JP3533985B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JP3533985B2 JP11058799A JP11058799A JP3533985B2 JP 3533985 B2 JP3533985 B2 JP 3533985B2 JP 11058799 A JP11058799 A JP 11058799A JP 11058799 A JP11058799 A JP 11058799A JP 3533985 B2 JP3533985 B2 JP 3533985B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中の水分によ
り容易に硬化し、耐熱・浸水接着性に優れ、低応力(低
モジュラス)なゴム弾性体となり、一般の建築用やムー
ブメントの発生する目地のシーラント等として好適に使
用することができる室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
湿気により容易に硬化してゴム弾性体を形成する室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物は、接着剤、コーテ
ィング材、電気絶縁シール材、建築用シーリング材など
の用途に広く使用されている。しかし、この種の組成物
は、耐侯性が良好な例えばフッ素樹脂、アクリル樹脂等
で表面処理されたアルミ材への接着性に問題がある上、
この表面処理されたアルミ材に接着、堆積しても、長期
間にわたり耐熱及び浸水劣化されることにより、剥離が
起きるという問題があるばかりでなく、低応力な硬化物
を得ることができず、耐久性に劣るという問題があっ
た。
【0003】また、従来2成分系で使用されていた耐久
性試験、旧JIS 9030に合格するシリコーン系接
着剤は、作業前に混合する必要があるなど、作業性に問
題があるばかりか、自己接着性に劣り、プライマー処理
をしなければならないという問題があった。更に、1成
分タイプのシリコーン系接着剤で旧JIS 9030に
合格するシリコーン系接着剤は存在せず、耐久性のよい
1成分タイプのシリコーン系接着剤の開発が切望されて
いた。
【0004】一方、充填剤として炭酸カルシウムを使用
した室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、特開
平5−39422号公報や米国特許第4007153
号、同4075154号、同4247445号、同43
23489号、同4360631号、同4387177
号、同4388433号、同4477606号、同44
86566号、同4496696号、同4515932
号、同4563498号、同4877826号、同48
89878号、同5034455号、同5051455
号、同5053442号、同5073586号、同51
24572号、同5227454号、同5238988
号、同5247011号、同5302648号、同54
25947号、同5342218号、同5500464
号、同4492775号、同5405889号、同47
46699号等に記載されている。しかし、これら提案
は、あばた防止の機能や接着性改善には有効であるもの
の、難接着なアルミの表面処理剤に対しての浸水及び耐
熱接着性が十分なものではなかった。
【0005】また、硬化剤としてメチルセルソルブ等の
セルソルブ類含有有機ケイ素化合物を用いたものは安全
性に問題があった。
【0006】このように従来の室温硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物では、表面処理されたアルミ材への浸
水接着性や耐熱接着性と、耐久性とを兼ね備えた硬化物
を得ることはできなかった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、室温で硬化して浸水接着性、耐熱接着性に優れ、表
面処理されたアルミ材へも良好に接着し得る上、低応力
で疲労耐久性に優れた硬化物を与え、ワーキングジョイ
ント用として良好な室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、下記一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサ
ンと、1分子中に2個以上のプロピレングリコールモノ
メチルエーテル基を有する加水分解性シラン又はその部
分加水分解物と、無機充填剤とを特定割合で含有してな
る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物が、室温で
硬化して浸水接着性、耐熱接着性、疲労耐久性に優れ、
被着材との接着性が高く、特に、例えばフッ素、アクリ
ル樹脂等で表面処理されたアルミ材へも良好に接着し得
る上、低応力な硬化物を与えることを見出した。
【0009】即ち、本発明者は、式(1)で示されるオ
ルガノポリシロキサンを主成分とする室温硬化性オルガ
ノポリシロキサン組成物において、1分子中に2個以上
のプロピレングリコールモノメチルエーテル基を有する
加水分解性シラン又はその部分加水分解物と、無機充填
剤、特に融点又は軟化点が100℃以上の処理剤により
処理された炭酸カルシウム又は焼成クレーとを組み合わ
せて配合することにより、被着材への耐熱・浸水接着性
の改善、特に表面処理されたアルミ材への耐熱・浸水接
着性の改善はもちろん、低モジュラス化されて伸びを改
良することができ、低応力で、耐久性に優れたゴム弾性
体となり、ワーキングジョイント用材料としての機能に
優れた1成分系として利用できる室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物が得られることを知見し、本発明を
なすに至った。
【0010】従って、本発明は、 (A)下記一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサン 100重量部 (B)1分子中に2個以上のプロピレングリコールモノメチルエーテル基を有す る加水分解性シラン又はその部分加水分解物 1〜30重量部 (C)無機充填剤 10〜200重量部 を含有してなることを特徴とする室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を提供する。
【0011】
【化3】
【0012】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
において、ベースポリマーとしては、下記一般式(1)
で示されるオルガノポリシロキサンが使用される。
【0013】
【化4】
【0014】上記一般式(1)において、Rは置換又は
非置換の1価炭化水素基であり、炭素数が1〜10、特
に1〜8のものが好ましい。具体的には、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基等のアルキ
ル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル
基、アリル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニ
ル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ベンジ
ル基、2−フェニルエチル基等のアラルキル基又はこれ
らの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部を
ハロゲン原子、シアノ基等で置換した基、例えばクロロ
メチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基な
どが挙げられ、メチル基、フェニル基、ビニル基、トリ
フルオロプロピル基が好ましく、特にメチル基が好まし
い。Aは酸素原子又は−(CH2m−を表し、mは1〜
4の整数である。XはOH基又は加水分解性基である。
aは0〜2の整数であり、XがOH基の場合はa=2が
特に好ましく、Xが加水分解性基の場合はa=0,1が
特に好ましい。
【0015】Xの加水分解性基としては、例えばメトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、メトキ
シエトキシ基等のアルコキシ基、プロペノキシ基、イソ
ブテニルオキシ基、1−エチル−2−メチルビニルオキ
シ基等のアルケニルオキシ基、ジメチルケトオキシム
基、メチルエチルケトオキシム基、メチルブチルケトオ
キシム基、ジエチルケトオキシム基、シクロペンタノオ
キシム基、シクロヘキサノオキシム基等のケトオキシム
基、アセトキシ基、プロピオノキシ基、ブチロイロキシ
基、ベンゾイル基等のアシルオキシ基、N−メチルアミ
ノ基、N−エチルアミノ基、N−プロピルアミノ基、N
−ブチルアミノ基、N,N−ジメチルアミノ基、N,N
−ジエチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基等のアミ
ノ基、N−メチルアセトアミド基、N−メチルベンズア
ミド基等のアミド基、N,N−ジメチルアミノキシ基、
N,N−ジエチルアミノキシ基等のアミノキシ基、イソ
シアナート基、α−シリルエステル基、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル基、塩素原子等のハロゲン原
子などが挙げられる。これらの中では、アルコキシ基、
アルケニルオキシ基、ケトオキシム基、アシルオキシ
基、α−シリルエステル基、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル基が好ましく、特に、メトキシ基、エト
キシ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオ
キシム基、メチルブチルケトオキシム基、α−シリルエ
ステル基、プロピレングリコールモノメチルエーテル基
が好ましい。
【0016】また、一般式(1)において、nはオルガ
ノポリシロキサンの25℃における粘度を10〜100
万センチストークス、好ましくは500〜10万センチ
ストークスとする整数である。このnは重合度に相当す
る数であって、粘度や作業性などの面から、10以上、
特に50〜2,000の範囲の整数であることが好まし
い。
【0017】このような式(1)のオルガノポリシロキ
サンの具体例として、下記構造のものを挙げることがで
きる。
【0018】
【化5】 (Yは、上述した加水分解性基を示す。)
【0019】具体的には下記のものが挙げられる。
【0020】
【化6】 (上記式中、Meはメチル基、Etはエチル基であ
る。)
【0021】また、上記式(1)のオルガノポリシロキ
サンは、ポリマーの片末端が0〜10重量%の範囲でト
リメチルシリル基で封鎖されていてもよく、更にポリマ
ーの構造中に下記構造が全分子量に対して0〜3重量%
存在する分岐構造を有していてもよい。
【0022】
【化7】
【0023】次に、(B)成分の加水分解性シラン又は
その部分加水分解物は、上記オルガノポリシロキサンの
硬化剤として作用するもので、本発明の組成物が湿気の
存在下で室温硬化するための必須成分である。この
(B)成分の加水分解性シラン又はその部分加水分解物
は、1分子中に加水分解性基としてプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル基を2個以上、好ましくは3個以
上有することが必要である。
【0024】ここで、上記加水分解性シランは、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル基以外に、ケイ素原
子に結合した他の加水分解可能な基及び加水分解可能な
基以外の有機基を有してもよい。他の加水分解性基とし
ては、前記した加水分解性基と同様のものが例示され
る。
【0025】加水分解可能な基以外の有機基としては、
置換又は非置換の非加水分解性の1価炭化水素基、好ま
しくは炭素数が1〜12のアルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基などであ
り、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル
基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリル基等のアル
ケニル基、フェニル基、トリル基、ナフチル基等のアリ
ール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロ
ピル基等のアラルキル基などが挙げられる。これらの中
では、特に合成が容易であるという面から、好ましくは
炭素数が1〜8のアルキル基、炭素数が2〜10のアル
ケニル基、フェニル基などが好ましい。
【0026】(B)成分の加水分解性シランとしては、
特に硬化時のクラック(硬化するまでの折り曲げ試験)
に対しては、加水分解性基のプロピレングリコールモノ
メチルエーテル基とビニル基とを組み合わせて有するこ
とが有効であり、伸びを出す場合には、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル基とビニル基とフェニル基と
を組み合わせて有するとより効果的である。なお、コス
ト面から加水分解性基以外の有機基としてメチル基、エ
チル基、ビニル基、フェニル基、3,3,3−トリフル
オロプロピル基を有するものが好適であり、とりわけビ
ニル基を有するものが反応速度も速いため有利である。
【0027】(B)成分の加水分解性シランの具体例と
しては、フェニルトリ(プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル)シラン、イソプロピルトリ(プロピレング
リコールモノメチルエーテル)シラン、ベンジルトリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、
フェニルメチルジ(プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル)シラン、フェニルビニルジ(プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル)シラン、ジフェニルジ(プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、1,4
−ビス(トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シリル)ベンゼン、ペンタフルオロフェニルトリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、
フェニルエチニルトリ(プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル)シラン、ブロモフェニルトリ(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シラン、p−(トリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シリル)
スチレン、p−(トリ(プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル)シロキシ)スチレン、p−(t−ブチル)
フェネチルトリ(プロピレングリコールモノメチルエー
テル)シラン、t−ブチルフェニルジ(プロピレングリ
コールモノメチルエーテル)シラン、t−ブチルトリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、
ジ−t−ブチルトリ(プロピレングリコールモノメチル
エーテル)シラン、クロロフェニルトリ(プロピレング
リコールモノメチルエーテル)シラン、シクロヘキシル
トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラ
ン、シクロペンタジエニルトリ(プロピレングリコール
モノメチルエーテル)シラン、シクロペンチルトリ(プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、イソ
ブチルトリ(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シラン、2−エチルヘキシロキシトリ(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シラン、イソオクチル
トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラ
ン、p−(メチルフェネチル)トリ(プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル)シラン、フェノキシトリ(プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、m−
フェノキシフェニルトリ(プロピレングリコールモノメ
チルエーテル)シラン、2−プロペニルトリ(プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル)シラン、フェノキシ
トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラ
ン、アダマンチルトリ(プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル)シラン、アリル(2−シクロヘキセニル−
2−エチル)トリ(プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル)シラン、アダマンチルエチルトリ(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シラン、5−(ビシク
ロヘプテニル)トリ(プロピレングリコールモノメチル
エーテル)シラン、2−(ビシクロヘプチル)トリ(プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、
〔(クロロメチル)フェニルエチル〕トリ(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シラン、(p−クロロ
メチル)フェニルトリ(プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル)シラン、2−(クロロメチル)プロピルト
リ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラ
ン、トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)
シラン、2−クロロメチル−3−トリ(プロピレングリ
コールモノメチルエーテル)シリル−1−プロペン、N
−3−(アクリロキシ−2−ヒドロキシプロピル)3−
アミノプロピルトリ(プロピレングリコールモノメチル
エーテル)シラン、(アミノエチルアミノメチル)フェ
ネチルトリ(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シラン、3−アミノフェノキシトリ(プロピレング
リコールモノメチルエーテル)シラン、4−アミノフェ
ノキシトリ(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シラン、3−(m−アミノフェノキシ)プロピルト
リ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラ
ン、m−アミノフェニルトリ(プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル)シラン、p−アミノフェニルトリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、
3−(1−アミノプロポキシ)−3,3−ジメチル−1
−プロペニルトリ(プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル)シラン、アニリノトリ(プロピレングリコール
モノメチルエーテル)シラン、1,3−ビス〔(アクリ
ロキシメチル)フェネチル〕トリ(プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル)シラン、ビス(p−アミノフェ
ノキシ)ジ(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シラン、1,3−ビス(トリ(プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル)シロキシ)ベンゼン、ビス(N
−メチルベンズアミド)トリ(プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル)シラン、ビス(トリ(プロピレング
リコールモノメチルエーテル)シリル)シトシン、1,
3−ビス〔(トリ(プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル)シリル)エチニル〕ベンゼン、ビス(トリ(プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル)シリル)ウラ
シル、4−(3,4−ジクロロフェニルカルバモイルピ
ペラジノメチル)トリ(プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル)シラン、2−(トリ(プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル)シリル)ペンタ−2−エン−4
−オン、2−(4−クロロスルフォニルフェニル)エチ
ルトリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シ
ラン、〔2−(3−シクロヘキセニル)エチル〕トリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、
(シクロヘキセニロキシ)トリ(プロピレングリコール
モノメチルエーテル)シラン、シクロオクチルトリ(プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、(4
−シクロオクテニル)トリ(プロピレングリコールモノ
メチルエーテル)シラン、(3−シクロペンタジエニル
プロピル)トリ(プロピレングリコールモノメチルエー
テル)シラン、シクロペンテニロキシトリ(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シラン、(3,3−ジ
メチルアリル)トリ(プロピレングリコールモノメチル
エーテル)シラン、(トリ(プロピレングリコールモノ
メチルエーテル)シリル)メチル−7,7−ジメチルノ
ルピナン、ピペリジノメチルトリ(プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル)シラン、2−(ジフェニルホス
フィノ)エチルトリ(プロピレングリコールモノメチル
エーテル)シラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリ(プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル)シラン、トリフェニルトリ(プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル)ジシラン、トリフェニルトリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)ジシロキ
サン、イソブチル−n−ブチル−n−トリ(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シリルカルバメート、
メタクリロキシメチルトリ(プロピレングリコールモノ
メチルエーテル)シラン、3−メタクリロキシプロピル
トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラ
ン、3−(p−メトキシフェニル)プロピルトリ(プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、1−メ
トキシ−3−(トリメチルシロキシ)トリ(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シラン、1−メトキシ
−1−(トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シロキシ)−2−メチル−1−プロペン、(1−メ
トキシビニル)トリ(プロピレングリコールモノメチル
エーテル)シラン、2−メチル−2−フェニルエチルト
リ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラ
ン、(2−フェニルプロピル)トリ(プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル)シラン、1,7−オクタジエ
ニルトリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)
シラン、ペンタフルオロプロピルトリ(プロピレングリ
コールモノメテルエーテル)シラン、フェニルチオトリ
(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン、
N−(3−トリ(プロピレングリコールモノメチルエー
テル)シリル)−4,5−ジヒドロイミダゾール、2−
(トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シ
リルエチル)ピリジン、N−(3−トリ(プロピレング
リコールモノメチルエーテル)シリルプロピル)ピロー
ル、2−トリ(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シロキシ−1,1,1,5,5,5−へキサフルオ
ロペンタ−2−エン−4−オン、(3−トリ(プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル)シリル−2−プロペ
ニル)トリフェニルホスフォニウムブロマイド、1−ト
リ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シリル
−1,2,4−トリアゾール等が例示される。なお、
(B)成分として、これら加水分解性シランやその部分
加水分解物も使用することもできる。部分加水分解物は
縮合したオリゴマーであってもよい。
【0028】このような(B)成分の加水分解性シラン
の中では、下記一般式(2)で示されるものが好適であ
り、またその部分加水分解物も好適である。
【0029】
【化8】
【0030】上記式中、R1は置換又は非置換の好まし
くは炭素数1〜12、特に1〜10の1価炭化水素基で
あり、同一であっても異種であってもよく、具体的には
上述した加水分解性基、加水分解性基以外の有機基な
ど、即ち上記アルキル基、アルケニル基、アリール基、
アラルキル基や、そのハロゲン原子、水酸基、シアノ
基、アミノ基置換体であり、上述したようにメチル基、
エチル基、ビニル基、フェニル基、3,3,3−トリフ
ルオロプロピル基及びこれらを組み合わせたものを好ま
しいものとして挙げることができる。bは0〜2の整数
である。
【0031】(B)成分は、その1種を単独で使用して
も2種以上を組み合わせて使用してもよいが、その配合
量は、前記(A)成分のオルガノポリシロキサン100
重量部に対して1〜30重量部、好ましくは2〜10重
量部である。使用量が少なすぎると組成物の硬化が不十
分になり、保存安定性が悪くなり、多すぎると得られる
硬化物が硬く脆くなり、シール材としての製品性能及び
コストパフォーマンスが損なわれてしまう。
【0032】本発明では、(C)成分として無機充填剤
を配合する。無機充填剤としては、補強性充填剤が好ま
しく、例えばシリカ、表面処理シリカ、コロイダルシリ
カ、重質炭酸カルシウム、コロイダル炭酸カルシウム等
の炭酸カルシウム、カーボンブラック、酸化チタン、ク
レー、タルク等が挙げられる。なお、シリカは含水分量
が少なく、外観もよいことから有用である。これら補強
性充填剤は、組み合わせにより充分な耐久性を得ること
ができる場合があるので、1種を単独で使用してもよい
が、複数種を組み合わせて使用することもできる。
【0033】本発明では、上記無機充填剤として特に融
点又は軟化点が100℃以上の処理剤で処理された炭酸
カルシウム又は処理もしくは無処理の焼成クレーもしく
は特殊焼成クレーを配合することが好ましく、とりわけ
融点又は軟化点が100℃以上の処理剤で処理された炭
酸カルシウムが好適である。
【0034】上記炭酸カルシウムとしては、コロイダル
炭酸カルシウム、特に乾式法で製造されたコロイダル炭
酸カルシウムが好適に使用される。また、コロイダル炭
酸カルシウムの水分量は少ない方が好ましく、0.5重
量%以下、特に加熱や電磁波等で0.3重量%以下に調
整して使用することが好ましい。含水分量が多すぎると
組成物の保存安定性が悪くなることがある。
【0035】また、炭酸カルシウムは、平均一次粒径が
0.01〜0.2μm、特に0.01〜0.1μmのも
のを使用することが好適である。平均一次粒径が0.2
μmを超えると、得られるシリコーンゴムの機械的強度
が不十分となる場合があり、0.01μm未満では、現
状の技術では炭酸カルシウムを安定して得ることができ
ない場合がある。
【0036】上記炭酸カルシウムは、融点又は軟化点が
100℃以上、好ましくは150〜400℃の処理剤で
処理する。融点又は軟化点が100℃未満の処理剤で処
理すると、耐熱、浸水接着性が不十分になる場合があ
る。更に、製造工程上、撹拌熱で100℃以上の高温に
なる場合があるので、融点又は軟化点が100℃以上
で、かつ水に対して非相溶な処理剤を使用することが更
に好ましい。
【0037】融点又は軟化点が100℃以上の処理剤と
しては、例えばロジン酸、不均化ロジン酸、シリコーン
樹脂、Cp2p+1COOH(pは20以上の数である)
で示される飽和・不飽和脂肪酸などが挙げられる。
【0038】この場合、ロジン酸には、基本的にアビエ
チン酸、デヒドロアビエチン酸、デキストロピマール
酸、レボピマール酸、パルストリン酸、サンダラコピマ
ール酸など5〜10種類程度の異性体が存在している
が、本発明では処理剤として1〜3種類程度の異性体が
存在し、1番含有量の多い異性体の純度が60%以上で
あるロジン酸で処理することが好適である。
【0039】上記処理剤の使用量は、処理する炭酸カル
シウム量に対して活性な無地面を被覆処理するのに十分
な量、好ましくは1〜10重量%、より好ましくは2〜
5重量%の範囲とする。処理剤量が少なすぎると炭酸カ
ルシウム表面全体に処理剤が十分被覆されず、本発明の
目的を達成することができない場合があり、多すぎると
組成物の接着性に対して好ましくない場合がある。な
お、処理剤による炭酸カルシウムの処理は、通常の方法
で行うことができる。
【0040】なお、一般に市販されている脂肪酸やロジ
ン酸で処理された炭酸カルシウムは、分析を行うと不純
物が多く、また、汎用品にしているため純品で粉体を処
理しているものはほとんどなく、処理剤量に至ってもか
なりバラツキがある上、通常、融点の低い(100℃未
満)処理剤が多く存在し、撹拌熱等で遊離することがあ
り、接着性に問題があった。また、従来からステアリン
酸(融点70℃)処理等の融点が低い処理剤を使用する
と、保存性は良好となるものの、製造時などに起きる撹
拌熱で表面が溶融剥離するため、特に脱酢酸タイプのシ
ランを用いた場合は、無地面で酸とアルカリの中和反応
により発泡が起きるため好ましくない。これらに対し
て、融点又は軟化点が100℃以上の処理剤で上記処理
剤量で処理された炭酸カルシウムはこれらの問題がな
く、このように処理された炭酸カルシウムを用いること
により、本発明の目的をより満足に達成することができ
る。
【0041】また、焼成クレーは、特に限定されない
が、特殊焼成クレーとしては、例えばバーゲスピグメン
ト社製のタイシン、オプチホワイトMX、オプチホワイ
トP,30P、表面処理焼成クレーとしては、焼成クレ
ーをシランカップリング剤や脂肪酸等で処理したKE、
2211、5178、CB、無処理焼成クレーとして
は、アイスキャップK、アイスバーグ、No.30等が
挙げられる。これら焼成クレー表面を上記した炭酸カル
シウムの表面処理に使用されるものと同様の融点又は軟
化点100℃以上の処理剤で表面処理したものは更に好
ましく使用される。
【0042】なお、これら無機充填剤は水分を含有して
いるものが多いため、予め粉体を加熱処理、電子線、マ
イクロウェーブ照射により水分を除去することが好まし
い。また、無機充填剤は1種単独で又は2種以上併用し
て用いてもよい。
【0043】(C)成分の無機充填剤の配合量は、
(A)成分100重量部に対して10〜200重量部、
好ましくは40〜80重量部の範囲である。配合量が少
なすぎるとスランプがでるため作業性が悪く、多すぎる
と硬くなるため吐出量が悪く、作業性が悪くなる。
【0044】本発明においては、組成物の硬化を促進す
るために縮合触媒を使用することが好ましい。縮合触媒
としては、例えばこの種の組成物の硬化促進剤として従
来から一般的に使用されている縮合触媒、例えばジブチ
ルスズジメトキサイド、ジブチルスズジアセテート、ジ
ブチルスズジオクテート、ジブチルスズジラウレート、
ジメチルスズジメトキサイド、ジメチルスズジアセテー
ト等の有機スズ化合物、テトラプロピルチタネート、テ
トラブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチ
タネート、ジメトキシチタンジアセチルアセトナート等
の有機チタン化合物、ヘキシルアミン、3−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、テトラメチルグアニジルプロピルトリメト
キシシラン等のアミン化合物やこれらの塩、グアニジン
化合物などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種
以上を組み合わせて使用することができる。
【0045】縮合触媒の使用量は、一般に(A)成分1
00重量部に対して10重量部以下、特に0.0001
〜5重量部、とりわけ0.001〜1重量部が好まし
い。縮合触媒の使用量が10重量部を超えると、初期の
タックフリーが短くなることや保存性が悪くなることな
ど、得られる硬化物の性能が悪くなるほうに作用するた
め、シール材としての性能が損なわれる場合がある。
【0046】本発明組成物には、作業性を向上させるた
めに使用される流れ性コントロール剤、いわゆるノンサ
グ剤(チキソトロピー向上剤)を使用することが好まし
い。ノンサグ剤(チキソトロピー向上剤)としては、一
般に使用されるEO(エチレンオキサイド)、PO(プ
ロピレンオキサイド)に代表されるポリエーテルやその
ポリエーテルを変性した化合物などを使用できる。ノン
サグ剤の添加量は、べースコンパウンド〔(A)成分の
オルガノポリシロキサン、(B)成分の硬化剤及び
(C)成分の無機充填剤の合計量、以下同様〕100重
量部に対して0.01〜10重量部、特に0.1〜0.
5重量部程度が好ましい。
【0047】また、本発明組成物には、上記縮合触媒以
外に必要に応じて各種の配合剤、例えば顔料、染料、防
錆剤、難燃剤、防カビ剤、水分やアルコール等のスキャ
ベンジャー、吐出向上剤(低粘度オイル、ガラスバルー
ン、非シリコーン系オイル等)などを配合してもよい。
また、活性酸化チタンを添加するとシリコーンの汚染が
減少し、建築物に対する仕上がり感を向上させることが
できる。これら任意成分の使用量は、本発明の効果を妨
げない範囲で通常量とすることができる。
【0048】更に、製造上、吐出向上剤兼ウェッターと
して、25℃における粘度が0.1〜1万cst(セン
チストークス)、特には1〜1,000cstの末端が
トリメチルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサ
ン、又は(A)成分より低粘度である25℃における粘
度が10cst未満の末端が水酸基や加水分解性基で封
鎖されたジメチルポリシロキサンを添加すると、伸び、
耐久性を更に向上させることができる。上記低粘度ジメ
チルポリシロキサンの添加量は、べースコンパウンド1
00重量部に対して0〜100重量部、特に1〜50重
量部の範囲が好ましい。添加量が多すぎると接着性や建
物に対する汚染が著しく低下する場合がある。
【0049】本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物は、1成分系として使用でき、下記のような手
順で製造すると、硬化剤を効率よく反応させることがで
きることからコスト的に好適である。
【0050】即ち、本発明の室温硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物は、(A),(B),(C)成分を同時
に添加しても、(A)成分と(C)成分を混合後、
(B)成分を添加しても、(A)成分と(B)成分を混
合後、(C)成分を添加してもよいが、(A),(B)
成分を添加し、必要に応じて縮合触媒を添加して、次い
で(C)成分を添加することが好ましい。また、加熱や
減圧脱泡混合を行うことが好ましい。更に、接着助剤や
縮合触媒を添加する場合は、真空中もしくはN2シール
しながら添加することが好ましい。
【0051】ここで、縮合触媒は添加してもしなくても
よいが、添加するとゲル、ブツ等が減り、仕上がりがき
れいになるため添加することが好ましい。なお、その他
の任意成分は、必要に応じて適宜な順番で添加すること
ができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の室温硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物は、室温で硬化して浸水接着性、耐熱接着性
に優れ、被着材、特に表面処理されたアルミ材へも良好
に接着し得る上、低応力で耐久性に優れ、セルソルブ類
を用いた場合のように安全性の心配もない硬化物を与
え、しかも1成分系として使用することができるもの
で、接着剤、コーティング材、電気絶縁シール材、建築
用シーリング材、2成分系として型取り用シーラント等
として好適に使用することができ、特にワーキングジョ
イント用として好適である。
【0053】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の粘度は25℃における値、
粒径は平均一次粒径を示す。また、炭酸カルシウムは1
00℃のオーブン(乾燥機)で3日間脱水処理を行い、
カールフィッシャーで含水分量が0.1重量%以下であ
ることを確認して使用した。
【0054】〔実施例1〕粘度5万cstのα,ω−ジ
ヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、ロジン
酸(アビエチン酸)(融点162℃)5.0%処理炭酸
カルシウム(粒径0.06μm)40重量部、フェニル
トリス(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シ
ラン5重量部、ポリプロピレングリコール0.02重量
部、t−ジブチルスズジメトキサイド0.1重量部、粘
度100cstのトリメチルシリル基で封鎖されたジメ
チルポリシロキサン25重量部を万能混合機に仕込み、
脱泡混合して室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
を得た。
【0055】〔実施例2〕ロジン酸(アビエチン酸)処
理炭酸カルシウムの代わりに、C2143COOH(融点
102℃)5.0%処理炭酸カルシウム(粒径0.06
μm)40重量部を使用する以外は実施例1と同様にし
て、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0056】〔実施例3〕ロジン酸(アビエチン酸)処
理炭酸カルシウムの代わりに、フェニル系シリコーンレ
ジン(軟化点150℃)5.0%処理炭酸カルシウム
(粒径0.06μm)40重量部を使用する以外は実施
例1と同様にして、室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物を得た。
【0057】〔実施例4〕ロジン酸(アビエチン酸)処
理炭酸カルシウムの代わりに、ジメチルシリコーンレジ
ン(軟化点110℃)5.0%処理炭酸カルシウム(粒
径0.06μm)40重量部を使用する以外は実施例1
と同様にして、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成
物を得た。
【0058】〔実施例5〕ロジン酸(アビエチン酸)処
理炭酸カルシウムの代わりに、ロジン酸(デヒドロアビ
エチン酸)(融点175℃)5.0%処理炭酸カルシウ
ム(粒径0.15μm)40重量部を使用する以外は実
施例1と同様にして、室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物を得た。
【0059】〔実施例6〕α,ω−ジヒドロキシジメチ
ルポリシロキサン60重量部の代わりに、末端が3官能
のプロピレングリコールモノメチルエーテルで封鎖され
た主鎖がジメチルポリシロキサン60重量部を使用する
以外は実施例1と同様にして、室温硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物を得た。
【0060】〔実施例7〕粘度5万cstのα,ω−ジ
ヒドロキシジメチルポリシロキサン74重量部、BET
法による比表面積が110m2/gであり、ジメチルジ
クロロシランで表面処理された乾式シリカ10重量部、
フェニルトリス(プロピレングリコールモノメチルエー
テル)シラン5重量部、ポリプロピレングリコール0.
02重量部、t−ジブチルスズジメトキサイド0.1重
量部、粘度100cstのトリメチルシリル基で封鎖さ
れたジメチルポリシロキサン16重量部を万能混合機に
仕込み、脱泡混合して室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物を得た。
【0061】〔実施例8〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、メ
チルトリス(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シラン5重量部を使用する以外は実施例7と同様に
して、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得
た。
【0062】〔実施例9〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、ビ
ニルトリス(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シラン5重量部を使用する以外は実施例7と同様に
して、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得
た。
【0063】〔実施例10〕フェニルトリス(プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、
ビニルトリス(プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル)シラン3重量部を使用し、フェニルトリス(プロピ
レングリコールモノメチルエーテル)シランの配合量を
2重量部とする以外は実施例7と同様にして、室温硬化
性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0064】〔実施例11〕粘度5万cstのα,ω−
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、ロジ
ン酸(アビエチン酸)(融点162℃)5.0%処理炭
酸カルシウム(粒径0.06μm)40重量部、フェニ
ルトリス(プロピレングリコールモノメチルエーテル)
シラン5重量部、ポリプロピレングリコール0.02重
量部、チタンキレート触媒TAA(三菱化学(株)製)
0.1重量部、粘度100cstのトリメチルシリル基
で封鎖されたジメチルポリシロキサン25重量部を万能
混合機に仕込み、脱泡混合して室温硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物を得た。
【0065】〔実施例12〕粘度5万cstのα,ω−
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、ビニ
ルトリス(プロピレングリコールモノメチルエーテル)
シラン3重量部、テトラエトキシチタン0.2重量部を
品川式ミキサーに仕込み、30分間室温で混合し、15
0℃に加熱して2−メトキシ−1−プロパノールを除去
し、40℃まで冷却した。次に、ロジン酸(アビエチン
酸)(融点162℃)5.0%処理炭酸カルシウム(粒
径0.06μm)40重量部を予め150℃で熱処理
し、水分をカールフィッシャー法で0.1重量%に調整
したものを添加して混合し、TAA(三菱化学(株)
製)0.1重量部、γ−アミノプロピルトリ(プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル)シラン1重量部を添
加し、更に、粘度100cstのトリメチルシリル基で
封鎖されたジメチルポリシロキサン25重量部を添加
し、万能混合機に仕込み、脱泡混合して室温硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物を得た。
【0066】〔実施例13〕TAA、γ−アミノプロピ
ルトリ(プロピレングリコールモノメチルエーテル)シ
ランの代わりに、ジオクチルスズジラウレート3重量
部、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン1重量部を
使用する以外は実施例12と同様にして、室温硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0067】〔実施例14〕ロジン酸(アビエチン酸)
処理炭酸カルシウムの代わりに、特殊焼成クレー(バー
ゲスピグメント社製)タイシン(粒径1.3μm)80
重量部を使用する以外は実施例1と同様にして、室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0068】〔実施例15〕ロジン酸(アビエチン酸)
処理炭酸カルシウムの代わりに、特殊焼成クレー(バー
ゲスピグメント社製)タイシン(粒径1.3μm)60
重量部、シリカ5重量部を使用する以外は実施例1と同
様にして、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を
得た。
【0069】〔実施例16〕粘度5万cstのα,ω−
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、表面
処理された乾式シリカ(エロジル200,日本アエロジ
ル社製)3重量部、ロジン酸(アビエチン酸)(融点1
62℃)5.0%処理炭酸カルシウム(粒径0.06μ
m)50重量部、フェニルトリス(プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル)シラン5重量部、ポリプロピレ
ングリコール0.02重量部、t−ジブチルスズジメト
キサイド0.1重量部、γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン1重量部、粘度100cstのトリメチル
シリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン25重量
部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して室温硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物を得た。
【0070】〔実施例17〕粘度5万cstのα,ω−
ジヒドロキシジメチルポリシロキサン60重量部、ステ
アリン酸(融点72℃)5.0%処理炭酸カルシウム
(粒径0.06μm)40重量部、フェニルトリス(プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル)シラン5重量
部、ポリプロピレングリコール0.02重量部、ジメチ
ルスズジメトキサイド0.1重量部、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン1重量部、粘度100cstのト
リメチルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン
25重量部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0071】〔実施例18〕粘度2万cstの両末端ト
リメトキシジメチルポリシロキサン60重量部、ロジン
酸(アビエチン酸)(融点162℃)2.5%処理炭酸
カルシウム(粒径0.06μm)50重量部、予め15
0℃で1時間加熱乾燥機で乾燥させ、水分をカールフィ
ッシャー法で0.01重量%以下に調整した炭酸カルシ
ウム40重量部、ビニルトリス(プロピレングリコール
モノメチルエーテル)シラン3重量部、ポリプロピレン
グリコール0.02重量部、ジメチルスズジメトキサイ
ド0.1重量部、粘度100cstのトリメチルシリル
基で封鎖されたジメチルポリシロキサン25重量部を万
能混合機に仕込み、脱泡混合して室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を得た。
【0072】〔比較例1〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、フ
ェニルトリ(メチルセルソルブ)シラン5重量部を使用
する以外は実施例1と同様にして、室温硬化性オルガノ
ポリシロキサン組成物を得た。
【0073】〔比較例2〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、ビ
ニルトリ(メチルセルソルブ)シラン5重量部を使用す
る以外は実施例1と同様にして、室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物を得た。
【0074】〔比較例3〕粘度5万cstのα,ω−ジ
ヒドロキシジメチルポリシロキサン74重量部、BET
法による比表面積が110m2/gであり、ジメチルジ
クロロシランで表面処理された乾式シリカ(エロジルR
−972,日本アエロジル社製)10重量部、ビニルト
リス(メチルセルソルブ)シラン5重量部、ポリプロピ
レングリコール0.02重量部、t−ジブチルスズジメ
トキサイド0.1重量部、粘度100cstのトリメチ
ルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン16重
量部を万能混合機に仕込み、脱泡混合して室温硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0075】〔比較例4〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、フ
ェニルトリス(エチレングリコールモノエチルエーテ
ル)シラン5重量部を使用する以外は実施例1と同様に
して、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得
た。
【0076】〔比較例5〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、フ
ェニルトリス(エチレングリコールモノブチルエーテ
ル)シラン5重量部を使用する以外は実施例1と同様に
して、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得
た。
【0077】〔比較例6〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、フ
ェニルトリス(3−メトキシブタノキシ)シラン5重量
部を使用する以外は実施例1と同様にして、室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0078】〔比較例7〕フェニルトリス(プロピレン
グリコールモノメチルエーテル)シランの代わりに、フ
ェニルトリス(3−メチル−3−メトキシブタノキシ)
シラン5重量部を使用する以外は実施例1と同様にし
て、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を得た。
【0079】上記実施例、比較例で得られた室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物について、JIS−A
(5758)に基づいてブロックH−1型接着試験を下
記方法で行った。結果を表1〜7に示す。
【0080】〈ブロックH−1型接着試験〉 被着材: A:フロートガラス B:フッ素電着塗装 C:カイナー系フッ素塗装のアルミ板 D:アクリル艶有り電着塗装 E:アクリル艶無し電着塗装
【0081】測定方法:上記被着材を用い、シーリング
材として上記室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
を使用して、温度20℃,湿度55%で7日間硬化させ
た後に脱型を行い、同一条件で7日間養生させたブロッ
クの特性を初期として測定を行った。また、試料ブロッ
ク作成後、浸水50℃でブロックを28日間浸した後、
ブロックの特性試験の測定を行った。耐熱試験として
は、試料ブロック作成後、100℃の乾燥機に28日間
入れた後、ブロックの特性試験の測定を行った。ブロッ
クの測定試験機としては、(株)東洋精機製作所製スト
ログラフR−2を使用し、引っ張り速度50mm/分で
測定を行った。保存性は、サンプルを350mlのカー
トリッジに充填した後及び乾燥機にて70℃/7日間放
置した後、状態を観察した。CF(凝集破壊率)は、引
っ張り試験を行った後の被着材とシーリング材との破断
面の状態を目視で観察し、シーリング材の残っている割
合を%で示した。
【0082】表1〜7の結果より、本発明の室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物(実施例)の硬化物は、
耐熱接着性、浸水接着性に優れ、表面処理されたアルミ
ニウム材に対して良好に接着し得る上、低応力で耐久
性、保存性にも優れていることが確認された。
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【0086】
【表4】
【0087】
【表5】
【0088】
【表6】
【0089】
【表7】 注:表中の−については、Tmaxの場合はブロックで
50%以上伸びなかったため測定できなかった。Ema
x及びCFについては測定前に剥離したため測定値を記
入できなかった。
【0090】なお、参考までに、エチレン系グリコール
エーテルとプロピレン系グリコールエーテルの毒性比
較、各国におけるグリコールエーテル類の許容濃度は表
8,9の通りであり、プロピレン系グリコールエーテル
は安全性が高いことがわかる。
【0091】
【表8】 (注)NOEL:NO OBSERVABLE EFF
ECT LEVEL
【0092】
【表9】 *:CH3OCH2CH2OH **:C25OCH2CH2OH ***:CH3OCH2CH(CH3)OH (注)( )内は、メーカーの薦める数字
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 183/04 C09J 183/04 183/12 183/12 (72)発明者 松井 智波 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 群馬事業所内 (72)発明者 木村 憲一 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 群馬事業所内 (56)参考文献 特開 平3−17158(JP,A) 特開 平4−253768(JP,A) 特開 平9−227780(JP,A) 特開 平10−168320(JP,A) 特開 平10−316858(JP,A) 特開 平11−209620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/00 - 83/16 C08G 77/00 - 77/62 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサン 100重量部 【化1】 (B)1分子中に2個以上のプロピレングリコールモノメチルエーテル基を有す る加水分解性シラン又はその部分加水分解物 1〜30重量部 (C)無機充填剤 10〜200重量部 を含有してなることを特徴とする室温硬化性オルガノポ
    リシロキサン組成物。
  2. 【請求項2】 (B)成分が、下記一般式(2)で示さ
    れる加水分解性シラン又はその部分加水分解物である請
    求項1記載の組成物。 【化2】 (式中、R1は置換又は非置換の1価炭化水素基、bは
    0〜2の整数である。)
  3. 【請求項3】 (C)成分の無機充填剤が、融点又は軟
    化点が100℃以上の処理剤により処理された炭酸カル
    シウムである請求項1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (C)成分の炭酸カルシウムの平均一次
    粒径が0.01〜0.2μmである請求項3記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 (C)成分の処理剤による処理量が、炭
    酸カルシウムに対して1〜10重量%である請求項3又
    は4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 炭酸カルシウムの処理剤が、ロジン酸、
    不均化ロジン酸、炭素数が21以上の脂肪酸及びシリコ
    ーン樹脂から選ばれる1種又は2種以上である請求項3
    乃至5のいずれか1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 (C)成分の無機充填剤が焼成クレーで
    ある請求項1又は2記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ワーキングジョイント用である請求項1
    乃至7のいずれか1項記載の組成物。
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