JPH0414264Y2 - - Google Patents

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JPH0414264Y2
JPH0414264Y2 JP5270885U JP5270885U JPH0414264Y2 JP H0414264 Y2 JPH0414264 Y2 JP H0414264Y2 JP 5270885 U JP5270885 U JP 5270885U JP 5270885 U JP5270885 U JP 5270885U JP H0414264 Y2 JPH0414264 Y2 JP H0414264Y2
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JP
Japan
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recess
fuel cap
filler lid
hook
pin
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JP5270885U
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JPS61169727U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、自動車の給油部の構造に係り、詳し
くは燃料給油後の燃料キヤツプの締め忘れの防止
装置を設けた自動車の給油部に関する。
(ロ) 従来技術と問題点 一般に、自動車の給油部は第6図に示す如く、
ボデイaの凹部b内に突設したフイラネツクcに
燃料キヤツプdを装着して燃料洩れを防ぐととも
に、ヒンジeを介してボデイaに開閉自在に取り
付けられたフイラーリツドfによつて上記凹部b
を覆い、フイラネツクc及び燃料キヤツプdを保
護する構造となつている。また、図示しないが、
フイラーリツドfにはキーでロツクされるロツク
機構が設けられている。
従つて、給油をする場合には、ロツクを外して
フイラーリツドfを開き、燃料キヤツプdを取り
外してフイラネツクcに給油ガンを挿入して行な
われている。
しかし乍ら、給油の際に取り外された燃料キヤ
ツプdは、一時的に車両の後部トランクや屋根
等、給油部から離れた場所に置かれることが多い
ため、給油者が誤つて燃料キヤツプdを締め忘れ
てフイラーリツドfを閉じてしまうことがあり、
ましてや、ロツクの掛け忘れによつて走行中にフ
イラーリツドfが開いてしまうのを防止するため
にフイラーリツドfにバネgが設けられた構造の
ものにあつては、第7図に示す如く給油終了後に
給油ガンを引き抜いた際に、フイラーリツドfを
閉じようとする力(矢印A方向)が作用してフイ
ラーリツドfが完全に閉じられてしまうことも相
俟つて、燃料キヤツプdの締め忘れが一層生じ易
く、その結果、締め忘れて後部トランク等に置か
れていた燃料キヤツプdが走行中に落下して破
損、紛失してしまつたり、燃料Fが洩れて車体が
損傷(塗装ハゲ、汚れ)する等の虞があつた。
尚、給油後の燃料キヤツプの締め忘れを防止す
るための先行技術として、燃料注入口を開閉自在
に被覆するフイラーリツドの裏面に燃料キヤツプ
を着脱自在に保持する保持手段を設け、当該手段
に燃料キヤツプを装着した状態に於ては燃料キヤ
ツプの一部が突出してフイラーリツドの閉口を阻
止するようにしたことを特徴とする考案が実公昭
51−25208号に開示されている。
しかし乍ら、この先行技術にあつては、燃料キ
ヤツプを当該保持手段に装着して初めて機能し得
るものであり、取り外した燃料キヤツプを従前の
如く後部トランクや屋根等に置いた場合には何等
所期の目的を達成し得るものではなかつた。加え
て、斯かる従来技術は、栓部のない燃料キヤツプ
の保持手段としては都合が良いものの、昨今改良
され広く普及している調圧弁付樹脂製燃料キヤツ
プには不向きであるため、取り外した当該調圧弁
付樹脂製燃料キヤツプは後部トランクや屋根等に
置かざるを得ない不都合があつた。けだし、当該
調圧弁付樹脂製燃料キヤツプは、調圧弁を内装す
る栓部を有し大型で重量があるため、斯かる従来
技術の如く単に燃料キヤツプを載置する保持手段
では的確に保持しきれず、落下して破損や紛失の
が原因となるからである。従つて、このように調
圧弁付樹脂製燃料キヤツプを装備した場合にあつ
ては、上述の如く取り外した当該燃料キヤツプ
を、従前と同様に後部トランクや屋根等に置かざ
るを得ないため、給油後の燃料キヤツプの締め忘
れを確実に防止することができなかつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、
燃料キヤツプを取り外すことにより自動的にフイ
ラーリツドが締まらない状態となる機構を具備し
て、燃料キヤツプの締め忘れの防止を図つた自動
車の給油部を提供することを目的とする。
(ニ) 考案の構成 そして、斯かる目的を達成するため、本考案に
係る自動車の給油部は、一端が燃料キヤツプの鍔
部の下面に当接し、且つ凹部内へ突出する一方端
近傍にはばね押えが、また凹部の底部裏面側へ突
出する他方端近傍にはフツク係止片が取り付くピ
ンを軸方向へ移動可能に凹部の底部に挿通すると
共に、燃料キヤツプの装着時に車体内部へ押し下
げられた当該ピンを燃料キヤツプの取り外しに従
い順次押し上げるコイルばねを凹部の底部と上記
ばね押えとの間に介装し、フイラーリツドには、
凹部の側面を挿通してフイラーリツドの開放時に
凹部の底部裏面に当接し、且つ燃料キヤツプの未
装着時に上記フツク係止片で移動を規制されるフ
ツクを設けたものである。
(ホ) 考案の実施例 以下、第1乃至第5図に基づき本考案を詳細に
説明する。
図に於て、1はボデイ2の凹部3内に突設した
フイラネツクで、このフイラネツク1の近傍に
は、燃料キヤツプ4の鍔部4aの下面4bに一端
が当接し、且つ燃料キヤツプ4の着脱によつて軸
方心(矢印B,C方向)へ移動するピン5が挿通
されている。6は上記凹部3の底部3aに突設し
たピン5の挿通孔である。そして、凹部3内に突
出する当該ピン5の端部近傍には、挿通孔6より
も大径の円形状のばね押え7が、また、凹部3の
底部裏面3b側へ突出するピン5の端部近傍に
は、同様に挿通孔6よりも径の大きい円形のフツ
ク係止片8が装着れており、また、凹部3の底部
3aとばね押え7との間には、第1図に示す如く
燃料キヤツプ4の装着時に圧縮され、燃料キヤツ
プ4の未装着時には第3図の如くその復元力でピ
ン5を矢印C方向へ押し返すコイルばね9が介装
されている。
10はヒンジ11を介してボデイ2に開閉自在
に取り付けフイラーリツドで、このフイラーリツ
ド10の裏面には、凹部3の側面3cに穿設した
フツク挿通孔12に挿通する略L字型のフツク1
3の一端13aが接着しており、また第2図の如
くフイラーリツド10を開放した際に、当該フツ
ク13の他方端13bが凹部3の底部裏面3bに
当接し、且つ底部3aから突出するピン5が当該
他方端13bに刻設した切り欠き14内に位置す
るように構成されている。そして、燃料キヤツプ
4を取り外したときには、上述の如くピン5がコ
イルばね9の復元力によつて矢印C方向へ押し返
されるため、フツク係止片8がコイルばね9の復
元力を利用してフツク13の他方端13bを凹部
3の底部裏面3bに押圧、固定し、自動的にフイ
ラーリツド10の閉鎖、即ち矢印D1方向への動
きを阻止するようになつている。また、この場
合、開放された当該フイラーリツド10に矢印D
1方向への力を掛けても、上記フツク13の他方
端13bが凹部3の底部裏面3bとフツク係止片
8間から外れないように、他方端13bの先端に
は折曲片15が設けられている。
尚、第4図は第3図に示す凹部3の底部裏面3
b,フツク係止片8及び他方端13bのX矢視図
であり、また16はフイラネツク1を凹部3の底
面3aに固定するネジ、17はネジ16に嵌入す
るスプリングワツシヤ、18はナツトを示す。
本実施例はこのように構成されているから、給
油時に先ずフイラーリツド10を矢印E1方向へ
開放すると、フイラーリツド10に接着したフツ
ク13が同時に矢印E2方向へ連動し乍ら他方端
13bの切り欠き14内へピン5を導いて凹部3
の底部裏面3bに当接し、次いで燃料キヤツプ4
を取り外せば、圧縮されていたコイルばね9の復
元力によつてピン5が矢印C方向へ移動してフツ
ク係止片8が当該他方端13bを凹部3の底部裏
面3bに押圧、固定するので、フイラーリツド1
0の閉鎖が自動的に阻止され、その結果、給油者
に燃料キヤツプ4の締め忘れを喚起することがで
きる。
また、燃料キヤツプ4を装着するに従い、鍔部
4aの下面4bにピン5が当接し乍ら矢印B方向
へ移動し、同時にフツク係止片8によるフツク1
3の他方端13bへのロツクが解除されるので、
フツク13のD2方向への移動が自由となり、そ
の結果、フイラーリツド10を完全に閉じること
ができることとなる。
(ヘ) 考案の効果 このように本考案によれば、燃料キヤツプを取
り外せば自動的にフイラーリツドが締まらない状
態となるので、フイラーリツドの開閉状態によつ
て燃料キヤツプの締め忘れを確実に給油者に喚起
することとなり、給油後の燃料キヤツプの締め忘
れが完全に防止できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係る自動車の給油
部の一実施例を示し、第1図は要部の一部横断面
平面図、第2図はフイラーリツドを開いた状態の
同平面図、第3図は燃料キヤツプを取り外した状
態を示す同平面図、第4図は第3図の他方端、凹
部及び円形プレートのX矢視図、第5図は外観斜
視図である。第6図及び第7図は従来構造の自動
車の給油部を示し、第6図はその一部横断面平面
図、第7図は第6図の燃料キヤツプを取り外した
状態を示す同平面図である。 1,c……フイラネツク、3,b……凹部、
4,d……燃料キヤツプ、5……ピン、6……ピ
ン挿通孔、7……ばね押え、8……フツク係止
片、9……コイルばね、10,f……フイラーリ
ツド、12……フツク挿通孔、13……フツク、
14……切り欠き、15……折曲片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の凹部内に突設した燃料注入口とこれを開
    閉自在に覆うフイラーリツドとから成る自動車の
    給油部に於て、一端が燃料キヤツプの鍔部の下面
    に当接し、且つ凹部内へ突出する一方端近傍には
    ばね押えが、また凹部の底部裏面側へ突出する他
    方端近傍にはフツク係止片が取り付くピンを軸方
    向へ移動可能に凹部の底部に挿通すると共に、燃
    料キヤツプの装着時に車体内部へ押し下げられた
    当該ピンを燃料キヤツプの取り外しに従い順次押
    し上げるコイルばねを凹部の底部と上記ばね押え
    との間に介装し、フイラーリツドには、凹部の側
    面を挿通してフイラーリツドの開放時に凹部の底
    部裏面に当接し、且つ燃料キヤツプの未装着時に
    上記フツク係止片で移動を規制されるフツクが設
    けられていることを特徴とする自動車の給油部。
JP5270885U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH0414264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5270885U JPH0414264Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5270885U JPH0414264Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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Publication Number Publication Date
JPS61169727U JPS61169727U (ja) 1986-10-21
JPH0414264Y2 true JPH0414264Y2 (ja) 1992-03-31

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ID=30572902

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JP5270885U Expired JPH0414264Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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JP2891926B2 (ja) * 1996-03-18 1999-05-17 ダイハツ工業株式会社 フューエルリッド

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JPS61169727U (ja) 1986-10-21

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