JP6955389B2 - 給油口の閉鎖装置及び閉鎖装置の取付構造 - Google Patents

給油口の閉鎖装置及び閉鎖装置の取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、給油口の閉鎖装置及び閉鎖装置の取付構造に関する。
フラッパと呼ばれる蓋体を弁座に対して付勢することによって、給油口を閉鎖する装置が提案されている。蓋体を有するユニットを燃料給油管の一端に配された開口に固定する方法として例えば、特許文献1や特許文献2のような構造が知られている。
特許文献1の取付構造は、符号40で示される部材と符合46で示される部材とを備える。符号40で示される部材にはフラッパが回動可能に取り付けれられている。符号40で示される部材は、壁の内周部に螺子(符号47c)を備えている。符号46で示される部材は、外周部に螺子(46d)を備えている。螺子(46d)に対して螺子(47c)を螺合させることで、蓋体を支持する部材と燃料給油管側に固定される部材とは、相互に固定される。
特許文献2の図15には、ストッパ(符号15Bb)と切欠とを備える環状の部材と、フランジ状の縁付の燃料給油管と、燃料給油管の内側に配される第1の連結部(符号35B)及び燃料給油管の外側に配される第2の連結部(符号36B)を備える弁支持部材とからなる取付構造が示されている。第1の連結部が切欠を通過するように燃料給油管のフランジと第2の連結部を係合させて、弁支持部材を回転させると、第1の連結部がストッパに当たって回転が停止するとされている。
特開2015-27865号公報 特開2013-203277号公報
特許文献1のように、螺合により蓋体を支持する部材と、燃料給油管とを相互に固定する場合は、自動車が走行する際の振動等の要因によって、緩みが生じる可能性がある。緩みが生じると、給油口の気密性が損なわれてしまうし、異音が生じる原因ともなる。
特許文献2の構造では、フランジに係合する第2の連結部と、第1の連結部を通過させる切欠きとを採用している。このような方式では、第1の連結部を対応する切欠きに一致させて嵌め合わせる作業が煩雑であり、必ずしも組み付け作業が容易ではない。また、弁本体を回転させると、第1の連結部がストッパに当たって回転が停止する。しかしながら、ストッパと第1の瞼裂部とは、当たっているだけなので弁本体が逆方向に回転して緩んでしまう。
本発明は、燃料給油管に対して給油口の閉鎖装置を簡単に組み付けることが可能であり、組み付け後においては緩みにくい給油口の閉鎖装置、及び閉鎖装置の取付構造を提供することを目的とする。
燃料給油管の周方向に沿って回転させて固定する捩じ込み式の給油口の閉鎖装置であって、閉鎖装置は、貫通孔と当該貫通孔の縁に配される弁座を有する本体と、弁座に対して付勢された蓋体とを有しており、本体は、燃料給油管に対して捩じ込む操作に伴って燃料給油管の凸部が接触したときに燃料給油管の半径方向に変位し凸部の通過を許す弾性部を有しており、弾性部の縁は、弾性部を通過した燃料給油管の凸部と接触して閉鎖装置が緩む方向に回転することを防止する給油口の閉鎖装置によって、上記の課題を解決する。
また、燃料給油管と、燃料給油管の周方向に回転させて固定する捩じ込み式の給油口の閉鎖装置とを含む閉鎖装置の取付構造であって、燃料給油管は一端側の開口の内側に配されており、半径方向内側に突出する凸部を有しており、閉鎖装置は、貫通孔と当該貫通孔の縁に配される弁座を有する本体と、弁座に対して付勢された蓋体とを有しており、本体は、燃料給油管に対して捩じ込む操作に伴って燃料給油管の凸部が接触したときに燃料給油管の半径方向に変位し凸部の通過を許す弾性部を有しており、弾性部の縁は、弾性部を通過した燃料給油管の凸部と接触して閉鎖装置が緩む方向に回転することを防止する閉鎖装置の取付構造によって上記の課題を解決する。
上記の閉鎖装置又は上記の閉鎖装置の取付構造によれば、閉鎖装置を燃料給油管の周方向に沿って閉方向に回転させて固定するときに、燃料給油管に設けた凸部が弾性部を半径方向に変位させるので、本体は凸部に邪魔されることなく周方向に回転することが可能である。本体の回転が終端に達したときには、弾性部が半径方向の反対側に変位する。この状態で、閉鎖装置を燃料給油管の閉方向に沿って逆方向に回転させると、弾性部の縁が燃料給油管の凸部に接触して開方向、すなわち、閉鎖装置が緩む方向への回転が防止される。
上記の閉鎖装置又は取付構造は、過剰な捩じ込みを制限する規制部をさらに備えるものとすることが好ましい。規制部を設けることにより、閉鎖装置を取付構造に捩じ込むときに閉鎖装置が過剰に捩じ込まれることを防ぐことができる。
上記の閉鎖装置又は取付構造において、弾性部は、一端側を本体に接続し、他端側を自由端として構成することが好ましい。この構成によれば、弾性部は一端側を支点とし、自由端が凸部に押されて燃料給油管の半径方向に変位するようにすることができる。
上記の閉鎖装置又は取付構造において、弾性部は、本体に設けられる貫通孔に接する形状であり、貫通孔によって弾性部が燃料給油管の凸部に掛止する縁が規定される構成とすることが好ましい。本体に貫通孔を設けることにより、閉鎖装置を開方向、すなわち、閉鎖装置が緩む方向に回転させてようとしたときに、弾性部を燃料給油管の内側に圧接するように変位させることが可能になる。これによって、閉鎖装置を開方向に回転させる力が作用した際に閉鎖装置をさらに緩みにくくすることができる。
燃料給油管に対して給油口の閉鎖装置を簡単に組み付けることが可能であるが、組み付け後においては緩みにくい給油口の閉鎖装置、及び閉鎖装置の取付構造を提供することが可能になる。
閉鎖装置の取付構造の一実施形態を示す断面図である。 図1の閉鎖装置の取付構造を底面側から見た斜視図である。 閉鎖装置の一実施形態を示す斜視図である。 図3の閉鎖装置の左側面図である。 図3の閉鎖装置の正面図である。 図3の閉鎖装置の右側面図である。 図3の閉鎖装置の平面図である。 図5のAA部分の断面図である。 図3の閉鎖装置の斜視図である。 始端位置における閉鎖装置と燃料給油管を示す底面図である。 始端位置と終端位置の間における閉鎖装置と燃料給油管を示す底面図である。 終端位置における閉鎖装置と燃料給油管を示す底面図である。 燃料給油管の先端部を示す斜視図である。 図13の燃料給油管の平面図である。 図13のBB部分における断面図である。 図13のCC部分における断面図である。 ロック機構の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の給油口の閉鎖装置の一実施形態と閉鎖装置の取付構造の一実施形態について説明する。以下に挙げる実施形は一例に過ぎず、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。
図1及び図2並びに図10ないし図12に閉鎖装置の取付構造の一例を示し、図3ないし図9に給油口の閉鎖装置(以下、単に閉鎖装置と称する。)の一例を示す。さらに、図13ないし図16に、閉鎖装置を取り付ける燃料給油管の一例を示す。
本実施形態の閉鎖装置2は、捩じ込み式の給油口の閉鎖装置2であって、燃料給油管5(以下、単に給油管と称する。)の周方向に沿って回転させて、図13ないし図16に示した給油管5に対して固定される。図3ないし図6に示される本体21に設けられる複数の突条211を、図13ないし図16に示した給油管5の複数の突条51に対して捩じ込むことによって、閉鎖装置2を給油管5に対して固定する。
給油管5に設けられる突条51の数は2個である。突条51は、図10に示したように、本体21に設けられる2つの突条を通過させることが可能な間隔を空けて配置されている。本体21に設けられる突条211も2個であり、上述の通り、給油管5に設けられる突条51の間に差し込むことができる間隔を空けて配置されている。
後述する本体21を給油管5に対して嵌めた直後における状態を図10に示す。この状態を始端位置と呼ぶ。本体21を給油管5に嵌めた状態では、本体21の複数の突起211は、側面視において、給油管5の複数の突条51よりも低い位置にある。本体21を図10において矢印で示した閉方向に回転させると、図11のように給油管5の突条51と本体21の突条211とが摺動しながら回転して、図12に示した終端に達して、螺合が完了する。これにより、閉鎖装置2と給油管5との固定が完了する。閉鎖装置2が給油管5に捩じ込まれた状態では、後述するパッキン217が給油管5の上端に設けられた受座に圧接する。これによって、給油口の気密性が保たれる。受座は給油管5の先端部分を外方に折り曲げて構成される。
給油管5の内壁には、凸部52が設けられる。凸部52は、上述の複数の突条51の間に設けられる。この凸部52には、後述する通り、本体21の弾性部212と接触して閉鎖装置2が緩む方向に回転することを防止する。
図5及び図6に示したように、本体21の突条211と給油管5の突条51とは、傾斜した状態となっている。このため、本体21の突条211の斜面と給油管5との突条51の斜面とが当接して、本体21が過度に回動することが防止される。本実施形態の閉鎖装置2の取付構造1では、図5及び図16に示したように、突条211、51は共に反時計回りの方向に向かって下るように傾斜している。
燃料給油管の突条51は、給油管の半径方向に対して内側に突出する形状である。本実施形態の閉鎖装置の取付構造1では、突条51は、図13及び図15に示したように、引っかかりが少ない湾曲形状の突起から構成されている。突条51は、給油管5を構成する金属板を外側から圧力をかけることによって成形されている。
図1ないし図12に示したように、閉鎖装置2は、貫通孔214と当該貫通孔214の縁に配される弁座213を有する本体21と、本体21に対して回動可能に支持されており、弁座213に対して捩じりコイルバネなどの弾性体227で付勢されたフラッパと呼ばれる蓋体22を有する。蓋体22は、弁座213に対して密着することにより、給油管5の内部を気密にするものであり、弁体として機能する。
本体21は、図3に示したように、その下部に配され、横断面が略円形状の筒状部215と、筒状部215の上方に配される弁座213と、弁座213の上方に配される環状壁216と、その外周部に固定される環状のパッキン217と、筒状部215から給油管5の半径方向に対して外側に突出する複数の突条211と、弁座213の下方に配される蓋体22の第1取付部218を含む。本実施形態では、筒状部215、弁座213、環状壁216、複数の突条211、第1取付部218、弾性部212、及び規制部219は一体に構成される。本体は、この構成に限定されず、捩じ込みにより給油管に対して固定可能であり、弁座と貫通孔と弾性部とを備える形状であればよく、略筒状であることが好ましい。
環状壁216は、弁座213から上方に突出する壁状の部分であり、給油ノズルが本体21の外に逸脱しないようにし、給油ノズルが車体側の部材に接触するのを防ぐ。弁座213の上面と環状壁216の内周との両面に接するように、複数の板状の突起65が設けられている。この突起218は、環状壁216を補強すると共に、給油ノズルを弁座213に囲まれた貫通孔214に案内する。
本実施形態の閉鎖装置2では、図3に示したように、筒状部215の外周部分に弾性部212が設けられる。筒状部215の外周部分は、給油管5に嵌められた状態において、給油管5の内壁と向かい合う。弾性部212は一端側が本体21に接続されており、他端側が自由端となる板状の部材である。この構成では、弾性部212は、本体21に接続される一端側を支点とし、自由端が給油管5に設けた凸部52に押されて給油管の半径方向に対して変位する。
給油管5に設けれられる凸部52は、給油管の半径方向に対して内側に突出する形状である。本実施形態の閉鎖装置の取付構造1では、凸部52は、図13及び図16に示したように、引っかかりが少ない湾曲形状の突起から構成されており、正面側から見ると給油管5の軸方向に対して縦長の円形状であり、凸部52から給油管5に移行する部分に傾斜面を有する。凸部52は、給油管5を構成する金属板を外側から圧力をかけることによって成形されている。
図3に示したように、弾性部212は、本体21を捩じ込む際の回転方向に沿って延びる形状である。図10に示したように、閉鎖装置2と給油管5とを嵌め合わせた直後の始端位置とする。始端位置において、弾性部212が筒状部215に接続される一端側は自由端側に比べて凸部52に近い位置にあり、弾性部212の自由端は一端側に比べて凸部52から遠い位置にある。弾性部212は、閉鎖装置2が回転する方向に沿って延びる形状であり、閉鎖装置2が回転する方向に沿って延びる貫通孔64と、貫通孔64に交差する方向に延びる貫通孔63とによって、凸部52に押されたときに弾性部212の上端と下端とが共に変位するように構成されている。本実施形態の閉鎖装置2では、弾性部212を筒状部215の下端に設ける構成としたが、筒状部の中ほどに、コの字状の貫通孔に囲まれた弾性部を設ける構成としてもよい。
弾性部212は、図8に示したように、筒状部215を構成する板の厚みよりも大きい厚みを有する先端部61を有する。先端部61と筒状部215との間には両者を繋ぐ傾斜部62を有する。傾斜部62は、先端部61に接続される部分から筒状部215に接続される部分に向かって徐々に板厚が小さくなる形状である。このような形状を有する傾斜部62を上述の凸部52に近い位置に設けることによって、凸部52が弾性部212に接触した際に円滑に弾性部212を変形させることが可能になる。これによって、凸部52が弾性部212に接触した際に比較的に小さな力で操作感よく円滑に閉鎖装置2を給油管5に対して捩じ込むことが可能になる。
弾性部212は、図3に示したように、本体21に設けられる貫通孔63に接する形状であり、また貫通孔63、64に囲まれた形状である。より具体的には、弾性部212は、上下方向に延びるスリット状の貫通孔63と、左右方向に延びるスリット状の貫通孔64とに囲まれた形状となっている。貫通孔63は、本体の下端から延びる形状であり、本体21の上端には達しない。
本実施形態の閉鎖装置2では、貫通孔63を挟んだ状態で弾性部212の自由端と向かい合う位置に規制部219が設けられる。規制部219は、図8に示したように、筒状部215を構成する板の厚みよりも厚さが大きい形状となっている。
上述の弁座213には、図2に示したように、第1取付部218が設けられる。第1取付部218は、一対の板状部材から構成される。それぞれの板状部材には、貫通孔が設けられている。蓋体の第2取付部223に設けられた貫通孔と板状部材の貫通孔とに軸226を挿通することによって、蓋体22を回動可能な状態で支える。軸226には弾性体227として捩じりコイルバネが挿通されており、蓋体22を弁座213に対して付勢する。
図1に示したように、蓋体22は、基部221と、基部221の上面に配される閉鎖部222と、基部221に接続され、その基端部に配される一対の第2取付部223とを有する。第2取付部223は、図2に示したように腕状の部材であり、先端に軸226を通す部分を有する。基部221と第2取付部223とは一体に成形される。基部221の下面には、弾性体227の端部が接続されている。蓋体22は、基部の下面に接続された弾性体227によって弁座213に対して付勢される。蓋体の構成は、この構成に限定されず、弁座に対して付勢されることにより弁座に圧接し給油口を気密にすることができるものであればよい。
閉鎖部222は、基部221の上面に固定され、平面視において略円形であり、側面視において略筒状の部材である。閉鎖部222は、本体21に設けられる貫通孔214の内径よりもその外径が少し小さい程度の円形である。閉鎖部222の周面には凹溝224が配されている。凹溝224には、弾性素材から構成される環状部材225が嵌められている。この環状部材225が弁座213に対して圧接することで、給油口は気密に保たれる。
上述の通り、給油管5の内壁には、凸部52が配される。本体21には、本体21を給油管に対して捩じ込む操作を行ったときに、この凸部52と接触することができる位置に弾性部212が設けられる。そして、弾性部212の形状は、給油管5に対して本体21を捩じ込む操作に伴って給油管5に設けた凸部52が接触したときに弾性部212が給油管5の半径方向に変位し給油管の凸部52の通過を許すものとなっている。
図10において矢印で示したように、閉鎖装置2を給油管5に取り付けるときには、閉鎖装置2を閉方向に回転させる。閉鎖装置2を閉方向に回転させ続けると、給油管5の凸部52に対して弾性部212が近づいていく。閉鎖装置2を閉方向にさらに回転させると、図11に示したように、弾性部212の傾斜部62が凸部52に乗り上げて、給油管5の半径方向に対して内側に弾性部212が変位する。
このように、給油管5に設けた凸部52が弾性部212を半径方向に対して内側に変位させるので、本体21は凸部52に邪魔されることなく閉鎖装置2を閉方向に回転することが可能である。なお、図10ないし図12において、弾性部212を強調するために、弾性部212に斜線を付した。
傾斜部212が凸部52に乗り上げた状態からさらに閉鎖装置2を回転すると、図12に示したように、弾性部212は元の形状に復帰して、給油管5の凸部52は、弾性部212と規制部219の間に収納される。この状態からさらに閉鎖装置2を閉方向に回転させようとすると、本体21に設けた規制部219の縁が給油管5に設けた凸部52に接触する。これによって閉鎖装置2の閉方向への過剰な回転が規制される。
図12に示した終端位置では、給油管5に設けた複数の突条51の下に本体に設けた複数の突条211がくる。また、給油管5の複数の突条51の下面と本体21の突条211の上面が密に接触する。これにより、閉鎖装置2は、給油管5に対して固定される。
図12に示した終端位置において、図12において矢印で示した開方向へ閉鎖装置2を回転させようとすると、弾性部212の縁が給油管の凸部52に接触して開方向、すなわち、閉鎖装置2が緩む方向への回転が阻止される。
本実施形態の閉鎖装置2では、上述の通りまた図3に示したように、弾性部212は、本体21に設けられる貫通孔63に接する形状となっている。そして貫通孔63によって弾性部212が給油管の凸部52に係止する縁の形状が規定される。図12に示した終端位置から、図12及び図17おいて矢印で示した開方向に対して閉鎖装置2を回転させようとすると、図17において矢印Dで示した横方向に貫通孔63が開く。貫通孔63が開くと、図17において矢印Eで示したように、凸部52の傾斜面に沿って弾性部212が半径方向に対して外側にスライドする。この結果、閉鎖装置2を開方向に回そうとして強い力を閉鎖装置2にかけるほど、弾性部212が給油管5の内壁に対して強く押し付けられる力が大きくなる。このように、本実施形態の閉鎖装置2では、開方向に閉鎖装置2を回転させようとすると、より強いロックが掛かるように構成されている。これによって、閉鎖装置2が意図せず給油管5に対して緩むような事態が防止される。
弾性部212の先端部61は、上述の通りまた図8に示した通り、筒状部215に比べて厚みが大きく構成されている。先端部61は板の厚みが大きいため、閉鎖装置2を開方向に回動させた際に、先端部61が変形して意図せずロックが外れるような事態を防止することができる。同様に、規制部219は、筒状部215に比べて厚みが大きく構成されている。このため、閉鎖装置2を閉方向に回動させた際に規制部219が変形して閉鎖装置2が過剰に回動する事態を防止することができる。
図10ないし図12を参照して説明したように、閉鎖装置2を給油管5に対して装着するときは、弾性部212が弾性変形して凸部52を乗り越えるので、ワンタッチで閉鎖装置2を給油管5に対して捩じ込むことが可能である。
1 閉鎖装置の取付構造
5 燃料給油管
2 閉鎖装置
214 貫通孔
213 弁座
21 本体
22 蓋体
52 凸部
212 弾性部
219 規制部

Claims (5)

  1. 燃料給油管の周方向に沿って回転させて固定する捩じ込み式の給油口の閉鎖装置であって、
    閉鎖装置は、貫通孔と当該貫通孔の縁に配される弁座を有する本体と、
    弁座に対して付勢された蓋体とを有しており、
    本体は、燃料給油管に対して捩じ込む操作に伴って燃料給油管の凸部が弾性部に接触したときに燃料給油管の半径方向に変位し凸部の通過を許す弾性部を有しており、
    弾性部は、一端側が本体に接続されており、他端側が自由端として構成され、閉鎖装置が回転する方向に沿って延びる貫通孔と当該貫通孔に交差する方向に延びる貫通孔とによって囲まれており、前記一端側から自由端に向けて閉鎖装置が回転する方向に沿って延びる形状であり、
    弾性部の縁は、弾性部を通過した燃料給油管の凸部と接触して閉鎖装置が緩む方向に回転することを防止する給油口の閉鎖装置。
  2. 閉鎖装置は、前記交差する方向に延びる貫通孔を挟んで、弾性部の自由端と向かい合う位置に、過剰な捩じ込みを制限する規制部を、さらに備える請求項1に記載の給油口の閉鎖装置。
  3. 閉鎖装置は、筒状部を備えており、
    弾性部は、筒状部を構成する板の厚みよりも大きい厚みを有する先端部を備えており、
    先端部と筒状部との間には先端部と筒状部とをつなぐ傾斜部を備えており、
    傾斜部は、先端部に接続される部分から筒状部に接続される部分に向かって徐々に板厚が小さくなる形状である請求項1又は2記載の給油口の閉鎖装置
  4. 弾性部は、本体に設けられる貫通孔に接する形状であり、貫通孔によって弾性部が燃料給油管の凸部に掛止する縁が規定される請求項1ないし3のいずれかに記載の給油口の閉鎖装置。
  5. 燃料給油管と、燃料給油管の周方向に回転させて固定する捩じ込み式の給油口の閉鎖装置とを含む閉鎖装置の取付構造であって、
    燃料給油管は一端側の開口の内側に配されており、半径方向内側に突出する凸部を有しており、
    閉鎖装置は、貫通孔と当該貫通孔の縁に配される弁座を有する本体と、
    本体に回動可能に支持されており、弁座に対して付勢された蓋体とを有しており、
    本体は、燃料給油管に対して捩じ込む操作に伴って燃料給油管の凸部が弾性部に接触したときに燃料給油管の半径方向に変位し凸部の通過を許す弾性部を有しており、
    弾性部は、一端側が本体に接続されており、他端側が自由端として構成され、閉鎖装置が回転する方向に沿って延びる貫通孔と当該貫通孔に交差する方向に延びる貫通孔とによって囲まれており、前記一端側から自由端に向けて閉鎖装置が回転する方向に沿って延びる形状であり、
    弾性部の縁は、弾性部を通過した燃料給油管の凸部と接触して閉鎖装置が緩む方向に回転することを防止する閉鎖装置の取付構造。
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