JPH1176002A - 畳マットレスを有するベッド - Google Patents

畳マットレスを有するベッド

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Publication number
JPH1176002A
JPH1176002A JP28782497A JP28782497A JPH1176002A JP H1176002 A JPH1176002 A JP H1176002A JP 28782497 A JP28782497 A JP 28782497A JP 28782497 A JP28782497 A JP 28782497A JP H1176002 A JPH1176002 A JP H1176002A
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JP
Japan
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mattress
tatami
bed
charcoal
tatami mattress
Prior art date
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Pending
Application number
JP28782497A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Nakajima
克彦 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKASHIMA SHOKAI KK
Original Assignee
NAKASHIMA SHOKAI KK
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Publication date
Application filed by NAKASHIMA SHOKAI KK filed Critical NAKASHIMA SHOKAI KK
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Publication of JPH1176002A publication Critical patent/JPH1176002A/ja
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄処理が容易で、通気性がよく、湿気や臭い
を吸収し、快適に眠ることができる畳マットレスを有す
るベッドを提供する。 【解決手段】ベッドは、ベッド本体と畳マットレスT1
より構成される。畳マットレスT1の内部には、ベニヤ
板で形成された枠体1が設けてある。枠体1の内部に
は、段ボールからなる仕切板21を格子状に縦横に組み
合わせて形成された芯部材2が設けてある。仕切板21
によって区画形成された部分は空所22となっている。
空所22の内部には、不織布222によって包装されて
いる木炭221がそれぞれ収容してある。枠体1の表裏
両側にはチップボード3が配置されている。チップボー
ド3の表面には、多数の通気孔41が形成されたシート
部材4が張り付けてある。上面側のシート部材4には、
畳表5が張設されている。上記各部材の側部を全周にわ
たり覆うようにして縁材6が取り付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マットレスの表面
に畳表を張設した畳マットレスを有するベッドに関する
ものである。更に詳しくは、廃棄処理が容易で、通気性
がよく、湿気や臭いを吸収し、快適に眠ることができる
畳マットレスを有するベッドに関するものである。
【0002】
【従来技術】部屋の洋風化及び高年齢化に伴う寝たきり
老人の増加等により、各家庭、病院、及び宿泊施設でベ
ッドが多く使用されている。従来のベッドは、足のつい
た土台であるベッド本体と、その上にマットレスを備え
ている。マットレスの上にはマットレスカバーやシー
ツ、又は、敷ふとんなどの寝具類を敷いて就寝する。マ
ットレスは、一般に金属製のスプリングとウレタンスポ
ンジで構成されている。また、人を支えるための十分な
強度が必要なので、厚さが10〜17cm程度と分厚く
作られており、重量もかなり重い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来のマットレスを有するベッドには、次のような課
題があった。マットレスを廃棄処分するためには、不燃
物である金属製のスプリングと可燃物であるウレタンス
ポンジとを別々に分別し、廃棄処理しなければならなか
った。しかし、マットレスは、相当な大きさで分厚く作
られているので、マットレスを分解し、分別処理するの
は大変困難である。
【0004】また、マットレスは、上記したように分厚
い構造で主にウレタンスポンジで密に形成されているの
で、通気性が悪く、湿気を一旦吸収してしまうとなかな
か乾燥しにくい。そのため、マットレス自体にカビやダ
ニが発生しやすかった。さらには、就寝中の人体から出
た汗を吸収して、悪臭の発生を招くことがあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記課題を解消するもので、
廃棄処理が容易で、通気性がよく、湿気や臭いを吸収
し、快適に眠ることができる畳マットレスを有するベッ
ドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、ベッド本体と、畳マットレスと、を備えて
おり、上記畳マットレスは、表面に畳表が張設され、内
部に段ボールからなる仕切板を格子状に組み合わせて構
成されており、上記仕切板で区画された箇所には空所が
設けてあることを特徴とする、畳マットレスを有するベ
ッドである。
【0007】第2の発明にあっては、ベッド本体と、畳
マットレスと、を備えており、上記畳マットレスは、表
面に畳表が張設され、内部に段ボールからなる仕切板を
格子状に組み合わせて構成されており、上記仕切板で区
画された箇所には空所が設けてあり、上記空所には木炭
が収納してあることを特徴とする、畳マットレスを有す
るベッドである。
【0008】第3の発明にあっては、ベッド本体と、畳
マットレスと、を備えており、上記畳マットレスは、表
面に畳表が張設され、内部に段ボールからなる仕切板を
格子状に組み合わせて構成されており、上記仕切板で区
画された箇所には空所が設けてあり、上記空所には通気
可能な包装体により包装された木炭が収納してあること
を特徴とする、畳マットレスを有するベッドである。
【0009】第4の発明にあっては、ベッド本体と、畳
マットレスと、を備えており、上記畳マットレスは、平
面視四角形の枠体と、上記枠体の内側に配置してあり、
段ボールからなる仕切板を縦横に組み合わせて形成して
ある芯部材と、上記仕切板により区画形成された所要数
の空所と、上記空所に収納してあり通気可能な包装体に
より包装された木炭と、上記枠体の表裏両側に設けてあ
る通気可能な補強部材と、上記補強部材の表面に貼付し
てある通気可能なシート部材と、上記シート部材の一方
に畳表が設けてあることを特徴とする、畳マットレスを
有するベッドである。
【0010】第5の発明にあっては、ベッド本体と、畳
マットレスと、を備えており、上記畳マットレスは、表
面に畳表が張設され、内部に発泡プラスチックからなる
芯部材が設けられており、上記芯部材には複数の穴が設
けてあり、上記穴には木炭が収納してあることを特徴と
する、畳マットレスを有するベッドである。
【0011】第6の発明にあっては、ベッド本体と、畳
マットレスと、を備えており、上記畳マットレスは、表
面に畳表が張設され、内部に発泡プラスチックからなる
芯部材が設けられており、上記芯部材には複数の穴が設
けてあり、上記穴には木炭が収納され、各穴は通気手段
によって相互に通気可能であることを特徴とする、畳マ
ットレスを有するベッドである。
【0012】第7の発明にあっては、ベッド本体と、畳
マットレスと、を備えており、上記畳マットレスは、表
面に畳表が張設され、内部に発泡プラスチックからなる
芯部材が設けられており、上記芯部材には複数の穴が設
けてあり、上記穴には通気可能な包装体により包装され
た木炭が収納され、各穴は通気手段によって相互に通気
可能であることを特徴とする、畳マットレスを有するベ
ッドである。
【0013】第8の発明にあっては、ベッド本体と、畳
マットレスと、を備えており、上記畳マットレスは、複
数の穴が設けられた平面視四角形の発泡プラスチックか
らなる芯部材と、上記穴に収納してあり通気可能な包装
体により包装された木炭と、上記芯部材の表裏側に設け
てある補強部材と、上記補強部材のうちの一方の外面に
設けてある畳表と、上記補強部材のうちの他方の外面に
設けてあるシート部材と、を備えており、上記各穴は通
気手段によって相互に通気可能であり、上記畳表に設け
られた補強部材は通気可能に形成されていることを特徴
とする、畳マットレスを有するベッドである。
【0014】第9の発明にあっては、上記発泡プラスチ
ックは、発泡ポリスチレンであることを特徴とする、第
5、6、7または8の発明に係るの畳マットレスを有す
るベッドである。
【0015】(作 用)本発明に係る畳マットレスは、
金属製のスプリングのような不燃物を含まないので、分
別して廃棄処理する手間がかからない。
【0016】空所が設けられている畳マットレスは、通
気性が良いので、ウレタンスポンジで密に形成された従
来のマットレスに比べ、マットレス自体にカビやダニが
発生しにくい。
【0017】空所又は穴に木炭が収納してある畳マット
レスは、多孔質で吸着性に富む木炭に、湿気を吸収し湿
度を調節する効果及び脱臭効果等があるため、以下のよ
うな効果を生じる。 木炭の吸湿効果により、寝具類に含まれた湿気及び
人体から出た汗を吸収することができる。 マットレスの湿気を木炭が吸収するので、マットレ
ス自体にカビやダニが発生するのを防ぐことができる。 就寝中の人体から出た汗を吸収して悪臭が発生して
も、木炭の脱臭作用により嫌な臭いを除去することがで
きる。
【0018】ところで、上記の「汗を吸収する効果」
を効率的に行わせるためには、人体の投影部分即ちマッ
トレスの中央に穴を集中的に設けた方が良い。しかし、
穴を集中的に設けると、中央部分の芯部材の強度が脆弱
となり、マットレスが人の荷重に耐えられなくなる恐れ
がある。そこで、穴を中央だけでなくマットレス全体に
分散させれば良いが、そうすると逆に汗を吸収する効率
が低下してしまう。
【0019】各穴が通気手段によって相互に通気可能で
ある畳マットレスは、上記の問題を解決することができ
る。その理由は、分散した穴に設けられた木炭は、中央
の穴の木炭の効果を通気手段を通して補うことができる
からである。
【0020】木炭が通気可能な包装体により包装されて
いる畳マットレスは、木炭の吸湿効果及び脱臭効果等を
妨げず、空所又は穴から木炭の粉が漏出しにくい。した
がって、布団類が木炭の粉で汚れることを防止できる。
また、寝返り等でマットレスが振動しても、空所又は穴
内の木炭は移動しにくいので、音の発生を防止すること
ができる。そのため、睡眠の妨げとならない。
【0021】木炭を収納した空所が通気可能な補強部材
及び通気可能なシート部材を介して外気と通気可能とな
っている畳マットレスには、木炭の効果が損なわれるこ
とがない。
【0022】木炭を収納した穴が通気可能な補強部材を
介して外気と通気可能となっている畳マットレスは、木
炭の効果が損なわれることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は畳マットレスを有するベ
ッドの実施の形態を示す側面図である。図2は上記畳マ
ットレスの第1の実施の形態を示す一部を切り欠いた斜
視図である。ベッドは、支脚を有するベッド本体Bと、
その上に敷いてある畳マットレスT1を備えている。畳
マットレスT1の上にはマットレスカバーやシーツ、ま
たは、敷ふとんなどの寝具類Fを敷いて使用する。
【0024】上記畳マットレスT1のサイズは、厚さが
10〜17cm、縦幅が195cm、横幅が92〜12
0cmである(図2参照)。畳マットレスT1の内部に
は、ベニヤ板で形成された平面視四角形の枠体1が設け
てある。枠体1の内部には、段ボールからなる仕切板2
1を格子状に縦横に組み合わせて形成された芯部材2が
設けてある。仕切板21によって区画形成された部分は
空所22となっている。
【0025】空所22は桝目状に形成され、マットレス
T1の全体に均等に配設されている。空所22の内部に
は、通気可能な包装体である不織布222によって包装
されている木炭221がそれぞれ収容してある。木炭2
21は、相互の隙間を空気が通りやすいように細片状に
形成されている。そのため、空所22内に大きな木炭の
塊をひとつ入れる場合と比べ、木炭221は、全体とし
て表面積が大きく、通気性がよく、吸湿性、脱臭性にも
優れている。
【0026】上記枠体1の表裏両側には補強部材である
チップボード3、3が配置されている。空所22は、こ
のチップボード3、3によって上下方向から挟み込まれ
ている。チップボード3、3は木材を細かく切ったもの
を圧縮し、接着して固めたものである。
【0027】チップボード3、3には、多数の通気孔3
1が形成されている。チップボード3、3の表面には、
シート部材4、4が張り付けてある。シート部材4、4
には多数の通気孔41が形成されている。上面側のシー
ト部材4には、藺草で形成された畳表5が張設されてい
る。また、上記各部材の側部を全周にわたり覆うように
して縁材6が取り付けてある。
【0028】上記構造によれば、マットレスT1は全体
的に通気性を有している。すなわち、外気は畳表5から
シート部材4の通気孔41、チップボード3の通気孔3
1を通って、木炭221が収容してある空所22と通気
可能である。これにより、木炭221が備えている、吸
湿性、脱臭性が十分に発揮される。
【0029】なお、上記に示すマットレスT1を構成す
る各構成部材は、接着剤によって取り付けられている。
枠体1は、上記ベニヤ板の他、チップボード、プラスチ
ック等で形成されたものが使用できるが、ベニヤ板やチ
ップボードのように、焼却処理をしても有害なガスが発
生しない石油化学製品以外で得られた材料のものが望ま
しい。補強部材も同様に、軽量で所要の強度を有するも
のであれば、焼却処理をしても有害なガスが発生しない
石油化学製品以外で得られた材料のものが望ましい。シ
ート部材は、例えばポリプロピレン、不織布、紙等で形
成されたものであるがそれらに限定されるものではな
い。
【0030】(作 用)図1、図2を参照して本発明の
第1の実施の形態の作用を説明する。マットレスT1
は、従来のマットレスのように不燃物である金属製のス
プリングを含まないので分別して廃棄処理する必要がな
く、焼却処理する場合も有害ガスが発生することがな
い。また、マットレスT1の内部には、空隙部が多く、
更に木炭221が収納されているので、畳などと比較し
て燃えやすく、焼却処理しやすいという利点もある。
【0031】マットレスT1の内部は段ボールからなる
仕切板21を縦横に組み合わせて形成した芯部材2によ
って主に構成され、マットレスT1の厚さは10〜17
cmと従来のマットレスと同じである。そのため、畳床
の約3、4倍の厚みがあり、従来の一般的な厚手のマッ
トレス用のベッド本体をそのまま使用することができ、
ベッドの使用感を損なうことがない。
【0032】マットレスT1は木炭221の効果により
吸湿性、脱臭性を有している。特に湿気の多い熱帯夜は
じめじめとして非常に寝苦しいが、寝具類に含まれた湿
気を木炭が吸収するので、快適に眠ることができる。ま
た、マットレスT1内部の湿気を木炭221が吸収する
ので、マットレスT1自体にカビやダニが発生するのを
防ぐことができる。さらに、就寝中の人体から出た汗を
吸収し悪臭が発生しても、木炭221の脱臭作用により
嫌な臭いも除去される。
【0033】なお、木炭221は、均等にマットレス全
体に配設されている。そのため、マットレスT1の隅々
まで木炭221の吸湿効果及び脱臭効果等が行き渡る。
【0034】木炭221は通気可能な包装体である不織
布222によって包装されている。そのため、外気と通
気が可能なので木炭221の吸湿効果、脱臭効果等が妨
げられない。また、木炭221の粉は不織布222内か
ら漏出しにくく、布団類を汚すことを防止できる。さら
に、寝返り等で畳マットレスT1が振動しても、木炭2
21は包装されているので、木炭221が空所22内を
移動せず音が発生しにくい。そのため、睡眠の妨げとな
らない。
【0035】マットレスT1は、段ボールからなる仕切
板21により区画形成された空所22が多数設けられ、
空所22の上下にはチップボード3が配置されている。
そのため、人が乗ることによってマットレスT1にかか
る上方向からの応力は、組み合わされた仕切板21によ
って四方に分散されるので、マットレスとしての耐衝撃
性に優れ、耐久性が高い。
【0036】図3はマットレスの第2の実施の形態を示
す一部を切り欠いた斜視図である。符号T2は第2の実
施の形態を示すマットレスである。マットレスT2は図
1に示すマットレスT1と同様にベッド本体B及び寝具
類Fと共に使用する。なお、図3において、図2で示す
ものと同一または同等の箇所には、同一の符号を付して
示している。また、上記第1の実施の形態で示してある
箇所については、説明を省略し、相異点を主に説明す
る。
【0037】マットレスT2のサイズは、マットレスT
1と同様、厚さが10〜17cm、縦幅が195cm、
横幅が92〜120cmである。マットレスT2の内部
には、発泡ポリスチレンからなる平面視四角形の芯部材
7が設けてある。芯部材7には、縦横方向に共に3列、
計9ヶの穴71が均等に設けられている。
【0038】穴71は、直方体に形成され、その内部に
は、不織布222によって包装されている上記した木炭
221がそれぞれ収容してある。また、各穴71、71
間は、縦方向に2本、横方向に3本の通気手段である通
気路72が形成されており、これによって互いに通気可
能となっている。通気路72は1cm前後の深さで、そ
の断面が半円形に形成されている。勿論、断面を方形、
三角形等、種々の形状にしても構わない。上記芯部材7
の裏側にはチップボード8が配置されている。チップボ
ード3の外面には畳表5が、チップボード8の外面には
シート部材9が設けられている。
【0039】上記構造によれば、マットレスT2は上面
方向及び側面方向に通気性を有している。すなわち、上
面方向からの外気は畳表5からチップボード3の通気孔
31を通って、直接木炭221が収容してある穴71
と、又は通気路72を通って間接的に穴71と通気可能
である。さらに、側面方向からの外気は通気路72を通
って、穴71と通気可能である。これにより、木炭22
1が備えている吸湿性、脱臭性が十分に発揮される。な
お、マットレスT2を構成する各部材は綴じ糸により縫
合せられている。
【0040】マットレスT2は、その厚さを3〜5cm
と薄く形成しても構わない。その場合には、チップボー
ド3、8の厚さを1〜1.5cm、発泡ポリスチレンの
厚さを1.5〜3cmとする。
【0041】(作 用)図3を参照して本発明の第2の
実施の形態の作用を説明する。なお、第1の実施の形態
で示した作用のうち同様のものは省略する。就寝中の人
体から出た汗を木炭221が効率的に吸収するために
は、人体の投影部分即ちマットレスT2の中央に穴71
を集中的に設けた方が良い。しかし、穴71を集中的に
設けると、芯部材7の強度が脆弱となり、マットレスT
2が人の荷重に耐えられなくなる恐れがある。
【0042】そのため、穴71を図5のようにマットレ
スT2全体に分散させることで、芯部材71の強度を向
上させた。穴71を分散させることで、汗を吸収する効
率が低下するが、各穴71、71間に通気路72を設け
ることで、その問題を解消した。
【0043】すなわち、中央以外に設けられた穴71
は、中央に設けられた穴71と通気路72によって互い
に通気可能となっているため、中央の穴71に設けられ
た木炭221の吸収効率を補うことができる。よって、
穴71を中央に集中的に設けた場合と同様に、効率的に
汗を吸収することができる。さらに、木炭221がマッ
トレスT2全体に分散しているので、人が寝返りを打っ
てマットレスT2の中央からずれても、汗を吸収する効
率は低下しないという利点もある。
【0044】なお、通気手段は通気路72のような形態
のみに限定するものではなく、例えば各穴71、71間
を通気孔により連通させることもできる。本明細書で使
用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであ
って、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述さ
れた特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する
意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々
の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a) 本発明に係る畳マットレスは、主に段ボール又
は発泡プラスチックから形成されており、金属製のスプ
リング等の不燃物を含まないので、分別して廃棄処理す
る手間がかからない。
【0046】(b) 空所が設けられている畳マットレ
スは、通気性が良いので、ウレタンスポンジで密に形成
された従来のマットレスに比べ、マットレス自体にカビ
やダニが発生しにくい。
【0047】(c) 空所又は穴に木炭が収納してある
畳マットレスは、多孔質で吸着性に富む木炭に、湿気を
吸収し湿度を調節する効果及び脱臭効果等があるため、
以下のような効果を生じる。 木炭の吸湿効果により、寝具類に含まれた湿気及び人
体から出た汗を吸収することができる。 マットレスの湿気を木炭が吸収するので、マットレス
自体にカビやダニが発生するのを防ぐことができる。 就寝中の人体から出た汗を吸収して悪臭が発生して
も、木炭の脱臭作用により嫌な臭いを除去することがで
きる。
【0048】(d) 各穴が通気手段によって相互に通
気可能である畳マットレスにあっては、人体から出た汗
を吸収する効率を低下させることなく、マットレスの強
度も維持することができる。すなわち、マットレスの強
度を維持するために分散させた各穴を、通気手段によっ
て相互に通気可能とすることで、各穴に設けられた木炭
は相互に木炭の効果を補い、汗を吸収する効率は低下す
ることがない。
【0049】(e) 木炭が通気可能な包装体により包
装されている畳マットレスは、木炭の吸湿効果及び脱臭
効果等を妨げず、空所又は穴から木炭の粉が漏出しにく
い。したがって、布団類が木炭の粉で汚れることを防止
できる。また、寝返り等でマットレスが振動しても、空
所又は穴内の木炭は移動しにくいので、音の発生を防止
することができる。そのため、睡眠の妨げとならない。
【0050】(f) 木炭を収納した空所が通気可能な
補強部材及び通気可能なシート部材を介して外気と通気
可能となっている畳マットレスは、木炭の効果が損なわ
れることがない。
【0051】(g) 木炭を収納した穴が通気可能な補
強部材を介して外気と通気可能となっている畳マットレ
スは、木炭の効果が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る畳マットレスを有するベッドの実
施の形態を示す側面図である。
【図2】畳マットレスの第1の実施の形態の構図を示す
一部を切り欠いた斜視図である。
【図3】畳マットレスの第2の実施の形態の構図を示す
一部を切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
B ベッド本体 F 寝具類 T1、T2 畳マットレス 1 枠体 2 芯部材 21 仕切板 22 空所 221 木炭 222 不織布 3 チップボード 31 通気孔 4 シート部材 41 通気孔 5 畳表 6 縁材 7 芯部材 71 穴 72 通気路 8 チップボード 9 シート部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T1)と、を備えており、 上記畳マットレス(T1)は、表面に畳表(5) が張設され、
    内部に段ボールからなる仕切板(21)を格子状に組み合わ
    せて構成されており、 上記仕切板(21)で区画された箇所には空所(22)が設けて
    あることを特徴とする、畳マットレスを有するベッド。
  2. 【請求項2】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T1)と、を備えており、 上記畳マットレス(T1)は、表面に畳表(5) が張設され、
    内部に段ボールからなる仕切板(21)を格子状に組み合わ
    せて構成されており、 上記仕切板(21)で区画された箇所には空所(22)が設けて
    あり、 上記空所(22)には木炭(221) が収納してあることを特徴
    とする、 畳マットレスを有するベッド。
  3. 【請求項3】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T1)と、を備えており、 上記畳マットレス(T1)は、表面に畳表(5) が張設され、
    内部に段ボールからなる仕切板(21)を格子状に組み合わ
    せて構成されており、 上記仕切板(21)で区画された箇所には空所(22)が設けて
    あり、 上記空所(22)には通気可能な包装体により包装された木
    炭(221) が収納してあることを特徴とする、 畳マットレスを有するベッド。
  4. 【請求項4】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T1)と、を備えており、 上記畳マットレス(T1)は、 平面視四角形の枠体(1) と、 上記枠体(1) の内側に配置してあり、段ボールからなる
    仕切板(21)を縦横に組み合わせて形成してある芯部材
    (2) と、 上記仕切板(21)により区画形成された所要数の空所(22)
    と、 上記空所(22)に収納してあり通気可能な包装体により包
    装された木炭(221) と、上記枠体(1) の表裏両側に設け
    てある通気可能な補強部材と、 上記補強部材の表面に貼付してある通気可能なシート部
    材(4) と、 上記シート部材(4)の一方に畳表(5)が設けてあることを
    特徴とする、 畳マットレスを有するベッド。
  5. 【請求項5】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T2)と、を備えており、 上記畳マットレス(T2)は、表面に畳表(5) が張設され、
    内部に発泡プラスチックからなる芯部材(7)が設けられ
    ており、上記芯部材(7)には複数の穴(71)が設けてあ
    り、 上記穴(71)には木炭(221) が収納してあることを特徴と
    する、 畳マットレスを有するベッド。
  6. 【請求項6】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T2)と、を備えており、 上記畳マットレス(T2)は、表面に畳表(5) が張設され、
    内部に発泡プラスチックからなる芯部材(7)が設けられ
    ており、上記芯部材(7)には複数の穴(71)が設けてあ
    り、 上記穴(71)には木炭(221) が収納され、各穴(71)は通気
    手段(72)によって相互に通気可能であることを特徴とす
    る、 畳マットレスを有するベッド。
  7. 【請求項7】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T2)と、を備えており、 上記畳マットレス(T2)は、表面に畳表(5) が張設され、
    内部に発泡プラスチックからなる芯部材(7)が設けられ
    ており、上記芯部材(7)には複数の穴(71)が設けてあ
    り、 上記穴(71)には通気可能な包装体(222)により包装され
    た木炭(221)が収納され、各穴(71)は通気手段(72)によ
    って相互に通気可能であることを特徴とする、 畳マットレスを有するベッド。
  8. 【請求項8】 ベッド本体(B) と、 畳マットレス(T2)と、を備えており、 上記畳マットレス(T2)は、複数の穴(71)が設けられた平
    面視四角形の発泡プラスチックからなる芯部材(7)と、 上記穴(71)に収納してあり通気可能な包装体(222)によ
    り包装された木炭(221)と、 上記芯部材(7) の表裏側に設けてある補強部材(3,8)
    と、 上記補強部材のうちの一方(3)の外面に設けてある畳表
    (5)と、 上記補強部材のうちの他方(8)の外面に設けてあるシー
    ト部材(9)と、を備えており、 上記各穴(71)は通気手段(72)によって相互に通気可能で
    あり、 上記畳表(5)に設けられた補強部材(3)は通気可能に形成
    されていることを特徴とする、 畳マットレスを有するベッド。
  9. 【請求項9】 上記発泡プラスチックは、発泡ポリスチ
    レンであることを特徴とする、 請求項5、6、7または8記載の畳マットレスを有する
    ベッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101025631B1 (ko) * 2010-07-19 2011-03-29 장기룡 황토지지틀이 구비된 황토분말 보료 및 침대

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