JP5494291B2 - 燃料タンクの開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給油ノズルの挿入力を利用してフラップバルブを開いて、燃料タンクへ給油するための燃料タンクの開閉装置に関する。
従来、この種の燃料タンクの開閉装置として、特許文献1のように、燃料キャップにフラップバルブ機構を設けたものが知られている。フラップバルブ機構は、燃料通路の注入口に配置された開閉部材を備え、開閉部材の端部から突出した軸体をタンク開口形成部材の貫通孔に挿入して回転可能に支持するとともにスプリングで閉じ方向へ付勢することによりシールしている。この構成において、給油時に給油ノズルで開閉部材をスプリングの付勢力に抗して押すことで注入口を開いて、給油ノズルから燃料が注入される。
しかし、タンク開口形成部材を樹脂で形成した場合に、樹脂の収縮のため、貫通孔が開閉部材の軸体に合った断面円形にならず、組付けた際に軸体の位置ズレが生じ、開閉部材のシール面圧が変動し易い。このため、貫通孔の成形精度を高めるために、多大な労力を要するという課題があった。
特開2007−331518
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決することを踏まえ、開閉部材を回転可能に支持する軸受機構の成形精度を高める必要がなく、安定した姿勢で開閉動作をさせることができる燃料タンクの開閉装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
適用例1は、燃料タンクへ燃料を供給する通路を開閉する燃料タンクの開閉装置において、
給油ノズルを挿入するための挿入通路、注入口を経て上記燃料タンクに接続される燃料通路を形成するタンク開口形成部材と、
上記タンク開口形成部材内に配置され、上記給油ノズルの先端で押されることで上記注入口を開閉する開閉部材と、開閉部材の端部に設けられた軸体と、上記タンク開口形成部材に設けられ上記軸体を回転可能に支持する軸受機構と、を有するフラップバルブ機構と、
を備え、
上記軸受機構は、上記軸体が挿入される軸支孔と、上記軸支孔の壁面から突設された複数の軸受突部とを有し、上記軸受突部は、上記軸体の外周面の一部に接触するように断面円弧状の軸支持面を有すること、を特徴とする。
適用例1にかかる燃料タンクの開閉装置において、給油ノズルを開口形成部材の挿入通路から挿入して、給油ノズルの先端がフラップバルブ機構の開閉部材を押して給油ノズルを押し入れると、開閉部材を開き、さらに、給油ノズルを注入口を通じて挿入して燃料通路に給油する。
また、開閉部材は、タンク開口形成部材に設けられた軸受機構の軸支孔に、軸体を挿入することにより回転可能に支持されている。軸支孔の内壁には、断面円弧状の軸支持面を有する複数の軸受突部が突設されて、軸体の外周面の一部に接触して回動可能に支持している。複数の軸受突部は、その間が溝で分割されており、軸支孔だけで断面円形に形成して軸体を支持する場合よりも、各々の軸受突部の軸支持面に高い成形精度を必要とせず、成形作業が容易になる。しかも、タンク開口形成部材を樹脂で形成した場合に、樹脂の収縮により、各々の軸受突部は、それらの円弧で形成される円形が多少変形していても、開閉部材の軸体の外周面の一部に倣って軸体の軸芯ズレを生じないように支持するから、軸体の位置ズレに伴う開閉部材のシール面圧が不均一になったり、低下することもない。
[適用例2]
適用例2において、上記軸受突部は、上記軸体を下方で支える下円弧部と、軸体の片側から支える側円弧部とを備えている構成をとることができる。
[適用例3]
適用例3において、上記軸支孔は、上記給油ノズルの挿入方向と反対方向に開放した開口を備え、上記軸受突部は、上記軸支孔の開口に形成された開口突起を形成し、該開口突起は、上記軸体を軸支孔に挿入するときに弾性変形することで上記軸体を軸支孔内に収納するとともに該軸体を抜止めするように構成されている。この構成により、開口突起は、軸体の位置ズレをいっそう防止することができる。
[適用例4]
適用例4において、上記タンク開口形成部材は、燃料通路を形成する接続管と、該接続管内に装着され上記注入口を有する注入口形成部材および該注入口形成部材に連結して一体化する嵌合部とを備え、上記嵌合部に上記軸支孔を形成し、上記注入口形成部材に上記軸支孔の開口に挿入され上記軸体を抜止めする押さえ部を形成した構成をとることができる。この構成により、軸支孔は、開口から軸体を容易に挿入することができ、さらに、嵌合部と注入口形成部材とを連結したときに、押さえ部が軸体の抜けを防止することができる。
[適用例5]
適用例5において、上記軸受突部の円弧を倣って形成される円の内径は、上記軸体の外径と同じか、僅かに大きく形成されている構成をとることができる。
本発明の一実施例にかかる燃料タンクの開閉装置を示し、給油蓋を開いた状態を示す斜視図である。 燃料タンクの開閉装置の開口部を示す平面図である。 燃料タンクの開閉装置の給油時における外観図である。 図2の4−4線に沿った断面図である。 図2の5−5線に沿った断面図である。 フラップバルブ機構の周辺部を分解した断面図である。 フラップバルブ機構の一部を分解した斜視図である。 燃料タンクの開閉装置において給油している状態を説明する説明図である。 フラップバルブ機構のノズル位置決めガイド機構の第2支持機構を説明する説明図である。 フラップバルブ機構のノズル位置決めガイド機構の第3支持機構を説明する説明図である。 フラップバルブ機構のアース経路を説明する説明図である。 図11の矢印方向aから見た図である。 開閉起動機構を分解した斜視図である。 フラップバルブ機構の軸受機構の付近を説明する説明図である。 開閉部材を軸受機構に組み付ける前の状態を説明する説明図である。 フラップバルブ機構の組付作業を説明する説明図である。 開閉起動機構を分解した斜視図である。 開閉起動機構の動作を説明する説明図である。 開閉起動機構の動作を説明する説明図である。 開閉起動機構の位置決め機構を説明する説明図である。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
(1) 燃料タンクの開閉装置の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかる燃料タンクの開閉装置を用いた自動車の後部を示し、給油蓋を開いた状態を示す斜視図である。自動車の車体の後部には、燃料(軽油)を給油するための給油蓋FLが開閉可能に支持されている。給油蓋FLは、車体の外板に倣った蓋本体FLaがヒンジFLbを介して車体の外板に開閉可能に支持されている。給油蓋FLを開いたスペースは、給油室FRになっており、この給油室FR内に、基板BPに支持された燃料タンクの開閉装置10が配置されている。燃料タンクの開閉装置10は、燃料キャップを用いないで、燃料タンクに燃料を供給するための機構であり、給油蓋FLを開いた後に、給油ノズルからの外力で燃料通路を開閉することで、給油ノズルから燃料タンクへ燃料を供給することができる機構である。以下、燃料タンクの開閉装置の詳細な構成について説明する。
(2) 各部の構成および動作
図2は燃料タンクの開閉装置10の開口部を示す平面図、図3は燃料タンクの開閉装置10の給油時における外観図、図4は図2の4−4線に沿った断面図、図5は図2の5−5線に沿った断面図である。図4および図5において、燃料タンクの開閉装置10は、燃料タンク(図示省略)に接続される燃料通路11Pを有するタンク開口形成部材11と、フラップバルブ機構20と、フラップバルブ機構20を開閉するための開閉起動機構40と、を備えている。
(2)−1 タンク開口形成部材11
図4において、タンク開口形成部材11は、燃料通路11Pを有する管体であり、燃料タンクに接続される金属製の接続管12と、接続管12の上部に固定された開口形成部材13と、接続管12の上部に装着された注入口形成部材18と、注入口形成部材18を接続管12に固定するための嵌合部19とを備えている。
接続管12は、燃料タンク側を徐々に縮径した縮径部12aと、縮径部12aに接続された直管部12bとを備え、これらを一体に形成している。開口形成部材13は、接続管12の上部に装着された円筒状の外壁部14と、外壁部14の内側に配置された内壁部15とを備えており、給油ノズルFZを挿入するための挿入通路13Pを形成している。
外壁部14は、導入口13Paを形成している上面部14aと、側面部14bとを備え、カップ形状に形成されている。外壁部14の下部は、やや拡径された拡径部14cから下部円筒部14dになっている。また、拡径部14cの一部には、給油時に溢れた燃料を挿入通路13Pから排出するための排出上管14eが下方に向けて突設されている。
内壁部15は、挿入通路13Pを形成する壁面であり、その開口部には、導入口13Paが形成されている。また、開口形成部材13の導入口13Paの開口周縁部および内壁部15の上部には、ガン用ストッパ13aが形成されている。また、内壁部15には、スリット15aが挿入方向に複数列形成されている。スリット15aは、挿入通路13Pから排出上管14eに接続する通路を形成し、挿入通路13Pに燃料がたまるのを防止している。
図6は燃料タンクの開閉装置10を分解した断面図である。フラップバルブ機構20は、注入口形成部材18および嵌合部19を介して接続管12に固定され、さらに、ガスケットGS1を介して接続管12の内壁とシールされている。注入口形成部材18は、接続管12の上部に固定され、フラップバルブ機構20の一部を支持するための部材であり、燃料通路11Pの一部を形成する注入口18Paを有する円板部18aを備え、さらに嵌合部19に連結するための係合爪18dを突設している。嵌合部19は、接続管12の上部に装着されており、円筒壁19aと、フランジ19bとを備え、その間に注入口形成部材18の先端を挿入する挿入凹所19cを形成し、挿入凹所19cの底に形成された係合穴(図示省略)に注入口形成部材18の係合爪18dが係合することにより、注入口形成部材18に一体化して接続管12に固定されている。
(2)−2 フラップバルブ機構20
フラップバルブ機構20は、開閉部材21と、スプリング33と、ガスケットGS2とを備えている。開閉部材21は、注入口形成部材18に軸支され、注入口18Paを開閉する部材である。スプリング33は、弦巻スプリングであり、そのコイル状の一端部が注入口形成部材18に支持され、他端部が開閉部材21に支持されて開閉部材21を閉じる方向に付勢している。開閉部材21は、押圧部材22と、弁室形成部材26と、軸体28と、調圧弁30と、ガスケットGS2とを備えている。
図7はフラップバルブ機構20の一部を分解した斜視図である。押圧部材22は、給油ノズルFZの押圧力を直接受けるほぼ有底の筒部材であり、導電性樹脂から形成されており、上面部23と、上面部23の外周から突設された側壁部24と、フランジ25とにより形成されている。上面部23には、給油ノズルFZとの当たりをスムーズにするとともに給油ノズルFZを位置決めするための湾曲したガイド曲面23aが形成されている。ガイド曲面23aは、導入ガイド面23bと、傾斜ガイド面23cとを備え、その間が位置決め稜線23dになっている。なお、ガイド曲面23aについて、ノズル位置決めガイド機構で後述する。側壁部24には、通気孔24aが形成され、調圧弁30に通気している。フランジ25は、押圧側ストッパ25bを有し、注入口形成部材18の開口側ストッパ18cに当たることで、開閉部材21の閉じ状態にて、注入口18Paとの間隙をなくし、内部への雨水などの浸入を防止している。
弁室形成部材26は、カップ形状であり、調圧弁30を収納する弁室26Sを形成している。弁室形成部材26の外周部には、フランジ26aが形成されている。ガスケットGS2は、ゴム材料から形成され、C字形のシール本体GSaと、シール本体GSaの内周部の支持部GSbとを備え、支持部GSbがフランジ26aの内周側の上面とフランジ25のシール押圧部25aとの間で挟持されることで保持され、その外周側の上面がシール部18bとの間でガスケットGS2を圧縮することで注入口18Paをシールしている。
調圧弁30は、押圧部材22と弁室形成部材26とで囲まれかつ通気孔24aに接続された弁室26S内に収納されており、スプリング31aにより付勢された正圧弁体31bを有する正圧弁31と、スプリング32aにより付勢された負圧弁体32bを有する負圧弁32とを備え、燃料タンクの圧力を両弁体の開閉により燃料タンクのタンク内圧を所定範囲内に調整する。
(2)−3 給油ノズルFZの位置決め機構
図8は燃料タンクの開閉装置10に給油している状態を説明する説明図である。燃料タンクの開閉装置10には、給油時における給油ノズルFZを位置決めする位置決め機構が形成されている。位置決め機構は、開口形成部材13、フラップバルブ機構20の上面部23、弁位置決め部材27の各部材が協働することで構成されている。すなわち、開口形成部材13の導入口13Paの開口周縁には、給油ノズルFZのノズル係止部FZsに係合することで給油ノズルFZを挿入方向(抜ける方向)へ位置決めをするガン用ストッパ13aが形成されている(第1支持機構)。また、上面部23のガイド曲面23aには、給油ノズルFZの先端が導入ガイド面23bに倣ってガイドされた後に、給油ノズルFZの外周面に当たることで、給油ノズルFZの左右方向(水平方向)へ位置決めする位置決め稜線23dが形成されている(第2支持機構)。ガイド曲面23aの曲率は、給油ノズルFZの半径Raを考慮して定められており、すなわち、導入ガイド面23bの半径をR1、位置決め稜線23dの半径をR2とすると、半径R1が半径Raより大きく、半径R2が半径Raよりほぼ同じかわずかに大きく、給油ノズルFZの外形に倣うように形成されている。さらに、図10に示すように、押圧部材22の弁室形成部材26の下部には、半円筒の弁位置決め部材27が形成されている(第3支持機構)。弁位置決め部材27は、位置決め本体27aと、弁位置決め部材27の端面に湾曲した当接部27bとを有し、図8に示すように、当接部27bが接続管12の直管部12bに当たることで、押圧部材22は、給油ノズルFZに押されても、それ以上に開度が大きくならない。よって、位置決め稜線23dで位置決めされた給油ノズルFZが上下方向への位置決めされている。
(2)−4 アース経路
図4において、開口形成部材13および開閉部材21の一部は、導電材料から形成されることで、給油時に生じる静電気を、給油ノズルFZや金属製の接続管12を通じて車体側部材に逃がすアース経路を構成している。図11はフラップバルブ機構20の付近を一部破断した斜視図、図12は図11の矢印方向aから見た図である。開閉部材21の押圧部材22は、少なくとも表面が導電材料で形成され、その先端部が尖った放電突起23eとなっている。また、放電突起23eに対向した開口形成部材13の内壁部15には、放電突起15bがリブ状に形成されている。開閉部材21が閉じている状態にて、押圧部材22の外周部と内壁部15とのギャップをGp1とし、放電突起23eと放電突起15bとのギャップをGP2とすると、Gp1>Gp2に形成されている。すなわち、ギャップGp2は、0.5mm以下に設定されており、空気中の絶縁破壊により放電可能になっている。開口形成部材13および押圧部材22を形成する導電材料は、導電性ウイスカ、導電性カーボンまたは導電性グラファイト粉末のうち1つまたは複数を組み合わせて、樹脂材料に混入することで得られ、例えば、ポリアセタールまたはポリアミド(PA)100重量部に対して、導電ウイスカ5重量部、導電カーボン10重量部を混入する。ここで、導電ウイスカとして、(商品名デントール:大塚化学社製)を、導電カーボンとして、(商品名バルカンXC−72:キャボット社製)を用いることができる。なお、導電性を付与するための樹脂としては、ポリアセタール、ポリアミドのほかに、耐燃料性、耐燃料透過性に優れた材料であればよく、例えば、フッ素樹脂(ETFE)などを用いてもよい。
図13はフラップバルブ機構20の付近を分解するとともに一部破断した斜視図である。開閉部材21の側部には、軸体28が設けられている。軸体28は、タンク開口形成部材11の嵌合部19に設けられた軸受機構により回転可能に支持されている。図14はフラップバルブ機構20の軸受機構の付近を説明する説明図、図15は開閉部材21を軸受機構に組み付ける前の状態を説明する説明図である。軸受機構は、開閉部材21の軸体28を挿入して回動可能に支持する軸支孔19dを有している。軸支孔19dは、軸体28を上方から挿入可能に上方に開放された長穴である。軸支孔19dの内壁には、複数の突部から構成された軸受突部19eが形成されている。軸受突部19eは、軸体28の外周面の一部に接触するように、軸体28に臨んで断面円弧状の軸支持面を有しており、下円弧部19fと、第1側円弧部19gと、第2側円弧部19h、開口突起19iとを備えている。下円弧部19fは、軸支孔19dの底に円弧形状に形成されている。第1側円弧部19gおよび第2側円弧部19hは、下円弧部19fの両側に溝を隔てて円弧形状にそれぞれ形成されている。ここで、第1側円弧部19gは、第2側円弧部19hより開閉部材21の作動範囲内で常に軸体28から大きな力を受ける突起であることから、第2側円弧部19hより高い精度の円弧に形成されている。軸受突部19eの円弧に倣って形成される円の内径は、軸体28の外径と同じか、僅かに大きく形成されている。開口突起19iは、軸支孔19dの開口に形成されており、軸体28を抜止めする突起であり、軸体28を軸支孔19dに挿入する際に、弾性変形される。また、注入口形成部材18の円板部18aの下部には、押さえ部18eが突設されている。押さえ部18eは、軸支孔19dの上部に挿入されて、軸体28が上方へ位置ズレするのを防止している。なお、上記構成による軸受機構の作用効果については、後述する。
図16に示すように、フラップバルブ機構20の開閉部材21を注入口形成部材18および嵌合部19に組み付けるには、開閉部材21を傾けて、スプリング33を嵌合部19内のスペースに挿入し、さらに軸体28を上方から軸受機構の軸支孔19dに挿入する。このとき、図15に示す軸支孔19dの上開口に形成された開口突起19iを軸体28で弾性変形させて圧入する。さらに、注入口形成部材18の注入口18Paの開口周縁部を、開閉部材21に位置合わせし、スプリング33のスプリング力に抗して、注入口形成部材18を嵌合部19に嵌合するとともに、注入口形成部材18の係合爪18dを嵌合部19の係合穴に係合することにより、嵌合部19に注入口形成部材18を一体化する。これにより、フラップバルブ機構20が組み付けられる。
(2)−5 開閉起動機構40
図5において、開閉起動機構40は、フラップバルブ機構20の開閉部材21の上方および側方に配置され、給油ノズルFZの先端で押されることにより開き動作を行なう機構であり、その主要な構成として、ノズル検知機構50と、ロック機構60とを備えている。
図17は開閉起動機構40を分解した斜視図である。図5および図17において、ノズル検知機構50は、所定の外径の給油ノズルFZの先端で押されることにより、ロック機構60を介してフラップバルブ機構20の開閉部材21のロック位置を解除する機構であり、開口形成部材13に支持されたノズル検知部材51を備えている。ノズル検知部材51は、開口形成部材13の係合部13bに係合される被係合爪52aを有する検知支持体52と、検知支持体52の下部から突設され挿入通路13Pに臨みかつその両側に配置された導入押圧部53と、導入押圧部53の下部に突設された係合円筒部55とを備え、これらが一体に形成されている。各々の導入押圧部53は、押圧支持体53aと、押圧支持体53aから挿入通路13P側に向けかつ下方に向かうにしたがって傾斜した押圧斜面53bとを備えている。押圧斜面53bは、給油ノズルFZの先端の外径が所定径以上の場合に給油ノズルの先端で押されるように配置されている。検知支持体52は、押圧斜面53bが給油ノズルFZで押されたときに、外径方向へ弾性変形して、スプリングとして作用する。
ロック機構60は、ロック部材61と、開閉部材21に凹所で形成された被ロック部62とを備えている。ロック部材61は、円弧形状の部材であるロック部材本体61aと、ロック部材本体61aに形成され、係合円筒部55に係合する係合凹所61bと、ロック部材本体61aの内周側に突設されたロック係合部61cとを備えている。被ロック部62は、開閉部材21の押圧部材22の下部に形成されており、ロック係合部61cに係合する部位であり、ロック係合部61cが被ロック部62に係合することで開閉部材21の開き動作を規制するロック位置になり、開閉部材21の中心方向から径外方へ移動することにより、被ロック部62から外れて、非ロック位置になり、開閉部材21の開き動作を許容する。
図18および図19はノズル検知機構50を説明する説明図であり、図18は給油ノズルを挿入する前の状態、図19は給油ノズルを挿入した状態を示す。すなわち、導入押圧部53に対向する内端で形成される挿入通路13Pの内径をD0、軽油用の給油ノズル(FZa)の先端の外径をDa、ガソリン用の給油ノズル(FZb)をDbとすると、Db<D0<Daに設定されている。例えば、外径Dbは20mm、内径D0は22mm、外径Daは25mmに設定されている。
開閉起動機構40の構成により、図18の状態にて、挿入通路13Pに給油ノズルFZaを挿入して、ノズル検知部材51の導入押圧部53の押圧斜面53bを押圧すると、図17に示すように検知支持体52が開口形成部材13の係合部13bに支持された被係合爪52aを中心に、スプリング力を増しながら弾性変形する。これにより、図19に示すように、ロック部材61が外周方向へ移動し、ロック部材61のロック係合部61cが被ロック部62から外れることでロック位置から非ロック位置へ切り換えられ、つまり、フラップバルブ機構20の開閉部材21のロックが解除され、開閉部材21の開き動作が可能になる。なお、挿入通路13Pの内径D0は、ガソリン用の給油ノズル(FZb)の外径Dbより小さい径とした場合であっても、給油ノズル(FZb)の先端外周部が押圧斜面53bを押圧したときにロックが解除されず、給油可能にならない径であれば、多少の寸法範囲は許容される。
挿入通路13Pの内径D0の寸法公差は、給油ノズルFZの種類に応じて、誤作動の要因になるが、これを小さくするために、以下の構成がとられている。図20に示すように、ノズル検知部材51は、ロック部材61に内径方向への力Faを加えるように、被係合爪52aにて開口形成部材13の係合部13bで弾性力を生じるように支持されている。また、ロック部材61の端部正面には、開閉部材21の側端部に当たる規制突起61dが形成されている。この構成により、ノズル検知部材51は、ロック部材61に内径方向へ弾性力を加えているから、規制突起61dが開閉部材21に当たることで位置決めされ、さらに、押圧斜面53bで規定される挿入通路13Pの内径D0も定まる。したがって、挿入通路13Pの内径D0は、開閉部材21の外径の寸法で規定され、複数の部材の寸法公差が合算されて大きくならないから、高い寸法精度を得ることができる。
(3) 燃料タンクの開閉装置の開閉動作
(3)−1 開き動作
図1に示すように、給油蓋FLを開けると、給油室FR内に配置された燃料タンクの開閉装置10が表れる。図5に示すように給油ノズルFZを開口形成部材13の導入口13Paから挿入して、給油ノズルFZの先端がノズル検知機構50の導入押圧部53に達して、導入押圧部53を押し、押圧斜面53bが給油ノズルFZから径方向の力を受けると、図17および図19に示すようにノズル検知機構50のノズル検知部材51がスプリング力を蓄積するように撓みつつ、被係合爪52aを支点として拡開する。ノズル検知部材51が拡開すると、ノズル検知部材51の下部の係合円筒部55がロック部材61を外径方向へ移動させる。これにより、ロック部材61が被ロック部62から抜けて、非ロック位置に切り換えられる。これにより、開閉部材21は、開き動作が可能になる。
さらに、図8に示すように、給油ノズルFZを押し入れると、フラップバルブ機構20の開閉部材21がスプリング33の付勢力に抗して押され、開閉部材21が支持軸を中心に回動し、注入口18Paが開かれる。このとき、開閉部材21は、その開度が大きくなるにつれて、給油ノズルFZの先端が押圧部材22の導入ガイド面23bに倣いつつ開閉部材21が開く。そして、弁位置決め部材27の当接部27bが接続管12の内壁に当たって、開閉部材21の開き動作が完了する。このとき、給油ノズルFZの外周部は、押圧部材22の位置決め稜線23dに当たって、給油ノズルFZが位置決めされる。この状態にて、給油ノズルFZから燃料通路11Pへ給油する。
(3)−2 閉じ動作
給油を終えて、給油ノズルFZを注入口18Paから抜くと、フラップバルブ機構20の開閉部材21がスプリング33の復元力により注入口18Paを閉じ、さらに給油ノズルFZが抜かれると、ノズル検知部材51及びロック部材61は、初期位置に戻り、つまり、検知支持体52の弾性力で縮径して導入押圧部53が元の位置に戻るとともに、ロック部材61が開閉部材21の中心方向へ移動して、被ロック部62に係合する。これにより、開閉部材21がロック部材61のロック位置で閉じられる初期状態に戻り、さらに給油蓋FL(図1)を閉じる。
(4) 燃料タンクの開閉装置の作用・効果
上記実施例にかかる燃料タンクの開閉装置10により、以下の作用効果を奏する。
(4)−1 図8に示すように、給油ノズルFZは、ノズル位置決めガイド機構により、挿入方向へガイドされ、さらに、挿入完了位置に達したときに燃料通路11P内で位置決めされる。すなわち、ノズル位置決めガイド機構の第1支持機構は、タンク開口形成部材11の挿入通路13Pの導入口13Paの開口周縁に形成されており、給油ノズルFZの外周部を滑らせつつ給油ノズルFZを挿入方向へガイドし、第2支持機構は、開閉部材21の押圧部材22にガイド曲面23aの導入ガイド面23bが給油ノズルFZの先端をガイドしつつ開閉部材21の開き動作をさせ、注入口18Paを開けて、給油ノズルFZをさらに挿入する。そして、給油ノズルFZが挿入完了位置まで挿入されると、開閉部材21の弁位置決め部材27がタンク開口形成部材11の内壁に当たって、それ以上の開き動作が止まる。このとき、給油ノズルは、タンク開口形成部材11の導入口13Paの開口周縁部(第1支持機構)により支持され、さらに開閉部材21の給油ノズルFZの先端の外周部が位置決め稜線23d(第2支持機構)により挿入方向に対して左右方向に位置決めされ、さらに開閉部材21の弁位置決め部材27(第3支持機構)に当たって挿入方向に対して上下方向に位置決めされる。
したがって、給油ノズルFZを燃料通路11Pに挿入する際に、給油ノズルFZは、ノズル位置決めガイド機構により、挿入通路13Pから開閉部材21を開けて挿入完了位置に達するまで、振れることなく、ガイドされるから、スムーズで簡単な挿入作業を行なうことができる。しかも、給油ノズルFZは、挿入完了位置にて、3箇所で挿入方向に対して左右および上下方向に対して位置決めされるから、燃料通路11P内の燃料飛沫などに触れて、不用意にオートストップが作動することもなく、正確な量で給油することができる。
(4)−2 本実施例では、注入口18Paより外側にガン用ストッパ13aが配置されているために、短い給油ノズルFZを燃料通路11Pに挿入した場合に、給油ノズルFZの先端が燃料通路11Pの奥の位置、つまりフラップバルブ機構20より燃料タンク側の燃料通路11Pに十分に入らない場合がある。こうした場合に対処するために、フラップバルブ機構20の周辺に給油ノズルFZの先端を位置決めする位置決め用部材を設けようとしても、開閉部材21の開閉動作に支障を生じるから、位置決め用部材を設けることができない。しかし、本実施例では、給油ノズルFZの先端が押圧部材22の位置決め稜線23dにより確実に位置決めすることができるから、フラップバルブ機構20の周辺に別途、位置決め用部材を設ける必要もなく、構成を簡単にできる。
(4)−3 図5および図17に示すようにノズル検知機構50は、給油ノズルFZの先端の外径が所定径以上の場合に押圧されるように配置されている導入押圧部53を備えているので、軽油用の給油ノズル(FZa)の場合には、フラップバルブ機構20の開閉部材21が開き動作を行うが、ガソリン用の給油ノズル(FZb)の場合には、開閉部材21が開き動作を行わない。したがって、給油ノズルFZの外径によって燃料の種類が異なる場合に、給油ノズルFZを誤って挿入しても、注入口18Paが開かないから、間違った種類の燃料を供給することもない。
(4)−4 タンク開口形成部材11および押圧部材22は、導電性を有する導電材料から形成され、車両の車体側部材へのアース経路を構成している。すなわち、図11および図12に示すように、給油ノズルを挿入通路13Pに挿入して、押圧部材22に当たると、給油ノズルは、押圧部材22の外周部とタンク開口形成部材11の内壁との第1ギャップGP1より、狭い第2ギャップGp2を形成する放電突起23eを介して、さらに、タンク開口形成部材11を経て車体側部材へのアース経路に接続される。よって、給油ノズルを持った人に静電気が帯電していても、アース経路を通じて速やかに除去される。このように燃料タンクの開閉装置のアース経路を確保するのに、給油ノズルの先端が最初に接触する押圧部材22を利用しているので、アース線を配線することが不要となり、構成が簡単になる。また、給油ノズルが開閉部材21を開く前に、押圧部材22に当たるから、開閉部材21より燃料タンク側で放電されることもない。
(4)−5 放電突起23eの先端および開口形成部材13の放電突起15bが尖っているので、しかも、放電突起23eに沿って放電突起15bが押圧部材22の外形にそって複数配置されているので、アース経路を確実に確保できる。
(4)−6 アース手段は、押圧部材22およびタンク開口形成部材11を導電材料で形成しているので、その従来の技術のように注入口の周辺に、別途、導電線を配置することもなく、部品点数が増加することがなく、構成が簡単になる。
(4)−7 図13ないし図15に示すように開閉部材21は、タンク開口形成部材11に設けられた軸受機構の軸支孔19dに、軸体28を挿入することにより回転可能に支持されている。軸支孔19dの内壁には、断面円弧状の軸支持面を有する複数の軸受突部19eが突設されて、軸体28の外周面の一部に接触して回動可能に支持している。複数の軸受突部19eは、その間が溝で分割されており、軸支孔19dだけで断面円形に形成して軸体28を支持する場合よりも、各々の軸受突部の軸支持面に高い成形精度を必要とせず、成形作業が容易になる。しかも、開閉部材21の作動範囲内で常に、軸体28は、下円弧部19fおよび第1側円弧部19gに大きな力を加え、第2側円弧部19hに大きな力を加えないから、下円弧部19fおよび第1側円弧部19gを高い精度で成形すればよく、つまり、第2側円弧部19hを含めて全周にわたって高い精度で成形する必要がないから、より成形作業が容易になる。
(4)−8 タンク開口形成部材11を樹脂で形成した場合に、樹脂の収縮により、各々の軸受突部19eは、それらの円弧で形成される円形が多少変形していても、開閉部材21の軸体28の外周面の一部に倣って軸体28の軸芯ズレを生じないように支持するから、軸体28の位置ズレに伴う開閉部材21のシール面圧が不均一になったり、低下することもない。しかも、開閉部材21の開閉時における軸体28の力は、軸受突部19eのうち、第1側円弧部19gおよび第1側円弧部19gにより主に加わり、狭い面積で支持するから、一層、シール面圧の不均一を防止することができる。
(4)−9 開閉部材21の軸体28を、軸支孔19dの上方の開口から挿入すれば、軸支孔19dと軸体28とが多少ずれていても、簡単に挿入して組み付けることができ、挿入荷重が小さく、作業性がよい。
(4)−10 軸支孔19dの開口に形成された開口突起19iは、軸体28を軸支孔19dに挿入するときに弾性変形することで軸体28を軸支孔19d内に収納するとともに該軸体28を抜止めするから、組付作業性もよく、軸体28の外力による位置ズレを一層防止することができる。
(4)−11 図14に示すようにフラップバルブ機構20を支持するための注入口形成部材18および嵌合部19は分割して構成され、これらを一体化すると、嵌合部19の軸支孔19dに、注入口形成部材18の押さえ部18eが挿入され、軸支孔19dの開口を塞ぐから、軸体28の外力による抜けを防止することができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例のアース手段は、押圧部材を全て導電性樹脂で形成するほか、上面部の表面だけに形成してもよく、また、表面に金属製の薄板などをインサート成形してもよい。さらに、アース経路は、開閉部材21の閉じ状態にて、放電できる位置であれば、押圧部材22の外周部に複数箇所形成してもよい。
さらに、上記実施例では、ノズル検知機構を備えた構成について説明したが、これに限らず、ノズル検知機構を備えていない機構にも適用することができる。
上記実施例では、軸受機構の軸支孔19dは、上記給油ノズルFZの挿入方向と反対方向に開放した開口を備える構成としたが、軸体28を軸支孔19dに挿入しやすい形状であれば、長穴やL字形であってもよい。
10…燃料タンクの開閉装置
11…タンク開口形成部材
11P…燃料通路
12…接続管
12a…縮径部
12b…直管部
13…開口形成部材
13P…挿入通路
13Pa…導入口
13a…ガン用ストッパ
13b…係合部
14…外壁部
14a…上面部
14b…側面部
14c…拡径部
14d…下部円筒部
14e…排出上管
15…内壁部
15a…スリット
15b…放電突起
18…注入口形成部材
18Pa…注入口
18a…円板部
18b…シール部
18c…開口側ストッパ
18d…係合爪
18e…押さえ部
19…嵌合部
19a…円筒壁
19b…フランジ
19c…挿入凹所
19d…軸支孔
19e…軸受突部
19f…下円弧部
19g…第1側円弧部
19h…第2側円弧部
19i…開口突起
20…フラップバルブ機構
21…開閉部材
22…押圧部材
23…上面部
23a…ガイド曲面
23b…導入ガイド面
23c…傾斜ガイド面
23d…位置決め稜線
23e…放電突起
24…側壁部
24a…通気孔
25…フランジ
25a…シール押圧部
25b…押圧側ストッパ
26…弁室形成部材
26S…弁室
26a…フランジ
27…弁位置決め部材
27a…位置決め本体
27b…当接部
28…軸体
30…調圧弁
31…正圧弁
31a…スプリング
31b…正圧弁体
32…負圧弁
32a…スプリング
32b…負圧弁体
33…スプリング
40…開閉起動機構
50…ノズル検知機構
51…ノズル検知部材
52…検知支持体
52a…被係合爪
53…導入押圧部
53a…押圧支持体
53b…押圧斜面
55…係合円筒部
60…ロック機構
61…ロック部材
61a…ロック部材本体
61b…係合凹所
61c…ロック係合部
61d…規制突起
62…被ロック部
BP…基板
FL…給油蓋
FLa…蓋本体
FLb…ヒンジ
FR…給油室
FZ…給油ノズル
FZa…給油ノズル
FZs…ノズル係止部
GS1…ガスケット
GS2…ガスケット
GSa…シール本体
GSb…支持部

Claims (4)

  1. 燃料タンクへ燃料を供給する通路を開閉する燃料タンクの開閉装置において、
    給油ノズル(FZ)を挿入するための挿入通路(13P)、注入口(18Pa)を経て上記燃料タンクに接続される燃料通路(11P)を形成するタンク開口形成部材(11)と、
    上記タンク開口形成部材(11)内に配置され、上記給油ノズル(FZ)の先端で押されることで上記注入口(18Pa)を開閉する開閉部材(21)と、開閉部材(21)の端部に設けられた軸体(28)と、上記タンク開口形成部材(11)に設けられ上記軸体(28)を回転可能に支持する軸受機構と、を有するフラップバルブ機構(20)と、
    を備え、
    上記軸受機構は、上記軸体(28)が挿入される軸支孔(19d)と、上記軸支孔(19d)の壁面から突設された複数の軸受突部(19e)とを有し、上記軸受突部(19e)は、上記軸体(28)の外周面の一部に接触するように断面円弧状の軸支持面を有し、
    上記タンク開口形成部材(11)は、燃料通路(11P)を形成する接続管(12)と、該接続管(12)内に装着され上記注入口(18Pa)を有する注入口形成部材(18)および該注入口形成部材(18)に連結して一体化する嵌合部(19)とを備え、上記嵌合部(19)に上記軸支孔(19d)を形成し、上記注入口形成部材(18)に上記軸支孔(19d)の開口に挿入され上記軸体(28)を抜止めする押さえ部(18e)を形成したこと、を特徴とする燃料タンクの開閉装置。
  2. 請求項1に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記軸受突部(19e)は、上記軸体(28)を下方で支える下円弧部(19f)と、軸体(28)の片側から支える側円弧部(19g)とを備えている燃料タンクの開閉装置。
  3. 請求項2に記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記軸支孔(19d)は、上記給油ノズル(FZ)の挿入方向と反対方向に開放した開口を備え、
    上記軸受突部(19e)は、上記軸支孔(19d)の開口に形成された開口突起(19h)を形成し、該開口突起(19h)は、上記軸体(28)を軸支孔(19d)に挿入するときに弾性変形することで上記軸体(28)を軸支孔(19d)内に収納するとともに該軸体(28)を抜止めするように構成されている燃料タンクの開閉装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料タンクの開閉装置において、
    上記軸受突部(19e)の円弧を倣って形成される円の内径は、上記軸体(28)の外径と同じか、僅かに大きく形成されている燃料タンクの開閉装置。
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