JPH1180550A - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物Info
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- JPH1180550A JPH1180550A JP26100597A JP26100597A JPH1180550A JP H1180550 A JPH1180550 A JP H1180550A JP 26100597 A JP26100597 A JP 26100597A JP 26100597 A JP26100597 A JP 26100597A JP H1180550 A JPH1180550 A JP H1180550A
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Abstract
式 (R2SiO2/2)m(RSiO3/2)n (但し、Rは1価炭化水素基を示し、mは2以上の整
数、nは1〜5である)で示されるオルガノポリシロキ
サン又はα,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン
との100:0〜100:150(重合比)混合物
100重量部、 (B)アルコキシ基、アミノ基などから選択される加水
分解可能な基を1分子中に2個以上有する有機ケイ素化
合物又はその部分加水分解物 1〜30
重量部、 (C)処理剤により処理された炭酸カルシウム
5〜100重量部を含有してなる室温硬化性オルガノ
ポリシロキサン組成物。 【効果】 保存安定性に優れている上、被着材、特に表
面処理されたアルミ材への接着性に優れ、浸水及び耐熱
接着性に優れた硬化物を与え、特にワーキングジョイン
ト用として好適である。
Description
ている上、空気中の水分により容易に硬化し、耐熱・浸
水接着性に優れたゴム弾性体となり、一般の建築用やム
ーブメントの発生する目地のシーラント等として好適に
使用することができる室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物に関する。
湿気により容易に硬化してゴム弾性体を形成する室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物は、接着剤、コーテ
ィング材、電気絶縁シール材、建築用シーリング材など
の用途に広く使用されている。しかし、この種の組成物
は、耐候性が良好な例えばフッ素樹脂、アクリル樹脂等
で表面処理されたアルミ材への接着性に問題がある上、
この表面処理されたアルミ材に接着、積層しても、長期
間浸水されると剥離が起き易くなるという問題もあっ
た。
は、シリカを充填剤としたものがほとんどであるが、こ
のシリカを充填剤とした室温硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物では、浸水接着性、耐LLC性、耐熱接着
性、耐熱性等に優れた硬化物が得られないという欠点が
あった。
組成物は、充填剤として炭酸カルシウムを使用すると、
タックが遅くなるため、冬場の硬化に問題があった。更
に、浸水試験及び耐熱試験後にモジュラスが低下してし
まうという欠点があった。
で、保存安定性に優れている上、室温で硬化して浸水接
着性、耐熱接着性、疲労耐久性等に優れ、表面処理され
たアルミ材へも良好に接着し得る硬化物を与える室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物を提供することを目
的とする。
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、平均して末端に2個以上のOH基を有し、1分子中
に下記構造式(1)(A)平均して末端にOH基を2個
以上有し、下記構造式(1) (R2SiO2/2)m(RSiO3/2)n (1) (但し、Rは1価炭化水素基を示し、mは2以上の整
数、nは1〜5であるが、m+nは25℃における粘度
が10〜100万センチストークスとなる数である。)
で示されるオルガノポリシロキサン又はこのオルガノポ
リシロキサンと25℃の粘度が5〜100万センチスト
ークスのα,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン
の100:0〜100:150(重合比)混合物と、ア
ルコキシ基、アセトキシ基、アミノ基、アミノキシ基、
ケトオキシム基及びアルケノキシ基等から選ばれる加水
分解可能な基を1分子中に少なくとも2個有する有機ケ
イ素化合物又はその部分加水分解物を含有する室温硬化
性オルガノポリシロキサン組成物に、充填剤として融点
又は軟化点が100℃以上の処理剤により炭酸カルシウ
ムに対して1.5重量%以上の量で処理された好ましく
は平均一次粒径が0.01〜0.2μmの炭酸カルシウ
ムを配合することにより、良好な保存安定性を有する
上、浸水及び耐熱接着性、疲労耐久性に優れ、しかも被
着材との接着性、特に例えばフッ素樹脂、アクリル樹脂
等で表面処理されたアルミ材への接着性に優れ、とりわ
けワーキングジョイントとして適した硬化物が得られる
ことを見出した。
ムが配合された室温硬化性オルガノポリシロキサン組成
物をシーラントとして用いた場合、問題のあったタック
フリー(表面硬化)が遅く、特に冬場の使用での問題点
を改良し、更に、耐熱・浸水後の試験で問題のあったモ
ジュラスの低下を改善することを検討した。その結果、
α,ω−ジオルガノポリシロキサンではかかる問題が生
じるものであるが、上記のようにRSiO3/2単位を分
子中に1〜5個導入したオルガノポリシロキサンを用い
ること、更に、融点又は軟化点が100℃以上の処理剤
により炭酸カルシウムに対して1.5重量%以上の量で
表面処理された炭酸カルシウムを充填剤として使用する
ことにより、従来問題であった組成物(シーラント)の
特性を改良でき、吐出性も良好となり、上記した表面処
理されたアルミ材との接着性にも優れ、かつ耐熱及び浸
水接着性や長期ムーブメントに対しての耐久性等にも優
れた硬化物を与える室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
した室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、特開
平5−39422号公報や米国特許第4007153、
4075154、4247445、4323489、4
360631、4387177、4388433、44
77606、4486566、4496696、451
5932、4563498、4877826、4889
878、5034455、5051455、50534
42、5073586、5124572、522745
4、5238988、5247011、530264
8、5425947、5342218、550046
4、4492775、5405889、4746699
号等に提案されているが、3官能基(T単位)をポリマ
ー中に1〜5個含有し、更に、炭酸カルシウムを充填し
た組成物を使用した提案はなされていない。
OH基を2個以上有し、下記構造式(1) (R2SiO2/2)m(RSiO3/2)n (1) (但し、Rは1価炭化水素基を示し、mは2以上の整
数、nは1〜5であるが、m+nは25℃における粘度
が10〜100万センチストークスとなる数である。)
で示されるオルガノポリシロキサン又はこのオルガノポ
リシロキサンと25℃の粘度が5〜100万センチスト
ークスのα,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン
の100:0〜100:150(重合比)混合物
100重量部、(B)アルコキシ基、アセトキシ基、
ケトオキシム基、アミノキシ基、アミノ基及びアルケノ
キシ基から選択される加水分解可能な基を1分子中に2
個以上有する有機ケイ素化合物又はその部分加水分解物
1〜30重量部、(C)融点又は軟化
点が100℃以上の処理剤により炭酸カルシウムに対し
て1.5重量%以上の量で処理された炭酸カルシウム
5〜100重量部を含有してなることを特徴と
する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供す
る。
と、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
において、ベースポリマーとしては、平均して2つ以上
の末端がOH基を有し、RSiO3/2単位を分子中に1
〜5個有する下記構造のオルガノポリシロキサンが使用
される。
数、nは1〜5であるが、m+nは25℃における粘度
が10〜100万センチストークス(cst)であり、
好ましくは500〜10万cstとなる数である。)
ルガノポリシロキサンは、下記式(2)で示されるもの
が好適である。
同様の意味を示す。)
素基であり、好ましくは炭素原子数1〜10、より好ま
しくは1〜8の非置換又は置換の1価炭化水素基であ
り、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基
等のアリール基、ビニル基、アリル基、ブテニル基等の
アルケニル基、ベンジル基、2−フェニルエチル基等の
アラルキル基又はこれら基の炭素原子に結合した水素原
子の一部又は全部をハロゲン原子、シアノ基等で置換し
た基、例えばクロロメチル基、トリフルオロプロピル
基、シアノエチル基などが挙げられ、特にメチル基、フ
ェニル基、ビニル基、トリフルオロプロピル基が好まし
く、更に好ましくはメチル基である。なお、各Rは互い
に同一であっても異なっていてもよい。
ては、特に制限されるものではないが、一例として、上
記式(2)のα,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキ
サンと、T単位源として下記式(3)の化合物の必要量
に水と水酸化カリウムを必要量添加して、2気圧程度の
加圧反応が可能な容器中において、130℃程度で6〜
8時間重合を行い、トリエチルアミンで中和することに
よりオイルを得る方法、他の例としてシクロトリシロキ
サンと必要量の水、T単位源として下記式(3)の化合
物を水酸化ルビジウムを触媒として2気圧程度の加圧反
応が可能な容器において130℃程度で6〜8時間重合
し、トリエチルアミンで中和する方法などが挙げられ
る。
岐)〕が多すぎると、モジュラスが高くなりすぎて、耐
久性が悪くなり、またゲル化し易くなるためT単位(分
岐)の数は1〜5個、好ましくは1〜3個、特に1個も
しくは2個である。
サンとして具体的には、下記化合物を挙げることができ
る。
ニル基、nは上記と同様の意味を示す。)
5℃の粘度が5〜100万cstであるα,ω−ジヒド
ロキシオルガノポリシロキサンと併用することができ
る。その併用割合は、このオルガノポリシロキサン10
0部(重量部、以下同様)に対して0〜150部であ
る。
シ基、ケトオキシム基、アミノキシ基、アミノ基及びア
ルケノキシ基から選択される加水分解可能な基を1分子
中に少なくとも2個以上有する有機ケイ素化合物又はそ
の部分加水分解物は、上記オルガノポリシロキサンの硬
化剤として作用するものであり、本発明組成物が湿気の
存在下で室温硬化するための必須成分である。なお、上
記加水分解可能な基のうちでは、アセトキシ基、ケトオ
キシム基又はアルケノキシ基であることが好ましい。ま
た、上記加水分解可能な基は、分子中に少なくとも2個
以上、好ましくは3個以上有することが必要である。
ケイ素化合物又はその部分加水分解である。ここで、
R’は、前記した第一成分におけるRと同様の非置換又
は置換の1価炭化水素基が好ましく、特に合成が容易で
あるという面から炭素原子数が1〜8のアルキル基、炭
素原子数が2〜10のアルケニル基及びフェニル基が好
ましい。
セトキシ基、ケトオキシム基、アミノキシ基、アミノ基
及びアルケノキシ基から選ばれる基である。
して具体的には、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン等のアルコキシ基を有するシラン、
ジアセトキシジメチルシラン、ジアセトキシメチルビニ
ルシラン、テトラアセトキシシラン、エチルトリアセト
キシシラン、ジアセトキシメチルフェニルシラン等のア
セトキシ基を有するアセトキシシラン、メチルトリ(ブ
タノキシム)シラン、ビニルトリ(ブタノキシム)シラ
ン、フェニルトリ(ブタノキシム)シラン、プロピルト
リ(ブタノキシム)シラン等のケトオキシム基を有する
シラン、メチルトリイソプロペノキシシラン、トリイソ
プロペノキシシラン、テトラプロペノキシシラン、フェ
ニルトリアルケノキシシラン、イソプロピルプロペノキ
シシラン、ブチルトリプロペノキシシラン、ビニルトリ
プロペノキシシラン等のアルケノキシ基を有するシラン
などが例示される。
単独で使用しても2種以上の複数種を混合して使用して
もよいが、安定製造するには同一の加水分解性基を有す
る有機ケイ素化合物を単独で又は複数種組み合わせて使
用することが好ましい。
部分加水分解物の配合量は、第一成分のオルガノポリシ
ロキサン100部に対して1〜30部、特に3〜10部
とすることが好ましい。配合量が1部に満たないと組成
物の硬化が不十分になり、保存安定性が悪くなる場合が
あり、30部を超えると得られる硬化物が硬く脆くな
り、シール材としての製品性能及びコストパフォーマン
スが損なわれてしまう場合がある。
点が100℃以上の処理剤で処理された処理量が炭酸カ
ルシウムに対し1.5重量%以上の炭酸カルシウムを配
合する。
0.01〜0.2μm、特に0.01〜0.1μmのも
のを使用することが好ましい。平均一次粒径が0.2μ
mを超えると、得られるシリコーンゴムの機械的強度が
不十分となる場合がある。上記炭酸カルシウムとして
は、コロイダル炭酸カルシウム、特に乾式法で製造され
たコロイダル炭酸カルシウムが好適に使用される。
化点が100℃以上、好ましくは150〜400℃の処
理剤で処理するが、融点又は軟化点が100℃に満たな
い処理剤で処理すると耐熱、浸水接着性が不十分とな
る。
しては、例えばロジン酸、不均化ロジン酸、シリコーン
樹脂、炭素数21以上の脂肪酸などが好適に用いられ
る。
チン酸、デヒドロアビエチン酸、デキストロピマール
酸、レボピマール酸、パルストリン酸、サンダラコピマ
ール酸など5〜10種類程度の異性体が存在している
が、本発明では処理剤として1〜3種類程度の異性体が
存在し、1番含有量の多い異性体の純度が60%以上で
あるロジン酸で処理することが好適である。
の融点が低い処理剤を使用すると、保存性は良好となる
ものの製造時等で起きる撹拌熱で表面が溶融剥離するた
め、ブリードアウトして特に浸水接着性が劣るものであ
る。
シウム量に対して1.5重量%以上、好ましくは2〜1
0重量%の範囲とする。処理剤量が1.5重量%に満た
ないと炭酸カルシウム表面全体が処理剤で十分被覆され
ず、本発明の目的を達成することができない。なお、処
理剤による炭酸カルシウムの処理は通常の方法により行
うことができる。また、第三成分は異なる処理剤で処理
された炭酸カルシウムを併用してもよいし、2種以上の
処理剤で処理した炭酸カルシウムであってもよい。
の配合量は、第一成分のオルガノポリシロキサン:第三
成分の上記処理された炭酸カルシウムが重量比で10
0:5〜100:100、特に100:40〜100:
100の範囲がよい。上記炭酸カルシウムの配合量が少
なすぎると、スランプがでるため作業性が悪くなる場合
があり、上記炭酸カルシウムの配合量が多すぎると硬く
なるため吐出性が悪く、作業性が悪くなる。
に縮合触媒を使用することが好ましい。縮合触媒として
は、例えばジブチルスズジメトキサイド、ジブチルスズ
ジアセテート、ジブチルスズジオクテート、ジブチルス
ズジラウレート、ジメチルスズジメトキサイド、ジメチ
ルスズアセテート等の有機スズ化合物、テトラプロピル
チタネート、テトラブチルチタネート、テトラ−2−エ
チルヘキシルチタネート、ジメトキシチタンジアセチル
アセトナート等の有機チタン化合物、ヘキシルアミン、
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、テトラメチル
グアニジルプロピルトリメトキシシラン等のアミン化合
物やこれらの塩、グアニジン化合物などが挙げられ、こ
れらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用す
ることができる。
ルガノポリシロキサン100部に対して10部以下、特
に0〜5部が好ましい。縮合触媒の使用量が10部を超
えると、初期のタックフリーが短くなることや保存性が
悪くなること及び疲労耐久性が悪くなるなど、得られる
硬化物の性能が悪くなる方に作用するため、シール材と
しての性能が損なわれる場合がある。
ランを使用した場合には、縮合触媒等でもよいが、グア
ニジン化合物等の強塩基である物質を添加することも有
用である。添加量としては0.01〜10部が好ましい
が、より好ましくは0.1〜1部である。
めに使用される流れ性コントロール剤、いわゆるノンサ
グ剤(チキソトロピー向上剤)を添加することは非常に
好ましい。
シロキサン100部に対して0.01〜10部程度が好
ましく、より好ましくは0.1〜0.5部である。ノン
サグ剤としては、EO、POに代表されるポリエーテル
やそのポリエーテルをシロキサン等で変性した化合物が
例示される。
るためには、現在難接着な被着材が多数存在するため、
接着向上剤を配合することが好ましく、その量は第一成
分のオルガノポリシロキサン100部に対して0.1〜
30部程度が好ましく、より好ましくは0.5〜2部で
ある。接着向上剤としては、アミノアルコキシシランや
エポキシアルコキシシラン等のシランカップリング剤が
例示され、接着性を向上するものであれば何でもよい
が、コストや毒性等の問題からアミノプロピルトリエト
キシシラン等のアミノアルコキシシランを使用すること
が最も好ましい。
に応じて各種の配合剤、例えばシリカ等の補強性シリカ
や硫酸マグネシウム等の非補強性充填剤、顔料、染料、
防錆剤、難燃剤、防黴剤、スキャベンジャー、吐出向上
剤(低粘度オイル、ガラスバルーン、非シリコーン系オ
イル等)などを配合してもよい。なお、これら任意成分
の使用量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とす
ることができる。
加順序等は指定していないが、製造方法の添加順序はコ
ストやその時々にあった製造方法があるため製品として
仕上がる限り全ての系で有効である。
サン組成物は、保存安定性に優れている上、被着材、特
に表面処理されたアルミ材への接着性に優れ、浸水及び
耐熱接着性に優れた硬化物を与えるもので、接着剤、コ
ーティング材、電気絶縁シール材、建築用シーリング材
等として好適に使用することができ、特にワーキングジ
ョイント用として好適である。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部はいずれも重量部であ
り、粒径は平均粒径を示す。
eSiO3/2)1で示される末端がOH基である25℃に
おける粘度が5万cstであるオルガノポリシロキサン
60部、ロジン酸(アビエチン酸)(融点162℃)
2.5%処理炭酸カルシウム(粒径0.06μm)40
部、メチルエチルケトオキシムシラン5部、ポリプロピ
レングリコール0.02部、ジブチルスズジメトキサイ
ド0.1部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1
部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して室温硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにC21H43COO
H(融点102℃)2.5%処理炭酸カルシウム(粒径
0.06μm)40部を使用する以外は実施例1と同様
にして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得
た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにフェニル系シリ
コーンレジン(軟化点150℃)3.0%処理炭酸カル
シウム(粒径0.06μm)40部を使用する以外は実
施例1と同様にして室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにジメチルシリコ
ーンレジン(軟化点110℃)3.0%処理炭酸カルシ
ウム(粒径0.06μm)40部を使用する以外は実施
例1と同様にして室温硬化性オルガノポリシロキサン組
成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにロジン酸(デヒ
ドロアビエチン酸)(融点175℃)5.0%処理炭酸
カルシウム(粒径0.15μm)を40部使用する以外
は実施例1と同様にして室温硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物を得た。
eSiO3/2)2で示される末端がOH基である25℃に
おける粘度が2万cstであるジメチルポリシロキサン
25部、粘度10万cstのα,ω−ジヒドロキシジメ
チルポリシロキサン35部を使用する以外は実施例1と
同様にして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を
得た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにロジン酸(デヒ
ドロアビエチン酸)8.0%処理炭酸カルシウム(粒径
0.15μm)を40部、メチルトリアセトキシシラン
5部の代わりにビニルトリプロペノキシシラン5部を使
用する以外は実施例1と同様にして室温硬化性オルガノ
ポリシロキサン組成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにフェニル系シリ
コーンレジン(軟化点120℃)10.0%処理炭酸カ
ルシウム(粒径0.06μm)40部を使用し、メチル
トリアセトキシシラン5部の代わりにビニルトリプロペ
ノキシシラン5部を使用する以外は実施例1と同様にし
て室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにロジン酸(デヒ
ドロアビエチン酸)8.0%処理炭酸カルシウム(粒径
0.06μm)40部を使用し、メチルトリアセトキシ
シラン5部の代わりにビニルトリプロペノキシシラン5
部を使用する以外は実施例1と同様にして室温硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウムの代わりにロジン酸(アビ
エチン酸)4.0%処理炭酸カルシウム(粒径0.06
μm)40部を使用し、メチルトリアセトキシシラン5
部の代わりにビニルトリプロペノキシシラン5部を使用
する以外は実施例1と同様にして室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を得た。
500(MeSiO3/2)3で示される末端がOH基である
25℃における粘度が15000cstであるオルガノ
ポリシロキサン60部、ロジン酸(アビエチン酸)(融
点162℃)2.5%処理炭酸カルシウム(粒径0.0
6μm)40部、メチルエチルケトオキシムシラン5
部、ポリプロピレングリコール0.02部、ジブチルス
ズジメトキサイド0.1部、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン1部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
500(MeSiO3/2)5で示される末端がOH基である
25℃における粘度が5000cstであるオルガノポ
リシロキサン60部、ロジン酸(アビエチン酸)(融点
162℃)2.5%処理炭酸カルシウム(粒径0.06
μm)40部、メチルエチルケトオキシムシラン5部、
ポリプロピレングリコール0.02部、ジブチルスズジ
メトキサイド0.1部、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン1部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して室温
硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
tのα,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60
部、ステアリン酸(融点72℃)2.5%処理炭酸カル
シウム(粒径0.06μm)40部、メチルエチルケト
オキシムシラン5部、ポリプロピレングリコール0.0
2部、ジメチルスズジメトキサイド0.1部、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン1部を万能混合機に仕込
み、脱泡混合して室温硬化性オルガノポリシロキサン組
成物を得た。
ランの代わりにメチルトリアルコキシシラン5部を使用
する以外は比較例1と同様にして室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウム(粒径0.06μm)の代
わりにジメチルシリコーンレジン(軟化点40℃)2.
0%処理炭酸カルシウム(粒径0.08μm)40部を
使用する以外は比較例1と同様にして室温硬化性オルガ
ノポリシロキサン組成物を得た。
2.5%処理炭酸カルシウム(粒径0.06μm)の代
わりにオレイン酸(軟化点15℃)5.0%処理炭酸カ
ルシウム(粒径0.06μm)40部を使用する以外は
比較例1と同様にして室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物を得た。
tのT単位1個含有末端−OHのポリシロキサン60
部、アビエチン酸1.0%処理炭酸カルシウム(粒径
0.06μm)40部、メチルエチルケトオキシムシラ
ン5部を用い、比較例1と同様にして室温硬化性オルガ
ノポリシロキサン組成物を得た。
tのT単位1個含有末端−OHのポリシロキサン60
部、ステアリン酸(融点72℃)2.5%処理炭酸カル
シウム(粒径0.06μm)40部、メチルエチルケト
オキシムシラン5部を用い、比較例1と同様にして室温
硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
eSiO3/2)10で示される末端がOH基であるものを
同様に合成したところ合成中ゲル化した。
オルガノポリシロキサン組成物について、JIS−A
(5758)に基づいてブロックH−1型接着試験及び
保存安定性試験を下記試験方法で行った。結果を表1〜
6に示す。
アクリル樹脂艶無電着塗装、フッ素樹脂電着塗装又はカ
イナー系フッ素塗装のアルミ板 測定方法:上記被着材を用いて、シーリング材として上
記室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を使用して
温度20℃、湿度55%で7日間硬化させた後に脱型を
行い、同一条件で7日間養生させたブロックの特性を初
期として測定を行った。また、試料ブロック作成後、浸
水50℃でブロックを28日間浸したのち、ブロックの
特性試験の測定を行った。
後、100℃の乾燥機に28日間入れた後、ブロック試
験を行った。ブロックの測定試験機としては、(株)東
洋精機製作所製ストログラフR−2を使用し、引張り速
度50mm/min.で測定を行った。
た後の被着材とシーリング材との破断面の状態を目視で
観察し、シーリング材の残っている割合を%で示したも
のである。
ため、ポリカートリッジにサンプルを入れて密栓し、恒
温恒湿室50℃×80%RHに2週間放置した場合の吐
出性を保存前、保存後で測定を行った。吐出性は、エア
ーガンに2kg圧力をかけてポリカートリッジノズルの
先端をノギスで2mmになるように調整して5秒間で出
た量を比較した。更に、保存性の確認として、カートリ
ッジの底についたゲル部分の厚みを測定した。
ため、20℃×55%RHでポリエチレン製のシート上
にサンプルを出して、表面が完全に硬化するまでの時間
(分)を測定した。
オルガノポリシロキサン組成物(実施例)は、硬化物の
耐熱接着性、浸水接着性に優れ、表面処理されたアルミ
ニウム材に対して良好に接着し得ることが確認された。
保存中に発泡したり異臭が生じることがなく、吐出性も
良好なことから、作業性、保存安定性に優れていること
が確認された。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)平均して末端にOH基を2個以上
有し、下記構造式(1) (R2SiO2/2)m(RSiO3/2)n (1) (但し、Rは1価炭化水素基を示し、mは2以上の整
数、nは1〜5であるが、m+nは25℃における粘度
が10〜100万センチストークスとなる数である。)
で示されるオルガノポリシロキサン又はこのオルガノポ
リシロキサンと25℃の粘度が5〜100万センチスト
ークスのα,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン
の100:0〜100:150(重合比)混合物
100重量部、(B)アルコキシ基、アセトキシ基、
ケトオキシム基、アミノキシ基、アミノ基及びアルケノ
キシ基から選択される加水分解可能な基を1分子中に2
個以上有する有機ケイ素化合物又はその部分加水分解物
1〜30重量部、(C)融点又は軟化
点が100℃以上の処理剤により炭酸カルシウムに対し
て1.5重量%以上の量で処理された炭酸カルシウム
5〜100重量部を含有してなることを特徴と
する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。 - 【請求項2】 更に、ポリエーテル化合物を0.01〜
10重量部配合した請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 処理される炭酸カルシウムがコロイダル
炭酸カルシウムである請求項1又は2記載の組成物。 - 【請求項4】 炭酸カルシウムの処理剤がロジン酸、不
均化ロジン酸、炭素数が21以上の脂肪酸及びシリコー
ン樹脂から選ばれる1種又は2種以上である請求項1、
2又は3記載の組成物。 - 【請求項5】 ワーキングジョイント用である請求項1
乃至4のいずれか1項記載の組成物。
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