JPH119039A - 歩行型野菜移植機の移植爪駆動機構 - Google Patents

歩行型野菜移植機の移植爪駆動機構

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JPH119039A
JPH119039A JP16820697A JP16820697A JPH119039A JP H119039 A JPH119039 A JP H119039A JP 16820697 A JP16820697 A JP 16820697A JP 16820697 A JP16820697 A JP 16820697A JP H119039 A JPH119039 A JP H119039A
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JP
Japan
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transplanting
transplant
guide roller
arm
nail
Prior art date
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Pending
Application number
JP16820697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kuraya
芳明 蔵屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH119039A publication Critical patent/JPH119039A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜移植機の移植爪の回動軌跡は一定であっ
たために、機体の走行速度が変更されると植付姿勢が乱
れることがあった。 【解決手段】 移植アーム203に配した移植爪31を
楕円状の回動軌跡を描いて上下動させて、移植爪の最下
降時に移植爪を開いて苗を移植する歩行型野菜移植機に
おいて、前記移植アームにガイドローラ207を枢支
し、該ガイドローラーを機体に上下方向に固設したガイ
ドレール208に嵌入して移植アームの昇降をガイド
し、前記ガイドローラーの取付位置を上下調節可能に構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行型野菜移植機
の苗載台に載置される苗トレイより、苗を抜き取り圃場
に移植する移植爪の駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から苗載台上に野菜苗が生育された
苗トレイを載置し、機体の後部に左右にスライド軸を横
設し、該スライド軸に摺動自在に苗載台を配し、該苗載
台の左右往復動の終端位置で苗トレイの縦送り駆動が行
われ、横送り駆動によって野菜苗を苗取り位置に案内
し、苗取爪によって野菜苗を取り出し、開口器より構成
される移植爪内に投入して、該移植爪を下降して土中に
突入させて植え付け、覆土輪によって両側の土を押さえ
つけて覆土する技術は公知となっている。前記移植爪を
駆動させる技術として、ミッションケースより動力が伝
達される動力伝達ケース後部にクランクアームを軸支
し、該クランクアームに移植爪を支持する移植アームの
下端を枢支し、移植アームの上端を上下方向にスライド
可能に枢支し、移植爪を揺動させながら、圃場内に移植
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の歩行型移植機に
は、車速を変更することで、苗の移植間隔を変える株間
変速が行われていたにもかかわらず、移植爪の揺動運動
は変更されることがなく、一定の軌跡が描かれていた。
よって、車速が遅い場合には適正の移植することができ
るが、車速が早くなると、前記軌跡の前後幅が相対的に
狭くなるので、移植爪を圃場内に突入させた状態で引き
ずられて、苗を前傾した状態で移植されたりし、適正に
移植することが困難なものとなっており、株間変速に合
わせて移植することができる構成のものが望まれてきて
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、移植アームに配した移植爪を楕円状の回動軌跡を描
いて上下動させて、移植爪の最下降時に移植爪を開いて
苗を移植する歩行型野菜移植機において、前記移植アー
ムにガイドローラを枢支し、該ガイドローラーを機体に
上下方向に固設したガイドレールに嵌入して移植アーム
の昇降をガイドし、前記ガイドローラーの取付位置を上
下調節可能に構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、添付の図面
を用いて説明する。図1は野菜移植機の全体側面図、図
2は同じく平面図、図3は本発明の昇降開閉機構の側面
図、図4は同じく平面図一部断面図、図5は移植爪の動
軌跡を示す側面図である。
【0006】次に、本発明の野菜移植機について全体構
成から説明する。図1、図2に示すように、メインフレ
ーム1が前低後高に配置されて、該メインフレーム1の
前部にエンジンフレーム2を固設し、該エンジンフレー
ム2上にエンジンEを載置し、前記エンジンフレーム2
の後部とメインフレーム1の前下部にミッションケース
3が固定され、メインフレーム1後部の内側に移植部A
が配置され、メインフレーム1後端に操作部Bが配設さ
れている。該操作部Bには走行クラッチレバーや作業ク
ラッチレバー等が配置されている。該エンジンEやミッ
ションケース3の上方や側方はカバー9によって覆われ
ている。
【0007】前記メインフレーム1は鋼管等からなるパ
イプ部材を折り曲げて、側面視「へ」字状に、平面視前
方を開放した略コ字状に構成され、平面視において、前
部の幅は狭く後部の幅は広くして、後部のメインフレー
ム1の幅は車幅と略一致させて、側部を障害物から保護
できるようにし、メインフレーム1が斜め上後方へ延出
するように配設されている。
【0008】前記メインフレーム1の前端がエンジンフ
レーム2の中途部の側方に位置し、メインフレーム1の
前部途中位置より内側方向に固定アーム80・80を左
右対向させて固設し、該固定アーム80・80の内側端
部にエンジンフレーム2の後上部を固定している。該エ
ンジンフレーム2の前部上にはエンジンEが載置固定さ
れ、該エンジンフレーム2内には駆動力の大きい昇降用
油圧シリンダーが配設されている。
【0009】前記エンジンEの出力軸5上に出力プーリ
ー6が固定され、該出力プーリー6よりベルト50を介
してエンジンE後上方に配置する発電機4に動力が伝え
られ、出力プーリー6よりベルト51を介してミッショ
ンケース3に動力が伝えられ、該ベルト51はメインフ
レーム1を横切るように配設されている。
【0010】そして、前記ミッションケース3の下部両
側より走行駆動軸10・10が突出され、該走行駆動軸
10・10に前輪支持体52・52と、その内側に後走
行駆動ケース12・12がそれぞれ上下回動自在に枢支
され、側面視「入」状に配置されている。該後走行駆動
ケース12内の走行駆動軸10上にはスプロケットが固
設され、後走行駆動ケース12の他側に車軸14が軸支
されて、該後走行駆動ケース12内の車軸14上にはそ
れぞれスプロケットが固定され、走行駆動軸10よりス
プロケット、チェーンを介して車軸14を駆動できるよ
うにしている。該後走行駆動ケース12の車軸14上に
後輪16が固定されて、前輪支持体52端部に前輪15
が枢支され、後輪駆動で走行している。
【0011】前記メインフレーム1の左右両側上に、予
備苗台30・30が前後方向に固定され、メインフレー
ム1の前後中央部の間に移植爪31の昇降開閉機構32
や苗取り駆動機構65が配置され、メインフレーム1の
後部の間に苗載台34が配置され、メインフレーム1後
部より前下方に延出するガイドフレーム147に苗載台
34が摺動自在に支持されている。また、前記メインフ
レーム1後端に平面視コ字状に構成したハンドル36が
設けられ、該ハンドル36は上下高さ調整可能に設け
て、オペレーターの身長に合わせて変更でき、作業性を
向上している。また、前記ミッションケース3後部より
後方に下部フレーム37を突出し、該下部フレーム37
の後下部に覆土輪39を配置している。また、前記覆土
輪39の上方操作による植深さレバー70や、株間変速
レバー72、覆土圧調整レバー73、主変速レバー等を
有する第二操作部が配設されている。前記株間変速レバ
ー72を操作することで、ミッションケース3内のベル
ト式無段変速装置が操作され、車速を変更するように構
成している。
【0012】前記移植爪31の昇降開閉機構32はミッ
ションケース3の一側(本実施例では右側)より後方へ
突出した伝動ケース45の後部に配置され、チェーンや
スプロケット等を介して動力が伝達されている。前記苗
取り駆動機構65にも前記ミッションケース3からチェ
ーン67やスプロケット等を介して動力が伝達されてい
る。前記苗載台34には、苗取り駆動機構65よりスプ
ロケット、チェーン69を介して縦送り駆動力が伝達さ
れている。この縦送り駆動力によって苗トレーが下方へ
一定量ずつ搬送されて、苗取り駆動機構65によって駆
動される苗取爪66によって、苗トレーから苗を一つず
つ移植爪31に搬送して、該移植爪31を下降して畝上
で開き落下させて植え付け、覆土輪39によって両側の
土を押さえつけて移植するのである。
【0013】次に、前記移植爪31の昇降開閉機構32
について説明する。図3、図4に示すように、前記伝動
ケース45の後端部に移植駆動軸200が軸支され、該
移植駆動軸200の一端には、ロータリケース201が
固設され、該ロータリケース201には、クランクアー
ム202が連結され、該クランクアーム202には、移
植アーム203が枢支されており、該移植アーム203
には、爪支持体204と進退ロッド205を介して移植
爪31が連結されている。該移植爪31は、前後方向に
摺動する前記進退ロッド205により開閉可能なように
二分割されている。
【0014】また、前記移植アーム203の上端には、
枢支部209が形成されている。該枢支部209は、左
右方向に軸心を有する支持孔209aが開口されてい
る。該支持孔209aには支持軸210が嵌合され、該
支持軸210端部にガイドローラ207が枢支されてい
る。該ガイドローラ207は、前述した下部フレーム3
7に取付固定されているガイドレール208に形成した
溝208aに上下動自在に嵌入されている。
【0015】従って、前記クランクアーム202が回転
し、移植アーム203がガイドレール208に案内され
て前後揺動及び上下動することにより、移植爪31の先
端が楕円形上に静軌跡R(機体の停止時に移植爪31を
駆動した軌跡)を描いて上下動している。この静軌跡R
の上端で苗取爪66から苗を受け継ぎ、下端で圃場に突
入させる。この移植爪31の動軌跡R’(機体の走行時
に移植爪31を駆動した軌跡)が図5に示すようになっ
ている。このように前記移植爪31を圃場に突入させた
場合に、前後方向の移動量が小さく、移植爪31を開い
て適切に移植できる。
【0016】次に、本発明の前記静軌跡Rの前後幅を調
整可能とする構成について説明する。前記ガイドローラ
207は、移植アーム203の上端の枢支部209に枢
支されているが、更に、前記移植アーム203の上下途
中位置に枢支部211を設けている。該枢支部211の
支持孔211aにガイドローラ207を枢支する支持軸
210を嵌合するようにしている。即ち、前記移植アー
ム203の上下途中位置にガイドローラ207を配し、
該ガイドローラ207をガイドレール208内に嵌合し
ている。
【0017】このように、前記ガイドローラ207の配
設位置を移植アーム203の上下途中位置(クランクア
ーム202の枢支位置の近傍側)に配置を変えること
で、移植アーム203の回動中心が、移植アーム203
の揺動中心である移動アーム203下端側に近くなり、
移植アーム203の前後方向への傾きが大きくなり、移
植爪31の静軌跡Raに示すように、静軌跡Raの前後
幅を大きくすることがでる。この場合に、株間変速を行
い走行速度を上げると、図5のような動軌跡R’とな
り、移植爪31を下端に移動させた時点で、前後に移動
する距離を短くすることができ、苗を前傾させることな
く適正に移植することができる。
【0018】尚、本実施例では前記ガイドローラ207
の枢支部は二箇所であるが、それ以上の複数個の枢支部
を形成することができ、株間変速に合わせて数段回に静
軌跡の前後幅を長短変更する構成にすることもできる。
更に、前記移植アーム203に長孔を形成してガイドロ
ーラ207を任意位置で固定したり、或いは、シリンダ
ー等のアクチュエーターで任意位置にガイドローラ20
7を移動させるように構成して、走行変速操作に合わせ
てガイドローラ207の位置を自動調整する構成とする
こともできる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。即ち、移植アームにガイドロー
ラを枢支し、該ガイドローラーを機体に上下方向に固設
したガイドレールに嵌入して移植アームの昇降をガイド
し、前記ガイドローラーの取付位置を上下調節可能に構
成したことによって、クランク運動させる移植アーム下
部と、移植アームの上下往復動させるガイドローラの枢
支位置との間隔を長短変更させて、移植爪による略楕円
状の軌跡の前後幅を調整することができ、この間隔が長
い場合には、移植爪が描く軌跡の前後幅が短くなり、機
体を低速で走行させた場合に適した移植を行うことがで
きる。そして、株間変速を行い、機体の走行速度を増加
させた場合に、ガイドローラの枢支位置とクランク運動
を行う移植アーム下部との距離を短くし、移植爪による
略楕円状の軌跡の前後幅を長くして、移植爪の最下降時
に、移植爪が機体の引きずられて、苗の移植姿勢が崩れ
ることがなく適正に植えつけることができ、走行変速に
合わせて移植を行うことができるようになり、移植性能
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】野菜移植機の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本発明の昇降開閉機構の側面図である。
【図4】同じく平面図一部断面図である。
【図5】移植爪の動軌跡を示す側面図である。
【符号の説明】
R 回動軌跡 31 移植爪 203 移植アーム 207 ガイドローラ 209 枢支部 211 枢支部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移植アームに配した移植爪を楕円状の回
    動軌跡を描いて上下動させて、移植爪の最下降時に移植
    爪を開いて苗を移植する歩行型野菜移植機において、前
    記移植アームにガイドローラを枢支し、該ガイドローラ
    ーを機体に上下方向に固設したガイドレールに嵌入して
    移植アームの昇降をガイドし、前記ガイドローラーの取
    付位置を上下調節可能に構成したことを特徴とする歩行
    型野菜移植機の移植爪駆動機構。
JP16820697A 1997-06-25 1997-06-25 歩行型野菜移植機の移植爪駆動機構 Pending JPH119039A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102152958A (zh) * 2010-02-12 2011-08-17 株式会社大武源工业 自动螺钉紧固装置
KR20180011953A (ko) 2016-07-26 2018-02-05 (주)죽암엠앤씨 후진이식이 가능한 반자동 채소이식기
CN108064510A (zh) * 2018-01-17 2018-05-25 辽宁省盐碱地利用研究所 水稻本田移栽补苗器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102152958A (zh) * 2010-02-12 2011-08-17 株式会社大武源工业 自动螺钉紧固装置
KR20180011953A (ko) 2016-07-26 2018-02-05 (주)죽암엠앤씨 후진이식이 가능한 반자동 채소이식기
CN108064510A (zh) * 2018-01-17 2018-05-25 辽宁省盐碱地利用研究所 水稻本田移栽补苗器
CN108064510B (zh) * 2018-01-17 2024-01-16 辽宁省盐碱地利用研究所 水稻本田移栽补苗器

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