JPH1178900A - カート - Google Patents

カート

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JPH1178900A
JPH1178900A JP9243085A JP24308597A JPH1178900A JP H1178900 A JPH1178900 A JP H1178900A JP 9243085 A JP9243085 A JP 9243085A JP 24308597 A JP24308597 A JP 24308597A JP H1178900 A JPH1178900 A JP H1178900A
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JP
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cart
escalator
wheel
handle
operator
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Pending
Application number
JP9243085A
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Inventor
Yasuhiko Eguchi
康彦 江口
Toru Kakehi
亨 懸樋
Heiji Fukutake
平二 福武
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Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1178900A publication Critical patent/JPH1178900A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B5/00Accessories or details specially adapted for hand carts
    • B62B5/04Braking mechanisms; Locking devices against movement
    • B62B5/0404Braking mechanisms; Locking devices against movement automatic
    • B62B5/0428Braking mechanisms; Locking devices against movement automatic braking when supported on a transport belt
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B5/00Accessories or details specially adapted for hand carts
    • B62B5/02Accessories or details specially adapted for hand carts providing for travelling up or down a flight of stairs
    • B62B5/021Accessories or details specially adapted for hand carts providing for travelling up or down a flight of stairs specially adapted for escalators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62BHAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
    • B62B5/00Accessories or details specially adapted for hand carts
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    • B62B5/0404Braking mechanisms; Locking devices against movement automatic
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    • B62B5/00Accessories or details specially adapted for hand carts
    • B62B5/04Braking mechanisms; Locking devices against movement
    • B62B5/0457Braking mechanisms; Locking devices against movement by locking in a braking position
    • B62B5/0461Braking mechanisms; Locking devices against movement by locking in a braking position with positive engagement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカレータ上で確実にブレーキが掛かった
状態となるカートのブレーキを提供し、エスカレータ上
のカートの落下を抑えることにある。 【解決手段】 カート1は、エスカレータに進入した後
エスカレータとともに昇降するカートであって、カート
本体2と、前後輪4,5と、手動ブレーキ機構と、自動
ブレーキ機構とを備えている。前後輪4,5はカート本
体2に装着される。手動ブレーキ機構は操作者の操作に
より後輪を制御する。自動ブレーキ機構はエスカレータ
上に後輪5が接地しているときに自動的に後輪の回転を
規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カート、特に空港
で使用されるエスカレータにより昇降可能なカートに関
する。
【0002】
【従来の技術】空港では、大きなトランクやバッグ等の
荷物を移動させるための補助具として、手押しのカート
が用意されている。航空機の乗客は、このカートに荷物
を載せて、空港内を移動する。空港内には数多くのエス
カレータがあるため、カートの利用者がカートと共にエ
スカレータを利用することができれば便利である。
【0003】しかし、エスカレータは途中から傾斜して
各ステップ間に段差が生じるため、エスカレータに載っ
たカートの位置によっては傾斜時にカートが落下する恐
れがある。エスカレータの構造上カートの落下は避けら
れないといえる。このカートの落下を抑える手段とし
て、カートがエスカレータ上で傾斜したときにエスカレ
ータのステップ上に接地し得る落下防止部材を設けるこ
とが考えられる。これにより、ステップの後端にカート
の車輪が載って傾斜時にカートが落下するようなときに
も、ステップに落下防止部材が接地してそれ以上のカー
トの落下を抑えることができる。
【0004】このような落下防止部材を備えたカート
が、実開平6−60576号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにカートに
落下防止部材が設けられ連続した落下が抑えられるよう
になっても、より落下を抑えて安全性を高めるために
は、カートがエスカレータ上にあるときにブレーキが掛
かっている状態にあることが望ましい。実開平6−60
576号公報に開示されているカートに代表されるよう
に、一般に、空港のカートのブレーキは手押しハンドル
の上下動に連動してオン・オフする。手押しハンドルを
上下中間位置に戻すか、あるいはハンドルを離すかする
とブレーキがオン(掛かった状態)になり、ハンドルを
上方あるいは下方に動かせばブレーキがオフとなる。し
たがって、操作者は、エスカレータに進入するまではオ
フであったブレーキを、エスカレータ進入後に、ハンド
ルの位置を中間位置に戻すあるいは手押しハンドルを離
すことによってオンにしなければならない。
【0006】しかし、エスカレータの構造上カートのス
テップ1段分の落下は避けられない。そして、カートが
落下するときには、人間の心理として、ハンドルを握っ
てしまう傾向にある。このため、ハンドルが中間位置か
ら上下どちらかに移動してブレーキが解除される恐れが
ある。特に、エスカレータ上ではカートが傾斜状態とな
るため、ハンドルを握ったままハンドルを中間位置に保
持してブレーキを掛け続けることは難しい。
【0007】また、エスカレータ上でカートが傾斜状態
となると、上りのエスカレータではハンドルが操作者に
近づき、下りのエスカレータではハンドルが操作者から
離れる。このようなときには操作者がステップ移動を余
儀なくされ、ハンドルを握り続けていればブレーキが解
除されてしまう可能性が大きい。本発明の課題は、エス
カレータ上で確実にブレーキが掛かった状態となるカー
トのブレーキを提供し、エスカレータ上のカートの落下
を抑えることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカート
は、エスカレータに進入した後エスカレータとともに昇
降するカートであって、カート本体と、車輪と、手動ブ
レーキ機構と、自動ブレーキ機構とを備えている。車輪
はカート本体に装着される。手動ブレーキ機構は操作者
の操作により複数の車輪のうち少なくとも1つを制御す
る。自動ブレーキ機構はエスカレータ上に車輪が接地し
ているときに自動的に複数の車輪のうち少なくとも1つ
を制御する。
【0009】ここでは、従来のカートが採用している手
動ブレーキ機構の他に、エスカレータ上にあるときに自
動的に複数の車輪のうち少なくとも1つを制御する自動
ブレーキ機構を設けている。このため、カートがエスカ
レータに進入すると、操作者の操作に関係なく、自動的
にブレーキが掛かる。このため、カートの落下や操作者
に対するカートの相対移動などが操作者に与える恐怖や
不安等の心理的な要因によって手動ブレーキ機構の操作
ミスが生じた場合にも、自動ブレーキ機構によりブレー
キが自動的に掛かった状態となるのでカートの落下が抑
えられる。
【0010】請求項2に記載のカートは、請求項1に記
載のカートにおいて、自動ブレーキ機構は、検知プレー
トと、係止部と、規制部材とを有している。検知プレー
トは、カート本体に相対移動可能に装着され、通常の床
面上にあるときには床面に接地し、エスカレータ上にあ
るときにはエスカレータのステップ面の溝にはまる。係
止部は検知プレートに連動する。規制部材は、検知プレ
ートがエスカレータのステップ面の溝にはまるときに、
係止部と係合して車輪の回転を規制する。
【0011】ここでは、エスカレータのステップ面の溝
にはまり得る検知プレートを利用してエスカレータ上に
あることを検知し、検知プレートが溝にはまる動きによ
って車輪の動きを規制している。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態における空港
用カートを図1に示す。カート1は、空港においてトラ
ンク等の荷物を移動させるために利用するものである。
このカート1は、主として、カート本体2と、ハンドル
3と、前輪4と、2つの後輪5と、前輪落下緩和装置6
と、各後輪5に装着される後輪落下緩和装置8と、自動
ブレーキ機構と、手動ブレーキ機構とから構成されてい
る。図1の方向D1は、カート1の進行方向を表してい
る。以後、説明中に表記する「前後方向」、「左右方
向」は、この進行方向D1を基準に定義されるものとす
る。前輪4と後輪5との前後方向の距離(ホイールベー
ス)は、エスカレータのステップ間の距離の2倍に合わ
せて、800mmとしている。左右の後輪5の間の距離
は600mm、ハンドル3を含めた全長は1300mm
である。なお、本カート1は、25度・R5000仕様
のエスカレータに対応したものである。
【0013】カート本体2は、図2〜図4に示すよう
に、主として、メインフレーム21と、荷台後部フレー
ム22と、荷台下部フレーム23と、荷台前部フレーム
24とから構成される。メインフレーム21は、第1及
び第2水平部21a,21gと、第1〜第5傾斜部21
b〜21fと、垂直部21hとから形成されている。第
1水平部21aは、カート1の最前部において左右方向
に延びる部分である。第1〜第5傾斜部21b〜21f
は、第1水平部21aの左右両端部から後方に向かって
左右に広がるように延びている部分である。第1傾斜部
21bは第1水平部21aの左右両端部から上方に傾斜
して後方に延びている。第2傾斜部21cは第1傾斜部
21bの後端から下方に若干傾斜して後方に延びてい
る。第3傾斜部21dは第2傾斜部21cの後端から上
方に傾斜して後方に延びている。第4傾斜部21eは第
3傾斜部21dの後端から下方に傾斜して後方に延びて
いる。第5傾斜部21fは第4傾斜部21eの後端から
上方に傾斜して後方に延びている。第2水平部21gは
第5傾斜部21fの後端から前後方向に沿って後方に延
びている。垂直部21hは第2水平部21gの上面から
上方に延びている。
【0014】荷台後部フレーム22は、側柱部22a
と、第1及び第2支持部22b,22cとから形成され
ている。側柱部22aは、下端がメインフレーム21に
固定され、左右両側の第5傾斜部21fの前方部分の辺
りから上方且つ後方に向かって延びている。この側柱部
22aと垂直部21hとを利用して、広告等を表示する
側部表示板11が装着されている(図1参照)。第1支
持部22bは両側柱部22aの上端間をつないでいる。
第2支持部22cは両側柱部22aの中央部間をつない
でいる。
【0015】荷台下部フレーム23は、ボトム支持部2
3aと、後部支持部23bとから形成されている。ボト
ム支持部23aは、前後方向に延びる丸棒と左右方向に
延びる丸棒とから構成されており、左右両第3傾斜部2
1d及び両第4傾斜部21eに固定されている。後部支
持部23bはボトム支持部23aの後端から上方かつ後
方に延びている。
【0016】荷台前部フレーム24は、前部支持部24
aと、固定部24bとから形成される。固定部24bは
左右両第4傾斜部21eに固定されている。前部支持部
24aは、門形であり、固定部24bにバネ付のヒンジ
により支持されている。この前部支持部24aは、固定
部24bに対して、図2の点線で示すような位置に相対
回転が可能である。また、前部支持部24aには、図1
に示すような広告等を表示するための前部表示板10が
装着される。
【0017】ハンドル3は、メインフレーム21に固定
される連結部33と、第1及び第2ハンドル部31,3
2とから構成されている。連結部33は左右両垂直部2
1hの上端に固定される。第1ハンドル部31は、左右
の両連結部33をつないで、左右方向に水平に延びてい
る。第2ハンドル部32は、連結部33から後方に延び
ており、後方にいくにしたがって膨らむような長円形状
である。すなわち、この第2ハンドル部32の上側部分
32aは後方に且つ上方に延びている。なお、図1にお
いて、床面からハンドル3の最上部までの高さは950
mm、両第2ハンドル部の後端間の距離は700mmで
ある。
【0018】前輪4は、双輪のキャスターであり、図5
及び図7に示すように、固定部4aと2つのタイヤ4b
とから構成されている。前輪4は、後述するサポートプ
レート61に装着され、カート本体2に対して垂直軸を
中心に回転可能である。前輪落下緩和装置6は、図5〜
図7に示すように、主として、サポートプレート61
と、2つの第1オイルダンパー64と、第1軸65と、
第1及び第2アーム68,71と、第1及び第2係止部
材73,75とから構成されている。
【0019】サポートプレート61は、両端がメインフ
レーム21の第2傾斜部21cに固定されている。この
サポートプレート61の中央下部には前輪4が配置され
ており、前輪4の固定部4aがボルト62によってサポ
ートプレート61に固定されている。サポートプレート
61の中央付近前端部から上方に延びるように、中心軸
O−Oに対称に、2つの連結プレート63がサポートプ
レート61に装着されている。これらの連結プレート6
3には孔が設けられている。
【0020】第1オイルダンパー64は、左右対称に2
つ備えられており、主として、シリンダー64aと、シ
リンダー側接合部64bと、ピストン64cと、ピスト
ン側接合部64dとから構成されている。シリンダー側
接合部64bは、シリンダー64aの進行方向D1側の
端部に装着されており、連結プレート63とピン接合し
ている。ピストン側接合部64dは、ピストン64cの
進行方向D1側と反対側の端部に装着されており、後述
する連結プレート65aとピン接合している。
【0021】第1軸65は両端部が回転可能に軸支持部
材66に支持されている。軸支持部材66は、サポート
プレート61の下面に固定されている。図5及び図7に
示すように、第1軸65の中央付近から上方に延びるよ
うに、中心軸O−Oに対称に、2つの連結プレート65
aが第1軸65に回転不能に固定されている。連結プレ
ート65aの上部分であって第1軸65の軸中心とずれ
た位置には、第1オイルダンパー64のピストン側接合
部64dとピン接合するための孔が形成されている。第
1軸65の軸支持部材66よりも外側の部分には、第1
ギア67及び第1アーム68が固定されている。
【0022】第1アーム68は、一端が第1軸65の端
部に固定され、図6に示すように前輪4の後ろ側に延び
ている。第3軸72は、左右両第1アーム68の他端を
つないでおり、第1アーム68に回転可能に支持されて
いる。第3軸72の左右両端付近には、ゴム等からなる
第1係止部材73が装着されている。第1係止部材73
は、その外径が第3軸72の外径よりも大きい。図6に
示すように、第1係止部材73の下端は、床面上に前輪
4が接地しているときには、前輪4の下端よりも若干高
い位置にある。
【0023】第2アーム71は、一端が第2軸69に固
定され、図6に示すように前輪4の前側に延びている。
第2軸69は軸支持部材66に支持されている。第2軸
69に固定されている第2ギア70は、図5及び図6に
示すように、第1ギア67と噛み合った状態にある。し
たがって、第1アーム68が第1軸65を中心として円
弧の描いて移動すると、第1軸65が回転し、第1及び
第2ギア67,70により回転が伝達され、第2軸69
が回転して、第2アーム71が第2軸69を中心として
円弧の描いて移動する。この移動後の一例を、図6にお
いて点線で表す。また、逆に、第2アーム71が第2軸
69を中心として円弧の描いて移動すると、第2軸69
が回転し、第2及び第1ギア70,67により回転が伝
達され、第1軸65が回転して、第1アーム68が第1
軸65を中心として円弧の描いて移動する。第4軸74
は、左右両第2アーム71の他端をつないでおり、第2
アーム71に回転可能に支持されている。第4軸74の
両端付近には、ゴム等からなる第2係止部材75が装着
されている。
【0024】第2係止部材75は、その外径が第4軸7
4の外径よりも大きい。図6に示すように、第2係止部
材75の下端は、床面上に前輪4が接地しているときに
は、前輪4の下端よりも若干高い位置にある。なお、第
1及び第2アーム68,71が図6の実線で示す状態か
ら点線で示す状態に開くと、第1軸65が回転し、連結
プレート65aとピストン側接合部64dとの接合ポイ
ントが前方かつ下方に移動する。これにより、第1オイ
ルダンパー64が上下方向に傾くとともに、ピストン6
4cとシリンダー64aとが相対移動する。このとき、
ピストン64cとシリンダー64aとは抵抗を受けなが
ら相対移動するので、第1軸65の回転速度、ひいては
第1及び第2アーム68,71の移動速度が減衰され
る。
【0025】後輪5は、左右両側に1つずつ設けられて
いる。この後輪5は、図8及び図9に示すように、主と
して、固定部51と、ケーシング52と、第5軸53
と、タイヤ54とから構成されている。固定部51はメ
インフレーム21の第2水平部21gの下面に固定され
る。ケーシング52は、主に、水平板52aと、第1側
板52bと、第2側板52cとから構成されている。
【0026】水平板52aは固定部51の下面に固定さ
れている。第1側板52bは水平板52aの外側(図8
の下側)端部から下方かつ後方に延びており、第2側板
52cは水平板52aの内側(図8の上側)端部から下
方かつ後方に延びている。第1側板52bには、図10
又は図12に示すように、長方形の角孔52dが形成さ
れている。第1及び第2側板52b,52cの下端部に
は丸孔が形成されており、第5軸53を回転可能に支持
している。
【0027】第5軸53の両側板52b,52c間には
タイヤ54が固定されている。タイヤ54は、図11又
は図13に示すように、ホイール部54aと、タイヤ部
54bとから構成される。ホイール部54aは、中央部
が第5軸53に固定される円板の外周端から第1側板5
2b側に円筒部分が延びている構造である。このホイー
ル部54aの円筒部分の内周側の空間には、後述するロ
ック用ギア56や環状検知プレート55の内側突出部5
5bが配置される。タイヤ部54bは、ゴムで構成され
ており、ホイール部54aの円筒部分の外周面に固定さ
れる。
【0028】後輪落下緩和装置8は、図8及び図9に示
すように、主として、第2オイルダンパー81と、第3
外側アーム82及び第3内側アーム84と、第3係止部
材87とから構成されている。なお、図1に示すよう
に、後輪カバー9が、第2オイルダンパー81の外側を
覆うように設けられ、メインフレーム21に固定され
る。
【0029】第2オイルダンパー81は、主として、シ
リンダー81aと、シリンダー側接合部81bと、ピス
トン81cと、ピストン側接合部81dとから構成され
ている。シリンダー側接合部81bは、シリンダー81
aの下端に装着されており、第1側板52bよりも外側
で第5軸53に回転可能に連結されている。ピストン側
接合部81dは、ピストン81cの一端に装着されてお
り、第3外側アーム82の上端部とピン接合している。
【0030】第3外側アーム82は、一端がピストン側
接合部64dとピン接合され、そこから図6に示すよう
に後輪の後ろ側に延びている。第3外側アーム82の他
端は第6軸86の端部を支持している。第2外側アーム
82は、両端の間(ピストン側接合部81dとの接合部
分寄りの位置)で、ピン83によって第1側板52bに
回転可能に支持されている。したがって、第2外側アー
ム82は、ピン83を中心として回転可能である。
【0031】第3内側アーム84は、図8に示すよう
に、ピン83と高さ位置及び前後位置が等しい位置にお
いてピン85によって第2側板52cに回転可能に支持
されている。第3内側アーム84の他端は第6軸86の
端部を支持している。第6軸86は、第3外側アーム8
2の端部と第3内側アーム84の端部とをつなぐもの
で、左右方向に水平に延びている。第6軸86の中央部
には、ゴム等からなる第3係止部材87が装着されてい
る。
【0032】第3係止部材87は、その外径が第6軸8
6の外径よりも大きい。図9に示すように、第3係止部
材87の下端は、床面上に後輪5が接地しているときに
は、後輪5の下端よりも若干高い位置にある。なお、第
3外側アーム82及び第3内側アーム84が図9の実線
で示す状態から点線で示す状態に移動すると、第3外側
アーム82とピストン側接合部81dとの接合ポイント
が前方かつ下方に移動する。これにより、第2オイルダ
ンパー81が傾くとともに、ピストン81cとシリンダ
ー81aとが相対移動して圧縮される。このとき、ピス
トン64cとシリンダー64aとは抵抗を受けながら相
対移動するので、第3外側アーム82とピストン側接合
部81dとの接合ポイントの移動速度、ひいては第3係
止部材87の移動速度が減衰される。
【0033】自動ブレーキ機構は、カート1がエスカレ
ータに進入して後輪5がエスカレータのステップ上に載
ったときに後輪5の回転を自動的に規制する機構であっ
て、主として、環状の検知プレート55と、ロック用ギ
ア56とから構成される(図10〜図13参照)。ロッ
ク用ギア56は、図10及び図12に示すように外周に
8つの歯を有しており、内周部が第5軸53に固定され
ている。ロック用ギア56は、タイヤ54と第1側板5
2bとの左右方向の間に配置され、後述する検知プレー
ト55よりも内側(図11及び図13の右側)に配置さ
れる。
【0034】検知プレート55は、タイヤ54と第1側
板52bとの左右方向の間に配置される。検知プレート
55には、第1側板52b側に突出する外側突出部55
aと、タイヤ54側に突出する内側突出部55bと、中
央付近の孔55cとが形成されている。外側突出部55
aは、第1側板52bの角孔52d内に突出している。
内側突出部55bは、ロック用ギア56の外周側に突出
している。図11及び図13に示すように、検知プレー
ト55が第5軸53に対して上下動が可能なように、第
5軸53が孔55cを貫通している。
【0035】図10及び図11に示すように、タイヤ5
4が通常の床面99上を走行しているときには、検知プ
レート55の下端は床面上にある。このときには、外側
突出部55aは角孔52dの上部に位置しており、内側
突出部55bはロック用ギア56の歯の外周端よりも上
側に位置している。また、このとき、第5軸53は孔5
5cの下部を貫通している状態にある。ここでは、タイ
ヤ54及びロック用ギア56は、検知プレート55等に
よる規制は受けず、ケーシング52に支持された状態で
第5軸53とともに自由に回転できる。このように、タ
イヤ54が通常の床面99上を走行しているときには、
自動ブレーキ機構は作動していない状態にあり、後輪5
にブレーキは掛からない。
【0036】タイヤ54がエスカレータ98のステップ
上に載っているときには、図12及び図13に示すよう
に、タイヤ54は、エスカレータ98のステップの溝9
8aの幅よりもタイヤ部54bの幅が広いため、溝98
aにはまらない。一方、検知プレート55の厚みは溝9
8aの幅よりも小さいため、検知プレート55は溝98
aにはまり落ちる。すなわち、検知プレート55は、タ
イヤ54、ロック用ギア56、及び第1側板52bに対
して下方に移動することになる。これにより、外側突出
部55aは角孔52dの下部に移動し、内側突出部55
bはロック用ギア56の歯の間に移動し、また、第5軸
53は孔55cの上部を貫通している状態となる。ここ
では、ロック用ギア56は、内側突出部55b及び外側
突出部55aを介して第1側板52bによって、その回
転が規制されることになる。このロック用ギア56の回
転規制にしたがって、第5軸53及びタイヤ54の回転
も規制される。このように、タイヤ54がエスカレータ
98のステップ上に載っているときには、自動ブレーキ
機構が作動している状態となり、後輪5にブレーキが掛
かる。
【0037】手動ブレーキ機構は、パーキング用の後輪
5に対するブレーキ機構であって、操作者の操作によっ
てオン・オフする。この手動ブレーキ機構は、主とし
て、摩擦ブレーキ部材57と、切り換えレバー58とか
ら構成されている(図8及び図9参照)。切り換えレバ
ー58を切り換えることにより、摩擦ブレーキ部材57
がタイヤ54に摩擦係合している状態と摩擦係合してい
ない状態とが切り換わる。
【0038】なお、本実施形態ではケーシング52に切
り換えレバー58を装着する手動ブレーキ機構を採用し
ているが、切り換えレバーを操作者の手元に配置する構
造としてもよく、また、手動ブレーキ機構の作動・非作
動をハンドルに連動させるような構造としてもよい。次
に、カート1の通常の床面での動きについて説明する。
【0039】通常の床面では、カート1の利用者(操作
者)がハンドル3を握ってカート1を押していく。ここ
では、第1,第2及び第3係止部材73,75,87の
下端が床面よりも若干高い位置にあるので、前輪4及び
後輪5のみが床面に接地した状態でカート1が移動す
る。ここで、ハンドル3のどの部分を握るのかについて
は、ハンドル3の前後方向中間部分を握ることによりエ
スカレータ上における操作者の安全性がより向上するの
で、グリップをハンドル3の前後方向中間部分に設けた
り、注意書きにより後述するエスカレータ上での操作者
及びカート1の姿勢について説明したりして、操作者に
ハンドル3の前後方向中間部分を握らせるように誘導す
ることが望ましい。
【0040】次に、カート1の下りのエスカレータ上で
の動きについて説明する。下りのエスカレータ上におい
て、図14に示すような状態で前輪4及び後輪5がステ
ップS2,S4上に載っているときには、自動ブレーキ
機構の作動による後輪5の回転規制により、カート1は
前後方向にずれない。すなわち、図14に示す状態で、
カート1は落下せずにエスカレータにより運ばれる。ま
た、図14のように前輪4及び後輪5がステップS2,
S4の前後方向中央部分に載っているときには、第2係
止部材75が前輪4が載っているステップS2,S4の
前方部分に接地してカート1の前後移動の規制を補助す
る。
【0041】下りのエスカレータ上において、前輪4及
び後輪5がステップとステップとの間付近に載った場合
には、エスカレータが傾斜するとカート1は図15に示
すような状態となる。すると、カート1は1段下のステ
ップS6,S8に落下し始めて、図16に示すような状
態となる。ここで、ほぼ同時に、第1係止部材73及び
第3係止部材87が最初に前輪4及び後輪5が載ってい
たステップS5,S7に係止する。そして、第1係止部
材73及び第3係止部材87がステップS5,S7に係
止した状態のままでカート1は落下を続けて、1段下の
ステップS6,S8上に前輪4及び後輪5が接地する
(図17参照)。ただし、第1係止部材73及び第3係
止部材87がステップS5,S7に係止した後は、第1
オイルダンパー64及び第2オイルダンパー81によっ
てカート本体2と第1係止部材73及び第3係止部材8
7との相対移動速度が減衰され、カート1の落下速度が
遅くなる。これにより、下りエスカレータにおけるカー
ト1の落下による操作者の不安感や恐怖感が和らぐ。ま
た、前輪4及び後輪5が1段下のステップS6,S8に
接地するときの衝撃も緩和されるため、カート1に積ん
でいる荷物の荷崩れや落下が抑えられる。
【0042】次に、カート1の上りのエスカレータ上で
の動きについて説明する。上りのエスカレータ上におい
て、図18に示すような状態で前輪4及び後輪5がステ
ップS11,S13上に載っているときには、自動ブレ
ーキ機構の作動による後輪5の回転規制により、カート
1は前後方向にずれない。すなわち、図18に示す状態
で、カート1は落下せずにエスカレータにより運ばれ
る。また、図18のように前輪4及び後輪5がステップ
S11,S13の前後方向中央部分に載っているときに
は、第1及び第3係止部材73,87が前輪4及び後輪
5が載っているステップS11,S13の後方部分に接
地してカート1の前後移動の規制を補助する。
【0043】上りのエスカレータ上において、前輪4及
び後輪5がステップとステップとの間に載った場合に
は、エスカレータが傾斜するとカート1は図19に示す
ような状態となる。すると、カート1は1段下のステッ
プS16,S18に落下し始めて、図20に示すよう
に、第2係止部材75は前輪4が最初に載っていたステ
ップS15に係止する。また、このときには、第3係止
部材87が1段下のステップS18に接地する。そし
て、第2係止部材75がステップS15に係止した状態
のままでカート1は落下を続ける。そして、図21に示
すように、前輪4及び後輪5が1段下のステップS1
6,S18に接地する。ただし、第2係止部材75が係
止した後は、第1オイルダンパー64によりカート本体
2と第2係止部材75との相対移動速度が減衰され、カ
ート1の落下速度が遅くなる。これにより、上りのエス
カレータにおけるカート1の落下による操作者の不安感
や恐怖感が和らぎ、また、荷崩れや荷物の落下が抑えら
れる。また、第2オイルダンパー81により、後輪5及
びカート1後部の落下速度が緩和される。
【0044】次に、本実施形態のカート1のエスカレー
タ上での他の有利な効果について説明する。 1)本実施形態のカート1では、各係止部材73,7
5,87は、各アーム68,71,82,84を介し
て、カート本体2に対して各アーム68,71,82,
84とカート本体2との連結部分を中心とする円弧を描
きながら移動する。このため、係止部材73,75,8
7がステップに係止した後のカート1の落下の動きが、
単に落下する場合や滑り落ちる場合と違って、円運動が
混在した動きとなる。したがって、操作者はカート1の
落下が予め決められた動作であるという感触を持ち、カ
ート1の落下が操作者に与える不安感が抑えられる。
【0045】2)下りのエスカレータ上において、カー
ト1が図16に示す状態から図17に示す状態へと落下
するときに、もし第2係止部材75が上方に移動しなけ
れば、前輪4よりも先に1段下のステップS8に第2係
止部材75が接触する。この場合には、前輪4のステッ
プS8への接地による衝撃に加えて第2係止部材75の
ステップS8への接地による衝撃が発生して、カート1
のステップへの接地の動きが複雑となり、操作者の不安
感が大きくなる。
【0046】本実施形態では、第1係止部材73と第2
係止部材75との動きを第1及び第2ギア67,70の
噛み合いによって連動させているため、前輪4がステッ
プS8に接地するときには第2係止部材75はステップ
S8面よりも高い位置に移動する(図17参照)。これ
により、カート1の落下の動きがシンプルなものとな
り、操作者の不安感が抑えられている。
【0047】また、上りのエスカレータ上において、カ
ート1が図20に示す状態から図21に示す状態へと落
下するときについても同様であり、第1係止部材73が
1段下のステップS16に接触する前に前輪4がステッ
プS16に接地する。 3)本実施形態では、各係止部材73,75,87が左
右両側に1つずつ配置されている。したがって、カート
1の進行方向がエスカレータに対して多少傾いた状態で
カート1がエスカレータに進入した場合にも、係止部材
73,75,87のいずれかがステップに係止する確率
が高い。すなわち、カート1が若干傾いた状態でエスカ
レータに進入したとしても、確実に各落下緩和装置6,
8が作動するように設計されている。
【0048】4)本実施形態では、前輪4と後輪5との
間の前後方向の距離をエスカレータのステップ間のスパ
ンの2倍の長さに設定している。もし、この距離がエス
カレータのステップ間のスパンと関係なく設定されてい
ると、下りのエスカレータ上で前輪4が落下し始め第1
係止部材73がステップに係止するタイミングと後輪5
が落下し始め第3係止部材87がステップに係止するタ
イミングとがずれる。これらのタイミングがずれると、
カート1が落下を始めたとき、まず、第1及び第3係止
部材73,87のうちどちらかがステップに係止し、次
いで他方がステップに係止する。すなわち、カート1の
落下の動きが複雑となり、操作者の不安感が大きくな
る。
【0049】しかし、ここでは、前輪4が落下し始める
ときに後輪4が落下し始め、第1係止部材73がステッ
プS7に係止するタイミングと第3係止部材87がステ
ップS5に係止するタイミングとがほぼ一致する(図1
6参照)。このため、カート1の落下の動きがシンプル
なものとなり、操作者の不安感が緩和される。 5)本実施形態のカート1では、従来の空港用カートが
採用している手動ブレーキ機構の他に、エスカレータ上
にあるときに自動的に作動する自動ブレーキ機構が設け
られている。このため、カート1がエスカレータに進入
すると、操作者の操作に関係なく、自動的にブレーキが
掛かる。これにより、エスカレータ上のカート1の安定
性が増している。
【0050】6)本実施形態では、第1ハンドル部31
の両端部から第2ハンドル部32が後方に延びている構
造のハンドル3を採用している。したがって、操作者
は、3面が第1ハンドル部31と2つの第2ハンドル部
32とにより囲まれた場所に位置して、カート1を押す
ことになる。通常の床面を走行させる場合に第2ハンド
ル部32の前後方向中間部分を握っていれば、下りのエ
スカレータにおいては第2ハンドル部32の前後方向後
端部分へと、上りのエスカレータにおいては第2ハンド
ル部32の前後方向前端部分あるいは第1ハンドル部3
1へと握る位置を変えることによって、エスカレータ上
でハンドル3が操作者から遠ざかったり近づいたりして
も操作者がステップ移動をしなくて済む(図14及び図
17参照)。すなわち、操作者が左右両第2ハンドル部
32の間に位置することで、ハンドル3が操作者に対し
て前後方向に移動しても第2ハンドル部32あるいは第
1ハンドル部31のどこかを握ることができる。
【0051】このように、ここではエスカレータ上にお
ける操作者のステップ移動を不要とすることができるの
で、エスカレータ上での操作者の安全性が向上するとと
もに操作者の恐怖感や不安感が緩和される。また、本実
施形態では、第2ハンドル部32の上側部分32aは後
方に且つ上方に延びている。したがって、下りのエスカ
レータにおける第2ハンドル部32の前後方向後端部分
の高さ位置がより操作者に近くなる(図14参照)。こ
のため、下りの傾斜によりハンドル3が操作者から前方
かつ下方に遠ざかっても、操作者がより自然な姿勢で第
2ハンドル部32を握ることが可能である。
【0052】7)本実施形態では、図14〜図21に示
すように、カート本体2のフレーム形状、寸法、及び傾
斜の設定によって、エスカレータ上において常にカート
本体2とエスカレータとの間に隙間を確保している。具
体的には、メインフレーム21の第4傾斜部21e及び
荷台下部フレーム23のボトム支持部23aを、床面上
において後方から前方に向かって上向きに傾斜させてい
る。この傾斜により、カート全体の重心を低く迎えたま
ま、エスカレータ上におけるカート本体2とエスカレー
タとの間の所定の隙間を確保している。
【0053】これにより、エスカレータが傾斜し始める
ときや降り口近くで傾斜がなくなっていくときに、カー
トがステップの角部と接してその接点を支持点としたシ
ーソー状態となる現象の発生を防いでいる。したがっ
て、操作者にカート1のシーソー状態による余計な不安
感を与えることが回避されている。また、荷物の底部と
接するメインフレーム21の第4傾斜部21e及び荷台
下部フレーム23のボトム支持部23aが床面上におい
て後方から前方に向かって上向きに傾斜しているので、
特に下りのエスカレータにおいてカート1が傾斜したと
きに、荷物が移動又は落下したり荷崩れが発生したりす
ることが抑えられる(図14参照)。
【0054】8)本実施形態では、カート本体2の下部
部材であるメインフレーム21に荷台の下部部材として
の役割を兼ねさせている。これにより、構造がシンプル
となり組立性が向上するとともに、部材数が減少して製
造コストが下がっている。 [他の実施形態]上記実施形態では検知プレート55と
ロック用ギア56とから構成される自動ブレーキ機構を
採用しているが、代わりに別の構成の自動ブレーキ機構
を採用してもよい。例えば、後輪5のタイヤ部54bに
エスカレータのステップの溝に対応した溝を設け、タイ
ヤ部54bがエスカレータのステップの溝に落ち込んだ
ときにエスカレータのステップに係止して後輪5の回転
を止めるストッパーをケーシング52に装着してもよ
い。
【0055】
【発明の効果】本発明では、手動ブレーキ機構の他に自
動ブレーキ機構を設けているため、カートがエスカレー
タに進入すると操作者の操作に関係なく自動的にブレー
キが掛かり、手動ブレーキ機構の操作ミスが生じた場合
にもカートの落下が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるカートの側面図。
【図2】カート本体及びハンドルの側面図。
【図3】カート本体及びハンドルの上面図。
【図4】カート本体及びハンドルの正面図。
【図5】前輪及び前輪落下緩和装置の上面図。
【図6】図5のVI−VI矢視図。
【図7】図5のVII −VII 矢視図。
【図8】後輪及び後輪落下緩和装置の上面図。
【図9】前輪及び前輪落下緩和装置の側面図。
【図10】自動ブレーキ機構の状態図。
【図11】図10のXI−XI矢視断面図。
【図12】自動ブレーキ機構の状態図。
【図13】図12のXIII−XIII矢視断面図。
【図14】カートの状態図。
【図15】カートの状態図。
【図16】カートの状態図。
【図17】カートの状態図。
【図18】カートの状態図。
【図19】カートの状態図。
【図20】カートの状態図。
【図21】カートの状態図。
【符号の説明】
1 カート 2 カート本体 3 ハンドル 4 前輪 5 後輪 6 前輪落下緩和装置 8 後輪落下緩和装置 21 メインフレーム 21e 第4傾斜部 31 第1ハンドル部 32 第2ハンドル部 55 検知プレート 56 ロック用ギア(規制部材) 64 第1オイルダンパー 68 第1アーム 71 第2アーム 73 第1係止部材 75 第2係止部材 81 第2オイルダンパー 82 第3外側アーム(第3アーム) 84 第3内側アーム(第3アーム) 87 第3係止部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エスカレータに進入した後エスカレータと
    ともに昇降するカートであって、 カート本体と、 前記カート本体に装着される複数の車輪と、 操作者の操作により前記複数の車輪のうち少なくとも1
    つを制御する手動ブレーキ機構と、 前記エスカレータ上に前記車輪が接地しているときに自
    動的に前記複数の車輪のうち少なくとも1つを制御する
    自動ブレーキ機構と、を備えたカート。
  2. 【請求項2】前記自動ブレーキ機構は、前記カート本体
    に相対移動可能に装着され通常の床面上にあるときには
    床面に接地し前記エスカレータ上にあるときには前記エ
    スカレータのステップ面の溝にはまる検知プレートと、
    前記検知プレートに連動する係止部と、前記検知プレー
    トが前記エスカレータのステップ面の溝にはまるときに
    前記係止部と係合して前記車輪の回転を規制する規制部
    材とを有している、請求項1に記載のカート。
JP9243085A 1997-09-08 1997-09-08 カート Pending JPH1178900A (ja)

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