ
    ール軸とともに軸方向に移動可能に支持され、 前記移動機構は、前記スプール軸を前記スプールととも
    に前記リール本体に対して軸方向に移動させる、請求項
    6に記載の両軸受リール。に記載の両軸受リール。
  8. 【請求項8】前記移動機構は、 前記スプール軸の一端に軸方向移動不能かつ回転自在に
    装着されたキャップ部材と、 前記リール本体に前記スプール軸回りに揺動自在に装着
    されたドラグレバーと、 前記リール本体に回転不能に装着され前記ドラグレバー
    とキャップ部材との間に配置され、前記ドラグレバーの
    揺動により前記キャップ部材を前記軸方向の一側に移動
    させるカム部材と、 前記スプール軸を前記軸方向の他側に付勢する付勢部材
    と、 を有する、請求項1から7のいずれかに記載の両軸受リ
    ール。
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