JPH0755144Y2 - 自動車の給油口用扉の取付機構 - Google Patents

自動車の給油口用扉の取付機構

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JPH0755144Y2
JPH0755144Y2 JP1989104764U JP10476489U JPH0755144Y2 JP H0755144 Y2 JPH0755144 Y2 JP H0755144Y2 JP 1989104764 U JP1989104764 U JP 1989104764U JP 10476489 U JP10476489 U JP 10476489U JP H0755144 Y2 JPH0755144 Y2 JP H0755144Y2
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JP
Japan
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door
spring member
filler
support shaft
filler port
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JP1989104764U
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JPH0343029U (ja
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章男 曽根
信介 堀
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は自動車の給油口用扉の取付機構に関し、特に
該給油口用扉を開方向に付勢するバネ部材を該給油口用
扉の支持軸に弾性固着することにより、該取付構造の簡
略化を図るとともに、該バネ部材が給油作業の邪魔にな
らないようにしたものに関する。
〔従来の技術〕
一般に乗用自動車では、車体外観をスマートなものにす
るという観点から、燃料の給油口は車体外板の凹状部に
配設し、この部分には車体外板と面一となるように給油
口用扉を設けている。そしてこの給油口用扉の内側に
は、これを開方向に付勢するバネ部材やその支持部材等
を有する取付機構、またこの給油口用扉を閉状態にロッ
クするロック機構等が組み付けられている。
第3図はこのような給油口を車両後部側面部に有する一
般的な乗用自動車を示し、第4図は該給油口用扉の取付
部分の従来構造を示す断面構造図、また第5図はその取
付部材の構造を示す斜視図である(実開昭55-114724号
公報参照)。
図において、1は給油口4を車両後部側面部に有する乗
用自動車で、その車体後部側面の外板2の一部は該給油
口4をカバーする給油口用扉3で構成されている。この
給油口用扉3の内側には、該後部外板2を凹状に加工し
た凹状部2aがあり、この凹状部2aには給油口4が設けら
れている。この給油口4は、燃料タンク(図示せず)に
通じる給油管4bの一端を上記凹状部2a内に開口させたも
ので、該給油管4bの一端の外周には係合突起4cが形成さ
れており、キャップ4aの縁を該係合突起4cに係合させて
給油口4を密閉することができるようになっている。
また上記給油口用扉3は固定ヒンジ5と支持軸7とによ
り上記凹状部2a内壁に回動自在に取付けられており、こ
れを閉じた状態では、バネ部材6により開方向に付勢さ
れるようになっている。ここでは、上記給油口用扉3を
支持する支持軸7と、車体側に固着され該支持軸7を回
動可能に支持する固定ヒンジ5と、該固定ヒンジ5に取
付けられたバネ部材6とから給油口用扉の取付機構が構
成されている。
そしてこの固定ヒンジ5には、ボルト穴5cを有する取付
部5bと、折り曲げ加工した部品取付片5aとが形成されて
いる。該取付部5bは車体の凹状部2a内壁にボルト8によ
り固定され、上記部品取付片5aには上記バネ部材6が取
付けられている。さらに上記固定ヒンジ5はその一端を
上記支持軸7に巻き付けてこれを回動可能に支持してい
る。
この支持軸7はその上,下端部には筒部材7aが嵌着され
ており、該部材7aが上記給油口用扉3内面と溶接等によ
り接着されている。また上記バネ部材6には、上記固定
ヒンジ5の部品取付片5aと係合する係合部6aと、上記給
油口用扉3をその閉状態で押圧する押圧片6bとが形成さ
れている。なお上記凹状部2aには、給油口用扉3をバネ
部材6の付勢力に対抗して閉状態に保持するロック機構
(図示せず)が組み込まれている。
このように給油口配設部に給油口用扉3を取付けた自動
車では、給油の際、給油口用扉3のロックを解除する
と、該給油口用扉3はバネ部材6の付勢力により矢印A
の方向に回動して開くこととなる。そして給油口4のキ
ャップ4aを外して該給油口4内に給油ガン(図示せず)
を挿入して給油を行うことができる。給油が完了する
と、給油ガンを取り出し上記キャップ4aを被せ、さらに
給油口用扉3をバネ部材6の付勢力に対抗してロックす
る位置まで戻すことにより、該給油口用扉3を閉じるこ
とができる。
一般の乗用自動車ではこのように給油作業が行われる。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところが従来の自動車の給油口用扉の取付機構は以上の
ように構成されているので、固定ヒンジ5に、バネ部材
6を取付けるための部品取付片5aを形成する工程が必要
であり、それだけ部品の製造コストが高くなるという問
題点があった。また給油の際、上記バネ部材6の押圧片
6bが給油口4の近辺に位置し、これが給油ガンを給油口
4へ挿入するのに邪魔になるという問題点があった。
この考案はこのような問題点を解決するためになされた
もので、その構成部品の構造を簡略化してその製造コス
トを低減することができ、また給油口用扉を付勢するバ
ネ部材が給油作業の邪魔にならないようにできる自動車
の給油口用扉の取付機構を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る自動車の給油口用扉の取付機構は、給油
口を配設した車体外板の凹状部に、支持軸を回動可能に
支持する固定ヒンジを取付け、該支持軸に給油口用扉を
固着するとともに、該支持軸に弾性材よりなるバネ部材
を弾性固着し、該ばね部材が、中央に上記固定ヒンジに
当接し得る折曲がり部を、一端に上記支持軸に半周以上
に渡って巻きつけられるとともに上記折曲がり部側に延
びる巻付部を、他端に上記給油口用扉の内面に当接し得
る押圧部をそれぞれ有する略く字状のものであり、上記
給油口用扉の閉状態において該バネ部材の中央の折曲が
り部外面を上記固定ヒンジに、該バネ部材の他端を上記
給油口用扉内面にそれぞれ当接させて該給油口用扉を開
方向に付勢したことを特徴としている。
〔作用〕
この考案においては、上記給油口用扉を開方向に付勢す
るバネ部材を支持軸に弾性固着したから、上記従来例の
ようなバネ部材を取付けるための部品取付片を固定ヒン
ジに形成する必要がなくなり、しかも支持軸にもバネ部
材取付のための部分を特別に形成する必要もなく、部品
の製造コストを下げることができる。
また上記弾性固着に際し、バネ部材の一端の巻付部を、
支持軸に半周以上巻き付けるとともに中央の折曲がり部
側に延長したので、扉閉時にバネ部材に作用する押圧力
が上記巻付部を支持軸に嵌合させる方向に作用し、バネ
部材が支持軸から外れるのを防止できる。
またバネ部材が支持軸に弾性固着されているため、給油
口用扉が開く時には、バネ部材も該給油口用扉とともに
回動してバネ部材の押圧部が給油口から遠ざかることと
なり、このため給油作業の際に該バネ部材が邪魔になる
といったことはなくなる。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を図について説明する。
第1図はこの考案の一実施例による自動車の給油口用扉
の取付機構を説明するための斜視図、第2図は該取付機
構の断面構造を示す図である。
図において、第3図ないし第5図と同一符号は同一また
は相当部分を示し、ここでは給油口用扉3の支持軸7は
その両端が折れ曲がった外形略コ字形状をしている。こ
の折れ曲がり部の先端部は平板状の固着部7aとなってお
り、給油口用扉3が溶接等で固着されている。そしてこ
の支持軸7は車体外板2の凹状部2aに取付けられた固定
ヒンジ9により回動自在に支持されている。
この固定ヒンジ9は側面視コ字形状をしており、つまり
背辺部9aと、該背辺部9aの上下両端からそれぞれ同じ方
向に延びる上辺部9b及び下辺部9cとから構成されてい
る。該背辺部9aにはボルト穴9dが形成されており、この
部分が車体外板2の凹状部2a内壁面にボルト8により取
付けられている。また上記上辺部9b及び下辺部9cはその
先端が上記支持軸7に回動可能に巻き付けられており、
またその背辺部9a近傍部が若干出っ張るよう背辺部9aと
段差を持たせてある。
さらに上記支持軸7にはばね鋼等の弾性材からなる略く
字形状のバネ部材10が取付けられており、該バネ部材10
は、その一端側に巻付部10aを、中央に折曲がり部10b
を、さらに他端側に押圧部10cを有している。そして上
記巻付部10aは上記支持軸7の、固定ヒンジ9の上,下
辺部9b,9c間の部分に該軸7の半周以上に渡って巻き付
けられており、該軸7を弾性保持している。また折曲が
り部10b及び押圧部10cはそれぞれ給油口用扉3を閉じた
状態で上記固定ヒンジ9の背辺部9a及び給油口用扉3内
面と当接するようになっている。
次に動作について説明する。
本実施例の給油口用扉の取付機構を備えた自動車では、
給油の際、給油口用扉3のロックを解除すると、該給油
口用扉3はバネ部材10の付勢力により矢印Aの方向に若
干回動し、その先端が外板2の外方に突出し、これを人
が手で持って開くこととなる。この時、バネ部材10は巻
付部10aにより支持軸7と弾性固着されているため、該
給油口用扉3の回動とともに回転し、その押圧部10cが
給油口4から遠ざかることとなる。この状態を第2図の
二点鎖線で示す。そしてこのような状態で給油口4のキ
ャップ4aを外し、該給油口4内に給油ガン(図示せず)
を挿入して給油を行う。給油が完了すると、給油ガンを
取り出し上記キャップ4aを被せ、さらに給油口用扉3を
バネ部材10の付勢力に対抗してロックする位置まで戻す
ことにより、該給油口用扉3を閉じることができる。
このような本実施例の給油口用扉の取付機構では、給油
口用扉3を開方向に付勢するバネ部材10の一端に巻付部
10aを形成し、この部分を上記給油口用扉3の支持軸7
に嵌め込んでこれに弾性固着するようにしたので、該支
持軸7を支持する固定ヒンジ9にはバネ部材10を取付け
るための部品取付片等を形成する必要がなくなり、しか
も支持軸7にもバネ部材取付のための部分を特別に形成
する必要もなく、このため構造の簡単な部品により給油
口用扉の取付機構を実現でき、低製造コストを実現でき
る。
またバネ部材10が支持軸7に弾性固着されているため、
給油口用扉3が開く時には、バネ部材10も該給油口用扉
3とともに回動してその押圧部10cが給油口4から遠ざ
かることとなり、このため給油作業の際に該バネ部材10
が邪魔になるといったことはなくなり、給油作業時の取
扱性を向上できる。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案に係る自動車の給油口用扉の取付
機構によれば、給油口用扉を開方向に付勢するバネ部材
を、その一端を上記給油口用扉の支持軸に半周以上に渡
って巻き付けるとともに折曲がり部側に延長することに
より弾性固着するようにしたので、該支持軸を支持する
固定ヒンジは勿論のこと、支持軸にもバネ部材取付のた
めの部分を特別に形成する必要がないとともにバネ部材
を支持軸に確実に弾性固着でき、部品の製造コストを低
減することができる効果がある。
またバネ部材が支持軸に弾性固着されているため、給油
口用扉が開く時には、バネ部材も該給油口用扉とともに
回動してその押圧部が給油口から遠ざかることとなり、
このため給油作業の際に該バネ部材が邪魔になるといっ
たことはなくなるという効果もある。これにより低価格
でかつ給油作業時の取扱性にすぐれた自動車を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車の給油口用扉の
取付機構を説明するための斜視図、第2図は該取付機構
の断面構造を示す断面図、第3図は給油口を車両後部側
面部に有する一般的な従来の乗用自動車を示す図、第4
図は従来の給油口用扉の取付部分を示す断面構造図、第
5図はその取付部材の構造を示す斜視図である。 図において、1は車体、2aは凹状部、3は給油口用扉、
4は給油口、7は支持軸、9は固定ヒンジ、10はバネ部
材、10aは巻付部(バネ部材の一端)、10bは折曲がり
部、10cは押圧部(バネ部材の他端)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その内部に給油口が形成された車体外表面
    の凹状部を開閉する給油口用扉を車体側に取付ける自動
    車の給油口用扉の取付機構において、支持軸を回動可能
    に支持する固定ヒンジを車体側に取り付け、該支持軸7
    に弾性材よりなるバネ部材を弾性固着し、該ばね部材
    が、中央に上記固定ヒンジに当接し得る折曲がり部を、
    一端に上記支持軸に半周以上に渡って巻き付けられると
    ともに上記折曲がり部側に延びる巻付部を、他端に上記
    給油口用扉の内面に当接し得る押圧部をそれぞれ有する
    略く字状のものであり、上記給油口用扉の閉状態におい
    て上記バネ部材の折曲がり部の外面を上記固定ヒンジ
    に、該バネ部材の上記押圧部を上記給油口用扉の内面に
    それぞれ当接させて該給油口用扉を開方向に付勢したこ
    とを特徴とする自動車の給油口用扉の取付機構。
JP1989104764U 1989-09-05 1989-09-05 自動車の給油口用扉の取付機構 Expired - Lifetime JPH0755144Y2 (ja)

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JPH0343029U JPH0343029U (ja) 1991-04-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5981619U (ja) * 1982-11-26 1984-06-01 ダイハツ工業株式会社 自動車における給油口用扉の支持構造

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JPH0343029U (ja) 1991-04-23

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