JPH1191149A - 端面型・エッジ型サ−マルヘッド - Google Patents

端面型・エッジ型サ−マルヘッド

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JPH1191149A
JPH1191149A JP25364897A JP25364897A JPH1191149A JP H1191149 A JPH1191149 A JP H1191149A JP 25364897 A JP25364897 A JP 25364897A JP 25364897 A JP25364897 A JP 25364897A JP H1191149 A JPH1191149 A JP H1191149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrodes
thermal head
face
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP25364897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Mizushima
眞一 水島
Yozo Kobayashi
陽三 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP25364897A priority Critical patent/JPH1191149A/ja
Publication of JPH1191149A publication Critical patent/JPH1191149A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端面部あるいはエッジ部に発熱部を設けたサ
−マルヘッドにおいて、押圧を強くした場合に生じる耐
摩耗層の損傷を防ぐこと。 【解決手段】 端部あるいはエッジ部に設けられ、発熱
抵抗体13、電極14a,14b、耐摩耗層15とを順
次積層するように構成されたサ−マルヘッドにおいて、
発熱抵抗体13近傍の厚さを薄くするように構成したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端面部あるいはエッ
ジ部に発熱部が構成されたサ−マルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写型プリンタがラベルプリン
タ等で頻繁に使用されている。この熱転写型プリンタの
印字ヘッドとして使用されるサ−マルヘッドは、例えば
ガラスグレ−ス処理したセラミック基板上に複数個の発
熱抵抗体と、この発熱抵抗体に電力を供給するための電
極を設け、この電極を介して電流を流して発熱させ、こ
の電極に接触している記録媒体にこの熱を伝達させるこ
とにより、記録媒体上に文字が形成されるようにされて
いる。そして、発熱抵抗体が用紙の幅方向に配列された
サ−マルヘッドにより用紙を搬送しながら印字する。
【0003】最近、記録媒体として使用される転写紙に
は、表面が粗い紙が使用されたり、カラ−化により複数
個のサ−マルヘッドが搭載された機種が発売されてい
る。
【0004】これら機種においては、精彩な印字を得る
ために記録媒体にサ−マルヘッドを強く押さえつけるこ
とで、転写紙とサ−マルヘッドとを密着させたり、複数
個のサ−マルヘッドを搭載する場合にはスペ−ス等の問
題により用紙の搬送方向の長さを短くしたりするため発
熱部が基板の端面部あるいはエッジ部に設けられたサ−
マルヘッドが使用されている。
【0005】これらの用途で使用されるサ−マルヘッド
は、印字品質が良いことが求められているため、通常の
平面型サ−マルヘッドよりも強く記録媒体へ押え付けて
使用されている。
【0006】図3を参照して従来の端面あるいはエッジ
部に発熱部が形成されたサ−マルヘッドについて説明す
る。図3において、1はセラミック基板である。このセ
ラミック基板1にはガラスグレ−ズ層2が形成されてい
る。このガラスグレ−ズ層2の上には、発熱抵抗体3が
形成されている。
【0007】この発熱抵抗体3には、中央に段部が形成
されたアルミニウムよりなる電極4が蒸着により形成さ
れている。
【0008】さらに、この電極4上には耐摩耗層5が形
成されている。この耐摩耗層5の表面は、電極4の中央
部にある段部の影響により凹状の不連続部分6が発生し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】つまり、従来のサ−マ
ルヘッドで印刷を行った場合に、記録時にホコリ、紙粉
等異物がかみ込んだ場合に、発熱部分の耐摩耗層5を著
しく損傷させるため、サ−マルヘッドの寿命が低下する
という問題があった。特に、上述の不連続部分6は凹状
となっているため、ホコリ、紙粉がたまり易く、また、
その部分に付着したホコリ、紙粉も取り除きにくい。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、端面部あるいはエッジ部に発熱部を設
けたサ−マルヘッドにおいて、押圧を強くした場合に生
じる耐摩耗層の損傷を防ぎ、寿命の長い端面型・エッジ
型サ−マルヘッドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる端面型
・エッジ型サ−マルヘッドは、端部あるいはエッジ部に
設けられ、発熱抵抗体、電極、耐摩耗層とを順次積層す
るように構成されたサ−マルヘッドにおいて、上記発熱
抵抗体近傍の厚さを薄くするように構成したことを特徴
とする。
【0012】請求項2に係わる端面型・エッジ型サ−マ
ルヘッドは、端部あるいはエッジ部に設けられ、発熱抵
抗体、電極、耐摩耗層とを順次積層するように構成され
たサ−マルヘッドにおいて、上記電極の少なくとも発熱
体近傍部を硬い材料を使用したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の第1
の実施の形態について説明する。図1は、端面型・エッ
ジ型サ−マルヘッドの断面図である。図において、11
はセラミック基板である。このセラミック基板11には
ガラスグレ−ス層12が形成されている。このガラスグ
レ−ス層12上には、発熱抵抗体層13が形成されてい
る。
【0014】さらに、この発熱抵抗体層13上には、電
極間距離aを隔てて電極14a,14bがスパッタリン
グにより形成されている。この電極14a,14bの電
極間距離aに面している端部はテ−パ状に形成されてい
る。
【0015】このようにテ−パ状に電極14a,14b
を形成する手段としては、電極14a,14bをスパッ
タリング中に遮蔽板等を利用して、電極14a,14b
の膜圧を制御するようにしても良いし、ソフトエッチン
グ等により膜圧を制御するようにしても良い。
【0016】例えば、電極14a,14bの膜圧を0.
6μm〜1μmとした場合に、電極14a,14bのテ
−パ面の厚さを0.5μm以下(できれば、0.3μm
以下)とする。
【0017】このように、電極14a,14bの電極間
距離aに面している端部をテ−パ状に薄く形成すること
で、電極14a,14b上に耐摩耗層15を形成したと
しても、図3の従来のように凹状の不連続部分6を発生
させることがない。
【0018】従って、印字時にヘッドを強く押さえても
耐摩耗層15がストレスにより損傷することはない。ま
た、印字時にホコリや紙粉等の異物がかみ込んだ場合で
も、耐摩耗層15をストレスにより損傷させることはな
い。
【0019】また、凹状の不連続部分の段差が低くなる
ため、ホコリ、紙粉などの影響を受けにくく、この部分
に付着したホコリ、紙粉の取り易い。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態について
図2を参照して説明する。前述した第1の実施の形態に
おいては、電極14a,14bの電極間距離aに面して
いる端部をテ−パ状に薄く形成するようにしたが、この
第2の実施の形態においては電極14a及び14bをそ
れぞれ2層構造にするようにして電極間距離aに面して
いる端部を薄くなるように構成しても良い。
【0021】つまり、図2において、11はセラミック
基板である。このセラミック基板11にはガラスグレ−
ス層12が形成されている。このガラスグレ−ス層12
上には、発熱抵抗体層13が形成されている。
【0022】さらに、この発熱抵抗体層13上には、電
極間距離a1を隔ててCr,Trの高い金属である第1
の電極24a,24bがスパッタリングにより形成され
ている。
【0023】さらに、この第1の金属24a,24b上
には、電極間距離a2を隔ててアルミニウム、銅等から
なる第2の電極25a,25bがスパッタリングにより
形成されている。ここで、a1<a2に設定されてい
る。
【0024】第1の金属24aと第2の金属25aとが
層を成している合計の厚さを0.6μm〜1μmとした
場合に、第1の電極24aの厚さは0.5μm以下(で
きれば、0.3μm以下)とする。
【0025】そして、第2の電極25b上に耐摩擦層1
5を形成している。
【0026】このように、電極間距離a1に面している
第1の電極24a,24bを薄く形成することで、電極
14a,14b上に耐摩耗層15を形成したとしても、
図3の従来のように凹状の不連続部分6を発生させるこ
とをない。
【0027】従って、印字時にヘッドを強く押さえても
耐摩耗層15がストレスにより損傷することはない。ま
た、印字時にホコリや紙粉等の異物がかみ込んだ場合で
も、耐摩耗層15をストレスにより損傷させることはな
い。
【0028】この第2の実施の形態では、第1の電極2
4a,24bと第2の電極25a,25bの各層の厚さ
を正確に制御することができる。
【0029】なお、上記した第2の実施の形態では、発
熱抵抗体層13上に形成される電極を第1の電極24a
と第2の電極25aとの2層にしたが、3層以上にして
も良い。
【0030】
【発明の効果】請求項1及び請求項2記載の発明によれ
ば、サ−マルヘッドの押圧が強い使われ方をした場合に
生じる耐摩耗の損傷を防ぎ、寿命を長くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる端面型・エ
ッジ型サ−マルヘッドの断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わる端面型・エ
ッジ型サ−マルヘッドの断面図。
【図3】従来の端面型・エッジ型サ−マルヘッドの断面
図。
【符号の説明】
11…セラミック基板、 12…ガラスグレ−ス層、 13…発熱抵抗体層、 14a,14b…電極、 24a,24b…第1の電極 25a,25b…第2の電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部あるいはエッジ部に設けられ、発熱
    抵抗体、電極、耐摩耗層とを順次積層するように構成さ
    れたサ−マルヘッドにおいて、 上記発熱抵抗体近傍の厚さを薄くするように構成したこ
    とを特徴とする端面・エッジ型サ−マルヘッド。
  2. 【請求項2】 端部あるいはエッジ部に設けられ、発熱
    抵抗体、電極、耐摩耗層とを順次積層するように構成さ
    れたサ−マルヘッドにおいて、 上記電極の少なくとも発熱体近傍部を硬い材料を使用し
    たことを特徴とする端面・エッジ型サ−マルヘッド。
JP25364897A 1997-09-18 1997-09-18 端面型・エッジ型サ−マルヘッド Pending JPH1191149A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134927A1 (ja) * 2005-06-13 2006-12-21 Rohm Co., Ltd. サーマルプリントヘッド
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JP2012106464A (ja) * 2010-10-28 2012-06-07 Kyocera Corp サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ、ならびにサーマルヘッドの製造方法

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