JP2534932Y2 - 車両用燃料タンクの給油口シール装置 - Google Patents

車両用燃料タンクの給油口シール装置

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JP2534932Y2
JP2534932Y2 JP1990008665U JP866590U JP2534932Y2 JP 2534932 Y2 JP2534932 Y2 JP 2534932Y2 JP 1990008665 U JP1990008665 U JP 1990008665U JP 866590 U JP866590 U JP 866590U JP 2534932 Y2 JP2534932 Y2 JP 2534932Y2
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一幸 青島
浩哉 阿部
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キーパー株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等の車両用燃料タンクの給油口に設け
られるシール装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、給油作業時の蒸発燃料の外部流出を防止するた
め第5図に示すようなシール装置が使用されている。こ
のシール装置は給油口ガイド4とシャッター8とを備え
ており、前記給油口ガイド4の内周面にノズルシール1
を装着するための環状溝5が設けられている。前記ノズ
ルシール1は前記環状溝5に保持され、その内周が給油
ノズル7の挿入により該給油ノズルの外周面と接触し
て、給油時の蒸発燃料の外部への漏洩を防止している。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記した従来のシール装置では、給油ノズル
7の軸径が種々あること、あるいは給油口ガイド内周面
の公差等により、給油ノズル7が給油口に対して偏心し
て挿入され易く、ノズルシール1の給油ノズル7に対す
る密封面圧が円周上不均一となり、密封性能が低下する
問題が生じる。また、偏心量が大きい場合には、ノズル
シール1が偏心に追随することができず、給油ノズル7
との間に隙間を生じる問題も起こる。
本考案は上記従来技術の問題点を解決する車両用燃料
タンクの給油口シール装置を提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記した問題点を解決するために、本考案は、車両用
燃料タンクの給油口シール装置において、給油口ガイド
内周面に環状溝を設け、該環状溝内に、内周部に給油ノ
ズルに対して締め代をもって接触する第一シール部と、
外周面あるいは側面に前記環状溝との間を密封する第二
シール部を備えたゴム様弾性体製のノズルシールを設
け、該ノズルシールの外周部に軸方向部と径方向部を有
し、該径方向部が前記環状溝の内側(タンク側)側面に
隣接する補強環を備え、前記補強環と前記ノズルシール
を径方向に一体的に移動可能に設けたものである。
(作用) 本考案においては、給油ノズルが給油口に対して偏心
して挿入された場合でも、ノズルシールが補強環ととも
に環状溝内を径方向に自由に動いて給油ノズルに常に追
随して、密封面圧を給油ノズルの円周上ほぼ均一に保つ
ことができる。
また、補強環は燃料油によるシール部材の膨潤を抑制
するとともに、径方向部がノズルシールの径方向の移動
のガイド部となり、追随を円滑に行わせる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
即ち、本考案の車両用燃料タンクの給油口シール装置
は、第1図から第4図に示すように、車両用燃料タンク
の給油口において、給油ノズル7を給油口へ案内するた
めに中央に貫通孔が設けられた2部材4a,4bからなる金
属製あるいは合成樹脂製の給油口ガイド4と、該給油口
ガイドの内周面の軸方向中ほどに設けられた環状溝5に
装着されたノズルシール1と、給油口ガイド4の端面に
設けられたパッキン9と、シャッター8を有している。
前記シャッター8は給油口ガイド4の燃料タンク側の面
に設けられたブラケット10に旋回可能にシャッター取付
部11をピン12で取付けられ、そのピン12に巻きついたス
プリング13によりシャッター8をパッキン9に押しつけ
るようにされている。
ノズルシール1は耐油性、低温性に優れ、かつ膨潤し
にくい例えばフロロシリコンゴムのようなゴム様弾性体
材料で作られ、シール性を保持するため内周部に第一シ
ール部1aが給油ノズル7の外周面に対して締代をもって
接触しており、かつ給油ノズル挿入側が外側に向けて広
がるテーパーとして給油ノズル7を挿入し易くしてい
る。
ノズルシールの外周部1bには、ノズルシールの膨潤を
抑制し、かつ給油ノズル7が偏心して挿入された際にノ
ズルシールの異常変形を防いでノズルシールを径方向に
移動させて真円度を保ち、シール性の低下を防ぐために
軸方向部と径方向部を有する断面略形の金属製あるい
は合成樹脂製の補強環2が設けられている。該補強環2
はノズルシールと一体的に径方向に移動し、その径方向
部は環状溝5の燃料タンク側側面に隣接し、少なくとも
給油ノズル7が挿入された際には該側面と接触してノズ
ルシール1の径方向の移動のガイド部となる。したがっ
て少なくとも補強環2の環状溝5の燃料タンク側側面と
接触する面にはノズルシール1の構成材料が存在しては
ならない。
ノズルシール1の外周面には第1図から第3図に示す
ようにノズルシール1の径方向の移動を妨げることなく
蒸発燃料の外部への漏洩を防止する第二シール部3が設
けられ、該第二シール部3はベローズ状に形成されて外
周が給油口ガイド4を構成する2部材4a,4b間に挟着に
より固着されている。また他の実施例として、第4図に
示すように第二シール部6をノズルシール1の外側側面
に環状溝の外側側面と締代を持って接触する少なくとも
一条の環状突起としてもよい。
ノズルシール1の外側側面と環状溝の外側側面との間
には僅かな隙間を設けて、燃料油によるノズルシール1
の膨潤および給油ノズルの出入によるノズルシール1の
変形に対応させる。また補強環2の径方向部内径は給油
口ガイド4の内径と略同等以上とし、かつ補強環2の径
方向部内径端近傍に逃げ部1cを設けて、給油ノズル挿入
時のノズルシール1の変形に対応させる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。
(効果) 以上より明らかなように、本考案の給油口シール装置
は、給油ノズルが偏心して挿入された場合にもノズルシ
ールが偏心に常に追随してシール性を保つため、給油時
の蒸発燃料の外部への漏洩が全くないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による給油口シール装置の一実施例の軸
方向断面図、第2図は第1図のノズルシール部分の拡大
図、第3図は第1図の実施例に給油ノズルが偏心して挿
入された状態を示す軸方向断面図、第4図は本考案によ
る給油口シール装置の他の実施例の部分拡大図、第5図
は従来の給油口シール装置の軸方向断面図である。 1……ノズルシール、2……補強環 3……第二シール部(ベローズ)、4……給油口ガイド 5……環状溝、6……第二シール部(環状突起) 7……給油ノズル、8……シャッター 9……パッキン、10……ブラケット 11……シャッター取付部、12……ピン 13……スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用燃料タンクの給油口シール装置にお
    いて、給油口ガイド内周面に環状溝を設け、該環状溝内
    に、内周部に給油ノズルに対して締め代をもって接触す
    る第一シール部と、外周面あるいは側面に前記環状溝と
    の間を密封する第二シール部を備えたゴム様弾性体製の
    ノズルシールを設け、該ノズルシールの外周部に軸方向
    部と径方向部を有し該径方向部が前記環状溝の内側(タ
    ンク側)側面に隣接する補強環を備え、前記補強環と前
    記ノズルシールを径方向に一体的に移動可能に設けたこ
    とを特徴とする車両用燃料タンクの給油口シール装置。
JP1990008665U 1990-01-31 1990-01-31 車両用燃料タンクの給油口シール装置 Expired - Fee Related JP2534932Y2 (ja)

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