JPH1182770A - 逆流防止弁構造、及び該逆流防止弁構造を構成するための弁部材 - Google Patents

逆流防止弁構造、及び該逆流防止弁構造を構成するための弁部材

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JPH1182770A
JPH1182770A JP9268100A JP26810097A JPH1182770A JP H1182770 A JPH1182770 A JP H1182770A JP 9268100 A JP9268100 A JP 9268100A JP 26810097 A JP26810097 A JP 26810097A JP H1182770 A JPH1182770 A JP H1182770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁蓋を付勢するコイルバネの反作用やパイプ
に取り付けられたゴム製パッキンの膨潤などによって、
弁蓋とパイプ先端との間に隙間を生じるようなことがな
く、パイプ先端を確実に閉塞して液の逆流を確実かつ安
定的に防止することができる逆流防止弁構造を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 液流通管pに回動軸5を設け、該回動軸
5に上記弁蓋2に設けた軸孔22を挿入して該弁蓋2を
回動自在に取り付けると共に、上記軸孔22を略楕円形
状として閉状態の弁蓋2が軸線方向に沿って平行移動可
能な状態とし、かつ上記コイルバネ3を上記回動軸5に
巻き付けた状態に取り付けたことを特徴とする逆流防止
弁構造を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料タン
ク内に挿入された給油パイプ等の液流通管の先端部に設
けられ、ガソリン等が逆流することを防止する逆流防止
弁構造、及び該逆流防止弁構造を構成するための弁部材
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、図8に示したように、自動車の燃
料タンクt内に挿入された給油パイプpの先端部には該
パイプp先端部を開閉する弁蓋aを用いた逆流防止弁構
造vが設けられており、一旦タンクt内に供給された燃
料が給油パイプp内に逆流することを防止するようにな
っている。
【0003】この弁蓋aによる逆流防止弁構造vとして
は、従来図6に示したものが一般に用いられている。即
ち、弁蓋aに突片bを介して回動軸cを設け、該回動軸
cを給油パイプpに設けた軸孔dに挿入して該弁蓋aを
パイプpの先端に開閉自在に取り付けると共に、上記弁
蓋aの回動軸cにコイルバネeを巻き付けて取り付け、
このコイルバネeによって該弁蓋aを閉方向へと付勢
し、図8に示されているように、常時はこのコイルバネ
eの付勢力によって給油パイプpの先端開口部を上記弁
蓋aで閉塞し、タンクt内のガソリンgが給油パイプp
内へと逆流することを防止すると共に、給油時には、液
流の圧力によって弁蓋aが上記コイルバネeの付勢力に
抗して開方向へと回動し給油パイプpの先端部が開くよ
うにした逆流防止弁構造が一般に採用されている。な
お、通常は上記軸孔dを設けた円筒体に上記弁蓋a及び
コイルバネeを取り付けた弁部材を上記給油パイプpの
先端部に連結固定することによって、上記逆流防止弁構
造vが給油パイプpの先端部に構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の逆流防止弁構造vは、必ずしも良好に給油パ
イプpの先端開口部を閉塞することができず、弁蓋aと
パイプp先端部との間に隙間が生じやすく、この隙間か
らタンクt内の燃料がパイプp内に逆流してしまう場合
がある。
【0005】即ち、この従来の逆流防止弁構造vでは、
上述のように、コイルバネeを弁蓋aに設けた回動軸c
に取り付け、図7に示したように、該コイルバネeの両
端部をそれぞれ流通パイプp及び弁蓋aに当接させて、
回動軸cを支点として弁蓋aを閉方向へと押圧するよう
になっているので、図7(A)に矢印xで示したよう
に、コイルバネeの両端部がそれぞれパイプp,弁蓋a
を押圧する反作用が回動軸cを前方斜め上方(図中矢印
x方向)に引き上げるように作用し、この回動軸cと一
体に弁蓋aの基端側が図中矢印x方向に引き上げられ
て、同図に示されているように、弁蓋aの基端側とパイ
プp先端との間に隙間f1が生じてしまう場合がある。
【0006】また、図7に示されているように、通常、
弁蓋aとパイプp先端との間を液密に保つためパイプp
の先端周縁にゴム製パッキンhを取り付けることが行わ
れるが、この場合ガソリンとの接触によってこのパッキ
ンhが膨潤すると、図7(B)に示されているように、
その膨潤量だけ弁蓋aが開方向(図中矢印y方向)に押
圧され、コイルバネeの付勢力に抗して弁蓋aが少しで
も開方向に回動してしまうと、同図に示されているよう
に、弁蓋aの先端側とパイプp先端との間に隙間f2
生じてしまう場合がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、弁蓋を付勢するコイルバネの反作用やパイプに取り
付けられたゴム製パッキンの膨潤などによって、弁蓋と
パイプ先端との間に隙間を生じるようなことがなく、パ
イプ先端を確実に閉塞して液の逆流を確実かつ安定的に
防止することができる逆流防止弁構造、及び該逆流防止
弁構造を構成するための弁部材を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、先端周縁部にゴム製パッキンを取り付けた
液流通管の先端部に、該先端部開口面を開閉するように
弁蓋を回動自在に取り付けると共に、該弁蓋をコイルバ
ネにより閉方向へと付勢してなる逆流防止弁構造におい
て、上記液流通管に回動軸を設け、該回動軸に上記弁蓋
に設けた軸孔を挿入して該弁蓋を回動自在に取り付ける
と共に、上記軸孔を略楕円形状として閉状態の弁蓋が軸
線方向に沿って平行移動可能な状態とし、かつ上記コイ
ルバネを上記回動軸に巻き付けた状態に取り付けたこと
を特徴とする逆流防止弁構造を提供する。
【0009】本発明の逆流防止弁構造は、上述した従来
の弁構造と同様に、先端周縁部にゴム製パッキンが取り
付けられた液流通管の先端部に、該先端部開口面を開閉
するように弁蓋を回動自在に取り付けると共に、該弁蓋
をコイルバネにより閉方向へと付勢して、該コイルバネ
の付勢力によって上記弁蓋で給油パイプ等の液流通管先
端部を閉塞するものであるが、この場合本発明の弁構造
では、弁蓋を回動自在に軸支する回動軸を液流通管側に
設け、液流通管に固定されたこの回動軸にコイルバネを
取り付けたことにより、コイルバネの弁蓋側押圧端が弁
蓋を押圧する反作用が回動軸を引き上げるように作用し
てもこれが弁蓋に作用することはなく、弁蓋はコイルバ
ネの付勢力により安定的に液流通管先端へと押圧され、
該液流通管先端を閉塞した状態で確実に維持されるもの
である。
【0010】また、本発明の弁構造では、上記回動軸を
挿入する弁蓋の軸孔を略楕円形状として閉状態の弁蓋が
軸線方向に沿って平行移動可能な状態としたことによ
り、ガソリン等との接触によって液流通管先端部に取り
付けられたゴム製パッキンが膨潤しても、弁蓋が液流通
管先端に良好に密着したままの状態でパッキンの膨潤量
だけ軸線方向に沿って平行移動し、液流通管先端の閉塞
状態を確実に維持し得るものである。
【0011】このように、本発明の逆流防止弁構造によ
れば、弁蓋を付勢するコイルバネの反作用や液流通管に
取り付けられたゴム製パッキンの膨潤などによって、弁
蓋と液流通管先端との間に隙間を生じるようなことがな
く、従って、液流通管先端を確実に閉塞して液の逆流を
確実かつ安定的に防止することができるものである。
【0012】また、本発明は、上記本発明の逆流防止弁
構造の好適な実施態様として、上記コイルバネの弁蓋側
押圧端が弁蓋の中央部を押圧して、該弁蓋を閉方向へと
付勢する逆流防止弁構造を提供する。
【0013】即ち、このように弁蓋の中央部を押圧して
弁蓋を閉方向へと付勢することにより、上記ゴム製パッ
キンの膨潤状態等にかかわらず、弁蓋を閉状態において
液流通管の先端周縁部の全周に亘ってほぼ均一な押圧力
で密着させることができ、より良好な液密性をより確実
に得ることができる。
【0014】更に、本発明は、上記逆流防止弁構造を構
成するための弁部材として、液流通管の先端部に、該先
端部開口面を開閉する弁蓋を設け、液流の逆流を防止す
るための弁部材であって、液流通管の先端部に連結固定
される円筒体と、該円筒体の先端周縁部に取り付けられ
たゴム製パッキンと、上記円筒体の先端部に設けられた
回動軸と、略楕円形の軸孔に上記回動軸を挿入すること
により回動可能に取り付けられ、その回動動作によって
上記円筒体の先端開口面を開閉する弁蓋と、上記回動軸
に巻き付けられた状態に取り付けられ、上記弁蓋を閉方
向へと付勢するコイルバネとを具備してなることを特徴
とする弁部材、及び該弁部材において、上記コイルバネ
の弁蓋側押圧端が弁蓋の中央部を押圧して、該弁蓋を閉
方向へと付勢するようにした弁部材を提供する。
【0015】これら弁部材によれば、上記円筒体を給油
パイプ等の液流通管の先端部に連結固定することによ
り、上記本発明の逆流防止弁構造を容易に構成すること
ができるものである。
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、実施例を示し、
本発明につきより具体的に説明する。図1〜5は、本発
明の一実施例にかかる逆流防止弁構造を示すもので、こ
の弁構造は、円筒体1に弁蓋2及びコイルバネ3を取り
付けた弁部材を、上記円筒体1を給油パイプ等の液流通
管p先端部に連結固定することにより、該液流通管pの
先端部に構成したものである。
【0017】上記円筒体1には、その周壁に複数のコの
字状貫通溝11が周方向に等間隔ずつ離間して形成され
ていると共に、図2に示されているように、これら貫通
溝11に囲まれた周壁の内面に係止凸部12が突設され
ており、この係止凸部12が液流通管pの先端部外周面
に形成されたリング状凸部13に係合して、該円筒体1
が液流通管pの先端部に連結固定されている。
【0018】また、この円筒体1の先端周縁部には、リ
ング状のゴム製パッキン4が全周に亘って取り付けられ
ており、このゴム製パッキン4の基端側外周面が上記液
流通管pの先端周縁に圧接され、該円筒体1と液流通管
pとの間が液密に保たれるようになっている。
【0019】更に、この円筒体1には、その外周面先端
縁部から弁蓋支持アーム14が軸方向に沿って前方へと
突設されており、この支持アーム14の先端部から両側
方へと回動軸5が一体に突設されている。また更に、こ
の円筒体1の外周面先端縁部には、該弁蓋支持アーム1
4に隣接してバネ係合片15が一体に立設されており、
その先端部に形成されたv字状凹部に後述するコイルス
プリング3の一端部が係合するようになっている。
【0020】次に、上記弁蓋2は、上記円筒体1の径よ
りも若干大径の円板状のものであり、その外面に一対の
接続アーム21,21が一体に並設されており、各アー
ム21,21の先端部にそれぞれ穿設された軸孔22に
上記回動軸5の両端部が挿入されて、該弁蓋2が上記円
筒体1の先端部に回動自在に取り付けられている。この
場合、上記軸孔22は、図4,5に示されているよう
に、略楕円形状をしており、該軸孔22の内周面と上記
回動軸5先端の外周面との間には、弁蓋2が平行移動す
ることが可能な程度のクリアランスが設けられており、
これにより弁蓋2が閉状態で円筒体1の軸方向に沿って
平行移動し得るようになっている。なお、上記一対の接
続アーム21,21は、上記軸孔22近傍において、接
続アーム21,21と一体に形成された連結片21aに
よって互いに連結されている。
【0021】また、この弁蓋2の外面中央部には、ドー
ム状に膨出したコイルバネ当接凸部23が設けられてい
ると共に、このコイルバネ当接凸部23を挟んで一対の
バネ保持突起24,24が突設されている。
【0022】この弁蓋2は、上記回動軸5に取り付けら
れたコイルバネ3によって閉方向に回動するように付勢
されている。即ち、上記回動軸5には、上記両接続アー
ム21,21間に存してコイルバネ3が巻回固定されて
おり、該コイルバネ3の一端部31(図4,5参照)が
円筒体1の上記バネ係合片15先端部に形成されたv字
状凹部に係合していると共に、他端部(弁蓋側押圧端)
32(図4,5参照)が弁蓋2の両バネ保持突起24,
24間に存して上記コイルバネ当接凸部23上に当接し
ている。そして、このコイルバネ3の反発力によって弁
蓋2のコイルバネ当接凸部23、即ち弁蓋2の中央部が
押圧され、これにより弁蓋2が閉方向へと付勢された状
態となっている。
【0023】この逆流防止弁構造は、図8に示された従
来の弁構造と同様に、例えば自動車の燃料タンクt内に
挿入された給油パイプ(液流通管)pの先端部に、上記
円筒体1を連結固定することにより、該給油パイプ(液
流通管)pの先端に設けられ、図2に示したように、常
時はこのコイルバネ5の付勢力によって給油パイプ(液
流通管)pの先端開口部を上記弁蓋2で閉塞し、タンク
t内のガソリンgが給油パイプ(液流通管)p内へと逆
流することを防止すると共に、給油時には、図2に一点
鎖線で示したように、液流の圧力によって弁蓋2が上記
コイルバネ5の付勢力に抗して開方向へと回動し給油パ
イプ(液流通間)pの先端部が開いて、ガソリンがタン
クt内に供給されるものである。
【0024】この場合、本実施例の逆流防止弁構造で
は、弁蓋2を軸支する回動軸5が液流通管p側に設けら
れ、液流通管pに固定されたこの回動軸5にコイルバネ
3が取り付けられているので、図4に矢印xで示したよ
うに、コイルバネ3の弁蓋側押圧端32が弁蓋2を押圧
する反作用が回動軸5を前方斜め上方に引き上げるよう
に作用してもこれが弁蓋2に作用することはなく、弁蓋
2はコイルバネ3の付勢力により安定的に液流通管p先
端縁(円筒体1ゴム製パッキン4)へと押圧され、該液
流通管p先端を閉塞した状態で確実に維持されるもので
ある。
【0025】また、本実施例の逆流防止弁構造では、上
記回動軸5を挿入する弁蓋2の軸孔22を略楕円形状と
され、閉状態の弁蓋2が軸線方向に沿って平行移動可能
な状態となっているので、図5に示したように、ガソリ
ン等との接触によって上記ゴム製パッキン4が膨潤して
も、弁蓋2がこのゴム製パッキン4に良好に密着したま
まの状態でパッキン4の膨潤量だけ軸線方向に沿って平
行移動し、液流通管p先端の閉塞状態を確実に維持し得
るものである。
【0026】更に、本実施例の逆流防止弁構造では、上
記コイルバネ3の弁蓋側押圧端32が弁蓋2の中央部を
押圧して、該弁蓋2を閉方向へと付勢するようにしたこ
とにより、上記ゴム製パッキン4の膨潤状態等にかかわ
らず、弁蓋2を閉状態において液流通管pの先端周縁部
の全周に亘ってほぼ均一な押圧力で密着させることがで
き、より良好な液密性をより確実かつ安定的に得ること
ができる。
【0027】このように、本実施例の逆流防止弁構造に
よれば、弁蓋2を付勢するコイルバネ3の反作用やゴム
製パッキン4の膨潤などによって、弁蓋2と液流通管p
先端との間に隙間を生じるようなことがなく、従って、
液流通管p先端を確実に閉塞して液の逆流を確実かつ安
定的に防止することができるものである。
【0028】なお、本発明の逆流防止弁構造は、上記実
施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例で
は、円筒体1に弁蓋2及びコイルバネ3を取り付けた弁
部材を、上記円筒体1を給油パイプ等の液流通管p先端
部に連結固定することにより、該液流通管pの先端部に
逆流防止弁構造を構成したが、液流通管bの先端部に直
接回動軸5を設け、これに弁蓋2及びコイルバネ3を取
り付けて液流通管pに直接本発明の逆流防止弁構造を構
成してもよい。また、本発明の弁部材も上記実施例のも
のに限定されるものではなく、円筒体,弁蓋,ゴム製パ
ッキン等の形状や回動軸,軸孔の形成態様等は種々変更
して差し支えない。更に、本発明の逆流防止弁構造及び
弁部材は、自動車の燃料タンクに設けられた給油パイプ
の逆流防止弁構造として好適に用いられるものである
が、用途はこれに限定されるものではなく、種々の液流
通管に採用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の逆流防止
弁構造及び弁部材によれば、弁蓋を付勢するコイルバネ
の反作用やパイプに取り付けられたゴム製パッキンの膨
潤などによって、弁蓋とパイプ先端との間に隙間を生じ
るようなことがなく、パイプ先端を確実に閉塞して液の
逆流を確実かつ安定的に防止することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる逆流防止弁構造及び
弁部材を示す平面図である。
【図2】同逆流防止弁構造及び弁部材を示す図1のA−
A線に沿って一部を断面とした側面図である。
【図3】同逆流防止弁構造及び弁部材を示す正面図であ
る。
【図4】同逆流防止弁構造及び弁部材を示す部分拡大断
線図である。
【図5】同逆流防止弁構造及び弁部材を示す部分拡大断
線図である。
【図6】従来の逆流防止弁構造を示す分解斜視図であ
る。
【図7】同逆流防止弁構造の欠点を説明する断面図であ
る。
【図8】給油パイプに逆流防止弁構造を設けた自動車の
燃料タンクを示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 円筒体 2 弁蓋 22 軸孔 3 コイルバネ 4 ゴム製パッキン 5 回動軸 p 液流通管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端周縁部にゴム製パッキンを取り付け
    た液流通管の先端部に、該先端部開口面を開閉するよう
    に弁蓋を回動自在に取り付けると共に、該弁蓋をコイル
    バネにより閉方向へと付勢してなる逆流防止弁構造にお
    いて、上記液流通管に回動軸を設け、該回動軸に上記弁
    蓋に設けた軸孔を挿入して該弁蓋を回動自在に取り付け
    ると共に、上記軸孔を略楕円形状として閉状態の弁蓋が
    軸線方向に沿って平行移動可能な状態とし、かつ上記コ
    イルバネを上記回動軸に巻き付けた状態に取り付けたこ
    とを特徴とする逆流防止弁構造。
  2. 【請求項2】 上記コイルバネの弁蓋側押圧端が弁蓋の
    中央部を押圧して、該弁蓋を閉方向へと付勢する請求項
    1記載の逆流防止弁構造。
  3. 【請求項3】 液流通管の先端部に、該先端部開口面を
    開閉する弁蓋を設け、液流の逆流を防止するための弁部
    材であって、液流通管の先端部に連結固定される円筒体
    と、該円筒体の先端周縁部に取り付けられたゴム製パッ
    キンと、上記円筒体の先端部に設けられた回動軸と、略
    楕円形の軸孔に上記回動軸を挿入することにより回動可
    能に取り付けられ、その回動動作によって上記円筒体の
    先端開口面を開閉する弁蓋と、上記回動軸に巻き付けら
    れた状態に取り付けられ、上記弁蓋を閉方向へと付勢す
    るコイルバネとを具備してなることを特徴とする弁部
    材。
  4. 【請求項4】 上記コイルバネの弁蓋側押圧端が弁蓋の
    中央部を押圧して、該弁蓋を閉方向へと付勢する請求項
    3記載の弁部材。
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