JP2520438Y2 - 給油口シール装置 - Google Patents

給油口シール装置

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JP2520438Y2
JP2520438Y2 JP5657291U JP5657291U JP2520438Y2 JP 2520438 Y2 JP2520438 Y2 JP 2520438Y2 JP 5657291 U JP5657291 U JP 5657291U JP 5657291 U JP5657291 U JP 5657291U JP 2520438 Y2 JP2520438 Y2 JP 2520438Y2
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JP
Japan
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seal
nozzle
fuel
seal lip
seal ring
Prior art date
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JP5657291U
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JPH0510060U (ja
Inventor
戸田伸之
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両等に装備される
燃料タンクの給油口をシールして蒸発燃料の大気流出を
抑制する給油口シール装置に関し、詳しくは、給油時に
おける蒸発燃料の大気流出をも充分抑制できるように改
良された給油口シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料タンクの給油口には、蒸発
燃料の大気流出を防止するための給油口シール装置が設
けられている。図4はこの給油口シール装置の一従来例
を示すもので、給油口11内に装着されたシールリング
12と、このシールリング12に弾接して給油口11を
閉じるシャッタ13とを備え、このシャッタ13はシー
ルリング12を通して挿入される給油ノズル14によっ
て押し開かれるようになっている。そして上記シールリ
ング12には、常時は閉じ状態のシャッタ13に弾接す
るシールリップ12aと、給油ノズル14の挿入時には
その外周に弾接する他のシールリップ12bとが形成さ
れている。また、図5に示すように、給油ノズル14の
挿入時にその外周に弾接する他のシールリップとして、
上下2段のシールリップ12c、12dをシールリング
12に形成した給油口シール装置も従来知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ここで、図4に示す給
油口シール装置は、給油ノズル14の挿入時にシールリ
ップ12bが給油ノズル14の外周に弾接するので、基
本的には給油時における蒸発燃料の大気流出も抑制する
ことができる。しかし、シールリップ12bが弾接する
給油ノズル14の外周に傷や変形がある場合には、シー
ルリップ12bとの間に隙間が生じて蒸発燃料が大気中
に流出するおそれがある。
【0004】これに対して図5に示す給油口シール装置
は、給油ノズル14の挿入時にその外周に弾接するシー
ルリップ12c、12dが上下2段に形成されているの
で、給油ノズル14の外周に傷や変形があっても、シー
ルリップ12c、12dとの間に隙間が生じる危険性は
半減し、より確実に蒸発燃料の大気流出を抑制すること
ができる。しかし、上記シールリップ12c、12dは
いずれも突出量が比較的小さいため、給油ノズル14が
シールリング12に斜めに挿入された場合には、これに
両シールリップ12c、12dが共に弾接することは困
難である。このため、外周に傷や変形のある給油ノズル
14がシールリング12に斜めに挿入された場合には、
シールリップ12c、12dとの間に隙間が生じること
も予想され、蒸発燃料の大気流出を充分に抑制すること
は期待できない。
【0005】そこでこの考案は、外周に傷や変形のある
給油ノズルがシールリングに斜めに挿入されるような場
合であっても、蒸発燃料の大気流出を充分に抑制できる
信頼性の高い給油口シール装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案による給油口シール装置は、給油口内に装
着されたシールリングと、このシールリングに弾接して
給油口を閉じ、シールリングを通して挿入される給油ノ
ズルによって押し開かれるシャッタとを備えた給油口シ
ール装置であって、上記シールリングは、常時はシャッ
タに弾接し、給油ノズルの挿入時にはその挿入方向に撓
んで給油ノズルの外周に弾接する突出量の大きな第1の
シールリップと、この第1のシールリップに対して給油
ノズルの軸方向に所定間隔を開けて設けられ、給油ノズ
ルの挿入時にその外周に弾接する第2のシールリップと
を有することを手段としている。
【0007】
【作用】このような手段を採用したことにより、常時は
シールリングの第1のシールリップがシャッタに弾接す
ることで、蒸発燃料の大気流出が充分抑制される。また
給油口に給油ノズルが挿入される給油時には、シールリ
ングの第1のシールリップと第2のシールリップとが給
油ノズルの外周に弾接することで蒸発燃料の大気流出が
充分抑制される。
【0008】ここで、給油ノズルの外周に傷や変形があ
っても、第1のシールリップと第2のシールリップとは
給油ノズルの軸方向に所定間隔を開けて給油ノズルの外
周に弾接するので、両シールリップとの間に隙間が生じ
る危険性は半減する。またこのような傷や変形のある給
油ノズルがシールリングに斜めに挿入された場合でも、
第1のシールリップは突出量が大きく給油ノズルの挿入
方向に撓んで第2のシールリップと共に確実に給油ノズ
ルの外周に弾接する。従って、蒸発燃料の大気流出が充
分抑制される。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を添付の図面に基
づいて具体的に説明する。図1は一実施例による給油口
シール装置1を示している。この給油口シール装置1
は、図示省略した燃料タンクに取付けられる給油口部材
2に形成された給油口2aをシールするもので、給油口
2aの奥部に連続して形成された大径の段部2bには、
シールリング3が圧入嵌合などの適宜の手段で装着され
ている。また、給油口部材2にはシャッタ4が枢着さ
れ、このシャッタ4は巻バネ5の付勢を受けて上記シー
ルリング3の内端面側に弾接している。
【0010】前記シールリング3は、図2にも示すよう
に補強環6が埋設された嵌合部3aに連続してその内側
にシール部3bが折り返し状態に一体形成されたもの
で、このシール部3bは先端が前記シャッタ4側に向か
って突出している。そしてこのシール部3bには、厚さ
0.5〜1mm程度の可撓性のある第1のシールリップ
3cが斜め内側に大きく突出して形成され、この第1の
シールリップ3cに前記シャッタ4が弾接することで給
油口2aがシール状態を保って閉じられている。また、
シール部3bには給油ノズルの外周に弾接可能な山形断
面の第2のシールリップ3dが上記第1のシールリップ
3cと所定間隔を開けて内側に突出形成されている。
【0011】このように構成された一実施例の給油口シ
ール装置1によれば、常時はシャッタ4がシールリング
3の第1のシールリップ3cに弾接することで、給油口
2aがシール状態を保って閉じられている。このため図
示省略した燃料タンク内の蒸発燃料が大気中に流出する
のを充分抑制することができる。
【0012】また図3のように給油口2aに給油ノズル
7が挿入される給油時には、給油ノズル7によってシャ
ッタ4が押し開かれるが、このときシールリング3の第
2のシールリップ3dが給油ノズル7の外周に弾接する
と共に、第1のシールリップ3cが給油ノズル7の挿入
方向に撓みつつ給油ノズル7の外周に弾接する。このた
め給油口2aは燃料タンク内とシール状態を保って遮断
されるのであり、給油時にも蒸発燃料の大気流出を充分
抑制することができる。
【0013】ここで、第1のシールリップ3cと第2の
シールリップ3dとは給油ノズル7の軸方向に所定間隔
を開けて給油ノズル7の外周に弾接するので、給油ノズ
ル7に傷や変形があっても両シールリップ3c、3dと
の間に隙間が生じる危険性は半減する。またこのような
傷や変形のある給油ノズル7がシールリング3に対して
斜めに挿入された場合でも、第1のシールリップ3cは
突出量が大きく給油ノズル7の挿入方向に撓んで第2の
シールリップ3dと共に確実に給油ノズル7の外周に弾
接する。従って、このような場合も蒸発燃料の大気流出
を充分抑制することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したとおりこの考案によれば、
常時はシールリングの第1のシールリップがシャッタに
弾接することで、蒸発燃料の大気流出を充分抑制するこ
とができる。また給油口に給油ノズルが挿入される給油
時には、シールリングの第1のシールリップと第2のシ
ールリップとが給油ノズルの外周に弾接することで蒸発
燃料の大気流出を充分抑制することができる。
【0015】ここで、給油ノズルの外周に傷や変形があ
っても、第1のシールリップと第2のシールリップとは
給油ノズルの軸方向に所定間隔を開けて給油ノズルの外
周に弾接するので、両シールリップとの間に隙間が生じ
る危険性は半減する。またこのような傷や変形のある給
油ノズルがシールリングに斜めに挿入された場合でも、
第1のシールリップは突出量が大きく給油ノズルの挿入
方向に撓んで第2のシールリップと共に確実に給油ノズ
ルの外周に弾接する。従って、蒸発燃料の大気流出が充
分抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による給油口シール装置の一実施例を
示す断面図である。
【図2】一実施例におけるシールリングの要部拡大断面
図である。
【図3】一実施例の作用説明図である。
【図4】図1に対応した従来例の断面図である。
【図5】図1に対応した他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
1……給油口シール装置 2……給油口部材 2a、11……給油口 2b……段部 3、12……シールリング 3a……嵌合部 3b……シール部 3c……第1のシールリップ 3d……第2のシールリップ 4、13……シャッタ 5……巻バネ 6……補強環 7、14……給油ノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油口(2a)内に装着されたシールリ
    ング(3)と、このシールリング(3)に弾接して給油
    口(2a)を閉じ、シールリング(3)を通して挿入さ
    れる給油ノズル(7)によって押し開かれるシャッタ
    (4)とを備えた給油口シール装置(1)であって、上
    記シールリング(3)は、常時はシャッタ(4)に弾接
    し、給油ノズル(7)の挿入時にはその挿入方向に撓ん
    で給油ノズル(7)の外周に弾接する突出量の大きな第
    1のシールリップ(3c)と、この第1のシールリップ
    (3c)に対して給油ノズル(7)の軸方向に所定間隔
    を開けて設けられ、給油ノズル(7)の挿入時にその外
    周に弾接する第2のシールリップ(3d)とを有するこ
    とを特徴とする給油口シール装置。
JP5657291U 1991-07-19 1991-07-19 給油口シール装置 Expired - Lifetime JP2520438Y2 (ja)

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JP5657291U JP2520438Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 給油口シール装置

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JP5657291U JP2520438Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 給油口シール装置

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Publication Number Publication Date
JPH0510060U JPH0510060U (ja) 1993-02-09
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US6155316A (en) * 1999-06-30 2000-12-05 Eaton Corporation Capless fuel tank filler assembly
KR100470359B1 (ko) * 2002-09-09 2005-03-08 탱크테크 (주) 저장탱크의 유수경계면 검출기

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JPH0510060U (ja) 1993-02-09

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